1 00:00:19,058 --> 00:00:23,379 (信)何が 「よかった」だ! てめえも てめえも てめえもっ! 2 00:00:23,379 --> 00:00:26,683 ふざけた事 言ってんな! 3 00:00:26,683 --> 00:00:29,318 おい オッサン! 4 00:00:29,318 --> 00:00:34,640 漂は 漂は…→ 5 00:00:34,640 --> 00:00:38,010 漂は 死んだんだぞォ! 6 00:00:38,010 --> 00:00:47,820 ♪♪~ 7 00:00:47,820 --> 00:00:51,020 おい! 何か言え! 8 00:00:55,044 --> 00:01:00,032 (昌文君)漂だけではない。 他にも 大勢 死んだ…。 9 00:01:00,032 --> 00:01:03,886 これは 戦争なのだ! 10 00:01:03,886 --> 00:01:07,323 な… 何だと~う! 11 00:01:07,323 --> 00:01:09,325 てめぇ…! 12 00:01:09,325 --> 00:01:13,146 ふざけやがって! (貂)や やば…! 13 00:01:13,146 --> 00:01:15,648 この野郎ォォ! 14 00:01:15,648 --> 00:01:18,748 …ッ!? あ…? 15 00:01:23,556 --> 00:01:27,560 (壁)お騒がせいたしました 大王。→ 16 00:01:27,560 --> 00:01:31,060 この者 いかがいたしましょう? 17 00:01:34,984 --> 00:01:39,188 (昌文君)隅で ははっ! 寝かせておけ。 18 00:01:39,188 --> 00:01:41,557 古代中国。 19 00:01:41,557 --> 00:01:47,046 聖者の時代は 終わりを告げ 人間の欲望は解放されていた。 20 00:01:47,046 --> 00:01:49,715 戦乱の嵐が 500年にわたって 吹き荒れ→ 21 00:01:49,715 --> 00:01:52,819 百を超えた国々は 七つに淘汰された。 22 00:01:52,819 --> 00:01:56,055 そして今 西の果ての国 秦から→ 23 00:01:56,055 --> 00:01:59,075 大いなる歴史が 生まれようとしている。 24 00:01:59,075 --> 00:02:01,077 これは 戦乱の時代を生き抜いた→ 25 00:02:01,077 --> 00:02:05,331 名もなき少年と 若き王の 激動の物語である! 26 00:02:05,331 --> 00:02:07,316 うわっ! 27 00:02:07,316 --> 00:02:21,447 ♪♪~(オープニングテーマ「Pride」) 28 00:02:21,447 --> 00:02:27,720 ♪♪「いつもより早く 消えてった星空に」 29 00:02:27,720 --> 00:02:31,057 ♪♪「重なり合った出会いは」 30 00:02:31,057 --> 00:02:35,511 ♪♪「俺を呑み込んでいく」 31 00:02:35,511 --> 00:02:38,648 ♪♪「この夢は砕けない」 32 00:02:38,648 --> 00:02:42,318 ♪♪「錆びつかせた恐怖心」 33 00:02:42,318 --> 00:02:45,121 ♪♪「揺らぐ不安の中で」 34 00:02:45,121 --> 00:02:49,458 ♪♪「雨を遮る信実」 35 00:02:49,458 --> 00:02:52,778 ♪♪「誰にも 奪えやしない」 36 00:02:52,778 --> 00:02:56,449 ♪♪「同じ景色に ひそんだプライド」 37 00:02:56,449 --> 00:03:03,422 ♪♪「いつかきっと 叶う 今も見える希望 fortitude」 38 00:03:03,422 --> 00:03:06,659 ♪♪「弱さを捨てはしない」 39 00:03:06,659 --> 00:03:10,463 ♪♪「俺達の消えないシーン」 40 00:03:10,463 --> 00:03:17,320 ♪♪「不連続線の様に走る希望 unbreakable heart」 41 00:03:17,320 --> 00:03:20,823 ♪♪「Knew at start that there’s no end」 42 00:03:20,823 --> 00:03:25,394 ♪♪「Make my mind right now it’s time to take」 43 00:03:25,394 --> 00:03:35,094 ♪♪「The first step now’s the only time」 44 00:03:41,994 --> 00:03:44,994 (貂)はいよ~。 お待ち! 45 00:03:50,987 --> 00:03:53,055 (貂の ため息) 46 00:03:53,055 --> 00:03:57,493 うまいなら 「うまい!」 まずいなら 「まずい!」→ 47 00:03:57,493 --> 00:04:00,062 くらい 言ってくれよな~。→ 48 00:04:00,062 --> 00:04:05,051 って そんな空気じゃないか…。 49 00:04:05,051 --> 00:04:08,054 (兵たちの話し声) 50 00:04:08,054 --> 00:04:12,058 まさか あんな事になるとは…。 ああ…。 51 00:04:12,058 --> 00:04:15,061 我が殿 昌文君様も ご苦労なされた…。 52 00:04:15,061 --> 00:04:18,547 ん! 昌文君! うっ! 53 00:04:18,547 --> 00:04:24,053 おい! 貂! 今 「昌文君」って 言ったよな!? お 俺じゃね~よ! 54 00:04:24,053 --> 00:04:26,555 あんニャロウ! どこ行きやがった! 55 00:04:26,555 --> 00:04:30,660 アイテテテテ…! ちくしょ~! 誰が…!? 56 00:04:30,660 --> 00:04:33,379 まだ 動くのはムリだよ~。 57 00:04:33,379 --> 00:04:40,820 まァ 動けそうにないのは お前だけじゃないけどな~。→ 58 00:04:40,820 --> 00:04:45,057 みんな 政のために ここまで来たんだ…。 59 00:04:45,057 --> 00:04:47,076 ああ 本当に よかった…。 60 00:04:47,076 --> 00:04:51,497 全くだ。 大王様が ご無事で 何よりだ。 61 00:04:51,497 --> 00:04:54,050 先ほどの殿の顔を見たか? 62 00:04:54,050 --> 00:04:57,053 あんな泣き顔 俺は 初めてだ!→ 63 00:04:57,053 --> 00:05:00,990 命を懸け ここまで たどり着いて 俺は よかった! 64 00:05:00,990 --> 00:05:04,060 (兵たちの すすり泣き) 65 00:05:04,060 --> 00:05:12,051 (壁)今度の脱出劇 我らの 最大の 誤算は 王騎将軍の出現です。→ 66 00:05:12,051 --> 00:05:15,855 あの方が 出て来られるとは 予想外でした。 67 00:05:15,855 --> 00:05:18,391 将軍の性格から考えて→ 68 00:05:18,391 --> 00:05:23,091 宮廷内の争い事には 無関心と考えておりましたが…。 69 00:05:25,047 --> 00:05:31,053 あの時 私は まんまと 王騎の策に はまったのかもしれませぬ。 70 00:05:31,053 --> 00:05:33,055 (嬴政)策? はい。 71 00:05:33,055 --> 00:05:41,547 あの激しい乱戦の中 我らの戦いは いつしか 束達の丘の上に…。→ 72 00:05:41,547 --> 00:05:43,983 そこで…。 73 00:05:43,983 --> 00:05:45,985 どおりゃあああ~!  回想  74 00:05:45,985 --> 00:05:50,356 う~~っ! (王騎)ウフ~ン。 75 00:05:50,356 --> 00:05:52,858 な 何~!? フン! 76 00:05:52,858 --> 00:05:54,958 うあああ…! 77 00:05:57,646 --> 00:05:59,665 フン! うわ~! 78 00:05:59,665 --> 00:06:02,718 うわ~! 79 00:06:02,718 --> 00:06:04,718 う~ぅぅぅ! 80 00:06:11,060 --> 00:06:14,046 ぶはぁっ…! 81 00:06:14,046 --> 00:06:18,050 (昌文君)こうして私は 九死に一生を得ましたが→ 82 00:06:18,050 --> 00:06:23,005 そこで 戦場を離脱しなけれ ばならなかったのです。 83 00:06:23,005 --> 00:06:26,225 うぅぅっ…! 84 00:06:26,225 --> 00:06:31,047 不覚… いや 今にして思えば→ 85 00:06:31,047 --> 00:06:35,051 なぜ 長々と 王騎と 一騎討ちができたのか…。→ 86 00:06:35,051 --> 00:06:38,054 あの男の実力を持ってすれば→ 87 00:06:38,054 --> 00:06:42,058 私など たちどころに 一刀両断に できたはず。→ 88 00:06:42,058 --> 00:06:47,480 あれは 明らかに 私を 戦場から引き離すための策…。 89 00:06:47,480 --> 00:06:52,218 謎の多い方です。 心のままに羽ばたく→ 90 00:06:52,218 --> 00:06:56,388 秦国の怪鳥 王騎将軍…。 91 00:06:56,388 --> 00:07:02,328 我が曽祖父 昭王配下の 伝説の将軍か…。 92 00:07:02,328 --> 00:07:04,396 (扉が開く音) ん? 93 00:07:04,396 --> 00:07:07,650 (貂)あの… 腹 減ってるかと思って。 94 00:07:07,650 --> 00:07:09,985 すまんな 貂。 95 00:07:09,985 --> 00:07:12,988 大王 この者は? 96 00:07:12,988 --> 00:07:17,059 黒卑村で命を救われた。 河了貂という。 97 00:07:17,059 --> 00:07:19,662 (昌文君)そうでしたか。 98 00:07:19,662 --> 00:07:25,551 しかし 小僧 変わった格好を しているな。 俺は山の民だからな。 99 00:07:25,551 --> 00:07:30,689 ほう。 すると お前にとっても ゆかりの地という事か ここは。 100 00:07:30,689 --> 00:07:34,059 かもな…。 101 00:07:34,059 --> 00:07:36,662 大王様 よろしいでしょうか? 102 00:07:36,662 --> 00:07:42,084 何だ? (壁)すると 先ほどの者も 黒卑村で…。 103 00:07:42,084 --> 00:07:45,654 ああ。 名を信という。 104 00:07:45,654 --> 00:07:48,057 あの者の おかげで 俺は ここに いる。 105 00:07:48,057 --> 00:07:52,061 そして 信は… 漂の友だ。 106 00:07:52,061 --> 00:07:54,763 彼が… 漂殿の…。 107 00:07:54,763 --> 00:07:56,982 (貂)漂殿? 108 00:07:56,982 --> 00:08:00,719 大王様 お許しを頂ければ→ 109 00:08:00,719 --> 00:08:05,391 あの若者に 漂殿の最後 話したく存じます。 110 00:08:05,391 --> 00:08:11,046 (貂)信! お~い 信! 政が呼んでるよ。 111 00:08:11,046 --> 00:08:13,766 なんか 話を 聞かせたいんだってサ。 112 00:08:13,766 --> 00:08:15,818 ん…。 113 00:08:15,818 --> 00:08:20,823 (貂)ど~したんだよ~。 政が呼んでるんだよ~。 114 00:08:20,823 --> 00:08:25,995 落ち込んでるのか? 信。 ゴチャゴチャうるせンだよ! 115 00:08:25,995 --> 00:08:30,716 何が 「政が呼んでる」だ! 俺は 今 考え事してるんだ! 116 00:08:30,716 --> 00:08:33,052 用が あんなら 向こうから来やがれ! 117 00:08:33,052 --> 00:08:35,988 政って誰だ? そんな やつ いたっけ? 118 00:08:35,988 --> 00:08:38,057 (一同)政!? 119 00:08:38,057 --> 00:08:41,060 それって まさか 大王様の事か!? ああ。 120 00:08:41,060 --> 00:08:43,262 何の まねだ 貴様~! 121 00:08:43,262 --> 00:08:47,550 大王様の御名を口にするのも 畏れ多いのだぞ! 122 00:08:47,550 --> 00:08:49,718 政が 「いい」って 言ったんだよ~! 123 00:08:49,718 --> 00:08:51,720 まだ言うか~! 124 00:08:51,720 --> 00:08:54,723 大王が呼んでるんだよ 信! 125 00:08:54,723 --> 00:08:58,327 早く! 壁って人が 伝えたいんだって。 126 00:08:58,327 --> 00:09:00,346 だから 何だよ~! 127 00:09:00,346 --> 00:09:04,250 漂の最後だってさ。 ん…。 128 00:09:04,250 --> 00:09:08,850 ん… 分かった。 129 00:09:12,258 --> 00:09:14,260 待ってくれよ~。 130 00:09:14,260 --> 00:09:16,712 んん?→ (踏む音) 131 00:09:16,712 --> 00:09:18,814 吹き矢? 132 00:09:18,814 --> 00:09:22,814 あ… でも 矢は…? 133 00:09:27,723 --> 00:09:30,123 おっ いたいた。 エヘッ! 134 00:09:33,495 --> 00:09:36,649 うぅぅ… ひ~! 135 00:09:36,649 --> 00:09:40,686 死体は 村で見慣れてっけど 触るのは気持ち悪い~!→ 136 00:09:40,686 --> 00:09:44,123 どこだ~? (ムタ)そこじゃないべ。 137 00:09:44,123 --> 00:09:46,191 ひぃぃぃいいいい! 138 00:09:46,191 --> 00:09:49,328 で でで… 出た~! 騒いじゃダメだべ。 139 00:09:49,328 --> 00:09:53,382 生きている事 バレると とどめを刺されてしまうべ。 140 00:09:53,382 --> 00:09:56,986 (貂)な… 何だ オッサン。 まだ生きてたのか。 141 00:09:56,986 --> 00:10:00,139 ムタの生命力は 脅威だべ。 142 00:10:00,139 --> 00:10:03,659 …と言いたいところだが もうすぐ死ぬべ。 143 00:10:03,659 --> 00:10:07,046 だから そっと しといてくれだべ。 144 00:10:07,046 --> 00:10:11,050 (貂)じゃあ そっとしといて やるから 代わりに 毒矢をくれよ。 145 00:10:11,050 --> 00:10:14,053 ムタの毒矢を… か? 146 00:10:14,053 --> 00:10:17,489 ああ。 俺 強くなりたいんだよ。 147 00:10:17,489 --> 00:10:19,489 う…。 148 00:10:29,051 --> 00:10:33,751 (鳥のさえずり) 149 00:10:39,044 --> 00:10:42,047 アンタが壁か? 150 00:10:42,047 --> 00:10:46,352 昌文君様の臣下で 副長の壁と申す。 151 00:10:46,352 --> 00:10:50,389 漂の… 話をするって聞いたぜ…。 152 00:10:50,389 --> 00:10:55,789 そうだ。 この話は 君に 是非 知っていてもらいたいのだ。 153 00:10:58,814 --> 00:11:01,083 殿ォ~!  回想  154 00:11:01,083 --> 00:11:03,083 ムフ~ウ。 155 00:11:07,056 --> 00:11:11,060 壁殿! ご指示を! 御車を守れ! 156 00:11:11,060 --> 00:11:14,897 例え その身が切り刻まれようとも 御車だけは守るのだ~! 157 00:11:14,897 --> 00:11:17,516 え~い! うわ~! 158 00:11:17,516 --> 00:11:22,988 (壁)替え玉の事を知っているのは 殿と私の2人だけ。→ 159 00:11:22,988 --> 00:11:26,892 この策を成功させるため 私は声を張り上げて→ 160 00:11:26,892 --> 00:11:29,578 兵たちを奮い立たせようとした。→ 161 00:11:29,578 --> 00:11:36,085 しかし 王騎の軍は… あまりにも強かった…! 162 00:11:36,085 --> 00:11:38,654 ひるむな~! ひるむな~! 163 00:11:38,654 --> 00:11:42,658 (壁)しだいに 隊列は乱れ 御車は孤立していった。 164 00:11:42,658 --> 00:11:44,658 (御者)ギャア~! うわっ! 165 00:11:46,662 --> 00:11:49,048 壁殿~! 御車が~! 166 00:11:49,048 --> 00:11:51,383 ギャア~! あ…! 167 00:11:51,383 --> 00:11:55,988 (壁)終わった…。 俺たちは ここで全滅する…。→ 168 00:11:55,988 --> 00:11:59,988 私は 全て諦めた。 だが その時…。 169 00:12:08,050 --> 00:12:11,053 (漂)諦めるな! 隊列を組み直せ! 170 00:12:11,053 --> 00:12:13,722 密集して突破を図るぞ! (兵たち)おお~! 171 00:12:13,722 --> 00:12:17,009 大王の元に集まれ~! 一気に突破するぞ~! 172 00:12:17,009 --> 00:12:21,180 あ…! 173 00:12:21,180 --> 00:12:28,053 漂殿の ひと言で 絶望しかけた 我らに 再び 闘争の火が灯った! 174 00:12:28,053 --> 00:12:32,057 私は 正直 信じられなかった!→ 175 00:12:32,057 --> 00:12:35,210 諸国が恐れる 王騎軍を前にして→ 176 00:12:35,210 --> 00:12:38,647 全く ひるむ事なく 我らを率いているのが→ 177 00:12:38,647 --> 00:12:43,385 身分の低い 無名の少年などとは…。 178 00:12:43,385 --> 00:12:47,723 ひょ 漂殿…。 あっ…! 179 00:12:47,723 --> 00:12:54,023 (壁)しかし その姿は もう… 王であった…! 180 00:12:56,999 --> 00:12:59,051 あぁ…! 181 00:12:59,051 --> 00:13:02,337 (壁)私は この勢いならば 突破できる!→ 182 00:13:02,337 --> 00:13:05,057 そう確信した。 しかし…。 183 00:13:05,057 --> 00:13:10,379 (漂)副長! 隊を二分して 昌文君の救援に向かわせよ! 184 00:13:10,379 --> 00:13:13,715 (壁)しかし 大王! この勢いなら 突破できます! 185 00:13:13,715 --> 00:13:16,285 王には 昌文君が必要だ! 186 00:13:16,285 --> 00:13:18,287 はっ…! 187 00:13:18,287 --> 00:13:21,887 (漂)いいな! これは命令だ! (壁)はっ! 188 00:13:23,859 --> 00:13:26,545 (敵兵たち)うお~! (壁)大王! 右方より新手が! 189 00:13:26,545 --> 00:13:28,664 (漂)まだ あんな数が…! 190 00:13:28,664 --> 00:13:31,964 そう簡単には… いかないみたいだな! 191 00:13:40,058 --> 00:13:44,058  心の声  信… 俺に力を…! 192 00:13:46,648 --> 00:13:49,952 (漂)行くぞ 信! (壁)あっ! 193 00:13:49,952 --> 00:13:52,471 (敵兵)あれが王だ! 行け~! 194 00:13:52,471 --> 00:13:56,024 この首 取ってみよ~! 195 00:13:56,024 --> 00:14:02,014 (壁)漂殿の おかげで 我らへの 敵の追撃は 弱まった。 196 00:14:02,014 --> 00:14:05,067 (壁)よし! これなら 敵陣を抜けられる! 197 00:14:05,067 --> 00:14:07,119 あっ…! 198 00:14:07,119 --> 00:14:09,154 (馬の いななき) 199 00:14:09,154 --> 00:14:11,323 (壁)突破した!→ 200 00:14:11,323 --> 00:14:15,060 皆の者! 大王は ご無事だ! このまま行け~い! 201 00:14:15,060 --> 00:14:18,814 (兵たち)オオオ~! 202 00:14:18,814 --> 00:14:22,317 (壁)てっきり 漂殿は無事で→ 203 00:14:22,317 --> 00:14:26,017 ここで 再び会えると 思っていたのに…! 204 00:14:27,990 --> 00:14:31,009 無念だ…。 205 00:14:31,009 --> 00:14:52,009 ♪♪~ 206 00:14:54,049 --> 00:14:57,653 おい 政。 一つだけ 聞きたい事がある。 207 00:14:57,653 --> 00:15:03,392 俺は 頭が良くないから 具体的な事を教えてくれ。 何だ? 208 00:15:03,392 --> 00:15:09,047 お前を無事に 王宮に帰せたら お前は俺を どうしてくれるんだ? 209 00:15:09,047 --> 00:15:13,385 やっぱり 王様だから 望みは 何でも かなえてくれるのか? 210 00:15:13,385 --> 00:15:16,588 俺の望みは 将軍になる事だから→ 211 00:15:16,588 --> 00:15:20,392 俺を将軍にしてくれたり するのか? 212 00:15:20,392 --> 00:15:23,395 どうしたんだ? 急に。 213 00:15:23,395 --> 00:15:27,716 やっぱり… 漂は スゲェ。 214 00:15:27,716 --> 00:15:31,386 漂を英雄のように語ってくれた 壁の あんちゃんを見て→ 215 00:15:31,386 --> 00:15:33,386 改めて そう思った…。 216 00:15:35,324 --> 00:15:40,062 アイツは いつも知ってたんだ。 217 00:15:40,062 --> 00:15:44,062 手に入れるためには 何を すれば いいのか…。 218 00:15:46,885 --> 00:15:49,988 だけど 俺は何も知らない。 219 00:15:49,988 --> 00:15:52,391 あいつが 全部 知ってたから→ 220 00:15:52,391 --> 00:15:55,394 あいつに ついていけば いいと 思ってた。 221 00:15:55,394 --> 00:15:59,364 だけど… もう 漂は いない! 222 00:15:59,364 --> 00:16:02,651 今の俺には 何も分からないんだ。 223 00:16:02,651 --> 00:16:05,387 だから 教えてくれ。 224 00:16:05,387 --> 00:16:09,087 俺は どうしたら 将軍に なれるんだ!? 225 00:16:11,059 --> 00:16:15,981 (ムタ)毒矢は危ねェから しびれ矢をやるべ。 226 00:16:15,981 --> 00:16:19,651 (貂)ちょっと不満だけど しょ~がねェや。 227 00:16:19,651 --> 00:16:25,057 へっ! 山の民 河了貂! 戦闘力 上昇也! 228 00:16:25,057 --> 00:16:30,145 そっとしておいてくれた礼に 忠告してやるべ。 229 00:16:30,145 --> 00:16:34,549 あの若い王に ついて行っても いい事ないべ。 230 00:16:34,549 --> 00:16:39,588 聞くところによると 味方は あのヒゲじじい1人だべ。 231 00:16:39,588 --> 00:16:42,324 (貂)今はな。 でも 本当は 呂氏っていう→ 232 00:16:42,324 --> 00:16:44,393 強力な味方が いるらしいぞ。 233 00:16:44,393 --> 00:16:47,396 なんか 遠征中みたいだけど。 234 00:16:47,396 --> 00:16:51,650 残念だが それは大きな間違いだべ。 235 00:16:51,650 --> 00:16:54,686 え…? 236 00:16:54,686 --> 00:17:00,492 今 この国は 実力至上主義の体をなしている。 237 00:17:00,492 --> 00:17:02,994 貴族 士族が 生まれ持った階級だけで→ 238 00:17:02,994 --> 00:17:05,547 将軍を務める時代は 終わった。 239 00:17:05,547 --> 00:17:09,885 戦場に出て 他に負けぬ成果を上げ続ければ→ 240 00:17:09,885 --> 00:17:13,255 階級が上がっていき 将軍に行き着く仕組みだ。 241 00:17:13,255 --> 00:17:16,725 そんなこた 漂も言ってたから 知ってるさ! 242 00:17:16,725 --> 00:17:19,995 もっと 具体的に 教えてくれっての! 243 00:17:19,995 --> 00:17:23,315 残念だが お前はムリだ。 何っ!? 244 00:17:23,315 --> 00:17:25,751 どういう事だよ~!? 245 00:17:25,751 --> 00:17:30,389 軍とは 主に 貴士族である 正規兵と→ 246 00:17:30,389 --> 00:17:34,710 一般庶民から 徴収した 徴集兵から構成される。 247 00:17:34,710 --> 00:17:39,314 しかし 今の お前は 正規兵は もちろん 徴集兵にも なれん。 248 00:17:39,314 --> 00:17:44,386 え…!? 本当に 何も知らんのだな お前は。→ 249 00:17:44,386 --> 00:17:49,074 徴兵されるのは 戸籍登録されている家。→ 250 00:17:49,074 --> 00:17:53,095 しかも 水準以上に 財を持つ家からだ。→ 251 00:17:53,095 --> 00:17:57,048 しかし 住む家もない身の お前は→ 252 00:17:57,048 --> 00:18:02,304 武功どころか 戦場に行く事すら できないのだ。 253 00:18:02,304 --> 00:18:04,322 そうくじけるな。 254 00:18:04,322 --> 00:18:09,022 将軍というものは 貴族 士族でも 簡単に目指せる代物じゃない。 255 00:18:11,046 --> 00:18:13,665 そうか…。 256 00:18:13,665 --> 00:18:15,665 分かった。 257 00:18:18,053 --> 00:18:21,056 (昌文君)分かったのか? 258 00:18:21,056 --> 00:18:23,291 ああ。 分かったぜ! 259 00:18:23,291 --> 00:18:26,661 じゃあ 政を王宮に帰して→ 260 00:18:26,661 --> 00:18:30,549 なんとかって弟と なんとかって大臣を倒したら→ 261 00:18:30,549 --> 00:18:33,652 俺は 土地をもらって 家を建ててもらって→ 262 00:18:33,652 --> 00:18:37,155 財をもらえば いいんだな~! 263 00:18:37,155 --> 00:18:40,158 そういう事になるな。 264 00:18:40,158 --> 00:18:43,645 約束だぞ~! 承知した。 265 00:18:43,645 --> 00:18:48,049 は~! こりゃ 面白くなってきたぜ~! ヘッヘヘ~! 266 00:18:48,049 --> 00:18:50,318 ≪その代わり 十倍 働いてもらうぞ。 267 00:18:50,318 --> 00:18:52,654 ≪冗談じゃねぇ 百倍だ~! 268 00:18:52,654 --> 00:18:54,656 (扉が開く音) えっ? 269 00:18:54,656 --> 00:18:59,678 政! 政が殺されるまで 呂軍は 戻って来ないって 本当なのか!? 270 00:18:59,678 --> 00:19:01,778 はっ!? えっ!? 271 00:19:06,117 --> 00:19:10,017 (風の音) 272 00:19:18,163 --> 00:19:22,717 呂丞相様 王都より 早馬が参りました。 273 00:19:22,717 --> 00:19:26,054 またしても 竭氏の反乱を 伝えるものです。 274 00:19:26,054 --> 00:19:29,054 (呂不韋)首を はねよ。 は? 275 00:19:30,992 --> 00:19:36,331 それは この呂軍の包囲を 逃れたい 魏の軍の策謀である。→ 276 00:19:36,331 --> 00:19:40,051 その伝令の首を はねよ。 277 00:19:40,051 --> 00:19:45,490 (壁)竭氏の反乱を知っても 呂氏は 戻ってこないと? 278 00:19:45,490 --> 00:19:47,492 そ そんなバカな!→ 279 00:19:47,492 --> 00:19:52,447 大王様を失って 最も困るのは 呂氏ではありませんか! 280 00:19:52,447 --> 00:19:58,887 壁… お前は まだ 呂丞相の 本当の恐ろしさが分かっておらぬ。 281 00:19:58,887 --> 00:20:01,456 うっ…! あっ! ん…。 282 00:20:01,456 --> 00:20:05,056 一体 どういう事だ!? 政。 283 00:20:07,045 --> 00:20:13,652 呂氏は 俺が殺され 成蟜が 王に即位する時を待っている。 284 00:20:13,652 --> 00:20:19,057 それを狙って 呂氏は成蟜と竭氏の 非道を高らかに叫び→ 285 00:20:19,057 --> 00:20:23,728 20万の兵を率いて 堂々と咸陽に攻め入る。 286 00:20:23,728 --> 00:20:25,997 戦場となった 咸陽では→ 287 00:20:25,997 --> 00:20:32,487 王族が戦禍に巻き込まれて 皆 命を落とすかもしれない。 288 00:20:32,487 --> 00:20:38,860 王族が全滅した時 国民は 誰を次の王に押し上げると思う? 289 00:20:38,860 --> 00:20:40,795 (2人)あぁ…! 290 00:20:40,795 --> 00:20:43,715 あ…! 呂氏…! 291 00:20:43,715 --> 00:20:46,217 (重たい ため息) 292 00:20:46,217 --> 00:20:49,654 何だよ そりゃ~!? ふざけんなよ! 293 00:20:49,654 --> 00:20:52,557 呂氏って お前の 味方だったんじゃねェのか!? 294 00:20:52,557 --> 00:20:56,945 これじゃ お前 王宮には 敵しかいねェじゃねェかよ! 295 00:20:56,945 --> 00:20:59,981 だから 言ったろう。 296 00:20:59,981 --> 00:21:05,453 「俺は 過酷な戦の 荒野を歩む 力無き王だ」と。 297 00:21:05,453 --> 00:21:11,059 あ… だ だけど 何か 手が あるだろ~!? 298 00:21:11,059 --> 00:21:14,946 オイ! 昌文君! 299 00:21:14,946 --> 00:21:22,988 残念だが 今の我らの力では 王都に近づく事すら かなわぬ。→ 300 00:21:22,988 --> 00:21:30,011 ここは 呂氏 竭氏の動静を見守り 再起の時を見計らうしかない。 301 00:21:30,011 --> 00:21:32,297 うっ う~っ! 302 00:21:32,297 --> 00:21:38,820 いや。 昌文君。 俺は 一日も早く 王都に帰るぞ。 303 00:21:38,820 --> 00:21:42,057 しかし 大王! 304 00:21:42,057 --> 00:21:44,326 俺の生死に かかわらず→ 305 00:21:44,326 --> 00:21:48,046 竭氏は 呂氏との全面戦争の 準備が整いしだい→ 306 00:21:48,046 --> 00:21:52,050 成蟜を無理やり 王位に就かせるだろう。 307 00:21:52,050 --> 00:21:57,656 呂氏 竭氏の戦いは 国を 二分するほど 大きなものになる。 308 00:21:57,656 --> 00:21:59,724 内戦を起こさせる前に→ 309 00:21:59,724 --> 00:22:05,230 俺は玉座に就き 王都を正常に戻さねばならん。 310 00:22:05,230 --> 00:22:12,053 ふ… 不可能です 大王! 我らが力は微弱! 311 00:22:12,053 --> 00:22:15,824 しかも 今 秦国で 呂氏 竭氏に組せず→ 312 00:22:15,824 --> 00:22:19,294 我らを助ける軍勢など ありませぬ! 313 00:22:19,294 --> 00:22:22,797 そうだろうか? 314 00:22:22,797 --> 00:22:27,052 何か 手があるのか? 政。 315 00:22:27,052 --> 00:22:29,054 ん… ん~? 316 00:22:29,054 --> 00:22:32,557 あ~! その吹き矢! あのオッサンのじゃねぇかよ~! 317 00:22:32,557 --> 00:22:34,659 (貂)い~じゃねえか! もらったんだよっ! 318 00:22:34,659 --> 00:22:38,213 ちょっと見せろよ~! (貂)ヤダよ! もう俺んだぞ!→ 319 00:22:38,213 --> 00:22:43,051 取りゃしね~から 見せろって…! イヤだぁぁ~! 320 00:22:43,051 --> 00:22:45,920 (昌文君)あ… あった…! 321 00:22:45,920 --> 00:22:51,559 殿 何か おっしゃいましたか? 322 00:22:51,559 --> 00:22:58,416 あ… あったぞ! 一つだけ… 呂氏 竭氏に 組せぬ大軍勢が…! 323 00:22:58,416 --> 00:23:03,438 ここに来た時から 俺も それを考えていた。 324 00:23:03,438 --> 00:23:05,490 (2人)あ…? 325 00:23:05,490 --> 00:23:11,730 ≪(昌文君)し… しかし 彼らとは 四百年も前に…。 326 00:23:11,730 --> 00:23:15,030 ≪可能性は低いが 会いに行くしかない。 327 00:23:17,986 --> 00:23:22,057 山の民と→ 328 00:23:22,057 --> 00:23:26,057 彼らを治める 山の王に! 329 00:23:31,049 --> 00:23:49,984 ♪♪~(エンディングテーマ「Voice of Soul」) 330 00:23:49,984 --> 00:23:55,890 ♪♪「壊れそうな心 紡ぐように」 331 00:23:55,890 --> 00:24:01,045 ♪♪「夢のカケラ見つめ (No more cry)」 332 00:24:01,045 --> 00:24:06,985 ♪♪「目の前には月が 映し出す」 333 00:24:06,985 --> 00:24:12,056 ♪♪「この胸の約束」 334 00:24:12,056 --> 00:24:18,062 ♪♪「涙が残した記憶さえも」 335 00:24:18,062 --> 00:24:23,051 ♪♪「笑いあった過去さえ 振り向かない」 336 00:24:23,051 --> 00:24:27,055 ♪♪「Voice of soul Voice of soul Voice of you」 337 00:24:27,055 --> 00:24:34,212 ♪♪「悲しみならきっと 強さに変わるはず」 338 00:24:34,212 --> 00:24:38,716 ♪♪「I won’t cry I won’t fear I won’t stop」 339 00:24:38,716 --> 00:24:45,323 ♪♪「高く翔べばきっと 空の向こうに届く」 340 00:24:45,323 --> 00:24:58,023 ♪♪「Voice of mine Voice of soul」