1 00:00:32,861 --> 00:00:35,331 (軍声) 2 00:00:35,331 --> 00:00:37,700 ウオッ… がはっ! っ! 3 00:00:37,700 --> 00:00:40,102 ぐはっ! ぐがっ! ぎあ! 4 00:00:40,102 --> 00:00:44,073 <くそっ 手塩にかけて育てた部下が次々と…> 5 00:00:44,073 --> 00:00:46,208 (軍声) …っ! 6 00:00:46,208 --> 00:00:49,645 オオオオオオッ!! 7 00:00:49,645 --> 00:00:51,645 ガハッ! ごはっ! 8 00:00:56,352 --> 00:01:00,122 (王賁)“槍の紫伯"ーー。➡ 9 00:01:00,122 --> 00:01:05,561 伝説の名にたがわぬ その槍さばきに敬意を払いつつ➡ 10 00:01:05,561 --> 00:01:08,764 今度こそ貴様を打ち倒す。 11 00:01:08,764 --> 00:01:11,600 玉鳳隊隊長 王賁ーー➡ 12 00:01:11,600 --> 00:01:13,600 参る! 13 00:01:17,539 --> 00:01:19,942 …きれい。 14 00:01:19,942 --> 00:01:22,711 お前によく似合いそうだ。 15 00:01:22,711 --> 00:01:24,647 ありがとうございます…。 16 00:01:24,647 --> 00:01:29,084 ♬~ 17 00:01:29,084 --> 00:01:31,053 (兵)紫伯様ーっ! 18 00:01:31,053 --> 00:01:33,889 大梁のお屋敷から急報がっ! 19 00:01:33,889 --> 00:01:36,792 屋敷から? 20 00:01:36,792 --> 00:01:42,498 きっ… 季歌様のご婚礼の儀が 大梁にて執り行われたそうです!! 21 00:01:42,498 --> 00:01:44,433 っ…!? 22 00:01:44,433 --> 00:01:49,571 それでは早速 貴様に確かめておくことがある。➡ 23 00:01:49,571 --> 00:01:52,771 兄 紫伯とのことだ。 …! 24 00:01:54,510 --> 00:01:58,747 よい。 火龍の仲間に免じて➡ 25 00:01:58,747 --> 00:02:01,450 これまでのことは許す。➡ 26 00:02:01,450 --> 00:02:05,220 故に これからのことを誓え。 27 00:02:05,220 --> 00:02:09,458 身も心も一点の隙間なく 永劫に➡ 28 00:02:09,458 --> 00:02:14,296 この太呂慈だけを愛し続けると誓うのだ。 29 00:02:14,296 --> 00:02:24,940 ♬~ 30 00:02:24,940 --> 00:02:27,240 …できません。 31 00:02:29,912 --> 00:02:34,917 私が愛するのは これまでも これからも➡ 32 00:02:34,917 --> 00:02:36,852 紫詠ただ一人です。 33 00:02:36,852 --> 00:02:38,854 うぬううう!! 34 00:02:38,854 --> 00:02:58,874 ♬~ 35 00:02:58,874 --> 00:03:05,214 ♬「信じる意志を貫いて」 36 00:03:05,214 --> 00:03:11,787 ♬「進むべき道ひたすらに進め」 37 00:03:11,787 --> 00:03:17,926 ♬「絡み合う策謀 切り裂いて」 38 00:03:17,926 --> 00:03:23,699 ♬「それぞれの道があるなら それで良い」 39 00:03:23,699 --> 00:03:26,735 ♬「迷いを捨てて翳せ」 40 00:03:26,735 --> 00:03:30,906 ♬「その手を天へ」 41 00:03:30,906 --> 00:03:36,412 ♬「光よ今 降り注いで」 42 00:03:36,412 --> 00:03:39,615 ♬「僕らを照らす」 43 00:03:39,615 --> 00:03:44,453 ♬「道標となって 輝け」 44 00:03:44,453 --> 00:03:47,489 ♬「何もかも零にしてさえ」 45 00:03:47,489 --> 00:03:49,892 ♬「全てを無にしてさえ」 46 00:03:49,892 --> 00:03:53,796 ♬「五百年の闇を断ち切って」 47 00:03:53,796 --> 00:03:56,298 ♬「その日を掴むまで」 48 00:03:56,298 --> 00:03:59,701 ♬「命を今 燃やし尽くせ」 49 00:03:59,701 --> 00:04:02,604 ♬「全てを 焼き尽くしても」 50 00:04:02,604 --> 00:04:06,608 ♬「眩い光を放って」 51 00:04:06,608 --> 00:04:09,945 ♬「希望を灯して」 52 00:04:09,945 --> 00:04:15,045 ♬「一つになるまで」 53 00:04:16,785 --> 00:04:22,257 (乱戦の声) 54 00:04:22,257 --> 00:04:26,528 (槍で突き合う音) 55 00:04:26,528 --> 00:04:28,528 ぬぅっ! 56 00:04:32,835 --> 00:04:35,737 くっ…! 57 00:04:35,737 --> 00:04:38,607 あぁっ! 昨日の傷口がもうっ…! 58 00:04:38,607 --> 00:04:41,276 (王賁)っ…! くっ! 59 00:04:41,276 --> 00:04:43,212 っ! ぐっ…! 60 00:04:43,212 --> 00:04:45,180 なっ! 61 00:04:45,180 --> 00:04:47,983 <“速さ"には だいぶ目が慣れてきたが…> 62 00:04:47,983 --> 00:04:49,918 っ! 63 00:04:49,918 --> 00:04:52,118 ぬっ! くっ…! 64 00:04:54,756 --> 00:04:56,758 うぐっ!! (玉鳳兵)あっ! 65 00:04:56,758 --> 00:04:58,760 <この“威力"…!> 66 00:04:58,760 --> 00:05:00,896 ぐっ…! 67 00:05:00,896 --> 00:05:05,234 くそっ! 何なのだ! あの槍の速さ! 68 00:05:05,234 --> 00:05:07,934 <槍の“質"が違う…> 69 00:05:09,638 --> 00:05:14,476 <一点を貫く“正確さ"を求めた 俺の槍と異なり➡ 70 00:05:14,476 --> 00:05:19,376 奴のは 一撃で敵を屠る“力"を求めた槍…> 71 00:05:21,116 --> 00:05:24,753 <中華一と謳われる “槍の紫伯"。➡ 72 00:05:24,753 --> 00:05:29,053 かなり若い頃から 激戦地に出続けたと伝わるが…> 73 00:05:30,859 --> 00:05:35,564 <あれは 群がる敵を討ち続けて手にした“力"か> 74 00:05:35,564 --> 00:05:37,533 オラァ! っ! 75 00:05:37,533 --> 00:05:42,204 フハハハ! 紫伯様は 一騎討ちとは口にしておらぬわ! 76 00:05:42,204 --> 00:05:44,773 チィッ 俺たちも! オオ! 77 00:05:44,773 --> 00:05:46,708 ぐはっ…! 78 00:05:46,708 --> 00:05:48,744 むっ 無闇に近づくな! 79 00:05:48,744 --> 00:05:51,880 ただでさえ こっちは数が…! (馬の駆ける音) 80 00:05:51,880 --> 00:05:54,683 あっ! ぐっ…! 81 00:05:54,683 --> 00:05:56,652 ほ… 賁様ァっ! 82 00:05:56,652 --> 00:05:59,321 <賁様…> 83 00:05:59,321 --> 00:06:02,224 関常千人将! このままでは…! 84 00:06:02,224 --> 00:06:05,524 チッ… だから言ったであろうが…! 85 00:06:08,530 --> 00:06:11,630 それでは昨日の失敗を 繰り返すだけだ。 86 00:06:13,669 --> 00:06:16,872 (関常)たしかに たった半日で➡ 87 00:06:16,872 --> 00:06:19,308 我々が この敵を抜くには➡ 88 00:06:19,308 --> 00:06:22,644 敵将 紫伯を討つ以外に手はない。 89 00:06:22,644 --> 00:06:26,244 だが 若君の槍では紫伯は討てぬ! 90 00:06:28,450 --> 00:06:32,550 (関常)それは 昨日ご自身の体で思い知ったはずだ。 91 00:06:34,189 --> 00:06:38,060 手がない以上 今 最上の策は➡ 92 00:06:38,060 --> 00:06:43,265 大将 騰に 三軍同刻突破の作戦中止を請うて➡ 93 00:06:43,265 --> 00:06:48,971 一度態勢を立て直し 北の王翦軍に援軍を頼むことです。 94 00:06:48,971 --> 00:06:51,873 なっ! 貴様! 関常…! 95 00:06:51,873 --> 00:06:55,210 若君のためでもある。 なっ!? 96 00:06:55,210 --> 00:06:59,081 今ならまだ 全軍の傷は浅い。 97 00:06:59,081 --> 00:07:04,219 だが これ以上続けて 三軍突破が失敗に終われば➡ 98 00:07:04,219 --> 00:07:06,688 今度は魏軍の反撃で➡ 99 00:07:06,688 --> 00:07:10,088 秦軍は大きく崩されることになる。 100 00:07:12,628 --> 00:07:16,732 大敗の原因を作った戦犯として➡ 101 00:07:16,732 --> 00:07:19,501 その名を大きく汚しますぞ。 102 00:07:19,501 --> 00:07:21,501 っ…! 103 00:07:28,210 --> 00:07:30,445 そういう危険を 冒し➡ 104 00:07:30,445 --> 00:07:33,348 無理に見える戦局を 覆してこそ➡ 105 00:07:33,348 --> 00:07:36,618 名があがるのだ。 (関常)…! 106 00:07:36,618 --> 00:07:38,587 それに…➡ 107 00:07:38,587 --> 00:07:41,887 勝手に紫伯にかなわぬと決めつけるな。 108 00:07:44,726 --> 00:07:47,326 何をそんなに生き急いでおられる! 109 00:07:51,867 --> 00:07:54,569 っ…。 110 00:07:54,569 --> 00:07:58,740 職務怠慢だぞ 番陽副長。 ん!? 111 00:07:58,740 --> 00:08:02,577 若の暴走を止めるのは あんたの仕事だ。 112 00:08:02,577 --> 00:08:06,214 フッ… 止めることなどできようか。 113 00:08:06,214 --> 00:08:08,283 …? 114 00:08:08,283 --> 00:08:12,320 賁様の目は いよいよ儂如きの才覚では➡ 115 00:08:12,320 --> 00:08:15,123 及ばぬところを見ておられる。 116 00:08:15,123 --> 00:08:18,123 この著雍における戦略しかり。 117 00:08:21,063 --> 00:08:26,234 ならば儂は賁様を信じて その背を支えるまでだ。 118 00:08:26,234 --> 00:08:28,704 っ…。 119 00:08:28,704 --> 00:08:31,740 それで若の片腕と言えるのか。 120 00:08:31,740 --> 00:08:33,740 …フッ。 121 00:08:35,844 --> 00:08:38,344 (槍で突き合う音) 122 00:08:40,716 --> 00:08:43,685 ぐっ…! 123 00:08:43,685 --> 00:08:46,154 っ…! 124 00:08:46,154 --> 00:08:48,154 あぁ あ…! 125 00:08:50,025 --> 00:08:52,027 あっ…! 126 00:08:52,027 --> 00:08:54,127 ぬぅ…! 127 00:08:55,964 --> 00:08:58,164 賁様ァっ!! おのれェ!! 128 00:09:00,402 --> 00:09:05,574 限界だ! 若を退かせろ 番陽! このままでは本当にっ…! 129 00:09:05,574 --> 00:09:07,843 あぁ…! 130 00:09:07,843 --> 00:09:09,778 ハァッ… ハァッ…。 131 00:09:09,778 --> 00:09:11,713 …ぜ➡ 132 00:09:11,713 --> 00:09:14,549 全兵っ たいきゃーー っ!? 133 00:09:14,549 --> 00:09:17,219 …まだだ! 134 00:09:17,219 --> 00:09:19,154 ハァッ ハァッ…。 135 00:09:19,154 --> 00:09:21,423 っ…! 136 00:09:21,423 --> 00:09:24,359 全兵!! その場で戦えェ!! 137 00:09:24,359 --> 00:09:27,896 (玉鳳兵)オオ!! バカな! お前ら全員ここでっ…! 138 00:09:27,896 --> 00:09:31,767 フハハハ! 玉砕する気だぞ こいつら! 139 00:09:31,767 --> 00:09:33,802 …バカを言え。 140 00:09:33,802 --> 00:09:35,937 …!? 141 00:09:35,937 --> 00:09:37,873 ハァッ…。 142 00:09:37,873 --> 00:09:40,542 道は始まったばかり…。 143 00:09:40,542 --> 00:09:43,044 絶対に…➡ 144 00:09:43,044 --> 00:09:46,548 何が何でも魏軍大将軍にして➡ 145 00:09:46,548 --> 00:09:49,751 “槍の紫伯"を この手で討ち➡ 146 00:09:49,751 --> 00:09:52,721 ここ著雍を取る! 147 00:09:52,721 --> 00:09:56,525 そして その先も…。 148 00:09:56,525 --> 00:09:59,261 っ!? その先…? 149 00:09:59,261 --> 00:10:01,263 あぁ…! 150 00:10:01,263 --> 00:10:05,066 後退などしている暇はない…。 151 00:10:05,066 --> 00:10:08,066 易い戦の勝利でも足りぬ…。 152 00:10:09,971 --> 00:10:13,542 大いなる勝利を手にし続けねば…➡ 153 00:10:13,542 --> 00:10:17,542 中華に名を刻む大将軍には決して届かぬ!! 154 00:10:20,782 --> 00:10:23,084 あ…! 155 00:10:23,084 --> 00:10:27,422 “夢"だ何だと浮ついた話ではない! 156 00:10:27,422 --> 00:10:29,391 これは…➡ 157 00:10:29,391 --> 00:10:33,762 我が“王"家の正統な後継ぎとしてのーー。 158 00:10:33,762 --> 00:10:35,762 っ…! 159 00:10:37,933 --> 00:10:40,433 この王賁の責務だ!! 160 00:10:42,404 --> 00:10:44,339 賁様…。 161 00:10:44,339 --> 00:10:46,539 そういうことか…。 162 00:10:48,210 --> 00:10:50,210 くっ…! 163 00:10:52,447 --> 00:10:54,447 とどめをっ! 164 00:10:58,320 --> 00:11:00,320 っ!? 165 00:11:02,524 --> 00:11:04,824 っ!? 166 00:11:09,297 --> 00:11:11,297 ぬぅっ! 167 00:11:14,469 --> 00:11:16,469 ぬぉおおおっ! 168 00:11:20,342 --> 00:11:24,212 バ… バカな! 二度も紫伯様を…! 169 00:11:24,212 --> 00:11:26,214 っ…! 170 00:11:26,214 --> 00:11:28,383 …! 何? 171 00:11:28,383 --> 00:11:32,254 み… 見切ったとでも言うのか…。➡ 172 00:11:32,254 --> 00:11:34,954 あの紫伯の槍を! 173 00:11:45,800 --> 00:11:54,009 (乱戦の声) 174 00:11:54,009 --> 00:11:57,345 ふっ 副長 これは…。 175 00:11:57,345 --> 00:12:00,248 あ… ありえぬ…。 176 00:12:00,248 --> 00:12:02,217 ありえぬが…➡ 177 00:12:02,217 --> 00:12:06,054 賁様は 紫伯を…➡ 178 00:12:06,054 --> 00:12:08,757 型で捉えたのだ! 179 00:12:08,757 --> 00:12:10,692 っ!? 180 00:12:10,692 --> 00:12:16,464 実戦・我流で叩き上げてきたであろう 紫伯の槍と違い➡ 181 00:12:16,464 --> 00:12:20,936 賁様の槍は正式な槍術を基礎から修練し➡ 182 00:12:20,936 --> 00:12:23,838 積み上げてきたもの。➡ 183 00:12:23,838 --> 00:12:27,842 そして その槍術には あらゆる敵に対応する➡ 184 00:12:27,842 --> 00:12:30,645 無数の“型"がある。 185 00:12:30,645 --> 00:12:35,283 「守り・返し・攻め」を効果的に行うよう➡ 186 00:12:35,283 --> 00:12:37,886 研究された“型"。 187 00:12:37,886 --> 00:12:41,189 “型"にはめて戦うことができるのならば➡ 188 00:12:41,189 --> 00:12:43,558 賁様は…! 189 00:12:43,558 --> 00:12:47,462 紫伯 貴様の敗因は➡ 190 00:12:47,462 --> 00:12:50,131 俺に長く槍を 見せたことだ。 191 00:12:50,131 --> 00:12:52,534 ぬかせ 瀕死のガキが! 192 00:12:52,534 --> 00:12:55,904 そんな作られた型など机上の戯れ言だ! 193 00:12:55,904 --> 00:13:00,542 戦場でもない所で槍を振るって それが何の力になる! 194 00:13:00,542 --> 00:13:02,577 ただのまぐれのくせに…! 195 00:13:02,577 --> 00:13:04,846 <そのとおりだ…➡ 196 00:13:04,846 --> 00:13:08,316 理論で作られた“型"を実戦に移すには➡ 197 00:13:08,316 --> 00:13:12,654 真に並々ならぬ日々の修練がいる。➡ 198 00:13:12,654 --> 00:13:17,125 だが 賁様はそれを実現させるのだ。➡ 199 00:13:17,125 --> 00:13:19,761 あの紫伯を相手に…➡ 200 00:13:19,761 --> 00:13:23,231 今 実を結ぼうと…➡ 201 00:13:23,231 --> 00:13:28,431 これまでの… 儂だけが知っている修練の日々…> 202 00:13:30,605 --> 00:13:33,074 あ…!? …? 203 00:13:33,074 --> 00:13:35,310 違う。 204 00:13:35,310 --> 00:13:37,879 基本は右半身中段だ。 205 00:13:37,879 --> 00:13:40,179 っ! あっ…。 206 00:13:44,119 --> 00:13:48,523 槍をやらせるなら 正式な師をつけてやれ 番陽。 207 00:13:48,523 --> 00:13:50,592 っ! ハハ! 208 00:13:50,592 --> 00:13:53,328 …。 209 00:13:53,328 --> 00:13:56,231 (番陽) <ただの気まぐれであったのだろう。➡ 210 00:13:56,231 --> 00:13:59,567 王翦様が賁様に言葉をかけるのは➡ 211 00:13:59,567 --> 00:14:02,667 それほどに珍しかった> 212 00:14:05,673 --> 00:14:07,673 っ! 213 00:14:09,911 --> 00:14:12,647 <…そうだ。➡ 214 00:14:12,647 --> 00:14:15,150 あの日だ。➡ 215 00:14:15,150 --> 00:14:19,988 あの日から賁様の槍の修練は始まり…➡ 216 00:14:19,988 --> 00:14:24,459 たゆまぬ努力の積算で 今…> 217 00:14:24,459 --> 00:14:35,003 ♬~ 218 00:14:35,003 --> 00:14:38,940 オオオッ!! (歓声) 219 00:14:38,940 --> 00:14:41,240 賁様っ…! 220 00:14:46,214 --> 00:14:48,149 …フッ。 221 00:14:48,149 --> 00:14:50,585 ルァアッ! (凱孟)フン! クッ! 222 00:14:50,585 --> 00:14:52,587 ドァアアアッ! フンンッ! ラァ! 223 00:14:52,587 --> 00:14:57,787 (信と凱孟の声と撃ち合う音) 224 00:15:03,865 --> 00:15:06,768 ちっ 力業で賁様の型を崩しに…! 225 00:15:06,768 --> 00:15:08,770 賁様ッ! 226 00:15:08,770 --> 00:15:11,106 ゴフッ! がっ…! 227 00:15:11,106 --> 00:15:15,106 いかん 若の余力が先に尽きる。 何と! 228 00:15:17,679 --> 00:15:19,679 あぁ…! 229 00:15:22,550 --> 00:15:24,650 紫伯…。 230 00:15:26,488 --> 00:15:29,157 貴様には弱点がある。 231 00:15:29,157 --> 00:15:31,693 っ!? (番陽)なっ!? 232 00:15:31,693 --> 00:15:33,628 弱点!? 233 00:15:33,628 --> 00:15:36,865 プハハ! 紫伯様に そんなものが…! 234 00:15:36,865 --> 00:15:39,200 それは…➡ 235 00:15:39,200 --> 00:15:44,072 貴様が “生"を拒絶している人間だということだ! 236 00:15:44,072 --> 00:15:47,308 ーー! 237 00:15:47,308 --> 00:15:49,308 なっ…!? 238 00:15:52,147 --> 00:15:54,916 賁様! 一体どういう…!? 239 00:15:54,916 --> 00:15:57,318 っ… ゴフッ…。 240 00:15:57,318 --> 00:16:00,088 <昨日からの違和感は➡ 241 00:16:00,088 --> 00:16:03,825 この男の“生"への本能の欠如…。➡ 242 00:16:03,825 --> 00:16:08,530 人は本能として 急所を守る反射を見せるが➡ 243 00:16:08,530 --> 00:16:13,434 紫伯… 貴様にはどういうわけか それがない。➡ 244 00:16:13,434 --> 00:16:16,237 理由など どうでもいい。➡ 245 00:16:16,237 --> 00:16:18,173 ただーー➡ 246 00:16:18,173 --> 00:16:23,611 点を貫く俺の前に それは致命的な弱点。➡ 247 00:16:23,611 --> 00:16:26,911 “型"で捉えて 入り込みさえすれば…!> 248 00:16:29,417 --> 00:16:31,417 かいくぐれ!! 249 00:16:33,888 --> 00:16:36,658 ぬぉっ! 250 00:16:36,658 --> 00:16:39,360 死人の分際でっ!! 251 00:16:39,360 --> 00:16:42,360 道をふさぐな!! 貴様っ!! 252 00:16:53,541 --> 00:16:57,111 (紫伯)また… 殴られたのか。 253 00:16:57,111 --> 00:16:59,647 また遠征ですか? 254 00:16:59,647 --> 00:17:02,183 ああ 明日発つ。 255 00:17:02,183 --> 00:17:05,183 無事に帰って来て下さいね… 兄様。 256 00:17:06,888 --> 00:17:09,888 無事に 帰って来て下さいね。 257 00:17:11,726 --> 00:17:13,995 お兄様ーー。 258 00:17:13,995 --> 00:17:19,434 ♬~ 259 00:17:19,434 --> 00:17:23,037 <ようやく…➡ 260 00:17:23,037 --> 00:17:26,441 帰る所へ…> 261 00:17:26,441 --> 00:17:38,486 ♬~ 262 00:17:38,486 --> 00:17:42,690 ぅぐっ…! 賁様ァァァッ!! 263 00:17:42,690 --> 00:17:45,159 (玉鳳隊)ウオオオオオ!! 賁様ァァ!! 264 00:17:45,159 --> 00:17:48,830 魏火龍 紫伯!! 玉鳳隊 王賁様が討ち取ったぞォォ!! 265 00:17:48,830 --> 00:17:50,765 やったぞォォ!! 266 00:17:50,765 --> 00:17:55,069 紫伯様!! 紫伯様っ!! 紫伯様ァァっ!! 267 00:17:55,069 --> 00:17:57,472 しっ… 紫伯様…! 268 00:17:57,472 --> 00:17:59,407 そんな馬鹿なっ! 269 00:17:59,407 --> 00:18:01,809 いっ… 一体…!➡ 270 00:18:01,809 --> 00:18:04,712 何者だ あいつはっ…! 271 00:18:04,712 --> 00:18:18,559 ♬~ 272 00:18:18,559 --> 00:18:22,259 本当に仕留めるとはな… 若…。 273 00:18:24,032 --> 00:18:27,435 皆の者! 隊長 王賁様が➡ 274 00:18:27,435 --> 00:18:30,204 敵将 紫伯を討ち取った旨➡ 275 00:18:30,204 --> 00:18:33,441 四方へ伝わらせろ!! (関常兵たち)ハハ!! 276 00:18:33,441 --> 00:18:37,812 お見事…! お見事です 賁様…! 277 00:18:37,812 --> 00:18:40,448 しかし 昼まで刻がありません…。 278 00:18:40,448 --> 00:18:42,784 簡単な手当てで前へ…。 279 00:18:42,784 --> 00:18:46,054 手当ては無用…。 なっ…! 280 00:18:46,054 --> 00:18:49,624 行くぞ! 呉鳳明本陣へ!! 281 00:18:49,624 --> 00:18:52,260 (玉鳳隊)オオオオオッ!! 282 00:18:52,260 --> 00:18:58,633 (乱戦の声) 283 00:18:58,633 --> 00:19:00,668 ブァアアアッ!! フン! ガァアア!! 284 00:19:00,668 --> 00:19:02,804 デアァッ! フラァ! 285 00:19:02,804 --> 00:19:04,739 ルアッ! ぬん! 286 00:19:04,739 --> 00:19:06,974 ぐぁッ! テァアア! 287 00:19:06,974 --> 00:19:09,777 がっ! ゴボッ…! 288 00:19:09,777 --> 00:19:11,713 信っ! 289 00:19:11,713 --> 00:19:14,215 (歯を食いしばる音) ーーっ! 290 00:19:14,215 --> 00:19:16,684 (乱戦の声) 291 00:19:16,684 --> 00:19:19,587 <…ひねりがない。➡ 292 00:19:19,587 --> 00:19:22,390 右翼を横から突撃させて➡ 293 00:19:22,390 --> 00:19:26,260 中央の信の部隊と共に 凱孟様を挟み撃ちするのが➡ 294 00:19:26,260 --> 00:19:29,163 向こうの作戦に違いない。➡ 295 00:19:29,163 --> 00:19:33,668 そのために主力級を右翼に固めている。➡ 296 00:19:33,668 --> 00:19:39,073 だが そうくるのが分かっていれば 守るのは容易い。➡ 297 00:19:39,073 --> 00:19:42,677 凱孟様を信ごと敵右翼から遠ざけ➡ 298 00:19:42,677 --> 00:19:47,181 その隙間に兵を入れて 厚みを作り続ける。➡ 299 00:19:47,181 --> 00:19:52,387 さらに 俺の兵は守りが得意という長所も 重なる。➡ 300 00:19:52,387 --> 00:19:57,625 右翼が来なければ 中央の信たちは孤立無援。➡ 301 00:19:57,625 --> 00:20:01,496 まさか これで終わりではなかろうな> 302 00:20:01,496 --> 00:20:03,965 (乱戦の声) 303 00:20:03,965 --> 00:20:06,934 かっ 河了貂! 分かってる! 304 00:20:06,934 --> 00:20:10,738 <この作戦はーー➡ 305 00:20:10,738 --> 00:20:16,110 昼までに 呉鳳明本陣に 飛信隊が届くためのものだ。➡ 306 00:20:16,110 --> 00:20:19,514 そのためには…➡ 307 00:20:19,514 --> 00:20:23,751 信と その部隊には “死地"に入ってもらう必要がある> 308 00:20:23,751 --> 00:20:27,622 (乱戦の声) 309 00:20:27,622 --> 00:20:32,393 <よし… 信と凱孟が左に十分ずれた…!> 310 00:20:32,393 --> 00:20:35,296 今だ! 合図を! (兵たち)オオ! 311 00:20:35,296 --> 00:20:38,666 (太鼓の音) 312 00:20:38,666 --> 00:20:41,569 (太鼓の音) 合図だ 羌[外:B69E84C18BDA7F7F8AE1CF4C6F971201]! 313 00:20:41,569 --> 00:20:43,504 (太鼓の音) (凱孟兵)これはっ! 314 00:20:43,504 --> 00:20:45,807 <やはり次がある。➡ 315 00:20:45,807 --> 00:20:48,207 さあ どう出る 飛信隊> 316 00:20:52,914 --> 00:20:54,914 羌[外:B69E84C18BDA7F7F8AE1CF4C6F971201]! 317 00:20:57,785 --> 00:21:01,255 右翼全兵 進軍止めっ! 318 00:21:01,255 --> 00:21:03,191 (魏兵たち)なっ!? 319 00:21:03,191 --> 00:21:06,427 (羌[外:B69E84C18BDA7F7F8AE1CF4C6F971201])速やかに乱戦を解き 隊列を組め! 320 00:21:06,427 --> 00:21:10,898 右方転進! このまま一気に敵本陣を目指す! 321 00:21:10,898 --> 00:21:13,434 (羌[外:B69E84C18BDA7F7F8AE1CF4C6F971201]隊)オオオオォ!! (凱孟兵)なっ 何だ!? 322 00:21:13,434 --> 00:21:16,337 (凱孟兵)奴ら 右へ曲がった!? 323 00:21:16,337 --> 00:21:18,906 あ!? 何っ…!? 324 00:21:18,906 --> 00:21:22,477 ん!? (凱孟兵)右翼がっ…! 離脱した!? 325 00:21:22,477 --> 00:21:30,251 ♬~ 326 00:21:30,251 --> 00:21:33,020 <右翼が離れた!?> 327 00:21:33,020 --> 00:21:34,956 何じゃ あいつら! 328 00:21:34,956 --> 00:21:38,192 大将を置いて離れていくぞ! ッハハハ! 329 00:21:38,192 --> 00:21:42,697 <陽動… 裏へ回るか…? いや…➡ 330 00:21:42,697 --> 00:21:46,133 あれは まっすぐ奥へ進んでいる。➡ 331 00:21:46,133 --> 00:21:49,937 っ! 呉鳳明本陣を狙っているのか!➡ 332 00:21:49,937 --> 00:21:53,307 だとしたら盤面が見えてなさすぎる。➡ 333 00:21:53,307 --> 00:21:55,243 たとえ ここを抜けても➡ 334 00:21:55,243 --> 00:21:59,614 呉鳳明本陣は まだ 周囲の予備軍の連動に守られている。➡ 335 00:21:59,614 --> 00:22:02,350 その数は三万ーー。➡ 336 00:22:02,350 --> 00:22:07,350 一千騎にも満たない数で突っ込んでも 確実に からめ捕られるぞ> 337 00:22:09,190 --> 00:22:12,690 念のため五百騎 後を追わせろ。 ハ! 338 00:22:14,829 --> 00:22:19,367 <それに分かっているのであろうな。 右翼が去るなら➡ 339 00:22:19,367 --> 00:22:22,069 左に固めた こちらの刃が➡ 340 00:22:22,069 --> 00:22:25,673 全て隊長 信へと向かうぞ!> 341 00:22:25,673 --> 00:22:28,576 左の兵を中央へ回せ! 342 00:22:28,576 --> 00:22:31,579 中に入って来ている連中を皆殺しにしろ! 343 00:22:31,579 --> 00:22:34,382 (凱孟軍)オオオオォ!! 344 00:22:34,382 --> 00:22:36,317 あぁっ! 何っ!? 345 00:22:36,317 --> 00:22:38,286 くっ… 来るぞォっ! 346 00:22:38,286 --> 00:22:41,756 (凱孟軍)オオオオオッ!! 347 00:22:41,756 --> 00:22:46,694 ああ! 敵が中央に集まりだした! 隊長たちを狙って…! 348 00:22:46,694 --> 00:22:50,294 ただでさえ包囲されてる形で あんな数が…! 349 00:22:53,301 --> 00:22:55,736 固めろっ! ぐわっ! どあっ! 350 00:22:55,736 --> 00:22:59,440 正念場だっ! 右翼はうまく突破に成功したぞっ! 351 00:22:59,440 --> 00:23:01,742 あとは我々がっ…! (凱孟兵)オラァッ! 352 00:23:01,742 --> 00:23:04,645 がっ…! っ! 渕副長ォォ! 353 00:23:04,645 --> 00:23:06,581 ーーっ! 354 00:23:06,581 --> 00:23:09,483 左だっ! 左へ流れながら戦えっ! 355 00:23:09,483 --> 00:23:11,886 田有 竜川! 右からの敵を➡ 356 00:23:11,886 --> 00:23:14,589 精いっぱい食い止めろ! オオ!! 357 00:23:14,589 --> 00:23:17,959 崇原 竜有は左への道を作れっ! 358 00:23:17,959 --> 00:23:19,894 任せろ! 359 00:23:19,894 --> 00:23:24,732 フハハッ! ボロッボロだな 飛信隊! ッ! 360 00:23:24,732 --> 00:23:29,704 何かの奇策に出たのであろうが 大失敗だ。 361 00:23:29,704 --> 00:23:31,906 やはり…。 どぁッ! 362 00:23:31,906 --> 00:23:34,208 軍師の差が出たのォ! 363 00:23:34,208 --> 00:23:36,177 くっ…! 364 00:23:36,177 --> 00:23:45,877 ♬~ 365 00:23:47,788 --> 00:23:53,194 ♬「真っ直ぐに濁り無きその瞳は」 366 00:23:53,194 --> 00:23:58,532 ♬「鮮明に遥か未来 見据えていた」 367 00:23:58,532 --> 00:24:03,771 ♬「踏み締める一歩に重みが増す」 368 00:24:03,771 --> 00:24:09,110 ♬「噛み締める言葉に想いが増す」 369 00:24:09,110 --> 00:24:14,415 ♬「泡の様に消えた 儚い憧憬」 370 00:24:14,415 --> 00:24:19,720 ♬「誰かの憂いも全て残らず背負って」 371 00:24:19,720 --> 00:24:25,059 ♬「揺るがぬ大志を 掲げてゆくよ」 372 00:24:25,059 --> 00:24:27,828 ♬「どこかで見てんだろう?」 373 00:24:27,828 --> 00:24:33,067 ♬「越えてゆけ 命燃やして」 374 00:24:33,067 --> 00:24:38,305 ♬「いつまでも胸に 決して絶えぬ火を」 375 00:24:38,305 --> 00:24:43,644 ♬「何度でも藻掻け 何度でも抗え」 376 00:24:43,644 --> 00:24:49,083 ♬「その先へ拓く景色を見せてくれ」 377 00:24:49,083 --> 00:24:54,388 ♬「信じて 託すと微笑む あなたの」 378 00:24:54,388 --> 00:24:58,993 ♬「まばゆい意志が 傍で頷いてくれる」 379 00:24:58,993 --> 00:25:05,099 ♬「まだ 行けるさ」 380 00:25:05,099 --> 00:25:10,404 ♬「そうだろ?」 381 00:25:10,404 --> 00:25:12,404 ♬「そうだろ?」 382 00:25:19,113 --> 00:25:21,913 次回 「キングダム」 383 00:25:37,698 --> 00:25:42,903 <ウルトラマンが誕生した時 私は 駆け出しの脚本家だった。➡ 384 00:25:42,903 --> 00:25:49,777 そして 隣には 同じ沖縄出身の脚本家 金城哲夫がいた。➡ 385 00:25:49,777 --> 00:25:56,250 金城と私は 怪獣に 沖縄の言葉で名前を付け 楽しんでいた。➡ 386 00:25:56,250 --> 00:25:58,919 ジラースは 次郎おじさんのことで➡