1 00:00:08,008 --> 00:00:10,010 (セルリス)あなた…。 2 00:00:12,012 --> 00:00:14,014 パパの隠し子でしょ! (ロック)ぶうっ!! 3 00:01:56,049 --> 00:01:58,885 か 隠し子って…。 図星ね。 4 00:01:58,885 --> 00:02:00,821 いや まったくもって違うぞ。 5 00:02:00,821 --> 00:02:03,156 嘘ね。 なぜそうなる? 6 00:02:03,156 --> 00:02:05,659 あら。 簡単な推理よ。 7 00:02:05,659 --> 00:02:08,328 (セルリス)鍵は三つ。 8 00:02:08,328 --> 00:02:11,832 (セルリス)第一に パパが ママの留守中を狙って➨ 9 00:02:11,832 --> 00:02:13,834 あなたを家に入れたこと。 10 00:02:13,834 --> 00:02:17,170 (セルリス)第二に あなたが 家に来てからというもの➨ 11 00:02:17,170 --> 00:02:20,340 パパは 本当に 嬉しそうにしているわ。 12 00:02:20,340 --> 00:02:24,177 (セルリス)第三に! あなたが 家を空けた この3日間の➨ 13 00:02:24,177 --> 00:02:26,680 パパの心配ぶりったらなかったわ! 14 00:02:26,680 --> 00:02:29,016 おかんか! 15 00:02:29,016 --> 00:02:31,351 パパのバカ。 16 00:02:31,351 --> 00:02:33,353 《ロック:これは…。 17 00:02:33,353 --> 00:02:37,157 軽く ゴラン一家崩壊の 危機なんじゃないだろうか!?》 18 00:02:39,192 --> 00:02:42,863 《ロック:なんとかしてください的な プレッシャー すごいわ…》 19 00:02:42,863 --> 00:02:44,865 ごほん。 20 00:02:44,865 --> 00:02:46,867 それは だな…。 21 00:02:46,867 --> 00:02:49,703 10年ほど遠くで戦ってた 仲間のことだから➨ 22 00:02:49,703 --> 00:02:51,705 心配だったんだろ。 23 00:02:51,705 --> 00:02:53,707 訳がわからないわ。 24 00:02:53,707 --> 00:02:57,044 そもそも 俺は ゴランの冒険者仲間だ。 25 00:02:57,044 --> 00:03:00,147 年も 結構いってるぞ。 26 00:03:00,147 --> 00:03:02,149 ふう~。 27 00:03:02,149 --> 00:03:04,151 《ロック:理解してくれたか…》 28 00:03:04,151 --> 00:03:06,653 (セルリス)つまり…。 そういうことだ。 29 00:03:06,653 --> 00:03:10,157 あなたは 私のお兄様 ということなのね? 30 00:03:10,157 --> 00:03:12,159 ブ~! 31 00:03:12,159 --> 00:03:15,495 だから 俺は兄ではない! 32 00:03:15,495 --> 00:03:17,497 じゃあ 弟なのね! 33 00:03:17,497 --> 00:03:19,499 今 年齢の話したよね。 34 00:03:19,499 --> 00:03:22,169 お姉ちゃんって呼んでいいわよ。 35 00:03:22,169 --> 00:03:24,838 《ロック:なんたる論理の飛躍! 36 00:03:24,838 --> 00:03:27,340 すさまじい発想力!》 37 00:03:27,340 --> 00:03:29,509 こうなったら仕方がない。 38 00:03:29,509 --> 00:03:33,513 (ロック)これを見てみな。 冒険者カード…? 39 00:03:33,513 --> 00:03:36,349 名前のところ よく見て。 40 00:03:36,349 --> 00:03:38,518 (セルリス)「ロック」。 41 00:03:38,518 --> 00:03:42,856 どこにも 「モートン」って 入ってないだろ。 42 00:03:42,856 --> 00:03:46,193 パパは あなたを 認知していないって事ね!? 43 00:03:46,193 --> 00:03:49,029 《ロック:そ そうきたか…》 44 00:03:49,029 --> 00:03:51,031 なんてひどい…。 45 00:03:51,031 --> 00:03:53,033 悪いのは パパよ。 46 00:03:53,033 --> 00:03:56,036 あなたに罪はないわ。 47 00:03:56,036 --> 00:03:58,038 全て お姉ちゃんに任せて! 48 00:03:58,038 --> 00:04:00,307 ちゃんと パパに認知するように言うわ! 49 00:04:00,307 --> 00:04:03,143 いやいやいや。 遠慮しないの。 50 00:04:03,143 --> 00:04:05,979 ママは怒って パパを 締め上げるかもしれないけど➨ 51 00:04:05,979 --> 00:04:07,981 いい薬になるわ! 52 00:04:07,981 --> 00:04:12,819 《ロック:ゴラン一家 崩壊 確定!?》 53 00:04:12,819 --> 00:04:17,157 あのな セルリス…。 お姉ちゃんと呼びなさい! 54 00:04:17,157 --> 00:04:19,159 お姉ちゃん…。 55 00:04:19,159 --> 00:04:22,162 なぁに? ロック? 56 00:04:22,162 --> 00:04:24,164 はあ~。 57 00:04:31,004 --> 00:04:33,006 秘密は守れるか? 58 00:04:33,006 --> 00:04:35,008 もちろんよ。 姉だもの。 59 00:04:37,010 --> 00:04:39,012 (ロック)隠ぺいを解除。 60 00:04:41,014 --> 00:04:43,016 (ロック)ん。 61 00:04:43,016 --> 00:04:46,019 (セルリス)「ラック・ロック・フランゼン」…。 62 00:04:46,019 --> 00:04:48,021 Sランク!? 63 00:04:48,021 --> 00:04:50,857 ゴランの娘なら これでわかるだろう? 64 00:04:50,857 --> 00:04:54,027 (セルリス)大賢者にして 我々の救世主➨ 65 00:04:54,027 --> 00:04:59,366 偉大なる最高魔導士 ラック・ロック・フランゼン大公…。 66 00:04:59,366 --> 00:05:01,301 どういうこと! 67 00:05:01,301 --> 00:05:05,805 ほんの数日前に 次元の狭間から帰ってきた。 68 00:05:05,805 --> 00:05:09,476 そ そんな…。 69 00:05:09,476 --> 00:05:11,478 まさか…。 70 00:05:14,147 --> 00:05:16,316 大賢者 ラックが➨ 71 00:05:16,316 --> 00:05:18,818 私の弟だったなんて。 72 00:05:18,818 --> 00:05:20,987 ん? 73 00:05:20,987 --> 00:05:23,323 そういえば 英雄 ラックの像も➨ 74 00:05:23,323 --> 00:05:25,992 パパに どこか似ている気がするわ! 75 00:05:25,992 --> 00:05:29,829 (セルリス)親子だったからなのね! 76 00:05:29,829 --> 00:05:32,165 いやいや似てないだろ! 77 00:05:32,165 --> 00:05:34,167 私たち姉弟だったのよ! 78 00:05:34,167 --> 00:05:37,170 じゃなくて 俺は君の弟じゃない! 79 00:05:37,170 --> 00:05:40,841 じゃあ お兄さま? 80 00:05:40,841 --> 00:05:46,146 だ~ か~ ら~! 81 00:05:51,851 --> 00:05:55,355 も… 申し訳ありませんでした 英雄 ラックさん! 82 00:05:55,355 --> 00:05:59,526 一応… 秘密だから…。 はい。 83 00:05:59,526 --> 00:06:03,797 セルリス 君は どうも 思い込みが強すぎる…。 84 00:06:03,797 --> 00:06:05,799 (セルリス)よく言われます。 85 00:06:05,799 --> 00:06:07,801 (ロック)ゴランが 冒険者入りを 反対する気持ちが➨ 86 00:06:07,801 --> 00:06:10,136 わかった気がするよ。 87 00:06:10,136 --> 00:06:12,138 フッ…。 88 00:06:12,138 --> 00:06:14,808 《ロック:でも ま…。 思い込みの強さってのは➨ 89 00:06:14,808 --> 00:06:17,310 意思の強さでもある》 90 00:06:17,310 --> 00:06:20,146 (ロック)セルリス。 91 00:06:20,146 --> 00:06:22,649 ちょっと付き合わないか? 92 00:06:25,986 --> 00:06:27,988 <ロック:俺は セルリスを➨ 93 00:06:27,988 --> 00:06:30,991 難度の高くない ギルドの依頼に誘った。 94 00:06:30,991 --> 00:06:32,993 ゴランの懸念通り➨ 95 00:06:32,993 --> 00:06:37,664 彼女は すでに 冒険者登録をすませていた。 96 00:06:37,664 --> 00:06:39,100 俺が こうして 連れ出さなければ➨ 97 00:06:39,100 --> 00:06:44,104 勝手に依頼を受けて 冒険に出ていただろう> 98 00:06:49,175 --> 00:06:51,177 < きっと彼女は➨ 99 00:06:51,177 --> 00:06:55,382 自分の力で 外の世界に出てみたかったのだ> 100 00:06:57,350 --> 00:06:59,853 アハハハ…。 101 00:06:59,853 --> 00:07:08,295 ♬~ 102 00:07:08,295 --> 00:07:10,297 う~ん。 103 00:07:10,297 --> 00:07:25,145 ♬~ 104 00:07:25,145 --> 00:07:29,149 依頼書にあった通り 魔獣が目撃されてるわ。 105 00:07:29,149 --> 00:07:33,153 (セルリス)ケルベロス ヒドラ キマイラ サイクロプス➨ 106 00:07:33,153 --> 00:07:35,155 巨大なドラゴンまで。 107 00:07:35,155 --> 00:07:38,658 それでも 人的被害は 1件もないみたい。 108 00:07:38,658 --> 00:07:41,494 ドラゴンまで出ているのにか…? 109 00:07:41,494 --> 00:07:44,497 それが本当なら Eランクの依頼じゃないぞ。 110 00:07:44,497 --> 00:07:48,168 そうよね? どういうことかしら? 111 00:07:48,168 --> 00:07:52,005 王都に近い こんな場所に 魔獣なんて…。 112 00:07:52,005 --> 00:07:55,508 ギルドは 魔獣が実在しないと 判断したんだろう。 113 00:07:55,508 --> 00:07:59,512 え? 頭を柔らかくして考えてみろ。 114 00:07:59,512 --> 00:08:03,450 実在しないけど 目撃される魔獣…。 115 00:08:03,450 --> 00:08:07,120 人に危害を加えない…。 116 00:08:07,120 --> 00:08:09,122 幻術? 117 00:08:09,122 --> 00:08:11,124 俺もそう思う。 118 00:08:13,793 --> 00:08:16,629 (ロック)ここが 目撃情報があったところか? 119 00:08:16,629 --> 00:08:18,631 (セルリス)ええ。 120 00:08:26,139 --> 00:08:28,141 (咆哮) 121 00:08:28,141 --> 00:08:30,143 ロ… ロックさん!? 122 00:08:30,143 --> 00:08:34,147 これって 本当に幻術なのよね!? なんか 熱いんだけど!? 123 00:08:34,147 --> 00:08:37,650 (ロック)ああ。 本物のドラゴン特有の質量も➨ 124 00:08:37,650 --> 00:08:40,320 生物としての温かみも感じない。 125 00:08:40,320 --> 00:08:44,991 だが 幻術としての精度は かなり高い。 126 00:08:44,991 --> 00:08:47,994 (うなり声) 127 00:08:49,996 --> 00:08:53,166 セルリス 好きにやれ! はいっ!! 128 00:08:53,166 --> 00:08:57,070 行きます! (うなり声) 129 00:09:03,943 --> 00:09:05,945 (うなり声) 130 00:09:08,948 --> 00:09:11,951 (うなり声) 131 00:09:11,951 --> 00:09:13,953 とうっ。 132 00:09:13,953 --> 00:09:16,556 はあ~! 133 00:09:29,636 --> 00:09:31,971 《ロック:ふむ いいね。 134 00:09:31,971 --> 00:09:35,141 セルリスの戦士としての実力。 135 00:09:35,141 --> 00:09:39,145 ゴランの ひいき目抜きでも Bランク相当だな。 136 00:09:39,145 --> 00:09:44,150 それにしても 恐ろしく精度の高い幻術。 137 00:09:44,150 --> 00:09:47,821 ただ幻を見せるだけの レベルの低いものじゃない。 138 00:09:47,821 --> 00:09:50,990 こいつは魔力の塊だ! 139 00:09:50,990 --> 00:09:54,327 だからこそ セルリスの剣も当たるし➨ 140 00:09:54,327 --> 00:09:56,830 ちゃんと 手応えも感じてるはずだ。 141 00:09:56,830 --> 00:09:58,998 幻術相手なのに➨ 142 00:09:58,998 --> 00:10:02,302 すっかり実在すると 錯覚してしまってる》 143 00:10:04,337 --> 00:10:07,173 キャ~! 144 00:10:07,173 --> 00:10:09,175 潮時だな。 145 00:10:09,175 --> 00:10:11,845 浮遊。 146 00:10:11,845 --> 00:10:13,847 加速!! 147 00:10:16,015 --> 00:10:18,852 ラーニング。 148 00:10:18,852 --> 00:10:22,555 この幻術 学ばせてもらう。 149 00:10:28,862 --> 00:10:30,864 ドレインタッチ! 150 00:10:41,541 --> 00:10:45,545 ひゃあ~! 151 00:10:45,545 --> 00:10:49,215 いつまでやってんだ? えっ? 152 00:10:49,215 --> 00:10:52,051 あれ? 火傷してないわ!? 153 00:10:52,051 --> 00:10:54,554 幻術だからな。 154 00:10:54,554 --> 00:10:57,390 幻術と まともに戦ったら負けるぞ。 155 00:10:57,390 --> 00:11:00,827 そういう事は 先に言っておいてほしかったわ。 156 00:11:00,827 --> 00:11:03,163 戦ったら ダメって…。 157 00:11:03,163 --> 00:11:05,999 じゃあ どうすればいいの? 158 00:11:05,999 --> 00:11:08,001 術者を見つけて倒せ。 159 00:11:08,001 --> 00:11:11,004 居場所を特定できないなら 逃げた方がいい。 160 00:11:11,004 --> 00:11:14,173 逃げる? なんか悔しいわ。 161 00:11:14,173 --> 00:11:16,176 死ぬよりはいいだろ。 162 00:11:16,176 --> 00:11:18,678 そ… それはそうだけど。 163 00:11:20,680 --> 00:11:24,584 聞いてるんだろ! 幻術使いよ! 164 00:11:28,855 --> 00:11:32,192 ここは 話し合いに 応じてくれないか。 165 00:11:32,192 --> 00:11:35,194 村人への被害がないことは 知っている。 166 00:11:35,194 --> 00:11:37,697 君には 何か 村人を近づけたくない➨ 167 00:11:37,697 --> 00:11:39,699 理由があるんだろう!? 168 00:11:43,536 --> 00:11:46,039 (ロック)俺たちは ギルドの依頼を受けてきている! 169 00:11:46,039 --> 00:11:50,843 このままでは 無理矢理にでも 調査しなければならない! 170 00:11:57,383 --> 00:12:02,155 (ルッチラ)ぼくには… 守らなければ ならないものがあります。 171 00:12:02,155 --> 00:12:04,157 子供…? 172 00:12:04,157 --> 00:12:07,660 それは ここじゃないと 守れないものなのか? 173 00:12:07,660 --> 00:12:10,997 (ルッチラ)移動は… 難しいです。 174 00:12:10,997 --> 00:12:13,499 そうか。 けど このままでは➨ 175 00:12:13,499 --> 00:12:17,337 俺たちは 依頼失敗と ギルドに報告することになる。 176 00:12:17,337 --> 00:12:19,672 えっ? まあ それはいいんだが。 177 00:12:19,672 --> 00:12:22,842 いいの!? ちょ ちょっと ロックさん!! 178 00:12:22,842 --> 00:12:25,511 いきなり失敗とか 困るんだけど!? 179 00:12:25,511 --> 00:12:28,014 ちょっとの失敗くらい気にすんな。 180 00:12:28,014 --> 00:12:30,016 気にするわよ!! 181 00:12:30,016 --> 00:12:33,186 ああ~ パパに なんて言えば…。 182 00:12:33,186 --> 00:12:35,188 話を続けるぞ。 183 00:12:35,188 --> 00:12:40,360 俺達が失敗したとなると 別の冒険者が来ることになる。 184 00:12:40,360 --> 00:12:45,698 次の冒険者は 隠し事を 無理矢理 暴くタイプかもしれない。 185 00:12:45,698 --> 00:12:48,868 キミごと討伐しようと するかもしれない。 186 00:12:48,868 --> 00:12:52,538 そうなったら 誰も幸せにならない。 187 00:12:52,538 --> 00:12:54,540 それは なるべく避けたいんだ。 188 00:12:56,542 --> 00:12:58,845 (ルッチラ)わかりました。 189 00:13:23,336 --> 00:13:25,672 魔族! 190 00:13:25,672 --> 00:13:28,675 (ロック)見事な幻術だったぞ! 191 00:13:28,675 --> 00:13:30,677 気配遮断も完璧だった。 192 00:13:30,677 --> 00:13:34,514 いやぁ お見事 最高だった。 193 00:13:34,514 --> 00:13:38,184 (ルッチラ)あ… ありがとうございます。 194 00:13:38,184 --> 00:13:41,354 俺は 通りすがりの Fランク冒険者の ロック。 195 00:13:41,354 --> 00:13:44,190 こっちは セルリスだ。 196 00:13:44,190 --> 00:13:48,027 ぼくは 魔族の ルッチラです。 197 00:13:48,027 --> 00:13:51,864 ねえ 魔族って 邪悪な存在なんじゃないの? 198 00:13:51,864 --> 00:13:54,367 それは誤解だ。 199 00:13:54,367 --> 00:13:58,871 (ロック)彼らは魔力や戦闘力は高いが 好戦的じゃない。 200 00:13:58,871 --> 00:14:01,974 へぇ… そうなのね。 201 00:14:01,974 --> 00:14:05,645 ルッチラ。 君は 何を守ろうとしてるんだ? 202 00:14:05,645 --> 00:14:09,315 はい。 それをお見せします。 203 00:14:09,315 --> 00:14:13,319 どうして 俺を信用する気になったんだ? 204 00:14:13,319 --> 00:14:17,156 ロックさんには 幻術が通用しませんでした。 205 00:14:17,156 --> 00:14:20,326 僕より ずっと強い魔導士だと…。 206 00:14:20,326 --> 00:14:24,163 なのに 力ずくで 調べようとしなかった。 207 00:14:24,163 --> 00:14:28,367 だから 信用してみよう と思いました。 208 00:14:32,338 --> 00:14:34,340 (ルッチラ)こちらです。 209 00:14:34,340 --> 00:14:37,043 (ロック)古い神代の頃の遺跡か…。 210 00:14:47,687 --> 00:14:51,591 只今戻りました ゲルベルガ様。 211 00:15:04,470 --> 00:15:06,472 こ… これは…。 212 00:15:06,472 --> 00:15:09,976 な~んだ ニワトリじゃない! 213 00:15:09,976 --> 00:15:13,479 無礼者!! 神鶏たる ゲルベルガ様に対して➨ 214 00:15:13,479 --> 00:15:15,481 ニワトリ呼ばわりなど! 215 00:15:15,481 --> 00:15:18,151 (セルリス)だって どう見ても ニワトリ…。 (ルッチラ)まだ言うか! 216 00:15:18,151 --> 00:15:20,153 ルッチラ。 はい。 217 00:15:20,153 --> 00:15:23,322 えっと こちらの ゲ… ゲル…。 218 00:15:23,322 --> 00:15:25,324 (ルッチラ)ゲルベルガ様です。 219 00:15:25,324 --> 00:15:29,495 (ロック)その… ゲルベルガ様は いったい 何者なんだ? 220 00:15:29,495 --> 00:15:33,833 神鶏です。 神の力を持つ ニワトリです。 221 00:15:33,833 --> 00:15:36,502 やっぱり ニワトリじゃないの。 222 00:15:36,502 --> 00:15:40,339 (セルリス)ね~ ニワトリさん。 あなたは ニワトリなのよね。 223 00:15:40,339 --> 00:15:42,341 モゴモゴモゴ…。 224 00:15:42,341 --> 00:15:45,344 その神の力というのは どのようなものなんだ? 225 00:15:45,344 --> 00:15:50,016 はい。 我が一族が祀る神鶏さま➨ 226 00:15:50,016 --> 00:15:52,018 ゲルベルガ様の先祖は➨ 227 00:15:52,018 --> 00:15:56,022 その鳴き声で 世界を 目覚めさせたと言われています。 228 00:15:56,022 --> 00:15:59,358 (ルッチラ)それは 朝と夜の境界を引いて➨ 229 00:15:59,358 --> 00:16:04,630 世界と世界の境界を 明確にしたんです。 230 00:16:04,630 --> 00:16:08,301 コケコッコー! 231 00:16:08,301 --> 00:16:10,970 (ルッチラ)だから 異次元からの出入りも➨ 232 00:16:10,970 --> 00:16:14,307 全て遮断することも できるのです。 233 00:16:14,307 --> 00:16:17,643 それは 次元の狭間への入り口を➨ 234 00:16:17,643 --> 00:16:20,480 閉じられるってことか? (ルッチラ)はい。 235 00:16:20,480 --> 00:16:24,817 ⸨ヴァンパイア・ロード:そうだ。 扉が開けば 無数の魔神が押し寄せ➨ 236 00:16:24,817 --> 00:16:26,986 この世を蹂躙する。 237 00:16:26,986 --> 00:16:28,988 そして 次元の向こうから➨ 238 00:16:28,988 --> 00:16:33,659 我らが神… 昏き神々が降臨なされる!⸩ 239 00:16:33,659 --> 00:16:35,661 なるほど。 240 00:16:35,661 --> 00:16:39,999 それで ゲルベルガ様は ヴァンパイアに狙われているわけか。 241 00:16:39,999 --> 00:16:45,671 僕の一族は ここから ずっと 北の山脈で暮らしていたんです。 242 00:16:45,671 --> 00:16:47,673 でも ある日➨ 243 00:16:47,673 --> 00:16:51,577 突然 ヴァンパイアの一団に襲われて…。 244 00:16:55,181 --> 00:16:58,518 生き残ったのは僕一人でした。 245 00:16:58,518 --> 00:17:02,955 (ルッチラ)族長から ゲルベルガ様を 託された僕は 逃げのびて➨ 246 00:17:02,955 --> 00:17:05,458 ここに来たのです。 247 00:17:05,458 --> 00:17:07,960 しかし 何故 この遺跡に…? 248 00:17:07,960 --> 00:17:10,296 ここは 古代の神殿で➨ 249 00:17:10,296 --> 00:17:12,632 ヴァンパイアよけの結界が 張られていると➨ 250 00:17:12,632 --> 00:17:15,301 族長から聞きました。 251 00:17:15,301 --> 00:17:17,970 《ん? 結界…?》 252 00:17:17,970 --> 00:17:21,307 じゃあ ここに来てからは 襲われてないのね? 253 00:17:21,307 --> 00:17:24,644 いえ… 何度もしつこく…。 254 00:17:24,644 --> 00:17:27,313 (ロック)ルッチラ 一緒に王都へ行かないか? 255 00:17:27,313 --> 00:17:29,315 えっ? 256 00:17:29,315 --> 00:17:31,317 ここにいても結界なんてないぞ。 257 00:17:31,317 --> 00:17:33,519 そ そんな! 258 00:17:36,489 --> 00:17:39,992 (ロック)ゲルベルガ様は 俺が護る! (ゲルベルガ)コケッ。 259 00:17:39,992 --> 00:17:41,994 魔神王の剣! 260 00:17:41,994 --> 00:17:44,997 これが ここにある理由は ただ一つ。 261 00:17:44,997 --> 00:17:48,000 俺が 魔神王を倒したからだ。 262 00:17:48,000 --> 00:17:53,339 あ… あなたは 大賢者 ラックさま…!? 263 00:17:53,339 --> 00:17:55,341 生きて戻って来ていたんですか!? 264 00:17:55,341 --> 00:17:57,343 ああ。 キラキラ キラキラ~。 265 00:17:59,946 --> 00:18:03,783 この名の許に 神鶏 ゲルベルガ様を➨ 266 00:18:03,783 --> 00:18:07,286 命に懸けて守ることを誓おう。 267 00:18:07,286 --> 00:18:09,288 コケッ。 268 00:18:09,288 --> 00:18:13,459 ゲルベルガ様の力は 世界を救う 唯一無二の力。 269 00:18:13,459 --> 00:18:16,629 よく今まで護ってくれたな。 270 00:18:16,629 --> 00:18:19,131 この世界に 住まう者たちにかわり➨ 271 00:18:19,131 --> 00:18:21,467 君の一族に礼を言う。 272 00:18:21,467 --> 00:18:24,303 ありがとう。 273 00:18:24,303 --> 00:18:26,806 そんな…。 274 00:18:26,806 --> 00:18:28,808 ぼくは…。 275 00:18:28,808 --> 00:18:33,479 (ルッチラ)ただ… 一族の みんなのために…。 276 00:18:33,479 --> 00:18:35,481 (ルッチラ)みんな…。 277 00:18:35,481 --> 00:18:38,150 みんなが守ってきた 神鶏さまが➨ 278 00:18:38,150 --> 00:18:41,320 この世界を救ってくれるって…。 279 00:18:41,320 --> 00:18:48,327 《ルッチラ:あの大賢者 英雄ラックさまが ありがとうって…。 280 00:18:48,327 --> 00:18:53,332 こんなに誇らしいことは… ないよ…!!》 281 00:18:58,671 --> 00:19:00,606 あっ でも➨ 282 00:19:00,606 --> 00:19:03,109 ロックさんって うちの居候よね。 283 00:19:03,109 --> 00:19:05,778 ペット飼うの パパが許してくれるかしら? 284 00:19:05,778 --> 00:19:08,280 ゲルベルガ様は ペットじゃないです! 285 00:19:10,282 --> 00:19:13,452 うわ…。 286 00:19:13,452 --> 00:19:15,454 ぐわ~! 287 00:19:23,963 --> 00:19:26,132 3体も!? 288 00:19:26,132 --> 00:19:28,634 キサマ… 何者だ。 289 00:19:28,634 --> 00:19:32,471 レッサーヴァンパイアに 名乗る名前などないな。 290 00:19:32,471 --> 00:19:35,141 我を愚弄するか! 291 00:19:35,141 --> 00:19:37,143 強化!? 292 00:19:37,143 --> 00:19:40,146 《ロック:こいつら 明らかに ルッチラを狙ってきた。 293 00:19:40,146 --> 00:19:43,149 やはり 狙いは神鶏か。 294 00:19:43,149 --> 00:19:47,319 なら 一匹も 逃がすわけにはいかないな》 295 00:19:47,319 --> 00:19:49,321 (ロック)マジックアロー! 296 00:19:52,491 --> 00:19:54,994 (ロック)獄炎! 297 00:19:54,994 --> 00:19:58,998 (3人)うわ~! 298 00:20:03,002 --> 00:20:05,104 チッ! 299 00:20:07,673 --> 00:20:14,847 コケコッコー! 300 00:20:14,847 --> 00:20:16,849 やはり 神鶏…。 301 00:20:16,849 --> 00:20:20,152 逃がしてはくれぬか…。 302 00:20:24,023 --> 00:20:28,194 えっ えっ!? どういうこと!? 303 00:20:28,194 --> 00:20:30,696 今のが 神鶏の力か…。 304 00:20:30,696 --> 00:20:36,368 ええ。 ヴァンパイアが変化する時に 強引に境界を引いたのです。 305 00:20:36,368 --> 00:20:38,537 (ルッチラ)神鶏さまの力の前では➨ 306 00:20:38,537 --> 00:20:41,373 変化の途中という存在は 許されません。 307 00:20:41,373 --> 00:20:43,876 コケッ。 (ルッチラ)だから 灰になったのです。 308 00:20:43,876 --> 00:20:46,378 そんなすごい力があるのに➨ 309 00:20:46,378 --> 00:20:48,881 ヴァンパイアから逃げ回る必要あるの? 310 00:20:48,881 --> 00:20:51,217 力の性質上➨ 311 00:20:51,217 --> 00:20:53,719 変化する タイミングでしか 通用しないのです。 312 00:20:53,719 --> 00:20:55,721 なるほど。 313 00:20:55,721 --> 00:20:58,390 ヴァンパイアは 逃げる時が 一番厄介だものね。 314 00:20:58,390 --> 00:21:00,326 (ルッチラ)でしょう? そうでしょう? 315 00:21:00,326 --> 00:21:03,162 (セルリス)すごいわ ニワトリさん。 (ルッチラ)ゲルベルガ様です! 316 00:21:03,162 --> 00:21:06,565 (ロック)ほら行くぞ。 (ゲルベルガ)コケッ。 317 00:21:16,509 --> 00:21:18,677 (ロック)シア! 318 00:21:18,677 --> 00:21:22,014 (シア)ロックさん! 待ってたでありますよ! 319 00:21:22,014 --> 00:21:24,016 もう里から帰ってきたのか。 320 00:21:24,016 --> 00:21:26,519 はい! 万事解決であります! 321 00:21:26,519 --> 00:21:28,521 誰? 322 00:21:28,521 --> 00:21:31,690 Bランク冒険者で ヴァンパイアハンターの シアだ。 323 00:21:31,690 --> 00:21:34,527 よろしくであります。 324 00:21:34,527 --> 00:21:37,530 セルリスよ! ロックさんの弟子なの! 325 00:21:37,530 --> 00:21:41,867 おお! お弟子さんでありますか! 326 00:21:41,867 --> 00:21:45,037 実は 至急 お伝えしたいことが。 327 00:21:45,037 --> 00:21:47,039 わかった。 328 00:21:47,039 --> 00:21:49,542 (ロック)中で聞こう。 329 00:21:49,542 --> 00:21:52,878 で 何があった? 330 00:21:52,878 --> 00:21:55,214 どうやら ヴァンパイアどもが➨ 331 00:21:55,214 --> 00:21:58,217 大きな動きを見せているようで。 (ロック)ほお。 332 00:21:58,217 --> 00:22:00,986 しかも それを率いているのは➨ 333 00:22:00,986 --> 00:22:02,988 ヴァンパイアハイロードらしいであります。 334 00:22:02,988 --> 00:22:04,990 なに…? 335 00:22:04,990 --> 00:22:08,661 (ロック)ヴァンパイアロードたちを束ねる 王の中の王➨ 336 00:22:08,661 --> 00:22:12,064 ヴァンパイアハイロード…!!