1 00:00:01,969 --> 00:00:03,971 (ティナ)先生が エリーを褒めるたびに➨ 2 00:00:03,971 --> 00:00:07,975 日に日に成長していく あの子を見るたびに➨ 3 00:00:07,975 --> 00:00:11,144 汚い感情が浮かんでくるんです! 4 00:00:11,144 --> 00:00:13,347 だから!! 5 00:00:16,316 --> 00:00:18,318 (アレン)ティナ! 6 00:00:18,318 --> 00:00:21,321 くっ…。 7 00:00:21,321 --> 00:00:23,323 (エリー)アレン先生! 8 00:00:23,323 --> 00:00:25,325 来るな エリー! 9 00:00:25,325 --> 00:00:27,327 ティナ! 10 00:00:29,329 --> 00:00:31,331 《アレン:魔力が暴走している。 11 00:00:31,331 --> 00:00:34,835 今まで まったく 発動しなかったのに 急になぜ? 12 00:00:34,835 --> 00:00:38,038 このままでは殿下が危ない!》 13 00:02:19,973 --> 00:02:21,975 ティナお嬢様! エリー! 14 00:02:21,975 --> 00:02:25,645 グラハムさんを呼んできてください! は… はい! 15 00:02:25,645 --> 00:02:28,048 《アレン:まずは この吹雪を何とかしないと》 16 00:02:29,983 --> 00:02:31,985 くっ! 17 00:02:31,985 --> 00:02:34,821 《アレン:僕の魔法では 突破するのは無理だ! 18 00:02:34,821 --> 00:02:36,823 それに この心臓を➨ 19 00:02:36,823 --> 00:02:39,326 握りしめられているような 嫌な感覚…。 20 00:02:39,326 --> 00:02:42,162 得体の知れない何かがいる。 21 00:02:42,162 --> 00:02:45,666 覚悟を決めるしか ないかもしれないな。 22 00:02:45,666 --> 00:02:48,001 二度とやりたくなかったけど…》 23 00:02:48,001 --> 00:02:50,003 ティナ! 聞こえているなら➨ 24 00:02:50,003 --> 00:02:53,006 返事をしてください! ティナ! 25 00:02:53,006 --> 00:02:55,008 (アレン)ティナ! 先生…。 26 00:02:55,008 --> 00:02:59,513 アレン先生。 あの… いったい 何が? 27 00:02:59,513 --> 00:03:03,483 (アレン)よかった。 落ち着いて聞いてください。 28 00:03:03,483 --> 00:03:06,653 (アレン)あなたは 今 魔力を暴走させています。 29 00:03:06,653 --> 00:03:10,657 (アレン)このままだと魔力が枯渇し 最悪 命を失う! 30 00:03:10,657 --> 00:03:13,660 あ… あの どうすれば? 31 00:03:13,660 --> 00:03:15,662 今から 僕の魔力を繋げます。 32 00:03:15,662 --> 00:03:20,167 そうすれば 僕が貴方の魔力を制御できる。 33 00:03:20,167 --> 00:03:23,503 (ティナ)そ… そんなことが 可能なのですか!? 34 00:03:23,503 --> 00:03:25,839 前に成功したことがあります。 35 00:03:25,839 --> 00:03:29,342 不快だと思いますが 魔力を繋げさせてください! 36 00:03:29,342 --> 00:03:31,344 (ティナ)わかりました。 37 00:03:31,344 --> 00:03:33,847 (ティナ)大丈夫です。 先生を信じています! 38 00:03:33,847 --> 00:03:36,683 (アレン)ありがとう。 では いきます! 39 00:03:36,683 --> 00:03:40,854 《アレン:他人に 自分の魔力をゆだねる。 40 00:03:40,854 --> 00:03:44,357 それは自分の命を 相手にゆだねるのと同じだ。 41 00:03:44,357 --> 00:03:47,027 殿下は僕に命を懸けた。 42 00:03:47,027 --> 00:03:51,198 ならば 僕も命を懸けて 殿下を助ける。 43 00:03:51,198 --> 00:03:53,166 どこだ?》 44 00:03:56,203 --> 00:03:58,171 《アレン:捉えた!》 45 00:04:00,107 --> 00:04:02,109 ぐっ…。 46 00:04:02,109 --> 00:04:04,111 《アレン:とんでもない魔力量だ。 47 00:04:04,111 --> 00:04:06,113 潜在能力は リディヤ並み…。 48 00:04:06,113 --> 00:04:09,616 いや それ以上かもしれない》 49 00:04:09,616 --> 00:04:14,621 (ティナ)して… どう して…。 50 00:04:16,623 --> 00:04:19,459 どうして私は 魔法が使えないの? 51 00:04:19,459 --> 00:04:21,628 ハワードの無能な忌み子。 52 00:04:21,628 --> 00:04:24,965 私なんて 生まれてこなければよかった。 53 00:04:24,965 --> 00:04:28,301 《アレン:殿下の意識が流れてくる》 54 00:04:28,301 --> 00:04:30,303 (ティナ)ごめんなさい お父様。 55 00:04:30,303 --> 00:04:32,806 (ティナ)ごめんなさい お母様。 56 00:04:32,806 --> 00:04:35,642 どうしよう… どうすればいいの? 57 00:04:35,642 --> 00:04:38,478 助けて 誰か…。 58 00:04:38,478 --> 00:04:40,480 《アレン:ティナ…》 59 00:04:40,480 --> 00:04:42,482 ティナ! 60 00:04:42,482 --> 00:04:44,484 先生? 61 00:04:48,822 --> 00:04:50,824 (アレン)あれは…。 62 00:04:53,160 --> 00:04:55,328 吹雪が弱まった? 63 00:04:55,328 --> 00:04:58,832 もしかして 僕に手を貸そうと してくれているのか? 64 00:04:58,832 --> 00:05:00,800 それなら…。 65 00:05:00,800 --> 00:05:03,303 (アレン)本物には遠く及ばないが…。 66 00:05:03,303 --> 00:05:05,572 火焔鳥! 67 00:05:12,646 --> 00:05:14,648 ティナ! 68 00:05:14,648 --> 00:05:16,616 先生…。 69 00:05:19,319 --> 00:05:23,290 《アレン:ああ…。 無事で 本当によかった》 70 00:05:25,992 --> 00:05:28,495 あれは…。 71 00:05:28,495 --> 00:05:33,834 (氷鶴)ワレ ツイニ 鍵ト アエリ。 72 00:05:33,834 --> 00:05:36,336 ティナ。 吹雪のなかで➨ 73 00:05:36,336 --> 00:05:39,506 何か見たり 聞いたりしませんでしたか? 74 00:05:39,506 --> 00:05:42,842 いえ 先生の声以外は何も。 75 00:05:42,842 --> 00:05:44,844 そうですか。 76 00:05:44,844 --> 00:05:47,848 先生 あの…。 77 00:05:47,848 --> 00:05:52,686 先生と繋がってるの 不思議な感じです。 78 00:05:52,686 --> 00:05:55,655 いけない! 繋ぎっぱなしでしたね。 79 00:05:58,692 --> 00:06:00,627 (アレン)無事でよかったです。 80 00:06:00,627 --> 00:06:03,129 (ティナ)あ… ありがとうございます。 81 00:06:03,129 --> 00:06:05,632 (アレン)さぁ エリーを 呼んできましょう。 82 00:06:05,632 --> 00:06:08,802 きっと心配して…。 83 00:06:08,802 --> 00:06:10,804 ダメです。 84 00:06:10,804 --> 00:06:13,306 このまま抱きしめてください。 85 00:06:13,306 --> 00:06:17,644 今は…。 今だけは。 86 00:06:17,644 --> 00:06:21,014 (ティナ)私だけの先生です。 87 00:06:25,118 --> 00:06:27,621 わかりました。 88 00:06:29,656 --> 00:06:32,993 お嬢様! 先生! 89 00:06:32,993 --> 00:06:34,961 よかったぁ! 90 00:06:34,961 --> 00:06:37,664 無事ですか~? フフフ…。 91 00:06:37,664 --> 00:06:40,500 《リディヤ:あれは禁じ手。 92 00:06:40,500 --> 00:06:43,970 私以外に使うのは やめておきなさい》 93 00:06:43,970 --> 00:06:49,175 《アレン:言い訳 考えておかないとな…》 94 00:06:49,175 --> 00:06:52,045 (グラハム)アレン様! (ティナ/エリー)先生!? 95 00:06:54,014 --> 00:06:57,851 (アレン)大げさな。 少し疲れが出ただけですから。 96 00:06:57,851 --> 00:07:00,921 動いちゃダメです! 寝ていてください。 97 00:07:00,921 --> 00:07:04,090 私は 滋養にいいお茶を 持ってまいります! 98 00:07:04,090 --> 00:07:06,760 すみません。 99 00:07:06,760 --> 00:07:10,764 先生 もしかして 魔力を繋いだせいで…。 100 00:07:10,764 --> 00:07:13,933 (アレン)大丈夫。 心配はいりません。 101 00:07:13,933 --> 00:07:16,603 それより さっきは驚いたでしょう。 102 00:07:16,603 --> 00:07:19,105 魔力を繋いでいる相手とは➨ 103 00:07:19,105 --> 00:07:22,776 感情やお互いの思考が わかってしまいますからね。 104 00:07:22,776 --> 00:07:24,778 そういえば 先ほど➨ 105 00:07:24,778 --> 00:07:27,447 心の中で 殿下って呼んでましたよね? 106 00:07:27,447 --> 00:07:29,449 えっ? 107 00:07:29,449 --> 00:07:32,786 殿下ってなんですか! 禁止です! 全面禁止! 108 00:07:32,786 --> 00:07:35,288 ハハハ… わかりましたよ。 109 00:07:35,288 --> 00:07:37,290 ところで この能力について➨ 110 00:07:37,290 --> 00:07:39,959 僕なりに わかったことがあります。 111 00:07:39,959 --> 00:07:42,962 繋がった相手の魔力を 制御可能なこと。 112 00:07:42,962 --> 00:07:44,964 使用できる魔力の量は➨ 113 00:07:44,964 --> 00:07:49,135 相手の意思によって ある程度 決まること。 114 00:07:49,135 --> 00:07:52,138 そして 一度 繋いだことのある相手と➨ 115 00:07:52,138 --> 00:07:56,142 もう一度 繋がるのは とても簡単だということです。 116 00:07:56,142 --> 00:07:58,144 そうなのですね。 117 00:07:58,144 --> 00:08:00,080 では 今までも 同じようなことが? 118 00:08:00,080 --> 00:08:05,251 はい。 今まで繋いだことが あるのは 妹のカレンと…。 119 00:08:05,251 --> 00:08:08,755 もしかして リディヤ様ですか? 120 00:08:08,755 --> 00:08:12,258 ええ。 あのときも そうせざるを得なかった。 121 00:08:12,258 --> 00:08:16,930 魔力を繋げるということは 命をゆだねること。 122 00:08:16,930 --> 00:08:19,933 (アレン)この力は 僕が繋いだ相手の魔力を➨ 123 00:08:19,933 --> 00:08:24,938 自由に使えるという 危険性をはらんでいます。 124 00:08:24,938 --> 00:08:28,775 決して 安易に使ってはならないのです。 125 00:08:28,775 --> 00:08:30,777 ですから どうか➨ 126 00:08:30,777 --> 00:08:33,279 これは 2人だけの秘密にしてください。 127 00:08:33,279 --> 00:08:37,117 秘密…。 先生と私だけの秘密。 128 00:08:37,117 --> 00:08:41,121 (アレン)そうです。 エリーにだって 話してはいけませんよ。 129 00:08:41,121 --> 00:08:43,790 (ティナ)わかりました。 130 00:08:43,790 --> 00:08:45,792 (アンコさん)ニャ~。 131 00:08:48,328 --> 00:08:51,998 《アレン:ティナの中にいた あれは いったい なんだ? 132 00:08:51,998 --> 00:08:57,837 ティナと どう かかわりがあるのか じっくり調べる必要があるな》 133 00:08:57,837 --> 00:09:00,407 (グラハム)今日からは ここを➨ 134 00:09:00,407 --> 00:09:03,243 魔法の練習場として お使いください。 135 00:09:03,243 --> 00:09:07,080 広いですね。 理想的な環境です。 136 00:09:07,080 --> 00:09:11,251 さぁ ティナ 早速 魔法を発動できるかどうか➨ 137 00:09:11,251 --> 00:09:13,253 試してみてください。 138 00:09:13,253 --> 00:09:15,455 はい。 139 00:09:20,093 --> 00:09:22,095 ニャッ。 うわ~! 140 00:09:29,602 --> 00:09:32,105 わぁ~。 141 00:09:32,105 --> 00:09:35,108 ああ…。 ハハ…。 142 00:09:35,108 --> 00:09:37,444 《アレン:しかし なんて威力だ。 143 00:09:37,444 --> 00:09:41,114 ティナの中にいる あれが影響しているのか? 144 00:09:41,114 --> 00:09:44,284 あれは ティナの魔法発動を 阻害するのを➨ 145 00:09:44,284 --> 00:09:46,453 やめてくれたようだし…。 146 00:09:46,453 --> 00:09:49,122 それに 魔力を繋げた影響で➨ 147 00:09:49,122 --> 00:09:52,792 ティナの中に 僕の制御回路が残った》 148 00:09:52,792 --> 00:09:55,795 ティナ よくできました。 149 00:09:55,795 --> 00:09:58,798 今日から魔力を調整する 勉強をしましょうね。 150 00:09:58,798 --> 00:10:02,969 うっ…。 151 00:10:02,969 --> 00:10:08,475 魔法 使えました! 152 00:10:08,475 --> 00:10:12,145 よく頑張りましたね。 えらいです。 153 00:10:12,145 --> 00:10:16,816 ティナは 本当にすごい子ですね。 うう…。 154 00:10:16,816 --> 00:10:18,818 お嬢様。 155 00:10:18,818 --> 00:10:22,989 よかった… ホントによかったです! 156 00:10:22,989 --> 00:10:25,325 もう 泣き虫なんだから。 157 00:10:25,325 --> 00:10:27,994 でも ありがとう エリー。 158 00:10:27,994 --> 00:10:29,996 もう少し練習すれば➨ 159 00:10:29,996 --> 00:10:33,333 魔法を自由に 操れるようになるでしょう。 160 00:10:33,333 --> 00:10:37,337 そうすれば 2人そろって 王立学校に通うことが叶う。 161 00:10:37,337 --> 00:10:40,006 早速 ワルター様に報告しないと。 162 00:10:40,006 --> 00:10:42,342 旦那様は ご公務のために➨ 163 00:10:42,342 --> 00:10:44,844 しばらく 留守にされるとのことです。 164 00:10:44,844 --> 00:10:46,846 そうですか。 165 00:10:46,846 --> 00:10:48,848 早くお伝えしたいものです。 166 00:10:48,848 --> 00:10:52,352 きっと お喜びになることでしょう。 167 00:10:52,352 --> 00:10:54,354 さようでございますね。 168 00:10:56,856 --> 00:10:58,858 (アレン)「拝啓。 169 00:10:58,858 --> 00:11:02,495 (アレン)実は学内 ギャンブルに負けていそうな先生➨ 170 00:11:02,495 --> 00:11:05,498 第6位な恩師様へ。 171 00:11:05,498 --> 00:11:07,500 お久しぶりです。 172 00:11:07,500 --> 00:11:09,502 どなたかの策略により➨ 173 00:11:09,502 --> 00:11:12,305 雪国に送り込まれた アレンです」 174 00:11:12,305 --> 00:11:14,474 どうぞ。 (ノック) 175 00:11:14,474 --> 00:11:16,476 (ギル)どもっス! 176 00:11:16,476 --> 00:11:19,979 (ギル)どっすか? その後 アレン先輩から何か連絡は? 177 00:11:19,979 --> 00:11:23,983 まさに今 彼から グリフォン便が届いたところだよ。 178 00:11:23,983 --> 00:11:27,153 おっ! 先輩は元気なんすか? 179 00:11:27,153 --> 00:11:31,824 私は ギャンブルに負けていそうな先生 第6位だそうだよ。 180 00:11:31,824 --> 00:11:34,994 ハハッ! アレン先輩らしいっすね! 181 00:11:34,994 --> 00:11:37,330 私の学内ランキングは5位だ。 182 00:11:37,330 --> 00:11:40,333 訂正を求めるつもりだよ。 183 00:11:40,333 --> 00:11:42,835 オレにも見せてくださいよ。 184 00:11:42,835 --> 00:11:45,505 (アレン)言いたいことは 多々ありますが➨ 185 00:11:45,505 --> 00:11:47,507 まずは ティナ公女殿下が➨ 186 00:11:47,507 --> 00:11:50,510 魔法の発動に成功したことを ご報告しておきます。 187 00:11:50,510 --> 00:11:52,512 (2人)おお~! 188 00:11:52,512 --> 00:11:55,014 (アレン)つきましては できるだけ早く➨ 189 00:11:55,014 --> 00:11:59,052 軍用耐氷結界の巻物を 送ってください。 190 00:11:59,052 --> 00:12:02,488 このままでは あなたのかわいい教え子は➨ 191 00:12:02,488 --> 00:12:06,459 そちらに戻る前に 氷像になってしまうでしょう。 192 00:12:06,459 --> 00:12:08,461 なんか 楽しそっすね~。 193 00:12:08,461 --> 00:12:13,132 さすがに軍の物を 横流しするのは大変なのだがね。 194 00:12:13,132 --> 00:12:15,301 それにしても あの公女殿下が➨ 195 00:12:15,301 --> 00:12:18,137 魔法の才能を開花させるとは➨ 196 00:12:18,137 --> 00:12:20,139 さすが 我が教え子だよ。 197 00:12:20,139 --> 00:12:23,142 さすが 先輩ッスね! 198 00:12:29,315 --> 00:12:31,317 ふぅ。 199 00:12:31,317 --> 00:12:34,654 《アレン:これだけ探しても まだ 何の手がかりもない。 200 00:12:34,654 --> 00:12:37,557 あれは いったいなんなんだ?》 201 00:12:40,827 --> 00:12:42,996 《アレン:またこの蔵書印か。 202 00:12:42,996 --> 00:12:47,500 まるで 僕の調べたいことを 先回りしているような…》 203 00:12:54,173 --> 00:12:56,843 (アレン)さぁ エリー 闇魔法を試してみましょう。 204 00:12:56,843 --> 00:12:59,345 (エリー)はい! いきます。 205 00:13:03,116 --> 00:13:05,118 ああ~。 206 00:13:05,118 --> 00:13:07,120 もっと 具体的に イメージしてみましょう。 207 00:13:07,120 --> 00:13:09,956 例えば アンコさんに触れたときの感覚。 208 00:13:09,956 --> 00:13:12,292 魔力の流れや その気配のことです。 209 00:13:12,292 --> 00:13:14,794 闇の気配…。 210 00:13:14,794 --> 00:13:16,796 ニャ。 211 00:13:21,801 --> 00:13:24,303 わぁ! よくできました。 212 00:13:24,303 --> 00:13:27,640 ほら そんなに怖くないでしょう? はい! 213 00:13:27,640 --> 00:13:29,642 では 次 ティナ。 214 00:13:29,642 --> 00:13:31,844 はい! 215 00:13:33,980 --> 00:13:36,582 頑張ってください お嬢様。 216 00:13:49,495 --> 00:13:51,831 ティナ まだ魔力が強すぎます。 217 00:13:51,831 --> 00:13:55,168 もっと意識して抑えてください。 はい。 218 00:13:55,168 --> 00:13:57,170 エリーは順調のようですから➨ 219 00:13:57,170 --> 00:13:59,338 次は実戦形式で 練習してみましょう。 220 00:13:59,338 --> 00:14:01,274 はい! 221 00:14:01,274 --> 00:14:04,277 先生は エリーにだけ 甘い気がします。 222 00:14:04,277 --> 00:14:06,279 そうでしょうか? 223 00:14:06,279 --> 00:14:09,282 あの その… アレン先生は お優しいんです! 224 00:14:09,282 --> 00:14:13,119 なら 私にも優しくしてください! ダメです。 225 00:14:13,119 --> 00:14:15,955 魔法の練習に 甘えは許されませんよ? 226 00:14:15,955 --> 00:14:19,826 なっ! 不公平です! 意地悪です ひいきです! 227 00:14:19,826 --> 00:14:22,628 (ティナ)断固抗議します! ティナ。 228 00:14:22,628 --> 00:14:26,132 魔法一発の発動ごとに 天井を壊すような子に➨ 229 00:14:26,132 --> 00:14:28,134 優しさが必要ですか? 230 00:14:28,134 --> 00:14:30,970 必要です! むしろ 全然足りてません。 231 00:14:30,970 --> 00:14:33,973 これは 先生の怠慢だと思います! 232 00:14:33,973 --> 00:14:35,975 《アレン:う~ん この子 少しずつ➨ 233 00:14:35,975 --> 00:14:38,811 誰かさんに似てきているような…。 234 00:14:38,811 --> 00:14:41,981 そういえば あれ以来 手紙が来ないな。 235 00:14:41,981 --> 00:14:45,351 どうしてるのか…》 236 00:14:45,351 --> 00:14:49,155 先生 今 別のことを 考えておられましたね? 237 00:14:49,155 --> 00:14:51,157 えっ? そんなことは…。 238 00:14:51,157 --> 00:14:53,159 何をお考えだったのですか? 239 00:14:53,159 --> 00:14:56,162 先生 教えてください! 240 00:14:56,162 --> 00:14:59,198 (グラハム)天性の年下殺し…。 241 00:14:59,198 --> 00:15:02,668 ハッ! 違いますので! 242 00:15:04,604 --> 00:15:07,273 やあっ! 243 00:15:07,273 --> 00:15:10,610 やっ はっ はあっ! 244 00:15:10,610 --> 00:15:12,945 無駄のない動きだ。 そんなのでは当たりませんよ。 245 00:15:12,945 --> 00:15:15,948 ウォーカー家の者は 私たち ハワード家のために➨ 246 00:15:15,948 --> 00:15:18,117 日々 訓練を重ねているんです。 247 00:15:18,117 --> 00:15:20,620 では こちらも。 248 00:15:25,291 --> 00:15:27,293 え~い! 249 00:15:27,293 --> 00:15:29,629 エリー その調子です。 いいですよ。 250 00:15:29,629 --> 00:15:31,631 ありがとうございます! 251 00:15:31,631 --> 00:15:35,635 さぁ 次は ティナの番ですよ。 はい! 252 00:15:45,311 --> 00:15:47,313 もう少し抑えて! 253 00:15:47,313 --> 00:15:50,650 うう… 難しいです。 254 00:15:50,650 --> 00:15:54,153 (グラハム)まさに 目を見張るほどの成長ぶり。 255 00:15:54,153 --> 00:15:57,323 エリーもですが 特にお嬢様。 256 00:15:57,323 --> 00:16:00,126 アレン様には 感謝してもしきれません。 257 00:16:00,126 --> 00:16:03,796 すべて 2人の努力のたまものですよ。 258 00:16:03,796 --> 00:16:05,798 ところで ワルター様ですが➨ 259 00:16:05,798 --> 00:16:08,467 近ごろ まったくお会いできておりません。 260 00:16:08,467 --> 00:16:12,305 お仕事が 立て込んでいらっしゃるようで。 261 00:16:12,305 --> 00:16:14,307 まるで 僕を避けるかのように➨ 262 00:16:14,307 --> 00:16:16,476 連絡を断っていらっしゃる。 263 00:16:16,476 --> 00:16:19,312 ティナ様が魔法を 使えるようになったことを➨ 264 00:16:19,312 --> 00:16:22,315 いったい どう思って いらっしゃるのでしょう。 265 00:16:22,315 --> 00:16:24,650 申し訳ございません。 266 00:16:24,650 --> 00:16:28,487 私からお伝えできることは 何もございません。 267 00:16:28,487 --> 00:16:30,490 では一点だけ。 268 00:16:30,490 --> 00:16:33,326 ご存じでしたら 教えていただけますか? 269 00:16:33,326 --> 00:16:35,495 なんでございましょう。 270 00:16:35,495 --> 00:16:37,663 書庫の文献ですが 時折➨ 271 00:16:37,663 --> 00:16:40,666 最後のページに 同じ蔵書印があります。 272 00:16:40,666 --> 00:16:43,336 あれは どなたのものでしょう? 273 00:16:43,336 --> 00:16:45,605 存じあげません。 274 00:16:48,341 --> 00:16:50,977 (アレン)さて やるか。 275 00:16:50,977 --> 00:16:52,979 《アレン:とりあえず➨ 276 00:16:52,979 --> 00:16:55,481 蔵書印のあるものを 中心に持ってきた。 277 00:16:55,481 --> 00:16:59,151 ティナの魔法を紐解くカギが ここにあるかも。 278 00:16:59,151 --> 00:17:01,120 そういえば…。 279 00:17:01,120 --> 00:17:04,924 《ワレ ツイニ 鍵ト アエリ》 280 00:17:04,924 --> 00:17:07,760 《アレン:鍵とは 何を指しているんだろう》 281 00:17:07,760 --> 00:17:09,762 ティナのことか? 282 00:17:09,762 --> 00:17:12,098 僕のような一般平民のことでは ないだろうし…。 283 00:17:12,098 --> 00:17:14,433 (ノック) 284 00:17:14,433 --> 00:17:18,604 どうぞ。 285 00:17:18,604 --> 00:17:21,307 おや どうしましたか? 286 00:17:21,307 --> 00:17:24,143 えっと… エリーが 眠れないんですって。 287 00:17:24,143 --> 00:17:27,480 ティ… ティナお嬢様! ず… ずるいです! 288 00:17:27,480 --> 00:17:30,149 読んだ本が怖くて 私の部屋に来たのは…。 289 00:17:30,149 --> 00:17:32,151 べ… 別に怖くなんか…。 290 00:17:32,151 --> 00:17:34,654 もう遅いし 寝ないとダメですよ。 291 00:17:34,654 --> 00:17:36,989 明日の練習に響きますし。 292 00:17:36,989 --> 00:17:40,126 (2人)先生…。 293 00:17:40,126 --> 00:17:42,461 はぁ…。 294 00:17:42,461 --> 00:17:44,463 (アレン)はい どうぞ。 295 00:17:44,463 --> 00:17:47,800 (2人)いただきます。 296 00:17:47,800 --> 00:17:49,802 おいしい。 297 00:17:49,802 --> 00:17:52,805 ちょっと甘いです。 (2人)フフ…。 298 00:17:52,805 --> 00:17:55,141 飲み終えたら帰ってくださいね。 299 00:17:55,141 --> 00:17:58,311 僕は調べ物がありますから お静かに。 300 00:17:58,311 --> 00:18:00,513 (2人)はい! 301 00:18:03,582 --> 00:18:07,420 《アレン:蔵書印がある文献には 共通点がある。 302 00:18:07,420 --> 00:18:09,755 もしかして これは…》 303 00:18:09,755 --> 00:18:15,761 (寝息) 304 00:18:15,761 --> 00:18:18,264 寝てる。 305 00:18:18,264 --> 00:18:21,601 一緒に 王立学校へ 通わせてあげたいよね。 306 00:18:21,601 --> 00:18:25,004 ねっ アンコさん。 ニャー。 307 00:18:26,939 --> 00:18:30,610 アレン様 旦那様がお呼びです。 308 00:18:30,610 --> 00:18:32,611 わかりました。 309 00:18:32,611 --> 00:18:35,114 ティナ エリー。 少し休憩してください。 310 00:18:35,114 --> 00:18:38,284 (2人)は~い! 311 00:18:38,284 --> 00:18:41,954 (ワルター)アレンくん いろいろ考えたのだが➨ 312 00:18:41,954 --> 00:18:45,758 ティナの王立学校受験は 取りやめることとする。 313 00:18:47,793 --> 00:18:49,795 どうしてでしょうか? 314 00:18:49,795 --> 00:18:54,133 ティナ様は 間違いなく王立学校に 上位合格できる水準にあります。 315 00:18:54,133 --> 00:18:56,969 (ワルター)君が 成し遂げたことについては➨ 316 00:18:56,969 --> 00:18:59,472 いくら礼を言っても足りん。 317 00:18:59,472 --> 00:19:03,242 まさか あのティナが 魔法を操れるようになるとは。 318 00:19:03,242 --> 00:19:05,244 私も驚いたよ。 319 00:19:05,244 --> 00:19:07,747 でしたら…。 (ワルター)ダメだ。 320 00:19:07,747 --> 00:19:09,782 (ワルター)確かに あの子は➨ 321 00:19:09,782 --> 00:19:12,284 魔法を使えるように なったのだろう。 322 00:19:12,284 --> 00:19:14,453 しかし まだ日が浅い。 323 00:19:14,453 --> 00:19:16,455 万が一 入学できたとしても➨ 324 00:19:16,455 --> 00:19:19,792 周囲の人間に 迷惑をかけるばかりだろう。 325 00:19:19,792 --> 00:19:21,794 (アレン)報告書にも書きましたが➨ 326 00:19:21,794 --> 00:19:26,966 ティナ様は すでに ここ数日で 魔力の制御は可能となりました。 327 00:19:26,966 --> 00:19:29,802 (ワルター)問題はそれだけではない。 328 00:19:29,802 --> 00:19:34,640 いや よそう。 君には関係ないことだ。 329 00:19:34,640 --> 00:19:38,310 (ワルター)君には 大変すまないと思っているよ。 330 00:19:38,310 --> 00:19:40,312 (ワルター)もちろん 給金ははずもう。 331 00:19:40,312 --> 00:19:42,982 ふざけないでください! 332 00:19:42,982 --> 00:19:46,619 失礼ですが ワルター様は 何も見えておられません。 333 00:19:46,619 --> 00:19:49,288 (ワルター)なんだと? 334 00:19:49,288 --> 00:19:52,625 これは ワルター様だけの 問題ではありません。 335 00:19:52,625 --> 00:19:54,960 ティナ様のお母様…。 336 00:19:54,960 --> 00:19:58,297 ローザ・ハワード様が 望まれていることです。 337 00:19:58,297 --> 00:20:02,802 なぜ 妻が望んでいると 無関係の君にわかるのだ!? 338 00:20:02,802 --> 00:20:07,973 わかります。 あの書庫に 置いてある文献を見れば。 339 00:20:07,973 --> 00:20:12,812 氷魔法に関する書物には 共通の蔵書印がありました。 340 00:20:12,812 --> 00:20:14,847 ローザ様のものです。 341 00:20:14,847 --> 00:20:16,849 (アレン)ティナ様が 魔法の力を➨ 342 00:20:16,849 --> 00:20:20,853 開花させる手助けをしたいと 考えていらしたのでしょう。 343 00:20:20,853 --> 00:20:23,022 もし ご自分が できなくなったときは➨ 344 00:20:23,022 --> 00:20:27,526 誰かが代わりにその役目を 担ってくれると信じておられた。 345 00:20:27,526 --> 00:20:30,596 (アレン)その証しのサインです。 346 00:20:37,169 --> 00:20:39,171 (アレン)ティナ様が どれほど 血のにじむような➨ 347 00:20:39,171 --> 00:20:41,173 努力をしてきたのか。 348 00:20:41,173 --> 00:20:45,344 ワルター様は よくわかっておられるはずです。 349 00:20:45,344 --> 00:20:48,047 どうか お願いします。 350 00:20:50,015 --> 00:20:53,018 (アレン)どんな理由が あるのかは存じませんが➨ 351 00:20:53,018 --> 00:20:55,855 もう一度 よくお考えください。 352 00:20:55,855 --> 00:20:57,857 僕の非礼については…。 353 00:20:57,857 --> 00:21:00,860 覚悟はできています。 354 00:21:04,463 --> 00:21:06,465 顔を上げよ。 355 00:21:06,465 --> 00:21:09,635 君は 優しすぎる男だな。 356 00:21:09,635 --> 00:21:13,806 僕は ティナに 夢を あきらめさせたくないんです。 357 00:21:13,806 --> 00:21:17,309 《私は王立学校へ行きたいです》 358 00:21:19,645 --> 00:21:23,482 わかった。 ただし 条件がある。 359 00:21:23,482 --> 00:21:26,652 え~!? 最終試験!? 360 00:21:26,652 --> 00:21:28,654 はい。 それに合格すれば➨ 361 00:21:28,654 --> 00:21:31,157 王立学校を 受験することができます。 362 00:21:31,157 --> 00:21:34,827 そ… それで最終試験って 何をするんですか? 363 00:21:34,827 --> 00:21:39,331 本来ならば ワルター様が 直接確認されるのですが➨ 364 00:21:39,331 --> 00:21:41,333 ご多忙のため➨ 365 00:21:41,333 --> 00:21:44,837 代理で 凄腕の魔法士と 戦っていただきます。 366 00:21:44,837 --> 00:21:46,839 凄腕の魔法士? 367 00:21:46,839 --> 00:21:50,509 実戦形式で 戦えということですか? 368 00:21:50,509 --> 00:21:53,179 (2人)え~!? 大丈夫です。 369 00:21:53,179 --> 00:21:57,183 僕は ティナもエリーも 合格できると信じています。 370 00:21:57,183 --> 00:22:01,787 (アレン)2人とも 僕の自慢の生徒なんですから。 371 00:22:01,787 --> 00:22:04,623 先生って いつもは ちょっとだけ意地悪なのに➨ 372 00:22:04,623 --> 00:22:07,126 こういうときだけ 本気で言うんだもの。 373 00:22:07,126 --> 00:22:09,295 あの えっと その…。 374 00:22:09,295 --> 00:22:11,964 あ… アレン先生 だいしゅきです…。 375 00:22:11,964 --> 00:22:13,966 ん? 376 00:22:13,966 --> 00:22:17,970 (アレン)さあ 早速 練習開始ですよ。 (2人)はい!