1 00:00:02,002 --> 00:00:04,671 ⚟あっちへ行ったぞ! ⚟追え! 絶対に捕らえろ! 2 00:00:04,671 --> 00:00:09,843 ハァ あっ ハァ。 3 00:00:09,843 --> 00:00:13,680 ハァ ハァ ハァ…。 4 00:00:13,680 --> 00:00:16,016 あっちだ! はっ! 5 00:00:16,016 --> 00:00:19,353 待て! これ以上は行くな! どうした!? 6 00:00:19,353 --> 00:00:22,022 この森の奥には 魔王の屋敷がある。 7 00:00:22,022 --> 00:00:24,191 魔王だと? ああ。 8 00:00:24,191 --> 00:00:26,526 ウワサによると 大の人間嫌いで➡ 9 00:00:26,526 --> 00:00:31,031 屋敷に近づいた人間に 邪知暴虐の 限りを尽くすといわれている。 10 00:00:31,031 --> 00:00:34,201 にわかには信じがたいが…。 11 00:00:34,201 --> 00:00:37,871 ⚟こっちです! 村人が毒婦を目撃したと! 12 00:00:37,871 --> 00:00:41,375 ホントか! (兵士たち)ハァ… ハァ…。 13 00:00:46,880 --> 00:00:49,583 ハァ ハァ…。 14 00:00:51,551 --> 00:00:53,720 ハァ ハァ…。 15 00:00:53,720 --> 00:00:56,056 《ごめんね ナタリア。 16 00:00:56,056 --> 00:00:58,392 何も言わずに飛び出して。 17 00:00:58,392 --> 00:01:01,328 でも生きていれば きっとまた…》 18 00:01:01,328 --> 00:01:03,664 キャッ! 19 00:01:03,664 --> 00:01:06,333 うっ うぅ…。 20 00:01:06,333 --> 00:01:09,336 ナ ナタ リア…。 21 00:02:58,879 --> 00:03:03,383 (アレン)隣国の毒婦。 消息不明に。 国外逃亡か? 22 00:03:05,819 --> 00:03:07,821 この気配は? 23 00:03:18,832 --> 00:03:20,834 魔物か…。 24 00:03:32,179 --> 00:03:34,181 はぁ…。 25 00:03:38,685 --> 00:03:41,688 《軽いな。 家出娘かと思ったが➡ 26 00:03:41,688 --> 00:03:44,024 さらわれた先から 逃げてきたのか? 27 00:03:44,024 --> 00:03:46,693 例えば…》 28 00:03:46,693 --> 00:03:48,695 こういうヤツから…。 29 00:03:48,695 --> 00:03:51,198 んっ でや~! 30 00:03:51,198 --> 00:03:54,534 ずいぶんな ご挨拶だな。 なに!? 31 00:03:54,534 --> 00:03:57,537 初歩的な幻影魔法だ。 32 00:03:57,537 --> 00:04:02,476 ニールズ王国… しかも 王室直属の近衛兵か。 33 00:04:02,476 --> 00:04:06,480 そんなご立派な肩書の者が いったい なんの用だ? 34 00:04:06,480 --> 00:04:09,282 ふっ! くぅ…。 35 00:04:11,818 --> 00:04:13,820 その女を渡せ。 36 00:04:13,820 --> 00:04:16,990 ソイツは 我が国を辱めた重罪人だ。 37 00:04:16,990 --> 00:04:19,326 コイツが? 38 00:04:19,326 --> 00:04:22,829 約束しよう。 おとなしく 身柄を引き渡すのなら➡ 39 00:04:22,829 --> 00:04:24,831 貴殿に危害は加えない。 40 00:04:24,831 --> 00:04:28,001 だが かばい立てするならば 容赦はしない! 41 00:04:28,001 --> 00:04:30,504 ふ~む なるほどなぁ。 42 00:04:30,504 --> 00:04:34,341 そういうことなら… お断りだ。 43 00:04:34,341 --> 00:04:36,343 でや~! 44 00:04:36,343 --> 00:04:40,013 うさんくさいヤツらと 衰弱した哀れな少女…。 45 00:04:40,013 --> 00:04:42,682 どちらの肩を 持つかと聞かれれば➡ 46 00:04:42,682 --> 00:04:44,684 間違いなく後者だろう。 47 00:04:44,684 --> 00:04:47,521 あ 相手は両手が塞がっている! 48 00:04:47,521 --> 00:04:49,523 一斉にかかれ! (兵士たち)うりゃあ~! 49 00:04:49,523 --> 00:04:52,526 《アイスバンド!》 うわっ! 50 00:04:52,526 --> 00:04:54,694 うっ! ぐっ! 51 00:04:54,694 --> 00:04:57,864 くっ! なっ!? く…。 52 00:04:57,864 --> 00:05:00,367 むっ 無詠唱魔法だと!? 53 00:05:04,304 --> 00:05:06,306 その白黒の髪! 54 00:05:06,306 --> 00:05:08,975 まさか貴様が この森に住む魔王! 55 00:05:08,975 --> 00:05:11,144 魔王だと! 本物か!? 56 00:05:11,144 --> 00:05:13,980 いや ちょっと違うな… フッ。 57 00:05:13,980 --> 00:05:17,150 大魔王だ 幻夢! 58 00:05:17,150 --> 00:05:20,153 (兵士たち)うわ~! 59 00:05:20,153 --> 00:05:22,155 さてと…。 60 00:05:24,491 --> 00:05:27,160 ここで何が起きた? 言ってみろ。 61 00:05:27,160 --> 00:05:31,164 森をくまなく探索して…。 62 00:05:31,164 --> 00:05:34,000 女の痕跡が途絶えたので…。 63 00:05:34,000 --> 00:05:36,670 魔物に襲われたと結論づけ…。 64 00:05:36,670 --> 00:05:39,673 報告のため 帰国することにしました…。 65 00:05:39,673 --> 00:05:42,342 上出来だ。 66 00:05:42,342 --> 00:05:44,344 (兵士たち)あぁ…。 67 00:05:50,517 --> 00:05:52,686 じきに意識もはっきりして➡ 68 00:05:52,686 --> 00:05:55,388 キレイさっぱり 記憶から消え去るだろう。 69 00:06:10,136 --> 00:06:13,306 国が動くほどの重罪人か…。 70 00:06:13,306 --> 00:06:16,142 とてもそうは見えないが…。 71 00:06:16,142 --> 00:06:19,312 《隣国の毒婦 消息不明に。 72 00:06:19,312 --> 00:06:23,116 ニールズ王国にて 繰り広げられた陰謀劇 か…》 73 00:06:25,485 --> 00:06:27,487 (シャーロット)う…。 74 00:06:29,990 --> 00:06:32,325 (アレン)目が覚めたか? あっ。 75 00:06:32,325 --> 00:06:34,327 ど どなたですか? 76 00:06:34,327 --> 00:06:37,130 飲め。 は はい…。 77 00:06:39,100 --> 00:06:42,002 はぁ…。 78 00:06:42,002 --> 00:06:44,004 どうして 倒れていた? 79 00:06:44,004 --> 00:06:46,506 森で迷って…。 80 00:06:46,506 --> 00:06:48,842 遠くに お屋敷が見えたんです。 81 00:06:48,842 --> 00:06:50,844 そこに行こうとして…。 82 00:06:50,844 --> 00:06:52,846 (アレン)それが この屋敷だ。 83 00:06:52,846 --> 00:06:57,183 あっ! 隣国 ニールズ王国第二王子の婚約者➡ 84 00:06:57,183 --> 00:06:59,686 シャーロット・エヴァンズ嬢。 んっ! 85 00:06:59,686 --> 00:07:02,122 ち 違うん です。 86 00:07:02,122 --> 00:07:04,291 私は 私は…。 87 00:07:04,291 --> 00:07:06,459 (アレン)警戒しなくてもいい。 88 00:07:06,459 --> 00:07:08,962 あっ。 俺は ウソをついているかどうか➡ 89 00:07:08,962 --> 00:07:10,964 目を見ればわかる…。 90 00:07:10,964 --> 00:07:14,467 シャーロット お前の目にはなんのウソもない。 91 00:07:14,467 --> 00:07:16,970 う… うぅ…。 92 00:07:16,970 --> 00:07:20,974 えっ おい どうした? どこか痛むのか!? 93 00:07:20,974 --> 00:07:22,976 初めて…。 94 00:07:22,976 --> 00:07:26,780 初めて信じてくれる人がいた…。 あぁ…。 95 00:07:28,982 --> 00:07:31,818 少しは落ち着いたか? はい…。 96 00:07:31,818 --> 00:07:35,488 どうして 国を追われることに なったか 教えてくれるか? 97 00:07:35,488 --> 00:07:39,492 本当に 突然のことだったんです…。 98 00:07:41,661 --> 00:07:45,665 (ざわめき) 99 00:07:45,665 --> 00:07:48,501 ⦅セシル王子:宴の前に 皆に話がある。 100 00:07:48,501 --> 00:07:51,504 シャーロット! シャーロットはいるか? 101 00:07:51,504 --> 00:07:55,008 ⚟シャーロット? ⚟セシル王子との婚約が➡ 102 00:07:55,008 --> 00:07:57,844 何年も前から 決まってるご令嬢ですわ。 103 00:07:57,844 --> 00:07:59,946 ⚟そんな方が いらっしゃったのか? 104 00:07:59,946 --> 00:08:04,451 ⚟ええ ここだけの話 めかけの子らしいですの…。 105 00:08:04,451 --> 00:08:08,555 ⚟私も2人がお話しする姿 初めてお見かけしますわ。 106 00:08:12,959 --> 00:08:17,464 (セシル王子)シャーロット 君の悪行の 数々は調べがついている⦆ 107 00:08:17,464 --> 00:08:20,133 (どよめき) 108 00:08:20,133 --> 00:08:23,803 (シャーロット)告げられたのは 身に覚えのないことばかりで。 109 00:08:23,803 --> 00:08:28,308 セシル王子の言葉を疑う人は 誰もいませんでした。 110 00:08:28,308 --> 00:08:30,477 ⦅よって シャーロット・エヴァンズ…。 111 00:08:30,477 --> 00:08:33,146 君を国家反逆罪で逮捕する! 112 00:08:33,146 --> 00:08:35,815 そんな!? どうして…。 113 00:08:35,815 --> 00:08:38,485 君との婚約も破棄させてもらう! 114 00:08:38,485 --> 00:08:41,287 毒婦を牢に連れていけ! ⚟はっ! 115 00:08:43,323 --> 00:08:46,826 待って お願いです! 信じてください! 116 00:08:46,826 --> 00:08:49,129 私は 何もやってないんです! 117 00:08:54,667 --> 00:08:58,004 私は何もやってないのに…⦆ 118 00:08:58,004 --> 00:09:01,441 《単純明快な陰謀劇だ。 119 00:09:01,441 --> 00:09:05,612 おそらく王子は めかけの子である 彼女と結婚するのが嫌だったか。 120 00:09:05,612 --> 00:09:08,114 他に好きな女でも できたんだろう》 121 00:09:08,114 --> 00:09:11,618 すみません 私なんかの話を…。 122 00:09:11,618 --> 00:09:14,287 助けていただいて ありがとうございました。 123 00:09:14,287 --> 00:09:17,624 ん? これ以上のご迷惑はかけません。 124 00:09:17,624 --> 00:09:20,293 追っ手が来る前に すぐにここを出て…。 125 00:09:20,293 --> 00:09:22,796 (アレン)掃除は得意か? えっ!? 126 00:09:22,796 --> 00:09:26,633 このとおり 俺は掃除が苦手でな。 どうだ? 127 00:09:26,633 --> 00:09:30,804 えっと… 人並みには できると思います けど…。 128 00:09:30,804 --> 00:09:35,141 完璧な答えだ! 俺がお前を雇ってやる! 129 00:09:35,141 --> 00:09:37,310 え? 130 00:09:37,310 --> 00:09:39,813 名目は住み込みのメイドだ! 131 00:09:39,813 --> 00:09:42,649 へっ!? 任せる仕事は家事全般。 132 00:09:42,649 --> 00:09:44,818 手当はもちろん出すし➡ 133 00:09:44,818 --> 00:09:48,488 3食に加えておやつ付き 部屋数は余っているし➡ 134 00:09:48,488 --> 00:09:50,657 1人くらい増えても なんの問題も…。 135 00:09:50,657 --> 00:09:54,494 あ あの! 先ほどの話を聞いてましたか? 136 00:09:54,494 --> 00:09:56,663 私は お尋ね者なんですよ! 137 00:09:56,663 --> 00:10:00,333 《まあ確かに。 人と関わりたくない一心で➡ 138 00:10:00,333 --> 00:10:02,335 森の奥に暮らしてるんだ。 139 00:10:02,335 --> 00:10:06,673 お尋ね者をかくまうなんて 本末転倒だ。 それでも…》 140 00:10:06,673 --> 00:10:10,176 うんっ 実はだな…。 141 00:10:10,176 --> 00:10:13,847 俺も昔 お前のように 裏切られたことがあるんだ。 142 00:10:13,847 --> 00:10:16,182 えっと あなたも…。 143 00:10:16,182 --> 00:10:19,352 アレンだ。 アレン・クロフォード。 144 00:10:19,352 --> 00:10:21,354 (アレン)今から3年前➡ 145 00:10:21,354 --> 00:10:24,023 俺は とあるパーティーに勧誘された。 146 00:10:24,023 --> 00:10:27,193 まだ見ぬ冒険と 楽しい旅を夢想した俺は➡ 147 00:10:27,193 --> 00:10:29,362 彼らの仲間になった。 148 00:10:29,362 --> 00:10:31,364 だが しかし…。 149 00:10:31,364 --> 00:10:35,034 ヤツらは 俺を使って神殿の封印を暴き➡ 150 00:10:35,034 --> 00:10:37,203 狙いの財宝が手に入ると➡ 151 00:10:37,203 --> 00:10:39,873 俺を魔物の群れの中に放置した。 152 00:10:39,873 --> 00:10:44,210 ヤツらは最初から 俺を利用するつもりだったんだ。 153 00:10:44,210 --> 00:10:47,046 ひどい… そんなのひどいです! 154 00:10:47,046 --> 00:10:49,215 仲間をだますだなんて! 155 00:10:49,215 --> 00:10:51,885 《なっ なんて純粋なヤツなんだ! 156 00:10:51,885 --> 00:10:55,221 俺の話を疑問も持たずに 信じ込むとは…》 157 00:10:55,221 --> 00:10:59,559 あのとき 救いの手を差し伸べて くれる人は誰もいなかった。 158 00:10:59,559 --> 00:11:04,497 だから俺は… 似た境遇のお前を 放っておけないんだ。 159 00:11:04,497 --> 00:11:06,833 アレンさん…。 160 00:11:06,833 --> 00:11:09,669 お気持ちはうれしいです。 161 00:11:09,669 --> 00:11:12,338 でも アレンさんのご迷惑になります。 162 00:11:12,338 --> 00:11:14,507 お受けすることはできません! 163 00:11:14,507 --> 00:11:18,111 そうか… ならば 最終手段だ。 164 00:11:21,014 --> 00:11:24,350 たった今 俺は 自分に死の呪いをかけた! 165 00:11:24,350 --> 00:11:26,352 えっ? 166 00:11:26,352 --> 00:11:29,022 お前が ここで働くと言わない限り➡ 167 00:11:29,022 --> 00:11:31,024 俺は呪いを解除しない! 168 00:11:31,024 --> 00:11:34,861 つまり 俺の心臓は➡ 169 00:11:34,861 --> 00:11:37,530 今から3分後に活動を停止する! 170 00:11:37,530 --> 00:11:41,201 はいぃ~!? さあ早く決断するがいい! 171 00:11:41,201 --> 00:11:43,202 さもなくば… お前のせいで➡ 172 00:11:43,202 --> 00:11:46,539 無実の一般人が 命を落とすことになるぞ! 173 00:11:46,539 --> 00:11:48,708 なんでそうなるんですか~! 174 00:11:48,708 --> 00:11:51,377 あと言い方が 悪い人みたいですけど➡ 175 00:11:51,377 --> 00:11:55,215 私を助けようとしてくれる いい人なんですよね? 176 00:11:55,215 --> 00:11:59,218 フハハハハハ! もちろん 俺は善良そのものだ! 177 00:11:59,218 --> 00:12:03,323 さあ どうする シャーロット! 残り2分31秒だ! 178 00:12:03,323 --> 00:12:05,325 つけ加えて言うなら…。 179 00:12:05,325 --> 00:12:08,494 すでに呼吸が しづらくなってきているぞ! 180 00:12:08,494 --> 00:12:11,497 もっと自分を 大事にしてください! 181 00:12:11,497 --> 00:12:13,499 <アレン:そういうわけで シャーロットは➡ 182 00:12:13,499 --> 00:12:16,669 1分もたたないうちに この屋敷で働くことを➡ 183 00:12:16,669 --> 00:12:18,671 了承してくれた> 184 00:12:26,512 --> 00:12:31,017 (シャーロット)アレンさん えっと… 終わりましたよ? 185 00:12:31,017 --> 00:12:34,354 おお~ いやはや すばらしい仕事ぶりだ! 186 00:12:34,354 --> 00:12:36,856 公爵家令嬢とは思えないな。 187 00:12:36,856 --> 00:12:40,526 おうちでは いろいろ お手伝いをしていましたから。 188 00:12:40,526 --> 00:12:44,030 《シャーロットを助けたとき 手先がかなり荒れていた。 189 00:12:44,030 --> 00:12:46,366 公爵家令嬢とは 名ばかりで➡ 190 00:12:46,366 --> 00:12:49,869 家では召し使いのような 立場だったのかもしれないな》 191 00:12:49,869 --> 00:12:52,872 それに 私は床を磨いただけです。 192 00:12:52,872 --> 00:12:55,208 荷物は全部 アレンさんが➡ 193 00:12:55,208 --> 00:12:57,377 魔法で 片づけてくれたじゃないですか。 194 00:12:57,377 --> 00:13:00,146 (アレン)ああ すべて 燃やせるゴミだったからな。 195 00:13:00,146 --> 00:13:03,316 床掃除も 手伝ってくださいましたし。 196 00:13:03,316 --> 00:13:07,320 私… いる意味あるんですか? もちろんだとも。 197 00:13:07,320 --> 00:13:09,989 さっきまでの 部屋の散らかり具合を見たろう。 198 00:13:09,989 --> 00:13:13,326 俺はこのとおり 生活能力がまるでない。 199 00:13:13,326 --> 00:13:16,996 1人だと片づけようとする気すら 起きないのだ。 200 00:13:16,996 --> 00:13:20,833 む 胸を張っておっしゃることじゃ ないと思うんです。 201 00:13:20,833 --> 00:13:24,504 事実だからな。 そうかもしれないですけど…。 202 00:13:24,504 --> 00:13:28,675 えっと… 次はどんな お仕事をすればいいですか? 203 00:13:28,675 --> 00:13:32,011 そうだなぁ…。 フッ。 204 00:13:32,011 --> 00:13:35,014 今はもういい。 えっ? 205 00:13:35,014 --> 00:13:39,185 あとは夕飯まで自由にしてくれ。 あ…。 206 00:13:39,185 --> 00:13:42,188 私が泥棒したら どうするんですか!? 207 00:13:42,188 --> 00:13:44,190 それも大丈夫だ。 208 00:13:44,190 --> 00:13:46,526 昨日 街であれこれ買い物して➡ 209 00:13:46,526 --> 00:13:49,028 この家には ろくな現金もないからな。 210 00:13:49,028 --> 00:13:51,197 すみません 私のせいで…。 211 00:13:51,197 --> 00:13:54,200 なあに初期投資だ 気にするな。 212 00:13:54,200 --> 00:13:56,869 書斎から 本を持ってきてもいいし➡ 213 00:13:56,869 --> 00:13:59,038 庭をいじってくれてもいい。 214 00:13:59,038 --> 00:14:00,973 好きにしろ。 215 00:14:00,973 --> 00:14:02,975 あっ うわぁ~! 216 00:14:09,315 --> 00:14:11,818 これから俺は しばし仕事をする。 217 00:14:11,818 --> 00:14:13,820 声をかけないでくれ。 218 00:14:13,820 --> 00:14:16,489 あっ! 219 00:14:16,489 --> 00:14:18,491 はい わかりました…。 220 00:14:20,493 --> 00:14:23,329 《困った人間は 放っておけないが➡ 221 00:14:23,329 --> 00:14:25,331 人付き合いは苦手だ。 222 00:14:25,331 --> 00:14:27,834 今は まだ 俺に恩義を感じているが➡ 223 00:14:27,834 --> 00:14:31,337 じきに俺が嫌になって 出ていくはずだ。 224 00:14:31,337 --> 00:14:33,673 頃合いになったら 盗みやすい場所に➡ 225 00:14:33,673 --> 00:14:36,008 まとまった金でも置いておくか…。 226 00:14:36,008 --> 00:14:40,179 さて 俺の数少ない趣味の時間だ。 227 00:14:40,179 --> 00:14:43,683 先日公表された 魔法理論についての研究論文に➡ 228 00:14:43,683 --> 00:14:46,185 修正を入れまくって 突き返してやる!》 229 00:14:49,021 --> 00:14:51,357 《学会では ひどく恐れられて➡ 230 00:14:51,357 --> 00:14:54,527 「赤ペンの悪魔」 呼ばわりされているらしいが➡ 231 00:14:54,527 --> 00:14:58,364 なおのこと添削のペンに 力が入るというものだ》 232 00:14:58,364 --> 00:15:00,299 フフフ フフフフ…。 233 00:15:00,299 --> 00:15:02,468 フフフハハハハ…。 234 00:15:02,468 --> 00:15:06,806 おっと もうこんな時間か…。 235 00:15:06,806 --> 00:15:10,143 明かりをつけないと… んん…。 236 00:15:10,143 --> 00:15:13,312 おわっ! 20,511… 20,512…。 237 00:15:13,312 --> 00:15:15,982 お おい シャーロット 何をやってるんだ? 238 00:15:15,982 --> 00:15:18,484 アレンさん えっと➡ 239 00:15:18,484 --> 00:15:20,653 自由にしていいと おっしゃったので…。 240 00:15:20,653 --> 00:15:22,822 床の木目を数えておりました。 241 00:15:22,822 --> 00:15:24,824 《床の… 木目! 242 00:15:24,824 --> 00:15:26,826 暇で暇で しかたなかったとしても! 243 00:15:26,826 --> 00:15:28,828 床の木目を数えるか!?》 244 00:15:28,828 --> 00:15:33,166 シャーロット 少し聞きたいんだが 趣味はあるか? 245 00:15:33,166 --> 00:15:35,168 趣味ですか? 246 00:15:35,168 --> 00:15:38,171 う~ん 特にありませんね。 247 00:15:38,171 --> 00:15:41,674 な なら 家では空いた時間に 何をしていた? 248 00:15:41,674 --> 00:15:45,178 えっと 花嫁修業の時間以外は➡ 249 00:15:45,178 --> 00:15:48,514 お掃除や針ものなどの お仕事をしていましたから…。 250 00:15:48,514 --> 00:15:51,017 空いた時間というのは 特に…。 251 00:15:51,017 --> 00:15:53,519 《笑顔で なんと寂しいことを言う!》 252 00:15:53,519 --> 00:15:57,690 じゃあ その花嫁修業とやらで 楽しかったことは? 253 00:15:57,690 --> 00:16:00,960 え~っと 楽しいというのは ちょっと…。 254 00:16:00,960 --> 00:16:03,796 間違えて 叱られてばかりでしたから。 255 00:16:03,796 --> 00:16:07,133 で では 最近うれしかった思い出は? 256 00:16:07,133 --> 00:16:09,802 それはありましたよ! おお! 257 00:16:09,802 --> 00:16:14,307 2か月前 ナタリア… 妹が果物をくれたんです。 258 00:16:14,307 --> 00:16:16,642 少し傷んでましたけど➡ 259 00:16:16,642 --> 00:16:19,479 滅多に食べさせていただけない ごちそうだったので➡ 260 00:16:19,479 --> 00:16:21,981 とってもうれしかった… アレンさん⁉ 261 00:16:21,981 --> 00:16:23,983 なんだか お顔が怖いですよ? 262 00:16:23,983 --> 00:16:27,653 ん… 人相の悪さは生まれつきだ! 気にするな! 263 00:16:27,653 --> 00:16:31,490 《俺でさえ 魔法学院時代は毎日➡ 264 00:16:31,490 --> 00:16:34,494 教授を質問攻めにして 涙目にさせたり➡ 265 00:16:34,494 --> 00:16:37,997 魔法薬の実験で いくつもの教室を 吹き飛ばしたりして➡ 266 00:16:37,997 --> 00:16:40,833 楽しい時を過ごしたというのに…。 267 00:16:40,833 --> 00:16:44,670 そんな人生で トップクラスに楽しいはずの時を➡ 268 00:16:44,670 --> 00:16:46,839 趣味も幸せな思い出もなく➡ 269 00:16:46,839 --> 00:16:48,841 挙句の果てには…》 270 00:16:48,841 --> 00:16:51,844 ん? (アレン)よし 決めたぞ! 271 00:16:51,844 --> 00:16:54,013 シャーロット! 俺はお前に➡ 272 00:16:54,013 --> 00:16:57,350 この世のすべての 「イケナイこと」を教え込む! 273 00:16:57,350 --> 00:16:59,352 はい? 274 00:16:59,352 --> 00:17:01,454 (アレン)帰ったぞ~! 275 00:17:01,454 --> 00:17:05,124 えっと… これはいったい? 276 00:17:05,124 --> 00:17:08,794 大丈夫なんですか? 現金はないって…。 277 00:17:08,794 --> 00:17:11,964 心配ない 魔法道具を売ったんだ。 278 00:17:11,964 --> 00:17:13,966 結構な金額になったぞ。 279 00:17:13,966 --> 00:17:16,302 先ほど俺は お前に言ったな。 280 00:17:16,302 --> 00:17:19,639 この世のすべての イケナイことを教え込むと。 281 00:17:19,639 --> 00:17:23,309 おっしゃってましたけど… イケナイことって? 282 00:17:23,309 --> 00:17:27,480 悦びと楽しみだ。 だが 俺が言ったのは…。 283 00:17:27,480 --> 00:17:31,984 道義に反するタイプの悦びだ。 え…。 284 00:17:31,984 --> 00:17:34,153 イケナイことというのはな➡ 285 00:17:34,153 --> 00:17:36,989 楽しいんだ クセになるほどな…。 286 00:17:36,989 --> 00:17:38,991 あ…。 287 00:17:38,991 --> 00:17:43,329 お前はいまどき 珍しいぐらいの 素直でマジメな人間だ。 288 00:17:43,329 --> 00:17:47,166 どうせ公爵家の人間に 反抗したこともないのだろう? 289 00:17:47,166 --> 00:17:49,835 それは… 私なんかを➡ 290 00:17:49,835 --> 00:17:53,506 置いてくださる方々ですし… 反抗なんて…。 291 00:17:53,506 --> 00:17:57,343 《家族というよりも 飼い主に怯えるような物言い…。 292 00:17:57,343 --> 00:18:00,613 俺から言わせれば不健全だ だから》 293 00:18:00,613 --> 00:18:03,783 これからお前に イケナイことを教えてやる! 294 00:18:03,783 --> 00:18:05,785 はっ! 295 00:18:05,785 --> 00:18:07,787 お前は その快楽におぼれ➡ 296 00:18:07,787 --> 00:18:11,290 本能のままに 赴く獣になるだろう…。 297 00:18:11,290 --> 00:18:13,793 なんだか怖いです アレンさん! 298 00:18:13,793 --> 00:18:18,631 それに… 悪いことは しちゃいけないんですよ! 299 00:18:18,631 --> 00:18:21,801 安心しろ 法に触れることはしない。 300 00:18:21,801 --> 00:18:24,470 貞淑な妻や厳格な教師➡ 301 00:18:24,470 --> 00:18:28,808 模範的な聖職者さえも とりこになっているイケナイことだ。 302 00:18:28,808 --> 00:18:32,812 そのイケナイことって… なんなんですか? 303 00:18:32,812 --> 00:18:36,315 教えてやろう! さぁ その目に焼きつけろ! 304 00:18:36,315 --> 00:18:38,818 最初のイケナイことは…。 305 00:18:41,487 --> 00:18:43,489 ケーキ? 306 00:18:43,489 --> 00:18:45,491 驚くのはまだ早いぞ! 307 00:18:48,327 --> 00:18:50,830 え~っと… これは? 308 00:18:50,830 --> 00:18:52,832 今日の晩メシだ! 309 00:18:52,832 --> 00:18:54,834 食べて 飲んで 大いに騒げ! 310 00:18:54,834 --> 00:18:57,336 これが今日のイケナイことだ! 311 00:18:57,336 --> 00:18:59,839 んっ んっ。 312 00:18:59,839 --> 00:19:02,942 ええ~! ダダ ダメですよ アレンさん! 313 00:19:02,942 --> 00:19:05,277 晩ごはんは ちゃんと食べないと! 314 00:19:05,277 --> 00:19:08,447 お菓子ばっかりじゃ 栄養が偏ります! 315 00:19:08,447 --> 00:19:11,951 うむ 予想どおり かつ模範的な反応だ。 316 00:19:11,951 --> 00:19:14,954 それでこそ 落としがいがあるというもの。 317 00:19:14,954 --> 00:19:17,289 公爵家では ろくに食べさせて➡ 318 00:19:17,289 --> 00:19:20,292 もらえなかったのだろう。 それは…。 319 00:19:20,292 --> 00:19:22,795 《アレン:表面上としては 家族と扱っても➡ 320 00:19:22,795 --> 00:19:25,631 家の中では 下働き同然だったのだろう》 321 00:19:25,631 --> 00:19:28,634 これが店の一番人気らしい。 322 00:19:28,634 --> 00:19:32,138 ほ~ら 甘いケーキだぞう~。 うぅ…。 323 00:19:32,138 --> 00:19:36,142 で… でも! お夕飯にケーキを いただくなんて ダメです! 324 00:19:36,142 --> 00:19:38,310 それに アレンさんにこれ以上➡ 325 00:19:38,310 --> 00:19:40,479 よくしていただくわけには…。 326 00:19:40,479 --> 00:19:43,816 う~む だが こんなにキレイなケーキだぞ。 327 00:19:43,816 --> 00:19:46,819 食べないと 作ったパティシエに悪くないか? 328 00:19:46,819 --> 00:19:49,321 はうっ! それに 今のお前を➡ 329 00:19:49,321 --> 00:19:51,323 雇っているのは誰だ? 330 00:19:51,323 --> 00:19:53,325 アレンさん です…。 331 00:19:53,325 --> 00:19:57,329 そのとおり! 雇い主の命令は絶対だ! 332 00:19:57,329 --> 00:20:00,833 (アレン)だから 今日はこれを好きなだけ食え! 333 00:20:00,833 --> 00:20:04,336 それが 仕事だ! そんな メチャクチャな…。 334 00:20:04,336 --> 00:20:06,672 これ以上 抵抗するのなら➡ 335 00:20:06,672 --> 00:20:08,841 また 死の呪いをかけるぞ…。 336 00:20:08,841 --> 00:20:11,343 もちろん この俺に! 337 00:20:11,343 --> 00:20:14,680 だから ご自分を 大切にしてくださいってば! 338 00:20:14,680 --> 00:20:17,850 わかりました! ありがたくいただきます! 339 00:20:17,850 --> 00:20:20,519 最初から そうしておけばいいのだ。 340 00:20:20,519 --> 00:20:22,855 それじゃ いただきます。 341 00:20:22,855 --> 00:20:26,859 けど… 先にアレンさんが選んでください。 342 00:20:26,859 --> 00:20:29,695 私は残ったもので かまいませんので。 343 00:20:29,695 --> 00:20:32,531 いや 俺は甘いものは好かんからな。 344 00:20:32,531 --> 00:20:36,202 えっ⁉ ひょっとして これ全部 私のために? 345 00:20:36,202 --> 00:20:38,204 今更 気付いたのか? 346 00:20:38,204 --> 00:20:40,372 わざわざ お金を用意して…。 347 00:20:40,372 --> 00:20:43,042 ど どうして そんなことをしたんですか!? 348 00:20:43,042 --> 00:20:45,044 どうしてって…。 349 00:20:45,044 --> 00:20:47,046 お前が 喜ぶと思ったからだが? 350 00:20:47,046 --> 00:20:49,381 はぁ…。 351 00:20:49,381 --> 00:20:52,384 どうした? ひょっとして甘いものは苦手か? 352 00:20:52,384 --> 00:20:54,386 い いえ! そんなことは! 353 00:20:54,386 --> 00:20:57,556 なら さっさと食え! はい…。 354 00:20:57,556 --> 00:21:01,060 私の ために…。 355 00:21:05,498 --> 00:21:07,666 ど どうだ? うまいか? 356 00:21:07,666 --> 00:21:10,369 おいしいです…。 そうか! 357 00:21:12,338 --> 00:21:15,841 えっ ひょっとして 口に合わなかったか? 358 00:21:15,841 --> 00:21:17,843 ち 違うんです…。 359 00:21:17,843 --> 00:21:22,148 誰かが私のために 何かをしてくれるなんて…。 360 00:21:24,183 --> 00:21:26,519 優しくしてくれるなんて…。 361 00:21:26,519 --> 00:21:29,188 そんなこと これまで全然なくって…。 362 00:21:29,188 --> 00:21:31,690 私なんかが こんな…。 363 00:21:31,690 --> 00:21:34,693 こんな幸せを感じても いいんでしょうか? 364 00:21:34,693 --> 00:21:36,695 あ…。 はぁ…。 365 00:21:36,695 --> 00:21:41,367 バカを言え。 この程度が幸せだと? 笑わせるな。 366 00:21:41,367 --> 00:21:43,869 こんなのまだ序の口だ。 367 00:21:43,869 --> 00:21:47,706 これから俺はお前に この世の すべての悦楽を教え込む。 368 00:21:47,706 --> 00:21:50,709 泣いても叫んでも容赦はしない。 369 00:21:50,709 --> 00:21:52,711 あっ。 370 00:21:52,711 --> 00:21:54,713 決めた…。 371 00:21:54,713 --> 00:21:56,882 おいしいものを たくさん食べさせて➡ 372 00:21:56,882 --> 00:21:59,218 世界中の いろんな場所に連れていく。 373 00:21:59,218 --> 00:22:01,153 楽しいことも うれしいことも➡ 374 00:22:01,153 --> 00:22:03,155 飽きるまで 味わわせてやる。 375 00:22:03,155 --> 00:22:06,659 そして ゆくゆくは 世界で いちばん幸せだと➡ 376 00:22:06,659 --> 00:22:08,994 胸を張って言えるまでに 変えてやる! 377 00:22:08,994 --> 00:22:12,164 どうして そんなに見ず知らずの私に➡ 378 00:22:12,164 --> 00:22:14,166 優しくしてくれるんですか? 379 00:22:14,166 --> 00:22:16,335 さあな 俺にもわからん。 380 00:22:16,335 --> 00:22:20,005 だが やると決めたからには 徹底的にだ! 381 00:22:20,005 --> 00:22:22,007 お前に誓おう! 382 00:22:22,007 --> 00:22:24,176 お前が 俺の前にいる限り➡ 383 00:22:24,176 --> 00:22:27,847 この世のすべての イケナイことを教えてやるとな! 384 00:22:27,847 --> 00:22:31,684 はっ! で でも! 私は何もお返しできませんよ! 385 00:22:31,684 --> 00:22:33,686 そんなものは必要ない。 386 00:22:33,686 --> 00:22:36,689 俺の趣味に いやいや 付き合わされていると➡ 387 00:22:36,689 --> 00:22:39,191 思えばいいだろう。 フフフ。 388 00:22:39,191 --> 00:22:42,027 お優しいのに 変な人なんですね。 389 00:22:42,027 --> 00:22:45,030 ほら まだたくさんあるぞ 食え。 390 00:22:45,030 --> 00:22:47,032 そんなに食べられませんよ…。 391 00:22:47,032 --> 00:22:49,201 アレンさんもいかがですか? 392 00:22:49,201 --> 00:22:51,203 だから俺は甘いものは…。 393 00:22:51,203 --> 00:22:53,205 あ…。 394 00:22:53,205 --> 00:22:57,543 あ いや… せっかくだし ご相伴に預かろうか。 395 00:22:57,543 --> 00:23:01,046 はい! 一緒に食べたら もっとおいしいはずですよ! 396 00:23:03,649 --> 00:23:05,818 うむ 意外といけるな…。 397 00:23:05,818 --> 00:23:08,153 ほら お前も食べてみろ。 398 00:23:08,153 --> 00:23:10,155 んっ。 (アレン)あ~ん。 399 00:23:10,155 --> 00:23:12,658 あ~ん…。 400 00:23:12,658 --> 00:23:15,160 おいしい です…。 401 00:23:15,160 --> 00:23:18,063 お… そ それはよかった。 402 00:23:21,500 --> 00:23:23,669 《人付き合いは苦手だが…。 403 00:23:23,669 --> 00:23:27,339 せいぜい頑張ろう》 404 00:23:27,339 --> 00:23:29,508 さあさあ 遠慮はいらんぞ。 フフフ…。 405 00:23:29,508 --> 00:23:32,678 ハハハ… ハハハハハ…。 406 00:23:32,678 --> 00:23:35,848 (風の音) 407 00:23:35,848 --> 00:23:38,651 (ゴウセツ)きゃつが 「魔王」か…。