1 00:00:38,038 --> 00:00:40,038 …! 2 00:00:43,644 --> 00:00:46,847 ご… ご…。 3 00:00:46,847 --> 00:00:49,147 よく… ご無事で…。 4 00:00:51,151 --> 00:00:53,087 あれ…? 5 00:00:53,087 --> 00:00:55,856 も 申し訳ありません…。 6 00:00:55,856 --> 00:01:01,762 ら… 乱世の后の一人として 泣いてはいけないと…。 7 00:01:01,762 --> 00:01:05,299 でも… うっ…。 8 00:01:05,299 --> 00:01:08,399 申し訳ありません 大王様…。 9 00:01:10,270 --> 00:01:12,670 涙が… 止まりません…。 10 00:01:14,675 --> 00:01:16,610 向…。 11 00:01:16,610 --> 00:01:19,410 (向の嗚咽) 12 00:01:21,915 --> 00:01:24,752 約束どおり戻ったぞ。 13 00:01:24,752 --> 00:01:26,687 うっ…。 14 00:01:26,687 --> 00:01:30,187 うわぁぁぁん…! 15 00:01:31,925 --> 00:01:38,465 ♬~ 16 00:01:38,465 --> 00:01:43,937 ♬「歪みかかる憐憫 浮雲ごとく迷走」 17 00:01:43,937 --> 00:01:49,243 ♬「響割れた感情 流れを惑わすか」 18 00:01:49,243 --> 00:01:54,748 ♬「痛み感じず不安が 続き望む本能と」 19 00:01:54,748 --> 00:01:59,520 ♬「掻き毟った心情 沸々湧きたちぬ」 20 00:01:59,520 --> 00:02:03,290 ♬「魂在りしは?」 21 00:02:03,290 --> 00:02:08,962 ♬「日々敷かれし道の上」 22 00:02:08,962 --> 00:02:15,068 ♬「切り刻んだ後には 仇なすもの」 23 00:02:15,068 --> 00:02:18,939 ♬「その扉を叩く」 24 00:02:18,939 --> 00:02:24,745 ♬「邪 葬って亡き者へ」 25 00:02:24,745 --> 00:02:30,551 ♬「何よりも 大切なこと」 26 00:02:30,551 --> 00:02:36,456 ♬「空描けない 無力は 数多ある声」 27 00:02:36,456 --> 00:02:42,596 ♬「その問いは後ほど 応えよう」 28 00:02:42,596 --> 00:02:46,333 ♬「守りたいものを」 29 00:02:46,333 --> 00:02:53,073 ♬「何よりも」 30 00:02:53,073 --> 00:03:01,782 ♬~ 31 00:03:01,782 --> 00:03:09,056 (どらの音) 32 00:03:09,056 --> 00:03:12,526 そっ そそ それでは! これより!➡ 33 00:03:12,526 --> 00:03:15,062 論功行賞を行う!! 34 00:03:15,062 --> 00:03:24,671 (一同)オオオオオオッ!! 35 00:03:24,671 --> 00:03:26,607 へへっ。 36 00:03:26,607 --> 00:03:29,007 (一同)オオオオオ!! 37 00:03:33,814 --> 00:03:36,550 まずは皆の者! 38 00:03:36,550 --> 00:03:41,488 亡国の危機を脱した働き 真に大儀であった!! 39 00:03:41,488 --> 00:03:44,791 中でも 各所の将を務めた➡ 40 00:03:44,791 --> 00:03:53,166 蒙驁・張唐・桓騎・王翦・蒙武・騰・麃公。 41 00:03:53,166 --> 00:03:58,472 その中の二将 張唐と麃公が戦死したことは➡ 42 00:03:58,472 --> 00:04:04,645 王として… 秦国として 何よりも悔やまれる。 43 00:04:04,645 --> 00:04:10,584 今回 この七将の働きに 序列をつけることは難しい。 44 00:04:10,584 --> 00:04:17,658 故に 一将だけを除き 六将には等しく 国防の“特別大功"を授ける。 45 00:04:17,658 --> 00:04:22,396 あえて一将を別としたのは 七将の中でも➡ 46 00:04:22,396 --> 00:04:26,199 ひときわ武功の厚かった者が あったからだ。 47 00:04:26,199 --> 00:04:29,970 この者を 此度の大戦の第一功とする。 48 00:04:29,970 --> 00:04:31,905 第一功! 49 00:04:31,905 --> 00:04:35,342 では… 第一功!➡ 50 00:04:35,342 --> 00:04:37,377 蒙武将軍 前へ! 51 00:04:37,377 --> 00:04:40,280 ウオオオオオッ!! 52 00:04:40,280 --> 00:04:42,916 <父上…> 53 00:04:42,916 --> 00:04:47,587 (昌平君) 蒙武将軍は 合従軍最大の難敵➡ 54 00:04:47,587 --> 00:04:50,791 楚国の総大将 汗明を討ち取り➡ 55 00:04:50,791 --> 00:04:56,930 また 傷癒えぬままに合従軍の背を追い これを大いに討った。 56 00:04:56,930 --> 00:04:59,900 軍総司令としても礼を言う。 57 00:04:59,900 --> 00:05:02,269 …フッ。 58 00:05:02,269 --> 00:05:06,573 蒙武将軍には 爵位二階級昇級➡ 59 00:05:06,573 --> 00:05:09,543 竜尽・春尽の地を与え➡ 60 00:05:09,543 --> 00:05:12,813 金三千と宝物十点を授ける! 61 00:05:12,813 --> 00:05:18,113 (一同)オオオオオオッ!! 62 00:05:20,187 --> 00:05:25,025 特別大功六将には 爵位二階級昇級➡ 63 00:05:25,025 --> 00:05:29,930 それぞれに 土地と金三千 宝物十点を授ける! 64 00:05:29,930 --> 00:05:32,799 金三千っ! 悪くないっスね。 65 00:05:32,799 --> 00:05:34,801 …フッ。 66 00:05:34,801 --> 00:05:40,007 そして此度は この七将に次ぐ武功をたたえる➡ 67 00:05:40,007 --> 00:05:42,307 三つの“特別準功"がある。 68 00:05:44,344 --> 00:05:46,613 一つ目は [外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]の住民へ! 69 00:05:46,613 --> 00:05:49,116 (一同)ウオオオオオ!! ひっ ひぃ! 70 00:05:49,116 --> 00:05:52,019 (昌平君) 彼らは多くが一般市民でありながら➡ 71 00:05:52,019 --> 00:05:55,989 秦国のために命を投げ出して戦い抜き➡ 72 00:05:55,989 --> 00:05:58,658 李牧軍を撃退した! 73 00:05:58,658 --> 00:06:01,561 ハッ 間違いねェ。 74 00:06:01,561 --> 00:06:10,037 [外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]の住民には 全員の爵位二階級昇級と それぞれに 手厚く金品を授ける! 75 00:06:10,037 --> 00:06:11,972 ありがとう。 76 00:06:11,972 --> 00:06:15,375 ふぐぅっ… 大王様ァ…! 77 00:06:15,375 --> 00:06:21,248 そして二つ目は 山の民の王 楊端和と その一族に! 78 00:06:21,248 --> 00:06:24,151 (どよめき) や… 山の民…。 79 00:06:24,151 --> 00:06:29,389 山の王 楊端和は 現在 山界の戦いの最中故➡ 80 00:06:29,389 --> 00:06:31,992 代理の者が来ている。 81 00:06:31,992 --> 00:06:38,331 秦国は 楊端和に“大上造"の爵位と 宝物三十点を寄与し➡ 82 00:06:38,331 --> 00:06:43,270 この先 彼らと再び 国交を開いていく予定である! 83 00:06:43,270 --> 00:06:47,040 (どよめき) 大上造! 国交…!? 84 00:06:47,040 --> 00:06:50,444 ウオオオオ!! (一同)おっ オオオオッ!! 85 00:06:50,444 --> 00:06:53,313 (一同)オオオオオッ!! 86 00:06:53,313 --> 00:06:56,216 それでは三つ目…。 87 00:06:56,216 --> 00:06:59,116 今回の特別準功の最後である。 88 00:07:01,922 --> 00:07:04,891 この者は… 合従軍との初戦で➡ 89 00:07:04,891 --> 00:07:09,463 趙の将軍 万極を自ら討ち取った。 …!! 90 00:07:09,463 --> 00:07:11,398 万極を!? (一同)オオオッ!! 91 00:07:11,398 --> 00:07:14,768 その後 南道の李牧軍を麃公と追い➡ 92 00:07:14,768 --> 00:07:17,370 これと戦って刻を稼ぎ➡ 93 00:07:17,370 --> 00:07:20,874 [外:092B4F3122A17ACDC9C6F7DB84C378DE]では 激戦となった南壁の将として➡ 94 00:07:20,874 --> 00:07:24,744 自ら先頭に立ち これを守り抜いた! 95 00:07:24,744 --> 00:07:29,583 そして最後には あの三大天 [外:E784E68594C6E9646D44A3D65AE02382]煖に立ち向かい➡ 96 00:07:29,583 --> 00:07:34,988 一騎打ちの末に その手で 秦国の武威を見事に示した! 97 00:07:34,988 --> 00:07:38,425 なっ なんと! あの[外:E784E68594C6E9646D44A3D65AE02382]煖と一騎打ちをっ! 98 00:07:38,425 --> 00:07:41,228 (臣)悪名高い万極の首も大きいぞ! 99 00:07:41,228 --> 00:07:43,463 フ…。 くっ…。 100 00:07:43,463 --> 00:07:46,900 飛信隊隊長 信 前へ! 101 00:07:46,900 --> 00:07:48,900 オオ! 102 00:07:54,708 --> 00:07:57,608 <そういや 前回も確か…> 103 00:07:59,813 --> 00:08:02,513 ココココ。 マジか。 104 00:08:07,621 --> 00:08:09,621 へへっ…。 105 00:08:11,424 --> 00:08:15,262 (昌平君) 飛信隊 信には爵位を一つ昇級!➡ 106 00:08:15,262 --> 00:08:20,967 住居のある風利の地を拡張し 金五百と宝物五点を授ける! 107 00:08:20,967 --> 00:08:25,739 また 現在“千人将"の地位を格上げし➡ 108 00:08:25,739 --> 00:08:27,674 “三千人将"とする! 109 00:08:27,674 --> 00:08:30,277 !! 110 00:08:30,277 --> 00:08:33,180 あんな… ボロの若者が…。 111 00:08:33,180 --> 00:08:35,515 三千人将…。 112 00:08:35,515 --> 00:08:37,450 イァァーッ!! 113 00:08:37,450 --> 00:08:39,819 (一同)ウオオオオオッ!! 114 00:08:39,819 --> 00:08:41,755 …ハハっ。 115 00:08:41,755 --> 00:08:44,658 まいったね。 チッ。 116 00:08:44,658 --> 00:08:47,227 <並ばれた…> 117 00:08:47,227 --> 00:08:49,663 どうした。 …! 118 00:08:49,663 --> 00:08:52,566 今回は騒がないのだな。 嬉しくないのか? 119 00:08:52,566 --> 00:08:56,436 嬉しいさ… 飛び上がるほどな。 120 00:08:56,436 --> 00:08:58,405 だが…。 121 00:08:58,405 --> 00:09:03,143 見えてきちまったから はしゃぐっつーより興奮してんだ。 122 00:09:03,143 --> 00:09:06,713 四千 五千 あと三つで➡ 123 00:09:06,713 --> 00:09:09,015 “将軍"だ! 124 00:09:09,015 --> 00:09:11,015 ああ。 125 00:09:12,886 --> 00:09:16,586 お前も急げよ 政。 分かっている。 126 00:09:19,059 --> 00:09:20,994 番号ーーっ!! 127 00:09:20,994 --> 00:09:23,930 いーち! にー! さーん! ≪しー! 128 00:09:23,930 --> 00:09:28,335 ≪三百五十二! ≪三百五十三! ≪三百五十四! 129 00:09:28,335 --> 00:09:32,205 ひっ 一人ずつ言わすなよ! 八百九十九! 130 00:09:32,205 --> 00:09:34,507 九百二十一! 131 00:09:34,507 --> 00:09:36,776 う 嬉しいのかなー やっぱ。 132 00:09:36,776 --> 00:09:40,380 ≪二千九百九十八! ≪二千九百九十九! 133 00:09:40,380 --> 00:09:42,649 ≪さっ… 三千!! 134 00:09:42,649 --> 00:09:44,684 イよォしっ! 135 00:09:44,684 --> 00:09:48,455 三千人飛信隊! 出陣!! (一同)オッ オオォ!! 136 00:09:48,455 --> 00:09:51,055 本当に点呼だけかよ! 137 00:09:52,792 --> 00:09:55,395 論功行賞から半月もせずに➡ 138 00:09:55,395 --> 00:10:00,267 新生飛信隊は前線の地 介倉へ派遣された。 139 00:10:00,267 --> 00:10:05,667 合従軍との戦いで荒らされた 村の復興と警備のためである。 140 00:10:07,607 --> 00:10:11,811 ッハ さすがに迫力あんな 麃公兵は。 141 00:10:11,811 --> 00:10:14,811 うちに来てくれて嬉しいぜ 岳雷。 142 00:10:21,488 --> 00:10:25,188 (笑い声や話し声) 143 00:10:28,728 --> 00:10:32,699 殿の… 麃公将軍の盾はどうしてる。 144 00:10:32,699 --> 00:10:36,469 留守の家に置いとくのは 危ねェからよ。 145 00:10:36,469 --> 00:10:40,140 信用できるダチに預かってもらってる。 146 00:10:40,140 --> 00:10:42,842 王騎将軍の矛と一緒にな。 147 00:10:42,842 --> 00:10:44,778 そうか…。 148 00:10:44,778 --> 00:10:49,616 麃公兵のほとんどが 将軍の領土へと戻っていったが➡ 149 00:10:49,616 --> 00:10:52,652 なぜ岳雷殿は飛信隊へ? 150 00:10:52,652 --> 00:10:55,355 分からぬ。 へ!? 151 00:10:55,355 --> 00:10:59,359 麃公兵の多くは信を嫌っている。 え゛っ!? 152 00:10:59,359 --> 00:11:01,961 ただの嫉妬だ。 153 00:11:01,961 --> 00:11:06,566 将軍はお前と話す時 妙に嬉しそうだった。 154 00:11:06,566 --> 00:11:10,270 将軍に子がなかったせいも あるかもしれぬが…➡ 155 00:11:10,270 --> 00:11:14,674 あんな将軍の顔は 長く見たことがなかった。 156 00:11:14,674 --> 00:11:17,577 つまり ここに入ったことに…➡ 157 00:11:17,577 --> 00:11:21,114 そんなに大した理由はない…。 158 00:11:21,114 --> 00:11:23,114 そっか… へへっ。 159 00:11:27,787 --> 00:11:30,690 オーイ! てめーら盛り上がってるか~! ≪オーッ! 160 00:11:30,690 --> 00:11:35,228 ここへ来ると “若さ"に まず驚くでしょう。 161 00:11:35,228 --> 00:11:38,698 尾平! 明日から ちゃっちゃと復興させっぞ! 162 00:11:38,698 --> 00:11:41,701 (尾平)ちゃっちゃとって…。 ハハッ! (岳雷)いや… そうでもない。 163 00:11:41,701 --> 00:11:45,338 大体… こんなものだ。 164 00:11:45,338 --> 00:11:47,273 みんなも明日から頼むぞォ! 165 00:11:47,273 --> 00:11:50,176 (岳雷)台頭してゆく漢や隊というものは。 166 00:11:50,176 --> 00:11:53,847 そうですな… たしかに。 167 00:11:53,847 --> 00:11:57,717 軍師が小娘ってのには 驚きましたけどね。 168 00:11:57,717 --> 00:11:59,719 さすがに うちにはいなかった。 169 00:11:59,719 --> 00:12:01,721 我呂。 170 00:12:01,721 --> 00:12:05,191 しかも 剣もかなり使うとか。 171 00:12:05,191 --> 00:12:08,528 ゲロ 今のは話がごっちゃになってる。 172 00:12:08,528 --> 00:12:14,300 我呂だ! たしかに飛信隊には 凄腕の女副長がいる。 173 00:12:14,300 --> 00:12:17,570 でも それはテンじゃねぇ。 174 00:12:17,570 --> 00:12:19,572 その者はどこに? 175 00:12:19,572 --> 00:12:23,376 さァな… どっか旅してる。 176 00:12:23,376 --> 00:12:25,645 (我呂)旅ィ!? 177 00:12:25,645 --> 00:12:28,648 ッハハ 心配すんな。 178 00:12:28,648 --> 00:12:31,548 そのうち必ず戻ってくる。 179 00:12:33,420 --> 00:12:38,820 (人々のにぎわう声) 180 00:12:44,631 --> 00:12:48,168 お前が… 羌[外:B69E84C18BDA7F7F8AE1CF4C6F971201]か。 181 00:12:48,168 --> 00:12:51,070 あんたが… 羌明? 182 00:12:51,070 --> 00:12:53,070 ああ。 183 00:12:59,913 --> 00:13:03,683 (羌明)よく… 一人でここまで来れたな。 184 00:13:03,683 --> 00:13:05,985 幽連の所在は? 185 00:13:05,985 --> 00:13:08,354 まあ待て。 186 00:13:08,354 --> 00:13:11,090 お前と少し話がしたい。 187 00:13:11,090 --> 00:13:14,894 何しろ一族の者と会うのは 十七年ぶりだ。 188 00:13:14,894 --> 00:13:19,365 つまり 私が羌族の里から 脱走して以来だ。 189 00:13:19,365 --> 00:13:22,902 脱走? 聞いてないのか? 190 00:13:22,902 --> 00:13:28,074 バァからは 外に羌明という 協力者の一団がいるとしか。 191 00:13:28,074 --> 00:13:33,880 でも… 里からの脱走は 死ぬまで追われる掟のはずだ。 192 00:13:33,880 --> 00:13:36,149 いや その前に…➡ 193 00:13:36,149 --> 00:13:39,449 なんで逃げ出したの? 羌族の里から。 194 00:13:43,022 --> 00:13:45,358 “祭"が恐ろしかった。 195 00:13:45,358 --> 00:13:48,027 “祭"が…? ああ…。 196 00:13:48,027 --> 00:13:51,498 ただ一人の“蚩尤"を決する戦い。 197 00:13:51,498 --> 00:13:55,335 当時 十五かそこらだった私は➡ 198 00:13:55,335 --> 00:13:59,072 自分が一番強いと思っていた。➡ 199 00:13:59,072 --> 00:14:04,944 だが 続々と集まってくる 各氏族の代表を見て➡ 200 00:14:04,944 --> 00:14:09,716 いやでも 自分の実力に気付かされたんだ。➡ 201 00:14:09,716 --> 00:14:15,522 その夜 気付けば夢中で 里から逃げ出していた。 202 00:14:15,522 --> 00:14:18,422 里からの追っ手のことを聞いたな。 203 00:14:20,894 --> 00:14:23,796 (追っ手)ギャアッ! 204 00:14:23,796 --> 00:14:26,733 (羌明)全員返り討ちにしてやったよ。 205 00:14:26,733 --> 00:14:31,204 ウワァアアアッ!! (羌明)あの時はもう こっちも正気じゃなかった。➡ 206 00:14:31,204 --> 00:14:35,108 最後は取り引きをした。 207 00:14:35,108 --> 00:14:42,749 (追っ手) 貴様が外界で羌族のために一生働くのなら 見逃すという一族の決定だ。 208 00:14:42,749 --> 00:14:48,021 里では貴様は死んだことになる故 二度と戻るな。 209 00:14:48,021 --> 00:14:52,321 分かったな… この羌族の面汚しが! 210 00:14:56,696 --> 00:15:04,137 (羌明)実は 里が外と完全に孤立せぬよう 外界には息のかかった者が散っていた。➡ 211 00:15:04,137 --> 00:15:08,942 何かあれば 里に情報を送る役目だ。➡ 212 00:15:08,942 --> 00:15:13,142 私も その仕事をする約束で野に解かれた。 213 00:15:14,747 --> 00:15:18,847 それが今では その一団の まとめ役ってわけだ。 214 00:15:21,854 --> 00:15:23,790 ムカつくか? 215 00:15:23,790 --> 00:15:28,628 逃げ出した私が のほほんと外で生きながらえていて。 216 00:15:28,628 --> 00:15:33,333 今でこそ幽連の居所を探るために 趙国に入ってるが➡ 217 00:15:33,333 --> 00:15:37,136 私には秦国に家がある…。 218 00:15:37,136 --> 00:15:40,940 そこには 夫と二人の子供もいるんだ。 219 00:15:40,940 --> 00:15:45,740 え…? 最悪だろ? 我ながら本当に…! 220 00:15:47,614 --> 00:15:51,851 チッ なんでこんな話してんだ…。 221 00:15:51,851 --> 00:15:55,751 悪い お前の旅とは 関係のないことを…。 222 00:15:57,657 --> 00:16:02,328 象姉は 外へ出ることを夢見てた。 223 00:16:02,328 --> 00:16:05,965 けど“祭"で だまし討ちされて死んだ。 224 00:16:05,965 --> 00:16:10,603 それを思うと… あなたは とてもズルい。 225 00:16:10,603 --> 00:16:12,872 もちろんだ…。 226 00:16:12,872 --> 00:16:15,375 でも…。 227 00:16:15,375 --> 00:16:19,612 これは 許すとかとは違うかもしれないけど➡ 228 00:16:19,612 --> 00:16:22,382 あなたみたいにガムシャラに生きる道も➡ 229 00:16:22,382 --> 00:16:25,682 あっていいんじゃないかって思うよ。 …! 230 00:16:27,754 --> 00:16:32,592 フッ… そういう私も 勝手に外に出てる身だけど。 231 00:16:32,592 --> 00:16:35,495 でも そっか…。 232 00:16:35,495 --> 00:16:39,395 子供とかいるのか… 二人も… へー…。 233 00:16:41,200 --> 00:16:44,671 <里からの話と少し違う…。➡ 234 00:16:44,671 --> 00:16:48,608 羌[外:B69E84C18BDA7F7F8AE1CF4C6F971201]には仇討ち以外 何も無いと聞いていた> 235 00:16:48,608 --> 00:16:50,610 フー…。 236 00:16:50,610 --> 00:16:55,648 <だが この娘は先を見ようとしている…?➡ 237 00:16:55,648 --> 00:16:58,618 仇討ちの先の道を…> 238 00:16:58,618 --> 00:17:02,321 羌[外:B69E84C18BDA7F7F8AE1CF4C6F971201] あれが老山だ。 239 00:17:02,321 --> 00:17:04,924 あの山に幽連の根城がある。 240 00:17:04,924 --> 00:17:06,924 …! 241 00:17:08,795 --> 00:17:13,700 幽連はもう 手のつけられぬ状態らしい。➡ 242 00:17:13,700 --> 00:17:20,173 詳しくは分からぬが 奴は“蚩尤"と なってから人格が崩壊したという…。➡ 243 00:17:20,173 --> 00:17:24,143 初めは魏王に抱えられたが追放された。 244 00:17:24,143 --> 00:17:28,448 その後 趙に流れて あの山に籠もった。 245 00:17:28,448 --> 00:17:32,048 一応 趙王とのつながりは あるらしいがな。 246 00:17:35,755 --> 00:17:38,991 (羌明)くれぐれも注意していけよ。 247 00:17:38,991 --> 00:17:41,394 奴は汚い手を使う上に➡ 248 00:17:41,394 --> 00:17:44,831 私たちと違って“祭"をくぐり抜けた女だ。 249 00:17:44,831 --> 00:17:48,231 蚩尤の力を決して侮るなよ。 250 00:17:50,136 --> 00:17:52,405 大丈夫。 251 00:17:52,405 --> 00:17:54,407 私さえ出ていれば➡ 252 00:17:54,407 --> 00:17:58,144 あの女が蚩尤だなんて有り得なかった! 253 00:17:58,144 --> 00:18:01,744 私からも象の仇を頼む…。 …? 254 00:18:03,483 --> 00:18:06,352 象が生まれた時…➡ 255 00:18:06,352 --> 00:18:08,952 私はまだ里にいたんだ。 256 00:18:12,492 --> 00:18:14,492 (鳥の鳴き声) 257 00:18:18,431 --> 00:18:22,068 やっと会えたな 幽族の連!! 258 00:18:22,068 --> 00:18:25,938 蚩尤様と呼べよ… 小娘。 259 00:18:25,938 --> 00:18:29,642 探したぞ… 卑怯者…! 260 00:18:29,642 --> 00:18:31,644 フッ… バカが。 261 00:18:31,644 --> 00:18:33,844 …っ! (女たちの笑い声) 262 00:18:35,548 --> 00:18:39,786 お前が私を追っていることは知っていた。 263 00:18:39,786 --> 00:18:43,422 こちらから流した情報に おびき出されるとは…。 264 00:18:43,422 --> 00:18:45,691 …ゲスが。 265 00:18:45,691 --> 00:18:48,995 私を探っていた あのババァも➡ 266 00:18:48,995 --> 00:18:52,532 今頃 手下どもの手に かかっているだろうよ。 267 00:18:52,532 --> 00:18:54,632 …! 268 00:19:05,645 --> 00:19:07,680 うオッ! ぐっ! 269 00:19:07,680 --> 00:19:09,680 …ッ! 270 00:19:14,053 --> 00:19:17,924 お前ら その娘を甘く見るなよ。 271 00:19:17,924 --> 00:19:24,030 そいつは五年前の“祭"で 最も蚩尤に近いと言われていた女だ。 272 00:19:24,030 --> 00:19:28,634 だが身内の裏切りで“祭"に出損ねた。➡ 273 00:19:28,634 --> 00:19:32,972 こいつは もう一人の代表だった 象という女のせいで➡ 274 00:19:32,972 --> 00:19:35,608 “祭"に出られなかった。 275 00:19:35,608 --> 00:19:40,313 こいつに勝てないと踏んだ象に 香を焚かれて眠らされたのさ。 276 00:19:40,313 --> 00:19:45,184 違う! 象姉は私と戦いたくなかったから そうしたんだ! 277 00:19:45,184 --> 00:19:48,688 そりゃァ本人に聞いてみねェと 分かんねェだろ。 278 00:19:48,688 --> 00:19:52,658 あー でももう そいつ おっ死んでんだっけ? 279 00:19:52,658 --> 00:19:55,094 貴様…! 280 00:19:55,094 --> 00:19:57,594 さぁ 舞え… 羌[外:B69E84C18BDA7F7F8AE1CF4C6F971201]。 281 00:20:00,900 --> 00:20:05,204 (羌[外:B69E84C18BDA7F7F8AE1CF4C6F971201])私の狙いは幽連だけだ! お前らに用はない! 282 00:20:05,204 --> 00:20:08,808 だが邪魔をするなら容赦なく斬り捨てる! 283 00:20:08,808 --> 00:20:12,044 クッ…。 フフフ…。 284 00:20:12,044 --> 00:20:16,482 (女たちの笑い声) (幽連)妙な気遣いは無用だ…。➡ 285 00:20:16,482 --> 00:20:19,719 どうせすぐに それどころではなくなる。 286 00:20:19,719 --> 00:20:23,589 あの時の羌象のように。 …! 287 00:20:23,589 --> 00:20:27,493 たしかお前ーー 拾い上げて見たんだろ? 288 00:20:27,493 --> 00:20:29,762 …っ! 289 00:20:29,762 --> 00:20:33,132 あのーー➡ 290 00:20:33,132 --> 00:20:37,103 私に斬り落とされた あいつの苦悶の顔を。 291 00:20:37,103 --> 00:20:39,272 幽連っ!! 292 00:20:39,272 --> 00:20:41,340 始めろっ!! 293 00:20:41,340 --> 00:20:43,340 フゥッ! 294 00:20:46,379 --> 00:20:48,314 フッ! 295 00:20:48,314 --> 00:20:50,314 セィ! 296 00:20:52,985 --> 00:20:54,954 ぐっ! 297 00:20:54,954 --> 00:20:56,956 がぁっ! 298 00:20:56,956 --> 00:21:00,756 やはり思い出すなァ 赤鶴… “祭"を。 299 00:21:04,096 --> 00:21:06,032 くっ…! 300 00:21:06,032 --> 00:21:08,232 調子に乗るなよ 羌族。 301 00:21:11,270 --> 00:21:16,976 (女たち) <トン タタン… トン タタン…> 302 00:21:16,976 --> 00:21:19,378 <幽族の… 巫舞…> 303 00:21:19,378 --> 00:21:24,884 <トン タタン… トン タタン…> 304 00:21:24,884 --> 00:21:29,588 <トン タタン… トン タタン…> 305 00:21:29,588 --> 00:21:31,958 <まだだ緑穂…➡ 306 00:21:31,958 --> 00:21:35,161 巫舞は呼吸を 使いすぎる> 307 00:21:35,161 --> 00:21:39,932 <ほう… その数を相手に巫舞なしで?➡ 308 00:21:39,932 --> 00:21:45,732 フフフフフ… 随分と幽族を甘く見るじゃないか 小娘> 309 00:21:51,577 --> 00:21:53,579 <かわしたっ!> 310 00:21:53,579 --> 00:21:55,715 <当然だ> 311 00:21:55,715 --> 00:21:57,683 くっ! チィ! 312 00:21:57,683 --> 00:22:04,390 奥義 巫舞は意識が遠のく反面 あらゆる感覚が活性化する。➡ 313 00:22:04,390 --> 00:22:10,062 そして その深さは 蚩尤族としての才能に起因する。 314 00:22:10,062 --> 00:22:13,362 さァ 早く見せてみろ 小娘。 315 00:22:15,668 --> 00:22:17,668 (幽連)貴様の巫舞を。 316 00:22:19,605 --> 00:22:21,807 うぁっ! ぐっ! 317 00:22:21,807 --> 00:22:26,107 <あの娘 意地でも巫舞は使わずに…> 318 00:22:30,616 --> 00:22:32,752 っ…! 319 00:22:32,752 --> 00:22:34,687 <まずいっ!> 320 00:22:34,687 --> 00:22:37,887 ぶっちゃけ 巫舞のことは よー分からん。 321 00:22:40,826 --> 00:22:42,762 来たか。 322 00:22:42,762 --> 00:22:45,598 <トーーン…> 323 00:22:45,598 --> 00:22:48,267 えー 象姉も分かんないのー? 324 00:22:48,267 --> 00:22:53,439 うん… 正確には 分かる部分と分からない部分がある。 325 00:22:53,439 --> 00:22:58,044 [外:B69E84C18BDA7F7F8AE1CF4C6F971201]は どんな感じ? 巫舞の時 周りは見えてる? 326 00:22:58,044 --> 00:23:02,248 え… うん 見えてるよ 何となく。 327 00:23:02,248 --> 00:23:08,154 でも… そのうち だんだん 周りのものの動きが遅くなってって…➡ 328 00:23:08,154 --> 00:23:12,625 最後は飛んでる虫が止まってしまう。 329 00:23:12,625 --> 00:23:16,162 私もだ。 そして その次は…。 330 00:23:16,162 --> 00:23:18,097 その次? 331 00:23:18,097 --> 00:23:21,967 うん その次は…➡ 332 00:23:21,967 --> 00:23:24,637 真っ青な水の中にいる。➡ 333 00:23:24,637 --> 00:23:28,808 すごーく透き通ってて 奥まで青くて…。➡ 334 00:23:28,808 --> 00:23:32,645 下の方は深くて 底は全然見えない。➡ 335 00:23:32,645 --> 00:23:36,345 それから ゆっくりと 下へ下へ沈んでいくの。 <トーン… タンタン> 336 00:23:39,151 --> 00:23:41,654 <ただ深くーー> 337 00:23:41,654 --> 00:23:45,454 <トーーーン…> 338 00:23:47,059 --> 00:23:58,671 ♬~ 339 00:23:58,671 --> 00:24:04,477 ♬「空に雲 飾りの城」 340 00:24:04,477 --> 00:24:10,282 ♬「時の先で 崩れ消える」 341 00:24:10,282 --> 00:24:15,754 ♬「辿る言葉を 風が奪っていく」 342 00:24:15,754 --> 00:24:24,296 ♬「押し出された未来 でも向かう」 343 00:24:24,296 --> 00:24:27,600 ♬「That you're gonna pray to survive」 344 00:24:27,600 --> 00:24:35,941 ♬「どんな答えでも 掴まなければ進めるから」 345 00:24:35,941 --> 00:24:42,148 ♬「間違う数だけの傷が叶えていく」 346 00:24:42,148 --> 00:24:48,554 ♬「Come back around to keep yourself alive」 347 00:24:48,554 --> 00:24:54,059 ♬「Life is frail sore trail through」 348 00:24:54,059 --> 00:25:00,266 ♬「このままそのまま 光を越えよう」 349 00:25:00,266 --> 00:25:05,771 ♬「Make it right so break on through」 350 00:25:05,771 --> 00:25:08,741 ♬「We all struggle with our shallow mind」 351 00:25:08,741 --> 00:25:12,441 ♬「That's when we find out how it goes」 352 00:25:18,951 --> 00:25:21,851 次回 「キングダム」 353 00:25:33,766 --> 00:25:35,766 ♬~