1 00:00:40,874 --> 00:00:42,876 (セルリス)あなた…。 2 00:00:44,878 --> 00:00:46,880 パパの隠し子でしょ! (ロック)ぶうっ!! 3 00:02:28,915 --> 00:02:31,752 か 隠し子って…。 図星ね。 4 00:02:31,752 --> 00:02:33,687 いや まったくもって違うぞ。 5 00:02:33,687 --> 00:02:36,023 嘘ね。 なぜそうなる? 6 00:02:36,023 --> 00:02:38,525 あら。 簡単な推理よ。 7 00:02:38,525 --> 00:02:41,194 (セルリス)鍵は三つ。 8 00:02:41,194 --> 00:02:44,698 (セルリス)第一に パパが ママの留守中を狙って➡ 9 00:02:44,698 --> 00:02:46,700 あなたを家に入れたこと。 10 00:02:46,700 --> 00:02:50,037 (セルリス)第二に あなたが 家に来てからというもの➡ 11 00:02:50,037 --> 00:02:53,206 パパは 本当に 嬉しそうにしているわ。 12 00:02:53,206 --> 00:02:57,044 (セルリス)第三に! あなたが 家を空けた この3日間の➡ 13 00:02:57,044 --> 00:02:59,546 パパの心配ぶりったらなかったわ! 14 00:02:59,546 --> 00:03:01,882 おかんか! 15 00:03:01,882 --> 00:03:04,217 パパのバカ。 16 00:03:04,217 --> 00:03:06,219 《ロック:これは…。 17 00:03:06,219 --> 00:03:10,023 軽く ゴラン一家崩壊の 危機なんじゃないだろうか!?》 18 00:03:12,059 --> 00:03:15,729 《ロック:なんとかしてください的な プレッシャー すごいわ…》 19 00:03:15,729 --> 00:03:17,731 ごほん。 20 00:03:17,731 --> 00:03:19,733 それは だな…。 21 00:03:19,733 --> 00:03:22,569 10年ほど遠くで戦ってた 仲間のことだから➡ 22 00:03:22,569 --> 00:03:24,571 心配だったんだろ。 23 00:03:24,571 --> 00:03:26,573 訳がわからないわ。 24 00:03:26,573 --> 00:03:29,910 そもそも 俺は ゴランの冒険者仲間だ。 25 00:03:29,910 --> 00:03:33,013 年も 結構いってるぞ。 26 00:03:33,013 --> 00:03:35,015 ふう~。 27 00:03:35,015 --> 00:03:37,017 《ロック:理解してくれたか…》 28 00:03:37,017 --> 00:03:39,519 (セルリス)つまり…。 そういうことだ。 29 00:03:39,519 --> 00:03:43,023 あなたは 私のお兄様 ということなのね? 30 00:03:43,023 --> 00:03:45,025 ブ~! 31 00:03:45,025 --> 00:03:48,361 だから 俺は兄ではない! 32 00:03:48,361 --> 00:03:50,363 じゃあ 弟なのね! 33 00:03:50,363 --> 00:03:52,365 今 年齢の話したよね。 34 00:03:52,365 --> 00:03:55,035 お姉ちゃんって呼んでいいわよ。 35 00:03:55,035 --> 00:03:57,704 《ロック:なんたる論理の飛躍! 36 00:03:57,704 --> 00:04:00,207 すさまじい発想力!》 37 00:04:00,207 --> 00:04:02,375 こうなったら仕方がない。 38 00:04:02,375 --> 00:04:06,379 (ロック)これを見てみな。 冒険者カード…? 39 00:04:06,379 --> 00:04:09,216 名前のところ よく見て。 40 00:04:09,216 --> 00:04:11,384 (セルリス)「ロック」。 41 00:04:11,384 --> 00:04:15,722 どこにも 「モートン」って 入ってないだろ。 42 00:04:15,722 --> 00:04:19,059 パパは あなたを 認知していないって事ね!? 43 00:04:19,059 --> 00:04:21,895 《ロック:そ そうきたか…》 44 00:04:21,895 --> 00:04:23,897 なんてひどい…。 45 00:04:23,897 --> 00:04:25,899 悪いのは パパよ。 46 00:04:25,899 --> 00:04:28,902 あなたに罪はないわ。 47 00:04:28,902 --> 00:04:30,904 全て お姉ちゃんに任せて! 48 00:04:30,904 --> 00:04:33,173 ちゃんと パパに認知するように言うわ! 49 00:04:33,173 --> 00:04:36,009 いやいやいや。 遠慮しないの。 50 00:04:36,009 --> 00:04:38,845 ママは怒って パパを 締め上げるかもしれないけど➡ 51 00:04:38,845 --> 00:04:40,847 いい薬になるわ! 52 00:04:40,847 --> 00:04:45,685 《ロック:ゴラン一家 崩壊 確定!?》 53 00:04:45,685 --> 00:04:50,023 あのな セルリス…。 お姉ちゃんと呼びなさい! 54 00:04:50,023 --> 00:04:52,025 お姉ちゃん…。 55 00:04:52,025 --> 00:04:55,028 なぁに? ロック? 56 00:04:55,028 --> 00:04:57,030 はあ~。 57 00:05:03,870 --> 00:05:05,872 秘密は守れるか? 58 00:05:05,872 --> 00:05:07,874 もちろんよ。 姉だもの。 59 00:05:09,876 --> 00:05:11,878 (ロック)隠ぺいを解除。 60 00:05:13,880 --> 00:05:15,882 (ロック)ん。 61 00:05:15,882 --> 00:05:18,885 (セルリス)「ラック・ロック・フランゼン」…。 62 00:05:18,885 --> 00:05:20,887 Sランク!? 63 00:05:20,887 --> 00:05:23,723 ゴランの娘なら これでわかるだろう? 64 00:05:23,723 --> 00:05:26,893 (セルリス)大賢者にして 我々の救世主➡ 65 00:05:26,893 --> 00:05:32,232 偉大なる最高魔導士 ラック・ロック・フランゼン大公…。 66 00:05:32,232 --> 00:05:34,167 どういうこと! 67 00:05:34,167 --> 00:05:38,672 ほんの数日前に 次元の狭間から帰ってきた。 68 00:05:38,672 --> 00:05:42,342 そ そんな…。 69 00:05:42,342 --> 00:05:44,344 まさか…。 70 00:05:47,013 --> 00:05:49,182 大賢者 ラックが➡ 71 00:05:49,182 --> 00:05:51,685 私の弟だったなんて。 72 00:05:51,685 --> 00:05:53,853 ん? 73 00:05:53,853 --> 00:05:56,189 そういえば 英雄 ラックの像も➡ 74 00:05:56,189 --> 00:05:58,858 パパに どこか似ている気がするわ! 75 00:05:58,858 --> 00:06:02,696 (セルリス)親子だったからなのね! 76 00:06:02,696 --> 00:06:05,031 いやいや似てないだろ! 77 00:06:05,031 --> 00:06:07,033 私たち姉弟だったのよ! 78 00:06:07,033 --> 00:06:10,036 じゃなくて 俺は君の弟じゃない! 79 00:06:10,036 --> 00:06:13,707 じゃあ お兄さま? 80 00:06:13,707 --> 00:06:19,012 だ~ か~ ら~! 81 00:06:24,718 --> 00:06:28,221 も… 申し訳ありませんでした 英雄 ラックさん! 82 00:06:28,221 --> 00:06:32,392 一応… 秘密だから…。 はい。 83 00:06:32,392 --> 00:06:36,663 セルリス 君は どうも 思い込みが強すぎる…。 84 00:06:36,663 --> 00:06:38,665 (セルリス)よく言われます。 85 00:06:38,665 --> 00:06:40,667 (ロック)ゴランが 冒険者入りを 反対する気持ちが➡ 86 00:06:40,667 --> 00:06:43,003 わかった気がするよ。 87 00:06:43,003 --> 00:06:45,005 フッ…。 88 00:06:45,005 --> 00:06:47,674 《ロック:でも ま…。 思い込みの強さってのは➡ 89 00:06:47,674 --> 00:06:50,176 意思の強さでもある》 90 00:06:50,176 --> 00:06:53,013 (ロック)セルリス。 91 00:06:53,013 --> 00:06:55,515 ちょっと付き合わないか? 92 00:06:58,852 --> 00:07:00,854 <ロック:俺は セルリスを➡ 93 00:07:00,854 --> 00:07:03,857 難度の高くない ギルドの依頼に誘った。 94 00:07:03,857 --> 00:07:05,859 ゴランの懸念通り➡ 95 00:07:05,859 --> 00:07:10,530 彼女は すでに 冒険者登録をすませていた。 96 00:07:10,530 --> 00:07:12,866 俺が こうして 連れ出さなければ➡ 97 00:07:12,866 --> 00:07:16,970 勝手に依頼を受けて 冒険に出ていただろう> 98 00:07:22,042 --> 00:07:24,044 < きっと彼女は➡ 99 00:07:24,044 --> 00:07:28,248 自分の力で 外の世界に出てみたかったのだ> 100 00:07:30,216 --> 00:07:32,719 アハハハ…。 101 00:07:32,719 --> 00:07:41,161 ♬~ 102 00:07:41,161 --> 00:07:43,163 う~ん。 103 00:07:43,163 --> 00:07:58,011 ♬~ 104 00:07:58,011 --> 00:08:02,015 依頼書にあった通り 魔獣が目撃されてるわ。 105 00:08:02,015 --> 00:08:06,019 (セルリス)ケルベロス ヒドラ キマイラ サイクロプス➡ 106 00:08:06,019 --> 00:08:08,021 巨大なドラゴンまで。 107 00:08:08,021 --> 00:08:11,524 それでも 人的被害は 1件もないみたい。 108 00:08:11,524 --> 00:08:14,361 ドラゴンまで出ているのにか…? 109 00:08:14,361 --> 00:08:17,364 それが本当なら Eランクの依頼じゃないぞ。 110 00:08:17,364 --> 00:08:21,034 そうよね? どういうことかしら? 111 00:08:21,034 --> 00:08:24,871 王都に近い こんな場所に 魔獣なんて…。 112 00:08:24,871 --> 00:08:28,375 ギルドは 魔獣が実在しないと 判断したんだろう。 113 00:08:28,375 --> 00:08:32,379 え? 頭を柔らかくして考えてみろ。 114 00:08:32,379 --> 00:08:36,316 実在しないけど 目撃される魔獣…。 115 00:08:36,316 --> 00:08:39,986 人に危害を加えない…。 116 00:08:39,986 --> 00:08:41,988 幻術? 117 00:08:41,988 --> 00:08:43,990 俺もそう思う。 118 00:08:46,659 --> 00:08:49,496 (ロック)ここが 目撃情報があったところか? 119 00:08:49,496 --> 00:08:51,498 (セルリス)ええ。 120 00:08:59,005 --> 00:09:01,007 (咆哮) 121 00:09:01,007 --> 00:09:03,009 ロ… ロックさん!? 122 00:09:03,009 --> 00:09:07,013 これって 本当に幻術なのよね!? なんか 熱いんだけど!? 123 00:09:07,013 --> 00:09:10,517 (ロック)ああ。 本物のドラゴン特有の質量も➡ 124 00:09:10,517 --> 00:09:13,186 生物としての温かみも感じない。 125 00:09:13,186 --> 00:09:17,857 だが 幻術としての精度は かなり高い。 126 00:09:17,857 --> 00:09:20,860 (うなり声) 127 00:09:22,862 --> 00:09:26,032 セルリス 好きにやれ! はいっ!! 128 00:09:26,032 --> 00:09:29,936 行きます! (うなり声) 129 00:09:36,810 --> 00:09:38,812 (うなり声) 130 00:09:41,815 --> 00:09:44,818 (うなり声) 131 00:09:44,818 --> 00:09:46,820 とうっ。 132 00:09:46,820 --> 00:09:49,422 はあ~! 133 00:10:02,502 --> 00:10:04,838 《ロック:ふむ いいね。 134 00:10:04,838 --> 00:10:08,007 セルリスの戦士としての実力。 135 00:10:08,007 --> 00:10:12,011 ゴランの ひいき目抜きでも Bランク相当だな。 136 00:10:12,011 --> 00:10:17,016 それにしても 恐ろしく精度の高い幻術。 137 00:10:17,016 --> 00:10:20,687 ただ幻を見せるだけの レベルの低いものじゃない。 138 00:10:20,687 --> 00:10:23,857 こいつは魔力の塊だ! 139 00:10:23,857 --> 00:10:27,193 だからこそ セルリスの剣も当たるし➡ 140 00:10:27,193 --> 00:10:29,696 ちゃんと 手応えも感じてるはずだ。 141 00:10:29,696 --> 00:10:31,865 幻術相手なのに➡ 142 00:10:31,865 --> 00:10:35,168 すっかり実在すると 錯覚してしまってる》 143 00:10:37,203 --> 00:10:40,039 キャ~! 144 00:10:40,039 --> 00:10:42,041 潮時だな。 145 00:10:42,041 --> 00:10:44,711 浮遊。 146 00:10:44,711 --> 00:10:46,713 加速!! 147 00:10:48,882 --> 00:10:51,718 ラーニング。 148 00:10:51,718 --> 00:10:55,421 この幻術 学ばせてもらう。 149 00:11:01,728 --> 00:11:03,730 ドレインタッチ! 150 00:11:14,407 --> 00:11:18,411 ひゃあ~! 151 00:11:18,411 --> 00:11:22,081 いつまでやってんだ? えっ? 152 00:11:22,081 --> 00:11:24,918 あれ? 火傷してないわ!? 153 00:11:24,918 --> 00:11:27,420 幻術だからな。 154 00:11:27,420 --> 00:11:30,256 幻術と まともに戦ったら負けるぞ。 155 00:11:30,256 --> 00:11:33,693 そういう事は 先に言っておいてほしかったわ。 156 00:11:33,693 --> 00:11:36,029 戦ったら ダメって…。 157 00:11:36,029 --> 00:11:38,865 じゃあ どうすればいいの? 158 00:11:38,865 --> 00:11:40,867 術者を見つけて倒せ。 159 00:11:40,867 --> 00:11:43,870 居場所を特定できないなら 逃げた方がいい。 160 00:11:43,870 --> 00:11:47,040 逃げる? なんか悔しいわ。 161 00:11:47,040 --> 00:11:49,042 死ぬよりはいいだろ。 162 00:11:49,042 --> 00:11:51,544 そ… それはそうだけど。 163 00:11:53,546 --> 00:11:57,450 聞いてるんだろ! 幻術使いよ! 164 00:12:01,721 --> 00:12:05,058 ここは 話し合いに 応じてくれないか。 165 00:12:05,058 --> 00:12:08,061 村人への被害がないことは 知っている。 166 00:12:08,061 --> 00:12:10,563 君には 何か 村人を近づけたくない➡ 167 00:12:10,563 --> 00:12:12,565 理由があるんだろう!? 168 00:12:16,402 --> 00:12:18,905 (ロック)俺たちは ギルドの依頼を受けてきている! 169 00:12:18,905 --> 00:12:23,710 このままでは 無理矢理にでも 調査しなければならない! 170 00:12:30,250 --> 00:12:35,021 (ルッチラ)ぼくには… 守らなければ ならないものがあります。 171 00:12:35,021 --> 00:12:37,023 子供…? 172 00:12:37,023 --> 00:12:40,526 それは ここじゃないと 守れないものなのか? 173 00:12:40,526 --> 00:12:43,863 (ルッチラ)移動は… 難しいです。 174 00:12:43,863 --> 00:12:46,366 そうか。 けど このままでは➡ 175 00:12:46,366 --> 00:12:50,203 俺たちは 依頼失敗と ギルドに報告することになる。 176 00:12:50,203 --> 00:12:52,538 えっ? まあ それはいいんだが。 177 00:12:52,538 --> 00:12:55,708 いいの!? ちょ ちょっと ロックさん!! 178 00:12:55,708 --> 00:12:58,378 いきなり失敗とか 困るんだけど!? 179 00:12:58,378 --> 00:13:00,880 ちょっとの失敗くらい気にすんな。 180 00:13:00,880 --> 00:13:02,882 気にするわよ!! 181 00:13:02,882 --> 00:13:06,052 ああ~ パパに なんて言えば…。 182 00:13:06,052 --> 00:13:08,054 話を続けるぞ。 183 00:13:08,054 --> 00:13:13,226 俺達が失敗したとなると 別の冒険者が来ることになる。 184 00:13:13,226 --> 00:13:18,564 次の冒険者は 隠し事を 無理矢理 暴くタイプかもしれない。 185 00:13:18,564 --> 00:13:21,734 キミごと討伐しようと するかもしれない。 186 00:13:21,734 --> 00:13:25,405 そうなったら 誰も幸せにならない。 187 00:13:25,405 --> 00:13:27,407 それは なるべく避けたいんだ。 188 00:13:29,409 --> 00:13:31,711 (ルッチラ)わかりました。 189 00:13:56,202 --> 00:13:58,538 魔族! 190 00:13:58,538 --> 00:14:01,541 (ロック)見事な幻術だったぞ! 191 00:14:01,541 --> 00:14:03,543 気配遮断も完璧だった。 192 00:14:03,543 --> 00:14:07,380 いやぁ お見事 最高だった。 193 00:14:07,380 --> 00:14:11,050 (ルッチラ)あ… ありがとうございます。 194 00:14:11,050 --> 00:14:14,220 俺は 通りすがりの Fランク冒険者の ロック。 195 00:14:14,220 --> 00:14:17,056 こっちは セルリスだ。 196 00:14:17,056 --> 00:14:20,893 ぼくは 魔族の ルッチラです。 197 00:14:20,893 --> 00:14:24,731 ねえ 魔族って 邪悪な存在なんじゃないの? 198 00:14:24,731 --> 00:14:27,233 それは誤解だ。 199 00:14:27,233 --> 00:14:31,738 (ロック)彼らは魔力や戦闘力は高いが 好戦的じゃない。 200 00:14:31,738 --> 00:14:34,841 へぇ… そうなのね。 201 00:14:34,841 --> 00:14:38,511 ルッチラ。 君は 何を守ろうとしてるんだ? 202 00:14:38,511 --> 00:14:42,181 はい。 それをお見せします。 203 00:14:42,181 --> 00:14:46,185 どうして 俺を信用する気になったんだ? 204 00:14:46,185 --> 00:14:50,022 ロックさんには 幻術が通用しませんでした。 205 00:14:50,022 --> 00:14:53,192 僕より ずっと強い魔導士だと…。 206 00:14:53,192 --> 00:14:57,029 なのに 力ずくで 調べようとしなかった。 207 00:14:57,029 --> 00:15:01,234 だから 信用してみよう と思いました。 208 00:15:05,204 --> 00:15:07,206 (ルッチラ)こちらです。 209 00:15:07,206 --> 00:15:09,909 (ロック)古い神代の頃の遺跡か…。 210 00:15:20,553 --> 00:15:24,457 只今戻りました ゲルベルガ様。 211 00:15:37,336 --> 00:15:39,338 こ… これは…。 212 00:15:39,338 --> 00:15:42,842 な~んだ ニワトリじゃない! 213 00:15:42,842 --> 00:15:46,345 無礼者!! 神鶏たる ゲルベルガ様に対して➡ 214 00:15:46,345 --> 00:15:48,347 ニワトリ呼ばわりなど! 215 00:15:48,347 --> 00:15:51,017 (セルリス)だって どう見ても ニワトリ…。 (ルッチラ)まだ言うか! 216 00:15:51,017 --> 00:15:53,019 ルッチラ。 はい。 217 00:15:53,019 --> 00:15:56,189 えっと こちらの ゲ… ゲル…。 218 00:15:56,189 --> 00:15:58,191 (ルッチラ)ゲルベルガ様です。 219 00:15:58,191 --> 00:16:02,361 (ロック)その… ゲルベルガ様は いったい 何者なんだ? 220 00:16:02,361 --> 00:16:06,699 神鶏です。 神の力を持つ ニワトリです。 221 00:16:06,699 --> 00:16:09,368 やっぱり ニワトリじゃないの。 222 00:16:09,368 --> 00:16:13,206 (セルリス)ね~ ニワトリさん。 あなたは ニワトリなのよね。 223 00:16:13,206 --> 00:16:15,208 モゴモゴモゴ…。 224 00:16:15,208 --> 00:16:18,211 その神の力というのは どのようなものなんだ? 225 00:16:18,211 --> 00:16:22,882 はい。 我が一族が祀る神鶏さま➡ 226 00:16:22,882 --> 00:16:24,884 ゲルベルガ様の先祖は➡ 227 00:16:24,884 --> 00:16:28,888 その鳴き声で 世界を 目覚めさせたと言われています。 228 00:16:28,888 --> 00:16:32,225 (ルッチラ)それは 朝と夜の境界を引いて➡ 229 00:16:32,225 --> 00:16:37,496 世界と世界の境界を 明確にしたんです。 230 00:16:37,496 --> 00:16:41,167 コケコッコー! 231 00:16:41,167 --> 00:16:43,836 (ルッチラ)だから 異次元からの出入りも➡ 232 00:16:43,836 --> 00:16:47,173 全て遮断することも できるのです。 233 00:16:47,173 --> 00:16:50,510 それは 次元の狭間への入り口を➡ 234 00:16:50,510 --> 00:16:53,346 閉じられるってことか? (ルッチラ)はい。 235 00:16:53,346 --> 00:16:57,683 ((ヴァンパイア・ロード:そうだ。 扉が開けば 無数の魔神が押し寄せ➡ 236 00:16:57,683 --> 00:16:59,852 この世を蹂躙する。 237 00:16:59,852 --> 00:17:01,854 そして 次元の向こうから➡ 238 00:17:01,854 --> 00:17:06,525 我らが神… 昏き神々が降臨なされる!)) 239 00:17:06,525 --> 00:17:08,527 なるほど。 240 00:17:08,527 --> 00:17:12,865 それで ゲルベルガ様は ヴァンパイアに狙われているわけか。 241 00:17:12,865 --> 00:17:18,537 僕の一族は ここから ずっと 北の山脈で暮らしていたんです。 242 00:17:18,537 --> 00:17:20,540 でも ある日➡ 243 00:17:20,540 --> 00:17:24,443 突然 ヴァンパイアの一団に襲われて…。 244 00:17:28,047 --> 00:17:31,384 生き残ったのは僕一人でした。 245 00:17:31,384 --> 00:17:35,821 (ルッチラ)族長から ゲルベルガ様を 託された僕は 逃げのびて➡ 246 00:17:35,821 --> 00:17:38,324 ここに来たのです。 247 00:17:38,324 --> 00:17:40,826 しかし 何故 この遺跡に…? 248 00:17:40,826 --> 00:17:43,162 ここは 古代の神殿で➡ 249 00:17:43,162 --> 00:17:45,498 ヴァンパイアよけの結界が 張られていると➡ 250 00:17:45,498 --> 00:17:48,167 族長から聞きました。 251 00:17:48,167 --> 00:17:50,836 《ん? 結界…?》 252 00:17:50,836 --> 00:17:54,173 じゃあ ここに来てからは 襲われてないのね? 253 00:17:54,173 --> 00:17:57,510 いえ… 何度もしつこく…。 254 00:17:57,510 --> 00:18:00,179 (ロック)ルッチラ 一緒に王都へ行かないか? 255 00:18:00,179 --> 00:18:02,181 えっ? 256 00:18:02,181 --> 00:18:04,183 ここにいても結界なんてないぞ。 257 00:18:04,183 --> 00:18:06,385 そ そんな! 258 00:18:09,355 --> 00:18:12,858 (ロック)ゲルベルガ様は 俺が護る! (ゲルベルガ)コケッ。 259 00:18:12,858 --> 00:18:14,860 魔神王の剣! 260 00:18:14,860 --> 00:18:17,863 これが ここにある理由は ただ一つ。 261 00:18:17,863 --> 00:18:20,866 俺が 魔神王を倒したからだ。 262 00:18:20,866 --> 00:18:26,205 あ… あなたは 大賢者 ラックさま…!? 263 00:18:26,205 --> 00:18:28,207 生きて戻って来ていたんですか!? 264 00:18:28,207 --> 00:18:30,209 ああ。 キラキラ キラキラ~。 265 00:18:32,812 --> 00:18:36,649 この名の許に 神鶏 ゲルベルガ様を➡ 266 00:18:36,649 --> 00:18:40,152 命に懸けて守ることを誓おう。 267 00:18:40,152 --> 00:18:42,154 コケッ。 268 00:18:42,154 --> 00:18:46,325 ゲルベルガ様の力は 世界を救う 唯一無二の力。 269 00:18:46,325 --> 00:18:49,495 よく今まで護ってくれたな。 270 00:18:49,495 --> 00:18:51,998 この世界に 住まう者たちにかわり➡ 271 00:18:51,998 --> 00:18:54,333 君の一族に礼を言う。 272 00:18:54,333 --> 00:18:57,169 ありがとう。 273 00:18:57,169 --> 00:18:59,672 そんな…。 274 00:18:59,672 --> 00:19:01,674 ぼくは…。 275 00:19:01,674 --> 00:19:06,345 (ルッチラ)ただ… 一族の みんなのために…。 276 00:19:06,345 --> 00:19:08,347 (ルッチラ)みんな…。 277 00:19:08,347 --> 00:19:11,017 みんなが守ってきた 神鶏さまが➡ 278 00:19:11,017 --> 00:19:14,186 この世界を救ってくれるって…。 279 00:19:14,186 --> 00:19:21,193 《ルッチラ:あの大賢者 英雄ラックさまが ありがとうって…。 280 00:19:21,193 --> 00:19:26,198 こんなに誇らしいことは… ないよ…!!》 281 00:19:31,537 --> 00:19:33,472 あっ でも➡ 282 00:19:33,472 --> 00:19:35,975 ロックさんって うちの居候よね。 283 00:19:35,975 --> 00:19:38,644 ペット飼うの パパが許してくれるかしら? 284 00:19:38,644 --> 00:19:41,147 ゲルベルガ様は ペットじゃないです! 285 00:19:43,149 --> 00:19:46,318 うわ…。 286 00:19:46,318 --> 00:19:48,320 ぐわ~! 287 00:19:56,829 --> 00:19:58,998 3体も!? 288 00:19:58,998 --> 00:20:01,500 キサマ… 何者だ。 289 00:20:01,500 --> 00:20:05,337 レッサーヴァンパイアに 名乗る名前などないな。 290 00:20:05,337 --> 00:20:08,007 我を愚弄するか! 291 00:20:08,007 --> 00:20:10,009 強化!? 292 00:20:10,009 --> 00:20:13,012 《ロック:こいつら 明らかに ルッチラを狙ってきた。 293 00:20:13,012 --> 00:20:16,015 やはり 狙いは神鶏か。 294 00:20:16,015 --> 00:20:20,186 なら 一匹も 逃がすわけにはいかないな》 295 00:20:20,186 --> 00:20:22,188 (ロック)マジックアロー! 296 00:20:25,357 --> 00:20:27,860 (ロック)獄炎! 297 00:20:27,860 --> 00:20:31,864 (3人)うわ~! 298 00:20:35,868 --> 00:20:37,970 チッ! 299 00:20:40,539 --> 00:20:47,713 コケコッコー! 300 00:20:47,713 --> 00:20:49,715 やはり 神鶏…。 301 00:20:49,715 --> 00:20:53,018 逃がしてはくれぬか…。 302 00:20:56,889 --> 00:21:01,060 えっ えっ!? どういうこと!? 303 00:21:01,060 --> 00:21:03,562 今のが 神鶏の力か…。 304 00:21:03,562 --> 00:21:09,235 ええ。 ヴァンパイアが変化する時に 強引に境界を引いたのです。 305 00:21:09,235 --> 00:21:11,403 (ルッチラ)神鶏さまの力の前では➡ 306 00:21:11,403 --> 00:21:14,240 変化の途中という存在は 許されません。 307 00:21:14,240 --> 00:21:16,742 コケッ。 (ルッチラ)だから 灰になったのです。 308 00:21:16,742 --> 00:21:19,245 そんなすごい力があるのに➡ 309 00:21:19,245 --> 00:21:21,747 ヴァンパイアから逃げ回る必要あるの? 310 00:21:21,747 --> 00:21:24,083 力の性質上➡ 311 00:21:24,083 --> 00:21:26,585 変化する タイミングでしか 通用しないのです。 312 00:21:26,585 --> 00:21:28,587 なるほど。 313 00:21:28,587 --> 00:21:31,257 ヴァンパイアは 逃げる時が 一番厄介だものね。 314 00:21:31,257 --> 00:21:33,192 (ルッチラ)でしょう? そうでしょう? 315 00:21:33,192 --> 00:21:36,028 (セルリス)すごいわ ニワトリさん。 (ルッチラ)ゲルベルガ様です! 316 00:21:36,028 --> 00:21:39,431 (ロック)ほら行くぞ。 (ゲルベルガ)コケッ。 317 00:21:49,375 --> 00:21:51,544 (ロック)シア! 318 00:21:51,544 --> 00:21:54,880 (シア)ロックさん! 待ってたでありますよ! 319 00:21:54,880 --> 00:21:56,882 もう里から帰ってきたのか。 320 00:21:56,882 --> 00:21:59,385 はい! 万事解決であります! 321 00:21:59,385 --> 00:22:01,387 誰? 322 00:22:01,387 --> 00:22:04,557 Bランク冒険者で ヴァンパイアハンターの シアだ。 323 00:22:04,557 --> 00:22:07,393 よろしくであります。 324 00:22:07,393 --> 00:22:10,396 セルリスよ! ロックさんの弟子なの! 325 00:22:10,396 --> 00:22:14,733 おお! お弟子さんでありますか! 326 00:22:14,733 --> 00:22:17,903 実は 至急 お伝えしたいことが。 327 00:22:17,903 --> 00:22:19,905 わかった。 328 00:22:19,905 --> 00:22:22,408 (ロック)中で聞こう。 329 00:22:22,408 --> 00:22:25,744 で 何があった? 330 00:22:25,744 --> 00:22:28,080 どうやら ヴァンパイアどもが➡ 331 00:22:28,080 --> 00:22:31,083 大きな動きを見せているようで。 (ロック)ほお。 332 00:22:31,083 --> 00:22:33,852 しかも それを率いているのは➡ 333 00:22:33,852 --> 00:22:35,854 ヴァンパイアハイロードらしいであります。 334 00:22:35,854 --> 00:22:37,857 なに…? 335 00:22:37,857 --> 00:22:41,527 (ロック)ヴァンパイアロードたちを束ねる 王の中の王➡ 336 00:22:41,527 --> 00:22:44,930 ヴァンパイアハイロード…!!