1 00:00:16,257 --> 00:00:18,025 4月5日は愛知県の初日。 2 00:00:19,810 --> 00:00:23,214 瀬戸市から尾張地方を巡り 3 00:00:23,214 --> 00:00:26,617 名古屋市まで 聖火がつながれます。 4 00:00:32,206 --> 00:00:40,915 (太鼓の音) 5 00:00:40,915 --> 00:00:45,286 ぬおぉぉ… 突撃じゃあああ!! 6 00:00:45,286 --> 00:00:47,221 ウオオオオオーッ!! 7 00:00:47,221 --> 00:00:49,757 突撃だ 飛信隊!! 8 00:00:49,757 --> 00:00:53,661 この大戦の口火を切るのはっ 俺たちだァァ!! 9 00:00:53,661 --> 00:00:55,863 ウオオオォォォッ!! 10 00:00:55,863 --> 00:00:57,798 うおりゃあっ!! ぐあっ! 11 00:00:57,798 --> 00:00:59,734 ふぁっ!! うっ! 12 00:00:59,734 --> 00:01:07,375 ・~ 13 00:01:07,375 --> 00:01:09,310 はぁっ!! 14 00:01:09,310 --> 00:01:22,490 ・~ 15 00:01:22,490 --> 00:01:26,694 500年の争乱 春秋戦国時代。 16 00:01:26,694 --> 00:01:30,694 百を超えた国々は 七国に淘汰された。 17 00:01:38,139 --> 00:01:41,108 世に言う 「戦国七雄」である。 18 00:01:41,108 --> 00:01:44,779 中華に七人の王が立ち 覇を競ったのだ。 19 00:01:44,779 --> 00:01:46,747 (戦いの声) 20 00:01:46,747 --> 00:01:49,583 500年という あまりに長い動乱に・ 21 00:01:49,583 --> 00:01:55,122 もはや平穏の刻は来ぬと民は絶望した。 22 00:01:55,122 --> 00:01:58,559 しかし 紀元前246年・ 23 00:01:58,559 --> 00:02:03,998 中華西端の国・秦に「運命の王」が即位した。 24 00:02:03,998 --> 00:02:07,234 その人こそ 後の「始皇帝」・ 25 00:02:07,234 --> 00:02:11,605 第三十一代秦王・[外:50E5299D70EC29E67420640FE3467A9E]政である。 26 00:02:11,605 --> 00:02:16,544 そして もう一人 ひときわ強烈な輝きを放つ者・ 27 00:02:16,544 --> 00:02:19,380 並外れた強さで[外:50E5299D70EC29E67420640FE3467A9E]政を支え・ 28 00:02:19,380 --> 00:02:23,951 「天下の大将軍」を目指す青年・信。 29 00:02:23,951 --> 00:02:30,591 これは 「中華統一」という偉業を 成し遂げるまでの 二人の物語である。 30 00:02:30,591 --> 00:02:33,527 いくぞーっ!! (飛信隊)オオオオオッ!! 31 00:02:33,527 --> 00:02:37,198 俺たちが飛信隊だあぁぁっ!! 32 00:02:37,198 --> 00:02:53,714 ・~ 33 00:02:53,714 --> 00:02:58,486 ・「瞳閉じた夜の中で」 34 00:02:58,486 --> 00:03:03,324 ・「湧き上がる不安と戦い」 35 00:03:03,324 --> 00:03:08,262 ・「あの時夢の中で見た痛みは」 36 00:03:08,262 --> 00:03:13,033 ・「全て対峙するこれからの痛み」 37 00:03:13,033 --> 00:03:18,839 ・「なんで君はなぜ? 僕はなぜ?」 38 00:03:18,839 --> 00:03:23,310 ・「答えは決まっている」 39 00:03:23,310 --> 00:03:30,084 ・「強く大きなもの立ち向かうんだ」 40 00:03:30,084 --> 00:03:32,453 ・「そうさ」 41 00:03:32,453 --> 00:03:37,391 ・「大切なものを守り抜く覚悟」 42 00:03:37,391 --> 00:03:42,129 ・「諦めないことだけ とりえさ」 43 00:03:42,129 --> 00:03:46,967 ・「進んでいく困難を力で向こうへ」 44 00:03:46,967 --> 00:03:53,440 ・「踏む一歩確かめて 立ち向かうよ」 45 00:03:53,440 --> 00:04:06,440 ・~ 46 00:04:13,394 --> 00:04:16,597 もう一月 何も起きねえな…。 47 00:04:16,597 --> 00:04:20,267 いいじゃないか。 みんなには いい休養になって…。 48 00:04:20,267 --> 00:04:22,503 まあ そりゃそうだけどな…。 49 00:04:22,503 --> 00:04:24,438 ・負けんな 田永! 50 00:04:24,438 --> 00:04:27,341 ・田有! お前にかけてんだ しっかりしろ! 51 00:04:27,341 --> 00:04:31,278 飛信隊も千人部隊になって 怖いもんなしだなぁ。 52 00:04:31,278 --> 00:04:35,950 そうですね。 秦も 魏の山陽を取って・ 53 00:04:35,950 --> 00:04:40,321 東郡として軍事拠点を手に入れ 勢いがありますし・ 54 00:04:40,321 --> 00:04:43,123 しばらく他の国も手を出せないでしょう。 55 00:04:43,123 --> 00:04:46,894 ちげえねえ。 (一同)ハハハハハ…。 56 00:04:46,894 --> 00:04:50,194 (河了貂)李牧のことが気になるのか? 57 00:04:53,100 --> 00:04:57,037 (李牧)私が 今の この場所で与えられる警告は・ 58 00:04:57,037 --> 00:05:02,776 戦歴を重ねてきている あなたたちでも 実際のところ・ 59 00:05:02,776 --> 00:05:07,615 戦争の本当の恐ろしさは 分かっていないということです。 60 00:05:07,615 --> 00:05:10,384 …! 61 00:05:10,384 --> 00:05:13,384 <本当の… 恐ろしさ…?> 62 00:05:15,222 --> 00:05:18,092 (渕)信殿ーっ! (信 河了貂)あ…! 63 00:05:18,092 --> 00:05:23,797 東の山中に敵軍が出たそうです! 飛信隊に応援がかかりました! 64 00:05:23,797 --> 00:05:28,068 行くぞ!! 飛信隊!! (飛信隊)オオオオオッ!! 65 00:05:28,068 --> 00:05:32,239 おい蒙恬! なんで楽華隊のお前がついて来んだよ・ 66 00:05:32,239 --> 00:05:35,809 いいじゃないか。俺も体がなまっててねー。 67 00:05:35,809 --> 00:05:37,745 はァ・ 68 00:05:37,745 --> 00:05:43,017 敵軍じゃなくて秦軍だったァ・ なんでそんなバカな間違いが起きんだよ! 69 00:05:43,017 --> 00:05:47,554 い… いや それが この辺の友軍とは違う軍で…。 70 00:05:47,554 --> 00:05:49,490 (馬のいななき) あ…。 71 00:05:49,490 --> 00:05:53,227 録嗚未っ! それに干央軍長!! 72 00:05:53,227 --> 00:05:56,063 <録嗚未と干央…?・ 73 00:05:56,063 --> 00:06:01,435 王騎将軍の残党… 騰軍が なんでこんな所に…> 74 00:06:01,435 --> 00:06:03,971 軍長らも ここに配属に? 75 00:06:03,971 --> 00:06:09,243 バカを言え。 我々は 趙・楚・魏一帯を探っていたのだ。 76 00:06:09,243 --> 00:06:11,178 え…? 77 00:06:11,178 --> 00:06:14,481 <探る…?> <騰軍も…> 78 00:06:14,481 --> 00:06:18,285 王騎将軍は 独自の情報網を持っておられた。 79 00:06:18,285 --> 00:06:21,555 そして それはそのまま 騰様が引き継いでいる。 80 00:06:21,555 --> 00:06:23,791 情報網…? 81 00:06:23,791 --> 00:06:29,663 騰様は 王騎将軍を失った馬陽以上の嵐が 起きようとしていると言っている。 82 00:06:29,663 --> 00:06:32,966 …・ 馬陽以上の…。 83 00:06:32,966 --> 00:06:45,266 ・~ 84 00:06:47,481 --> 00:06:55,656 秦が南の超大国・楚との国境に築いた 延々と連なる防衛壁「南虎塁」。 85 00:06:55,656 --> 00:07:00,494 これはまさに 秦の楚軍に対する 恐怖の現れである。 86 00:07:00,494 --> 00:07:04,498 ふぁ~ぁ… しかし退屈な任務だなあ。 87 00:07:04,498 --> 00:07:08,035 ここに手を出しゃ 即大戦だからな。 88 00:07:08,035 --> 00:07:12,272 攻めたくても攻められないだろうよ… たとえ楚軍でもな。 89 00:07:12,272 --> 00:07:15,772 そう誰もが思っていた。 だが…。 90 00:07:17,478 --> 00:07:19,413 ついに来たか。 91 00:07:19,413 --> 00:07:28,789 (行軍の音) 92 00:07:28,789 --> 00:07:31,225 そ… そんなバカな…! 93 00:07:31,225 --> 00:07:34,325 楚だァ!! 楚が攻めて来たぞォォ!! 94 00:07:36,797 --> 00:07:40,200 なっ 何ィ!! 間違いないのか・ 95 00:07:40,200 --> 00:07:45,038 ハ! すでに南虎塁が抜かれています! 守備軍は全滅したとも…。 96 00:07:45,038 --> 00:07:47,941 (昌文君)防護壁が抜かれたのか…・ くっ…! 97 00:07:47,941 --> 00:07:50,511 <あの超大国の楚が…・ 98 00:07:50,511 --> 00:07:53,511 秦に向かって腰を上げた…・> 99 00:07:58,185 --> 00:08:00,185 行くぞ。 100 00:08:02,356 --> 00:08:06,026 (李斯)大至急 軍議の準備だ! (昌文君)楚軍の数は・ 101 00:08:06,026 --> 00:08:08,428 五万とのことですが まだ他に・ 102 00:08:08,428 --> 00:08:12,299 後続してくる軍もあるとのこと! 詳細は不明です! 103 00:08:12,299 --> 00:08:15,569 あの楚が五万ということはなかろう! 104 00:08:15,569 --> 00:08:18,472 それで楚軍は今どの城を攻めておる? 105 00:08:18,472 --> 00:08:23,977 それが… 敵は途中の城には目もくれず ただひたすら北上し・ 106 00:08:23,977 --> 00:08:25,979 今は野仙まで進んでいると。 107 00:08:25,979 --> 00:08:30,117 野仙・ 野仙とは 秦南部の中間辺りじゃぞ!・ 108 00:08:30,117 --> 00:08:32,152 そんな所まで来ているのか・ 109 00:08:32,152 --> 00:08:34,288 <まずい> 110 00:08:34,288 --> 00:08:37,191 しかし なぜ敵は城を取らずに進軍を・ 111 00:08:37,191 --> 00:08:39,193 そんなことは後でいい! 今は…。 112 00:08:39,193 --> 00:08:42,930 (呂不韋) ええイ うろたえるな バカ者どもが! 113 00:08:42,930 --> 00:08:45,332 (文官)しょ… 相国様・ 114 00:08:45,332 --> 00:08:47,634 <呂不韋…> 115 00:08:47,634 --> 00:08:52,306 (呂不韋)少し前から楚に 怪しい動きがあったことは察していた。 116 00:08:52,306 --> 00:08:58,745 故に南部防衛には 張唐と蒙武という 二人の豪将を配置していたのだ。 117 00:08:58,745 --> 00:09:02,516 そうであろう 昌平君。 は…。 118 00:09:02,516 --> 00:09:05,118 しかし 敵も その二将の対策を・ 119 00:09:05,118 --> 00:09:08,055 練ってきているようです。 ぬん? 120 00:09:08,055 --> 00:09:11,758 わざわざ 攻めにくい南虎塁を抜いたのは・ 121 00:09:11,758 --> 00:09:17,030 張唐・蒙武と戦わずして 一気に中間を抜けるためです。・ 122 00:09:17,030 --> 00:09:20,667 第一陣の五万が 防衛線の裏に抜けてから・ 123 00:09:20,667 --> 00:09:24,037 本隊が侵攻してくるのでしょう。 124 00:09:24,037 --> 00:09:27,341 防衛線の内側に五万もの敵兵が入れば・ 125 00:09:27,341 --> 00:09:31,211 それはいわば 体内に侵入した「猛毒」…。・ 126 00:09:31,211 --> 00:09:36,049 毒が暴れるより下の部分は 必ず腐れ落ちる。 127 00:09:36,049 --> 00:09:39,887 秦は南部一帯を失うということか…。 128 00:09:39,887 --> 00:09:43,223 両将軍は すでに城を出て走っておろう。 129 00:09:43,223 --> 00:09:47,060 防衛線を抜かれることが どれだけ危ういか・ 130 00:09:47,060 --> 00:09:51,398 現場の将たちが 最もよく分かっておるわイ。 131 00:09:51,398 --> 00:09:53,867 しかし…・ 132 00:09:53,867 --> 00:09:57,767 間に合うかどうかは ここからでは分からぬが…。 133 00:09:59,439 --> 00:10:02,376 ハアアッ! 134 00:10:02,376 --> 00:10:05,212 (馬のいななき) 135 00:10:05,212 --> 00:10:07,915 急げェ! 楚軍をとらえるぞォ! 136 00:10:07,915 --> 00:10:09,883 (兵たち)オオオッ!! 137 00:10:09,883 --> 00:10:11,883 よし。 138 00:10:13,854 --> 00:10:16,156 物見からの報告だァ! 139 00:10:16,156 --> 00:10:19,826 このまま進めば 我々楚軍の方が早く抜けるぞォ!・ 140 00:10:19,826 --> 00:10:22,529 このまま走れェ! (兵たち)オオ!! 141 00:10:22,529 --> 00:10:25,732 かはっ 情けねぇなァ秦軍は。 142 00:10:25,732 --> 00:10:28,702 刃 交えずに 抜かれんなよなァ! 143 00:10:28,702 --> 00:10:31,902 俺らに裏とられたら 大変だぜェ? あ…? 144 00:10:34,141 --> 00:10:37,778 ああ・ 何だァ あいつらァ! 145 00:10:37,778 --> 00:10:40,480 秦軍だァ! 敵が出たぞっ! 146 00:10:40,480 --> 00:10:42,783 三千っ… いや五千かっ…! 147 00:10:42,783 --> 00:10:46,019 はっ! 五千で五万が止まるかぁ! 148 00:10:46,019 --> 00:10:50,857 同金 鱗坊 この南部防衛は一刻を争う状況だ。 149 00:10:50,857 --> 00:10:53,794 故に一刻かせぐは大きな益を生む。 150 00:10:53,794 --> 00:10:55,829 ハッ! 151 00:10:55,829 --> 00:10:58,929 行くぞ! おおおォ!! 152 00:11:01,501 --> 00:11:03,437 (伝達係)蒙武将軍ー!! む? 153 00:11:03,437 --> 00:11:05,672 物見から急報です!! 154 00:11:05,672 --> 00:11:10,577 ただ今 騰軍五千が 楚軍と氾斗平原で交戦中とのこと!! 155 00:11:10,577 --> 00:11:12,779 なっ 何っ・ 156 00:11:12,779 --> 00:11:15,415 おかげで楚軍の足が止まり 封鎖地点には・ 157 00:11:15,415 --> 00:11:18,618 我が軍が先に到着すること 間違いありません! 158 00:11:18,618 --> 00:11:20,554 (兵たち)オオオ!! 159 00:11:20,554 --> 00:11:24,324 騰軍… 王騎残党のあ奴らか…。 160 00:11:24,324 --> 00:11:26,727 しかし五千で五万に…。 161 00:11:26,727 --> 00:11:28,962 ぬうぅぅ…! 162 00:11:28,962 --> 00:11:32,866 (戦いの声) 163 00:11:32,866 --> 00:11:34,966 ぐぅっ! くっ…! 164 00:11:37,571 --> 00:11:40,474 んだァ こいつら・ 一人一人けっこうやるぞ! 165 00:11:40,474 --> 00:11:42,474 ばはあっ! 166 00:11:44,444 --> 00:11:46,680 確実に急所に射ち込め! 167 00:11:46,680 --> 00:11:49,282 でないと この敵は倒れんぞ! ハハ! 168 00:11:49,282 --> 00:11:54,121 <矢傷に全くひるまぬ。 この敵は相当な精兵たちだ> 169 00:11:54,121 --> 00:11:56,121 ん…・ 170 00:11:59,259 --> 00:12:01,194 <将の一人か…!> 171 00:12:01,194 --> 00:12:03,594 下がっておれ 麗。 172 00:12:06,800 --> 00:12:09,403 ん・ <同金…?> 173 00:12:09,403 --> 00:12:11,503 うむ・ 174 00:12:14,007 --> 00:12:16,607 <こやつ… できる!> 175 00:12:18,378 --> 00:12:20,478 騰軍第五軍長 同金…。 176 00:12:23,617 --> 00:12:26,653 (秦の歩兵)ど… 同金軍長…。 177 00:12:26,653 --> 00:12:28,653 同金…。 178 00:12:32,159 --> 00:12:39,266 一方 信たちのいる東の前線にも 楚軍侵攻の急報が伝わると同時に・ 179 00:12:39,266 --> 00:12:42,169 東郡の守備隊を残し 多くを・ 180 00:12:42,169 --> 00:12:46,573 対楚の戦いへ 向かうようにと指令も飛んだ。 181 00:12:46,573 --> 00:12:53,046 飛信隊は対楚戦の地へ どの隊よりも早く向かっていたが―。 182 00:12:53,046 --> 00:12:54,981 (河了貂)魏の大軍だ…! 183 00:12:54,981 --> 00:12:57,651 じゅ… 十万はいるぞ…! 184 00:12:57,651 --> 00:13:00,554 こいつら… 秦に向かってる! 185 00:13:00,554 --> 00:13:03,790 攻めてきたのは 楚だけじゃなかったのかよ…・ 186 00:13:03,790 --> 00:13:05,826 くそっ! あっ・ 信! 187 00:13:05,826 --> 00:13:08,462 あんなのオレたちだけじゃ何も…! 188 00:13:08,462 --> 00:13:10,762 だからって黙って見過ごせるかよ! 189 00:13:14,000 --> 00:13:23,677 (焼ける音) 190 00:13:23,677 --> 00:13:26,880 フハハハッ 一瞬でしたな。 191 00:13:26,880 --> 00:13:31,818 こんな小城に用はない。 さっさと本軍に合流するぞ。 192 00:13:31,818 --> 00:13:34,721 捕虜はどうします? (泣き声) 193 00:13:34,721 --> 00:13:38,458 (魏将)山陽の怒りを世に示す必要がある。 194 00:13:38,458 --> 00:13:41,328 (副官)自分も山陽で家族を失いました。・ 195 00:13:41,328 --> 00:13:44,531 この怨み 生涯忘れますまい。 196 00:13:44,531 --> 00:13:46,831 全員始末しろ。 (斬撃音) 197 00:13:52,272 --> 00:13:55,775 (尾平)間に合わなかったのか…? 198 00:13:55,775 --> 00:13:58,011 (河了貂)仕方なかった…。 199 00:13:58,011 --> 00:14:04,451 敵が分散して それに見つからないように 進んだ分 どうしても遅くなったんだ。 200 00:14:04,451 --> 00:14:07,854 し… 仕方ないって… これ…・ 201 00:14:07,854 --> 00:14:10,590 何百人殺されてんだよ…! 202 00:14:10,590 --> 00:14:12,659 くっ…! 203 00:14:12,659 --> 00:14:15,862 しかし… なぜ敵がいないのだ…。 204 00:14:15,862 --> 00:14:19,499 せっかく手にした城を ただで手放すなんて。 205 00:14:19,499 --> 00:14:22,402 もっとでけェ城を狙ってんだろ。 206 00:14:22,402 --> 00:14:24,337 借りるぜ。 207 00:14:24,337 --> 00:14:29,176 確かに この先には 対魏防衛拠点の剛陵城がある…。 208 00:14:29,176 --> 00:14:31,178 ウッ!! (兵たち)あっ…! 209 00:14:31,178 --> 00:14:33,346 間に合わなくてスマネェ! 210 00:14:33,346 --> 00:14:37,217 それに 今はお前らを埋葬してやるヒマもねェ! 211 00:14:37,217 --> 00:14:40,220 これ以上 犠牲者を一人でも出さねェように・ 212 00:14:40,220 --> 00:14:43,890 走らなくちゃならねェんだ!! 分かってくれ!! 213 00:14:43,890 --> 00:14:47,561 その代わり ぜってえ仇をとってやる!! 214 00:14:47,561 --> 00:14:53,133 被害を最小におさえるには まず剛陵城を守るのが先決だ! 215 00:14:53,133 --> 00:14:55,902 魏軍の本隊も必ずそこにいる! 216 00:14:55,902 --> 00:14:57,837 行くぞ 飛信隊!! 217 00:14:57,837 --> 00:15:00,837 (飛信隊)オオオオオオッ!! 218 00:15:04,611 --> 00:15:07,247 あ…! 219 00:15:07,247 --> 00:15:09,549 は…。 220 00:15:09,549 --> 00:15:13,954 (渕)剛陵城が… 落ちてる… なんで…! 221 00:15:13,954 --> 00:15:18,792 (去亥)本営は何してたんだ! 後ろから援軍出さなかったのかよ! 222 00:15:18,792 --> 00:15:24,564 つうか 対魏防衛の要が あっさり 突破されちまってるじゃねェかよ。・ 223 00:15:24,564 --> 00:15:27,934 ガンガン侵攻してるあれ どうすんだよ! 224 00:15:27,934 --> 00:15:31,538 (尾平)ど… どうもできねぇだろ 俺たちだけじゃ…。 225 00:15:31,538 --> 00:15:34,941 でも… 中の軍もあてにならない。 226 00:15:34,941 --> 00:15:40,847 楚軍の侵攻に対して 本営はきっと 内側の軍は南へ向けたはずだ。 227 00:15:40,847 --> 00:15:43,984 そ… そんな… じゃあ あれは…。 228 00:15:43,984 --> 00:15:46,553 あとを追うしかねぇ。 229 00:15:46,553 --> 00:15:49,422 追って何ができるか 分かんねぇが…。 230 00:15:49,422 --> 00:15:53,322 放っときゃ 秦はとんでもねぇことになるぞ。 231 00:16:00,433 --> 00:16:04,070 魏軍侵攻の報せは咸陽にも届けられた。 232 00:16:04,070 --> 00:16:07,974 楚と魏は連動しておるな。 間違いありません。 233 00:16:07,974 --> 00:16:13,647 しかし その二国が接触しているという 報告は受けていなかったぞ。 234 00:16:13,647 --> 00:16:16,349 (昌平君) 我々も そこは情報がなかったが・ 235 00:16:16,349 --> 00:16:20,220 李牧と楚が接触した恐れがあるとの 報告は受けていた。 236 00:16:20,220 --> 00:16:22,555 …! 237 00:16:22,555 --> 00:16:27,027 では 李牧が後ろで糸を引いていると…? (文官たちのどよめき) 238 00:16:27,027 --> 00:16:32,632 フム… やりかねんな あの男なら。 239 00:16:32,632 --> 00:16:34,668 <李牧…> 240 00:16:34,668 --> 00:16:38,438 もしそうなら 趙軍もこれから来るぞ! 241 00:16:38,438 --> 00:16:40,507 そっ… そんなバカな…。 242 00:16:40,507 --> 00:16:43,410 (扉が開く音) 急報! 趙軍が国境を越えて侵入!! 243 00:16:43,410 --> 00:16:46,846 馬陽が包囲 攻撃を 受けているとのことです! 244 00:16:46,846 --> 00:16:48,782 (文官たち)なっ…!! 245 00:16:48,782 --> 00:16:51,217 (文官)ま まずいっ… まずいぞっ! 246 00:16:51,217 --> 00:16:54,554 (文官)これは間違いなく三国が 同盟を結んでおる!! 247 00:16:54,554 --> 00:16:57,457 (文官)地図だ! もっと大きな地図を持ってこい! 248 00:16:57,457 --> 00:17:03,229 <三国連合軍!! 楚一国でさえ持て余すという状況で…> 249 00:17:03,229 --> 00:17:05,198 昌文君っ! 250 00:17:05,198 --> 00:17:09,736 秦国の抱える全ての軍の 所在と数を洗い直せ! 251 00:17:09,736 --> 00:17:13,173 大至急 防衛線を描きかえるぞ! (文官)ハッ! 252 00:17:13,173 --> 00:17:15,108 桂! 早馬を! 253 00:17:15,108 --> 00:17:19,112 対楚配備で南下している 各軍へ指示を出す! (桂)ハッ! 254 00:17:19,112 --> 00:17:22,215 三国同時だぞ 止められるか? 255 00:17:22,215 --> 00:17:25,118 止めねばならん! 全軍を使ってな! 256 00:17:25,118 --> 00:17:29,389 ふむ… ところで軍総司令は昌平君じゃぞ。 257 00:17:29,389 --> 00:17:32,292 ぬぅ… 分かっておるわィ! 258 00:17:32,292 --> 00:17:36,596 黄竜! 各方面の情報を吸い上げろ! (黄竜)ハッ! 259 00:17:36,596 --> 00:17:41,301 孫公! 国内全ての城に 「最大緊急事態」を発し・ 260 00:17:41,301 --> 00:17:44,204 籠城体制に入るように通達しろ! ハハッ! 261 00:17:44,204 --> 00:17:47,707 介億! 中央一帯の軍には出撃準備を!・ 262 00:17:47,707 --> 00:17:50,343 防衛線が固まりしだい走らせるぞ! (介億)ハッ! 263 00:17:50,343 --> 00:17:52,278 (伝令の足音) きゅっ 急報です! 264 00:17:52,278 --> 00:17:55,181 (呂不韋)ええィ やかましいのォ! 今度は何じゃあ! 265 00:17:55,181 --> 00:17:59,419 ほ… 北東部前線より急報です…。・ 266 00:17:59,419 --> 00:18:04,057 燕軍十二万が 北東部前線基地 [外:A1C34E5D88685BB9305934D898979247]城を落とし…・ 267 00:18:04,057 --> 00:18:07,057 そのまま我が国に侵入していると!! 268 00:18:11,865 --> 00:18:14,033 な… 何じゃと…!! 269 00:18:14,033 --> 00:18:18,438 急報ォ!! 韓軍五万が 中丘より 我が国に侵攻しましたっ!!・ 270 00:18:18,438 --> 00:18:25,879 東端の国・斉も大軍を興し 趙を通って こちらへ向かう気配ありとのことです!! 271 00:18:25,879 --> 00:18:30,283 六国が… 手を結んだとでも…? 272 00:18:30,283 --> 00:18:34,287 フハハハ… 何じゃそれは…。 273 00:18:34,287 --> 00:18:36,887 何じゃそれはァァ!! 274 00:18:39,626 --> 00:18:41,861 「合従軍」だ!! 275 00:18:41,861 --> 00:18:44,631 (文官)がっ… 合従軍…・ 276 00:18:44,631 --> 00:18:46,666 ああ… 間違いなかろう。・ 277 00:18:46,666 --> 00:18:56,075 合従軍とは ある敵一国に対し 複数の国が盟を結び興す連合軍のことだ。 278 00:18:56,075 --> 00:19:02,549 そ そんなバカな…! 合従軍など この長い戦乱でも数えるくらいしかっ…。 279 00:19:02,549 --> 00:19:06,349 いや 形となり戦になったのは 一度だけだ。 280 00:19:08,087 --> 00:19:10,323 (昌文君)今から およそ四十年前…・ 281 00:19:10,323 --> 00:19:14,194 当時 東の超大国であった斉に対して・ 282 00:19:14,194 --> 00:19:20,066 最も被害を受けていた燕の大将軍 楽毅が総大将となり・ 283 00:19:20,066 --> 00:19:22,969 六国合従軍は攻め入った。・ 284 00:19:22,969 --> 00:19:26,739 斉は即墨と[外:F759A2C90734F85587CA90DA0935F262]の二城だけを残し・ 285 00:19:26,739 --> 00:19:30,039 他の全ての土地を失った! 286 00:19:33,279 --> 00:19:39,419 ならば これから我らも 亡国の憂き目に遭うということか。 287 00:19:39,419 --> 00:19:42,121 (馬のいななきと駆ける音) 288 00:19:42,121 --> 00:19:44,924 テン! 魏軍はもっと右だぞ! 289 00:19:44,924 --> 00:19:47,827 こっちの方が早回りできるんだ! 290 00:19:47,827 --> 00:19:51,397 あっ…! 隊長 左を…! あっ! 291 00:19:51,397 --> 00:19:54,300 (去亥)韓軍だっ… 奴らも秦にっ! 292 00:19:54,300 --> 00:19:56,269 (尾平)そんなっ…! 293 00:19:56,269 --> 00:20:02,008 ちょっと待てよ… 一体何が起こってんだ これは…。 294 00:20:02,008 --> 00:20:15,208 ・~ 295 00:20:21,728 --> 00:20:25,164 報告します! 馬陽城 陥落しました! 296 00:20:25,164 --> 00:20:28,464 慶舎将軍が中も全て制圧した模様です! 297 00:20:30,069 --> 00:20:32,972 分かりました では…。 298 00:20:32,972 --> 00:20:35,341 全軍前進です。 299 00:20:35,341 --> 00:20:37,911 (馬のいななき) (カイネ)李牧様。 300 00:20:37,911 --> 00:20:40,311 さすがに笑顔が出ませんね。 301 00:20:44,150 --> 00:20:49,550 合従軍を描いた張本人として この先に 起きることも分かっていますからね。 302 00:20:51,758 --> 00:20:57,564 ところで 途中の城を素通りしたことに 兵たちが困惑しておりますが。 303 00:20:57,564 --> 00:21:02,068 今は最短・最速で侵攻して 秦中枢を麻痺させます。 304 00:21:02,068 --> 00:21:04,003 麻痺? 305 00:21:04,003 --> 00:21:09,609 (李牧)突如六国に同時に攻められ なおかつ その侵攻の足が早まれば・ 306 00:21:09,609 --> 00:21:16,149 秦の本営は必ず混乱の極みに達し 思考停止となります。 307 00:21:16,149 --> 00:21:20,349 そうすれば… 早々に片がつきますから。 308 00:21:21,955 --> 00:21:24,490 (伝令)趙軍 放丘を通過しました! 309 00:21:24,490 --> 00:21:27,026 燕軍は現在 悦の地に! 310 00:21:27,026 --> 00:21:29,929 韓軍は今っ…。 311 00:21:29,929 --> 00:21:35,029 <こんなもの… どこから 手をつければよいと言うのじゃ…!> 312 00:21:37,070 --> 00:21:42,875 <ええィ 落ち着けィ… 今ここで 対処を誤れば 取り返しのつかぬことに…> 313 00:21:42,875 --> 00:21:46,446 急報! 魏軍 中剣を通過です! 314 00:21:46,446 --> 00:21:49,148 中剣… そんな所まで…。 315 00:21:49,148 --> 00:21:51,448 <…まずいな> 316 00:21:54,087 --> 00:21:56,222 立て。 (文官たち)あっ・ 317 00:21:56,222 --> 00:21:59,459 大王様・ (呂不韋)ん…・ 318 00:21:59,459 --> 00:22:02,028 お前たちの目は節穴か…? 319 00:22:02,028 --> 00:22:04,931 お前たちの頭は飾りか? 320 00:22:04,931 --> 00:22:06,933 この地図をちゃんと見ろ。 321 00:22:06,933 --> 00:22:10,269 今この瞬間 国のいたる所で・ 322 00:22:10,269 --> 00:22:14,707 何千何万の民の命が 奪われようとしているのだぞ! 323 00:22:14,707 --> 00:22:18,878 起こっている事態の全容を知るのは ここにいる我々だけだ! 324 00:22:18,878 --> 00:22:21,614 対処を講じられるのも我々だけだ! 325 00:22:21,614 --> 00:22:23,549 分かってるのか・ 326 00:22:23,549 --> 00:22:29,355 今ここにいる三十人ほどが 秦国全国民の命運を握っているのだ!! 327 00:22:29,355 --> 00:22:32,091 強大な敵にも目をそらすな!! 328 00:22:32,091 --> 00:22:37,030 刻一刻と国がっ… 民が陵辱されているのだ! 329 00:22:37,030 --> 00:22:41,734 全身全霊をかけて 対策・打開策を模索しろ!! 330 00:22:41,734 --> 00:22:44,637 合従軍だろうと いいようにはさせぬ! 331 00:22:44,637 --> 00:22:47,137 戦うぞ!! (文官たち)ああ…!! 332 00:22:50,510 --> 00:22:53,212 ウオオオオオオッ!! 333 00:22:53,212 --> 00:22:55,948 <…! 呂不韋派の…> 334 00:22:55,948 --> 00:22:57,884 <連中まで…> 335 00:22:57,884 --> 00:23:00,453 間に合う民の避難を急がせよ! 336 00:23:00,453 --> 00:23:04,424 可能な限り合従軍の道から外れた所へだ! 337 00:23:04,424 --> 00:23:08,494 フン… 戦意を取り戻したのはいいとして・ 338 00:23:08,494 --> 00:23:13,332 それだけで 覆る状況では もちろんないぞ 昌平君。 339 00:23:13,332 --> 00:23:19,138 ハ… 今ならまだ 敵の合従軍に 楔を打ち込む手が一つあります。 340 00:23:19,138 --> 00:23:21,374 楔? 341 00:23:21,374 --> 00:23:23,976 狙うのは東の大国・ 342 00:23:23,976 --> 00:23:26,279 斉です。 343 00:23:26,279 --> 00:23:31,184 状況を把握できぬまま 飛信隊は走っていた。 344 00:23:31,184 --> 00:23:37,423 だが信だけは この事態の向こうに 立ちはだかる男の姿をとらえていた。 345 00:23:37,423 --> 00:23:39,358 くっ…! 346 00:23:39,358 --> 00:23:41,761 <李牧…!> 347 00:23:41,761 --> 00:23:46,165 ぬああああぁぁぁーっ!! 348 00:23:46,165 --> 00:23:56,776 ・~ 349 00:23:56,776 --> 00:24:01,247 ・「賽はもう投げられたんだ」 350 00:24:01,247 --> 00:24:06,052 ・「信じて歩を踏み出すだけ」 351 00:24:06,052 --> 00:24:10,356 ・「竦んだ足をしっかり掴んで」 352 00:24:10,356 --> 00:24:16,229 ・「精一杯の声を出して」 353 00:24:16,229 --> 00:24:21,467 ・「心配ない大丈夫って」 354 00:24:21,467 --> 00:24:26,272 ・「己にも言い聞かせ」 355 00:24:26,272 --> 00:24:34,313 ・「大きな夢とお前の想いも背負って」 356 00:24:34,313 --> 00:24:38,951 ・「最先端目指して」 357 00:24:38,951 --> 00:24:43,823 ・「向かい風でも前を向いたら」 358 00:24:43,823 --> 00:24:53,432 ・「大概の痛みも忘れてるよ」 359 00:24:53,432 --> 00:24:58,271 ・「散々失ったけど」 360 00:24:58,271 --> 00:25:03,009 ・「今度こそ笑えるように」 361 00:25:03,009 --> 00:25:10,750 ・「深い愛の為に前に向かってるよ」 362 00:25:10,750 --> 00:25:15,150 ・~ 363 00:25:18,291 --> 00:25:21,191 次回 「キングダム」… 364 00:25:33,172 --> 00:25:35,672 ・~ 365 00:25:39,579 --> 00:26:10,279 ・~