1 00:00:05,279 --> 00:00:10,935 ♪♪「想像も理想も追い付けない」 2 00:00:10,935 --> 00:00:21,635 ♪♪「最高の未来を一緒に作ろう」 3 00:00:29,537 --> 00:00:31,589 (信)うわ~あ! 4 00:00:31,589 --> 00:00:34,692 (政)うっ! あっ! お前は! 5 00:00:34,692 --> 00:00:37,711 (貂)クククッ フフフッ…。 6 00:00:37,711 --> 00:00:42,700 ♪♪~ 7 00:00:42,700 --> 00:00:47,705 抜け道を知っている。 ついて来い。 8 00:00:47,705 --> 00:00:50,090 古代中国。 9 00:00:50,090 --> 00:00:55,529 聖者の時代は 終わりを告げ 人間の欲望は解放されていた。 10 00:00:55,529 --> 00:00:58,032 戦乱の嵐が 500年にわたって 吹き荒れ→ 11 00:00:58,032 --> 00:01:01,585 百を超えた国々は 七つに淘汰された。 12 00:01:01,585 --> 00:01:04,538 そして今 西の果ての国 秦から→ 13 00:01:04,538 --> 00:01:07,591 大いなる歴史が 生まれようとしている。 14 00:01:07,591 --> 00:01:09,860 これは 戦乱の時代を生き抜いた→ 15 00:01:09,860 --> 00:01:13,864 名もなき少年と 若き王の 激動の物語である! 16 00:01:13,864 --> 00:01:15,866 うわっ! 17 00:01:15,866 --> 00:01:29,997 ♪♪~(オープニングテーマ「Pride」) 18 00:01:29,997 --> 00:01:36,587 ♪♪「いつもより早く 消えてった星空に」 19 00:01:36,587 --> 00:01:39,590 ♪♪「重なり合った出会いは」 20 00:01:39,590 --> 00:01:44,094 ♪♪「俺を呑み込んでいく」 21 00:01:44,094 --> 00:01:47,264 ♪♪「この夢は砕けない」 22 00:01:47,264 --> 00:01:50,818 ♪♪「錆びつかせた恐怖心」 23 00:01:50,818 --> 00:01:53,537 ♪♪「揺らぐ不安の中で」 24 00:01:53,537 --> 00:01:57,975 ♪♪「雨を遮る信実」 25 00:01:57,975 --> 00:02:01,261 ♪♪「誰にも 奪えやしない」 26 00:02:01,261 --> 00:02:05,099 ♪♪「同じ景色に ひそんだプライド」 27 00:02:05,099 --> 00:02:11,905 ♪♪「いつかきっと 叶う 今も見える希望 fortitude」 28 00:02:11,905 --> 00:02:15,259 ♪♪「弱さを捨てはしない」 29 00:02:15,259 --> 00:02:18,996 ♪♪「俺達の消えないシーン」 30 00:02:18,996 --> 00:02:26,120 ♪♪「不連続線の様に走る希望 unbreakable heart」 31 00:02:26,120 --> 00:02:29,590 ♪♪「Knew at start that there’s no end」 32 00:02:29,590 --> 00:02:33,527 ♪♪「Make my mind right now it’s time to take」 33 00:02:33,527 --> 00:02:44,027 ♪♪「The first step now’s the only time」 34 00:02:50,594 --> 00:02:52,594 抜け道だと? 35 00:02:54,531 --> 00:02:57,868 軍の包囲を逃れる 抜け道があるのか? 36 00:02:57,868 --> 00:03:01,872 当然だ! ここは お尋ね者たちの村だぞ。 37 00:03:01,872 --> 00:03:05,526 地面の下は 抜け道だらけで迷子になるほどだ。 38 00:03:05,526 --> 00:03:08,379 待てっ! こいつは信用できねえっ! 39 00:03:08,379 --> 00:03:10,431 んっ う~っ! 40 00:03:10,431 --> 00:03:12,366 あっ! ひぃっ…! わあ~! 41 00:03:12,366 --> 00:03:15,836 こいつのせいで 俺は 村の連中に 囲まれたっ! 42 00:03:15,836 --> 00:03:18,605 まず こいつから 片づけてやるっ! 43 00:03:18,605 --> 00:03:22,793 あっ!? なぜ 俺たちを助ける? 44 00:03:22,793 --> 00:03:26,547 あんたらの話を こっそり聞いてた。 45 00:03:26,547 --> 00:03:29,032 王様なんだろ? あんた。 46 00:03:29,032 --> 00:03:31,535 って事は 大金持ちだ。 47 00:03:31,535 --> 00:03:35,089 金目当てか。 悪いか? 48 00:03:35,089 --> 00:03:38,358 悪くない。 その方が信用できる。 49 00:03:38,358 --> 00:03:40,594 オイオイオ~イッ! 50 00:03:40,594 --> 00:03:42,529 こんな 名前も分かんねぇ→ 51 00:03:42,529 --> 00:03:46,529 えたいの知れねえ ガキんちょの どこが信用できるんだよ!? 52 00:03:48,535 --> 00:03:51,054 俺の名はっ! へ? 53 00:03:51,054 --> 00:03:55,554 俺の名は 河了貂なりっ! 54 00:04:01,198 --> 00:04:04,601 ちゃんと名前も名乗った。 どうする? 55 00:04:04,601 --> 00:04:07,104 もう 時間が無いぞ。 56 00:04:07,104 --> 00:04:09,590 よし。 河了 案内しろ。 57 00:04:09,590 --> 00:04:13,594 貂で いいよ。 お おいっ! 本当に大丈夫なのか!? 58 00:04:13,594 --> 00:04:16,597 ≪(男)ウワアアア~! ん! あっ! 59 00:04:16,597 --> 00:04:18,532 あっ! ぐわっ! 60 00:04:18,532 --> 00:04:20,934 はぁはぁ… うわ~っ! 61 00:04:20,934 --> 00:04:28,358 (村人たちの悲鳴) 62 00:04:28,358 --> 00:04:32,596 こっちこっち! 真っ暗だけど 壁伝いに歩いて。 63 00:04:32,596 --> 00:04:35,699 途中で 火をつけるから。 64 00:04:35,699 --> 00:04:38,652 (岩壁に ぶつかる音) いてっ! おい カギんちょ! 火は まだか!? 65 00:04:38,652 --> 00:04:40,637 「ガキんちょ」じゃないっ! 貂だっ! 66 00:04:40,637 --> 00:04:44,637 (火打ち石を打つ音) 67 00:04:56,537 --> 00:04:59,490 ん!? おい お前! 68 00:04:59,490 --> 00:05:03,594 けが してんのか? 俺の血じゃない。 上の血だ。 69 00:05:03,594 --> 00:05:05,596 え? 上!? 70 00:05:05,596 --> 00:05:07,596 うわっ! 71 00:05:10,367 --> 00:05:15,105 ひでぇ! 軍のやつら 村中 皆殺しにする気だ! 72 00:05:15,105 --> 00:05:21,445 あっ! おい 貂! お前 家族とか いいのか!? 上で殺されてるぞ! 73 00:05:21,445 --> 00:05:23,597 そんなの いねえよ。 えっ!? 74 00:05:23,597 --> 00:05:27,551 ところでさ 信も 王様の一族なのか? は!? 75 00:05:27,551 --> 00:05:29,603 んなわけねぇだろ! だよな~! 76 00:05:29,603 --> 00:05:32,422 どっから どう見ても ド平民だもんな。 77 00:05:32,422 --> 00:05:36,527 かなり気合いの入った。 う~! 悪かったな~! 78 00:05:36,527 --> 00:05:39,263 じゃ なんで王様相手に タメ口なんだ? 79 00:05:39,263 --> 00:05:43,534 態度も悪いし。 頭 悪いの? うっ う~ん! 80 00:05:43,534 --> 00:05:46,587 おっ お前だって そ~じゃねぇかっ! 81 00:05:46,587 --> 00:05:53,927 俺? 俺は いいの。 その人は 俺の王様じゃないから。 は? 82 00:05:53,927 --> 00:05:56,363 俺は 秦国の人間じゃない。 83 00:05:56,363 --> 00:05:59,933 はるか西の 山の民だ。 ふぅ~ん。 84 00:05:59,933 --> 00:06:03,420 なぜだか知らないけど 一族が山から追放されて→ 85 00:06:03,420 --> 00:06:05,873 黒卑村に流れ着いたらしい。 86 00:06:05,873 --> 00:06:07,925 もう みんな 死んじゃったけどね。 87 00:06:07,925 --> 00:06:13,530 お前 山の民か! 初めて見た! だから 変な格好してんだ~! 88 00:06:13,530 --> 00:06:17,601 あ~っ! 今 お前 ちょっと俺を下に見たな! 89 00:06:17,601 --> 00:06:20,254 ウ~ ウンウンウン…! おっ! 何だ!? やんのか!? 90 00:06:20,254 --> 00:06:26,593 山の民を なめんなよ! 一発ぐらい 殴らせろ~っ! 91 00:06:26,593 --> 00:06:28,879 うあっ! あぁ! 92 00:06:28,879 --> 00:06:31,748 遊んでないで 急ぐぞ。 93 00:06:31,748 --> 00:06:35,352 あぁ…。 94 00:06:35,352 --> 00:06:39,539  心の声  くそっ! 何やってんだ 俺は! 95 00:06:39,539 --> 00:06:42,593 こいつの せいだぞ! 96 00:06:42,593 --> 00:06:47,881 こいつの せいで… 漂は死んだんだ! 97 00:06:47,881 --> 00:06:50,801 あっ! 98 00:06:50,801 --> 00:06:53,801 なっ なんでもねぇよっ! 99 00:07:00,594 --> 00:07:05,532  心の声  後だ。 上の やつらを まいて→ 100 00:07:05,532 --> 00:07:10,532 邪魔が なくなった後で こいつとの決着をつけてやる! 101 00:07:15,258 --> 00:07:18,095 (兵士)村中をくまなく 捜索いたしましたが→ 102 00:07:18,095 --> 00:07:22,199 ご命令の人相に合致する 少年は 見つかりませんでした。 103 00:07:22,199 --> 00:07:24,201 (副官)どういう事だ!? 104 00:07:24,201 --> 00:07:28,088 我らが到着する前に 裏の山に逃げ込んだか→ 105 00:07:28,088 --> 00:07:30,090 川沿いに落ち延びたか。→ 106 00:07:30,090 --> 00:07:34,194 あるいは 秘密の抜け穴のような ものが あるのかもしれません。 107 00:07:34,194 --> 00:07:38,265 (魏興)ならば 全軍を挙げ 手分けして 捜し出せ~! 108 00:07:38,265 --> 00:07:40,267 (兵士)はっ! 109 00:07:40,267 --> 00:07:43,587 (副官)厄介な事に なりましたな。 うむ…。 110 00:07:43,587 --> 00:07:47,591 こうなれば あの男の力も 借りねばなるまい。 111 00:07:47,591 --> 00:07:50,544 あの男とは? もしや! 112 00:07:50,544 --> 00:07:53,013 ムタを呼べ。 113 00:07:53,013 --> 00:07:55,532 あれ? 114 00:07:55,532 --> 00:08:00,937 ところで 王様 何で こんな所で兵隊に追われてんの? 115 00:08:00,937 --> 00:08:05,637 弟が反乱を起こしたのさ。 醜い兄弟だぜ! 116 00:08:08,528 --> 00:08:12,599 でも変じゃね? 何がだよ。 117 00:08:12,599 --> 00:08:17,254 だってさ 反乱が起こるのを 知ってたから→ 118 00:08:17,254 --> 00:08:21,554 替え玉を用意して 黒卑村に隠れてたんだろ? 119 00:08:24,594 --> 00:08:29,594 知ってたんなら 反乱が起こる前に たたき潰しゃ~いいじゃん! 120 00:08:31,535 --> 00:08:35,255 何で そんなに 逃げ腰 満点なのさ! 121 00:08:35,255 --> 00:08:37,524 王様のくせにっ! 122 00:08:37,524 --> 00:08:41,094 確かに。 123 00:08:41,094 --> 00:08:43,096 貂! あっ! 124 00:08:43,096 --> 00:08:46,099 ううぅ…! 何スか!? 125 00:08:46,099 --> 00:08:48,218 反乱を未然に防げなかったのは→ 126 00:08:48,218 --> 00:08:53,206 俺に力が無かった… それだけの事だ。 127 00:08:53,206 --> 00:08:55,525 う…。 あ…。 128 00:08:55,525 --> 00:09:01,865 俺の祖父 孝文王は 在位 僅か3日で 世を去った。 129 00:09:01,865 --> 00:09:08,271 次に王となった 父 荘襄王も 3年で死んだ。 130 00:09:08,271 --> 00:09:13,571 おかげで 去年 俺は 僅か13歳で 王位に就いた。 131 00:09:15,462 --> 00:09:17,397 あ…。 あ…。 132 00:09:17,397 --> 00:09:23,537 ♪♪~ 133 00:09:23,537 --> 00:09:28,425 当然 子供に王の務めなど 果たせるはずもなく→ 134 00:09:28,425 --> 00:09:32,529 俺は ただ 玉座にある 飾りとなった。 135 00:09:32,529 --> 00:09:39,419 王宮は もはや 私利私欲に燃える 大臣たちの争いの場でしかない。 136 00:09:39,419 --> 00:09:45,592 中でも 大きな権力を握ったのは 右丞相の呂氏。 137 00:09:45,592 --> 00:09:51,164 呂氏は 俺の後ろ盾となり 更に その勢いを強めた。 138 00:09:51,164 --> 00:09:55,535 二番手は 左丞相の竭氏。 139 00:09:55,535 --> 00:09:59,539 この両者を軸に 王宮内は真っ二つに割れ→ 140 00:09:59,539 --> 00:10:02,225 血で血を洗う争いが続いた。 141 00:10:02,225 --> 00:10:06,196 ヘッ! 大臣てな ばかばっかだな~! 142 00:10:06,196 --> 00:10:10,300 ん? ちょっと待てよ! 大臣同士の争いに→ 143 00:10:10,300 --> 00:10:15,589 何でだ!? どうして 王の お前が巻き込まれたんだ!? 144 00:10:15,589 --> 00:10:21,595 ひそかに玉座を狙っていた 弟の成蟜が→ 145 00:10:21,595 --> 00:10:25,595 二番手勢力の竭氏と 手を結んだからだ。 146 00:10:27,601 --> 00:10:33,256 そして 成蟜と竭氏は 俺の後ろ盾である 呂氏が→ 147 00:10:33,256 --> 00:10:42,599 配下の者を率いて 隣の魏国への 遠征に赴いた留守を狙って→ 148 00:10:42,599 --> 00:10:45,502 今回の反乱を起こした。 149 00:10:45,502 --> 00:10:47,554 あっ! 150 00:10:47,554 --> 00:10:52,526 でもさあ 成蟜や竭氏の 味方ばっかりになった王宮から→ 151 00:10:52,526 --> 00:10:55,195 王様だけ よく逃げられたね。 152 00:10:55,195 --> 00:10:57,531 俺だけではない。 153 00:10:57,531 --> 00:11:04,938 敵だらけの王宮にあって ただ一人 俺に忠義を厚くする男がいる。 154 00:11:04,938 --> 00:11:09,426 今は 文官として 俺の教育官を務めているが→ 155 00:11:09,426 --> 00:11:17,534 若い頃は 戦陣で矛を振るった英傑 その名を昌文君と言う。 156 00:11:17,534 --> 00:11:22,873 昌文君!? 漂を連れてったオッサンか! 157 00:11:22,873 --> 00:11:25,592 自分の配下の 兵士だけでは→ 158 00:11:25,592 --> 00:11:28,929 竭氏を鎮められないと 判断した 昌文君は→ 159 00:11:28,929 --> 00:11:32,629 王宮からの 脱出計画を練った。 160 00:11:34,534 --> 00:11:38,872 脱出の際 俺たちが離れ離れに なった場合の合流地を→ 161 00:11:38,872 --> 00:11:42,042 いくつか作った。 162 00:11:42,042 --> 00:11:47,047 黒卑村は その1つだった。 163 00:11:47,047 --> 00:11:50,934 しかし その黒卑村からの帰り道で→ 164 00:11:50,934 --> 00:11:57,634 昌文君は 俺と うり二つの少年 漂と出会ってしまった。 165 00:12:00,360 --> 00:12:02,429 あっ…! 166 00:12:02,429 --> 00:12:08,585 漂の出現で 黒卑村は 脱出時の緊急合流地ではなく→ 167 00:12:08,585 --> 00:12:11,785 漂と入れ替わった俺の 隠れ家となった。 168 00:12:13,740 --> 00:12:16,259 そうか! 「あの小屋には→ 169 00:12:16,259 --> 00:12:20,263 恐ろしい伝染病にかかった人間が いる」っていう噂が流れて→ 170 00:12:20,263 --> 00:12:23,216 俺たち 誰も近づかないように してたけど→ 171 00:12:23,216 --> 00:12:25,602 あの噂は 王様を隠すために→ 172 00:12:25,602 --> 00:12:29,589 昌文君って やつが流した うそだったのか。 173 00:12:29,589 --> 00:12:33,593 脱出計画に自信があった 昌文君にしてみれば→ 174 00:12:33,593 --> 00:12:39,866 黒卑村も 漂という影も 全てが 万が一のためだった。 175 00:12:39,866 --> 00:12:46,072 しかし その万が一の おかげで 俺は まだ生きている。 176 00:12:46,072 --> 00:12:50,260 ま あんたは 選べないからな。 177 00:12:50,260 --> 00:12:53,530 ちょ ちょっと待てよ…! 178 00:12:53,530 --> 00:12:57,534 「万が一の… ため」だと…!? 179 00:12:57,534 --> 00:13:02,539 「万が一の… おかげ…」だと!? 180 00:13:02,539 --> 00:13:05,539 うっ! ぐわ~っ! うっ! 181 00:13:08,211 --> 00:13:10,196 うわ~っ! あっ! 182 00:13:10,196 --> 00:13:12,496 ふざけんじゃねええっ! 183 00:13:18,305 --> 00:13:22,592 お前らっ! 漂の命を 何だと思ってやがるっ! 184 00:13:22,592 --> 00:13:24,527 やめろよ! 信っ! 185 00:13:24,527 --> 00:13:27,030 うわっ! うっ! うぅ! 186 00:13:27,030 --> 00:13:29,766 ぐ~っ! うっ! う~っ! うっ! あぁ…! 187 00:13:29,766 --> 00:13:32,702 よくもっ! よくも漂をっ! うわっ! 188 00:13:32,702 --> 00:13:35,588 うっ… やめろ 信っ! 189 00:13:35,588 --> 00:13:40,093 それ以上 やったら 王様 死んじゃうよっ! 190 00:13:40,093 --> 00:13:43,596 漂の仇だああ~! 191 00:13:43,596 --> 00:13:45,598 うっ! うわっ! 192 00:13:45,598 --> 00:13:49,102 ぐわっ! ぐぐ… あっ! くく… あっ…! 193 00:13:49,102 --> 00:13:51,588 なっ! くっ…! こっ! 194 00:13:51,588 --> 00:13:55,025 お前… いいかげんにしろ! うっ…!? 195 00:13:55,025 --> 00:14:01,031 俺は 戦をしてるんだ。 それも かなり 分の悪い戦をな! 196 00:14:01,031 --> 00:14:03,033 戦!? 197 00:14:03,033 --> 00:14:07,037 利用できるならば だまそうが 何をしようが→ 198 00:14:07,037 --> 00:14:10,757 あらゆる手段を利用し尽くす。 な 何だと~! 199 00:14:10,757 --> 00:14:14,594 だが あいつは それを分かっていた! 200 00:14:14,594 --> 00:14:17,594 分かっていて あえて…! 201 00:14:19,599 --> 00:14:21,584 (漂)身代わりに?  回想  202 00:14:21,584 --> 00:14:24,204 (昌文君)心配する事は ない。→ 203 00:14:24,204 --> 00:14:30,093 竭氏たちには気付かれぬように 脱出の手立ては万全を期す。→ 204 00:14:30,093 --> 00:14:33,897 反乱の刃が 王の身に届く事は 絶対に ない。 205 00:14:33,897 --> 00:14:38,585 ただ 念には念を入れておきたい というわけだ。 206 00:14:38,585 --> 00:14:40,587 ごまかすな 昌文君。 207 00:14:40,587 --> 00:14:42,539 はっ! あっあっ! 208 00:14:42,539 --> 00:14:44,591 大王…。 209 00:14:44,591 --> 00:14:50,597 自信は あっても 絶対の確信は ないから 影を必要としている。 210 00:14:50,597 --> 00:14:53,917 はっきり そう言え。 う~ん…。 211 00:14:53,917 --> 00:14:57,921 漂とか言ったな。 よく聞け。 212 00:14:57,921 --> 00:15:01,591 この計画に 安全の保証 というものは ない。 213 00:15:01,591 --> 00:15:06,613 もしかしたら 敵の刃は お前に届くやもしれぬ。 214 00:15:06,613 --> 00:15:12,613 その時 お前は 俺と間違われて 殺される。 215 00:15:14,537 --> 00:15:17,907 声も出ぬか。 216 00:15:17,907 --> 00:15:20,026 漂…。 217 00:15:20,026 --> 00:15:22,595 (漂)あ あの… 昌文君様。 218 00:15:22,595 --> 00:15:26,599 ん? な… 何じゃ? 219 00:15:26,599 --> 00:15:29,886 (漂)大王様に申し上げても よろしいでしょうか? 220 00:15:29,886 --> 00:15:32,255 はっ! (昌文君)何を言っておるか!→ 221 00:15:32,255 --> 00:15:35,592 身の程をわきまえよ 漂! 許す。 222 00:15:35,592 --> 00:15:40,530 面を上げて 遠慮なく申せ。 だっ 大王! 223 00:15:40,530 --> 00:15:44,200 (漂)田舎の村の下僕が 王宮に仕えるなど→ 224 00:15:44,200 --> 00:15:47,787 よほど大変な事が待っていると 覚悟して参りましたが→ 225 00:15:47,787 --> 00:15:52,792 まさか これほど 大切な任務を お受けできるとは…。 226 00:15:52,792 --> 00:15:54,794 あっ…! 227 00:15:54,794 --> 00:15:56,746 夢にも思いませんでした! 228 00:15:56,746 --> 00:16:00,099 漂っ! では そなた…! 229 00:16:00,099 --> 00:16:02,535 死ぬかもしれないのだぞ! 230 00:16:02,535 --> 00:16:05,605 (漂)歴史に名を残す大将軍→ 231 00:16:05,605 --> 00:16:10,160 友と2人 身の程をわきまえぬ 大きな望みがあります。 232 00:16:10,160 --> 00:16:14,264 もとより 全てを懸ける覚悟です。 233 00:16:14,264 --> 00:16:18,418 漂は 危険を承知で 引き受けた。 234 00:16:18,418 --> 00:16:21,821 死をも いとわぬ覚悟で 引き受けたんだ! うぅ…! 235 00:16:21,821 --> 00:16:25,525 普通に生活していては 絶対に手に入らない→ 236 00:16:25,525 --> 00:16:29,095 大きなものを手に入れる ためになっ! うっ! あっ…! 237 00:16:29,095 --> 00:16:31,097 (せきこみ) 238 00:16:31,097 --> 00:16:38,588 だけど… あいつは… 失敗した! 239 00:16:38,588 --> 00:16:41,591 それだけだっ! うっ… うっう…! 240 00:16:41,591 --> 00:16:46,095 ウオオオオ~ン! 241 00:16:46,095 --> 00:16:53,203 ウオオオオ~! 242 00:16:53,203 --> 00:16:56,856 ウオオオオ~ン! はっ! 243 00:16:56,856 --> 00:17:04,130 風? 出口が近いのか? え? あ うん。 すぐそこ。 244 00:17:04,130 --> 00:17:09,202 あっ あ~! ちょっ ちょっと 待ちなよ! まだ 信が! あっ! 245 00:17:09,202 --> 00:17:14,524 信! 漂の弔いは その涙で 最後にしておけ。 246 00:17:14,524 --> 00:17:17,594 これから先は お前の路だ。 247 00:17:17,594 --> 00:17:21,014 うっ…? お前は今 2つの岐路にある。 248 00:17:21,014 --> 00:17:24,100 村に帰って 下僕を続けるか→ 249 00:17:24,100 --> 00:17:29,205 力無き王を助け 共に 過酷な戦の荒野を歩むか。 250 00:17:29,205 --> 00:17:34,210 どちらが お前らの ばかげた夢に 近いかは 言うに及ばんな! 251 00:17:34,210 --> 00:17:50,793 ♪♪~ 252 00:17:50,793 --> 00:17:52,795 夜が明ける。 253 00:17:52,795 --> 00:17:57,533 (竭氏)大王の姿が 見当たらないとは どういう事だ!? 254 00:17:57,533 --> 00:18:02,255 (廷臣)そ それが 村の地下に 抜け道が あったとの事で→ 255 00:18:02,255 --> 00:18:04,574 現在 全力で捜索を。 256 00:18:04,574 --> 00:18:07,527 おのれ 昌文君め~! 257 00:18:07,527 --> 00:18:12,599 何か動いておるとは 知っていたが ここまで準備していたとは!→ 258 00:18:12,599 --> 00:18:17,036 問題は昌文君だ! やつは侮れん!→ 259 00:18:17,036 --> 00:18:20,256 王に加えて 昌文君の行方も捜せ~い! 260 00:18:20,256 --> 00:18:23,526 (王騎)その必要は ありませんよォ~。 261 00:18:23,526 --> 00:18:26,529 (一同)おぉっ! おぉ…! 262 00:18:26,529 --> 00:18:34,637 ♪♪~ 263 00:18:34,637 --> 00:18:37,140 ムフウ~。 264 00:18:37,140 --> 00:18:43,196 この大事な時に どこで 何をしていたのだ!? 王騎将軍。 265 00:18:43,196 --> 00:18:49,252 何をって ちょ~っと 外で遊んでたんですよォ。 266 00:18:49,252 --> 00:18:55,124 ふむ。 して 昌文君を捜す必要が ないとは どういう意味かな? 267 00:18:55,124 --> 00:18:57,593 んフゥウウ~。 268 00:18:57,593 --> 00:19:01,264 は? はあああああ!? 269 00:19:01,264 --> 00:19:03,266 (風の音) 270 00:19:03,266 --> 00:19:07,537 金が無いって どういう事だよっ!? 小屋に置いてきた。 271 00:19:07,537 --> 00:19:10,923 俺 最初に 「金目当てだ」って 言ったよな? ああ。 272 00:19:10,923 --> 00:19:13,926 じゃあ 「金持ってねえ」って 何で言わなかったんだよぉ! 273 00:19:13,926 --> 00:19:18,097 心配するな。 王宮に帰ったら 大金を用意しておく。 274 00:19:18,097 --> 00:19:20,099 折を見て 取りに来るといい。 275 00:19:20,099 --> 00:19:25,138 「王宮に帰ったら」って… 一体 いつ帰れるんだよ!? 276 00:19:25,138 --> 00:19:27,757 分かるわけがない。 277 00:19:27,757 --> 00:19:31,527 何とか食いつなげ。 お前ならできる 多分。 278 00:19:31,527 --> 00:19:34,881 あっ! あっあっあ~! ひっで! ひっで~! 279 00:19:34,881 --> 00:19:37,600 それでも人間かよ~! 280 00:19:37,600 --> 00:19:40,536 おい 政! 政? 281 00:19:40,536 --> 00:19:44,273 「王宮に帰る」っつても どうやって帰るんだよ? 282 00:19:44,273 --> 00:19:47,393 向こうは 軍隊 持ってて→ 283 00:19:47,393 --> 00:19:50,496 こっちは お前と俺の2人だけだ。 284 00:19:50,496 --> 00:19:55,435 えっ!? お… おい 信! お前 まさか この王様に? 285 00:19:55,435 --> 00:19:58,921 ああ ついて行く。 だが 勘違いするなよ。 286 00:19:58,921 --> 00:20:01,074 漂の事を 忘れたわけじゃねえ。 287 00:20:01,074 --> 00:20:04,560 王である お前に ひざまずくわけでもねえ。 288 00:20:04,560 --> 00:20:07,430 俺と漂の「路」のために→ 289 00:20:07,430 --> 00:20:09,999 お前を利用するだけだ! 290 00:20:09,999 --> 00:20:14,437 ふっ! 今更 へりくだられても 気持ちが悪い。 291 00:20:14,437 --> 00:20:18,891 それに 俺も お前を 家来だなんて思いはしない。 292 00:20:18,891 --> 00:20:23,396 危険を避けるための ただの剣だ。 折れたら捨てて行くぞ。 293 00:20:23,396 --> 00:20:25,932 うぅ…! 上等だ! コノヤロ~ッ! 294 00:20:25,932 --> 00:20:28,201 けけけのけ~っ! 295 00:20:28,201 --> 00:20:31,070 んでっ!? ど~やって 王宮に帰んのさっ! 296 00:20:31,070 --> 00:20:35,591 この森の先に 最後の合流地がある。 297 00:20:35,591 --> 00:20:39,591 そこで合流するしかない。 昌文君と。 298 00:20:41,597 --> 00:20:44,534 (肆氏) 黒卑村より 報告が入りました。→ 299 00:20:44,534 --> 00:20:48,104 「やはり 王は生きており 軍の包囲を脱出して→ 300 00:20:48,104 --> 00:20:51,624 姿をくらましました」との事。 301 00:20:51,624 --> 00:20:54,093 しぶとい王め!→ 302 00:20:54,093 --> 00:20:59,565 まあ よい。 一番の問題であった 昌文君は もう おらぬ! 303 00:20:59,565 --> 00:21:01,868 危ない男であった。 304 00:21:01,868 --> 00:21:05,922 あやつのせいで 今度の反乱は 失敗に終わるところであった。 305 00:21:05,922 --> 00:21:11,194 もともと 戦場で名をはせた武人。 厳重に 警戒しておくべきでした。 306 00:21:11,194 --> 00:21:16,532 ふむ。 して その昌文君を 誰が討ち取ったと…。 307 00:21:16,532 --> 00:21:18,534 あの男よ! ん。 308 00:21:18,534 --> 00:21:23,689 ♪♪~ 309 00:21:23,689 --> 00:21:26,425  心の声  (肆氏)王騎将軍っ→ 310 00:21:26,425 --> 00:21:29,829 伝説の大将軍が 我らに加勢を!? 311 00:21:29,829 --> 00:21:36,586 やつは 昌文君の領地を得る事を 条件に 参戦して来おった。→ 312 00:21:36,586 --> 00:21:42,325 それだけの領土で あの男を味方に できるなら 安いものだ。 313 00:21:42,325 --> 00:21:45,194 王騎将軍は えたいの知れぬ お方です。 314 00:21:45,194 --> 00:21:49,532 信用しすぎると 大けがをいたしますぞ。 315 00:21:49,532 --> 00:21:51,934 「大けが」? 316 00:21:51,934 --> 00:21:57,134 他人の事より 自分の首を 心配した方が よいのではないか? 317 00:21:59,692 --> 00:22:04,530 王の事は お任せを。 うってつけの 刺客が 追跡に向かっております。 318 00:22:04,530 --> 00:22:07,383 朱凶が 返り討ちに遭ったと聞いたぞ。 319 00:22:07,383 --> 00:22:11,204 大丈夫なのであろうな? ご安心を! 320 00:22:11,204 --> 00:22:14,690 王を追跡する刺客は ムタです。 321 00:22:14,690 --> 00:22:20,162 (臭いをかぐ音) 322 00:22:20,162 --> 00:22:23,533 (魏興)お前の出番が きたようだ ムタ。 323 00:22:23,533 --> 00:22:27,870 (ムタ)追跡だべな ご主人様。 うむ。 324 00:22:27,870 --> 00:22:30,256 ムタの鼻は脅威だべ。→ 325 00:22:30,256 --> 00:22:34,560 逃げてるのは 小僧っ子3人だべ。 3人!? 326 00:22:34,560 --> 00:22:39,165 ムタの脚は脅威だべ。 きっと すぐに追いつくべ。 327 00:22:39,165 --> 00:22:42,468 ぷっ! 本当に こいつが刺客かよ。 328 00:22:42,468 --> 00:22:44,971 むっ! プッ! 329 00:22:44,971 --> 00:22:46,973 うっ! あっ あ~? 330 00:22:46,973 --> 00:22:48,958 あ~。 331 00:22:48,958 --> 00:22:51,260 いきなり 外してるし。 332 00:22:51,260 --> 00:22:53,546 外してねぇべ。 333 00:22:53,546 --> 00:22:55,598 え? うっ! 334 00:22:55,598 --> 00:22:59,635 あ… あっあ…! 335 00:22:59,635 --> 00:23:02,588 (兵士たちの喚声) 336 00:23:02,588 --> 00:23:06,375 わざと ほっぺたを かするように 狙ったんだべ。 337 00:23:06,375 --> 00:23:08,527 それで十分だべ。 338 00:23:08,527 --> 00:23:12,064 ムタの毒矢は脅威だべ! 339 00:23:12,064 --> 00:23:16,586 それくらいにしておけ ムタ。 んだな。 340 00:23:16,586 --> 00:23:21,524 お前の力は 俺が よく知ってる。 早く行け。 341 00:23:21,524 --> 00:23:25,895 んだ! 小僧っ子を見つけて 毒矢で殺して→ 342 00:23:25,895 --> 00:23:32,134 この まさかりで… 小首を3つ獲ってくるだ!→ 343 00:23:32,134 --> 00:23:35,705 んだっ! んだっ! んだっ! 344 00:23:35,705 --> 00:23:41,594 んっだあああ~! 345 00:23:41,594 --> 00:24:00,529 ♪♪~(エンディングテーマ「Voice of Soul」) 346 00:24:00,529 --> 00:24:06,302 ♪♪「壊れそうな心 紡ぐように」 347 00:24:06,302 --> 00:24:11,874 ♪♪「夢のカケラ見つめ (No more cry)」 348 00:24:11,874 --> 00:24:17,713 ♪♪「目の前には月が 映し出す」 349 00:24:17,713 --> 00:24:22,702 ♪♪「この胸の約束」 350 00:24:22,702 --> 00:24:28,524 ♪♪「涙が残した記憶さえも」 351 00:24:28,524 --> 00:24:33,596 ♪♪「笑いあった過去さえ 振り向かない」 352 00:24:33,596 --> 00:24:37,600 ♪♪「Voice of soul Voice of soul Voice of you」 353 00:24:37,600 --> 00:24:45,041 ♪♪「悲しみならきっと 強さに変わるはず」 354 00:24:45,041 --> 00:24:49,261 ♪♪「I won’t cry I won’t fear I won’t stop」 355 00:24:49,261 --> 00:24:56,102 ♪♪「高く翔べばきっと 空の向こうに届く」 356 00:24:56,102 --> 00:25:08,602 ♪♪「Voice of mine Voice of soul」