1 00:01:46,039 --> 00:01:48,041 (鳴き声) 2 00:01:50,043 --> 00:01:52,045 (鳴き声) 3 00:01:55,048 --> 00:01:57,718 (マスタフォン)タマ! 4 00:01:57,718 --> 00:02:01,321 もう 私たちには お前を頼るしか…。 5 00:02:01,321 --> 00:02:04,324 フィリーを救える手立てはない。 6 00:02:04,324 --> 00:02:09,329 願わくば この手紙が 国王に届くことを祈る。 7 00:02:09,329 --> 00:02:13,633 王宮へ… 国王の元へ! 8 00:02:18,505 --> 00:02:21,508 (ロック)昏き神々の像か…。 9 00:02:21,508 --> 00:02:25,512 こいつを使って どういうふうに 邪神を召喚するんだ? 10 00:02:25,512 --> 00:02:28,348 (シア)詳しくは わからないのでありますが…。 11 00:02:28,348 --> 00:02:32,185 この像に 呪いを込めて 召喚すると聞いたであります。 12 00:02:32,185 --> 00:02:34,688 呪いを込めて召喚…。 13 00:02:34,688 --> 00:02:37,190 (エリック)ロック… 何か気になるのか? 14 00:02:37,190 --> 00:02:41,028 (ロック)あぁ… さっき この像からは 呪いのようなものを➨ 15 00:02:41,028 --> 00:02:43,030 感じないって言っただろ? 16 00:02:43,030 --> 00:02:46,033 (ルッチラ)てことは 邪神は すでに!? 17 00:02:46,033 --> 00:02:50,704 シア… この像は 邪神を召喚し終えた後のものか➨ 18 00:02:50,704 --> 00:02:54,541 それとも まだ 召喚に 使う前なのか… わかるか? 19 00:02:54,541 --> 00:02:59,980 う~ん… 像を見ただけでは そこまではわからないであります。 20 00:02:59,980 --> 00:03:02,482 (ミルカ)それ どこにあったんだい? 21 00:03:02,482 --> 00:03:05,485 (セルリス)下水道にいた 魔鼠の体の中よ。 22 00:03:05,485 --> 00:03:08,655 誰が こんなもんを 魔鼠に食わせたんだろ? 23 00:03:08,655 --> 00:03:12,492 食わせたのか 下水道に流された像が割れて➨ 24 00:03:12,492 --> 00:03:16,163 勝手に 魔鼠が食ったのか…。 (ゴラン)魔鼠を集めたり➨ 25 00:03:16,163 --> 00:03:19,332 巨大化させるのが 狙いだったってことか? 26 00:03:19,332 --> 00:03:23,003 狼の獣人族の間で そういう効果については➨ 27 00:03:23,003 --> 00:03:26,339 聞いたことはないであります。 魔鼠が巨大化したり➨ 28 00:03:26,339 --> 00:03:30,343 凶暴化したのは あくまで 結果論ということか。 29 00:03:30,343 --> 00:03:33,346 あの場にいた 魔鼠は すべて倒したが➨ 30 00:03:33,346 --> 00:03:35,682 すでに 繁殖している 恐れもあるな。 31 00:03:35,682 --> 00:03:40,520 王都の下水道内を 徹底的に 調べる必要がありそうだな。 32 00:03:40,520 --> 00:03:45,025 よし! ギルドから依頼を出して 冒険者を募ってみよう。 33 00:03:45,025 --> 00:03:50,363 早急に調べる場所が もう一つ… マスタフォン侯爵の屋敷だ。 34 00:03:50,363 --> 00:03:54,201 こいつが体内にあった 巨大な魔鼠がいた下水道は➨ 35 00:03:54,201 --> 00:03:57,037 マスタフォン侯爵邸の下…。 36 00:03:57,037 --> 00:04:02,142 侯爵家の関係者が 下水に これを 流した可能性もあるってことね。 37 00:04:02,142 --> 00:04:04,644 うん。 それに…。 38 00:04:04,644 --> 00:04:08,982 今 考えると あのメイドの対応… 気になる。 39 00:04:08,982 --> 00:04:11,485 調べるって言っても どうするんだ? 40 00:04:11,485 --> 00:04:15,322 相手は 王国の要職を 歴任したほどの貴族だぞ? 41 00:04:15,322 --> 00:04:19,993 エリック! 国王の命令ってことで 踏み込むことはできないか? 42 00:04:19,993 --> 00:04:22,662 うむ… 書状を用意してみよう。 43 00:04:22,662 --> 00:04:26,333 だが… もう少し 材料が欲しいところだな。 44 00:04:26,333 --> 00:04:29,669 失踪人の捜索依頼を すぐに取り下げたのは➨ 45 00:04:29,669 --> 00:04:33,006 十分 怪しいであります。 侯爵家のほうから➨ 46 00:04:33,006 --> 00:04:36,676 問題はなかった と言われれば それまでになってしまう。 47 00:04:36,676 --> 00:04:41,348 せめて カビーノとの繋がりでも わかればいいのだが…。 48 00:04:41,348 --> 00:04:44,351 そういえば 王都の失踪人については➨ 49 00:04:44,351 --> 00:04:47,020 どうだったんだ? あったは あったんだけど➨ 50 00:04:47,020 --> 00:04:50,690 家出か失踪か はっきりしないもの ばかりだったの。 51 00:04:50,690 --> 00:04:55,028 年齢も カビーノにとらわれたような 子どもたちではないであります。 52 00:04:55,028 --> 00:04:59,032 (セルリス)消えた人はみんな 貴族の屋敷の奉公人みたい。 53 00:04:59,032 --> 00:05:02,302 奉公先は? いずれも この屋敷と➨ 54 00:05:02,302 --> 00:05:05,305 同じ地区であります。 なに? 55 00:05:12,312 --> 00:05:17,484 マルクル伯爵家と…。 それと フリア侯爵家。 56 00:05:17,484 --> 00:05:20,987 あとは… 今は取り下げられていますが➨ 57 00:05:20,987 --> 00:05:25,992 マスタフォン侯爵家であります。 (ゴラン)全部で 5か所か。 58 00:05:28,328 --> 00:05:30,664 たしかに 同じ地区だが…。 59 00:05:30,664 --> 00:05:33,500 そこまで 近いというわけではないな。 60 00:05:33,500 --> 00:05:39,005 特に 共通点はなさそうだが…。 何かあるはずだ。 61 00:05:39,005 --> 00:05:43,343 奉公先というだけでは 見えてこない共通点が…。 62 00:05:43,343 --> 00:05:47,013 (ルッチラ)行方不明になった人たちは 住み込みだったんですか? 63 00:05:47,013 --> 00:05:49,683 ううん 通いだったみたい。 64 00:05:49,683 --> 00:05:52,686 それぞれ どこに住んでいたかは わかるか? 65 00:05:52,686 --> 00:05:55,689 確認しておいたであります。 66 00:05:58,525 --> 00:06:03,964 バラバラだな…。 奉公人の家同士が 近いわけでもない。 67 00:06:03,964 --> 00:06:06,633 あれ!? どうした? ミルカ。 68 00:06:06,633 --> 00:06:10,470 おれ 思うんだけどさ… どの家も➨ 69 00:06:10,470 --> 00:06:15,308 屋敷を出た奉公人が帰るとき 同じ道を通るんじゃないかな? 70 00:06:15,308 --> 00:06:17,978 (ロック)えっ? (ミルカ)奉公人は 正門じゃなくて➨ 71 00:06:17,978 --> 00:06:22,315 通用口を使うだろ? だとすると…。 72 00:06:22,315 --> 00:06:25,652 この道を 必ず通ることになるよ。 73 00:06:25,652 --> 00:06:27,654 なるほど…。 74 00:06:27,654 --> 00:06:30,490 すごい ミルカ! ヘヘ… そうかい? 75 00:06:30,490 --> 00:06:33,326 よく 通用口の場所を 知ってたわね。 76 00:06:33,326 --> 00:06:39,332 エヘヘ… 下水道をねぐらにする前 このあたりのゴミを漁ってたからな。 77 00:06:41,334 --> 00:06:43,336 セルリスねーさん? 78 00:06:43,336 --> 00:06:47,674 もう そんなことしなくたって 大丈夫だからね? 79 00:06:47,674 --> 00:06:52,012 う… うん。 行方不明者たちは➨ 80 00:06:52,012 --> 00:06:56,016 この道で消えている可能性が 高い ということですね。 81 00:06:56,016 --> 00:06:58,685 よし… 見回りの兵を出そう。 82 00:06:58,685 --> 00:07:02,789 それよりも おじさま… 私が 囮になってみようと思うの。 83 00:07:02,789 --> 00:07:05,292 なにっ!? なに言ってる セルリス! 84 00:07:05,292 --> 00:07:07,294 そんなこと許さんぞ! 85 00:07:07,294 --> 00:07:10,463 ねーさん いい考えだな。 でしょ! 86 00:07:10,463 --> 00:07:13,133 囮は おれがやるぜ! 87 00:07:13,133 --> 00:07:17,304 ダメよ! ミルカを危ない目に 遭わせるわけにはいかないわ! 88 00:07:17,304 --> 00:07:20,974 セルリスねーさんは すごい美人だから 目立ちすぎるよ! 89 00:07:20,974 --> 00:07:24,577 囮には向いてないって! セルリス! ミルカ! 90 00:07:26,980 --> 00:07:29,983 2人とも 囮になんて使わないぞ。 91 00:07:29,983 --> 00:07:32,485 私も 許可することはできない。 92 00:07:32,485 --> 00:07:37,657 けど 狼の子を捕まえるには 狼の巣に入らないと ダメなんだぜ? 93 00:07:37,657 --> 00:07:40,327 なんです? それ…。 ヘヘ…。 94 00:07:40,327 --> 00:07:42,996 じっちゃんの口癖だったんだ。 95 00:07:42,996 --> 00:07:47,667 黒幕に辿り着くには これが いちばん 手っ取り早い方法よ。 96 00:07:47,667 --> 00:07:51,671 リスクが高い。 それに 攫われたからといって➨ 97 00:07:51,671 --> 00:07:55,508 必ず 黒幕の元に運び込まれるとは 限らないだろ? 98 00:07:55,508 --> 00:07:57,510 そ… それは…。 99 00:07:57,510 --> 00:08:01,114 じゃあ どうするの? 100 00:08:01,114 --> 00:08:03,283 魔鼠が巨大化したのも➨ 101 00:08:03,283 --> 00:08:06,619 昏き神々の像が流されたのも 下水道…。 102 00:08:06,619 --> 00:08:10,290 これと 失踪人を 結びつけるものは…。 103 00:08:10,290 --> 00:08:14,127 (ロック)ミルカ! 下水道の 入り口の場所は わかるか? 104 00:08:14,127 --> 00:08:16,129 そんなの簡単さ! 105 00:08:16,129 --> 00:08:21,968 ねぐらにする前に 王都中の 下水道の入り口を調べたからな。 106 00:08:21,968 --> 00:08:27,307 俺たちが アリオとジニーを追って 入った入り口が… ここ。 107 00:08:27,307 --> 00:08:29,642 (ロック)そこから まっすぐ進み➨ 108 00:08:29,642 --> 00:08:33,813 アリオたちが 魔鼠を 倒した痕跡を追って 右へ…。 109 00:08:33,813 --> 00:08:36,649 あっ! 110 00:08:36,649 --> 00:08:40,987 問題の道にも 下水道の入り口が! 111 00:08:40,987 --> 00:08:46,493 そのまま 魔力の気配を追っていき あの 巨大な魔鼠に出くわした。 112 00:08:46,493 --> 00:08:50,830 そして… マスタフォン侯爵邸の地下で倒した。 113 00:08:50,830 --> 00:08:55,668 結びついたわ! 問題の場所で 奉公人を攫い➨ 114 00:08:55,668 --> 00:08:59,506 下水道を通って マスタフォン侯爵の屋敷まで…。 115 00:08:59,506 --> 00:09:02,275 どうだ? エリック。 116 00:09:02,275 --> 00:09:07,947 よし… 明朝 マスタフォン侯爵を 呼び出す書状を用意しよう。 117 00:09:07,947 --> 00:09:11,951 また 体調を理由に 断ってくるんじゃないのか? 118 00:09:11,951 --> 00:09:17,457 そのときは 失踪人事件に 関与の疑いありとして踏み込む。 119 00:09:17,457 --> 00:09:21,961 わかった。 俺も 明日の朝から 下水道内を調べてみる。 120 00:09:21,961 --> 00:09:24,964 頼む。 そうとなれば➨ 121 00:09:24,964 --> 00:09:28,468 横になって 英気を養うとするか。 122 00:09:28,468 --> 00:09:31,971 ロック! 俺が泊まれる部屋 あるよな? 123 00:09:31,971 --> 00:09:36,643 なんで 泊まる気なんだよ。 そうよ! パパは 家があるでしょ? 124 00:09:36,643 --> 00:09:40,313 ゴラン… おとなしく 帰ったほうがよさそうだぞ。 125 00:09:40,313 --> 00:09:42,649 あれ? 帰るのかい? 126 00:09:42,649 --> 00:09:45,652 夜食 出そうと思って 準備したんだけど…。 127 00:09:45,652 --> 00:09:48,488 おっ! 気が利くな ミルカちゃん。 128 00:09:48,488 --> 00:09:50,824 せっかくだから いただいていこう。 129 00:09:50,824 --> 00:09:53,159 取ってくるよ! 130 00:09:53,159 --> 00:09:56,062 んっ!? ロック? 131 00:09:57,997 --> 00:10:00,667 (メイドたち)グアーッ! 132 00:10:00,667 --> 00:10:03,069 (セルリス)ミルカ! グアーッ! 133 00:10:08,341 --> 00:10:13,513 (ゴラン)こいつら! (ロック)マスタフォン侯爵家のメイドたちだ。 134 00:10:13,513 --> 00:10:15,682 眷属化してるであります! 135 00:10:15,682 --> 00:10:19,686 どうやら… こちらから 踏み込むまでもなかったようだな。 136 00:10:19,686 --> 00:10:22,088 あぁ… 決まりだ。 137 00:10:24,023 --> 00:10:26,025 剣… 剣! 138 00:10:28,695 --> 00:10:31,097 どっ… せい! 139 00:10:33,032 --> 00:10:36,035 パパ! ねえもんを当てにすんな! 140 00:10:36,035 --> 00:10:38,538 得物は この身一つで十分! 141 00:10:38,538 --> 00:10:40,540 それが戦士だ! 142 00:10:43,376 --> 00:10:47,380 ゴランの拳を喰らって 起き上がってくるとは…。 143 00:10:47,380 --> 00:10:50,383 こいつら ただの眷属化じゃねぇぞ。 144 00:10:50,383 --> 00:10:53,386 (ロック)あぁ… 俺が家の周りに張った結界を➨ 145 00:10:53,386 --> 00:10:55,388 簡単に破って 入ってきやがった。 146 00:10:55,388 --> 00:10:58,892 おそらく 例の呪具を 持ってるんだろうが…。 147 00:11:06,666 --> 00:11:09,168 グアァーッ! 148 00:11:09,168 --> 00:11:14,073 訪問マナーがなってないぞ。 主人の顔が見てみたいもんだ。 149 00:11:21,014 --> 00:11:23,016 ロック! 150 00:11:23,016 --> 00:11:26,019 魔法は使うな。 監視されてる。 151 00:11:28,021 --> 00:11:31,357 今 お前の正体を 敵に知られるわけにはいかん。 152 00:11:31,357 --> 00:11:34,027 そういうこった。 153 00:11:34,027 --> 00:11:37,197 まぁ 高みの見物でもしてろよ ロック! 154 00:11:37,197 --> 00:11:40,533 ルッチラ! ガルヴ! ミルカをお願い! はい! 155 00:11:40,533 --> 00:11:43,703 (うなり声) 156 00:11:43,703 --> 00:11:46,706 自国の民を斬るのは 気が進まんが…。 157 00:11:49,709 --> 00:11:54,714 眷属化したものは 二度と 人間には戻れないであります! 158 00:11:54,714 --> 00:11:58,718 私もまだまだ 平和ボケが抜けていないらしい。 159 00:11:58,718 --> 00:12:00,720 グアーッ! 160 00:12:04,657 --> 00:12:07,660 せめて… 一刀の下に葬ろう。 161 00:12:07,660 --> 00:12:09,662 どぉらぁ~っ! 162 00:12:09,662 --> 00:12:11,664 はあ~っ! 163 00:12:16,169 --> 00:12:20,673 な… なんなんだよ これ! 見ないほうがいい。 こっちへ! 164 00:12:22,675 --> 00:12:24,677 ひゃっ! 165 00:12:30,016 --> 00:12:32,018 ウガァーッ! 166 00:12:32,018 --> 00:12:34,187 《ルッチラ:僕には この幻術しかない。 167 00:12:34,187 --> 00:12:38,091 でも! この幻術は 絶対に負けない!》 168 00:12:41,694 --> 00:12:44,397 ありがとう ガルヴ! (鳴き声) 169 00:12:47,033 --> 00:12:50,370 ⸨マスタフォン:この手紙が 国王に届くことを祈る。 170 00:12:50,370 --> 00:12:54,374 王宮へ… 国王の元へ! 171 00:12:54,374 --> 00:12:58,077 頼む タマ… 王宮へ!⸩ 172 00:13:08,988 --> 00:13:10,990 ふんっ! 173 00:13:12,992 --> 00:13:15,595 うおぉ~っ! はあっ! 174 00:13:24,337 --> 00:13:27,006 パパ! ふんっ! 175 00:13:27,006 --> 00:13:29,008 ていっ! 176 00:13:32,011 --> 00:13:34,013 《ヴァンパイアロード:なんなんだ…。 177 00:13:34,013 --> 00:13:36,015 こいつらは 一体…》 178 00:13:39,018 --> 00:13:43,356 《人間ごときが 我が眷属を…。 179 00:13:43,356 --> 00:13:46,359 ロックは? やつは どこだ?》 180 00:13:46,359 --> 00:13:49,362 (ロック)よう! 覗き野郎。 181 00:13:49,362 --> 00:13:53,533 よくも 俺の家族に 手を出してくれたな。 182 00:13:53,533 --> 00:13:56,869 お前は 俺を怒らせた。 183 00:13:56,869 --> 00:13:59,072 覚悟しておけ! 184 00:14:06,312 --> 00:14:08,481 どうした? ガルヴ! 185 00:14:08,481 --> 00:14:10,983 (鳴き声) 186 00:14:14,320 --> 00:14:19,659 (セルリス)あ~あ… 灰だらけね。 (シア)掃除が大変でありますな。 187 00:14:19,659 --> 00:14:22,495 掃除なら 任せといてくれ! 188 00:14:22,495 --> 00:14:24,997 手伝うわ! ねーさんたちは➨ 189 00:14:24,997 --> 00:14:28,668 化け物と戦って 疲れてるんだから 休んでなって。 190 00:14:28,668 --> 00:14:34,340 ロック! 監視のコウモリは潰したか? あぁ。 191 00:14:34,340 --> 00:14:38,010 なんだ? その犬…。 いや… 中に➨ 192 00:14:38,010 --> 00:14:41,180 入りたそうにしてたんでな。 タマ!? 193 00:14:41,180 --> 00:14:44,517 タマではないか! 知ってるのか? 194 00:14:44,517 --> 00:14:47,186 マスタフォン侯爵の飼い犬だ。 195 00:14:47,186 --> 00:14:51,524 (ロック)マスタフォン侯爵の? 侯爵は無類の犬好きでな。 196 00:14:51,524 --> 00:14:54,694 タマのことは 王宮に 何度か連れてきていた。 197 00:14:54,694 --> 00:14:56,696 うん? 198 00:14:56,696 --> 00:14:59,699 これを私に… か? 199 00:15:05,138 --> 00:15:09,475 誰からなんだ? (エリック)マスタフォン侯爵自身からだ。 200 00:15:09,475 --> 00:15:13,980 侯爵自身から? 事態は思った以上に深刻だ。 201 00:15:13,980 --> 00:15:16,482 相手は 新たなハイロード。 202 00:15:16,482 --> 00:15:19,485 えっ!? ハイロードが来てるのか? 203 00:15:19,485 --> 00:15:22,655 一体 なぜ マスタフォン侯爵家に? 204 00:15:22,655 --> 00:15:26,659 (エリック)やつらの狙いは マスタフォン侯爵の末娘…。 205 00:15:26,659 --> 00:15:28,661 フィリー嬢だ。 206 00:15:31,998 --> 00:15:34,300 (エリック)このままでは 命が危ない! 207 00:15:38,004 --> 00:15:42,008 (ミルカ)大丈夫かな… ロックさんと エリックさん。 208 00:15:44,010 --> 00:15:47,180 2人だけで行くなんて 心配だよ。 209 00:15:47,180 --> 00:15:49,348 まっ この前のように ロードが➨ 210 00:15:49,348 --> 00:15:51,684 うじゃうじゃ いるわけではないだろうし➨ 211 00:15:51,684 --> 00:15:54,020 任せておけば 大丈夫さ。 212 00:15:54,020 --> 00:15:58,524 でも ハイロードが来てるとなると ゲルベルガ様を安全な場所に➨ 213 00:15:58,524 --> 00:16:01,627 移したほうが いいんじゃないかしら? はい。 214 00:16:01,627 --> 00:16:06,632 それなんだが 地下通路を通って 王宮のレフィに頼もうと思う。 215 00:16:06,632 --> 00:16:08,634 それは いい考えね。 216 00:16:08,634 --> 00:16:11,637 ねーさんたち なんで そんなに 落ち着いてるんだよ! 217 00:16:11,637 --> 00:16:14,640 ロックさんたちが 心配じゃないのか? 218 00:16:14,640 --> 00:16:18,311 大丈夫よ ミルカ。 ロックさんは今まで➨ 219 00:16:18,311 --> 00:16:21,314 何度も この国を救ってきたくらい 強いのよ。 220 00:16:21,314 --> 00:16:25,651 えっ あの ロックさんが? 全然 そんなふうに見えないよ。 221 00:16:25,651 --> 00:16:29,322 あたしも 初めて会ったときは あまりの自然体で➨ 222 00:16:29,322 --> 00:16:31,657 すっかり だまされたでありますよ。 223 00:16:31,657 --> 00:16:34,827 私なんか 弟だと思っちゃった。 224 00:16:34,827 --> 00:16:38,030 それは セルリスさんの見る眼が なさすぎです。 225 00:16:41,000 --> 00:16:45,671 (ゴラン)ロックのやつは 今まで 大勢の人を助けてきた。 226 00:16:45,671 --> 00:16:49,675 ここにいる全員が ロックに助けられたろ? 227 00:16:49,675 --> 00:16:53,346 そのロックに 勇者エリックも一緒なんだ。 228 00:16:53,346 --> 00:16:58,351 きっと マスタフォン侯爵家の人々を 無事に助け出すさ。 229 00:17:00,953 --> 00:17:03,623 (ロック)マスタフォン家の家族構成は? 230 00:17:03,623 --> 00:17:07,960 (エリック)今は 侯爵夫妻と 末娘のフィリー嬢だけだ。 231 00:17:07,960 --> 00:17:10,463 よし! 正面から行くか。 232 00:17:10,463 --> 00:17:14,967 どうせ こっちが来ることは バレてるだろうし 時間も惜しい。 233 00:17:14,967 --> 00:17:17,570 侯爵には弁償しておいてくれ。 234 00:17:29,482 --> 00:17:31,484 《ロック:魔力付与!》 235 00:17:37,323 --> 00:17:40,993 あなた…。 (マスタフォン)もう 救援が? 236 00:17:40,993 --> 00:17:43,296 いや… 早すぎる! 237 00:17:46,999 --> 00:17:49,502 タマ 案内してくれ! (鳴き声) 238 00:17:56,342 --> 00:17:58,344 あっ…。 239 00:18:00,613 --> 00:18:04,617 《魔力の気配… かなり 大きい?》 240 00:18:12,625 --> 00:18:14,627 (ヴァンパイアロード)ほう…。 241 00:18:14,627 --> 00:18:19,298 私の眷属たちを 歯牙にも かけなかっただけのことはある。 242 00:18:19,298 --> 00:18:22,635 何者だ? 243 00:18:22,635 --> 00:18:26,639 答えぬか。 244 00:18:26,639 --> 00:18:29,041 まぁ いい。 くっ! 245 00:18:31,978 --> 00:18:33,980 《分身!?》 246 00:18:33,980 --> 00:18:35,982 ほぉ…。 247 00:18:35,982 --> 00:18:39,485 貴様… エリック王か! 248 00:18:39,485 --> 00:18:43,489 これぞ 神の采配! 昏き神々の ご加護! 249 00:18:43,489 --> 00:18:47,994 倒された我が眷属たちの恨み 晴らさせてもらう! 250 00:18:58,004 --> 00:19:00,773 速さだけは たいしたものだな。 251 00:19:00,773 --> 00:19:03,109 上出来だぞ 人間。 252 00:19:03,109 --> 00:19:06,112 偉そうに語るな 死体め! 253 00:19:06,112 --> 00:19:09,615 こざかしい人間め! 254 00:19:11,617 --> 00:19:13,619 バ… バカな…。 255 00:19:16,956 --> 00:19:19,959 いつの間に… 斬られた? 256 00:19:19,959 --> 00:19:24,463 背後をとられた時点で お前は 私を目で追えていなかった。 257 00:19:24,463 --> 00:19:29,635 つまり 私の攻撃も 見えていなかった…。 258 00:19:29,635 --> 00:19:32,638 それだけのことだ。 259 00:19:36,308 --> 00:19:38,310 ここか? (鳴き声) 260 00:19:41,480 --> 00:19:43,983 魔法錠がかかってるな。 261 00:19:43,983 --> 00:19:47,319 ラック…。 262 00:19:47,319 --> 00:19:49,622 あいつ どこへ行った? 263 00:19:55,661 --> 00:20:00,166 この通路 やけに ヴァンパイア共が多いな。 264 00:20:00,166 --> 00:20:03,669 《この部屋を守っていたのか? 265 00:20:03,669 --> 00:20:06,072 魔法錠か…》 266 00:20:21,520 --> 00:20:24,023 ラックがいれば こんな 荒っぽい真似➨ 267 00:20:24,023 --> 00:20:26,025 しなくてすむんだが…。 268 00:20:33,699 --> 00:20:36,035 無事か? マスタフォン卿。 269 00:20:36,035 --> 00:20:39,038 あなた様は… エリック王! 270 00:20:39,038 --> 00:20:41,040 手紙は受け取ったぞ。 271 00:20:41,040 --> 00:20:45,044 まさか… 陛下ご自身で 出向いてくださるとは…。 272 00:20:45,044 --> 00:20:49,381 礼なら 私を見つけた タマに言ってくれ。 273 00:20:49,381 --> 00:20:51,383 (2人)タマ! 274 00:20:51,383 --> 00:20:55,054 私たちの声を 陛下に届けてくれたのね。 275 00:20:55,054 --> 00:20:58,390 あぁ… なんて 忠義深い子。 276 00:20:58,390 --> 00:21:02,661 誰にも餌ももらわず この ひと月…。 277 00:21:02,661 --> 00:21:04,663 よく 逃げずに…。 278 00:21:04,663 --> 00:21:07,666 フィリーが心配で 残っていたのだろう。 279 00:21:07,666 --> 00:21:13,339 その フィリー嬢のことだが… この屋敷で 何があったのだ? 280 00:21:13,339 --> 00:21:19,512 1年前 一人の執事を雇い入れました。 281 00:21:19,512 --> 00:21:23,015 非常に優秀で 半年経つ頃には➨ 282 00:21:23,015 --> 00:21:27,019 屋敷のこと一切を 取り仕切れるまでになりました。 283 00:21:27,019 --> 00:21:31,690 その執事が ひと月前に豹変したのです。 284 00:21:31,690 --> 00:21:38,531 使用人たちをすべて掌握し 私たち夫婦と フィリーを監禁して…。 285 00:21:38,531 --> 00:21:43,702 やつの正体は 王都の結界内では 活動できないはずの➨ 286 00:21:43,702 --> 00:21:46,705 ヴァンパイアロードだったのです。 287 00:21:46,705 --> 00:21:49,542 ⸨ハハハハハ!⸩ 288 00:21:49,542 --> 00:21:51,544 1年前…。 289 00:21:51,544 --> 00:21:55,714 《そんな頃から やつらは 王都に入りこんでいたのか…》 290 00:21:55,714 --> 00:22:00,986 フィリー嬢は? 手紙には ハイロードまで 現れたと書いてあったが…。 291 00:22:00,986 --> 00:22:05,658 (マスタフォン)はい… ハイロードが フィリーを連れ去りました。 292 00:22:05,658 --> 00:22:09,061 鏡の向こうへ。