1 00:00:33,222 --> 00:00:37,793 (昌文君)…行け 信。→ 2 00:00:37,793 --> 00:00:41,230 王を追ってくれ! 頼む。 3 00:00:41,230 --> 00:00:47,586  心の声  (壁)殿…。 王以外の 人間に 頭を下げておられる。→ 4 00:00:47,586 --> 00:00:52,186 しかも 名もない 下僕の少年に。 5 00:00:54,376 --> 00:00:56,962 古代中国。 6 00:00:56,962 --> 00:01:02,284 聖者の時代は 終わりを告げ 人間の欲望は解放されていた。 7 00:01:02,284 --> 00:01:04,954 戦乱の嵐が 500年にわたって 吹き荒れ→ 8 00:01:04,954 --> 00:01:08,223 百を超えた国々は 七つに淘汰された。 9 00:01:08,223 --> 00:01:11,243 そして今 西の果ての国 秦から→ 10 00:01:11,243 --> 00:01:14,229 大いなる歴史が 生まれようとしている。 11 00:01:14,229 --> 00:01:16,966 これは 戦乱の時代を生き抜いた→ 12 00:01:16,966 --> 00:01:22,288 名もなき少年と 若き王の 激動の物語である! 13 00:01:22,288 --> 00:01:36,652 ♪♪~(オープニングテーマ「Pride」) 14 00:01:36,652 --> 00:01:42,958 ♪♪「いつもより早く 消えてった星空に」 15 00:01:42,958 --> 00:01:46,111 ♪♪「重なり合った出会いは」 16 00:01:46,111 --> 00:01:50,749 ♪♪「俺を呑み込んでいく」 17 00:01:50,749 --> 00:01:53,852 ♪♪「この夢は砕けない」 18 00:01:53,852 --> 00:01:57,456 ♪♪「錆びつかせた恐怖心」 19 00:01:57,456 --> 00:02:00,292 ♪♪「揺らぐ不安の中で」 20 00:02:00,292 --> 00:02:04,630 ♪♪「雨を遮る信実」 21 00:02:04,630 --> 00:02:08,017 ♪♪「誰にも 奪えやしない」 22 00:02:08,017 --> 00:02:11,687 ♪♪「同じ景色に ひそんだプライド」 23 00:02:11,687 --> 00:02:18,560 ♪♪「いつかきっと 叶う 今も見える希望 fortitude」 24 00:02:18,560 --> 00:02:21,947 ♪♪「弱さを捨てはしない」 25 00:02:21,947 --> 00:02:25,651 ♪♪「俺達の消えないシーン」 26 00:02:25,651 --> 00:02:32,858 ♪♪「不連続線の様に走る希望 unbreakable heart」 27 00:02:32,858 --> 00:02:36,111 ♪♪「Knew at start that there’s no end」 28 00:02:36,111 --> 00:02:40,649 ♪♪「Make my mind right now it’s time to take」 29 00:02:40,649 --> 00:02:50,249 ♪♪「The first step now’s the only time」 30 00:02:57,249 --> 00:03:00,285 (信)ウッ! ウ~! ハァ! 31 00:03:00,285 --> 00:03:04,156 ウッ! ウッ! クッ…! ウワッ! 32 00:03:04,156 --> 00:03:06,256 (河了貂)あっ! うわぁ! うっ! 33 00:03:11,563 --> 00:03:15,467 はぁ~! しっかし 壁の坊ちゃん。 34 00:03:15,467 --> 00:03:17,686 ど~して ついて来てんだよ? 35 00:03:17,686 --> 00:03:21,123 お前たち2人では 心配だからな。 36 00:03:21,123 --> 00:03:23,158 あと 「坊ちゃん」と言うな! 37 00:03:23,158 --> 00:03:27,646 へっ! どうでも いいけど 早く来ないと おいてくぞ! 38 00:03:27,646 --> 00:03:30,146 なっ…! うっ… うぅ! 39 00:03:32,050 --> 00:03:34,250 (壁)くっそ~! くそっ! 40 00:03:36,238 --> 00:03:38,957 士族を なめるんじゃないぞ! 41 00:03:38,957 --> 00:03:41,226 …へへっ! 42 00:03:41,226 --> 00:03:46,949 (鳥のさえずり) 43 00:03:46,949 --> 00:03:49,968 (河了貂)うっ はぁ…。 ね~ね~。 44 00:03:49,968 --> 00:03:53,989 山の王の国って どんな所なのかな? 45 00:03:53,989 --> 00:03:56,291 やっぱ でっかい城とか あるのかな? 46 00:03:56,291 --> 00:04:00,295 いや。 はっきり言って 大した事はないと思う。→ 47 00:04:00,295 --> 00:04:06,218 彼らの格好などを見る限り 生活水準は 決して 高くない。→ 48 00:04:06,218 --> 00:04:10,289 国とはいっても せいぜい 大きめの田舎村程度だろう。→ 49 00:04:10,289 --> 00:04:14,293 潜り込めさえすれば 救出は 難しくないはずだ。 50 00:04:14,293 --> 00:04:18,793 なるほどな~。 それなら楽勝だぜ! うっ! 51 00:04:24,286 --> 00:04:27,289 うっ! きっ! かはっ! 52 00:04:27,289 --> 00:04:31,160 うあ~! はあ はあ はあ…! 53 00:04:31,160 --> 00:04:34,296 あ~? なっ! 54 00:04:34,296 --> 00:04:38,217 あ? う… わっ! 55 00:04:38,217 --> 00:04:41,937 どうした!? あ~? うわ! 56 00:04:41,937 --> 00:04:53,932 ♪♪~ 57 00:04:53,932 --> 00:04:56,285 (3人)あぁぁ…! 58 00:04:56,285 --> 00:04:59,888 こ… これのどこが 田舎村なんだよ…。 59 00:04:59,888 --> 00:05:03,308 こんな所から どうやって 政を助け出すってんだ!? 60 00:05:03,308 --> 00:05:05,308 壁の あんちゃんよ~! 61 00:05:07,229 --> 00:05:10,232 こ こんな… バカな…! 62 00:05:10,232 --> 00:05:44,683 ♪♪~ 63 00:05:44,683 --> 00:05:48,787 (嬴政)第三十一代 秦国王 嬴政だ。 64 00:05:48,787 --> 00:05:56,228 (オオカミの うなり声) 65 00:05:56,228 --> 00:06:01,128 (楊端和) 我が山の王 楊端和である。 66 00:06:03,135 --> 00:06:05,704 ぬぎぎぎぎ…! 67 00:06:05,704 --> 00:06:08,223 か 堅ぇ! くっくっ! 68 00:06:08,223 --> 00:06:10,225 う~う~ う~! 69 00:06:10,225 --> 00:06:13,295 よ~し! こういう時こそ 俺の出番! 70 00:06:13,295 --> 00:06:15,897 うわ~! うっ! うぅ! 71 00:06:15,897 --> 00:06:19,217 あっ… うぐぐぐ…! 72 00:06:19,217 --> 00:06:22,217 (河了貂)ん? あっ! 73 00:06:25,007 --> 00:06:27,059 ひぃぃぃ~! 74 00:06:27,059 --> 00:06:29,061 ん!? (タジフ)ウ~! 75 00:06:29,061 --> 00:06:31,046 うわっ! いってえ! 76 00:06:31,046 --> 00:06:35,784 くぅ~っ! いっ! てえ~! 77 00:06:35,784 --> 00:06:37,784 あ!? あ!? 78 00:06:39,721 --> 00:06:43,859 あっ! こいつ 信が いきなり 殴りとばした やつ! 79 00:06:43,859 --> 00:06:46,361  回想  う~っ! で~やっ! や~っ! ウウウウ~! 80 00:06:46,361 --> 00:06:48,361 ウウ…! 81 00:06:50,349 --> 00:06:52,784 てめえ! 仕返しに来たのか!? 82 00:06:52,784 --> 00:06:54,786 ン~!? 83 00:06:54,786 --> 00:07:01,226 (戦士たちの うなり声) 84 00:07:01,226 --> 00:07:03,228 (戦士たち)ウア~ッ! 85 00:07:03,228 --> 00:07:07,282 なっ 何だ てめ~ら! うそ… うそだろ!? 86 00:07:07,282 --> 00:07:09,234 わぁぁぁ~っ! 信! 信! 87 00:07:09,234 --> 00:07:12,738 泣くな貂! こんな やつら 何てコトね~! 88 00:07:12,738 --> 00:07:15,791 見てろ~! 刺してきやがったら→ 89 00:07:15,791 --> 00:07:19,528 どれか1本 足と縄で 絡め取って 暴れてやるぜ~! 90 00:07:19,528 --> 00:07:21,897 そんな事 できるのかよ!? 91 00:07:21,897 --> 00:07:26,618 ああ。 任せとけ! こういうのも ちゃんと 漂と特訓済みだ! 92 00:07:26,618 --> 00:07:29,287 (河了貂)まじか!?→ 93 00:07:29,287 --> 00:07:33,792 わあ~っ! これも特訓済みかよ!? 94 00:07:33,792 --> 00:07:35,792 ぐっ… くそっ…! 95 00:07:37,796 --> 00:07:39,796 ウ~ッ! (戦士たち)ウ~ワッ! 96 00:07:41,783 --> 00:07:43,785 お お前! 97 00:07:43,785 --> 00:07:47,239 (戦士たち)ウヤ~ッ! ウ~! 98 00:07:47,239 --> 00:07:50,692 ウ~! 99 00:07:50,692 --> 00:07:53,295 (戦士たちの うめき声) 100 00:07:53,295 --> 00:07:58,550 お前… 助けてくれたのか? ウ~。 101 00:07:58,550 --> 00:08:01,953 (バジオウ)タジフハ 王ノ命令デ 守ッタダケダ。 102 00:08:01,953 --> 00:08:04,956 (河了貂) あっ! 隊長みたいなヤツ! 103 00:08:04,956 --> 00:08:10,629 山ノ世界 平地ノ世界 境界ハ アッテ無イヨウナモノダガ→ 104 00:08:10,629 --> 00:08:13,899 ソノ付近デハ イロイロナ事ガ起コル…。→ 105 00:08:13,899 --> 00:08:19,888 アノ連中ハ 家族ヲ 平地ノ民ニ 殺サレタ者タチダ。→ 106 00:08:19,888 --> 00:08:25,277 戦士タジフハ 角ヲ折ッタ オ前ニ 敬意ヲ払ッテイルノダ。 107 00:08:25,277 --> 00:08:28,280 戦士タジフ…。 108 00:08:28,280 --> 00:08:31,216 (バジオウ)タジフハ 残念ニ思ッテイル。→ 109 00:08:31,216 --> 00:08:36,838 間モナク オ前タチハ 我々ノ王ニ 裁カレ 殺サレテシマウカラナ。 110 00:08:36,838 --> 00:08:39,291 ええっ!? な なんだと!? 111 00:08:39,291 --> 00:08:41,293 政は どうなるんだ!? 112 00:08:41,293 --> 00:08:44,062 …秦王モダ。 113 00:08:44,062 --> 00:08:46,262 うっ…! 114 00:08:49,284 --> 00:08:52,284 (楊端和)秦王 嬴政…。 115 00:08:55,290 --> 00:08:58,293 (楊端和)権力無き 少年王…。→ 116 00:08:58,293 --> 00:09:03,398 弟に玉座を追われ 頼れる臣下も少なく→ 117 00:09:03,398 --> 00:09:06,551 身 一つで 逃げ回っている。→ 118 00:09:06,551 --> 00:09:12,224 そして 我に会いに この山の国へ 足を踏み入れた。 119 00:09:12,224 --> 00:09:16,244 理由を聞かせてもらおうか? 120 00:09:16,244 --> 00:09:18,430 力を借りに来た。 121 00:09:18,430 --> 00:09:24,986 (戦士たちの笑い) 122 00:09:24,986 --> 00:09:27,956 (オオカミの うなり声) 123 00:09:27,956 --> 00:09:31,293 あてが外れたな 秦王よ。 124 00:09:31,293 --> 00:09:34,996 我らは そなたを裁くために 連行してきた。 125 00:09:34,996 --> 00:09:37,215 何の裁きだ? 126 00:09:37,215 --> 00:09:40,285 (楊端和)「知らぬ」とは言わせん! 127 00:09:40,285 --> 00:09:46,285 お前たち 秦の国の民が 我らに 何をしてきたか! 128 00:09:48,226 --> 00:09:57,118 (楊端和)今から400年前 かの秦王 穆公と 山の国が同盟を結んだ時→ 129 00:09:57,118 --> 00:10:00,555 我々の祖先は 友好のうちに→ 130 00:10:00,555 --> 00:10:07,229 新しい国の広がりに至る 兆しを見た。 だが…。 131 00:10:07,229 --> 00:10:10,215 うわっ! あ…? 132 00:10:10,215 --> 00:10:12,450 (秦の子)猿は 山へ帰れ! 133 00:10:12,450 --> 00:10:17,950 (秦の子たち) 帰れ! 帰れ! 帰れ…! 134 00:10:23,228 --> 00:10:27,228 (楊端和)我らは それが幻だったと気付かされた。 135 00:10:29,217 --> 00:10:35,290 (楊端和)平地に交わり 住んでいた 者たちは 山への帰路についたが→ 136 00:10:35,290 --> 00:10:40,295 それでも なお 執拗な責め苦にあい。→ 137 00:10:40,295 --> 00:10:45,901 受けた惨劇は 耳を疑うものばかり。 138 00:10:45,901 --> 00:10:47,953 分かったか。 139 00:10:47,953 --> 00:10:51,223 祖先の怨念を鎮めるために→ 140 00:10:51,223 --> 00:10:56,228 現秦王の そなたの首を はねねばならん。→ 141 00:10:56,228 --> 00:11:00,215 何か言う事があるか? 142 00:11:00,215 --> 00:11:02,284 非は こちらに ある。 143 00:11:02,284 --> 00:11:07,222 過去の愚行 秦国の代表として 心から謝罪する。 144 00:11:07,222 --> 00:11:11,543 だが それは 俺の首を はねるまでの理由には ならない。 145 00:11:11,543 --> 00:11:15,247 (戦士たちの ざわめき) (楊端和)ほう…。 146 00:11:15,247 --> 00:11:17,282 それは なぜだ? 147 00:11:17,282 --> 00:11:21,519 返答を誤れば 今すぐ 首が とぶぞ。 148 00:11:21,519 --> 00:11:24,289 穆公からの400年。 149 00:11:24,289 --> 00:11:28,793 更に 穆公に至るまでの 1,000年を超える歴史において→ 150 00:11:28,793 --> 00:11:31,963 国 民族 文化 信仰→ 151 00:11:31,963 --> 00:11:37,802 異なるものが交わるのに 一滴の 血も流れなかった事があろうか。 152 00:11:37,802 --> 00:11:40,889 長年の積み重ね合ってきた 差別と侮蔑→ 153 00:11:40,889 --> 00:11:45,226 恨みの心が 消えた事があろうか…。 154 00:11:45,226 --> 00:11:48,280 それらをなくす事が いかに 至難の業かは→ 155 00:11:48,280 --> 00:11:52,217 人の歴史を見れば すぐに分かる。 156 00:11:52,217 --> 00:11:58,690 穆公 一人の出現で 数百年の 軋轢が消えたと思う方が安易だ。 157 00:11:58,690 --> 00:12:04,679 貴様…! 和を夢見て 裏切られた 我らの祖先を愚かと申すか! 158 00:12:04,679 --> 00:12:10,285 そうではない。 この問題は根深い。 俺 一人の首をはねて→ 159 00:12:10,285 --> 00:12:13,571 解決すると思っているのは 間違いだと言っている。 160 00:12:13,571 --> 00:12:15,624 (戦士たちの奇声) 161 00:12:15,624 --> 00:12:20,795 フフフ! 解決にならぬから 自分を殺すなと? 162 00:12:20,795 --> 00:12:24,866 では 一族が殺された事を 水に流せというのか!? 163 00:12:24,866 --> 00:12:30,121 復讐よりも前に やるべき事は山ほどある。 164 00:12:30,121 --> 00:12:35,894 フフフ! いっぱしの賢王気取りだな。 小賢しい。 165 00:12:35,894 --> 00:12:42,684 若い王 およそ 人の痛みが 分かっておらぬと見える。 166 00:12:42,684 --> 00:12:52,494 (台車の音) 167 00:12:52,494 --> 00:13:00,094 (3人の うめき声) 168 00:13:09,277 --> 00:13:13,777 (3人の うめき声) 169 00:13:16,685 --> 00:13:19,320 何をしているのだ まったく。 170 00:13:19,320 --> 00:13:22,323 うるせえ! ちょっと ドジッちまっただけだ! 171 00:13:22,323 --> 00:13:24,809 ちょっと… か…。 172 00:13:24,809 --> 00:13:26,811 ぐぐぐ…。 173 00:13:26,811 --> 00:13:30,482 やれ。 174 00:13:30,482 --> 00:13:33,218 ぎょわぁぁぁぁ~! オオオ オレから!? 175 00:13:33,218 --> 00:13:35,286 い~やや! いやだ~! 176 00:13:35,286 --> 00:13:37,956 そんな事をする必要は ない。 177 00:13:37,956 --> 00:13:41,142 俺は もう その痛みを 十分に知っている。 178 00:13:41,142 --> 00:13:43,194 えっ! 179 00:13:43,194 --> 00:13:49,217 山の王よ 恨みや憎しみにかられて 王が剣を取るのなら→ 180 00:13:49,217 --> 00:13:52,220 憎悪の渦に のまれ 国は滅ぶぞ。 181 00:13:52,220 --> 00:13:57,125 王ならば 人を生かす道を 拓くために 剣を取るべきだ。 182 00:13:57,125 --> 00:13:59,928 どういう意味かな? 183 00:13:59,928 --> 00:14:02,630 秦国の民と 山の民→ 184 00:14:02,630 --> 00:14:05,400 分けてしまうから そこで摩擦が起こる。 185 00:14:05,400 --> 00:14:08,453 だが 昔から そうなっているから→ 186 00:14:08,453 --> 00:14:11,222 あたかも それが 当然となっている。 187 00:14:11,222 --> 00:14:16,961 中華でも そうだ。 そなたたちから 見れば 同じ平地の民なのに→ 188 00:14:16,961 --> 00:14:21,282 永々と 奪い合い 殺し合いを続けている。 189 00:14:21,282 --> 00:14:25,286 争乱の激化は 国境に長い防壁を築かせ→ 190 00:14:25,286 --> 00:14:31,292 内と外 敵と味方を 更に強く 明確にした。 191 00:14:31,292 --> 00:14:36,397 確かに 稀に 穆公のような 列国の盟主となる王が現れたが→ 192 00:14:36,397 --> 00:14:41,219 それでも 結局 在期一時の 安定をもたらしたに すぎない。 193 00:14:41,219 --> 00:14:44,022 だが それだけでは 駄目なのだ。 194 00:14:44,022 --> 00:14:46,224 何がダメなんだよ~! 195 00:14:46,224 --> 00:14:49,127 お前に ボッコーの 何が分かるってんだ!? 196 00:14:49,127 --> 00:14:52,297 一時でも 平和になったなら すっげ~じゃねえか! 197 00:14:52,297 --> 00:14:55,297 それ以上 何が できたってんだよ~!? 198 00:14:58,787 --> 00:15:00,905 全国境の廃止! 199 00:15:00,905 --> 00:15:02,891 なっ! 200 00:15:02,891 --> 00:15:06,261 こ 国境を 無くす…? 201 00:15:06,261 --> 00:15:12,283 (楊端和)秦王よ… 周りを よく見てみよ。 202 00:15:12,283 --> 00:15:16,821 そんな話を受け入れる国が 一つでも あると思うのか? 203 00:15:16,821 --> 00:15:20,291 できないなら 力ずくで やるまでだ。 204 00:15:20,291 --> 00:15:23,294 戦国の世らしくな。 205 00:15:23,294 --> 00:15:27,665 人を生かす道とは 正反対に聞こえるな。 206 00:15:27,665 --> 00:15:29,717 否! 207 00:15:29,717 --> 00:15:32,287 今まで 500年の争乱が続いた! 208 00:15:32,287 --> 00:15:35,290 ならば あと 500年 続くやもしれん! 209 00:15:35,290 --> 00:15:37,292 俺が剣を取るのは→ 210 00:15:37,292 --> 00:15:40,792 これから 500年の争乱の犠牲を 無くすためだ! 211 00:15:45,783 --> 00:15:49,454 ちょっと待て! お前ら 一体 何の話をしてんだ!? 212 00:15:49,454 --> 00:15:51,789 俺の目指すところだ。 213 00:15:51,789 --> 00:15:55,960 お前が目指してんのは 弟に奪われた玉座だろ!? 214 00:15:55,960 --> 00:15:59,013 玉座奪還の援軍を 頼みに来たんじゃねえのか!? 215 00:15:59,013 --> 00:16:02,650 玉座は 俺の路の第一歩に過ぎぬ。 216 00:16:02,650 --> 00:16:07,950 お前の路…。 お前の路って 一体 何だ!? 217 00:16:10,291 --> 00:16:13,978 俺は 中華を統一する 最初の王になる! 218 00:16:13,978 --> 00:16:16,965 中華を…。 統一する…? 219 00:16:16,965 --> 00:16:21,953 そ それって 他の国を滅ぼして 秦 一国にするって事か? 220 00:16:21,953 --> 00:16:25,957 そうだ。 そっ そんな事が できるわけが…。 221 00:16:25,957 --> 00:16:29,294 この500年… いや それ以前に さかのぼっても→ 222 00:16:29,294 --> 00:16:32,297 そんな事が 成立した事は ありませぬ! 223 00:16:32,297 --> 00:16:34,616 それをやるのだ! 224 00:16:34,616 --> 00:16:38,219 統一すれば 国家間の争いは なくなり→ 225 00:16:38,219 --> 00:16:41,219 全土の民は かつてない 国の広がりを見る。 226 00:16:44,242 --> 00:16:48,229 国の… 広がり…? 227 00:16:48,229 --> 00:16:53,551  回想  (風の音) 228 00:16:53,551 --> 00:16:57,222 (楊端和)ジイ… なぜ 秦国を獲らんのだ? 229 00:16:57,222 --> 00:17:00,291 (長老A)ひょほっ さすがは楊端和様! 230 00:17:00,291 --> 00:17:02,594 (長老B)その志は立派です! 231 00:17:02,594 --> 00:17:06,281 (長老A)しかし 今しばらくは ご辛抱 下され。 232 00:17:06,281 --> 00:17:12,287 (長老B)秦国を獲るには 山の国の 力を 更に強めねばなりませぬ。 233 00:17:12,287 --> 00:17:14,455 (楊端和)ならば 和を求めよ。 234 00:17:14,455 --> 00:17:19,060 何を申されます!? 憎き秦国と和などと! 235 00:17:19,060 --> 00:17:22,063 めったな事を口にしては なりません! 236 00:17:22,063 --> 00:17:26,284 (長老A)数百年ぶりに 山の世界を 束ねる王が誕生したと→ 237 00:17:26,284 --> 00:17:28,286 皆が喜んでおります。 238 00:17:28,286 --> 00:17:33,291 (長老B)祖先の無念 我らの怨念を 晴らすのは 端和様であると→ 239 00:17:33,291 --> 00:17:35,291 期待しておるのです。 240 00:17:37,228 --> 00:17:41,282 ジイよ… 我が年を重ねるごとに→ 241 00:17:41,282 --> 00:17:45,219 山の国の防壁も 幾重にも屈強になっていく。→ 242 00:17:45,219 --> 00:17:49,624 すると 国の狭さを感じる。→ 243 00:17:49,624 --> 00:17:53,278 戦でも 和でも 何でも いい。→ 244 00:17:53,278 --> 00:17:59,278 我は ただ… 世界を広げたいのだ…。 245 00:18:01,219 --> 00:18:03,721 (鈴の音) 246 00:18:03,721 --> 00:18:05,790 (鈴の音) (3人)あ!? 247 00:18:05,790 --> 00:18:09,227 (長老A)何を もたついて おられるのです 王よ。 248 00:18:09,227 --> 00:18:13,231 今こそ 一族の 積年の恨みを晴らす時。 249 00:18:13,231 --> 00:18:16,884 (長老B)余計な問答など 必要ありませぬぞ。 250 00:18:16,884 --> 00:18:20,888 (長老A)とはいえ 秦の人間への 一族への恨みは→ 251 00:18:20,888 --> 00:18:23,875 年長のジイたちが 深く知るところ…。 252 00:18:23,875 --> 00:18:26,961 この裁きは 我らに お任せを。 253 00:18:26,961 --> 00:18:28,946 キヒヒヒ…。 ヒヒヒ…。 254 00:18:28,946 --> 00:18:33,785 秦王は 生きたまま皮を剥ぎ 日干しにしましょう! 255 00:18:33,785 --> 00:18:38,256 (長老A)この3人は 細切れにして 豚の餌に! (3人)ゲッ! 256 00:18:38,256 --> 00:18:41,526 てめえ! 何が「ブタの餌」だ! ぶっとばすぞ ジジイ! 257 00:18:41,526 --> 00:18:44,729 ふん! 258 00:18:44,729 --> 00:18:48,516 ぎゃわああわわ…! また俺から~!? あっ! 259 00:18:48,516 --> 00:18:51,216 で~やっ! 260 00:18:53,321 --> 00:18:55,289 うわ~っ! 261 00:18:55,289 --> 00:18:58,292 コ~ッ! 信! お前 いつの間に!? 262 00:18:58,292 --> 00:19:01,062 こんな事もあろうかと 縄抜けの術も→ 263 00:19:01,062 --> 00:19:04,349 ばっちり 漂と特訓済みだぜ! まじかよ~! 264 00:19:04,349 --> 00:19:06,851 どうだ? 政! ビビったろ~!? 265 00:19:06,851 --> 00:19:09,854 別に。 アイン! 266 00:19:09,854 --> 00:19:12,724 ええい! 何をしておる! 早く捕らえよ! 267 00:19:12,724 --> 00:19:19,797 (戦士たちの うなり声) 268 00:19:19,797 --> 00:19:21,849 信~。 269 00:19:21,849 --> 00:19:27,905 (楊端和)フフフ! バジオウの報告に あったとおり 面白い少年だな。 270 00:19:27,905 --> 00:19:30,091 さて 次は どうする? 271 00:19:30,091 --> 00:19:33,961 別に どうも しねえよ。 (楊端和)何? 272 00:19:33,961 --> 00:19:36,564 お前たちが 力を貸してくれないなら→ 273 00:19:36,564 --> 00:19:39,150 とっとと 下山して 他をあたるだけだ。 274 00:19:39,150 --> 00:19:41,285 あてなんて ね~けど。  心の声  275 00:19:41,285 --> 00:19:43,221 (長老A)愚かな! え? 276 00:19:43,221 --> 00:19:47,992 ここから 無事に下山できるとでも 思っておるのか!? うごおおっ! 277 00:19:47,992 --> 00:19:50,244 くっ…! 別に 剣を奪って→ 278 00:19:50,244 --> 00:19:52,296 暴れても いいけどよ~。 279 00:19:52,296 --> 00:19:55,933 なんか あんま 戦いたくねェ やつらも いるしな~。 280 00:19:55,933 --> 00:19:58,786 しかたねえ! じ~さん人質にして→ 281 00:19:58,786 --> 00:20:01,222 下山すっかなぁ!? ひいいいっ! 282 00:20:01,222 --> 00:20:03,658 やい! 大将仮面のオッサンよ! 283 00:20:03,658 --> 00:20:07,295 何か さっきから 難しい話ばっかしてっけどさ→ 284 00:20:07,295 --> 00:20:10,948 簡単に言うと こいつ 今 困ってんだよ! 285 00:20:10,948 --> 00:20:14,285 人助けと思って 力貸してやれよ! なぁ!? 286 00:20:14,285 --> 00:20:18,556 なんと程度の低い説得…。 ううう… ダメだ こりゃ…。 287 00:20:18,556 --> 00:20:21,559 それに 今 こいつに恩を売っとくと→ 288 00:20:21,559 --> 00:20:24,295 後で でっかく 返ってくるかもだぜ! 289 00:20:24,295 --> 00:20:26,998 財宝とか うめぇ食い物とかな! 290 00:20:26,998 --> 00:20:29,951 平地の猿が 調子に乗るな! 291 00:20:29,951 --> 00:20:33,454 貴様らは ここで 祖先の無念の 生け贄として八つ裂きに…。 292 00:20:33,454 --> 00:20:35,456 ふん! うぎょおお~! 293 00:20:35,456 --> 00:20:37,558 「無念 無念」って うっせ~んだよ~! 294 00:20:37,558 --> 00:20:43,258 大体 一番の無念は 夢見たものが 幻に終わったって事だろうが! 295 00:20:46,317 --> 00:20:51,289 もし お前らが 本気で 死んだ やつらの事を思うなら→ 296 00:20:51,289 --> 00:20:54,889 やつらの見た夢を 現実のものに変えてやれよ! 297 00:21:02,884 --> 00:21:06,287 あれ!? なんだ この空気は…。 298 00:21:06,287 --> 00:21:08,389 うろたえるな。 え!? 299 00:21:08,389 --> 00:21:10,892 お前にしては 上出来だ。 300 00:21:10,892 --> 00:21:28,726 ♪♪~ 301 00:21:28,726 --> 00:21:31,896 山の王 楊端和よ。 302 00:21:31,896 --> 00:21:36,617 俺は 見てのとおり 今は 何の力もない 弱き王だ。 303 00:21:36,617 --> 00:21:40,621 だが 中華統一は 空虚な世迷い言ではない。 304 00:21:40,621 --> 00:21:43,057 確かな 俺の路だ! 305 00:21:43,057 --> 00:21:47,578 俺と共に行かば 祖先の霊が求めた以上に→ 306 00:21:47,578 --> 00:21:50,231 広大な国の広がりを見るぞ。 307 00:21:50,231 --> 00:21:57,088 400年前の 秦国と山の国の盟を 復活させ 俺に力を貸してくれ。 308 00:21:57,088 --> 00:22:05,229 ♪♪~ 309 00:22:05,229 --> 00:22:09,617 (楊端和)秦王よ 一つ質問がある。 310 00:22:09,617 --> 00:22:13,287 我らは手荒い! 玉座奪還の際→ 311 00:22:13,287 --> 00:22:17,241 王宮は 血の海になるやも知れぬが 構わぬか? 312 00:22:17,241 --> 00:22:20,278 あっ!? あっ!? 313 00:22:20,278 --> 00:22:23,278 あ…! …って事は!? 314 00:22:25,716 --> 00:22:30,238 そうやって奪われた。 何の躊躇があろうか。 315 00:22:30,238 --> 00:22:32,890 ならん! ならんぞ 王よ! 316 00:22:32,890 --> 00:22:35,393 我らの祖先は…! (楊端和)黙れ! 317 00:22:35,393 --> 00:22:39,030 古き怨念しか吐かぬ口を 二度と開くな! 318 00:22:39,030 --> 00:22:41,032 ひぃぃぃ…。 319 00:22:41,032 --> 00:22:54,161 ♪♪~ 320 00:22:54,161 --> 00:22:56,163 あっ…! ♪♪~ 321 00:22:56,163 --> 00:22:58,432 皆の者 よく聞け! 322 00:22:58,432 --> 00:23:04,789 山界の王 楊端和は 秦王 嬴政と かつてない強固な盟を結ぶ! 323 00:23:04,789 --> 00:23:07,625 お! 女だっ! (楊端和)その盟のために→ 324 00:23:07,625 --> 00:23:12,363 これより 不当に追われた 秦王の玉座を奪還しにゆく。→ 325 00:23:12,363 --> 00:23:15,583 周囲の山々からも 兵を集めよ! 326 00:23:15,583 --> 00:23:19,220 全軍死闘の覚悟で 出陣準備! 327 00:23:19,220 --> 00:23:22,790 目指すは秦国! 王都 咸陽也! 328 00:23:22,790 --> 00:23:29,230 (戦士たち)オォォォォォ! 329 00:23:29,230 --> 00:23:39,223 ♪♪~ 330 00:23:39,223 --> 00:23:41,225  心の声  これからだ…。 331 00:23:41,225 --> 00:23:46,247 ♪♪~ 332 00:23:46,247 --> 00:24:05,049 ♪♪~(エンディングテーマ「Voice of Soul」) 333 00:24:05,049 --> 00:24:10,888 ♪♪「壊れそうな心 紡ぐように」 334 00:24:10,888 --> 00:24:16,243 ♪♪「夢のカケラ見つめ (No more cry)」 335 00:24:16,243 --> 00:24:22,233 ♪♪「目の前には月が 映し出す」 336 00:24:22,233 --> 00:24:27,054 ♪♪「この胸の約束」 337 00:24:27,054 --> 00:24:33,227 ♪♪「涙が残した記憶さえも」 338 00:24:33,227 --> 00:24:38,065 ♪♪「笑いあった過去さえ 振り向かない」 339 00:24:38,065 --> 00:24:42,119 ♪♪「Voice of soul Voice of soul Voice of you」 340 00:24:42,119 --> 00:24:49,226 ♪♪「悲しみならきっと 強さに変わるはず」 341 00:24:49,226 --> 00:24:53,781 ♪♪「I won’t cry I won’t fear I won’t stop」 342 00:24:53,781 --> 00:25:00,454 ♪♪「高く翔べばきっと 空の向こうに届く」 343 00:25:00,454 --> 00:25:13,254 ♪♪「Voice of mine Voice of soul」