1 00:00:01,875 --> 00:00:04,211 (銃声) ハッハッハッハ…! 2 00:00:04,211 --> 00:00:08,548 あの信長という男は やすやすとは負けぬと思う。 3 00:00:08,548 --> 00:00:12,219 織田信長様の評判がよい。 何~? 4 00:00:12,219 --> 00:00:15,122 このまま 兄上に 美濃を任せておくわけにはまいらぬ。 5 00:00:15,122 --> 00:00:19,893 打ちにお行きになればよろしいかと…。 お打ちになれば 片がつくというもの。 6 00:00:19,893 --> 00:00:24,231 高政! 許さんぞ! 道三は我が父にあらず。 7 00:00:24,231 --> 00:00:26,931 十兵衛。 そなたは わしの味方じゃ。 8 00:00:43,483 --> 00:00:48,221 (足音) 9 00:00:48,221 --> 00:00:52,092 おオ 先に来ている者がおったか。 10 00:00:52,092 --> 00:00:54,628 フッ…。 11 00:00:54,628 --> 00:00:58,498 魏軍総大将 呉鳳明と申す。 12 00:00:58,498 --> 00:01:03,837 若いな。 俺は燕の総大将 オルドだ。 13 00:01:03,837 --> 00:01:07,240 <オルド…? 北の騎馬族の出か…> 14 00:01:07,240 --> 00:01:11,645 …で なぜ中央に座る? 15 00:01:11,645 --> 00:01:15,245 別に。 こんなものは早い者勝ちだ。 16 00:01:19,920 --> 00:01:21,920 …ん? 17 00:01:25,559 --> 00:01:27,527 ワッハハハハハ! 18 00:01:27,527 --> 00:01:31,965 おお 何かさっそく盛り上がっておるな。 19 00:01:31,965 --> 00:01:35,602 楚軍総大将 汗明だ。 20 00:01:35,602 --> 00:01:39,840 うおぅ 俺よりでかい男を久々に見た。 21 00:01:39,840 --> 00:01:42,742 <楚の巨人 汗明…!➡ 22 00:01:42,742 --> 00:01:45,679 そして 韓はよりによって…> 23 00:01:45,679 --> 00:01:48,779 韓軍総大将 成恢だ。 24 00:01:50,484 --> 00:01:53,687 うおっ。 ぐわっはははは! 25 00:01:53,687 --> 00:01:55,622 (李牧)皆さん。 (一同)ん? 26 00:01:55,622 --> 00:01:57,922 そろわれてるようですね。 27 00:02:04,764 --> 00:02:21,281 ♬~ 28 00:02:21,281 --> 00:02:26,052 ♬「瞳閉じた夜の中で」 29 00:02:26,052 --> 00:02:30,891 ♬「湧き上がる不安と戦い」 30 00:02:30,891 --> 00:02:35,762 ♬「あの時夢の中で見た痛みは」 31 00:02:35,762 --> 00:02:40,567 ♬「全て対峙するこれからの痛み」 32 00:02:40,567 --> 00:02:46,373 ♬「なんで君はなぜ? 僕はなぜ?」 33 00:02:46,373 --> 00:02:50,844 ♬「答えは決まっている」 34 00:02:50,844 --> 00:02:57,617 ♬「強く大きなもの立ち向かうんだ」 35 00:02:57,617 --> 00:03:00,020 ♬「そうさ」 36 00:03:00,020 --> 00:03:04,958 ♬「大切なものを守り抜く覚悟」 37 00:03:04,958 --> 00:03:09,696 ♬「諦めないことだけ とりえさ」 38 00:03:09,696 --> 00:03:14,534 ♬「進んでいく困難を力で向こうへ」 39 00:03:14,534 --> 00:03:21,007 ♬「踏む一歩確かめて 立ち向かうよ」 40 00:03:21,007 --> 00:03:34,007 ♬~ 41 00:03:39,693 --> 00:03:43,563 <あの男が なぜこんな所に…。➡ 42 00:03:43,563 --> 00:03:48,535 しかも楚軍の大将としては 汗明が来ているのに…> 43 00:03:48,535 --> 00:03:53,873 フフフ… 胸躍るとは 正にこのことだ。 44 00:03:53,873 --> 00:04:00,213 ふだんなら戦い合う各国の大将軍が こうして一堂に会しておる。 45 00:04:00,213 --> 00:04:02,282 斉が抜けておるがな。 46 00:04:02,282 --> 00:04:05,085 あんな国はどうでもいい! 47 00:04:05,085 --> 00:04:07,954 李牧殿。 48 00:04:07,954 --> 00:04:13,326 俺は あんたと共に 戦えることが心底うれしい。 49 00:04:13,326 --> 00:04:19,566 合従軍が終われば 最大の敵となる あんたと戦えることがなァ。 50 00:04:19,566 --> 00:04:24,704 燕に合従軍に加わって頂けたこと 感謝します。 51 00:04:24,704 --> 00:04:28,575 聞けば オルド将軍が 燕王を説得されたとか。 52 00:04:28,575 --> 00:04:30,910 あんただからだ。 53 00:04:30,910 --> 00:04:34,781 秦の王騎と 我が燕の劇辛に圧勝し➡ 54 00:04:34,781 --> 00:04:39,653 今や中華で最も注目される 存在となった李牧。➡ 55 00:04:39,653 --> 00:04:45,392 他ならぬ あんたの呼びかけだからこそ この合従軍は興ったのだ。 56 00:04:45,392 --> 00:04:51,998 今思えば 劇辛はこのための 生贄だったのではと勘ぐりたくなる。 57 00:04:51,998 --> 00:04:54,300 そんなことより…。 むっ。 58 00:04:54,300 --> 00:04:58,505 なぜ そなたのような人物が ここにおられるのだ。 59 00:04:58,505 --> 00:05:00,505 む…。 60 00:05:04,744 --> 00:05:10,283 この合従軍には上も下もなく 各国の軍は対等です。 61 00:05:10,283 --> 00:05:15,488 しかし 軍である以上 それを束ねる者が必要不可欠。 62 00:05:15,488 --> 00:05:18,391 当然だ。 ん…? 63 00:05:18,391 --> 00:05:21,294 ん… そういうことか。 64 00:05:21,294 --> 00:05:25,999 ええ。 楚の宰相にして軍総司令である➡ 65 00:05:25,999 --> 00:05:28,902 春申君殿 この方に➡ 66 00:05:28,902 --> 00:05:32,772 我々合従軍の総大将を 務めて頂きます。 67 00:05:32,772 --> 00:05:36,643 なっ…!? 食客三千人を抱える➡ 68 00:05:36,643 --> 00:05:39,245 「戦国四君」最後の一人。 69 00:05:39,245 --> 00:05:44,951 宰相としては二十年 あの大国楚を 一手にまとめ上げている。 70 00:05:44,951 --> 00:05:51,725 文官・武官問わず 中華全土の現役で 格付けをすれば 頂点に位置するお方だ。 71 00:05:51,725 --> 00:05:55,562 大将は李牧殿ではないのか…。 72 00:05:55,562 --> 00:05:58,798 心配するな オルド将軍。 73 00:05:58,798 --> 00:06:02,168 この戦を描くのは最初から最後まで➡ 74 00:06:02,168 --> 00:06:06,473 合従軍参謀を務める 李牧だ。 75 00:06:06,473 --> 00:06:11,377 俺はお前らのケツを蹴って回る役に ついただけだ。 76 00:06:11,377 --> 00:06:14,748 まだ何か不服か? 77 00:06:14,748 --> 00:06:16,683 フフフッ…。 78 00:06:16,683 --> 00:06:21,187 北方を縄張りとする俺でも 春申君は知っておる。 79 00:06:21,187 --> 00:06:24,991 これ以上豪華な顔ぶれがあろうか。 80 00:06:24,991 --> 00:06:28,762 やはり この合従軍は最高だ! 81 00:06:28,762 --> 00:06:31,698 (手を打つ音) よし 形は成った。 82 00:06:31,698 --> 00:06:34,698 あとは戦略だ。 李牧。 83 00:06:37,370 --> 00:06:41,775 それでは 咸陽攻略の作戦を伝えます。 84 00:06:41,775 --> 00:06:48,081 (昌平君)我が秦国の兵力で 今の合従軍の侵略を止める手だては➡ 85 00:06:48,081 --> 00:06:50,150 一つもない。➡ 86 00:06:50,150 --> 00:06:55,388 故に これまで幾重に設置した 咸陽までの防衛線は➡ 87 00:06:55,388 --> 00:06:58,057 全て撤廃する。 (将軍たち)ぬ! 88 00:06:58,057 --> 00:07:00,760 撤廃…だと? 89 00:07:00,760 --> 00:07:06,199 無意味な戦いで これ以上 兵力差を作るわけにはいかない。➡ 90 00:07:06,199 --> 00:07:11,037 民や兵を近隣の城に入れ 合従軍を素通りさせる。 91 00:07:11,037 --> 00:07:13,840 咸陽まで呼び込むつもりかよ。 92 00:07:13,840 --> 00:07:16,676 入り口までだ。 入り口? 93 00:07:16,676 --> 00:07:20,213 (張唐)ハッ 何も知らんのだな 元野盗は。 94 00:07:20,213 --> 00:07:22,148 あァ? 95 00:07:22,148 --> 00:07:28,388 (張唐)周囲を山岳に囲まれる ここ咸陽は 天然の要塞だ。 96 00:07:28,388 --> 00:07:33,793 そして咸陽が 中華一の不落の城ともいわれる理由は➡ 97 00:07:33,793 --> 00:07:38,631 咸陽に至るための大道を塞ぐ 「国門」があるからだ。 98 00:07:38,631 --> 00:07:41,167 そのくらい知ってるっつの。 99 00:07:41,167 --> 00:07:45,038 この門は これまで一度も抜かれたことはない。 100 00:07:45,038 --> 00:07:50,838 だが今回みてェなのに攻め込まれたことも 一度もねェんじゃねェのか? 101 00:07:57,083 --> 00:07:59,986 そのとおりだ。 ケッ。 102 00:07:59,986 --> 00:08:03,389 やはり定石どおり門固めで…。 103 00:08:03,389 --> 00:08:08,228 ええ。 結局 この咸陽防衛の策は ただ一つ。 104 00:08:08,228 --> 00:08:12,966 その入り口である国門を どう守り抜くかということ。 105 00:08:12,966 --> 00:08:16,166 分かりやすいな。 それしかなかろう。 106 00:08:19,072 --> 00:08:24,072 (昌平君)では― 各将 各軍を迅速に集結させるのだ。 107 00:08:25,945 --> 00:08:28,545 (昌平君)国門「函谷関」へ! 108 00:08:30,416 --> 00:08:32,752 (行軍の音) んっ!? 109 00:08:32,752 --> 00:08:36,923 見ろ お前ら! 味方の軍だ! (河了貂)奥にもいるぞ! 110 00:08:36,923 --> 00:08:39,225 みんな 咸陽へ…。 111 00:08:39,225 --> 00:08:42,495 いや 函谷関っていう門に向かってんだ。 112 00:08:42,495 --> 00:08:44,430 確か もうすぐだぞ。 113 00:08:44,430 --> 00:08:47,767 <噂じゃ ほぼ全軍が集結…。➡ 114 00:08:47,767 --> 00:08:50,503 楽華隊や玉鳳隊も来てんのか?> 115 00:08:50,503 --> 00:08:54,807 (馬の駆ける音) 116 00:08:54,807 --> 00:08:57,043 うおっ! なっ!? 117 00:08:57,043 --> 00:08:59,946 (田永)何だあれ!? 全部味方かっ…! 118 00:08:59,946 --> 00:09:02,348 (去亥)どえれェ数だぞ こりゃ! 119 00:09:02,348 --> 00:09:04,884 ここが集合場所なのではっ…。 120 00:09:04,884 --> 00:09:07,184 へっ!? あっ! ああっ!! 121 00:09:11,190 --> 00:09:14,894 でっ… でけェ…! (河了貂)これが…! 122 00:09:14,894 --> 00:09:16,894 函谷関!! 123 00:09:19,299 --> 00:09:21,234 (田永)てっぺんが見えねぇ…。 124 00:09:21,234 --> 00:09:24,971 (去亥)何十年がかりで作ったんだ こんなの…。 125 00:09:24,971 --> 00:09:29,809 咸陽の城壁だって この半分くらいの高さしかない…。 126 00:09:29,809 --> 00:09:33,112 王都の城壁の倍って どんだけ…。 127 00:09:33,112 --> 00:09:37,350 やったあぁぁ!! 函谷関 バンザーイ!! 128 00:09:37,350 --> 00:09:43,122 (兵たち) バンザーイ!! バンザーイ!! バンザーイ!! 129 00:09:43,122 --> 00:09:45,692 テン…。 え? 130 00:09:45,692 --> 00:09:49,696 函谷関が抜かれりゃ 咸陽は落ちるって話は…。 131 00:09:49,696 --> 00:09:53,433 (河了貂)本当だ。 …! そうか。 132 00:09:53,433 --> 00:09:58,271 いやいや こんなもん どう考えたって落とせねえって。 133 00:09:58,271 --> 00:10:02,208 落とす自信があるから 李牧は来るんだろ。 134 00:10:02,208 --> 00:10:04,711 李牧…! 135 00:10:04,711 --> 00:10:08,648 これは咸陽防衛ってより 函谷関防衛戦だ! 136 00:10:08,648 --> 00:10:11,351 配置につくぞ 飛信隊!! 137 00:10:11,351 --> 00:10:13,886 (飛信隊)オオオオオッ!! 138 00:10:13,886 --> 00:10:16,189 (雷鳴) 139 00:10:16,189 --> 00:10:18,257 すまんな蒙武。 140 00:10:18,257 --> 00:10:22,662 恐らく配置的に お前に一番 血を流させる。 141 00:10:22,662 --> 00:10:25,064 望むところだ。 142 00:10:25,064 --> 00:10:27,000 それにしても➡ 143 00:10:27,000 --> 00:10:30,370 お前にしては珍しく ぬかったな。 …! 144 00:10:30,370 --> 00:10:35,975 合従軍など… ここまでお前が出し抜かれるとはな。 145 00:10:35,975 --> 00:10:39,212 俺の落ち度だ。 たかをくくっていた。 146 00:10:39,212 --> 00:10:41,881 ん? フッ…。 147 00:10:41,881 --> 00:10:47,081 まさか 「山陽攻略の真意」を 見抜く者がいるとはな…。 148 00:10:48,755 --> 00:10:50,990 中華が詰みかけた!? 149 00:10:50,990 --> 00:10:53,826 ええ。 あの一手…。➡ 150 00:10:53,826 --> 00:10:58,531 山陽奪取から東郡を宣言した一連の流れ➡ 151 00:10:58,531 --> 00:11:01,401 あれは中華全土を盤場とした戦いでの➡ 152 00:11:01,401 --> 00:11:04,303 「詰みの一手」に近かったのです。 153 00:11:04,303 --> 00:11:09,842 そのことに気付いたのは 恐らく中華で俺と李牧くらいであろう。 154 00:11:09,842 --> 00:11:13,813 大国楚は 多少のことではビクともせぬが➡ 155 00:11:13,813 --> 00:11:17,913 お前らが秦国にのみ込まれると さすがにやっかいだ。 156 00:11:20,219 --> 00:11:25,358 それで李牧殿は 今回の合従軍を興したと…。 157 00:11:25,358 --> 00:11:28,294 ええ。 秦が… 昌平君が➡ 158 00:11:28,294 --> 00:11:32,131 ここまでの手をうってくるとは 想像できませんでした。 159 00:11:32,131 --> 00:11:35,068 何とも複雑な話であるな…。 160 00:11:35,068 --> 00:11:38,504 どこがだバカ 単純明快だろ バカ。 161 00:11:38,504 --> 00:11:41,307 バッ! 気の毒なのは➡ 162 00:11:41,307 --> 00:11:44,407 何も知らずに滅ぶ秦国の民だな。 163 00:11:46,813 --> 00:11:50,383 ヌッハハ! そんなことはどうでもいい。➡ 164 00:11:50,383 --> 00:11:55,221 恨むなら 秦に生まれたことを恨め。 これは戦争だ。 165 00:11:55,221 --> 00:11:58,424 調子に乗って失敗した国は消し飛ぶ!➡ 166 00:11:58,424 --> 00:12:03,124 それが時代の習いだ。 ヌッハハハハハ! 167 00:12:06,833 --> 00:12:09,602 蒙恬! 王賁! 168 00:12:09,602 --> 00:12:12,105 先に行ってろ! (兵たち)ヘイ! 169 00:12:12,105 --> 00:12:15,007 二人とも 配属はどこになった? 170 00:12:15,007 --> 00:12:18,344 蒙武と騰の連合軍だ。 そっちは? 171 00:12:18,344 --> 00:12:20,313 麃公将軍の所だ。 172 00:12:20,313 --> 00:12:24,013 ハハッ どっちもクセが強そうな軍だな。 173 00:12:25,818 --> 00:12:28,721 (蒙恬) しっかし えらいことになってしまったな。 174 00:12:28,721 --> 00:12:33,559 ついこの前まで 山陽だ何だと侵攻しまくってたのに。 175 00:12:33,559 --> 00:12:36,195 上層部の失態だ。 176 00:12:36,195 --> 00:12:38,531 いや…。 177 00:12:38,531 --> 00:12:40,500 これが戦国だろ? 178 00:12:40,500 --> 00:12:43,069 …! 179 00:12:43,069 --> 00:12:45,771 ハハ… だな。 180 00:12:45,771 --> 00:12:49,642 王賁… 二千人将になったんだってな。 181 00:12:49,642 --> 00:12:54,313 お~め~で~と~う~! いらん。 182 00:12:54,313 --> 00:12:57,683 俺はこの戦で 三千人将になってやるからなァ! 183 00:12:57,683 --> 00:12:59,719 また始まった…。 184 00:12:59,719 --> 00:13:02,655 俺は五千人将を目指す。 185 00:13:02,655 --> 00:13:04,790 ごっ…! 186 00:13:04,790 --> 00:13:07,426 そうすれば もうその上は―➡ 187 00:13:07,426 --> 00:13:10,229 将軍だ。 188 00:13:10,229 --> 00:13:13,132 <しょっ… 将軍…!!> 189 00:13:13,132 --> 00:13:16,232 (馬のいななき) じゃあな 千人将。 190 00:13:17,904 --> 00:13:22,108 <国が滅ぶかどうかって時に こいつは…> 191 00:13:22,108 --> 00:13:26,979 俺は五千人将どころじゃねェ! これで将軍になってやっからなァ! 192 00:13:26,979 --> 00:13:29,315 それはムリ。 193 00:13:29,315 --> 00:13:33,515 んじゃ俺も行くか。 遅れると親父がうるさいから。 194 00:13:36,155 --> 00:13:39,492 蒙恬! 195 00:13:39,492 --> 00:13:41,861 がっつりやろうぜ。 196 00:13:41,861 --> 00:13:44,561 間違っても 死ぬなよ。 197 00:13:46,399 --> 00:13:48,334 (桓騎)なーんだ。 198 00:13:48,334 --> 00:13:52,538 てっきり みんなでここに立て籠もって 戦うのかと思ったぜ。 199 00:13:52,538 --> 00:13:56,409 バカな。 それでは奴らの思うツボだ。➡ 200 00:13:56,409 --> 00:14:01,914 函谷関は鉄壁だが 周囲の山々には つけ込むスキがある。➡ 201 00:14:01,914 --> 00:14:06,752 外でそれを守りつつ 敵への牽制も行うのだ。➡ 202 00:14:06,752 --> 00:14:12,558 敵も それを承知して 合従軍を広く分けて配置してくる。 203 00:14:12,558 --> 00:14:18,331 (桓騎)ここの配置になった俺とあんたは 「当たりくじ」ってわけかい? 204 00:14:18,331 --> 00:14:22,535 当たりかどうかは開戦してみねば 誰にも分からぬ。 205 00:14:22,535 --> 00:14:24,470 ヘッ…。 206 00:14:24,470 --> 00:14:32,211 ♬~ 207 00:14:32,211 --> 00:14:34,211 来たぞ。 208 00:14:41,387 --> 00:14:43,887 秦軍は函谷関の守備に… 209 00:14:48,160 --> 00:14:51,063 左の山地には… 210 00:14:51,063 --> 00:14:53,063 反対の右の山地には… 211 00:14:55,835 --> 00:14:57,935 その更に右には… 212 00:15:00,206 --> 00:15:04,910 対する合従軍は 趙・楚・韓・魏・燕が➡ 213 00:15:04,910 --> 00:15:07,647 横並びに広く展開し➡ 214 00:15:07,647 --> 00:15:12,447 その後方には 李牧と春申君が本陣を構えた。 215 00:15:16,722 --> 00:15:23,129 (ざわめきや話し声) 216 00:15:23,129 --> 00:15:25,831 あっ! あぁっ! 217 00:15:25,831 --> 00:15:29,235 あっ 向ちゃん大丈夫!? いたた…。 218 00:15:29,235 --> 00:15:32,772 ちょっと!! 大王様の御子を身ごもってるのよ! 219 00:15:32,772 --> 00:15:35,141 何かあったらどうするのよ! 220 00:15:35,141 --> 00:15:38,744 お腹かばったから平気…。 221 00:15:38,744 --> 00:15:43,182 それにしても 後宮が慌ただしいことに…。 222 00:15:43,182 --> 00:15:47,119 いつでも逃げられるように 荷作りしてるんだよ。 223 00:15:47,119 --> 00:15:51,590 後宮は閉ざされてるから 悪い噂ばっかり広がっちゃうの。 224 00:15:51,590 --> 00:15:55,094 えっ でも 敵が咸陽を囲んでるって…。 225 00:15:55,094 --> 00:15:59,398 囲んでないよ! 合従軍が来てるのは函谷関まで! 226 00:15:59,398 --> 00:16:03,402 そこを抜かれない限り 敵は咸陽へは来れないの。 227 00:16:03,402 --> 00:16:06,872 く… 詳しいね 陽ちゃん。 228 00:16:06,872 --> 00:16:09,709 武家の娘だからね。 229 00:16:09,709 --> 00:16:16,415 <でも 「その函谷関も危うい 今のうちから後宮脱出の道を探れ」って➡ 230 00:16:16,415 --> 00:16:19,385 父からの書簡にもあったけど…> 231 00:16:19,385 --> 00:16:22,822 あ あの陽ちゃん…。 ん? 232 00:16:22,822 --> 00:16:27,526 もしだけど… 敵が この後宮まで来ちゃったら➡ 233 00:16:27,526 --> 00:16:30,196 私たち宮女って やっぱり…。➡ 234 00:16:30,196 --> 00:16:33,833 大王様の子も… あ…。 235 00:16:33,833 --> 00:16:38,170 いざとなったら向ちゃんとお腹の子は 私が絶対守るから! 236 00:16:38,170 --> 00:16:41,470 よ… 陽ちゃん… あ…。 237 00:16:43,809 --> 00:16:46,909 <震えてる… 陽ちゃんも…> 238 00:16:48,647 --> 00:16:52,518 だ… 大丈夫だよ陽ちゃん! 239 00:16:52,518 --> 00:16:55,955 函谷関で戦ってくれる人たちがいる。➡ 240 00:16:55,955 --> 00:16:57,923 大丈夫!➡ 241 00:16:57,923 --> 00:17:01,394 秦の兵隊さんたちは すごく強いから。➡ 242 00:17:01,394 --> 00:17:05,094 絶対… 絶対みんなを守ってくれる! 243 00:17:11,404 --> 00:17:14,106 十二万の… 趙軍…。 244 00:17:14,106 --> 00:17:16,642 あれが俺らの受け持つ敵かよ…。 245 00:17:16,642 --> 00:17:20,312 こっちは 五万か。 バカ 四万だ。 246 00:17:20,312 --> 00:17:23,349 渕さん。 247 00:17:23,349 --> 00:17:27,086 趙軍は… あの馬陽以来だな。 248 00:17:27,086 --> 00:17:29,789 あ…! ええ。 249 00:17:29,789 --> 00:17:33,789 あの時は百人隊で… 今は千人隊だ。 250 00:17:36,695 --> 00:17:38,831 <王騎将軍…。➡ 251 00:17:38,831 --> 00:17:44,236 あんたの名付けた飛信隊が この三年で どんだけでかく成長したか➡ 252 00:17:44,236 --> 00:17:47,636 目ん玉ひんむいて しっかり見てろよな> 253 00:17:52,878 --> 00:17:54,978 <麃公将軍…?> 254 00:18:01,654 --> 00:18:03,656 十五万…。 255 00:18:03,656 --> 00:18:06,192 楚軍担当は外したかったのにな…。 256 00:18:06,192 --> 00:18:16,836 ♬~ 257 00:18:16,836 --> 00:18:20,773 んだよ もったいつけんな。 とっとと始めろよ。 258 00:18:20,773 --> 00:18:36,021 ♬~ 259 00:18:36,021 --> 00:18:37,957 オルド様! 260 00:18:37,957 --> 00:18:40,426 王翦軍の後ろの山脈を伝えば➡ 261 00:18:40,426 --> 00:18:44,597 函谷関の真横ないし 裏側へ行けると思われます。 262 00:18:44,597 --> 00:18:49,835 間違いなかろう。 あの山々の形状は俺もそう読む。 263 00:18:49,835 --> 00:18:51,904 では行きマすカ。 264 00:18:51,904 --> 00:18:57,176 待て ユキイ。 口火を切るのは俺たちではない。 265 00:18:57,176 --> 00:18:59,478 政治じゃ 政治。 266 00:18:59,478 --> 00:19:03,983 ここまででかい戦となるとなァ。 フハハハハハ! 267 00:19:03,983 --> 00:19:06,051 すまんな李牧。➡ 268 00:19:06,051 --> 00:19:10,756 誰が開戦の号令をかけたかなどに 楚王はこだわる。 269 00:19:10,756 --> 00:19:16,161 (李牧)大国が体裁を考えるのは当然です。 どうぞ遠慮なく。 270 00:19:16,161 --> 00:19:19,965 フッ では言葉に甘える。 271 00:19:19,965 --> 00:19:22,065 汗明に始めさせろ! 272 00:19:29,775 --> 00:19:35,347 楚軍総大将・汗明より 全楚兵に告ぐ!! 273 00:19:35,347 --> 00:19:40,185 此度の栄えある開戦の一刃 我ら楚軍が承った!! 274 00:19:40,185 --> 00:19:44,023 (反響音)承った…! 承った…! なっ 何だこのバカでけェ声は! 275 00:19:44,023 --> 00:19:46,258 隣の戦場だぞ! 276 00:19:46,258 --> 00:19:49,662 この戦で 秦は滅ぶ!! 277 00:19:49,662 --> 00:19:51,931 (反響音)滅ぶ…! 滅ぶ…! くっ…! 278 00:19:51,931 --> 00:19:55,501 (汗明)この戦はァ! 深く!➡ 279 00:19:55,501 --> 00:20:00,239 歴史に刻まれること 間違いない!! (反響音)間違いない…! 間違いない…! 280 00:20:00,239 --> 00:20:03,976 この大戦の口火を切る誉れ高き者はァ!! 281 00:20:03,976 --> 00:20:05,945 (反響音)高き者はァ…! 高き者はァ…! 282 00:20:05,945 --> 00:20:09,915 (汗明)臨武君 貴様だァ!! オオ!! 283 00:20:09,915 --> 00:20:13,619 先鋒を。 よっしゃよっしゃ。 284 00:20:13,619 --> 00:20:18,257 我が名は 楚の剛将 臨武君!! 285 00:20:18,257 --> 00:20:22,528 (反響音)武君…! 武君…! <む…! 臨武君…。➡ 286 00:20:22,528 --> 00:20:27,066 そこか 同金の仇は…> 287 00:20:27,066 --> 00:20:32,838 我こそ この壮大な戦の幕を開ける者である!! 288 00:20:32,838 --> 00:20:35,074 地を揺るがすのは誰か!? 289 00:20:35,074 --> 00:20:37,009 (楚兵)楚軍!! 290 00:20:37,009 --> 00:20:39,878 天を震わすのは誰か!? 291 00:20:39,878 --> 00:20:41,814 (楚兵)楚軍!! 292 00:20:41,814 --> 00:20:43,749 沈め秦軍!! 293 00:20:43,749 --> 00:20:46,385 (楚兵)オオオオッ!! 全軍っ…。 294 00:20:46,385 --> 00:20:48,320 突撃じゃあ!! 295 00:20:48,320 --> 00:20:50,356 とっ… え!? 296 00:20:50,356 --> 00:20:54,159 ハアアアアッ!! え!? 297 00:20:54,159 --> 00:20:57,863 将軍に続けェェ!! (麃公軍)オオオオオッ!! 298 00:20:57,863 --> 00:20:59,865 な 何だこれっ!? 299 00:20:59,865 --> 00:21:03,669 さすが麃公将軍 そうこなくっちゃよ! 300 00:21:03,669 --> 00:21:05,638 俺たちも続くぞォ!! 301 00:21:05,638 --> 00:21:07,906 (飛信隊)オオオオオオッ!! 302 00:21:07,906 --> 00:21:09,842 突撃だ 飛信隊!! 303 00:21:09,842 --> 00:21:12,745 この大戦の口火を切るのはっ➡ 304 00:21:12,745 --> 00:21:15,614 俺たちだァァ!! (飛信隊)ウオオオオッ!! 305 00:21:15,614 --> 00:21:18,217 麃公軍が抜け駆けしちゃったよ。 306 00:21:18,217 --> 00:21:20,519 タラタラしゃべってるからだ。 307 00:21:20,519 --> 00:21:23,722 (鬨の声) 308 00:21:23,722 --> 00:21:26,625 李白様! 秦軍が打って出ました! 309 00:21:26,625 --> 00:21:28,861 (鬨の声) 310 00:21:28,861 --> 00:21:32,731 汗明の奴 まんまと出し抜かれおったのか!? 311 00:21:32,731 --> 00:21:38,331 秦の将にも笑いの分かる奴が おるではないか! ヌッハハハハ!! 312 00:21:40,005 --> 00:21:41,974 ダメだ 追いつかねェ! 313 00:21:41,974 --> 00:21:44,843 来たぞォ! 槍構えィ!➡ 314 00:21:44,843 --> 00:21:47,746 返り討ちにしろォ! (兵)オオオ!! 315 00:21:47,746 --> 00:21:50,649 ぶちかませ将軍!! 316 00:21:50,649 --> 00:21:53,419 フアアアッ!! 317 00:21:53,419 --> 00:21:56,655 バハァーッ!! ぐあっ! がぁっ! 318 00:21:56,655 --> 00:21:59,024 ぐあっ! ぎゃっ! ハアアッ!! 319 00:21:59,024 --> 00:22:03,696 (鬨の声) 320 00:22:03,696 --> 00:22:05,631 <死ぬなよ… みんな> 321 00:22:05,631 --> 00:22:07,633 行くぞ てめェら!! 322 00:22:07,633 --> 00:22:10,502 馬陽の借りを返すぞ!! オオオッ!! 323 00:22:10,502 --> 00:22:13,238 来い! 秦の山猿どもが!! 324 00:22:13,238 --> 00:22:17,109 俺たちが 飛信隊だコラァア!! ぐわぁっ! 325 00:22:17,109 --> 00:22:19,445 フンッ! はっ! ぐおおおおっ! 326 00:22:19,445 --> 00:22:23,145 李白様! 第一陣が激しく損壊しております! 327 00:22:30,089 --> 00:22:33,289 汗明様… そろそろ我々も…。 328 00:22:35,260 --> 00:22:38,163 オオ何たる屈辱かァ!➡ 329 00:22:38,163 --> 00:22:43,001 我ら楚軍の栄誉に泥を塗られたぞ! 臨武君! 330 00:22:43,001 --> 00:22:45,637 お任せあれェ!! 331 00:22:45,637 --> 00:22:52,411 秦兵を皆殺しにし この大地を 奴らの血で染めてみせましょうぞ!! 332 00:22:52,411 --> 00:22:56,281 さあ 楚の勇士たちよ!! 出陣だァ!! 333 00:22:56,281 --> 00:22:58,851 (楚兵)オオオオオオオッ!! 334 00:22:58,851 --> 00:23:01,420 来たか。 335 00:23:01,420 --> 00:23:05,290 楚軍が出ましたァ! もうよさそうだな。 336 00:23:05,290 --> 00:23:07,593 韓軍も動きだしましたァ! 337 00:23:07,593 --> 00:23:11,463 フッ どこが始めるかなど下らぬことで。 338 00:23:11,463 --> 00:23:15,334 <どの道この戦の主役は我々だ> 339 00:23:15,334 --> 00:23:19,905 出るぞ魏軍! 秦国門・函谷関を―➡ 340 00:23:19,905 --> 00:23:23,742 叩きつぶす!! (魏兵)オオオオオオッ!! 341 00:23:23,742 --> 00:23:25,677 来たぞ! フォ。 342 00:23:25,677 --> 00:23:28,580 む…! (桓騎)ククク。 343 00:23:28,580 --> 00:23:34,753 さーて こっちも始めよーか 王翦君。 344 00:23:34,753 --> 00:23:37,656 うおあっ! ぐあっ! うおりゃああっ!! 345 00:23:37,656 --> 00:23:43,262 紀元前241年 合従軍対秦軍➡ 346 00:23:43,262 --> 00:23:46,799 函谷関攻防戦 開戦。 347 00:23:46,799 --> 00:23:57,409 ♬~ 348 00:23:57,409 --> 00:24:01,880 ♬「賽はもう投げられたんだ」 349 00:24:01,880 --> 00:24:06,685 ♬「信じて歩を踏み出すだけ」 350 00:24:06,685 --> 00:24:10,989 ♬「竦んだ足をしっかり掴んで」 351 00:24:10,989 --> 00:24:16,862 ♬「精一杯の声を出して」 352 00:24:16,862 --> 00:24:22,100 ♬「心配ない大丈夫って」 353 00:24:22,100 --> 00:24:26,905 ♬「己にも言い聞かせ」 354 00:24:26,905 --> 00:24:34,947 ♬「大きな夢とお前の想いも背負って」 355 00:24:34,947 --> 00:24:39,585 ♬「最先端目指して」 356 00:24:39,585 --> 00:24:44,456 ♬「向かい風でも前を向いたら」 357 00:24:44,456 --> 00:24:54,066 ♬「大概の痛みも忘れてるよ」 358 00:24:54,066 --> 00:24:58,904 ♬「散々失ったけど」 359 00:24:58,904 --> 00:25:03,642 ♬「今度こそ笑えるように」 360 00:25:03,642 --> 00:25:11,383 ♬「深い愛の為に前に向かってるよ」 361 00:25:11,383 --> 00:25:15,783 ♬~ 362 00:25:18,924 --> 00:25:21,824 次回 「キングダム」…