1 00:00:33,689 --> 00:00:38,710 (嬴政)この戦 勝利のために 王騎を討とうというのではない。 2 00:00:38,710 --> 00:00:42,097 そもそも 王騎の首こそが狙い。 3 00:00:42,097 --> 00:00:44,116 そのための戦なのだ。 4 00:00:44,116 --> 00:00:46,068 (昌文君)しかし…。 5 00:00:46,068 --> 00:00:49,071 死ぬな… 王騎よ…。 6 00:00:49,071 --> 00:00:51,056 (昌文君)大王…。 7 00:00:51,056 --> 00:00:56,027 私は 多くの戦場で 王騎と轡を並べてきました。 8 00:00:56,027 --> 00:00:58,714 王騎の強さは 底が知れない。 9 00:00:58,714 --> 00:01:02,100 そんな王騎が 秦国の怪鳥が→ 10 00:01:02,100 --> 00:01:05,070 こんな事で 倒れたりしないはずです。 11 00:01:05,070 --> 00:01:09,274 俺も そう思っている。 だが もし…。 12 00:01:09,274 --> 00:01:11,943 (昌文君)もし!? 13 00:01:11,943 --> 00:01:20,769 もし… 李牧という男が 王騎 以上の傑物なら 事態は変わる…。 14 00:01:20,769 --> 00:01:24,069 (昌文君)まさか… そんな事は…。 15 00:01:26,108 --> 00:01:31,780 だから 仮定の話だ…。 俺は 王騎の力を信じる…。 16 00:01:31,780 --> 00:01:37,719  心の声  しかし 信… もしもの時には 王騎を守ってくれ…。→ 17 00:01:37,719 --> 00:01:41,106 俺には まだ 王騎が必要なのだ…。→ 18 00:01:41,106 --> 00:01:44,776 頼む… 信…。 19 00:01:44,776 --> 00:01:49,114 (信)あぁ… 新手の敵だ…。 20 00:01:49,114 --> 00:01:53,101 (渕)信殿 こっ これは 一体…。 21 00:01:53,101 --> 00:01:55,654 罠だ…。 22 00:01:55,654 --> 00:02:07,282 ♪♪~ 23 00:02:07,282 --> 00:02:13,705  心の声  (王騎)私の予測より 敵の動きは速かったようですね。 24 00:02:13,705 --> 00:02:17,943 王騎の考えでは 李牧軍が到着するまで→ 25 00:02:17,943 --> 00:02:21,446 あと半日は かかるはずであった。 26 00:02:21,446 --> 00:02:26,601 実際 李牧軍は 王騎の 予測した場所に潜ませてあった。 27 00:02:26,601 --> 00:02:32,207 では なぜ 李牧軍は それより はるかに早く 到着したのか? 28 00:02:32,207 --> 00:02:37,779 その理由は 李牧が率いてきた 趙国の騎馬の素質にある。 29 00:02:37,779 --> 00:02:40,782 古くから 国境に面した 北の山岳地帯で→ 30 00:02:40,782 --> 00:02:44,102 騎馬民族 匈奴と 戦ってきた 彼らにとって→ 31 00:02:44,102 --> 00:02:47,372 山あいなど 障害ではなかったのだ。 32 00:02:47,372 --> 00:02:51,109 そのため 李牧軍は 山々を迂回する事なく→ 33 00:02:51,109 --> 00:02:55,447 まっすぐ 決戦の地に 馳せる事が可能だった。 34 00:02:55,447 --> 00:02:57,449 つまり 李牧軍の足は→ 35 00:02:57,449 --> 00:03:02,437 通常の騎馬軍の常識を 大きく上回っていたのである。 36 00:03:02,437 --> 00:03:05,607 そして 李牧は 自軍の行軍の速さを→ 37 00:03:05,607 --> 00:03:09,377 王騎が読み違える事まで 察していた。 38 00:03:09,377 --> 00:03:11,379 王騎が これまで 一度も→ 39 00:03:11,379 --> 00:03:16,768 趙国の北部軍と戦った 経歴がない事を調べていたからだ。 40 00:03:16,768 --> 00:03:23,108 主に 中央を戦場にしていた王騎は 無論 匈奴とも戦っていない。 41 00:03:23,108 --> 00:03:26,444 趙国の北部軍にしろ 匈奴にしろ→ 42 00:03:26,444 --> 00:03:29,564 北の騎馬の脚を目の当たりに していない 王騎には→ 43 00:03:29,564 --> 00:03:33,718 その力を推し測る事は できなかった。 44 00:03:33,718 --> 00:03:40,775 その事に気付いた王騎は 初めて 小さく 汗をかいた。 45 00:03:40,775 --> 00:03:47,575 一方 事態の飲み込めぬ王騎軍は ただただ愕然とするしかなかった。 46 00:03:49,517 --> 00:03:52,721 (李牧軍 参謀一) 大天旗を掲げよォォ! 47 00:03:52,721 --> 00:04:03,048 ♪♪~ 48 00:04:03,048 --> 00:04:11,773 (李牧軍 兵達)おおおおおお! 49 00:04:11,773 --> 00:04:14,442  心の声  (王騎)私に 罠を仕掛けたのは→ 50 00:04:14,442 --> 00:04:17,779 にわか三大天の 1人でしたか…。→ 51 00:04:17,779 --> 00:04:23,718 新たに 敵は およそ4万。 我が軍 残り 6,000。→ 52 00:04:23,718 --> 00:04:27,739 大きく打って出ましたね 敵は。 53 00:04:27,739 --> 00:04:32,744 時は紀元前 春秋戦国時代。 54 00:04:32,744 --> 00:04:37,782 名もなき存在から 百人隊の 将にまでなった少年 信は→ 55 00:04:37,782 --> 00:04:42,370 今 歴史的な戦いの中心にいた。 56 00:04:42,370 --> 00:04:49,444 秦国総大将 王騎と 趙国総大将 龐煖の一騎打ち。 57 00:04:49,444 --> 00:04:55,850 因縁深き その戦いに 国家の命運が握られていた。 58 00:04:55,850 --> 00:05:10,081 ♪♪~(オープニングテーマ「Pride」) 59 00:05:10,081 --> 00:05:16,705 ♪♪「いつもより早く 消えてった星空に」 60 00:05:16,705 --> 00:05:19,708 ♪♪「重なり合った出会いは」 61 00:05:19,708 --> 00:05:24,145 ♪♪「俺を呑み込んでいく」 62 00:05:24,145 --> 00:05:27,282 ♪♪「この夢は砕けない」 63 00:05:27,282 --> 00:05:31,002 ♪♪「錆びつかせた恐怖心」 64 00:05:31,002 --> 00:05:33,905 ♪♪「揺らぐ不安の中で」 65 00:05:33,905 --> 00:05:38,176 ♪♪「雨を遮る信実」 66 00:05:38,176 --> 00:05:41,579 ♪♪「誰にも 奪えやしない」 67 00:05:41,579 --> 00:05:45,216 ♪♪「同じ景色に ひそんだプライド」 68 00:05:45,216 --> 00:05:52,073 ♪♪「いつかきっと 叶う 今も見える希望 fortitude」 69 00:05:52,073 --> 00:05:55,543 ♪♪「弱さを捨てはしない」 70 00:05:55,543 --> 00:05:59,114 ♪♪「俺達の消えないシーン」 71 00:05:59,114 --> 00:06:06,237 ♪♪「不連続線の様に走る希望 unbreakable heart」 72 00:06:06,237 --> 00:06:09,741 ♪♪「Knew at start that there’s no end」 73 00:06:09,741 --> 00:06:14,145 ♪♪「Make my mind right now it’s time to take」 74 00:06:14,145 --> 00:06:24,145 ♪♪「The first step now’s the only time」 75 00:06:30,712 --> 00:06:33,581 (龐煖)んっ… あ…。 76 00:06:33,581 --> 00:06:35,934 あぁ… んん…! 77 00:06:35,934 --> 00:06:39,704 (介申)味方だろうが だ 誰の軍だ? 78 00:06:39,704 --> 00:06:42,440 (趙荘軍 参謀ニ)あんな軍は 見た事が ない。 79 00:06:42,440 --> 00:06:45,677  心の声  (趙荘)よくぞ… よくぞ 間に合ってくれた。 80 00:06:45,677 --> 00:06:49,180 (渕)こっ これは まずいですよ 信殿。→ 81 00:06:49,180 --> 00:06:53,435 このままでは 我が軍の負けです。 言うな 渕さん! 82 00:06:53,435 --> 00:06:58,173  心の声  くっ…。 しっかし… どうすんだよ 王騎将軍。 83 00:06:58,173 --> 00:07:02,944 (カイネ)やりすぎですよ。 たかが 敵の将軍 1人に。 84 00:07:02,944 --> 00:07:07,849 匈奴 相手にも ここまで 手の込んだ事はされなかったのに。 85 00:07:07,849 --> 00:07:11,886 (魏加)ハッハ。 「たかが 敵の将軍 1人」か。 86 00:07:11,886 --> 00:07:15,607 若いカイネは 王騎を知らぬな…。 87 00:07:15,607 --> 00:07:21,780 やつの首は 50の城を とるより 価値があるぞ。 50!? 88 00:07:21,780 --> 00:07:24,783 (李牧)魏加殿の 言われるとおりです。 89 00:07:24,783 --> 00:07:28,603 国を代表する 大将軍の首というものは→ 90 00:07:28,603 --> 00:07:32,440 その国の 軍事の象徴ですからね。 91 00:07:32,440 --> 00:07:36,444 そして それを失えば 秦国の武威は失落し→ 92 00:07:36,444 --> 00:07:40,515 逆に 趙国の武威は 列国の脅威となります。 93 00:07:40,515 --> 00:07:45,103 この乱世 弱き所には 人は集まりません。 94 00:07:45,103 --> 00:07:48,273 武威の失落は 才人を遠ざけ→ 95 00:07:48,273 --> 00:07:52,777 ひいては 国の弱体化にまで つながる。→ 96 00:07:52,777 --> 00:07:55,146 たかが 将軍の1人といえど→ 97 00:07:55,146 --> 00:08:00,051 その首のもたらす影響は 計り知れないのです。→ 98 00:08:00,051 --> 00:08:02,737 特に 王騎の首とあらば…。 99 00:08:02,737 --> 00:08:05,773 (李牧軍 参謀二) 李牧軍 第1陣 突撃ィィィ! 100 00:08:05,773 --> 00:08:10,195 (李牧軍 兵達)オオオオオオ! 101 00:08:10,195 --> 00:08:13,198 ひっ ひるむな~! 構え~! 102 00:08:13,198 --> 00:08:20,772 (喚声) 103 00:08:20,772 --> 00:08:24,809 (尾平)お 王騎将軍の兵が やられていく…。 104 00:08:24,809 --> 00:08:28,112 (松佐)マジ… かよ…。 (竜川)これって もう…。 105 00:08:28,112 --> 00:08:30,832 (澤圭)一方的な虐殺です…。 106 00:08:30,832 --> 00:08:34,052 あ あぁ… 王騎将軍。 107 00:08:34,052 --> 00:08:36,452 (王騎軍 騎馬兵一) 殿を お守りしろぉぉ! 108 00:08:38,773 --> 00:08:42,473 殿… 殿…。 109 00:08:44,779 --> 00:08:48,716 敵の策略に はまり 敗北が目の前にある事は→ 110 00:08:48,716 --> 00:08:52,704 歩兵の信達でさえ 感じていた。 111 00:08:52,704 --> 00:08:57,709 先の読める王騎ならば なおさらである…。 112 00:08:57,709 --> 00:08:59,727 (王騎)ンフウ…。 113 00:08:59,727 --> 00:09:01,779 しかし。 114 00:09:01,779 --> 00:09:06,768 (王騎)ンフフフフ。 ンフフフフフ。 115 00:09:06,768 --> 00:09:08,770 王騎は 笑った! 116 00:09:08,770 --> 00:09:14,742 お見事です。 誰かは知りませんが 完全に してやられましたよォ~。 117 00:09:14,742 --> 00:09:19,397 フゥ…。 これほどの死地に 落とし込まれたのは→ 118 00:09:19,397 --> 00:09:21,716 20年ぶりくらいですか。→ 119 00:09:21,716 --> 00:09:26,271 ココココ。 久しぶりですよォ この感じィ。→ 120 00:09:26,271 --> 00:09:31,626 本当に久しぶりに 血が沸き立ちます。 121 00:09:31,626 --> 00:09:34,512 (王騎兵達)ウオオオオオオ! 122 00:09:34,512 --> 00:09:38,433 退がりながら 敵の ほころびを 探りますよ。 123 00:09:38,433 --> 00:09:42,103 玄維 周央 しんがりを。 (玄維 周央)ハ! 124 00:09:42,103 --> 00:09:47,175 胡丸兄弟は 趙荘軍左翼の裏に拠点 を作りなさい。 (胡丸兄弟)ハハッ! 125 00:09:47,175 --> 00:09:50,712 しっ… 信殿! あぁ 諦めてねェ。 126 00:09:50,712 --> 00:09:54,782 将軍は まだ 諦めてねェぞ! 俺らも行くぞ! 127 00:09:54,782 --> 00:09:57,719 (王騎軍 兵達)ぐわはあ! (3人)あっ! 128 00:09:57,719 --> 00:10:00,104 (羌瘣)龐煖! 129 00:10:00,104 --> 00:10:05,404 どこへ行く 王騎。 決着は まだ ついておらぬぞ。 130 00:10:14,719 --> 00:10:17,639 なっ なんだ この威圧感…。 131 00:10:17,639 --> 00:10:20,775 こんな すげえの 感じた事がねえ。 132 00:10:20,775 --> 00:10:23,778 確かに 龐煖の武は すげェ。 133 00:10:23,778 --> 00:10:28,149 だが 今の将軍は その はるか上を行っている。 134 00:10:28,149 --> 00:10:33,571 こ… これが秦国の怪鳥なんだ…。 135 00:10:33,571 --> 00:10:37,809 王騎…。 いざ! 136 00:10:37,809 --> 00:10:41,646 殿を お守りしろォ! 龐煖を 殿から引き離せえ! 137 00:10:41,646 --> 00:10:45,199 龐煖様を お守りしろォ! 王騎を殺せえ! 138 00:10:45,199 --> 00:10:55,243 (喚声) 139 00:10:55,243 --> 00:10:58,546 (羌瘣)もはや 一騎打ちどころでは ないな。 140 00:10:58,546 --> 00:11:02,583 だが この戦 どちらかが 倒れるまでは 終わらないぞ! 141 00:11:02,583 --> 00:11:05,570 分かってる! だが 今は…。 142 00:11:05,570 --> 00:11:07,572 (趙荘軍 兵達)うおおおおお! っっっ~! 143 00:11:07,572 --> 00:11:09,574 うりゃあああ! 144 00:11:09,574 --> 00:11:13,111 どっちかが死ぬまで  心の声  終わらねェ戦であるにしろ…。 145 00:11:13,111 --> 00:11:16,247 将軍を 殺させるわけにはいかねェんだ! 146 00:11:16,247 --> 00:11:18,649 (喚声) 147 00:11:18,649 --> 00:11:21,469 (李牧軍 隊長一)気をつけろ! 変なガキが いるぞ。 148 00:11:21,469 --> 00:11:24,572 まずは そいつ…。 149 00:11:24,572 --> 00:11:26,741 (飛信隊 一同)おりゃああああ! 150 00:11:26,741 --> 00:11:30,244  心の声  (王騎)一刻を争う この状況で→ 151 00:11:30,244 --> 00:11:34,082 これほど重たい障害は ありませんねェ…。→ 152 00:11:34,082 --> 00:11:38,036 やはり あなたは ここで 死んでもらうしか ありません! 153 00:11:38,036 --> 00:11:40,936 ン~ッ! ぐはあ! 154 00:11:45,143 --> 00:11:47,145 (龐煖)うっ! 155 00:11:47,145 --> 00:11:51,015 どうした。 剣筋が乱れているぞ。 156 00:11:51,015 --> 00:11:53,568  心の声  (王騎)しぶとい…。 157 00:11:53,568 --> 00:11:57,305 (王騎軍 兵達)わあああああ! 158 00:11:57,305 --> 00:12:00,705  心の声  (王騎)呑み込まれましたか。 159 00:12:07,281 --> 00:12:10,485 (魏加)ついに 怪鳥 地に堕つか…。 160 00:12:10,485 --> 00:12:16,107 フフフ。 この魏加 喜びのあまり 鳥肌が立っておりまする…。 161 00:12:16,107 --> 00:12:19,710 ん? その割には うれしそうに見えませんが。 162 00:12:19,710 --> 00:12:26,717 あそこまでの大人物の死となると 単純な感情だけではないのだ。 163 00:12:26,717 --> 00:12:30,605 今 この中華に存在する 武将の中で→ 164 00:12:30,605 --> 00:12:35,276 王騎ほど 多くの人間に 憎悪される将軍は いない。→ 165 00:12:35,276 --> 00:12:40,381 そして 王騎ほど その死を 望まれている将軍もな。→ 166 00:12:40,381 --> 00:12:46,771 かつて あの男は ありとあらゆる 戦場において敵を撃破し続けた。→ 167 00:12:46,771 --> 00:12:52,110 飛来するがごとく どこにでも現れ その猛威を振るう王騎は→ 168 00:12:52,110 --> 00:12:55,279 いつしか 「秦国の怪鳥」と呼ばれた。→ 169 00:12:55,279 --> 00:12:57,281 そんな やつの死は→ 170 00:12:57,281 --> 00:13:02,870 秦国と敵対する列国 全ての者の 願望であり… 夢だ!→ 171 00:13:02,870 --> 00:13:04,872 しかし それは同時に→ 172 00:13:04,872 --> 00:13:08,943 王騎が 中華の歴史に名を刻む 英雄である事を→ 173 00:13:08,943 --> 00:13:13,448 皆が認めている証でもある。→ 174 00:13:13,448 --> 00:13:17,118 だが その王騎が 今日 倒れる。→ 175 00:13:17,118 --> 00:13:23,791 伝説の秦国六大将軍 その最強とも 噂された あの王騎が…。→ 176 00:13:23,791 --> 00:13:27,361 なぜか分かるか? カイネ。→ 177 00:13:27,361 --> 00:13:32,383 それは… それは ここにいる李牧様が→ 178 00:13:32,383 --> 00:13:36,383 あの王騎を超える 化け物だからだ。 179 00:13:39,273 --> 00:13:43,444 この戦乱の世には 常に 傑物が現れ→ 180 00:13:43,444 --> 00:13:46,714 彼らが その時代を 作り上げていく。 181 00:13:46,714 --> 00:13:53,371 白起 王騎ら 秦国の六将に 廉頗将軍らの趙国三大天。 182 00:13:53,371 --> 00:13:57,275 そして今 かつての傑物が消え→ 183 00:13:57,275 --> 00:14:00,778 新たな時代が 幕を開けようとしているのだ。→ 184 00:14:00,778 --> 00:14:04,048 無名の者達の力によってな…。→ 185 00:14:04,048 --> 00:14:10,048 この場に いられる事に 心震えずには いられぬわ…。 186 00:14:13,841 --> 00:14:17,478 (魏加)では 御免。 あっ! どこへ行かれる。 187 00:14:17,478 --> 00:14:20,781 (魏加)全土が注目する 大舞台に→ 188 00:14:20,781 --> 00:14:24,535 僅かでも この魏加の爪跡を残したく。→ 189 00:14:24,535 --> 00:14:26,735 たとえ 汚れ役としても。 190 00:14:28,773 --> 00:14:31,776 (魏加)龐煖様は 曲がりなりにも 三大天。→ 191 00:14:31,776 --> 00:14:36,776 新時代に向けて ここで命を 落として頂くわけにもいきませぬ。 192 00:14:40,418 --> 00:14:42,420 かたじけない。 193 00:14:42,420 --> 00:14:45,273 王騎ィィィィ! フウ~ン! 194 00:14:45,273 --> 00:14:48,142 フウン! ファあああ! 195 00:14:48,142 --> 00:14:51,779  心の声  (王騎)我 まさに 死線に在り。 196 00:14:51,779 --> 00:14:54,532 ぬああっ! 197 00:14:54,532 --> 00:14:56,717 うわあ! あああぁ! 198 00:14:56,717 --> 00:14:58,719 最後まで諦めンじゃねェぞ! 199 00:14:58,719 --> 00:15:01,619 分かってんなァ! (飛信隊 一同)おお~! 200 00:15:03,641 --> 00:15:07,041 信。 妙な連中が来るぞ。 ん? 201 00:15:09,080 --> 00:15:11,048 (魏加護衛兵一) 円陣を崩さず進めェ。 202 00:15:11,048 --> 00:15:13,050 (魏加護衛兵二) 間を空けすぎるなあ! 203 00:15:13,050 --> 00:15:15,052 これより大事をなす。 204 00:15:15,052 --> 00:15:18,322 一兵たりとも わしに近づけるな。 (魏加護衛兵一)ははっ! 205 00:15:18,322 --> 00:15:20,808 王騎将軍の方に 向かって行く…。 206 00:15:20,808 --> 00:15:24,545 あいつら 将軍を狙っているのか! (羌瘣)おそらく。 207 00:15:24,545 --> 00:15:27,131 そうは させるか。 馬だ! 羌瘣! 208 00:15:27,131 --> 00:15:29,166 ふばあ! ぐぼ! 209 00:15:29,166 --> 00:15:33,504 飛信隊は そのまま突き進めぇ! (飛信隊)おお~! 210 00:15:33,504 --> 00:15:38,676  心の声  (趙荘)ついに ついに この時が来たか…。→ 211 00:15:38,676 --> 00:15:43,047 あの生きる伝説の 六将・王騎が地に沈む。→ 212 00:15:43,047 --> 00:15:47,485 中華全土を震え上がらせ続けた あの王騎が!→ 213 00:15:47,485 --> 00:15:53,774 フフフ…。 この私が大将代理を 務めた戦いで 王騎が死ぬ。→ 214 00:15:53,774 --> 00:15:58,729 ククク…。 笑わずには おられぬわ…。→ 215 00:15:58,729 --> 00:16:01,182 唯一の心残りは…→ 216 00:16:01,182 --> 00:16:07,772 この目で やつの最期を 見届けられぬ事か…。→ 217 00:16:07,772 --> 00:16:11,275 先に逝って待っているぞ 王騎。 218 00:16:11,275 --> 00:16:13,277 (斬られる音) 219 00:16:13,277 --> 00:16:18,182 ウ~ッ! ヤッ! イヤッ…! ウ~ン! ウ~! ウ~ッ! 220 00:16:18,182 --> 00:16:20,184 ぬぐのおあ! 221 00:16:20,184 --> 00:16:23,184 ぬううううううあ! 222 00:16:25,206 --> 00:16:27,206 (龐煖)おっ…! 223 00:16:30,378 --> 00:16:32,780 (龐煖)うん! 224 00:16:32,780 --> 00:16:35,216 (王騎軍兵三)なに! (王騎軍 兵四)龐煖に力が! 225 00:16:35,216 --> 00:16:39,770  心の声  (王騎)意識が飛んで 枷が解けてきましたか。 226 00:16:39,770 --> 00:16:44,475 (李牧)武の求道者が 復讐に 我が身を捕らわれていたのです。 227 00:16:44,475 --> 00:16:50,481 それが消えた今 龐煖は 純粋な武の化身に戻りましたよ。 228 00:16:50,481 --> 00:16:53,084 ほうわあああああ! 229 00:16:53,084 --> 00:16:55,903 フン! フン! フン! 230 00:16:55,903 --> 00:16:59,040 ホオオオオああ! ぐわあ! 231 00:16:59,040 --> 00:17:01,040 殿ォォォ! 232 00:17:03,711 --> 00:17:08,215 (王騎)ンフフ…。 全く。 233 00:17:08,215 --> 00:17:11,702 手ごわい策士と武人を 同時に相手にするのは→ 234 00:17:11,702 --> 00:17:14,105 骨が折れますねェ。→ 235 00:17:14,105 --> 00:17:18,676 こと 策士に対しては いろいろと 考えを巡らせていましたが→ 236 00:17:18,676 --> 00:17:23,748 ここから打てる策は もはや 一つも無さそうです。 237 00:17:23,748 --> 00:17:26,183 (王騎軍 兵達)あぁぁ…! 238 00:17:26,183 --> 00:17:30,037 諦めよった。 あの王騎が諦めよったぞ! 239 00:17:30,037 --> 00:17:33,841 ワハハ。 ならば 我らが その首 もらい受ける! 240 00:17:33,841 --> 00:17:35,843 (2人)ぐぶばあ! 241 00:17:35,843 --> 00:17:41,115 (王騎)ンフフフフ。 誰も 「諦めた」とは言ってませんよォ。→ 242 00:17:41,115 --> 00:17:44,935 策が なければ 力業です。 (王騎軍 兵達)あぁ…! 243 00:17:44,935 --> 00:17:49,173 (王騎)この声を聞く 王騎軍の兵士に言い渡します! 244 00:17:49,173 --> 00:17:56,781 敵の数は およそ10倍。 ならば 1人10殺を義務づけます。→ 245 00:17:56,781 --> 00:18:01,552 敵 10人を討つまで 倒れる事は 許しません!→ 246 00:18:01,552 --> 00:18:05,039 皆 ただの獣と化して 戦いなさい。→ 247 00:18:05,039 --> 00:18:09,677 いいですか ここからが 王騎軍の真骨頂です。→ 248 00:18:09,677 --> 00:18:14,048 この死地に 力ずくで 活路を こじ開けます。 249 00:18:14,048 --> 00:18:18,035 皆の背には 常に この王騎が ついていますよ! 250 00:18:18,035 --> 00:18:24,735 (王騎軍の勝ちどきの声) オオオオオオ! 251 00:18:27,478 --> 00:18:29,480 どけえ! 252 00:18:29,480 --> 00:18:32,180  心の声  あと少しだ… あと少し! 253 00:18:34,235 --> 00:18:39,540 あの男を止めろ! そやつは 中華十弓の1人 魏加だあ! 254 00:18:39,540 --> 00:18:41,542 死なせるかよ  心の声  王騎将軍! 255 00:18:41,542 --> 00:18:43,611 (喚声) 256 00:18:43,611 --> 00:18:45,613 (魏加 護衛兵一) ガキが入ってくるぞ! 257 00:18:45,613 --> 00:18:48,015  心の声  政には あんたが 必要なんだ! 258 00:18:48,015 --> 00:18:51,552 殺せ! 魏加様に 寄せつけるな。 うりゃあ! 259 00:18:51,552 --> 00:18:56,073  心の声  第一 俺も あんたとの約束を 果たしてもらってねェ! 260 00:18:56,073 --> 00:19:01,779 ♪♪~ 261 00:19:01,779 --> 00:19:06,734  心の声  (王騎)さすがです 龐煖。→ 262 00:19:06,734 --> 00:19:10,871 しかし その消耗した体では…。 263 00:19:10,871 --> 00:19:12,873 ぬん! おおっ! 264 00:19:12,873 --> 00:19:14,942  心の声  (王騎)私は倒せませんよ。 265 00:19:14,942 --> 00:19:17,011 うお~っ! 266 00:19:17,011 --> 00:19:20,411  心の声  (王騎)龐煖… 幕です! 267 00:19:45,239 --> 00:19:47,241 あっああ…! あ…! くっ…! 268 00:19:47,241 --> 00:19:49,810 (王騎軍 兵達)殿ぉオオオオ! 269 00:19:49,810 --> 00:19:54,381  心の声  (魏加)命を奪いしは 龐煖様の一刀なれど→ 270 00:19:54,381 --> 00:19:58,819 それを させたのは 紛れもなく この魏加の一矢。→ 271 00:19:58,819 --> 00:20:01,372 この魏加の!→ 272 00:20:01,372 --> 00:20:08,062 全中華の人間が非難しても よもや 貴様は 卑怯とは言うまいな 王騎。 273 00:20:08,062 --> 00:20:12,499 ざけんな てめェエェ! 274 00:20:12,499 --> 00:20:16,770 ♪♪~ 275 00:20:16,770 --> 00:20:20,774 (龐煖)…水をさされた…。→ 276 00:20:20,774 --> 00:20:24,094 だから 戦などは つまらんというのだ。→ 277 00:20:24,094 --> 00:20:27,381 だが これは お前の土俵だ。 278 00:20:27,381 --> 00:20:33,254 文句は言わせぬ。 お前の負けだ 王騎。 279 00:20:33,254 --> 00:20:38,609 (すすり泣き) 280 00:20:38,609 --> 00:20:42,713 クハハハ。 武器を捨ておったぞ。 さァ 終わりだ。 281 00:20:42,713 --> 00:20:45,449 秦兵を皆殺しにっ…。 (王騎)お待ちなさい。 282 00:20:45,449 --> 00:20:48,786 (一同)おおっ!? 283 00:20:48,786 --> 00:20:53,040 (王騎)勝手に 負けを押しつけ られるのは 心外ですねェ。→ 284 00:20:53,040 --> 00:20:56,710 我が配下達にも 怒りを覚えます…。→ 285 00:20:56,710 --> 00:21:00,447 武器を落とすとは 何事ですか。→ 286 00:21:00,447 --> 00:21:02,716 たとえ何が起ころうと→ 287 00:21:02,716 --> 00:21:08,322 死んでも諦めぬ事が 王騎軍の誇りだったはずですよ。 288 00:21:08,322 --> 00:21:11,942 (王騎軍 兵達)殿ォォオオオオオ! ハァ ハァ ハァ…! 289 00:21:11,942 --> 00:21:13,944  心の声  王騎将軍…。 290 00:21:13,944 --> 00:21:16,213 (李牧軍 騎兵三)み 見苦しいぞ。→ 291 00:21:16,213 --> 00:21:19,450 もはや 貴様ら全員の死は 明白だろうが!→ 292 00:21:19,450 --> 00:21:21,785 この死に損ないが!→ 293 00:21:21,785 --> 00:21:23,704 うっ…。 294 00:21:23,704 --> 00:21:26,707 (王騎)ンフフフ…。→ 295 00:21:26,707 --> 00:21:33,047 長く戦場に身を置き 苛烈な 命の やり取りを重ねてきました。→ 296 00:21:33,047 --> 00:21:36,383 そのせいか 不思議と 分かるんですよ。→ 297 00:21:36,383 --> 00:21:40,104 ここは まだ 死地ではありません。 298 00:21:40,104 --> 00:21:44,274 (王騎軍 兵達)おぉぉ…! 299 00:21:44,274 --> 00:21:47,728 (王騎) 信じられないようですねェ。→ 300 00:21:47,728 --> 00:21:51,315 では 証明してあげましょう。→ 301 00:21:51,315 --> 00:21:55,819 まず 龐煖を斬り伏せて。→ 302 00:21:55,819 --> 00:21:59,573 ウ~ン。 303 00:21:59,573 --> 00:22:01,573 (王騎軍 兵達)ああ…! 304 00:22:03,594 --> 00:22:07,081 (すすり泣き) 305 00:22:07,081 --> 00:22:09,500 (王騎)ウ~ン! 306 00:22:09,500 --> 00:22:12,002 ン! あっ! 307 00:22:12,002 --> 00:22:14,004 (王騎)ウ~ン! 308 00:22:14,004 --> 00:22:16,907 ぬっ…。 何の まねだ。 309 00:22:16,907 --> 00:22:20,661 (王騎)ぐっ… ふぐぬっ…。 310 00:22:20,661 --> 00:22:25,699 ん ん ん んんっっ! 311 00:22:25,699 --> 00:22:27,968 (李牧軍 兵達)ああぁ…! 312 00:22:27,968 --> 00:22:31,438 うっ うぅ… う~っ! 313 00:22:31,438 --> 00:22:34,708 将軍とは。→ 314 00:22:34,708 --> 00:22:42,766 百人将や 千人将などと同じく 役職・階級の名称にすぎません。 315 00:22:42,766 --> 00:22:49,373 しかし そこに たどりつける 人間は ほんの一握り。→ 316 00:22:49,373 --> 00:22:51,775 多数の死地を越え→ 317 00:22:51,775 --> 00:22:56,213 数多の功を挙げた者だけが 達せられる場所です。→ 318 00:22:56,213 --> 00:22:59,767 結果 将軍が手にするのは→ 319 00:22:59,767 --> 00:23:07,441 千 万の人間の命を束ね 戦う責任と 絶大な栄誉。→ 320 00:23:07,441 --> 00:23:15,766 故に その存在は重く 故に まばゆい程に光り輝く! 321 00:23:15,766 --> 00:23:21,472 ♪♪~ 322 00:23:21,472 --> 00:23:23,774 (王騎)う~ん…! 323 00:23:23,774 --> 00:23:27,711  心の声  (龐煖)馬鹿な…。 何なのだ 貴様…。 324 00:23:27,711 --> 00:23:31,711 き… 貴様は 一体 何者だ! 325 00:23:35,769 --> 00:23:37,955 (王騎)ンフフフフ。→ 326 00:23:37,955 --> 00:23:40,774 決まってるでしょう。 327 00:23:40,774 --> 00:23:43,774 天下の大将軍ですよ。 328 00:23:46,713 --> 00:24:00,778 ♪♪~(エンディングテーマ「Never Ending」) 329 00:24:00,778 --> 00:24:07,267 ♪♪「赤き 血潮」 330 00:24:07,267 --> 00:24:13,774 ♪♪「この鼓動は 野望なのか」 331 00:24:13,774 --> 00:24:20,047 ♪♪「幼き日 誓った」 332 00:24:20,047 --> 00:24:27,104 ♪♪「夢は今も 揺るがない」 333 00:24:27,104 --> 00:24:32,709 ♪♪「命が燃える」 334 00:24:32,709 --> 00:24:39,433 ♪♪「Never Ending Soul 情熱よ」 335 00:24:39,433 --> 00:24:45,722 ♪♪「導け 天地を拓け」 336 00:24:45,722 --> 00:24:52,045 ♪♪「Never Ending World 打ち立てよう」 337 00:24:52,045 --> 00:24:59,102 ♪♪「永遠の絆が誇り」 338 00:24:59,102 --> 00:25:11,802 ♪♪「おまえと夢見た 世界を この手に 掴もう」