1 00:00:01,118 --> 00:00:04,019 ♬「疾れ 疾れ 振り向かずに」 2 00:00:04,019 --> 00:00:07,055 ♬「踊れ 踊れ 夢の果てで」 3 00:00:07,055 --> 00:00:10,292 ♬「いつか君も叫んでくれ」 4 00:00:10,292 --> 00:00:13,196 ♬「生きて 燦々」 5 00:00:13,196 --> 00:00:18,002 ♬〜 6 00:00:18,002 --> 00:00:22,540 ♬「燦々」 7 00:00:22,540 --> 00:00:25,910 ♬〜 8 00:00:25,910 --> 00:00:30,210 ♬「美しく生きれなくていい」 9 00:00:32,349 --> 00:00:35,849 ♬「すべての夢は“わがまま”だ」 10 00:00:37,556 --> 00:00:43,362 ♬「いのちをつかえ燃えて 消えて 風になれ」 11 00:00:43,362 --> 00:00:46,399 ♬「そのとき 残るのが」 12 00:00:46,399 --> 00:00:50,638 ♬「愛だと 言うために」 13 00:00:50,638 --> 00:00:53,642 ♬「疾れ 疾れ とまらないで」 14 00:00:53,642 --> 00:00:56,511 ♬「踊れ 踊れ 夢の果てで」 15 00:00:56,511 --> 00:00:59,848 ♬「そこで君も叫んでくれ」 16 00:00:59,848 --> 00:01:02,586 ♬「生きて 燦々」 17 00:01:02,586 --> 00:01:05,489 ♬「きらり きらり 涙さえも」 18 00:01:05,489 --> 00:01:08,389 ♬「つなげ つなげ 想いを手に」 19 00:01:08,389 --> 00:01:11,860 ♬「君もまぶしい夢そのもの」 20 00:01:11,860 --> 00:01:14,763 ♬「生きて」 21 00:01:14,763 --> 00:01:22,440 ♬「生きろ 燦々」 22 00:01:22,440 --> 00:01:25,840 ♬「燦々」 23 00:01:29,780 --> 00:01:33,082 オオオオオッ!! 24 00:01:33,082 --> 00:01:35,384 くそっ もう新手が! 25 00:01:35,384 --> 00:01:37,684 どうなってる!来るぞっ! 26 00:01:39,655 --> 00:01:41,592 ダメだ 陣形がズタズタに…っ! 27 00:01:41,592 --> 00:01:43,594 うあっ!あっ! がはっ! 28 00:01:43,594 --> 00:01:46,998 麻鉱様。第二波がうまく入ってきました。 29 00:01:46,998 --> 00:01:51,236 麻鉱)うむ。黒羊で名をあげた紀彗軍も➡ 30 00:01:51,236 --> 00:01:54,770 我らにかかれば大したことはなさそうですな。 31 00:01:54,770 --> 00:01:57,674 “陽動”の功だ。 32 00:01:57,674 --> 00:02:00,577 っ! 楽華隊ですか。 33 00:02:00,577 --> 00:02:02,580 ああ。 34 00:02:02,580 --> 00:02:09,053 噂のあの紀彗軍を 正直ここまで翻弄するとは思っていなかった。 35 00:02:09,053 --> 00:02:13,759 口だけかと思ったが やりおるわ➡ 36 00:02:13,759 --> 00:02:16,529 蒙家の嫡男め。 37 00:02:16,529 --> 00:02:22,867 左翼本陣到着までの“囮”の役目しかと承りました。 38 00:02:22,867 --> 00:02:26,537 分かっておるな 重大な役目だぞ。 39 00:02:26,537 --> 00:02:32,412 全王翦軍の中で最強の攻撃力を持つこの麻鉱軍の力を➡ 40 00:02:32,412 --> 00:02:36,216 どういう形で趙右翼軍にぶつけるかは➡ 41 00:02:36,216 --> 00:02:40,083 お前たちの働きにかかっている。 42 00:02:40,083 --> 00:02:44,322 フッ まァ仮に お前たちが失敗しても➡ 43 00:02:44,322 --> 00:02:47,722 左が負けるということはないのだがな。 44 00:02:55,902 --> 00:02:58,773 …フッ。 王翦様➡ 45 00:02:58,773 --> 00:03:02,473 生まれの良さを鼻にかけた目つきをする この若造に➡ 46 00:03:02,473 --> 00:03:04,509 何か囮となる策を一つ…。 47 00:03:04,509 --> 00:03:07,609 必要ありません。っ⁉ 何っ! 48 00:03:10,149 --> 00:03:13,487 心配せずとも 楽華隊の戦い方で➡ 49 00:03:13,487 --> 00:03:16,757 きっちり麻鉱軍の“波状攻撃”につなげますよ。 50 00:03:16,757 --> 00:03:19,293 っ⁉ 51 00:03:19,293 --> 00:03:24,293 貴様 なぜ我が軍が波状攻撃をかけると知っている…。 52 00:03:28,501 --> 00:03:31,204 最高の形を作って待っているので➡ 53 00:03:31,204 --> 00:03:35,075 そこからはしっかり頼みますよ 麻鉱将軍。 54 00:03:35,075 --> 00:03:40,075 もたついたら “主攻”の座をうちがもらいますからね。 フフ…。 55 00:03:42,752 --> 00:03:46,623 生まれの良さだけではなかったな フッ。 56 00:03:46,623 --> 00:03:50,226 行くぞ!(兵たち)オオオオオ!! 57 00:03:50,226 --> 00:03:52,994 くっ 何だこの数は! 58 00:03:52,994 --> 00:03:56,665 奴ら どれだけの大軍で来てるんだ! 59 00:03:56,665 --> 00:03:59,568 見えざる敵の奇襲を受けた紀彗軍は➡ 60 00:03:59,568 --> 00:04:05,374 その数を実際より はるかに多く錯覚し大きく士気を削がれた。 61 00:04:05,374 --> 00:04:10,180 しかもこれが第三波 第四波と続いてくるのである。 62 00:04:10,180 --> 00:04:15,683 もはや この戦場の勝敗は決したも同然であった。 だがーー。 63 00:04:15,683 --> 00:04:19,621 大至急 呂劇の騎馬一千を左から出せ!! 64 00:04:19,621 --> 00:04:22,092 兵たち)っ!(紀彗)乱戦の場は無視して➡ 65 00:04:22,092 --> 00:04:25,962 奥から来る第三波の左前方に突撃させろ! 66 00:04:25,962 --> 00:04:30,435 右へ向かった一万は馬呈を助けるまでは呼び戻すな! 67 00:04:30,435 --> 00:04:32,670 合流したら馬呈を将とし➡ 68 00:04:32,670 --> 00:04:36,107 同じく敵第三波の右へ突っ込ませよ! 69 00:04:36,107 --> 00:04:39,976 きっ 紀彗様…。ここから立て直しを…。 70 00:04:39,976 --> 00:04:43,679 当たり前だ!(兵たち)っ!! …っ! 71 00:04:43,679 --> 00:04:45,748 ならば本陣を後ろへ! 72 00:04:45,748 --> 00:04:48,519 一度後退し 前線を作り直さねば! 73 00:04:48,519 --> 00:04:52,391 ならん! 退がれば敵の波はどこまでも追ってくる! 74 00:04:52,391 --> 00:04:57,229 後軍を前に押し出せ! 声の限り離眼のかけ声を上げさせながらだ! 75 00:04:57,229 --> 00:04:59,198 ハ! ハハ! 76 00:04:59,198 --> 00:05:04,134 敵が少数であることも全隊に伝えよ!っ⁉ 少数⁉ 77 00:05:04,134 --> 00:05:07,872 お前たちは王翦の策にまんまと乗せられている! 78 00:05:07,872 --> 00:05:12,574 大軍が押し寄せたと錯覚しているが敵は五千ずつの四波! 79 00:05:12,574 --> 00:05:16,344 つまり二万で 対する我が軍は三万だ! 80 00:05:16,344 --> 00:05:18,284 え?あっ! 81 00:05:18,284 --> 00:05:21,886 最初に居た五千と足しても敵は二万五千! 82 00:05:21,886 --> 00:05:24,589 我々の方が五千も多い! 83 00:05:24,589 --> 00:05:30,294 総数で負けているから 王翦はその差を奇策で埋めるしかなかったのだ! 84 00:05:30,294 --> 00:05:33,199 今の流れに押しきられさえしなければ…➡ 85 00:05:33,199 --> 00:05:37,604 この数の差と 離眼兵の質で必ず勝てる!! 86 00:05:37,604 --> 00:05:40,507 巻き返すぞ 離眼の男たちよ!! 87 00:05:40,507 --> 00:05:43,410 (兵たち)オオオオオオオ!! 88 00:05:43,410 --> 00:05:46,013 呂劇隊に伝令急げ! 89 00:05:46,013 --> 00:05:47,946 この時 紀彗は➡ 90 00:05:47,946 --> 00:05:51,817 一つだけ事実に反することを口にしていた。 91 00:05:51,817 --> 00:05:58,558 紀彗軍は すでに数千の兵を失っており兵力は同等か 逆転さえしていたがーー➡ 92 00:05:58,558 --> 00:06:02,163 無論 そこは承知の上での檄である。 93 00:06:02,163 --> 00:06:04,732 だが この状況下で➡ 94 00:06:04,732 --> 00:06:10,535 紀彗が脅威を感じる存在は“右”にこそあった。 95 00:06:10,535 --> 00:06:13,176 楽華隊 蒙恬であるーー! 96 00:06:13,176 --> 00:06:17,144 …くそっ! 馬呈を討ち損じた! 97 00:06:17,144 --> 00:06:19,644 せっかくの好機だったのに! 98 00:06:22,650 --> 00:06:26,856 紀彗本陣には麻鉱軍が攻めかけているようです! 99 00:06:26,856 --> 00:06:29,525 我々はどうしますか 蒙恬様。 100 00:06:29,525 --> 00:06:34,798 馬呈たちが前方へ向かったということは紀彗本陣は健在で➡ 101 00:06:34,798 --> 00:06:38,202 波状攻撃の後ろを止めに行ったのだろう。 102 00:06:38,202 --> 00:06:41,770 どうやら紀彗軍は麻鉱軍の攻めに耐えている。 103 00:06:41,770 --> 00:06:44,072 つまり これは…➡ 104 00:06:44,072 --> 00:06:48,445 王翦将軍の想定していた配置になったわけだ。 105 00:06:48,445 --> 00:06:53,116 最初の右の遊軍が挟撃してくる恐れがあると…? 106 00:06:53,116 --> 00:06:56,688 しかし… あれは囮だったのでは…? 107 00:06:56,688 --> 00:07:00,058 我々は今 波状攻撃を止めるために➡ 108 00:07:00,058 --> 00:07:02,958 全力を注がざるをえない。 109 00:07:02,958 --> 00:07:08,664 その状況下にある我々に対し遊軍となっている あの五千人隊は➡ 110 00:07:08,664 --> 00:07:11,567 そのまま真横からでも 背後からでも➡ 111 00:07:11,567 --> 00:07:13,537 決定打を撃ち込むことができる➡ 112 00:07:13,537 --> 00:07:16,407 “最大の脅威”となってしまったのだ。 113 00:07:16,407 --> 00:07:18,343 (兵たち)あっ! 114 00:07:18,343 --> 00:07:21,981 <戦局は あの遊撃隊の動き次第➡ 115 00:07:21,981 --> 00:07:24,783 しかも率いる将は只者ではない> 116 00:07:24,783 --> 00:07:29,720 紀彗様 ならば今すぐ無理をしてでもあの五千を討つべく兵を…。 117 00:07:29,720 --> 00:07:34,458 無理だ! その戦力を出せば波状攻撃の敵に我らは敗れる! 118 00:07:34,458 --> 00:07:36,493 くっ…。 119 00:07:36,493 --> 00:07:40,198 <これは恐らく偶然の流れではない。➡ 120 00:07:40,198 --> 00:07:44,804 信じ難いことだが左翼を五千で始めた王翦は➡ 121 00:07:44,804 --> 00:07:50,303 開戦前に ここまでの盤面を描ききっていたということだ…!➡ 122 00:07:50,303 --> 00:07:55,603 何という戦術眼これが秦軍総大将 王翦か…!> 123 00:07:57,183 --> 00:08:01,721 (伝令)麻鉱軍攻勢です!しかし敵も抗戦の構えです! 124 00:08:01,721 --> 00:08:06,121 さすがは麻鉱様。しかし敵もやりおる。 125 00:08:08,462 --> 00:08:13,065 やはり見えておったか… 蒙恬。 126 00:08:13,065 --> 00:08:18,237 もたついたら“主攻”の座を うちがもらいますからね。 127 00:08:18,237 --> 00:08:20,237 待て。ん…? 128 00:08:21,942 --> 00:08:25,812 見事に左の役目を果たした暁には➡ 129 00:08:25,812 --> 00:08:31,052 我が側近として幕僚に加えてやってもよいぞ 蒙恬。 130 00:08:31,052 --> 00:08:33,052 っ⁉ 131 00:08:35,290 --> 00:08:37,623 笑えないな。っ! 132 00:08:37,623 --> 00:08:39,623 …小童。 133 00:08:41,494 --> 00:08:43,864 俺を入れるくらいなら…➡ 134 00:08:43,864 --> 00:08:47,535 その前に入れるべき男がいるのではありませんか? 135 00:08:47,535 --> 00:08:49,835 王翦将軍。っ! 136 00:09:02,816 --> 00:09:07,316 賁様。 いよいよ趙左翼の姿が見えてきましたぞ。 137 00:09:18,301 --> 00:09:20,737 さて ではまずは➡ 138 00:09:20,737 --> 00:09:24,706 この中で誰が一番槍を…。(岳嬰)俺が行く。 139 00:09:24,706 --> 00:09:28,243 待て槍使い。 勝手だぞ。 140 00:09:28,243 --> 00:09:31,146 お前たちのことを ほとんど知らぬ。 141 00:09:31,146 --> 00:09:35,952 そんな奴らにこの戦場の第一刃を任せられるか。 142 00:09:35,952 --> 00:09:39,957 この巨躯に李牧様の副官という肩書で➡ 143 00:09:39,957 --> 00:09:45,296 馬南慈殿が十分只者ではないと察しがつくと思うが…。 144 00:09:45,296 --> 00:09:50,165 そういうあんたはどこの馬の骨だと聞きたいが。 145 00:09:50,165 --> 00:09:54,004 馬の骨とは厳しいな 岳嬰殿。 146 00:09:54,004 --> 00:09:59,710 元趙三大天 藺相如が側近 趙峩龍殿だ。 147 00:09:59,710 --> 00:10:02,647 中央軍にいる尭雲殿と二人して➡ 148 00:10:02,647 --> 00:10:08,116 長年 王都圏の秩序を守られてきた陰の英傑だ。 149 00:10:08,116 --> 00:10:10,886 <藺相如の側近…⁉> 150 00:10:10,886 --> 00:10:13,790 つまり分かりやすく言えば➡ 151 00:10:13,790 --> 00:10:17,094 同時期の元三大天 廉頗側近➡ 152 00:10:17,094 --> 00:10:22,394 四天王 介子坊・輪虎の類いの男だということだ。 153 00:10:27,139 --> 00:10:29,139 …っ! 154 00:10:30,910 --> 00:10:32,843 番陽)どうなってる! 155 00:10:32,843 --> 00:10:37,797 亜光軍は横陣を広げているのに玉鳳には まだ何の指示も来てないぞ! 156 00:10:37,797 --> 00:10:42,236 関常! 本当に亜光将軍からん?伝令が来るのか⁉ 157 00:10:42,236 --> 00:10:45,005 どなりなさんな。 そう聞いている。 158 00:10:45,005 --> 00:10:48,840 じゃあなぜ まだ来んのだ!敵は見えておるのだぞ! 159 00:10:48,840 --> 00:10:50,776 知らん! どなるな! 160 00:10:50,776 --> 00:10:52,778 ん? 161 00:10:52,778 --> 00:10:54,780 なっ! 162 00:10:54,780 --> 00:10:56,917 く…!あっ…➡ 163 00:10:56,917 --> 00:10:58,852 亜光将軍!! 164 00:10:58,852 --> 00:11:03,091 <王翦軍第一将亜光ーー> 165 00:11:03,091 --> 00:11:06,961 作戦を伝えに参りました 若君。(番陽 関常)っ! 166 00:11:06,961 --> 00:11:09,197 <作戦…> 167 00:11:09,197 --> 00:11:11,964 <“若君”ときたか…> 168 00:11:11,964 --> 00:11:16,604 開戦の激突は亜光軍が請け負います故➡ 169 00:11:16,604 --> 00:11:20,474 玉鳳隊は横陣に入らず乱戦の場から離れ➡ 170 00:11:20,474 --> 00:11:24,412 本来の持ち味を出す一撃必殺の遊撃隊に。 171 00:11:24,412 --> 00:11:29,112 好機が来ましたら伝令を送ります故それまで待機を。 172 00:11:31,453 --> 00:11:33,385 誰の練った策だ。 173 00:11:33,385 --> 00:11:36,285 私と 王翦様です。 174 00:11:38,125 --> 00:11:41,625 愚策だ。 今から練り直すぞ。(関常)なっ⁉ 175 00:11:43,431 --> 00:11:46,334 お…。<うわ…> 176 00:11:46,334 --> 00:11:48,634 愚策ではありませぬが。 177 00:11:51,040 --> 00:11:54,544 なぜ玉鳳を合戦の中へ入れぬ。 178 00:11:54,544 --> 00:11:59,380 はっきり言って今の玉鳳は一万の敵とも対等に戦う。 179 00:11:59,380 --> 00:12:06,154 兵力で劣る秦軍は 玉鳳こそ中に入れて力の拮抗をはかって然るべきだ。 180 00:12:06,154 --> 00:12:09,759 玉鳳を横陣の左端に組み込め。 181 00:12:09,759 --> 00:12:12,463 左から戦局を動かしてみせる。 182 00:12:12,463 --> 00:12:14,965 なりませぬ若君。 183 00:12:14,965 --> 00:12:17,968 それでは初日から玉鳳の血が流れすぎます。 184 00:12:17,968 --> 00:12:20,104 ぎ…! 185 00:12:20,104 --> 00:12:23,639 妙な特別扱いをするなと言っておるのだ亜光! 186 00:12:23,639 --> 00:12:25,574 っ! 187 00:12:25,574 --> 00:12:29,880 (王賁)この状況で玉鳳を外すまっとうな理由などありはしない! 188 00:12:29,880 --> 00:12:31,845 賁様…。 189 00:12:31,845 --> 00:12:35,282 それともお前と父はこの玉鳳隊に全くっ…。 190 00:12:35,282 --> 00:12:37,889 自惚れなさるな若君!っ! 191 00:12:37,889 --> 00:12:41,758 誰もあなたを特別扱いなどしてはいない! 192 00:12:41,758 --> 00:12:43,993 っ…。 193 00:12:43,993 --> 00:12:48,798 それは無論よくも悪くも 双方の意味です。 194 00:12:48,798 --> 00:12:52,503 よくも… 悪くも?ん ん…。 195 00:12:52,503 --> 00:12:56,842 <…さすが亜光将軍 分かっておられる。➡ 196 00:12:56,842 --> 00:13:00,713 父君 王翦様が策に関わったとするなら➡ 197 00:13:00,713 --> 00:13:04,583 この場合若は本戦に加えられなかったことは➡ 198 00:13:04,583 --> 00:13:08,452 “傷つけぬための親心”などとはとらず…➡ 199 00:13:08,452 --> 00:13:11,388 “期待されていない”ととる。➡ 200 00:13:11,388 --> 00:13:15,092 その理由は…>(兵)亜光様! 201 00:13:15,092 --> 00:13:18,597 敵の第一陣が動いて来ました!お急ぎをっ! 202 00:13:18,597 --> 00:13:20,532 今行く。 203 00:13:20,532 --> 00:13:23,403 若君。 この開戦の時に➡ 204 00:13:23,403 --> 00:13:28,238 この亜光が自ら伝えにきた重みをくみとって頂きたい。 205 00:13:28,238 --> 00:13:33,077 玉鳳の力が必要な時その力が半減していては➡ 206 00:13:33,077 --> 00:13:36,080 戦術がそこで終わるのです。 207 00:13:36,080 --> 00:13:38,980 どうか時が来るまで冷静に。 208 00:13:40,853 --> 00:13:43,723 それに 案じられずとも…➡ 209 00:13:43,723 --> 00:13:49,997 この右の戦場は 亜光軍・玉鳳隊共に死力を尽くさねば➡ 210 00:13:49,997 --> 00:13:52,668 勝ちは見えてきませぬ。 211 00:13:52,668 --> 00:13:59,772 ♬〜 212 00:13:59,772 --> 00:14:02,676 敵 およそ一万 来ます! 213 00:14:02,676 --> 00:14:05,078 (亜光)こちらも一万出せ! 214 00:14:05,078 --> 00:14:08,950 あの旗の集まり…敵将も中にいるもようです! 215 00:14:08,950 --> 00:14:11,350 ならば俺も出る! 216 00:14:16,091 --> 00:14:18,057 亜光軍が出たぞ! 217 00:14:18,057 --> 00:14:21,696 あっ亜光将軍も中に入って出陣してるぞ! 218 00:14:21,696 --> 00:14:23,631 何と…。 219 00:14:23,631 --> 00:14:27,602 亜光将軍は小細工を好まぬ武人です。 220 00:14:27,602 --> 00:14:32,441 “攻め”は第二将 麻鉱将軍が強いと言われてるけど➡ 221 00:14:32,441 --> 00:14:37,009 麻鉱はけっこう策を使う。あ 呼び捨て。 222 00:14:37,009 --> 00:14:39,712 一方 亜光将軍は➡ 223 00:14:39,712 --> 00:14:44,285 正面から堂々と思いきり敵にぶつかりに行く。 224 00:14:44,285 --> 00:14:47,656 兵も亜光の分身みたいな奴らしかいないので➡ 225 00:14:47,656 --> 00:14:50,525 何の恐れも抱かず突き進む。 226 00:14:50,525 --> 00:14:54,725 松琢)はっきり言って亜光兵はマジでやばい連中ス。 227 00:14:56,933 --> 00:14:59,736 秦の犬どもを串刺しにするぞ! 228 00:14:59,736 --> 00:15:01,673 オオオーーッ!! 229 00:15:01,673 --> 00:15:05,076 ぶっ… ぶつかるぞォー!! 230 00:15:05,076 --> 00:15:09,541 父君に認めて頂きたいのならよく見ておくといい。 231 00:15:09,541 --> 00:15:12,448 っ!(関常)あれがーー➡ 232 00:15:12,448 --> 00:15:16,687 父君 王翦の最大の信頼を得る男➡ 233 00:15:16,687 --> 00:15:19,687 第一将 亜光です。 234 00:15:25,430 --> 00:15:27,733 オオオオオオオ!! 235 00:15:27,733 --> 00:15:30,536 がっ!ぐわっ!どぉっ! 236 00:15:30,536 --> 00:15:33,370 これは… 両軍共に…。 237 00:15:33,370 --> 00:15:35,305 いや。っ⁉ 238 00:15:35,305 --> 00:15:39,176 亜光軍は ここからが強い。 239 00:15:39,176 --> 00:15:41,980 ぐあっ!ごぁ! 240 00:15:41,980 --> 00:15:45,317 こ こいつら… 味方の兵士ごと…! 241 00:15:45,317 --> 00:15:49,756 自軍の兵も関係なく踏みつけて突入するじゃと⁉ 242 00:15:49,756 --> 00:15:51,756 そうだ。 243 00:15:53,994 --> 00:15:59,731 (関常)後ろから来る騎兵は 前に何がいようと絶対に馬の脚を落とさぬ。 244 00:15:59,731 --> 00:16:05,538 たとえそこに親や兄弟がいたとしても全速力だ! 245 00:16:05,538 --> 00:16:12,313 その非情なほどの躊躇の無さが相手側との大きな力の差を生む。 246 00:16:12,313 --> 00:16:16,250 故にこれまで亜光軍は正面からのぶつかりで➡ 247 00:16:16,250 --> 00:16:18,482 負けたことが一度もない! 248 00:16:18,482 --> 00:16:22,288 ぐあっ!亜光軍が圧倒的に押し込んでる! 249 00:16:22,288 --> 00:16:29,162 玉鳳の騎兵も 正直今や全秦軍の中でも指折りの実力だと思います。 250 00:16:29,162 --> 00:16:31,298 ーーが➡ 251 00:16:31,298 --> 00:16:36,170 あそこまで勝負に徹する冷酷さはさすがに持ってはいない。 252 00:16:36,170 --> 00:16:43,309 父君の第一将の軍は あなたが思ってるより何倍も強いですよ 若。 253 00:16:43,309 --> 00:16:46,579 前にいるもの全てを薙ぎ払えェイ!! 254 00:16:46,579 --> 00:16:48,882 オオオオオオ!! 255 00:16:48,882 --> 00:16:53,221 岳嬰様! 右が大きく敵に押し込まれています! 256 00:16:53,221 --> 00:16:55,923 左もです!っ⁉ 257 00:16:55,923 --> 00:16:59,195 バカな 我々の所以外 劣勢に…! 258 00:16:59,195 --> 00:17:01,764 <前に特化した軍か…> 259 00:17:01,764 --> 00:17:07,334 少々甘く見ておった!敵将に近づき まずは奴らの足を止める! 260 00:17:07,334 --> 00:17:09,834 行くぞ!(兵たち)ハハァ! 261 00:17:12,541 --> 00:17:17,846 趙峩龍殿。 なぜ第一陣を岳嬰に譲られた? 262 00:17:17,846 --> 00:17:20,749 岳嬰とその軍は強い。 263 00:17:20,749 --> 00:17:25,589 その軍が まずぶつかれば敵の力量が測れるからです。 264 00:17:25,589 --> 00:17:29,523 (馬南慈)ハハ 私も同じ考えであった。 265 00:17:29,523 --> 00:17:36,264 そして早くも 敵が二万と見て侮ってはならぬ相手だと分かりました。 266 00:17:36,264 --> 00:17:41,070 同感だ。 では 第二陣は私が。 267 00:17:41,070 --> 00:17:43,708 少々早いのでは。 268 00:17:43,708 --> 00:17:46,077 (馬南慈)なァに…。 269 00:17:46,077 --> 00:17:52,881 私は北方育ちで なかなか愛国心とか言われるとピンとは来ぬのだが➡ 270 00:17:52,881 --> 00:17:58,587 さすがに今回の秦の侵攻には思うところがありましてなァ。 271 00:17:58,587 --> 00:18:03,460 奴らはこの一国を滅ぼすつもりで来ている…。 272 00:18:03,460 --> 00:18:08,066 道を踏み外すほどに思い上がった愚か者どもに➡ 273 00:18:08,066 --> 00:18:10,936 実はずっと この馬南慈の怒りの鉄槌を➡ 274 00:18:10,936 --> 00:18:13,705 喰らわしたく思っておったのですよ。 275 00:18:13,705 --> 00:18:16,740 月宝!ハッ! 出るぞ! 276 00:18:16,740 --> 00:18:18,875 (兵たち)オオオオーッ!! 277 00:18:18,875 --> 00:18:20,810 (乱戦の声) 278 00:18:20,810 --> 00:18:22,814 押せェ! 押し込めェ! 279 00:18:22,814 --> 00:18:25,083 亜光軍の力を趙軍に叩…➡ 280 00:18:25,083 --> 00:18:27,118 がっ! 281 00:18:27,118 --> 00:18:29,854 なっ!左 敵襲っ! 282 00:18:29,854 --> 00:18:32,658 (乱戦の声) 283 00:18:32,658 --> 00:18:38,996 くっ まずい! 亜光様の第一陣に敵の別働隊が左からっ…! 284 00:18:38,996 --> 00:18:40,931 第一 第二隊! 285 00:18:40,931 --> 00:18:43,431 ハ!助けに行くぞ! 286 00:18:45,770 --> 00:18:49,308 っ! 左奥からこちらに向かって敵が来ます! 287 00:18:49,308 --> 00:18:51,377 (亜光兵)何っ⁉ 288 00:18:51,377 --> 00:18:58,085 参戦してきた馬南慈は軍を主攻三千と助攻七千に分け➡ 289 00:18:58,085 --> 00:19:04,656 助攻七千を 援軍に出るであろう亜光軍第二陣にぶつけ壁を作り➡ 290 00:19:04,656 --> 00:19:11,163 主攻三千で亜光軍第一陣の脇腹に強烈な横撃を加えた。 291 00:19:11,163 --> 00:19:13,663 ぬぅっ! うらぁっ! 292 00:19:17,672 --> 00:19:23,174 <ただの武偏重の猛将ではなく戦術眼も鋭い。➡ 293 00:19:23,174 --> 00:19:28,684 やはり あの李牧様が副官に据えるだけのことはある。➡ 294 00:19:28,684 --> 00:19:31,187 これで持ち合わせる“武”が➡ 295 00:19:31,187 --> 00:19:36,724 介子坊や廉頗に近しいとするなら馬南慈は…➡ 296 00:19:36,724 --> 00:19:41,195 この李牧軍 対 王翦軍の戦いそのものの➡ 297 00:19:41,195 --> 00:19:45,400 勝敗のカギを握る男やもしれぬ> 298 00:19:45,400 --> 00:19:49,800 亜光様 左で異変が!敵襲を受けているもようです! 299 00:19:52,175 --> 00:19:55,178 くそ ダメだ! こいつらを抜けぬ…! 300 00:19:55,178 --> 00:19:58,079 亜光様を助けに行かねば…! 301 00:19:58,079 --> 00:20:00,782 ーーが その時➡ 302 00:20:00,782 --> 00:20:04,687 乱戦中の亜光軍第一陣と第二陣の間の空間を➡ 303 00:20:04,687 --> 00:20:07,587 疾走する騎馬隊があった。 304 00:20:09,826 --> 00:20:14,232 馬南慈様 外に我々と並走する騎馬隊がっ!ぬっ! 305 00:20:14,232 --> 00:20:16,765 あれはっ 味方ではありません! 306 00:20:16,765 --> 00:20:21,103 ここから入るぞ!(兵たち)オオオオ! 307 00:20:21,103 --> 00:20:25,808 <中間を討って儂を孤立させる狙いか…!> 308 00:20:25,808 --> 00:20:28,712 右より新手だ! 迎え撃て! 309 00:20:28,712 --> 00:20:32,350 来るぞ! 返り討ちだッ! 310 00:20:32,350 --> 00:20:34,350 がはっ!どあ!だっ! 311 00:20:36,021 --> 00:20:40,327 後で亜光将軍から説教ですな。(王賁)うるさい。 312 00:20:40,327 --> 00:20:43,230 左より玉鳳隊が入って来たようです! 313 00:20:43,230 --> 00:20:48,030 何だと⁉ 指示があるまで待機という話だったはずだぞ! 314 00:20:50,605 --> 00:20:54,306 英岩 全体の指揮を任す!っ! ハッ! 315 00:20:54,306 --> 00:20:57,344 百騎ついて来い!玉鳳隊とはさみ込んで➡ 316 00:20:57,344 --> 00:21:00,644 入って来た敵将を討つ!(兵たち)ハハァ! 317 00:21:02,950 --> 00:21:05,853 馬南慈様! 後ろが来ていません! 318 00:21:05,853 --> 00:21:08,553 さっき入って来た騎馬隊に止められたのかっ! 319 00:21:10,259 --> 00:21:14,130 馬南慈様前方より騎馬隊が向かって来ます! 320 00:21:14,130 --> 00:21:17,130 あの旗の数… 敵将か⁉ 321 00:21:19,370 --> 00:21:22,203 フッ… さァて。 322 00:21:22,203 --> 00:21:25,503 (乱戦の声) 323 00:21:27,176 --> 00:21:29,878 関常!ハ! 324 00:21:29,878 --> 00:21:34,084 この場を任せる!このまま敵の後軍の足止めをしろ! 325 00:21:34,084 --> 00:21:36,984 俺は前で孤立した敵将を討ちに行く!っ! 326 00:21:39,590 --> 00:21:45,130 心得ました。 背の憂いは消しておきます故どうかご武運を。 327 00:21:45,130 --> 00:21:47,597 宮康 若について行け。 328 00:21:47,597 --> 00:21:49,899 え あ ハイ。 329 00:21:49,899 --> 00:21:53,603 (関常)何かあったらお前が身代わりになって若を守れ。 330 00:21:53,603 --> 00:21:55,905 (宮康)えー。 331 00:21:55,905 --> 00:21:59,105 よし 行くぞ番陽!ハッ! 332 00:22:00,745 --> 00:22:03,649 ぐぁっ!珍しいっスね➡ 333 00:22:03,649 --> 00:22:06,185 隊長が素直に行かせるなんて。 334 00:22:06,185 --> 00:22:10,656 フッ 別に全てに口ごたえしてるわけではない。 335 00:22:10,656 --> 00:22:14,958 でも この出陣は立派な命令違反ですよ。 336 00:22:14,958 --> 00:22:20,198 (関常)だが この突撃で亜光軍第一陣の危機は救われ➡ 337 00:22:20,198 --> 00:22:24,136 逆に入って来た敵将を窮地に陥れた。 338 00:22:24,136 --> 00:22:26,973 <これでこのまま敵将まで討ち取るなら➡ 339 00:22:26,973 --> 00:22:31,378 右の戦場は序盤にして大いにこちらが優勢となる> 340 00:22:31,378 --> 00:22:35,345 (松琢)…何か ますます鋭くなってきてませんか。 341 00:22:35,345 --> 00:22:38,149 賁様の戦術眼。 342 00:22:38,149 --> 00:22:40,418 ああ 間違いない。 343 00:22:40,418 --> 00:22:43,890 (松琢)やっぱり血は争えないってことっスかねー。 344 00:22:43,890 --> 00:22:46,760 っ…。 345 00:22:46,760 --> 00:22:49,160 ああ。 そうだな…。 346 00:22:58,737 --> 00:23:03,215 夏久 念のため若の前を固めろ。 ハ! 347 00:23:03,520 --> 00:23:05,455 どうした 宮康。 348 00:23:05,455 --> 00:23:10,729 いや 何かね 嫌な感じがね さっきからね。 349 00:23:10,729 --> 00:23:12,829 むぅ!! 350 00:23:14,600 --> 00:23:26,211 ♬〜 351 00:23:26,211 --> 00:23:32,014 ♬「本能がいなないた空に魏く」 352 00:23:32,014 --> 00:23:37,357 ♬「一斉に飛び立った燕の様に」 353 00:23:37,357 --> 00:23:43,829 ♬「限りなく燃え滾る韓紅の業火」 354 00:23:43,829 --> 00:23:49,635 ♬「延々と趙えてった 楚の中」 355 00:23:49,635 --> 00:23:52,539 ♬「Whoa oh oh」 356 00:23:52,539 --> 00:23:55,542 ♬「其の傷を矛れ」 357 00:23:55,542 --> 00:23:58,346 ♬「Whoa oh oh」 358 00:23:58,346 --> 00:24:01,382 ♬「熱く奮い盾て」 359 00:24:01,382 --> 00:24:04,152 ♬「Don’t stop your energy now」 360 00:24:04,152 --> 00:24:07,386 ♬「共に叫べ」 361 00:24:07,386 --> 00:24:12,625 ♬「運命と魂が 翦びるまで」 362 00:24:12,625 --> 00:24:15,495 ♬「右に逝く? 左に逝く?」 363 00:24:15,495 --> 00:24:19,166 ♬「それとも砕け散る?」 364 00:24:19,166 --> 00:24:24,973 ♬「信念とやらはさあ何を選ぶ」 365 00:24:24,973 --> 00:24:30,876 ♬「Don’t stop your energy now共に叫べ」 366 00:24:30,876 --> 00:24:42,276 ♬〜 367 00:24:44,126 --> 00:24:48,431 ♬〜 368 00:24:48,431 --> 00:24:50,931 次回「キングダム」