1 00:00:11,011 --> 00:00:13,313 (汽笛) 2 00:00:19,553 --> 00:00:21,555 《アレン:親愛なる リディヤへ。 3 00:00:21,555 --> 00:00:24,391 突然の手紙で ごめん。 4 00:00:24,391 --> 00:00:28,896 今 僕は 北方に向かう汽車の中にいます。 5 00:00:28,896 --> 00:00:32,199 もう伝わっていると思うけれど➨ 6 00:00:32,199 --> 00:00:36,203 僕は王宮魔法士の試験に 落ちたそうです。 7 00:00:39,573 --> 00:00:41,575 はぁ…。 8 00:00:41,575 --> 00:00:44,077 本当に残念だよ アレン。 9 00:00:44,077 --> 00:00:47,381 まさか君が試験に落ちるなんて。 10 00:00:47,381 --> 00:00:52,252 筆記も実技も 君なら問題なかったはずだ。 11 00:00:52,252 --> 00:00:55,923 何か心当たりはないのかね? いえ。 12 00:00:55,923 --> 00:00:58,926 それより 教授 何か仕事はありませんか? 13 00:00:58,926 --> 00:01:03,530 お恥ずかしい話 実家へ帰ろうにも 先立つ物が…。 14 00:01:03,530 --> 00:01:05,499 またかね。 15 00:01:05,499 --> 00:01:07,501 ご実家への仕送りは感心するが➨ 16 00:01:07,501 --> 00:01:10,170 少しは自分のことも考えたまえ。 17 00:01:10,170 --> 00:01:12,172 はぁ…。 18 00:01:12,172 --> 00:01:14,174 仕事なら ひとつ当てがある。 19 00:01:14,174 --> 00:01:17,678 僕の旧友が 娘さんの家庭教師を探していてね。 20 00:01:17,678 --> 00:01:19,680 春までだが 給金はいい。 21 00:01:19,680 --> 00:01:22,516 どうかね? やってみないか? 22 00:01:22,516 --> 00:01:26,019 家庭教師ですか。 ぜひ お願いしま…。 23 00:01:26,019 --> 00:01:29,356 ああ 僕だ。 例の件だが 1人紹介できる。 24 00:01:29,356 --> 00:01:31,358 いつも話しているだろう。 25 00:01:31,358 --> 00:01:34,861 僕の教師人生の中でも 指折りの逸材だよ! 26 00:01:34,861 --> 00:01:36,863 教授? そうか。 27 00:01:36,863 --> 00:01:39,533 では 細かいことは あとで使い魔に託すよ。 28 00:01:39,533 --> 00:01:41,535 (電話を切る音) 29 00:01:41,535 --> 00:01:43,570 大歓迎だそうだ。 30 00:01:43,570 --> 00:01:47,074 生徒は 四大公爵家のひとつ ハワード家のご息女で➨ 31 00:01:47,074 --> 00:01:52,713 来春 王立学校への進学を 希望されている ティナ嬢だ。 32 00:01:52,713 --> 00:01:57,884 公女殿下の家庭教師とは また随分 難易度の高い…。 33 00:01:57,884 --> 00:02:01,822 《アレン:いや アイツも 公女殿下だったか》 34 00:02:01,822 --> 00:02:05,826 チケットもとっておいた。 今日の午後発の一等車だ。 35 00:02:05,826 --> 00:02:09,162 教授! はめましたね? 36 00:02:09,162 --> 00:02:12,666 健闘を祈るよ。 37 00:02:14,668 --> 00:02:18,171 (汽笛) 38 00:02:18,171 --> 00:02:20,841 《アレン:教授は 実に楽しそうだった。 39 00:02:20,841 --> 00:02:25,645 いったい どんなやっかいごとが 待ち受けているのやら…》 40 00:02:31,018 --> 00:02:33,186 はぁ… 寒いな。 41 00:02:33,186 --> 00:02:36,857 えぇと ここから公爵邸は…。 42 00:02:36,857 --> 00:02:40,527 (グラハム)失礼。 アレン様でしょうか? はい。 43 00:02:40,527 --> 00:02:47,034 私は ハワード公爵に仕えます 執事長のグラハムと申します。 44 00:02:47,034 --> 00:02:50,871 この子は メイド見習いのエリーでございます。 45 00:02:50,871 --> 00:02:53,040 は… はじめまして。 46 00:02:53,040 --> 00:02:55,042 はじめまして。 47 00:02:55,042 --> 00:02:58,211 さ 参りましょう。 48 00:02:58,211 --> 00:03:01,314 どうぞ こちらへ。 49 00:03:01,314 --> 00:03:03,984 すみません。 少々 狭いので➨ 50 00:03:03,984 --> 00:03:07,654 エリーは アレン様の膝の上でも 大丈夫でしょうか? 51 00:03:07,654 --> 00:03:10,824 へっ!? それは嫌でしょう。 52 00:03:10,824 --> 00:03:12,826 詰めれば なんとか3人座れますよ。 53 00:03:12,826 --> 00:03:17,364 あ… あの 私のことは お気遣いなく。 54 00:03:17,364 --> 00:03:21,835 エリーも こう言っておりますので。 はぁ…。 55 00:03:25,706 --> 00:03:30,043 し しつりぇい… 失礼します。 56 00:03:30,043 --> 00:03:33,380 ん? 57 00:03:33,380 --> 00:03:35,348 《アレン:この子…》 58 00:03:43,724 --> 00:03:45,726 すごい雪ですね。 59 00:03:45,726 --> 00:03:48,895 これでも まだ 降っていないほうなのですよ。 60 00:03:48,895 --> 00:03:53,400 もう少ししたら 春先まで 本格的な冬ごもりになります。 61 00:03:53,400 --> 00:03:56,570 そうですか。 62 00:03:56,570 --> 00:03:59,973 その服では寒いでしょう。 あ… いえ。 63 00:03:59,973 --> 00:04:03,477 これを。 えぇ!? 64 00:04:03,477 --> 00:04:06,646 魔法で車内の温度を調節しても よろしいですか? 65 00:04:06,646 --> 00:04:08,648 魔法… ですか。 66 00:04:08,648 --> 00:04:10,650 それは構いませんが。 67 00:04:10,650 --> 00:04:12,652 では。 68 00:04:12,652 --> 00:04:23,830 ♬~ 69 00:04:23,830 --> 00:04:27,000 ほぅ。 す… すごいです。 70 00:04:27,000 --> 00:04:29,002 こんな簡単に…。 71 00:04:29,002 --> 00:04:32,506 コツさえつかめば 難しい魔法ではありませんよ。 72 00:04:36,676 --> 00:04:40,013 (グラハム)長旅 お疲れさまでございました。 73 00:04:40,013 --> 00:04:43,683 (グラハム)ハワード公爵邸でございます。 74 00:04:43,683 --> 00:04:47,854 どうぞ。 ありがとうございます。 75 00:04:47,854 --> 00:04:49,856 お手伝いします。 76 00:04:51,858 --> 00:04:53,860 ひゃあ! 77 00:04:57,864 --> 00:05:02,502 居心地の悪い思いをさせて 申し訳ありません 公女殿下。 78 00:05:02,502 --> 00:05:04,471 (ティナ)へっ? 79 00:05:06,473 --> 00:05:08,475 な な…。 80 00:05:08,475 --> 00:05:10,810 あの その いつから気づいて…。 81 00:05:10,810 --> 00:05:12,813 駅で お会いしたときからですね。 82 00:05:12,813 --> 00:05:15,315 ど… どうしてわかったんですか? 83 00:05:15,315 --> 00:05:18,318 メイドさんには 見えませんでしたから。 84 00:05:18,318 --> 00:05:22,856 (アレン)ホワイトブリムもつけていませんし 服のサイズも合っていません。 85 00:05:22,856 --> 00:05:25,692 (アレン)慌てて 誰かから借りたのかなと。 86 00:05:25,692 --> 00:05:28,028 (アレン)なにより その純白のリボン。 87 00:05:28,028 --> 00:05:31,198 金の織り込んだ糸が 使われています。 88 00:05:31,198 --> 00:05:33,200 そんな見事な代物➨ 89 00:05:33,200 --> 00:05:36,870 僕は 王都でも 数えるほどしか知りません。 90 00:05:36,870 --> 00:05:39,706 (アレン)それに変装してまで➨ 91 00:05:39,706 --> 00:05:43,043 僕のことを確認したい方は 限られていますので。 92 00:05:43,043 --> 00:05:45,612 さすがでございます。 うぅ…。 93 00:05:48,381 --> 00:05:51,051 し… 失礼します! あ あの…。 94 00:05:51,051 --> 00:05:53,053 (扉の開閉音) 95 00:05:53,053 --> 00:05:56,056 マフラー…。 申し訳ありません。 96 00:05:56,056 --> 00:05:59,392 お嬢様が どうしても ついていくと言われましたので。 97 00:05:59,392 --> 00:06:01,328 いえ。 98 00:06:01,328 --> 00:06:03,663 どうぞ。 99 00:06:03,663 --> 00:06:05,832 ありがとうございます。 100 00:06:05,832 --> 00:06:09,002 (グラハム)ようこそ おいでくださいました。 101 00:06:09,002 --> 00:06:11,004 (アレン)暖かいですね。 102 00:06:11,004 --> 00:06:14,007 (グラハム)寒冷地仕様で 建てられております。 103 00:06:14,007 --> 00:06:16,676 (グラハム)エリー お客様が参りました。 104 00:06:16,676 --> 00:06:18,678 (グラハム)部屋まで 荷物をお持ちしなさい。 105 00:06:18,678 --> 00:06:21,181 (エリー)は… はい! ただいま…。 106 00:06:21,181 --> 00:06:23,350 きゃっ! 107 00:06:23,350 --> 00:06:26,519 うう…。 だ… 大丈夫ですか? 108 00:06:26,519 --> 00:06:28,521 は… はひ! 109 00:06:28,521 --> 00:06:32,692 屋敷内を駆けてはいけないと 何度も言っているだろう。 110 00:06:32,692 --> 00:06:35,862 して いつまで 抱きついているんだ? 111 00:06:35,862 --> 00:06:38,365 ひゃっ! しゅ すみません! 112 00:06:38,365 --> 00:06:42,535 いえ ケガがなくてよかったです。 本物のエリーさん。 113 00:06:42,535 --> 00:06:44,504 へ? 114 00:06:51,544 --> 00:06:53,546 びゃっ!? 115 00:06:53,546 --> 00:06:55,715 あ う えっと あの…。 116 00:06:55,715 --> 00:06:58,218 ふむ…。 アレン様は本当に➨ 117 00:06:58,218 --> 00:07:02,289 教授殿がおっしゃっていた とおりの方でございますね。 118 00:07:02,289 --> 00:07:05,458 はっ! 教授は僕のことを なんと? 119 00:07:05,458 --> 00:07:10,297 天性の年下殺し と。 120 00:07:10,297 --> 00:07:12,299 ひ… 人聞きが悪い! 121 00:07:12,299 --> 00:07:15,302 少しだけ年下の扱いに 慣れているだけです! 122 00:07:15,302 --> 00:07:17,304 さようでございますか。 123 00:07:17,304 --> 00:07:20,640 さぁ こちらへ。 旦那様がお待ちです。 124 00:07:20,640 --> 00:07:23,977 《アレン:まったく 信じていませんね》 125 00:07:23,977 --> 00:07:27,314 (ワルター)遠路はるばる ご苦労だった。 126 00:07:27,314 --> 00:07:30,984 いえ。 ご招待いただき ありがとうございます。 127 00:07:30,984 --> 00:07:33,653 アレンです 公爵殿下。 128 00:07:33,653 --> 00:07:38,992 (ワルター)うむ。 ワルター・ハワードだ。 ワルターで構わん。 129 00:07:38,992 --> 00:07:41,995 教授に娘のことを相談したら➨ 130 00:07:41,995 --> 00:07:45,165 君しかいないと 強い推薦を受けてね。 131 00:07:45,165 --> 00:07:48,335 (ワルター)話は聞いていると思うが よろしく頼む。 132 00:07:48,335 --> 00:07:50,837 はい。 ただ 教授から聞いているのは➨ 133 00:07:50,837 --> 00:07:54,841 王立学校の進学を希望している ティナ公女殿下の➨ 134 00:07:54,841 --> 00:07:58,678 家庭教師を務めるように ということだけです。 135 00:07:58,678 --> 00:08:01,614 はぁ…。 あやつめ。 136 00:08:01,614 --> 00:08:04,784 何か事情が異なるのでしょうか? 137 00:08:04,784 --> 00:08:08,621 家庭教師を 務めてほしいというのは本当だ。 138 00:08:08,621 --> 00:08:11,124 しかし…。 139 00:08:11,124 --> 00:08:15,795 君に任せたいのは 入学を諦めさせることだ。 140 00:08:15,795 --> 00:08:19,299 諦めさせる… ですか? 141 00:08:19,299 --> 00:08:24,137 まずは 我がハワード家について 話したほうがいいだろう。 142 00:08:24,137 --> 00:08:27,507 (ワルター)四大公爵家については 知っているな? 143 00:08:27,507 --> 00:08:29,509 (アレン)もちろんです。 144 00:08:29,509 --> 00:08:31,845 (アレン)建国にあたり 多大な功績を挙げたことで➨ 145 00:08:31,845 --> 00:08:35,014 東西南北に 広大な領地を与えられ➨ 146 00:08:35,014 --> 00:08:37,183 各地を守護していらっしゃいます。 147 00:08:37,183 --> 00:08:39,185 王家との関係も深く➨ 148 00:08:39,185 --> 00:08:44,324 ゆえに尊称も 閣下ではなく 殿下と…。 149 00:08:44,324 --> 00:08:46,326 そうだ。 ハワード家は➨ 150 00:08:46,326 --> 00:08:49,496 代々 王家から この北方を任されてきた。 151 00:08:49,496 --> 00:08:52,866 武門としての自負もある。 152 00:08:52,866 --> 00:08:54,868 だが…。 153 00:08:54,868 --> 00:08:58,505 それも私の代で終わる。 154 00:08:58,505 --> 00:09:01,441 ティナが幼いころ 妻に先立たれ➨ 155 00:09:01,441 --> 00:09:04,944 私の子どもは 娘2人だけだ。 156 00:09:04,944 --> 00:09:08,782 (ハワード)長女のステラは 王立学校に進学したが➨ 157 00:09:08,782 --> 00:09:11,284 魔法の才があるとは言えないし➨ 158 00:09:11,284 --> 00:09:14,454 我が一族が受け継いできた 極致魔法を➨ 159 00:09:14,454 --> 00:09:17,123 使いこなせるようには ならないだろう。 160 00:09:17,123 --> 00:09:21,795 末娘のティナには 魔法の才が まったくない。 161 00:09:21,795 --> 00:09:23,797 まったく? 162 00:09:23,797 --> 00:09:28,635 魔力はあるのだが 初級魔法すら 使うことができないのだ。 163 00:09:28,635 --> 00:09:31,304 何人もの有名な魔法士に 見てもらったが➨ 164 00:09:31,304 --> 00:09:33,306 原因はわからん。 165 00:09:33,306 --> 00:09:35,975 聞いたことがない事例ですね。 166 00:09:35,975 --> 00:09:38,812 ティナは 責任感の強い子だ。 167 00:09:38,812 --> 00:09:42,482 うちに生まれた以上 王立学校へ入学し➨ 168 00:09:42,482 --> 00:09:46,820 魔法や剣術を学ぶことが 当然だと考えている。 169 00:09:46,820 --> 00:09:49,322 他にも道はあるというのに。 170 00:09:49,322 --> 00:09:51,324 と 言いますと? 171 00:09:51,324 --> 00:09:54,527 見てもらったほうが早いだろう。 172 00:09:58,331 --> 00:10:01,835 これは? あの子が育てている植物だ。 173 00:10:01,835 --> 00:10:04,504 この土地で どうすれば育つのか➨ 174 00:10:04,504 --> 00:10:08,341 妻の遺した本を読み 研究を始めたのだ。 175 00:10:08,341 --> 00:10:12,846 ティナの研究は 我が領地にとって 価値あるものだ。 176 00:10:12,846 --> 00:10:17,350 ここに残り 研究を続けてほしいと 私は思っている。 177 00:10:19,352 --> 00:10:22,355 《アレン:これはまた 思った以上の難題だ。 178 00:10:22,355 --> 00:10:24,357 教授め》 179 00:10:24,357 --> 00:10:26,359 お気持ちは わかりました。 180 00:10:26,359 --> 00:10:29,362 しかし 僕個人の意見としては➨ 181 00:10:29,362 --> 00:10:33,199 ご本人がお進みになられたい道へ 行くべきだと思います。 182 00:10:33,199 --> 00:10:35,702 (アレン)もしも 魔法を使えるようになり➨ 183 00:10:35,702 --> 00:10:39,372 それが 王立学校入学に 十分な水準であった場合➨ 184 00:10:39,372 --> 00:10:42,208 公女殿下ご自身が望むならば➨ 185 00:10:42,208 --> 00:10:45,612 入学を許可して いただけないでしょうか? 186 00:10:49,549 --> 00:10:52,719 (ワルター)わかった。 そのときは許可しよう。 187 00:10:52,719 --> 00:10:55,889 約束する。 ありがとうございます。 188 00:10:55,889 --> 00:10:59,893 《アレン:魔力があるのに 魔法が使えない女の子か…。 189 00:10:59,893 --> 00:11:05,098 難題ではあるけれど なかなか やりがいがありそうだ》 190 00:11:07,033 --> 00:11:10,370 (ワルター)遠方からの客人に乾杯! 191 00:11:10,370 --> 00:11:13,873 (一同)乾杯! 192 00:11:13,873 --> 00:11:16,543 王都の食事と違って にぎやかだろう? 193 00:11:16,543 --> 00:11:21,047 ここでは 使用人たちも一緒に 食事をするのが習わしなのだ。 194 00:11:21,047 --> 00:11:24,551 にぎやかなのは大歓迎です。 (ノック) 195 00:11:24,551 --> 00:11:27,387 失礼します。 196 00:11:27,387 --> 00:11:30,723 おお ティナ。 エリーも こちらへ来なさい。 197 00:11:30,723 --> 00:11:35,228 はい お父様。 は… はい! 198 00:11:35,228 --> 00:11:38,865 紹介しよう。 娘のティナだ。 199 00:11:38,865 --> 00:11:44,704 ティナ この方が新しい家庭教師の アレンくんだ。 200 00:11:44,704 --> 00:11:48,041 はじめまして。 ティナ・ハワードです。 201 00:11:48,041 --> 00:11:50,043 おうわさは かねがね。 202 00:11:50,043 --> 00:11:53,046 これから どうぞ よろしくお願いいたします。 203 00:11:53,046 --> 00:11:55,381 こちらこそ よろしくお願いします。 204 00:11:55,381 --> 00:11:58,051 エリーさんは 先ほどお会いしましたね。 205 00:11:58,051 --> 00:11:59,986 車の中は 寒くなかったですか? 206 00:11:59,986 --> 00:12:04,324 へっ? く… 車ですか? うっ。 207 00:12:04,324 --> 00:12:06,326 あ… アレン先生! 208 00:12:06,326 --> 00:12:08,995 いろいろと お話を 聞かせてくださいませんか!? 209 00:12:08,995 --> 00:12:10,997 フフ… いいですよ。 210 00:12:14,167 --> 00:12:18,671 アレンくん。 君に もうひとつ頼みたいことがある。 211 00:12:18,671 --> 00:12:20,673 エリー。 は… はひ! 212 00:12:20,673 --> 00:12:23,509 (ワルター)この子は グラハムの孫でね。 213 00:12:23,509 --> 00:12:26,846 ハワード家を長きにわたり 支えてくれている➨ 214 00:12:26,846 --> 00:12:29,849 ウォーカー家唯一の跡継ぎなのだ。 215 00:12:29,849 --> 00:12:31,851 アレンくん。 はい。 216 00:12:31,851 --> 00:12:34,020 この子も君に預けたい。 217 00:12:34,020 --> 00:12:36,522 グラハムも すでに了承済みだ。 218 00:12:36,522 --> 00:12:40,860 それは エリーさんも王立学校へ という意味でしょうか? 219 00:12:40,860 --> 00:12:44,530 うむ。 そうなれば万々歳だが…。 220 00:12:44,530 --> 00:12:46,532 すみません。 221 00:12:46,532 --> 00:12:49,535 私 魔法は そんなにで…。 222 00:12:49,535 --> 00:12:52,538 ご迷惑を おかけするかと思いますが…。 223 00:12:52,538 --> 00:12:55,708 エリーさん ひとつ 質問いいですか? 224 00:12:55,708 --> 00:12:57,710 は… はい! 225 00:12:57,710 --> 00:12:59,712 (アレン)あなたは どうしたいのですか? 226 00:12:59,712 --> 00:13:03,316 えっと 私は言われたとおりに…。 227 00:13:03,316 --> 00:13:05,985 そうではなくてですね…。 228 00:13:05,985 --> 00:13:10,490 ティナ様と一緒に 王立学校へ行きたいですか? 229 00:13:10,490 --> 00:13:13,192 も… もちろんです! 230 00:13:13,192 --> 00:13:18,531 私は ティナお嬢様のことが大好きで 専属メイドですから! 231 00:13:18,531 --> 00:13:20,700 それを聞いて安心しました。 232 00:13:20,700 --> 00:13:23,703 エリーさん これから よろしくお願いしますね。 233 00:13:23,703 --> 00:13:25,705 は… はい! 234 00:13:25,705 --> 00:13:27,707 あ… あの アレン先生。 235 00:13:27,707 --> 00:13:31,377 私のことは エリーと呼び捨てにしてください。 236 00:13:31,377 --> 00:13:35,682 では 私も ティナとお呼びください! 237 00:13:35,682 --> 00:13:38,518 了解しました。 238 00:13:38,518 --> 00:13:40,520 (アンコさん)ニャー。 239 00:13:40,520 --> 00:13:43,356 黒猫さん!? 来ていたんですね アンコさん。 240 00:13:43,356 --> 00:13:45,358 ニャ。 241 00:13:45,358 --> 00:13:48,027 僕を紹介してくれた教授の 使い魔です。 242 00:13:48,027 --> 00:13:50,029 ニャニャニャニャーン。 243 00:13:50,029 --> 00:13:52,031 (2人)かわいい! 244 00:13:58,237 --> 00:14:00,473 《アレン:温室の中に 部屋があるとは…》 245 00:14:00,473 --> 00:14:03,476 (ノック) 246 00:14:03,476 --> 00:14:05,978 どうぞ 開いてます。 247 00:14:05,978 --> 00:14:09,482 おはようございます。 今日は メイド服ではないのですね。 248 00:14:09,482 --> 00:14:12,151 なっ! 249 00:14:12,151 --> 00:14:15,154 先生は ちょっと意地悪ですね。 250 00:14:15,154 --> 00:14:17,156 ハハハ 申し訳ありません。 251 00:14:17,156 --> 00:14:19,325 は… はじめに言っておきます。 252 00:14:19,325 --> 00:14:21,327 昨晩も言いましたが➨ 253 00:14:21,327 --> 00:14:24,330 私を 殿下とか 様付けで呼ぶのは禁止です! 254 00:14:24,330 --> 00:14:26,332 わかりました。 255 00:14:26,332 --> 00:14:28,334 次に うそは禁止です。 256 00:14:28,334 --> 00:14:33,172 告げるのがつらい内容でも 覚悟はできています。 257 00:14:33,172 --> 00:14:36,509 わかりました。 遠慮はしません。 258 00:14:36,509 --> 00:14:39,178 《アレン:だいぶ 気にしているみたいだな。 259 00:14:39,178 --> 00:14:41,180 魔法が使えないことで➨ 260 00:14:41,180 --> 00:14:43,516 今まで さんざん傷ついてきたんだろう》 261 00:14:43,516 --> 00:14:45,518 まだ授業はしません。 262 00:14:45,518 --> 00:14:47,520 今日は 筆記試験を受けてもらいます。 263 00:14:47,520 --> 00:14:49,522 えっ? 264 00:14:49,522 --> 00:14:51,524 入学試験は筆記と面接➨ 265 00:14:51,524 --> 00:14:54,527 それと魔法の実技に分かれて いるのは知っていますね? 266 00:14:54,527 --> 00:14:56,529 はい もちろんです! 267 00:14:56,529 --> 00:15:00,166 ティナは 実技対策に 時間を割くべきでしょう。 268 00:15:00,166 --> 00:15:02,668 そのためにも 筆記がどのくらいできるのか➨ 269 00:15:02,668 --> 00:15:04,637 把握しておきたいのです。 270 00:15:04,637 --> 00:15:07,640 でも 試験の内容は 毎年 一新されるから➨ 271 00:15:07,640 --> 00:15:10,143 対策は難しいはずでは…。 272 00:15:10,143 --> 00:15:12,145 それは うそです。 ほぇ!? 273 00:15:12,145 --> 00:15:16,149 いくら王立学校でも 試験問題には傾向があります。 274 00:15:16,149 --> 00:15:20,153 ただそれが数十年 百年単位で 作られているから➨ 275 00:15:20,153 --> 00:15:22,155 皆 気づいていないだけです。 276 00:15:22,155 --> 00:15:25,858 (ティナ)つまり 筆記対策は可能と? 277 00:15:25,858 --> 00:15:28,528 (アレン)ええ。 これを。 278 00:15:28,528 --> 00:15:31,531 (アレン)試験問題のサンプルです。 279 00:15:31,531 --> 00:15:34,500 今日は これを解いてみてください。 280 00:15:37,703 --> 00:15:39,705 (アレン)おぉ…。 281 00:15:39,705 --> 00:15:41,707 《アレン:間違いない。 282 00:15:41,707 --> 00:15:45,378 このお嬢様 リディヤ並みの才媛だ。 283 00:15:45,378 --> 00:15:48,548 僕の腐れ縁にして 南方を守護する➨ 284 00:15:48,548 --> 00:15:51,551 リンスター公爵家の長女 リディヤ。 285 00:15:51,551 --> 00:15:55,888 剣姫の名で知られているが 学問にも秀でていて➨ 286 00:15:55,888 --> 00:15:59,559 王立学校と大学校を首席で卒業。 287 00:15:59,559 --> 00:16:04,530 魔力も高く 極致魔法 火焔鳥を使いこなす。 288 00:16:07,834 --> 00:16:09,802 (リディヤ)はぁ! 289 00:16:12,839 --> 00:16:16,809 《アレン:そんなリディヤと 学問に関しては互角…》 290 00:16:16,809 --> 00:16:19,679 (アレン)昨日は お疲れさまでした。 291 00:16:19,679 --> 00:16:21,681 早速 試験を返します。 292 00:16:21,681 --> 00:16:25,485 どうぞ。 は… はい! 293 00:16:25,485 --> 00:16:27,486 わぁ…。 294 00:16:27,486 --> 00:16:30,323 現時点で ティナは 筆記試験を合格…。 295 00:16:30,323 --> 00:16:33,526 いえ 首席で合格できると思います。 296 00:16:33,526 --> 00:16:36,028 特に 論文がすばらしかったです。 297 00:16:36,028 --> 00:16:38,364 あ… ありがとうございます! 298 00:16:38,364 --> 00:16:40,700 筆記の対策は最低限にして➨ 299 00:16:40,700 --> 00:16:44,370 今日から実技… 魔法の練習をしようと思います。 300 00:16:44,370 --> 00:16:46,339 はい。 301 00:16:46,339 --> 00:16:49,008 元気を出してください。 やってみないことには…。 302 00:16:49,008 --> 00:16:51,344 何度やっても ダメでした。 303 00:16:51,344 --> 00:16:55,715 (ティナ)今まで何人もの先生に ついていただいて➨ 304 00:16:55,715 --> 00:17:00,620 そのたびに 先生方を 落胆させてしまって…。 305 00:17:00,620 --> 00:17:03,789 落胆させた経験なら 僕にもあります。 306 00:17:03,789 --> 00:17:06,292 それこそ つい最近のことですが。 307 00:17:06,292 --> 00:17:08,294 えっ? 308 00:17:08,294 --> 00:17:10,630 でも とても優秀だと教授が…。 309 00:17:10,630 --> 00:17:12,632 (ティナ)剣姫の頭脳として➨ 310 00:17:12,632 --> 00:17:17,803 リディヤさんだけじゃなく アレン先生だって有名ですし…。 311 00:17:17,803 --> 00:17:21,641 リディヤの無茶ぶりに 耐え忍べる 唯一の人間として➨ 312 00:17:21,641 --> 00:17:23,976 話題にのぼっているだけですよ。 313 00:17:23,976 --> 00:17:26,646 魔力は平均より ずっと下ですし➨ 314 00:17:26,646 --> 00:17:28,648 大学校まで行けたのは➨ 315 00:17:28,648 --> 00:17:32,985 リディヤのお目付け役としての能力を 買われたからだと思っています。 316 00:17:32,985 --> 00:17:36,656 だからこそ 王立学校の厳しさも知っています。 317 00:17:36,656 --> 00:17:41,494 授業は難解かつ過酷で 約半数が無事に卒業できません。 318 00:17:41,494 --> 00:17:45,164 授業を始める前に ひとつだけ聞かせてください。 319 00:17:45,164 --> 00:17:48,167 王立学校へ 本当に行きたいのですか? 320 00:17:48,167 --> 00:17:50,570 義務感からではなく。 321 00:17:53,339 --> 00:17:56,008 私は王立学校へ行きたいです。 322 00:17:56,008 --> 00:17:58,344 義務感からではありません。 323 00:17:58,344 --> 00:18:02,481 (アレン)植物の研究を続けるという 選択肢もありますが。 324 00:18:02,481 --> 00:18:05,651 植物は大好きです。 325 00:18:05,651 --> 00:18:07,620 でも…。 326 00:18:07,620 --> 00:18:10,790 笑わないですか? ええ。 327 00:18:10,790 --> 00:18:15,127 小さいころ お母様が 絵本を読んでくれました。 328 00:18:15,127 --> 00:18:18,130 そのなかで 英雄の方々が使っていた➨ 329 00:18:18,130 --> 00:18:20,132 大魔法に憧れているんです。 330 00:18:20,132 --> 00:18:25,471 いつか 私も あんなふうに 魔法を使いこなしてみたいって。 331 00:18:25,471 --> 00:18:27,473 大魔法ですか。 332 00:18:27,473 --> 00:18:29,475 今はもう使える人はいませんが…。 333 00:18:29,475 --> 00:18:32,144 だ… だから 笑わないでくださいと! 334 00:18:32,144 --> 00:18:34,146 笑ったりしませんよ。 335 00:18:34,146 --> 00:18:36,649 できるかぎりのことは してみましょう。 336 00:18:36,649 --> 00:18:40,319 あなたに意志があり 前に進もうとしているなら➨ 337 00:18:40,319 --> 00:18:43,322 必ず道はあります。 338 00:18:43,322 --> 00:18:45,324 ありがとうございます! 339 00:18:45,324 --> 00:18:47,827 (ノック) 340 00:18:47,827 --> 00:18:49,862 失礼します。 341 00:18:49,862 --> 00:18:52,865 んしょ んしょ んしょ…。 342 00:18:52,865 --> 00:18:55,701 アレン先生 言われたとおりに…。 343 00:18:55,701 --> 00:18:58,037 きゃっ! 344 00:18:58,037 --> 00:19:00,106 おっと。 345 00:19:10,116 --> 00:19:12,952 ふぅ… 危ないところでした。 346 00:19:12,952 --> 00:19:14,954 あ… アレン先生! 347 00:19:14,954 --> 00:19:17,123 あうあう あ あの その…。 348 00:19:17,123 --> 00:19:19,125 せ… 先生! 349 00:19:19,125 --> 00:19:21,961 エリーから離れて! 今すぐに!! 350 00:19:21,961 --> 00:19:23,963 くっつきすぎです! 破廉恥です! 351 00:19:23,963 --> 00:19:25,965 あ… はい。 352 00:19:25,965 --> 00:19:29,969 (アレン)で では 気を取り直して 授業を始めましょう。 353 00:19:29,969 --> 00:19:33,472 まずは ティナ 魔法の基本属性について➨ 354 00:19:33,472 --> 00:19:35,574 教えてください。 はい。 355 00:19:37,810 --> 00:19:39,812 (ティナ)魔法は基本属性として➨ 356 00:19:39,812 --> 00:19:46,318 炎 水 風 土 雷 光 闇に 分かれます。 357 00:19:46,318 --> 00:19:48,320 人は生まれながらに➨ 358 00:19:48,320 --> 00:19:50,489 これら7属性の どれかに大別され➨ 359 00:19:50,489 --> 00:19:52,825 得意 不得意が決まります。 360 00:19:52,825 --> 00:19:54,827 そのとおりです。 361 00:19:54,827 --> 00:19:57,163 では ハワード家は? 362 00:19:57,163 --> 00:19:59,832 水 風の魔法を得意とし➨ 363 00:19:59,832 --> 00:20:01,834 それらを組み合わせることで➨ 364 00:20:01,834 --> 00:20:06,172 氷属性の魔法を 発動させることができます。 365 00:20:06,172 --> 00:20:10,342 半分正解です。 半分… ですか? 366 00:20:10,342 --> 00:20:13,179 では 得意 不得意とはなんでしょう? 367 00:20:13,179 --> 00:20:15,181 えぇと…。 368 00:20:15,181 --> 00:20:19,518 (アレン)昨日 僕は車の中で 温度調節の魔法を使いました。 369 00:20:19,518 --> 00:20:25,191 あれは 炎 水 風 3つの属性を合わせたものです。 370 00:20:25,191 --> 00:20:27,860 炎と水は対立しますから➨ 371 00:20:27,860 --> 00:20:32,698 得意不得意という考えからは 外れると思うんです。 372 00:20:32,698 --> 00:20:35,034 これは 僕の考えですが➨ 373 00:20:35,034 --> 00:20:40,372 自分に合った属性というものは 存在しないのではないでしょうか。 374 00:20:40,372 --> 00:20:42,374 頭をまっさらにして➨ 375 00:20:42,374 --> 00:20:44,376 いろいろな属性を 試してほしいんです。 376 00:20:44,376 --> 00:20:46,378 で… でも…。 377 00:20:46,378 --> 00:20:48,714 まずは実践あるのみです。 378 00:20:48,714 --> 00:20:50,716 ここにある 8本のろうそくに➨ 379 00:20:50,716 --> 00:20:55,221 基本の7属性と氷属性を使って 魔法をかけてもらいます。 380 00:20:55,221 --> 00:20:58,557 エリー。 どんな魔法を使えますか? 381 00:20:58,557 --> 00:21:02,695 えっ えっと… 炎と風の魔法を少しだけ。 382 00:21:02,695 --> 00:21:05,030 では ろうそくに 火をともしてください。 383 00:21:05,030 --> 00:21:06,999 は… はい! 384 00:21:14,039 --> 00:21:18,344 (アレン)気楽に 気楽に。 (エリー)はい! 385 00:21:18,344 --> 00:21:20,346 よくできました。 386 00:21:20,346 --> 00:21:22,515 では次に 風を起こしてみてください。 387 00:21:22,515 --> 00:21:24,817 わ… わかりました。 388 00:21:31,223 --> 00:21:34,059 最初から 2つの魔法を使えるなんて➨ 389 00:21:34,059 --> 00:21:38,063 将来有望ですね! あ… ありがとうございます。 390 00:21:38,063 --> 00:21:40,733 でも 私なんて ダメダメで…。 391 00:21:40,733 --> 00:21:42,701 そんなことないですよ。 392 00:21:42,701 --> 00:21:46,038 これなら 入学試験には 十分 間に合うでしょう。 393 00:21:46,038 --> 00:21:49,742 目指すは 上位合格ですね。 じょ 上位!? 394 00:21:49,742 --> 00:21:51,911 さて 次は ティナの番ですよ。 395 00:21:51,911 --> 00:21:55,748 やってみてください。 396 00:21:55,748 --> 00:21:57,716 わかりました。 397 00:22:04,023 --> 00:22:06,792 《アレン:魔力の動きを感じる》 398 00:22:09,361 --> 00:22:11,530 《アレン:魔法式も綺麗だ。 399 00:22:11,530 --> 00:22:13,799 真面目で模範的で…》 400 00:22:17,536 --> 00:22:20,039 ごめんなさい。 謝ることはありません。 401 00:22:20,039 --> 00:22:22,374 魔力は あるのですから➨ 402 00:22:22,374 --> 00:22:24,376 あとは どうして 発動しないのか➨ 403 00:22:24,376 --> 00:22:26,378 突き止める だけです。 404 00:22:26,378 --> 00:22:28,380 では 模範例を見せましょう。 405 00:22:28,380 --> 00:22:31,217 2人にも できるようになって もらいますから➨ 406 00:22:31,217 --> 00:22:33,185 そのつもりで いてくださいね。 407 00:22:35,387 --> 00:22:39,058 《アレン:初級魔法を使うだけじゃ おもしろみに欠ける。 408 00:22:39,058 --> 00:22:42,027 多少 見栄えをよくしよう》 409 00:22:49,068 --> 00:22:51,036 (2人)あ…。 410 00:22:58,077 --> 00:23:00,479 (2人)うわ~! 411 00:23:00,479 --> 00:23:02,481 わぁ…。 412 00:23:04,483 --> 00:23:07,653 《アレン:コツさえつかめば 難しくない。 413 00:23:07,653 --> 00:23:09,655 なぜなら➨ 414 00:23:09,655 --> 00:23:11,657 かつて 無能と呼ばれた➨ 415 00:23:11,657 --> 00:23:13,659 僕に できるのだから》 416 00:23:19,331 --> 00:23:21,333 (アレン)というわけで 春まで➨ 417 00:23:21,333 --> 00:23:24,837 ハワード公爵家に 滞在することになりました。 418 00:23:24,837 --> 00:23:26,839 無事に 務めを果たせるよう➨ 419 00:23:26,839 --> 00:23:29,341 祈っていて ください。 420 00:23:29,341 --> 00:23:31,343 (リディヤ)はぁ…。 421 00:23:31,343 --> 00:23:33,679 (アレン)追伸。 今は 傷心だから➨ 422 00:23:33,679 --> 00:23:35,681 今度会うときは 多少➨ 423 00:23:35,681 --> 00:23:37,683 手加減してくれると うれしい。 424 00:23:37,683 --> 00:23:39,685 (アレン)いきなり火焔鳥の 挨拶はやめよう。 425 00:23:39,685 --> 00:23:41,854 怖いから。 426 00:23:41,854 --> 00:23:44,690 (リディヤ)私に断りもなく…。 427 00:23:44,690 --> 00:23:47,092 許さないんだから。