1 00:00:04,919 --> 00:00:07,621 (貂(てん))し… 信(しん) 誰だよ? こいつ 2 00:00:07,922 --> 00:00:08,989 (信)黙ってろ 3 00:00:10,024 --> 00:00:14,995 (ムタ)ふむ… お前だべな? 頭巾の刺客を斬ったのは 4 00:00:16,630 --> 00:00:18,099 だったら どうだってんだよ? 5 00:00:18,432 --> 00:00:23,704 楽には殺さないべ 覚悟するべ 小僧っ子 6 00:00:28,609 --> 00:00:31,946 友達やられて怒ってんだろうが やめときな 7 00:00:32,046 --> 00:00:33,914 おっさんじゃ俺に勝てねえよ 8 00:00:34,515 --> 00:00:37,852 秦(しん)の国のヤツらは 何も分かってないべ 9 00:00:37,952 --> 00:00:40,921 中でも お前は ずぬけて頭が悪いべ 10 00:00:41,889 --> 00:00:45,926 まず 朱凶(しゅきょう)は友達じゃないべ 11 00:00:46,527 --> 00:00:53,167 それに お前を殺すことなんて ムタには とても簡単なことだべ 12 00:00:55,035 --> 00:00:57,671 例えば こうだべ 13 00:01:04,912 --> 00:01:06,814 な… 何だ? 14 00:01:08,516 --> 00:01:10,184 (ナレーター)古代中国 15 00:01:10,484 --> 00:01:15,556 聖者の時代は終わりを告げ 人間の欲望が解放されていた 16 00:01:16,190 --> 00:01:18,993 激烈なる戦争と戦乱の嵐が― 17 00:01:19,093 --> 00:01:22,563 500年という 途方もなく長きにわたって― 18 00:01:22,663 --> 00:01:25,065 中国全土に吹き荒れていた 19 00:01:26,066 --> 00:01:30,471 欲望 快楽 苦痛 恐怖… 20 00:01:31,038 --> 00:01:36,010 過酷で絶望に満ちた その世界には 竜がいたに違いない 21 00:01:36,811 --> 00:01:39,747 “時代”という名の竜が 22 00:01:44,451 --> 00:01:47,555 そして 竜の炎に焼かれるかのように― 23 00:01:47,655 --> 00:01:53,661 100を超える国は 次々と滅び 今や 7国に淘汰(とうた)されていた 24 00:01:55,596 --> 00:02:00,034 燕(えん) 斉(せい) 趙(ちょう) 魏(ぎ) 韓(かん) 楚(そ)… 25 00:02:00,134 --> 00:02:02,937 そして 秦である 26 00:02:05,606 --> 00:02:09,143 7つの大国は おのおのが おのおのを食らい尽くすように― 27 00:02:09,243 --> 00:02:13,681 欲望の剣を 敵国の喉元に向かって 突き立て続けた 28 00:02:13,781 --> 00:02:17,151 世にいう春秋戦国時代である 29 00:02:18,185 --> 00:02:21,489 そして今 西の果て 秦の国から― 30 00:02:21,589 --> 00:02:24,692 大きな歴史の風が 吹き荒れようとしている 31 00:02:24,992 --> 00:02:27,761 これは 戦乱の時代を走り抜いた― 32 00:02:27,862 --> 00:02:32,066 名もなき少年と若き王の 激動の物語である 33 00:03:56,116 --> 00:04:00,988 ~♪ 34 00:04:19,273 --> 00:04:22,876 ふむ… お前には武の才能があるべ 35 00:04:22,977 --> 00:04:26,146 体が 自然とムタの毒矢に反応しているべ 36 00:04:26,280 --> 00:04:27,381 毒矢! 37 00:04:29,083 --> 00:04:31,218 だが 安心していいべ 38 00:04:31,318 --> 00:04:34,655 朱凶を殺したお前に 吹き矢は使わないべ 39 00:04:34,989 --> 00:04:35,856 なに? 40 00:04:35,990 --> 00:04:39,126 朱凶は 実に頭に来るヤツだったべ 41 00:04:39,226 --> 00:04:42,796 ムタの吹き矢を 卑怯(ひきょう)と言ってバカにしていたべ 42 00:04:42,896 --> 00:04:45,866 ムタの強さを認めていなかったべ 43 00:04:46,667 --> 00:04:51,138 吹き矢は 越(えつ)の国のベッサ族に 伝わる必殺の武器だべ 44 00:04:51,672 --> 00:04:56,143 だけど 秦国のヤツらは 頭が悪くて それが分からないべ 45 00:04:56,944 --> 00:04:59,413 分からないから しょうがないべ 46 00:05:01,348 --> 00:05:05,219 吹き矢を使わないで ムタの強さを教えてやるべ 47 00:05:06,720 --> 00:05:11,992 朱凶より強かったお前を この まさかりでズタズタにして 48 00:05:12,092 --> 00:05:16,830 ムタの圧倒的強さを 秦国のバカどもに教えてやるべ 49 00:05:24,271 --> 00:05:25,139 速(はえ)え! 50 00:05:25,439 --> 00:05:27,341 信! (ムタ)ヤーッ! 51 00:05:28,075 --> 00:05:30,244 だが 速さなら負けねえ! 52 00:05:38,285 --> 00:05:39,253 信! 53 00:05:47,027 --> 00:05:48,762 てめえ… 54 00:05:52,800 --> 00:05:57,771 ムタの一撃をかわしたうえに 手傷を負わせるとは 驚いたど 55 00:05:57,905 --> 00:06:02,709 ベッサ族の戦士として これは ただでは済ませないど 56 00:06:02,810 --> 00:06:07,381 ベッサ族の誇りに懸けて 小僧っ子 貴様の内臓… 57 00:06:07,714 --> 00:06:09,883 ぶちまけて殺すべ! 58 00:06:11,251 --> 00:06:14,888 やってみろよ… 四角い おっさん! 59 00:06:15,923 --> 00:06:18,192 この小僧! 60 00:06:23,030 --> 00:06:25,999 標的の小首3つが そろったべな 61 00:06:26,400 --> 00:06:28,202 政(せい)! 追っ手だよ 62 00:06:29,803 --> 00:06:33,207 成蟜(せいきょう)の刺客だ なに ボサッと突っ立ってんだよ? 63 00:06:33,307 --> 00:06:36,510 早く加勢に行きなよ 信 やられちまうよ 64 00:06:38,045 --> 00:06:39,313 (政)手が必要か? 65 00:06:40,948 --> 00:06:42,516 …なわけねえだろう 66 00:06:42,850 --> 00:06:45,085 ア~ッ! ちょっと待ってよ 67 00:06:45,185 --> 00:06:47,988 あの変なおっさん メチャクチャ強いんだって 68 00:06:48,088 --> 00:06:50,524 知っている 見ていたからな 69 00:06:51,058 --> 00:06:53,794 だが こんな所で負けるようじゃ 70 00:06:53,894 --> 00:06:56,930 この先 いくつ命があっても 足りないぞ 信 71 00:07:00,934 --> 00:07:04,404 そんなこと言っても あいつ マジでヤバイぞ 72 00:07:04,505 --> 00:07:08,375 ウワッ! …つうか 小首3つって 俺も入ってる? 73 00:07:08,475 --> 00:07:10,444 ウウッ… 俺の首… 74 00:07:10,778 --> 00:07:15,549 なんだべ お前ら まだムタをバカにしてるべか? 75 00:07:15,849 --> 00:07:17,451 頭に来るべ 76 00:07:17,785 --> 00:07:18,452 来る 77 00:07:32,399 --> 00:07:34,802 目がいい小僧っ子だべ 78 00:07:36,804 --> 00:07:38,005 何だ? これ 79 00:07:38,138 --> 00:07:39,807 くそ! 見えねえ! 80 00:07:46,246 --> 00:07:47,581 もらったべ 81 00:07:50,818 --> 00:07:51,485 信! 82 00:07:54,822 --> 00:07:56,156 グウッ… 83 00:07:59,026 --> 00:08:00,127 グハッ! 84 00:08:01,228 --> 00:08:05,499 ハァ… びっくりした なんとか剣で防いだのか 85 00:08:09,236 --> 00:08:10,604 いってえ… 86 00:08:15,609 --> 00:08:17,211 弱いべか? 87 00:08:22,249 --> 00:08:24,618 (貂)あれ? 何か変だ 88 00:08:25,853 --> 00:08:28,522 今の信 キレがないっていうか 89 00:08:29,122 --> 00:08:32,526 なんだか 朱凶と戦ったときより小さく見える 90 00:08:38,966 --> 00:08:42,102 いいかげん面倒くさくなってきたべ 91 00:08:42,936 --> 00:08:43,604 死ね! 92 00:08:48,342 --> 00:08:50,310 ウッ… (政)下がるな 信! 93 00:08:52,379 --> 00:08:53,447 下がる? 94 00:08:54,414 --> 00:08:58,318 俺が? ビビってたってのか? 俺が 95 00:08:58,452 --> 00:09:01,088 不退転こそが お前の武器だ 96 00:09:02,456 --> 00:09:04,625 分かってらぁ! 97 00:09:14,534 --> 00:09:16,403 グアッ! 98 00:09:18,538 --> 00:09:22,409 あ… 相討ち でも 信が変わった 99 00:09:23,210 --> 00:09:26,313 ムタの殺気の呪縛から解放されたな 100 00:09:33,387 --> 00:09:35,322 これからが本当の勝負だ 101 00:09:55,142 --> 00:09:58,478 (肆氏(しし))早朝より お呼び立てして 心苦しいが 102 00:09:58,578 --> 00:10:02,716 どうしても気がかりなことが あったゆえ ご理解をいただきたい 103 00:10:11,258 --> 00:10:12,225 (肆氏)王騎(おうき)将軍 104 00:10:12,326 --> 00:10:17,130 貴殿より 昨夜 届けていただいた 昌文君(しょうぶんくん)の首についてであるが 105 00:10:24,438 --> 00:10:29,142 損傷が ひどく 昌文君本人との確認が取れませぬ 106 00:10:29,543 --> 00:10:32,646 昌文君と どのように戦い どのようにして― 107 00:10:32,746 --> 00:10:37,551 このような無残なこととなったか 詳しく お聞かせ願いたい 108 00:10:38,285 --> 00:10:39,619 (王騎)ムフッ… 109 00:10:42,289 --> 00:10:44,558 王騎将軍 (王騎)おやぁ? 110 00:10:44,658 --> 00:10:45,726 (肆氏)何を… 111 00:10:46,226 --> 00:10:50,664 肆氏は この王騎を疑っておいでですか? 112 00:10:50,764 --> 00:10:53,333 う… 疑っているわけではござらん 113 00:10:53,433 --> 00:10:57,170 ただ 状況を把握しておくことが 私の務めです 114 00:10:57,304 --> 00:11:01,008 (王騎) ンフッ… そこまで言われては… 115 00:11:01,742 --> 00:11:03,176 いいでしょう 116 00:11:03,543 --> 00:11:07,514 さして 面白い戦語りでもありませんが 117 00:11:26,500 --> 00:11:27,501 (王騎)ンフッ… 118 00:11:42,349 --> 00:11:46,219 お待ちなさい 昌文君 119 00:11:48,188 --> 00:11:51,792 王騎は わしが食い止める お前たちは大王を守れ! 120 00:11:52,092 --> 00:11:52,759 (兵士)殿! 121 00:11:54,227 --> 00:11:55,228 (漂(ひょう))昌文君! 122 00:11:55,362 --> 00:11:57,230 許せ 漂 123 00:11:59,800 --> 00:12:01,835 来ましたね 昌文君 124 00:12:02,169 --> 00:12:04,237 ヌオーッ! 125 00:12:05,338 --> 00:12:07,240 王騎! 126 00:12:11,745 --> 00:12:13,180 ンフッ… 127 00:12:19,085 --> 00:12:23,356 こうやって馬を並べるなんて 懐かしいですね 昌文君 128 00:12:23,490 --> 00:12:27,360 今は敵同士だ 懐かしんでなど いられるか! 129 00:12:28,361 --> 00:12:29,463 ンフッ… 130 00:12:32,566 --> 00:12:36,203 王騎! そもそも 貴様は 呂氏(りょし) 竭氏(けつし)の争いに― 131 00:12:36,303 --> 00:12:39,873 興味はなかったはず なぜ突然 参戦してきた? 132 00:12:40,874 --> 00:12:44,578 熱き血潮 渦巻く戦いを求めて 133 00:12:45,212 --> 00:12:47,314 ワケが分からん! 134 00:12:47,814 --> 00:12:49,483 あなたなら分かるでしょう 135 00:12:49,616 --> 00:12:50,784 (斬る音) ヌオッ… 136 00:12:51,785 --> 00:12:54,588 (王騎)呂氏 竭氏が 牛耳る秦国になってから― 137 00:12:54,688 --> 00:12:58,225 戦争は 恐ろしく つまらないものになりました 138 00:12:58,658 --> 00:13:02,362 昭王(しょうおう)の時代が 懐かしくて たまりませんねえ 139 00:13:02,596 --> 00:13:05,198 分かるでしょう? この気持ち 140 00:13:05,665 --> 00:13:08,335 (昌文君) フン… 確かに 今日(こんにち)の戦は― 141 00:13:08,435 --> 00:13:12,873 裏で金品が回り 呂氏の利益に 直結することも しばしば 142 00:13:13,874 --> 00:13:18,311 だが 戦場のお前たちには 関係のないことであろう 143 00:13:18,445 --> 00:13:24,317 ご冗談を… そんな不遜な戦争で 私の血がたぎるとでも思ってるの? 144 00:13:24,451 --> 00:13:27,387 私の心は とても繊細なのよ 145 00:13:27,487 --> 00:13:31,324 それでは わしのような ただの文官と戦うことで― 146 00:13:31,424 --> 00:13:33,326 血がたぎるとでもいうのか! 147 00:13:33,460 --> 00:13:37,330 ンフッ… 可能性はありますね 148 00:13:38,164 --> 00:13:40,667 かつては 共に戦場を駆け抜け― 149 00:13:40,767 --> 00:13:44,204 気骨のある武人と 認めていましたからねえ 150 00:13:44,804 --> 00:13:47,274 そのあなたと やり合えるなんて… 151 00:13:48,575 --> 00:13:53,179 ヌオッ! (王騎)久々に燃えそうでしょう? 152 00:13:53,446 --> 00:13:54,481 (兵士)殿! 153 00:14:01,721 --> 00:14:04,291 我らの勝ちだ 王騎 154 00:14:04,758 --> 00:14:08,228 着いたぞ 束逹(つかだち)の丘だ! 155 00:14:17,408 --> 00:14:23,214 (肆氏)束逹の丘? 何だ? それは それから どうなったのだ? 156 00:14:23,347 --> 00:14:27,685 ンフッ… 実に あの男らしい やり口でした 157 00:14:27,785 --> 00:14:33,224 束逹の丘… 兵を隠しておくには 絶好の場所でしてね 158 00:14:35,359 --> 00:14:37,328 そのとおりだ 王騎 159 00:14:38,362 --> 00:14:41,532 (指揮官A)第1軍 第2軍は 大王の御車を守れ! 160 00:14:43,467 --> 00:14:46,504 (指揮官B) 第3軍 第4軍は 殿を助けよ! 161 00:14:48,472 --> 00:14:52,443 昌文君 私兵を総動員したというわけか 162 00:14:52,543 --> 00:14:55,346 しかし そのような状況で どうやって? 163 00:14:55,479 --> 00:14:58,249 決まってるじゃありませんか 164 00:14:58,349 --> 00:15:02,353 束逹の丘 兵を隠すには絶好の場所 165 00:15:04,655 --> 00:15:08,526 こちらも 伏兵を用意していましたからねえ 166 00:15:12,496 --> 00:15:14,565 な… なにぃ! 167 00:15:14,699 --> 00:15:17,568 (王騎)さあ 昌文君 168 00:15:20,304 --> 00:15:22,406 合戦ですよ 169 00:15:24,308 --> 00:15:28,479 そして あなたは この私と一騎打ちですよ 170 00:15:34,619 --> 00:15:39,890 (王騎) まあ その結果が お渡しした それ 171 00:15:42,293 --> 00:15:46,264 顔も分からないほどにしたのは 悪かったけど 172 00:15:46,664 --> 00:15:48,499 でも この王騎と戦ったら― 173 00:15:48,599 --> 00:15:51,502 大抵 メチャクチャな首に なっちゃうでしょう 174 00:15:51,636 --> 00:15:54,038 ウソだと思うんなら… 175 00:15:54,639 --> 00:15:58,509 その辺の首で 試してさし上げましょうか? 176 00:16:00,578 --> 00:16:04,015 ひとつ お伺いしても よろしいか? 177 00:16:04,649 --> 00:16:06,417 いくらでも 178 00:16:07,351 --> 00:16:11,455 王騎将軍は今 何を望んでおられますか? 179 00:16:11,555 --> 00:16:13,324 あなたほどの方が― 180 00:16:13,457 --> 00:16:18,529 昌文君の領地欲しさに 我らに加担するとは思えませぬ 181 00:16:21,465 --> 00:16:24,335 血湧き肉躍る世界 182 00:16:26,470 --> 00:16:27,905 さもなくば… 183 00:16:28,673 --> 00:16:31,709 熱き血潮 渦巻く戦い 184 00:16:34,478 --> 00:16:36,314 な~んちゃって 185 00:16:36,947 --> 00:16:40,685 もう そんな世界 あるわけがありません 186 00:16:41,719 --> 00:16:43,354 だけど… 187 00:16:45,056 --> 00:16:49,360 もし これから そんな世界が来るとしたら― 188 00:16:51,362 --> 00:16:53,698 たまりませんねえ 189 00:17:01,539 --> 00:17:02,673 (兵士A)あったぞ! 190 00:17:06,377 --> 00:17:09,347 (隊長) 間違いない これは あのムタの物 191 00:17:09,480 --> 00:17:12,583 (隊長)近いな よし このまま… 192 00:17:14,118 --> 00:17:16,787 (兵士B)隊長 どうされました? 193 00:17:16,887 --> 00:17:19,890 気のせいか… 行くぞ 194 00:17:25,596 --> 00:17:26,731 隊長! 195 00:17:27,398 --> 00:17:30,067 何だ? (兵士)山の民か! 196 00:17:30,368 --> 00:17:31,836 敵だ! (兵士)どこだ? 197 00:17:31,936 --> 00:17:34,372 違う! 兵士だ! 198 00:17:35,806 --> 00:17:38,976 バカな… こんな山中で敵兵など… 199 00:17:39,810 --> 00:17:43,881 敵兵? そもそも 我らに敵兵など… 200 00:17:47,518 --> 00:17:49,987 お… お前は… 201 00:18:00,931 --> 00:18:05,002 すげえ… 信のヤツ 急に強くなった 202 00:18:05,102 --> 00:18:09,807 信は 朱凶のときは 怒りに我を忘れて戦った 203 00:18:10,141 --> 00:18:13,644 恐らくは あいつも よくは覚えていないだろう 204 00:18:13,744 --> 00:18:16,013 だから 今の戦いが あいつにとっては― 205 00:18:16,847 --> 00:18:19,683 真剣での斬り合いの 初戦と言っていい 206 00:18:20,951 --> 00:18:24,188 そうか… これが ホントの初めて 207 00:18:25,523 --> 00:18:28,025 (政) あいつは 漂と本気で1,000を超えて 208 00:18:28,125 --> 00:18:31,462 打ち合いをしていたらしい (貂)1,000… 209 00:18:32,696 --> 00:18:36,133 (政) おかげで そこいらの武人には 負けない剣技を持っているが 210 00:18:36,434 --> 00:18:38,769 培われていないものが ひとつある 211 00:18:39,937 --> 00:18:43,641 自分に向けられた殺気を 跳ね返す精神力だ 212 00:18:44,074 --> 00:18:48,646 だが 信は 殺気に押されて 下がっていたことに気づき前に出た 213 00:18:49,113 --> 00:18:53,484 あの刺客も強いが ここからの信も相当 やるぞ 214 00:18:53,584 --> 00:18:55,853 やるか… そうか やるか! 215 00:19:07,631 --> 00:19:08,966 この小僧っ子 216 00:19:09,233 --> 00:19:13,571 これだけ血を流しても 心が折れてないべ それどころか… 217 00:19:20,511 --> 00:19:23,581 それどころか 前に 前に出てくるべ… 218 00:19:29,920 --> 00:19:32,556 こいつ どんどん強くなるべ… 219 00:19:33,224 --> 00:19:34,225 (信)何だ? 220 00:19:38,028 --> 00:19:39,196 何だ? これ 221 00:19:45,169 --> 00:19:46,570 (蹴る音) ウワッ! 222 00:19:49,807 --> 00:19:54,678 体が… 軽くなってきたみたいだぜ 223 00:19:57,281 --> 00:19:58,282 また これか! 224 00:19:59,016 --> 00:20:02,786 もう目くらましは効かねえ! はっきり見えてんぞ! 225 00:20:02,920 --> 00:20:07,591 ヌオーッ! (信)ヤーッ! 226 00:20:07,725 --> 00:20:10,594 こいつ どんどん鋭く… 227 00:20:14,164 --> 00:20:16,133 ヤッ! (ムタ)ウワッ! 228 00:20:16,233 --> 00:20:18,836 この小僧っ子… 229 00:20:21,138 --> 00:20:22,973 脅威だべ… 230 00:20:39,690 --> 00:20:40,991 やった… 231 00:20:49,133 --> 00:20:50,734 やったぞ 232 00:20:51,135 --> 00:20:52,570 やった! 233 00:20:56,707 --> 00:21:00,644 ムリすんな 今 傷の手当てをしてやるからな 234 00:21:04,181 --> 00:21:09,587 ベ… ベッサ族の戦士として このままでは終われないべ 235 00:21:09,853 --> 00:21:12,923 王さまの命だけでも もらっていくべ… 236 00:21:13,057 --> 00:21:14,124 逃げろ 政! 237 00:21:14,258 --> 00:21:16,060 覚悟するべ… 238 00:21:16,594 --> 00:21:18,162 ウワッ! (信)ハッ… 239 00:21:22,132 --> 00:21:26,737 我が王に 何のマネだ? 貴様! 240 00:21:26,870 --> 00:21:28,739 ターッ! (ムタ)ウワッ! 241 00:21:31,875 --> 00:21:34,144 あっ… お前(めえ)は… 242 00:21:37,147 --> 00:21:38,115 (貂)信! 243 00:22:03,307 --> 00:22:06,877 (昌文君)脱出の手だては 万全と言っておきながら… 244 00:22:07,811 --> 00:22:11,882 全ての責任は この私によるものであります 245 00:22:12,282 --> 00:22:17,287 仰せとあらば 今すぐ この岩で 頭を砕いて果てまする 246 00:22:17,388 --> 00:22:18,689 しかし… 247 00:22:19,023 --> 00:22:24,862 しかし まずは何よりも… よくぞ ご無事で! 248 00:22:33,170 --> 00:22:34,304 (肩に手を置く音) お前もな 249 00:22:41,845 --> 00:22:43,013 (兵士)大王さま… 250 00:22:46,984 --> 00:22:49,753 ふざけんじゃねえぞ! (昌文君)うん? 251 00:22:53,824 --> 00:22:55,292 何が良かっただ… 252 00:22:55,392 --> 00:22:59,730 てめえも… てめえも てめえも! ふざけたこと言ってんな! 253 00:23:02,433 --> 00:23:04,134 おい おっさん! 254 00:23:05,469 --> 00:23:07,137 漂は… 255 00:23:08,305 --> 00:23:09,907 漂は… 256 00:23:11,275 --> 00:23:14,311 漂は死んだんだぞー! 257 00:24:00,851 --> 00:24:06,958 ~♪ 258 00:24:09,593 --> 00:24:12,964 (信)教えてくれ 俺は どうしたら将軍になれるんだ? 259 00:24:13,064 --> 00:24:18,769 (ナレーター)命を懸けて進むと決めた 友に誓った夢は 決して忘れない 260 00:24:18,970 --> 00:24:21,605 次回 “大将軍への道”