1 00:00:01,236 --> 00:00:05,040 皆の者~! (一同)オオ~! 2 00:00:05,040 --> 00:00:07,709 道三様が 高政様と一戦交えるお覚悟をされ。 3 00:00:07,709 --> 00:00:10,379 道三様が。 道三様のためなら。 4 00:00:10,379 --> 00:00:13,048 道三様は勝てませぬ。 憎きは高政! 5 00:00:13,048 --> 00:00:16,718 十兵衛が跡を継げ。 今 戦をなさるべきではない。 6 00:00:16,718 --> 00:00:19,388 私をここから連れ出して下さい! 分かりました。 7 00:00:19,388 --> 00:00:21,723 戦じゃ! 戦に参る! 8 00:00:21,723 --> 00:00:26,423 大きな国をつくるのじゃ。 大きな国を。 9 00:00:33,201 --> 00:00:36,805 (旅人) なあなあ 李牧様率いる合従軍がよォ➡ 10 00:00:36,805 --> 00:00:39,207 もう函谷関を攻めてんだと。 11 00:00:39,207 --> 00:00:42,144 かー! これで秦もおしまいだな。 12 00:00:42,144 --> 00:00:44,544 ヒヒヒッ いい気味だ。 13 00:00:48,417 --> 00:00:51,517 <いや 行かないよ 緑穂> 14 00:00:54,056 --> 00:00:59,261 <分かってる… 秦国にとって ひどい戦いになると…。➡ 15 00:00:59,261 --> 00:01:03,732 でも 飛信隊を離れる時に決めたんだ。➡ 16 00:01:03,732 --> 00:01:07,332 象姉の仇を討つまで戻らないって> 17 00:01:10,505 --> 00:01:13,909 <だから今回は➡ 18 00:01:13,909 --> 00:01:16,311 あいつらを信じる> 19 00:01:16,311 --> 00:01:32,761 ♬~ 20 00:01:32,761 --> 00:01:37,599 ♬「瞳閉じた夜の中で」 21 00:01:37,599 --> 00:01:42,437 ♬「湧き上がる不安と戦い」 22 00:01:42,437 --> 00:01:47,342 ♬「あの時夢の中で見た痛みは」 23 00:01:47,342 --> 00:01:52,114 ♬「全て対峙するこれからの痛み」 24 00:01:52,114 --> 00:01:57,919 ♬「なんで君はなぜ? 僕はなぜ?」 25 00:01:57,919 --> 00:02:02,391 ♬「答えは決まっている」 26 00:02:02,391 --> 00:02:09,164 ♬「強く大きなもの立ち向かうんだ」 27 00:02:09,164 --> 00:02:11,600 ♬「そうさ」 28 00:02:11,600 --> 00:02:16,471 ♬「大切なものを守り抜く覚悟」 29 00:02:16,471 --> 00:02:21,276 ♬「諦めないことだけ とりえさ」 30 00:02:21,276 --> 00:02:26,114 ♬「進んでいく困難を力で向こうへ」 31 00:02:26,114 --> 00:02:32,487 ♬「踏む一歩確かめて 立ち向かうよ」 32 00:02:32,487 --> 00:02:45,487 ♬~ 33 00:02:47,369 --> 00:02:50,806 突撃じゃあ!! ウアアアッ!! 34 00:02:50,806 --> 00:02:52,874 俺たちも続くぞォ!! 35 00:02:52,874 --> 00:02:55,077 (飛信隊)オオオオオオッ!! 36 00:02:55,077 --> 00:02:57,012 突撃だ 飛信隊!! 37 00:02:57,012 --> 00:02:59,915 この大戦の口火を切るのはっ➡ 38 00:02:59,915 --> 00:03:02,818 俺たちだァァ!! 39 00:03:02,818 --> 00:03:09,391 合従軍に国内の全戦力をもって 立ち向かう秦国。 40 00:03:09,391 --> 00:03:15,191 その戦いの火蓋が 決戦の地・函谷関で ついに切られた。 41 00:03:16,832 --> 00:03:19,501 砕け散れ! 秦軍のガキ兵が! 42 00:03:19,501 --> 00:03:23,739 やってみろよ 趙のっ… ザコ助共がァ!! 43 00:03:23,739 --> 00:03:25,674 ぐがっ!! 44 00:03:25,674 --> 00:03:28,076 押し込むぞ 飛信隊!! 45 00:03:28,076 --> 00:03:30,378 オオ!! がはっ! 46 00:03:30,378 --> 00:03:34,578 ぶちかませぇーっ!! (飛信隊)オオオオオッ!! 47 00:03:37,152 --> 00:03:42,891 いいぞ… 飛信隊の戦いぶりは 際立っている。 48 00:03:42,891 --> 00:03:45,460 だが それ以上に…➡ 49 00:03:45,460 --> 00:03:48,864 右奥を行く麃公軍はすさまじい。➡ 50 00:03:48,864 --> 00:03:52,768 まるで麃公将軍が数百人もいるみたいだ。 51 00:03:52,768 --> 00:03:54,770 (河了貂)うん…。 52 00:03:54,770 --> 00:03:59,641 <だけど 一つ腑に落ちないのは 趙軍の対応だ。➡ 53 00:03:59,641 --> 00:04:02,811 あれは李白だ。➡ 54 00:04:02,811 --> 00:04:07,015 李白は様々な策を弄する将軍なのに➡ 55 00:04:07,015 --> 00:04:11,686 今は戦術らしいものは何もなく ただ戦っている。➡ 56 00:04:11,686 --> 00:04:13,688 なぜだ…?> 57 00:04:13,688 --> 00:04:20,061 李白様 なぜ斜陣を使わなかったのです? 今からでも防御の型を…。 58 00:04:20,061 --> 00:04:22,030 そういう指示だ。 59 00:04:22,030 --> 00:04:25,300 指示? 李牧様のですか? 60 00:04:25,300 --> 00:04:27,235 いや。 61 00:04:27,235 --> 00:04:31,206 (春申君) 趙軍の本陣に行かなくていいのか? 62 00:04:31,206 --> 00:04:38,380 数の差はあっても はっきり言って 麃公は やっかいな相手だぞ。 63 00:04:38,380 --> 00:04:40,315 春申君。 64 00:04:40,315 --> 00:04:46,154 あなたが楚軍の大将 汗明に 揺るがぬ信を置いておられるように➡ 65 00:04:46,154 --> 00:04:50,792 私も全幅の信頼を 置いております。➡ 66 00:04:50,792 --> 00:04:53,195 趙軍の指揮官➡ 67 00:04:53,195 --> 00:04:55,997 副将 慶舎に。 68 00:04:55,997 --> 00:05:00,769 将軍! 李白軍が思いの外 苦戦しているようですが…! 69 00:05:00,769 --> 00:05:02,771 放っておく。➡ 70 00:05:02,771 --> 00:05:06,241 麃公自身も あのぶ厚い李白軍を➡ 71 00:05:06,241 --> 00:05:10,812 ただの突撃だけで抜けるとは 思ってないだろう。 72 00:05:10,812 --> 00:05:14,683 あれは闇雲に討って出たように見せて➡ 73 00:05:14,683 --> 00:05:18,553 実は火の起こし所を探しに来たのだ。 74 00:05:18,553 --> 00:05:21,022 火…? いや。➡ 75 00:05:21,022 --> 00:05:25,727 作りに来たと言った方が正しいか。 76 00:05:25,727 --> 00:05:28,663 ああいう連中を相手にする場合➡ 77 00:05:28,663 --> 00:05:34,336 序盤では その爪の引っかかる所を 作らせぬことが賢明だ。 78 00:05:34,336 --> 00:05:36,771 んん!? (慶舎)そうすれば➡ 79 00:05:36,771 --> 00:05:40,275 奴らは必ず混惑の色を表に出す。 80 00:05:40,275 --> 00:05:42,644 …!? (馬の駆ける音) 81 00:05:42,644 --> 00:05:46,648 んあ!? 麃公将軍の隊に追いついて来たぞ!! 82 00:05:46,648 --> 00:05:49,384 さすがに疲労が見えだしたか…。 83 00:05:49,384 --> 00:05:52,287 何か変じゃのォ。➡ 84 00:05:52,287 --> 00:05:54,222 この戦場には➡ 85 00:05:54,222 --> 00:05:56,791 「臭い」がないぞ。 86 00:05:56,791 --> 00:06:01,730 慶舎には麃公の 動きが読めると…。 ええ。 87 00:06:01,730 --> 00:06:05,467 よほどの男のようだな 慶舎とは。➡ 88 00:06:05,467 --> 00:06:12,774 だが― あの野生の獣のような麃公を 読みきることは至難の業だ。 89 00:06:12,774 --> 00:06:19,481 たしかに知将の私も 麃公の動きは 読めない所があるかもしれません。 90 00:06:19,481 --> 00:06:24,319 しかし 慶舎はそんな麃公を理解できています。 91 00:06:24,319 --> 00:06:27,355 理解? ええ。 92 00:06:27,355 --> 00:06:32,560 何しろ当の慶舎本人が 麃公と同じ―➡ 93 00:06:32,560 --> 00:06:36,331 本能型の将軍なのですから。 94 00:06:36,331 --> 00:06:38,300 介道! 95 00:06:38,300 --> 00:06:42,203 前列を後ろに回して回復させろ! ハハッ! 96 00:06:42,203 --> 00:06:46,775 介暴! 中列・後列を前に持ってこい! ハ! 97 00:06:46,775 --> 00:06:49,675 第二突撃に入るぞ!! 御意!! 98 00:06:51,346 --> 00:06:55,246 (副将) 慶舎様! 麃公軍の所で大きな砂煙が!! 99 00:06:57,152 --> 00:07:00,752 列を入れかえて 次の突撃を行うつもりだ。 100 00:07:02,557 --> 00:07:05,894 <頃合いだ… いいだろう> 101 00:07:05,894 --> 00:07:09,698 右翼の公孫龍軍を十歩前進させよ!! 102 00:07:09,698 --> 00:07:12,067 ハ? ハハ! 103 00:07:12,067 --> 00:07:14,869 んん!? …! 104 00:07:14,869 --> 00:07:19,040 (麃公)<左方の別軍に わずかな揺らぎ。➡ 105 00:07:19,040 --> 00:07:22,310 罠の臭いが漂っておる…。➡ 106 00:07:22,310 --> 00:07:26,181 フッ! 面白いのォ> 107 00:07:26,181 --> 00:07:29,684 左に軍を進めるぞォ!! (兵)オオオッ!! 108 00:07:29,684 --> 00:07:31,619 ウアアアッ!! 109 00:07:31,619 --> 00:07:33,922 (副将)中で すごい砂煙が! 110 00:07:33,922 --> 00:07:36,758 (副将)右だっ!! 麃公軍が右へ向かいだしたのだ! 111 00:07:36,758 --> 00:07:40,295 公孫龍軍の動きに反応したのか!? 112 00:07:40,295 --> 00:07:43,331 <かかったな> 113 00:07:43,331 --> 00:07:45,533 (趙兵)進めェ!! (趙兵)どけェ!! 114 00:07:45,533 --> 00:07:48,370 (趙兵)道を開けろーっ! 本陣命令だっ! 115 00:07:48,370 --> 00:07:51,406 今度は趙軍の左翼が動いた!? 116 00:07:51,406 --> 00:07:55,143 強引に味方の李白軍の中を 突っ切っている…!? 117 00:07:55,143 --> 00:07:59,447 慶舎の命で左翼の軍が走り出した。 118 00:07:59,447 --> 00:08:03,685 これは 趙軍から向かって右へ かじを取った麃公軍の➡ 119 00:08:03,685 --> 00:08:07,088 背を追う形になる。 つまり➡ 120 00:08:07,088 --> 00:08:11,793 疲弊し 最前列から後列に回った 麃公兵の真後ろから➡ 121 00:08:11,793 --> 00:08:15,693 左翼の万極軍が 襲いかかったのである。 122 00:08:17,499 --> 00:08:19,434 麃公様!! んん!? 123 00:08:19,434 --> 00:08:22,070 こっ 後方の隊列に敵軍がっ!! 124 00:08:22,070 --> 00:08:28,176 弱っている部分を攻めるのが 自然界の鉄則だ。 125 00:08:28,176 --> 00:08:33,314 どうした麃公 この戦場に火は起こったぞ。➡ 126 00:08:33,314 --> 00:08:36,851 お前の足元に― だがな。 127 00:08:36,851 --> 00:08:39,421 こっ 後方部隊は どうなっている!? 128 00:08:39,421 --> 00:08:41,923 ここからでは分からぬ! 129 00:08:41,923 --> 00:08:44,426 至急助けに行くべきだ! 130 00:08:44,426 --> 00:08:48,163 後列は疲弊して 配置がえをした部隊ばかりだぞ! 131 00:08:48,163 --> 00:08:51,866 む… 無理だ。 何っ!? 132 00:08:51,866 --> 00:08:55,670 軍の流れは完全にこちら向きだ。➡ 133 00:08:55,670 --> 00:09:00,442 この中を逆走して後方までなど… 行けはしない! 134 00:09:00,442 --> 00:09:04,879 行けたとしても その時は 軍の形はメチャクチャになる。 135 00:09:04,879 --> 00:09:09,150 だったら 一度前に抜けて 外から後方へ回り込めば…。 136 00:09:09,150 --> 00:09:12,053 そこまで後ろがもつと思うか!? 137 00:09:12,053 --> 00:09:15,890 (介道)こ… これは打つ手が… ないぞ! 138 00:09:15,890 --> 00:09:18,393 …! 139 00:09:18,393 --> 00:09:20,328 (歯がみする音) 140 00:09:20,328 --> 00:09:24,666 信殿 後ろがっ! 麃公将軍も止まってしまったぞ! 141 00:09:24,666 --> 00:09:26,601 …! 142 00:09:26,601 --> 00:09:31,439 趙将 慶舎は本能型だと? はい。 143 00:09:31,439 --> 00:09:36,711 何度か見かけたが… そうは見えなかったがな。 144 00:09:36,711 --> 00:09:43,218 本能型が全て麃公のような 武将というわけではありません。➡ 145 00:09:43,218 --> 00:09:49,618 獅子の如く獲物を見つけ 獰猛に 襲いかかる麃公のような男もいれば―。 146 00:09:51,926 --> 00:09:56,531 蜘蛛の如く からみつくような罠をしかけ➡ 147 00:09:56,531 --> 00:10:01,870 自らはただ獲物が飛び込んでくるのを 待つ男もいます。 148 00:10:01,870 --> 00:10:07,870 相手が そのアミにかかった時は もはや身動き一つ取れぬことでしょう。 149 00:10:09,577 --> 00:10:15,350 (李牧)「沈黙の狩人」 本能型の武将で私が最も恐ろしいのは➡ 150 00:10:15,350 --> 00:10:17,285 彼です。 151 00:10:17,285 --> 00:10:19,854 ぐあっ!! (兵)オオオオオッ!! 152 00:10:19,854 --> 00:10:22,657 (副将)あの麃公軍を一方的に…。 153 00:10:22,657 --> 00:10:27,495 (副将)見ろ 万極軍の進撃 敵の後方はズタズタだ。 154 00:10:27,495 --> 00:10:30,265 李白様 これは…。 155 00:10:30,265 --> 00:10:35,103 うむ。 あの形は真に厳しい捕らえ方だ。 156 00:10:35,103 --> 00:10:40,275 身動きを封じられた麃公軍は あのまま後方を失うぞ。 157 00:10:40,275 --> 00:10:46,075 しかし 勘が鋭い麃公は 敵の罠に かからぬと聞いておりましたが…。 158 00:10:47,715 --> 00:10:50,385 慶舎様曰く➡ 159 00:10:50,385 --> 00:10:54,822 麃公という男は 敵軍の配置・比重➡ 160 00:10:54,822 --> 00:10:57,725 はては兵の表情・目線などを元に➡ 161 00:10:57,725 --> 00:11:02,096 戦場・戦況を敏感に感じ取るそうだ。 162 00:11:02,096 --> 00:11:08,269 しかし逆に言えば それらが無ければ 奴は何も感じ取れぬ。 163 00:11:08,269 --> 00:11:13,408 したがって慶舎様は 俺に今の作戦を一切話していなかった。 164 00:11:13,408 --> 00:11:17,078 えっ!? なおかつ この李白軍にも➡ 165 00:11:17,078 --> 00:11:20,114 一切の計略を用いることを禁じた。 166 00:11:20,114 --> 00:11:24,519 それが麃公が罠にかかったカラクリだ。➡ 167 00:11:24,519 --> 00:11:30,325 麃公の敗因は 慶舎様という将軍を知らなかったことだ。 168 00:11:30,325 --> 00:11:35,196 フ… ハハハハハッ! お見事です 慶舎様! 169 00:11:35,196 --> 00:11:41,035 ここから右翼の公孫龍軍を 麃公軍の頭から突撃させて➡ 170 00:11:41,035 --> 00:11:44,035 一気に終わられてはいかがですか! 171 00:11:46,674 --> 00:11:50,178 お…? 将軍…? 172 00:11:50,178 --> 00:11:52,113 静かに。 173 00:11:52,113 --> 00:11:55,516 聞こえるか? 目と耳に集中しろ。 174 00:11:55,516 --> 00:11:57,452 (副将たち)…!? 175 00:11:57,452 --> 00:12:02,090 身動きとれぬ麃公軍に 情無き万極の牙が喰い込み➡ 176 00:12:02,090 --> 00:12:05,893 その肉をはぎ取ってゆく音が…。 177 00:12:05,893 --> 00:12:07,862 ぎゃあっ!! ぐぉっ!! がはっ!! 178 00:12:07,862 --> 00:12:11,599 今が一番 いいところだ。 179 00:12:11,599 --> 00:12:17,739 こ 殺せ! わ 我らの お 怨念を…。 180 00:12:17,739 --> 00:12:21,142 ぞォ… 存分に叩き込め!! 181 00:12:21,142 --> 00:12:24,045 まずいぞ! 麃公軍の後列には➡ 182 00:12:24,045 --> 00:12:27,515 あの敵軍に抗う力は残ってない!! うっ!! 183 00:12:27,515 --> 00:12:32,053 このままだと軍は 半分近くもの戦力を失うぞ!! 184 00:12:32,053 --> 00:12:37,458 は…半分って 元々十二万対四万の戦いなのに➡ 185 00:12:37,458 --> 00:12:40,295 半分なんてなったら もう…! 186 00:12:40,295 --> 00:12:44,165 ひょ…麃公将軍は 何をやっておられるんだ…。 187 00:12:44,165 --> 00:12:47,068 どうしようもないんだ…。 188 00:12:47,068 --> 00:12:53,207 あれを助けるには麃公将軍が後ろに戻って 士気を盛り返すしか手はない。 189 00:12:53,207 --> 00:12:57,078 だけど それまでは とても…。 190 00:12:57,078 --> 00:12:59,080 す 進めェ! 191 00:12:59,080 --> 00:13:01,916 ギャアッ!! クソッ!! 192 00:13:01,916 --> 00:13:05,253 死ねェ!! ぐっ…! 193 00:13:05,253 --> 00:13:07,353 (兵)ぐあっ! (兵)がぁっ! 194 00:13:09,123 --> 00:13:11,059 つあああああ!! 195 00:13:11,059 --> 00:13:13,027 るああっ!! あぁっ!! 196 00:13:13,027 --> 00:13:15,697 旗だ!! 田有 田永!! 197 00:13:15,697 --> 00:13:18,997 オオオオオオッ!! 198 00:13:22,370 --> 00:13:24,372 うっ!! 199 00:13:24,372 --> 00:13:28,572 こっから反撃開始だっ!! 覚悟しろ 趙兵共!! 200 00:13:36,484 --> 00:13:40,188 信っ!! たっ 隊長たちがっ… 後ろにっ!? 201 00:13:40,188 --> 00:13:44,058 間違いない! 飛信隊の旗がはっきり見える! 202 00:13:44,058 --> 00:13:48,363 (田考) しかし かなり先頭にいたはずなのに 一体どうやって…。 203 00:13:48,363 --> 00:13:52,867 どうやっても何も… 方法は一つしかないだろ。 204 00:13:52,867 --> 00:13:57,605 まっ… まさか! あの中を逆走したのか!! 205 00:13:57,605 --> 00:14:10,184 ♬~ 206 00:14:10,184 --> 00:14:13,784 (尾平) <…ったく ウチの隊長は無茶させやがる> 207 00:14:16,924 --> 00:14:20,862 どうした麃公兵!! てめェらの力はそんなもんか!! 208 00:14:20,862 --> 00:14:24,665 なっ…!? ちょっとばかし息があがったくれェで➡ 209 00:14:24,665 --> 00:14:27,502 敵に背中見せてんじゃねェ!! 210 00:14:27,502 --> 00:14:31,973 ふっ ふざけるな貴様! 我々は第一陣で相当に…。 211 00:14:31,973 --> 00:14:34,542 知るかそんなもん! 212 00:14:34,542 --> 00:14:39,514 戦は序盤だが 恐らくコイツらは もう決めに来てやがる!! 213 00:14:39,514 --> 00:14:42,583 ここが俺らの正念場なんだ!! 214 00:14:42,583 --> 00:14:47,054 寄っかかるもんが必要なら この飛信隊の信につかまって➡ 215 00:14:47,054 --> 00:14:49,791 奮い立ちやがれ!! 麃公兵!! 216 00:14:49,791 --> 00:14:52,393 なっ…! バカにするなよガキがぁ! 217 00:14:52,393 --> 00:14:54,796 我らを誰だと思って…! 218 00:14:54,796 --> 00:14:57,698 田部隊 反転だァ!! (兵)オオッ!! 219 00:14:57,698 --> 00:14:59,767 南尚隊も反転! 220 00:14:59,767 --> 00:15:02,670 後ろに隊列を作れェ!! (兵)オオ!! 221 00:15:02,670 --> 00:15:05,239 与斗隊 突撃体勢!! 222 00:15:05,239 --> 00:15:07,475 奥の隊も呼べェ!! (兵)オオ!! 223 00:15:07,475 --> 00:15:10,178 麃公兵が呼応したっ…! 224 00:15:10,178 --> 00:15:12,613 俺らと一緒に戦う気だ! 225 00:15:12,613 --> 00:15:17,051 はっ 初めから信殿は 後ろを率いるつもりでっ…! 226 00:15:17,051 --> 00:15:20,621 いっ いや… でも率いるって…➡ 227 00:15:20,621 --> 00:15:24,826 後方軍は何だかんだ言っても… 一万はいるぞォ!! 228 00:15:24,826 --> 00:15:28,696 行くぞ てめェら!! 勝機は後ろだァ!! 229 00:15:28,696 --> 00:15:32,567 突撃ィィィィ!! (兵)オオオオオオオッ!! 230 00:15:32,567 --> 00:15:35,136 麃公様!! 後ろがっ!! 231 00:15:35,136 --> 00:15:38,473 (副将)後方軍が反転攻撃に出た模様です!! 232 00:15:38,473 --> 00:15:40,408 しかし どうして急に…! 233 00:15:40,408 --> 00:15:43,845 檄のようなものが聞こえた…! 誰だ!? 234 00:15:43,845 --> 00:15:46,645 フッ 分からんのか貴様らには!! 235 00:15:48,316 --> 00:15:53,154 <小童が まんまと大炎を巻き起こしよったわ。➡ 236 00:15:53,154 --> 00:15:57,692 しかし あの場に現れるとは…。➡ 237 00:15:57,692 --> 00:16:01,028 よほど素早く行動に出おったな。➡ 238 00:16:01,028 --> 00:16:04,465 直感で動いたか> ムハハハッ…。 239 00:16:04,465 --> 00:16:07,368 <何じゃ貴様も こっち側か。➡ 240 00:16:07,368 --> 00:16:11,973 童 信よ 己で気付いておるまいが> ルアアッ!! 241 00:16:11,973 --> 00:16:17,311 <貴様 本能型の武将の才が 目覚めてきておるぞ。➡ 242 00:16:17,311 --> 00:16:23,985 しかし 王騎の矛を受け取った男が 本能型とは笑えるわィ> 243 00:16:23,985 --> 00:16:26,888 介道 隊列を整えろ! 244 00:16:26,888 --> 00:16:29,490 ! 我らも後方へ…。 245 00:16:29,490 --> 00:16:31,926 バカを申せ。➡ 246 00:16:31,926 --> 00:16:35,429 戦場が大きく動き揺らいでおる。 247 00:16:35,429 --> 00:16:41,736 今 儂の獲物は 奥で縮こまっておる 趙将に決まっておろうが!! 248 00:16:41,736 --> 00:16:45,339 慶舎様 万極軍が敵の攻撃をっ…! 249 00:16:45,339 --> 00:16:48,439 バカな! まだ後方にあんな力が…! 250 00:16:52,446 --> 00:16:57,285 <久しぶりじゃのォ 同類との戦いは> 251 00:16:57,285 --> 00:17:02,185 ゆくぞォ!! (兵)オオオオオーッ!! 252 00:17:03,891 --> 00:17:06,891 一方そのころ―。 253 00:17:08,763 --> 00:17:11,465 なんて高さの壁だ!➡ 254 00:17:11,465 --> 00:17:14,368 梯子が半分にしか…。 うわああっ! 255 00:17:14,368 --> 00:17:18,573 ッハハハハハ!! 全ッ然 届いてねェよ はしご!! 256 00:17:18,573 --> 00:17:23,210 フン。 魏兵も長旅で腹が減っておろう。➡ 257 00:17:23,210 --> 00:17:26,914 国門 函谷関を なめるなよ。➡ 258 00:17:26,914 --> 00:17:31,352 極上の矢を 存分に喰らうがよい。 259 00:17:31,352 --> 00:17:34,352 (矢を射る音) 260 00:17:36,157 --> 00:17:38,659 ギャーッ!! ぐわっ!! 261 00:17:38,659 --> 00:17:41,429 (兵たちの声) 262 00:17:41,429 --> 00:17:43,664 フッ…。 263 00:17:43,664 --> 00:17:47,764 おっ お頭ァ! ちょっ… ちょっとこれ見てよォォ! 264 00:17:49,604 --> 00:17:52,804 んっ… くくっ く…! ピョン! 265 00:17:56,777 --> 00:17:59,680 ん…? んふーっ! 266 00:17:59,680 --> 00:18:02,350 当たった-!! 当たった 見たー!? 267 00:18:02,350 --> 00:18:06,887 桓騎軍で一番弓が下手って バカにされてるオギコの矢がっ➡ 268 00:18:06,887 --> 00:18:11,459 ついに命中したよォ! ほめてお頭ァ! 269 00:18:11,459 --> 00:18:14,261 オギコ… よくやったぞ。 270 00:18:14,261 --> 00:18:16,864 でしょでしょー!? あっ へーっくしョン! 271 00:18:16,864 --> 00:18:19,767 (摩論 黒桜)そりゃ当たるわ。 272 00:18:19,767 --> 00:18:25,906 お頭… 前から聞きたかったのだが なんであんな奴を千人将に? 273 00:18:25,906 --> 00:18:29,143 ギャハハハハッ 面白ェから。 274 00:18:29,143 --> 00:18:33,314 皆の者! このオギコに続けー! えーっくしョン! 275 00:18:33,314 --> 00:18:37,184 (轟音) ん? んんん…? 276 00:18:37,184 --> 00:18:40,855 (轟音と兵たちのどよめき) 277 00:18:40,855 --> 00:18:43,758 はっ… はわわわわ…! 278 00:18:43,758 --> 00:18:45,693 (3人)ん? 279 00:18:45,693 --> 00:18:48,329 (兵)進めーっ!! 280 00:18:48,329 --> 00:18:52,199 (兵たちのどよめき) 281 00:18:52,199 --> 00:19:01,942 ♬~ 282 00:19:01,942 --> 00:19:07,081 はわわわわっ!! なんか来たっ!! なんか変なの来たよォ!! 283 00:19:07,081 --> 00:19:14,922 ♬~ 284 00:19:14,922 --> 00:19:17,725 井闌車だっ!! 井闌車が来るぞ!! 285 00:19:17,725 --> 00:19:20,628 蒙驁様…! 286 00:19:20,628 --> 00:19:23,428 やはり持って来ておったか。 287 00:19:32,540 --> 00:19:34,475 お頭 あれはっ…! 288 00:19:34,475 --> 00:19:38,646 ハハハハハッ やっと面白ェもんが出て来たな。 289 00:19:38,646 --> 00:19:42,516 あー でもあれは➡ 290 00:19:42,516 --> 00:19:45,616 オッサンの持ち場に向かってんなー。 291 00:19:53,527 --> 00:19:57,227 火矢に持ち替えて 井闌車に集中しろ!! 292 00:19:59,667 --> 00:20:01,667 射てェ! 293 00:20:04,371 --> 00:20:06,307 何っ! 火が! 294 00:20:06,307 --> 00:20:08,943 水を吸わせてあるのか!? 将軍!! 295 00:20:08,943 --> 00:20:11,846 確かにでかいな。➡ 296 00:20:11,846 --> 00:20:16,050 その巨体で動くとは 目を疑うわ。 297 00:20:16,050 --> 00:20:20,788 魏には よほど優れた設計士がいるようだ。 298 00:20:20,788 --> 00:20:24,358 で それがどうした。 299 00:20:24,358 --> 00:20:28,896 (春申君)魏の井闌車か。 かなり大型のようだが…。 300 00:20:28,896 --> 00:20:33,734 (李牧)いや 井闌車の研究は 古くからされている。➡ 301 00:20:33,734 --> 00:20:38,372 あの函谷関は 井闌車が設計上動かせる限界の高さを➡ 302 00:20:38,372 --> 00:20:41,909 十分踏まえて作られています。 303 00:20:41,909 --> 00:20:44,812 どんな巨大な井闌車でも…➡ 304 00:20:44,812 --> 00:20:47,812 函谷関には届かないはず。 305 00:20:50,284 --> 00:20:52,219 ああっ…! そっ そんなっ!! 306 00:20:52,219 --> 00:20:57,057 オオッ!! 当然じゃて フォッフォッフォッ。 307 00:20:57,057 --> 00:21:00,957 ああっ 背が足りないよっ! あれじゃ届かない! 308 00:21:05,332 --> 00:21:07,301 このっ➡ 309 00:21:07,301 --> 00:21:09,737 たわけ者共が!! 310 00:21:09,737 --> 00:21:13,707 そんなものが この函谷関に 届くと思ったのか!! 311 00:21:13,707 --> 00:21:16,410 何も分かっておらぬ!! 312 00:21:16,410 --> 00:21:20,247 函谷関が何物かが分かっておらぬ!!➡ 313 00:21:20,247 --> 00:21:23,751 おびただしいほどの秦人の血と汗と…➡ 314 00:21:23,751 --> 00:21:26,420 「命」を費やして積み上げられた➡ 315 00:21:26,420 --> 00:21:30,758 この「高さ」と! この「屈強」さ! 316 00:21:30,758 --> 00:21:37,498 故に函谷関は 作られてより百余年 一度も敵に抜かれたことがない! 317 00:21:37,498 --> 00:21:39,433 一度もだ!! 318 00:21:39,433 --> 00:21:42,069 いっ… 一度も…。 319 00:21:42,069 --> 00:21:45,906 (張唐)その歴史を貴様らが 超えられると思うか! 320 00:21:45,906 --> 00:21:50,778 この壁に手が届くとでも思っているのか! 321 00:21:50,778 --> 00:21:57,284 今も この先百年も 秦の敵は唯一人として ここを通れぬ!! 322 00:21:57,284 --> 00:22:02,784 それが 秦の国門 函谷関だ! 323 00:22:07,595 --> 00:22:13,033 (井闌車の音) 324 00:22:13,033 --> 00:22:16,737 ん? まだ前進する!? む…!? 325 00:22:16,737 --> 00:22:20,241 届かねェって分かってんのに…。 326 00:22:20,241 --> 00:22:23,611 <何か 小細工があるな> 327 00:22:23,611 --> 00:22:32,319 ♬~ 328 00:22:32,319 --> 00:22:34,321 止まれェイ!! 329 00:22:34,321 --> 00:22:48,269 ♬~ 330 00:22:48,269 --> 00:22:53,140 目障りだ 火矢を叩き込め! いずれ火はつく。 331 00:22:53,140 --> 00:23:01,515 ♬~ 332 00:23:01,515 --> 00:23:03,450 <馬鹿共が> 333 00:23:03,450 --> 00:23:06,550 (木材が崩れる音) 334 00:23:08,289 --> 00:23:10,291 ん…!? 335 00:23:10,291 --> 00:23:12,391 <重し?> 336 00:23:19,400 --> 00:23:21,400 がっ…!? 337 00:23:26,607 --> 00:23:30,177 それが 届くんだよ。 338 00:23:30,177 --> 00:23:32,112 くっ…!! なっ…!? 339 00:23:32,112 --> 00:23:34,048 フッ。 340 00:23:34,048 --> 00:23:36,048 いっ いぃぃ…!? 341 00:23:38,986 --> 00:23:43,286 対 函谷関のために 俺が設計したのだからな。 342 00:23:46,360 --> 00:23:57,004 ♬~ 343 00:23:57,004 --> 00:24:01,408 ♬「賽はもう投げられたんだ」 344 00:24:01,408 --> 00:24:06,246 ♬「信じて歩を踏み出すだけ」 345 00:24:06,246 --> 00:24:10,517 ♬「竦んだ足をしっかり掴んで」 346 00:24:10,517 --> 00:24:16,457 ♬「精一杯の声を出して」 347 00:24:16,457 --> 00:24:21,695 ♬「心配ない大丈夫って」 348 00:24:21,695 --> 00:24:26,500 ♬「己にも言い聞かせ」 349 00:24:26,500 --> 00:24:34,341 ♬「大きな夢とお前の想いも背負って」 350 00:24:34,341 --> 00:24:39,079 ♬「最先端目指して」 351 00:24:39,079 --> 00:24:44,018 ♬「向かい風でも前を向いたら」 352 00:24:44,018 --> 00:24:53,594 ♬「大概の痛みも忘れてるよ」 353 00:24:53,594 --> 00:24:58,432 ♬「散々失ったけど」 354 00:24:58,432 --> 00:25:03,203 ♬「今度こそ笑えるように」 355 00:25:03,203 --> 00:25:10,944 ♬「深い愛の為に前に向かってるよ」 356 00:25:10,944 --> 00:25:15,344 ♬~ 357 00:25:18,485 --> 00:25:21,385 次回 「キングダム」