1 00:00:12,210 --> 00:00:15,597 パラリンピックの開会まで あと2日。 2 00:00:15,597 --> 00:00:19,000 23日は世田谷区で 点火セレモニーが行われます。 3 00:00:31,863 --> 00:00:33,799 (昌文君)なっ 何じゃとォ!? 4 00:00:33,799 --> 00:00:37,199 あの麃公がっ… うっ 討ち取られた!? 5 00:00:39,905 --> 00:00:41,840 <麃公…> 6 00:00:41,840 --> 00:00:46,011 (報告係)討ち取ったのは 敵軍の大将 [外:E784E68594C6E9646D44A3D65AE02382]煖とのことです! 7 00:00:46,011 --> 00:00:48,914 (一同)なっ! …! 8 00:00:48,914 --> 00:00:51,149 <[外:E784E68594C6E9646D44A3D65AE02382]煖…> 9 00:00:51,149 --> 00:00:53,618 <やはり連れて来ていたか…> 10 00:00:53,618 --> 00:00:57,022 麃公軍は!? まさか全滅か!? 11 00:00:57,022 --> 00:01:01,760 いえっ 二千ほどが脱し ここ咸陽へ向かっていると! 12 00:01:01,760 --> 00:01:04,796 <二千… 信…> 13 00:01:04,796 --> 00:01:07,666 報告です! ええィ 次は何だ! 14 00:01:07,666 --> 00:01:12,037 この咸陽内で 一部 暴動のような騒ぎが起きています! 15 00:01:12,037 --> 00:01:13,972 暴動じゃと!? 16 00:01:13,972 --> 00:01:20,445 ハ! それが 南道の敵が近いこともあって 情報統制がきかず➡ 17 00:01:20,445 --> 00:01:26,685 麃公将軍討ち死にの一報と 敵将が あの[外:E784E68594C6E9646D44A3D65AE02382]煖であることが市民に広がり➡ 18 00:01:26,685 --> 00:01:30,555 “もはや咸陽が落ちる"との 流布も起こって➡ 19 00:01:30,555 --> 00:01:34,459 城外へ出ようと 市民が軍と争っているとのことです! 20 00:01:34,459 --> 00:01:37,329 開けろォっ! 外に出せェ! 21 00:01:37,329 --> 00:01:40,665 下がれっ この門は封鎖する!! 22 00:01:40,665 --> 00:01:44,536 報告! 市内のあちこちで火の手が上がり➡ 23 00:01:44,536 --> 00:01:48,106 封鎖していない北門に 市民が集まってきています! 24 00:01:48,106 --> 00:01:51,543 く… これでは戦いどころでは…! 25 00:01:51,543 --> 00:01:55,814 (臣)なんということだっ! (臣)それで火の勢いはどうなのだ!? 26 00:01:55,814 --> 00:01:58,514 フッ…。 <いよいよかのォ…> 27 00:02:01,219 --> 00:02:03,219 李斯から何かないか。 28 00:02:05,090 --> 00:02:07,793 …! 29 00:02:07,793 --> 00:02:10,595 昌文君 ちょっといいか。 ん!➡ 30 00:02:10,595 --> 00:02:14,866 おお 肆氏 今までどこにいた。 31 00:02:14,866 --> 00:02:18,136 ずっと呂不韋の周辺を見張っていた。 32 00:02:18,136 --> 00:02:20,372 呂不韋? 33 00:02:20,372 --> 00:02:23,909 先ほど かくれていた李斯が動きだした。 34 00:02:23,909 --> 00:02:27,612 “朱凶"ら暗殺団を 王宮に招き入れたのだ。 35 00:02:27,612 --> 00:02:29,681 “朱凶"らを!? 36 00:02:29,681 --> 00:02:34,386 奴らも戦力として戦おうということか。 バカを言え。 37 00:02:34,386 --> 00:02:38,223 暗殺者どもの仕事は あくまで暗殺。 38 00:02:38,223 --> 00:02:40,826 狙いは恐らくーー➡ 39 00:02:40,826 --> 00:02:42,761 大王様だ。 40 00:02:42,761 --> 00:02:46,731 なっ… 何を言っているのだ貴様 こんな時にっ! 41 00:02:46,731 --> 00:02:49,234 こんな時だからこそだ。 42 00:02:49,234 --> 00:02:52,804 お前は呂不韋が あの李牧・[外:E784E68594C6E9646D44A3D65AE02382]煖を相手に➡ 43 00:02:52,804 --> 00:02:56,107 最後まで戦い抜く男だと思っているのか? 44 00:02:56,107 --> 00:02:58,176 …! 45 00:02:58,176 --> 00:03:02,214 (肆氏)もし戦いに敗れれば 奴は全てを失う。➡ 46 00:03:02,214 --> 00:03:07,819 しかし 今ならまだ失うものを 少なくする方法が 奴にはある。 47 00:03:07,819 --> 00:03:10,722 何っ!? 李牧と和睦して➡ 48 00:03:10,722 --> 00:03:15,360 その功労者として地位を保てるよう 話をつけることだ。 49 00:03:15,360 --> 00:03:17,729 お得意の交渉術でな。 50 00:03:17,729 --> 00:03:21,666 和睦!? ここまで来て 和睦などできるはずが…! 51 00:03:21,666 --> 00:03:28,173 できる。 合従軍の狙いが秦国滅亡なら それをのむのだ。 52 00:03:28,173 --> 00:03:30,242 つまりはーー➡ 53 00:03:30,242 --> 00:03:35,714 大王の首を こちらから差し出し 咸陽を無血で明け渡せば➡ 54 00:03:35,714 --> 00:03:39,651 奴は その功で恩恵を受けることができる。 55 00:03:39,651 --> 00:03:41,751 ぐぅっ…! 56 00:03:44,756 --> 00:03:47,292 <あの時…> 57 00:03:47,292 --> 00:03:51,997 (昌平君)しかし この城に 李牧軍を受け止める度量はない。 58 00:03:51,997 --> 00:03:55,767 <あれは そういう意味だったのか…!➡ 59 00:03:55,767 --> 00:04:00,906 だ 駄目だ こんなことで 敵軍となど戦えるわけがない…> 60 00:04:00,906 --> 00:04:05,777 とにかくお前は 大王を決して一人にせぬよう注意しろ。 61 00:04:05,777 --> 00:04:10,916 朱凶の方は俺が引き受ける故 お前は李牧軍との… ん? 62 00:04:10,916 --> 00:04:13,818 なっ!! ん? 63 00:04:13,818 --> 00:04:17,689 (肆氏)大王様がおられぬぞっ!! (昌文君)何じゃとっ!? 64 00:04:17,689 --> 00:04:24,362 ♬~ 65 00:04:24,362 --> 00:04:29,868 ♬「歪みかかる憐憫 浮雲ごとく迷走」 66 00:04:29,868 --> 00:04:35,073 ♬「響割れた感情 流れを惑わすか」 67 00:04:35,073 --> 00:04:40,612 ♬「痛み感じず不安が 続き望む本能と」 68 00:04:40,612 --> 00:04:45,383 ♬「掻き毟った心情 沸々湧きたちぬ」 69 00:04:45,383 --> 00:04:49,187 ♬「魂在りしは?」 70 00:04:49,187 --> 00:04:54,826 ♬「日々敷かれし道の上」 71 00:04:54,826 --> 00:05:00,932 ♬「切り刻んだ後には 仇なすもの」 72 00:05:00,932 --> 00:05:04,803 ♬「その扉を叩く」 73 00:05:04,803 --> 00:05:10,608 ♬「邪 葬って亡き者へ」 74 00:05:10,608 --> 00:05:16,414 ♬「何よりも 大切なこと」 75 00:05:16,414 --> 00:05:22,520 ♬「空描けない 無力は 数多ある声」 76 00:05:22,520 --> 00:05:28,393 ♬「その問いは後ほど 応えよう」 77 00:05:28,393 --> 00:05:32,197 ♬「守りたいものを」 78 00:05:32,197 --> 00:05:38,970 ♬「何よりも」 79 00:05:38,970 --> 00:05:47,270 ♬~ 80 00:05:50,548 --> 00:05:54,786 (黄理)李斯の動きに気付いた肆氏も あわただしく動いております。 81 00:05:54,786 --> 00:05:58,656 大王側が もし呂相国の思惑に 感づいたのなら➡ 82 00:05:58,656 --> 00:06:00,992 何か先に手を打つことも…。 83 00:06:00,992 --> 00:06:04,829 念のため 呂相国の警護を増やしましょうか。 84 00:06:04,829 --> 00:06:08,566 俺はまだ相国から何も聞いていないのだ。 85 00:06:08,566 --> 00:06:11,436 まだ我らが動く必要はない。 86 00:06:11,436 --> 00:06:14,806 とにかく 李斯と直接話を… ! 87 00:06:14,806 --> 00:06:16,806 (克良)だっ 大王っ!? 88 00:06:21,646 --> 00:06:25,450 <大王がたった一人で… しかも➡ 89 00:06:25,450 --> 00:06:30,321 帯剣しているということは 何が起きてるかは察している…> 90 00:06:30,321 --> 00:06:33,221 私に何か御用でしょうか。 91 00:06:35,160 --> 00:06:37,729 国家存亡の刻。 92 00:06:37,729 --> 00:06:42,029 呂氏四柱から離れ 軍総司令としての意見を聞きたい。 93 00:06:44,202 --> 00:06:46,171 できれば手短かに。 94 00:06:46,171 --> 00:06:51,309 咸陽の守城戦に活路はないというのは 俺もそう思う。 95 00:06:51,309 --> 00:06:55,180 内から崩壊しそうな 今の状況を見れば明らかだ。 96 00:06:55,180 --> 00:07:00,985 そして麃公の死で もはや外にも 打つ手が見いだせなくなりました。 97 00:07:00,985 --> 00:07:03,822 …いや。 98 00:07:03,822 --> 00:07:07,559 まだ一つだけ手は残っていると思う。 え!? 99 00:07:07,559 --> 00:07:10,862 …手とは? 100 00:07:10,862 --> 00:07:13,062 “[外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]"だ。 …!! 101 00:07:16,134 --> 00:07:18,103 黄理 克良。 102 00:07:18,103 --> 00:07:21,639 先に行って客人の足を止めておけ。 (黄理 克良)っ!? 103 00:07:21,639 --> 00:07:24,839 私はーー しばし ここで話す。 104 00:07:34,953 --> 00:07:37,489 っ…。 105 00:07:37,489 --> 00:07:40,089 ≪(足音) 106 00:07:44,562 --> 00:07:47,765 大王様!! うっ…! 107 00:07:47,765 --> 00:07:50,101 会いに来る時間がなかった。 108 00:07:50,101 --> 00:07:52,036 不安にさせたな 向。 109 00:07:52,036 --> 00:07:54,405 いえっ… いえっ! 110 00:07:54,405 --> 00:07:56,875 っ…! うっ…! 111 00:07:56,875 --> 00:07:59,777 体調の方は大丈夫か? 112 00:07:59,777 --> 00:08:04,916 はい… 本当はずっとつらかったのですが 今度のことで…➡ 113 00:08:04,916 --> 00:08:06,951 あ…。 114 00:08:06,951 --> 00:08:10,555 少し… 痩せられましたね 大王様。 115 00:08:10,555 --> 00:08:12,655 フッ そうか? 116 00:08:16,094 --> 00:08:19,764 あ あの… どうなりそうなのでしょうか…。 117 00:08:19,764 --> 00:08:23,334 秦は… 大王様は…➡ 118 00:08:23,334 --> 00:08:25,434 お腹の子は…。 119 00:08:27,939 --> 00:08:32,644 時間がない故 詳しくは話せぬが 戦況は厳しい。 120 00:08:32,644 --> 00:08:36,047 この咸陽すら もはや危うい。 でっ では…。 121 00:08:36,047 --> 00:08:38,716 だが望みを捨てず 俺も戦う。 122 00:08:38,716 --> 00:08:40,652 …! 123 00:08:40,652 --> 00:08:42,652 大王…様も…!? 124 00:08:45,056 --> 00:08:48,259 戦いとなれば もはや決着がつくまで…➡ 125 00:08:48,259 --> 00:08:51,763 いや 勝利するまで ここには来られぬ。 126 00:08:51,763 --> 00:08:55,099 だから 今のうちにお前に会いに来た。 127 00:08:55,099 --> 00:08:57,168 え…。 128 00:08:57,168 --> 00:08:59,804 <勝つまで 会えない…➡ 129 00:08:59,804 --> 00:09:02,407 じゃあ 勝てなかったら➡ 130 00:09:02,407 --> 00:09:05,109 これが最後…?➡ 131 00:09:05,109 --> 00:09:07,579 そっ… そんなのっ…> 132 00:09:07,579 --> 00:09:11,416 ≪大王様 お時間が。 今行く。 133 00:09:11,416 --> 00:09:13,885 だ… 大王様っ! 134 00:09:13,885 --> 00:09:18,723 あのっ 実は最近 お腹がふくらんできた気がするんですよ! 135 00:09:18,723 --> 00:09:21,626 <何言ってるの 私…> 136 00:09:21,626 --> 00:09:24,329 だから今度…! 137 00:09:24,329 --> 00:09:28,566 心配するな向。 必ず また会いに来る。 138 00:09:28,566 --> 00:09:33,404 <嘘だ… 大王様の声が 嘘だと言ってる…> 139 00:09:33,404 --> 00:09:35,340 あっ…。 140 00:09:35,340 --> 00:09:40,678 <行かないで下さい… どうせみんな 死ぬなら 最後は一緒にいたい…➡ 141 00:09:40,678 --> 00:09:43,047 一緒にいたいっ…> 142 00:09:43,047 --> 00:09:45,047 大王様! 143 00:09:48,853 --> 00:09:51,253 どうか ご武運を。 144 00:09:54,492 --> 00:09:56,427 ああ 行ってくる。 145 00:09:56,427 --> 00:10:06,971 ♬~ 146 00:10:06,971 --> 00:10:09,941 うっ… ううぅっ…! 147 00:10:09,941 --> 00:10:12,176 うぅぅう…っ! 148 00:10:12,176 --> 00:10:14,112 うわあぁぁ…! 149 00:10:14,112 --> 00:10:18,012 大王様っ…! 大王様ァァ! 150 00:10:25,423 --> 00:10:29,360 戦える唯一の道は 南道の終着地にある城…。 151 00:10:29,360 --> 00:10:33,898 まさに咸陽の喉元に位置する“[外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]"だ!! 152 00:10:33,898 --> 00:10:40,338 咸陽との間には渭水がある故 敵は[外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]を落とさねば前へ進めぬ。 153 00:10:40,338 --> 00:10:42,407 おっしゃるとおりです。 154 00:10:42,407 --> 00:10:47,845 しかし [外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]の軍もまた大半を 函谷関へ送ってしまっています。 155 00:10:47,845 --> 00:10:52,684 一般市民がいる。 たしか あそこは人口が多いはずだ。 156 00:10:52,684 --> 00:10:56,120 [外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]のことは私も考えました。 157 00:10:56,120 --> 00:10:59,757 一般人を率いて李牧軍と戦う…。 158 00:10:59,757 --> 00:11:06,364 それをなすには 民の心に火をつけられる 大将軍級の武将が必要です。 159 00:11:06,364 --> 00:11:12,036 しかし麃公亡き今 この地に そんなことができる武将はいない。 160 00:11:12,036 --> 00:11:14,939 私でさえ それは無理でしょう。 161 00:11:14,939 --> 00:11:18,843 いや まだ一人だけ残っている。 162 00:11:18,843 --> 00:11:20,845 武将ではないがな。 163 00:11:20,845 --> 00:11:23,348 …! 164 00:11:23,348 --> 00:11:26,150 まさか… 大王…。 165 00:11:26,150 --> 00:11:28,086 ああ。 166 00:11:28,086 --> 00:11:30,086 俺が行く! 167 00:11:31,823 --> 00:11:33,758 準備は整ったか! 168 00:11:33,758 --> 00:11:39,430 オオオオオオオッ!! 169 00:11:39,430 --> 00:11:42,333 <まだ秦は終わっていない!> 170 00:11:42,333 --> 00:11:44,333 出陣だ! 171 00:11:51,042 --> 00:11:54,679 大王が この咸陽から打って出たじゃとォ!? 172 00:11:54,679 --> 00:11:56,614 だっ 大王が…! 173 00:11:56,614 --> 00:11:58,549 打って出た!? 174 00:11:58,549 --> 00:12:04,756 大王様は咸陽の喉元 “[外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]"での決戦に 挑まれるために出陣された! 175 00:12:04,756 --> 00:12:09,594 咸陽では その間に あらゆる事態への 対処を講じておけとのことだ! 176 00:12:09,594 --> 00:12:13,498 (臣)あっ 有り得ぬ! (臣)王が自ら戦場へっ…! 177 00:12:13,498 --> 00:12:17,769 (臣)昌文君もついて行ったと 身勝手にも程がある! 178 00:12:17,769 --> 00:12:22,440 ここで戦えぬから 大王様は自ら打って出られたのだ! 179 00:12:22,440 --> 00:12:26,844 そして その原因は そこもとらの陣営にあるのであろうがっ! 180 00:12:26,844 --> 00:12:30,381 なっ!? それは一体どういう意味だ 肆氏っ! 181 00:12:30,381 --> 00:12:34,252 (肆氏)知らぬなら貴殿らの主に 聞いてみろ! (臣)何ィ!? 182 00:12:34,252 --> 00:12:37,722 <暴走とも呼べる この行動…➡ 183 00:12:37,722 --> 00:12:42,093 一人の決断にしては 思い切りがよすぎる…> 184 00:12:42,093 --> 00:12:44,028 昌平君。 185 00:12:44,028 --> 00:12:49,434 そなたと大王が 昨日二人で会っていたと耳にしたが…。 186 00:12:49,434 --> 00:12:54,872 よもや何か助言のようなものをしたわけ ではあるまいのォ? 187 00:12:54,872 --> 00:12:58,372 我が四柱の一人 昌平君よ。 188 00:13:00,445 --> 00:13:02,445 (ざわめき) 189 00:13:05,149 --> 00:13:08,186 (昌平君)状況をお考え下さい 相国。 190 00:13:08,186 --> 00:13:12,523 ん? 私は秦軍の総司令でもあります。➡ 191 00:13:12,523 --> 00:13:15,426 今 それ以外のことは➡ 192 00:13:15,426 --> 00:13:17,929 取るに足らぬ小事です。 193 00:13:17,929 --> 00:13:20,798 …! 194 00:13:20,798 --> 00:13:23,434 ほう… 今の言葉➡ 195 00:13:23,434 --> 00:13:26,404 決して軽くはないぞ 昌平君。 196 00:13:26,404 --> 00:13:29,240 っ…! (肆氏)<…ん?> 197 00:13:29,240 --> 00:13:33,110 (呂不韋) まァしかし 逃げられたものは仕方がない。 198 00:13:33,110 --> 00:13:36,881 それでは儂は空席となった玉座にて➡ 199 00:13:36,881 --> 00:13:41,118 この先の物事を考えるとするかのォ。 200 00:13:41,118 --> 00:13:44,021 なっ 何じゃとォ!? ちょっと待てっ…! 201 00:13:44,021 --> 00:13:46,757 (成[外:E0C51DDDADA6A67C6D00E0BD79BE793A])何を血迷っておるか 呂不韋! 202 00:13:46,757 --> 00:13:49,760 (臣たちのどよめき) (足音) 203 00:13:49,760 --> 00:13:52,563 いついかなる時も➡ 204 00:13:52,563 --> 00:13:56,501 玉座というものは王族のものと 決まっておろうが➡ 205 00:13:56,501 --> 00:13:58,701 この不届き者が。 206 00:14:00,404 --> 00:14:03,207 <成[外:E0C51DDDADA6A67C6D00E0BD79BE793A]…> 207 00:14:03,207 --> 00:14:05,776 どけっ。 (どよめき) 208 00:14:05,776 --> 00:14:17,722 ♬~ 209 00:14:17,722 --> 00:14:19,722 …フッ。 210 00:14:24,462 --> 00:14:27,331 せっ 成[外:E0C51DDDADA6A67C6D00E0BD79BE793A]様も それはっ…! 211 00:14:27,331 --> 00:14:30,868 ククッ… うろたえるな肆氏。 212 00:14:30,868 --> 00:14:34,572 出る前の奴と話した。 213 00:14:34,572 --> 00:14:38,876 出陣前の 大王様と…。 214 00:14:38,876 --> 00:14:40,976 (成[外:E0C51DDDADA6A67C6D00E0BD79BE793A])ああ…。 215 00:14:43,714 --> 00:14:45,750 そのころ南道には➡ 216 00:14:45,750 --> 00:14:49,420 ボロボロの信たちがいた。 217 00:14:49,420 --> 00:14:55,820 飛信隊を含む麃公軍の残兵は 李牧軍の激しい追撃を受けたのだった。 218 00:15:03,334 --> 00:15:05,636 あ… 咸陽…? 219 00:15:05,636 --> 00:15:08,873 いや… “[外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]"だ…。➡ 220 00:15:08,873 --> 00:15:11,609 南道にある最後の城…。 221 00:15:11,609 --> 00:15:15,709 これを越えたら咸陽だよ 信…。 222 00:15:17,782 --> 00:15:21,752 (壁)城門が開いている… 我らのためか…。➡ 223 00:15:21,752 --> 00:15:25,356 しばし立ち寄って 何か口にしよう…。➡ 224 00:15:25,356 --> 00:15:27,725 とにかく 水を…。 225 00:15:27,725 --> 00:15:35,225 (行軍の音) 226 00:15:45,543 --> 00:15:56,587 ♬~ 227 00:15:56,587 --> 00:15:58,887 せ… 政…? 228 00:16:01,425 --> 00:16:03,494 信…。 229 00:16:03,494 --> 00:16:07,698 あれ…? 何で… こんな所に…。 230 00:16:07,698 --> 00:16:12,098 もちろん… お前たちと共に戦いに来たのだ。 231 00:16:15,439 --> 00:16:18,376 戦いに…。 232 00:16:18,376 --> 00:16:23,076 政… 麃公将軍が殺されちまったんだ。 233 00:16:26,417 --> 00:16:29,320 残った俺たちもボロボロで…。 234 00:16:29,320 --> 00:16:35,660 敵は… 李牧と[外:E784E68594C6E9646D44A3D65AE02382]煖は すぐそこまで来てる…。 235 00:16:35,660 --> 00:16:41,760 蒙武や桓騎らの こっちの武将は… みんな函谷関にいて それで…。 236 00:16:45,970 --> 00:16:48,305 そうか…。 237 00:16:48,305 --> 00:16:51,509 でも まだ…➡ 238 00:16:51,509 --> 00:16:54,879 戦えるんだな…。 239 00:16:54,879 --> 00:16:58,749 俺たちは… まだ…。 240 00:16:58,749 --> 00:17:02,286 ここで敵をくい止めるんだ 信。 241 00:17:02,286 --> 00:17:04,686 っ… 政…。 242 00:17:06,991 --> 00:17:11,195 ちょっとだけ つかまらせてもらっていいか…。 243 00:17:11,195 --> 00:17:13,130 すまねェ…。 244 00:17:13,130 --> 00:17:18,230 気にするな。 俺はもう何度も お前につかまっている。 245 00:17:22,440 --> 00:17:25,910 [外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]の正規軍… じゃないよな…。 246 00:17:25,910 --> 00:17:30,815 ああ…。 何か この軍は妙な… 威厳がある。 247 00:17:30,815 --> 00:17:33,684 特に 信がしゃべってる奴…。 248 00:17:33,684 --> 00:17:39,457 ああ… 一人だけ ただよってる空気が 全く違うっつーか…。➡ 249 00:17:39,457 --> 00:17:42,957 一体何者だ あいつは…。 250 00:17:46,564 --> 00:17:48,499 (尾平)なっ…!?➡ 251 00:17:48,499 --> 00:17:50,968 さっきのが秦国の大王様ァァ!? (一同)えぇぇっ!? 252 00:17:50,968 --> 00:17:54,505 オウよ。 だ… 大王…。 253 00:17:54,505 --> 00:17:58,375 でもたしかに 壁三千人将も“大王様"って…。 254 00:17:58,375 --> 00:18:00,611 いいや ちょっと待て! 255 00:18:00,611 --> 00:18:04,482 こいつ さっきタメ口きいてたぞ! ありえねェだろ! 256 00:18:04,482 --> 00:18:07,118 あっ! だまされるかコラァ! 257 00:18:07,118 --> 00:18:10,421 だから 前から話してただろうが。 258 00:18:10,421 --> 00:18:14,892 あいつの弟の反乱の時 一緒に戦った仲だって。 259 00:18:14,892 --> 00:18:17,495 そんな話 誰が信じるかよ! 260 00:18:17,495 --> 00:18:20,731 どう考えても お前の妄想っ…。 はうあっ! 261 00:18:20,731 --> 00:18:23,634 そっ そう言えば たしかにさっきの人➡ 262 00:18:23,634 --> 00:18:26,237 漂にそっくりだった… ような…。 263 00:18:26,237 --> 00:18:28,205 (慶)あっ たしかに! 264 00:18:28,205 --> 00:18:32,376 (尾平)本当に秦国の… 王様…。 オウよ。 265 00:18:32,376 --> 00:18:35,279 そうか… あれが俺たちの王様…。 266 00:18:35,279 --> 00:18:40,117 ほ… 本当にいたんだな 王様って。 そりゃいるだろ。 267 00:18:40,117 --> 00:18:43,020 やったな… 大王を この目で見るなんて➡ 268 00:18:43,020 --> 00:18:46,624 ふつう一生ないことだぞ! 村で自慢しよ! 269 00:18:46,624 --> 00:18:50,561 でも やっぱこう… すげェスね 大王様。 270 00:18:50,561 --> 00:18:54,365 ああ… なんか妙に光って見えたっつーか。 271 00:18:54,365 --> 00:18:57,334 …っくそ 最悪だ。 272 00:18:57,334 --> 00:19:00,070 あいつに情けねェ姿 見せちまった。 273 00:19:00,070 --> 00:19:02,006 俺としたことが…。 274 00:19:02,006 --> 00:19:05,509 …へっ まーいっか。 275 00:19:05,509 --> 00:19:08,746 どこに行くの 信っ! 政のとこ。 276 00:19:08,746 --> 00:19:11,081 え…。 あ…! 277 00:19:11,081 --> 00:19:13,984 (一同)大王様を呼び捨てにするな! 278 00:19:13,984 --> 00:19:19,123 でも… 信って実は とんでもなくすげェ奴だったりして…。 279 00:19:19,123 --> 00:19:21,859 お 俺も分からなくなってきた。 280 00:19:21,859 --> 00:19:23,794 (沛浪)いや絶対ただのアホだろ。 281 00:19:23,794 --> 00:19:26,294 でも 元気になってたね 信。 282 00:19:29,900 --> 00:19:32,770 …! …っス。 283 00:19:32,770 --> 00:19:35,472 フッ 泣きやんだか。 っ! 284 00:19:35,472 --> 00:19:38,776 うっ うるせェよ! 笑うなっ くそっ! 285 00:19:38,776 --> 00:19:42,980 大体何で 王様のお前が 咸陽を出て来たんだよ! 286 00:19:42,980 --> 00:19:47,284 聞きゃァ 呂不韋や昌平君らは 出て来てねェらしいじゃねェか! 287 00:19:47,284 --> 00:19:49,854 それは… ん…! (馬のいななき) 288 00:19:49,854 --> 00:19:51,822 くそっ ダメだ! 289 00:19:51,822 --> 00:19:55,259 全然ダメだ 政! テン。 290 00:19:55,259 --> 00:19:58,495 あ 信。 泣きやんだの よかった。 291 00:19:58,495 --> 00:20:00,495 うるせェよ! 292 00:20:02,199 --> 00:20:06,070 (河了貂) [外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]の城の作りは いい所と悪い所がある。 293 00:20:06,070 --> 00:20:08,973 いい点は 門が堅固であること。 294 00:20:08,973 --> 00:20:12,176 あの門は そう簡単には撃破されない。 295 00:20:12,176 --> 00:20:15,980 悪い点は 城壁が決して高くないこと。 296 00:20:15,980 --> 00:20:18,883 あれじゃ敵の長梯子が届いてしまう。 297 00:20:18,883 --> 00:20:22,086 城壁の上の乱戦勝負か…。 298 00:20:22,086 --> 00:20:25,823 だが 守城戦ってのは そういうもんだ。 299 00:20:25,823 --> 00:20:28,726 別に全然ダメってことはねェだろ。 300 00:20:28,726 --> 00:20:31,562 問題は城のことじゃないんだ。 301 00:20:31,562 --> 00:20:35,432 ここには 軍と呼べるほどの兵隊がいないんだ。 302 00:20:35,432 --> 00:20:39,770 正規軍を含む主力の兵は ほとんど函谷関に行っている。 303 00:20:39,770 --> 00:20:41,705 残ってんのは? 304 00:20:41,705 --> 00:20:44,608 千人。 千人っ!? 305 00:20:44,608 --> 00:20:47,244 李牧軍は三万超えだぞ!? 306 00:20:47,244 --> 00:20:51,882 俺たちも くたびれたのが 二千くれェしか… そうだ! 307 00:20:51,882 --> 00:20:56,520 政! お前は咸陽から どれだけの兵を引き連れて来たんだ!? 308 00:20:56,520 --> 00:20:58,489 二千弱。 309 00:20:58,489 --> 00:21:04,228 少なっ! 少なすぎだろ! 何で たったそれだけで咸陽をっ! 310 00:21:04,228 --> 00:21:07,564 諸事情。 いやだから それを聞いてっ…! 311 00:21:07,564 --> 00:21:14,405 いいか 五千弱対三万強 そこら中から 敵がよじ登ってきやがんだぞ! 312 00:21:14,405 --> 00:21:17,074 しかも相手は あの李牧軍だ。 313 00:21:17,074 --> 00:21:20,711 はっきり言って 戦になんねェぞ これじゃ! 314 00:21:20,711 --> 00:21:24,011 …いや まだ望みはある。 315 00:21:25,582 --> 00:21:28,452 ハァ… ハァ…。 316 00:21:28,452 --> 00:21:31,755 昌文君。 (壁)殿! 317 00:21:31,755 --> 00:21:34,658 (昌文君)報告いたします。 318 00:21:34,658 --> 00:21:37,561 [外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]の住民は およそ三万。 319 00:21:37,561 --> 00:21:41,565 しかし やはり男手は 函谷関に出払って少なく➡ 320 00:21:41,565 --> 00:21:45,669 そのうち二万は女・子供・老人です。 321 00:21:45,669 --> 00:21:48,906 え? …! 322 00:21:48,906 --> 00:21:52,876 三万か… 思っていた以上に 減っていなくて安心した。 323 00:21:52,876 --> 00:21:55,579 え…? これで➡ 324 00:21:55,579 --> 00:21:58,015 合わせれば こちらは三万五千だ。 325 00:21:58,015 --> 00:21:59,950 (壁 信)なっ…! 326 00:21:59,950 --> 00:22:04,154 お前まさか 一般人をあてにして 戦うつもりなんじゃねェだろうなっ! 327 00:22:04,154 --> 00:22:06,090 だっ 大王っ! 328 00:22:06,090 --> 00:22:08,359 戦をなめんじゃねェぞ 政! 329 00:22:08,359 --> 00:22:12,162 しかも半分は女子供なんてっ バカにしてんのか! 330 00:22:12,162 --> 00:22:14,131 静かにしろ 信。 331 00:22:14,131 --> 00:22:19,336 もはや我々には ある中で何とか戦うしか道はないのだ。 332 00:22:19,336 --> 00:22:24,708 ある中って… 女子供を頭数なんて それはねェだろ! 333 00:22:24,708 --> 00:22:28,145 政… 何となく意図は分かるよ。 334 00:22:28,145 --> 00:22:34,718 守城戦は後方支援が重要で 素人が最も加わりやすい戦場だ。 335 00:22:34,718 --> 00:22:38,589 でもね 戦術とか何かの前に 大前提として➡ 336 00:22:38,589 --> 00:22:42,226 みんなの“戦意"がないと 絶対に戦いにならない。➡ 337 00:22:42,226 --> 00:22:44,995 全員が兵士でないと…。➡ 338 00:22:44,995 --> 00:22:48,799 さっき一周して知ったんだけど そういう意味では➡ 339 00:22:48,799 --> 00:22:51,235 この“[外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]"という城は絶望的だ。 340 00:22:51,235 --> 00:22:53,170 どういう意味だ テン。 341 00:22:53,170 --> 00:22:59,510 この城は最初から 李牧軍が来たら 門を開けて降伏するつもりだったんだ。 342 00:22:59,510 --> 00:23:04,148 あきらめてるから住民三万が そのまま中に残っていたんだよ。 343 00:23:04,148 --> 00:23:06,248 なっ… 何だとォ!? 344 00:23:09,520 --> 00:23:13,023 貂。 無謀に近いことは分かっている。 345 00:23:13,023 --> 00:23:18,429 だが わずかでも道が残っているのなら そこに飛び込むしか今はない。 346 00:23:18,429 --> 00:23:22,132 兵士じゃなければ戦えないと いうのならば…➡ 347 00:23:22,132 --> 00:23:25,032 全員を兵士と化すのが俺の役目だ。 348 00:23:26,970 --> 00:23:30,841 まだ李牧軍が来るまで少し時間がある。 349 00:23:30,841 --> 00:23:33,744 信 お前の兵も連れて来てくれ。 350 00:23:33,744 --> 00:23:36,747 !? 351 00:23:36,747 --> 00:23:40,447 全員に 聞かせたい言葉がある。 352 00:23:46,023 --> 00:23:57,668 ♬~ 353 00:23:57,668 --> 00:24:03,440 ♬「空に雲 飾りの城」 354 00:24:03,440 --> 00:24:09,246 ♬「時の先で 崩れ消える」 355 00:24:09,246 --> 00:24:14,751 ♬「辿る言葉を 風が奪っていく」 356 00:24:14,751 --> 00:24:23,260 ♬「押し出された未来 でも向かう」 357 00:24:23,260 --> 00:24:26,597 ♬「That you're gonna pray to survive」 358 00:24:26,597 --> 00:24:34,972 ♬「どんな答えでも 掴まなければ進めるから」 359 00:24:34,972 --> 00:24:41,178 ♬「間違う数だけの傷が叶えていく」 360 00:24:41,178 --> 00:24:47,551 ♬「Come back around to keep yourself alive」 361 00:24:47,551 --> 00:24:53,090 ♬「Life is frail sore trail through」 362 00:24:53,090 --> 00:24:59,296 ♬「このままそのまま 光を越えよう」 363 00:24:59,296 --> 00:25:04,768 ♬「Make it right so break on through」 364 00:25:04,768 --> 00:25:07,771 ♬「We all struggle with our shallow mind」 365 00:25:07,771 --> 00:25:11,471 ♬「That's when we find out how it goes」 366 00:25:17,915 --> 00:25:20,915 次回 「キングダム」