1 00:00:03,337 --> 00:00:05,339 (エリー)やあ! 2 00:00:05,339 --> 00:00:07,341 (エリー)ふっ! ふっ! 3 00:00:14,348 --> 00:00:16,350 (アレン)あっ…。 4 00:00:16,350 --> 00:00:20,354 (ティナ)ひっかかりましたね! 今日こそ私が勝ちます! 5 00:00:20,354 --> 00:00:24,691 ティナお嬢様 私達です! あぁ ごめん! 6 00:00:24,691 --> 00:00:27,694 (アレン)仲が良いのは 大変 結構ですが…。 7 00:00:27,694 --> 00:00:30,697 (2人)あっ…。 よそ見はいただけませんね。 8 00:00:30,697 --> 00:00:32,699 くっ…。 9 00:00:37,037 --> 00:00:40,340 (ティナ)な なにこれ!? (エリー)なにも見えません! 10 00:00:43,377 --> 00:00:45,679 (アレン)上ですよ。 (2人)あぁ! 11 00:00:48,715 --> 00:00:51,718 (2人)あっ…。 (アレン)ティナとエリーの負けです。 12 00:00:51,718 --> 00:00:55,055 (2人)うぅ…。 ティナの罠はよかったです。 13 00:00:55,055 --> 00:00:58,058 合格点です。 と 当然です。 14 00:00:58,058 --> 00:01:02,696 エリーは近接戦闘の踏み込みが 日に日に鋭くなっていますね。 15 00:01:02,696 --> 00:01:05,699 はう… ありがとうございます。 16 00:01:05,699 --> 00:01:08,669 ですが 二人とも まだまだです。 17 00:01:08,669 --> 00:01:13,340 最終試験では ワルター様が選んだ 凄腕の魔法士が相手です。 18 00:01:13,340 --> 00:01:17,711 上級魔法をつかってくる可能性も 考えられます。 19 00:01:17,711 --> 00:01:20,380 こちらも 全力で挑まねばなりません。 20 00:01:20,380 --> 00:01:24,051 (2人)はい! ティナは力加減 がんばりましょう。 21 00:01:24,051 --> 00:01:26,053 う… はい。 22 00:01:26,053 --> 00:01:28,055 試験まで あと僅か。 23 00:01:28,055 --> 00:01:31,058 それまでに必要なことは 全て伝授します。 24 00:01:31,058 --> 00:01:35,329 (2人)はい! それでは 今日はここまで。 25 00:03:25,338 --> 00:03:30,677 はふ~ 訓練後のお風呂 最高! 26 00:03:30,677 --> 00:03:32,679 ですね~。 27 00:03:32,679 --> 00:03:35,348 もうすぐ 最終試験かぁ。 28 00:03:35,348 --> 00:03:38,685 それまでに 本当になんとかなるのかな? 29 00:03:38,685 --> 00:03:42,022 ど どうなんでしょう。 うん? 30 00:03:42,022 --> 00:03:44,024 エリーは いいじゃない。 31 00:03:44,024 --> 00:03:47,694 グラハムとシェリー仕込みの体術も あるんだし? 32 00:03:47,694 --> 00:03:51,031 (エリー)ハワード家のメイドの 嗜みですから~。 33 00:03:51,031 --> 00:03:54,034 あのあの おじいちゃんたち いつも言ってます。 34 00:03:54,034 --> 00:03:57,370 ティナお嬢様は本当にすごいって。 35 00:03:57,370 --> 00:03:59,372 すごいのは 先生よ。 36 00:03:59,372 --> 00:04:02,309 先生のためにも頑張らないと! 37 00:04:02,309 --> 00:04:04,644 わ 私もです! 38 00:04:04,644 --> 00:04:08,982 王立学校に行きましょう 二人で一緒に。 39 00:04:08,982 --> 00:04:11,651 はい 一緒に! 40 00:04:11,651 --> 00:04:15,355 はう…。 ちょっ エリー!? 大丈夫? 41 00:04:18,992 --> 00:04:20,994 うぅ…。 42 00:04:20,994 --> 00:04:24,331 全く のぼせるまで入っているなんて。 43 00:04:24,331 --> 00:04:27,634 うぅ しゅみません…。 44 00:04:32,005 --> 00:04:35,008 これ 髪を乾かす時にも 使えるんですよ。 45 00:04:35,008 --> 00:04:37,010 ひゃう…。 46 00:04:37,010 --> 00:04:40,013 昔は よく こうしてあげたものです。 47 00:04:40,013 --> 00:04:42,015 誰に!? 誰にですか!? 48 00:04:42,015 --> 00:04:45,018 妹のカレンにですよ。 (2人)あっ…。 49 00:04:45,018 --> 00:04:48,355 兄の贔屓目もありますが いい子です。 50 00:04:48,355 --> 00:04:50,357 学校に在籍していますから➨ 51 00:04:50,357 --> 00:04:53,360 入学したら 君たちの先輩になりますね。 52 00:04:53,360 --> 00:04:56,029 が がんばりましゅ あう…。 53 00:04:56,029 --> 00:04:59,966 あの アレン先生は 試験が終わったら…。 54 00:04:59,966 --> 00:05:02,969 はい? いえ なんでもありません。 55 00:05:09,676 --> 00:05:13,346 (アレン)前回同様 一撃でも 僕に入れられたら勝ちです。 56 00:05:13,346 --> 00:05:16,016 (ティナ/エリー)はい! では 始めましょう。 57 00:05:22,689 --> 00:05:24,658 あっ…。 58 00:05:27,027 --> 00:05:29,029 まだまだ行きます! 59 00:05:29,029 --> 00:05:30,997 えいっ…。 60 00:05:33,366 --> 00:05:36,336 《やけに 出鱈目に撃ってくるな…》 61 00:05:38,371 --> 00:05:40,373 《めくらましか…》 62 00:05:40,373 --> 00:05:42,375 あっ…。 63 00:05:42,375 --> 00:05:44,878 やあっ! 64 00:05:44,878 --> 00:05:46,846 今日こそ勝つんです! 65 00:05:51,384 --> 00:05:53,353 うっ…。 66 00:05:56,723 --> 00:05:59,059 二人とも お見事です。 67 00:05:59,059 --> 00:06:02,329 やった! やりました~! 68 00:06:02,329 --> 00:06:05,332 もっと もっと やりたいです 先生! 69 00:06:05,332 --> 00:06:08,001 わ 私も! もう十分です。 70 00:06:08,001 --> 00:06:10,670 ここまでにしましょう。 でも! 71 00:06:10,670 --> 00:06:13,006 明日は最終試験。 72 00:06:13,006 --> 00:06:15,342 体力の温存も大事ですよ。 73 00:06:15,342 --> 00:06:18,011 うぅ… はい。 74 00:06:27,020 --> 00:06:30,357 《これにも あの時 見たものの 正体については➨ 75 00:06:30,357 --> 00:06:33,693 書かれていないか…》 76 00:06:33,693 --> 00:06:36,696 《ツイニ 鍵ト アエリ》 77 00:06:36,696 --> 00:06:38,665 《あれは一体…》 78 00:06:38,665 --> 00:06:40,667 (扉の開く音) 79 00:06:40,667 --> 00:06:44,337 おや どうしたんですか? こんな夜中に。 80 00:06:44,337 --> 00:06:46,339 なんだか 眠れなくて➨ 81 00:06:46,339 --> 00:06:50,043 植物たちに力をもらおうかなって。 82 00:06:50,043 --> 00:06:52,045 そしたら あかりが見えたので…。 83 00:06:52,045 --> 00:06:55,348 そうでしたか。 (アンコさん)にゃ。 84 00:06:55,348 --> 00:06:58,018 あの 先生…。 (アレン)はい? 85 00:06:58,018 --> 00:07:01,621 明日 もしダメだったら➨ 86 00:07:01,621 --> 00:07:05,625 私たちは 王都へ行けないんですか? 87 00:07:05,625 --> 00:07:09,963 そんなことにはならないと 僕は確信しています。 88 00:07:09,963 --> 00:07:12,966 ティナたちなら 大丈夫ですよ。 89 00:07:12,966 --> 00:07:15,969 嬉しいです とっても。 90 00:07:15,969 --> 00:07:19,306 少し 話をしてもいいですか? 91 00:07:19,306 --> 00:07:21,308 えぇ。 92 00:07:21,308 --> 00:07:25,312 小さい頃 お母様に よく絵本を読んでもらったって➨ 93 00:07:25,312 --> 00:07:27,314 話は しましたよね。 94 00:07:27,314 --> 00:07:32,319 英雄の方々が使っていた 大魔法に憧れていたって…。 95 00:07:32,319 --> 00:07:34,988 その絵本に描いてあったんです。 96 00:07:34,988 --> 00:07:37,991 炎を纏った獅子 炎麟。 97 00:07:37,991 --> 00:07:41,661 傷を癒す翡翠の小鳥 嵐翠。 98 00:07:41,661 --> 00:07:46,333 そして 全てを凍らせる氷の鳥 氷鶴。 99 00:07:46,333 --> 00:07:49,336 (アレン)氷鶴? (エリー)今はもう いなくなった➨ 100 00:07:49,336 --> 00:07:54,007 鶴という鳥の形を しているそうです。 101 00:07:54,007 --> 00:07:58,011 私 大魔法は存在すると思うんです。 102 00:07:58,011 --> 00:07:59,946 だから 王都へ…。 みゃお。 103 00:07:59,946 --> 00:08:01,948 (ティナ)王立学校へ行きたい。 104 00:08:01,948 --> 00:08:07,320 だって これは お母様が 私へ残してくれた物語ですから。 105 00:08:07,320 --> 00:08:10,957 その存在を証明したいんです。 106 00:08:10,957 --> 00:08:16,563 ふう… この話をしたの 先生が初めてです。 107 00:08:18,965 --> 00:08:20,967 (ティナ)先生? うん? 108 00:08:20,967 --> 00:08:24,637 話してくれて ありがとうございます。 109 00:08:24,637 --> 00:08:28,041 これを見てもらえますか? えっ? 110 00:08:29,976 --> 00:08:31,978 (ティナ)これって…。 111 00:08:31,978 --> 00:08:35,648 (アレン)僕は数ヶ月間 ここの本を読ませてもらいました。 112 00:08:35,648 --> 00:08:38,651 その中で しおりが 挟み込まれているものが➨ 113 00:08:38,651 --> 00:08:40,653 いくつもありました。 114 00:08:40,653 --> 00:08:44,324 どれも 「氷魔法」の 基本的な魔法式が書かれていて➨ 115 00:08:44,324 --> 00:08:48,995 最終ページには 全ておなじ蔵書印が 押されていたんです。 116 00:08:48,995 --> 00:08:50,997 あっ…。 117 00:08:54,367 --> 00:08:56,369 これ…。 118 00:08:56,369 --> 00:08:59,372 ティナのお母様を 僕は直接は知りません。 119 00:08:59,372 --> 00:09:02,942 けれど こうして残されていた メモ書きを見れば➨ 120 00:09:02,942 --> 00:09:05,612 ご自身が 亡くなられた後の子供たちを➨ 121 00:09:05,612 --> 00:09:08,948 気にされていたんだなと はっきりと わかります。 122 00:09:08,948 --> 00:09:11,284 あっ…。 実のところ➨ 123 00:09:11,284 --> 00:09:13,286 あなたに教えた魔法式は➨ 124 00:09:13,286 --> 00:09:16,623 これらのメモ書きを 僕なりに 改良したものなんですよ。 125 00:09:16,623 --> 00:09:20,326 あっ お母様が…。 126 00:09:22,295 --> 00:09:24,297 先生! と…。 127 00:09:24,297 --> 00:09:29,002 (泣き声) 128 00:09:30,970 --> 00:09:34,974 先生 明日 私は必ず勝ちます。 129 00:09:34,974 --> 00:09:37,977 勝って 王立学校に行きます! 130 00:09:44,984 --> 00:09:47,320 (アレン)大丈夫ですよ。 (2人)あっ…。 131 00:09:47,320 --> 00:09:51,324 先生。 二人なら 絶対に勝てますから。 132 00:09:51,324 --> 00:09:53,326 にゃあ。 133 00:09:58,665 --> 00:10:00,667 うん? (2人)あっ…。 134 00:10:00,667 --> 00:10:03,336 (シェリー)お待ちしておりました。 135 00:10:03,336 --> 00:10:08,675 アレン様は ここから観戦席へ。 手出し無用とのことです。 136 00:10:08,675 --> 00:10:10,677 (アレン)わかってます。 137 00:10:10,677 --> 00:10:13,680 ティナお嬢様 エリー。 (2人)はい! 138 00:10:13,680 --> 00:10:18,084 ティナお嬢様には こちらを。 はい。 139 00:10:21,354 --> 00:10:23,356 これって…。 140 00:10:23,356 --> 00:10:27,694 奥様の… ローザ様の杖でございます。 141 00:10:27,694 --> 00:10:31,030 ティナお嬢様が魔法を学ばれた際に➨ 142 00:10:31,030 --> 00:10:34,033 渡して欲しいと 託されておりました。 143 00:10:34,033 --> 00:10:38,371 今日まで渡せず お許しくださいませ…。 144 00:10:38,371 --> 00:10:40,707 お母様の…。 145 00:10:40,707 --> 00:10:44,043 ありがと もう怖いものなんかないわ。 146 00:10:44,043 --> 00:10:48,381 やっと お役目を果たせました。 147 00:10:48,381 --> 00:10:50,383 おばあちゃん…。 148 00:10:50,383 --> 00:10:55,054 エリー 頑張ってきた自分を信じなさい。 149 00:10:55,054 --> 00:10:57,390 うん。 150 00:10:57,390 --> 00:10:59,993 あっ…。 行くわよ エリー。 151 00:10:59,993 --> 00:11:02,328 はい ティナお嬢様! 152 00:11:02,328 --> 00:11:04,998 先生 見ててくださいね。 153 00:11:04,998 --> 00:11:08,334 アレン先生に教えていただいた全部を ぶつけます! 154 00:11:08,334 --> 00:11:10,336 二人とも 頑張って! 155 00:11:10,336 --> 00:11:12,338 (2人)はい! 156 00:11:15,008 --> 00:11:19,012 (グラハム)こちらのお方が 今日 お相手してくださる方です。 157 00:11:21,047 --> 00:11:24,717 《あの仮面 認識阻害の魔法か…》 158 00:11:24,717 --> 00:11:28,721 私に勝つことが 王立学校受験の条件だ。 159 00:11:28,721 --> 00:11:32,058 全身全霊をかけて 挑んでくるがよい! 160 00:11:32,058 --> 00:11:35,061 わかりました 必ず勝ってみせます! 161 00:11:35,061 --> 00:11:38,731 (グラハム)全力で戦えるよう 結界をお張りします。 162 00:11:38,731 --> 00:11:41,701 それでは…。 163 00:11:41,701 --> 00:11:43,736 はじめ! 164 00:11:43,736 --> 00:11:45,705 はあっ! 165 00:11:51,411 --> 00:11:53,379 ふっ! あぁ…。 ふん! 166 00:11:55,381 --> 00:11:59,419 くっ… あっ! 167 00:11:59,419 --> 00:12:02,322 なっ…。 168 00:12:02,322 --> 00:12:06,659 水に土 氷まで… あぁ エリー! 169 00:12:06,659 --> 00:12:08,995 うん 綺麗な魔法式だ。 170 00:12:08,995 --> 00:12:11,598 よそ見している暇は ありませんよ! 171 00:12:22,008 --> 00:12:24,344 (2人)あっ! 172 00:12:24,344 --> 00:12:26,346 くっ…。 173 00:12:26,346 --> 00:12:29,682 えいっ! 174 00:12:29,682 --> 00:12:32,685 ふんっ! 175 00:12:32,685 --> 00:12:35,688 あっ… キャッ! お嬢様! 176 00:12:35,688 --> 00:12:38,024 お嬢様! 177 00:12:38,024 --> 00:12:40,026 こっちです! 178 00:12:43,029 --> 00:12:45,031 むっ… ふっ! 179 00:12:45,031 --> 00:12:47,033 《流石に気づくか…》 180 00:12:47,033 --> 00:12:49,035 あっ…。 えいっ! 181 00:12:51,037 --> 00:12:53,039 なっ…。 182 00:12:58,044 --> 00:13:01,681 (2人)うん! 183 00:13:01,681 --> 00:13:04,684 はっ! 184 00:13:04,684 --> 00:13:06,653 なっ…。 185 00:13:08,988 --> 00:13:13,993 大丈夫ですか!? その力量 なかなかのものだ。 186 00:13:16,696 --> 00:13:18,665 はっ! 187 00:13:23,036 --> 00:13:28,341 《冷気がここまで… あれが上級魔法の双大氷柱》 188 00:13:28,341 --> 00:13:30,710 えっと えっと…。 落ち着いて エリー! 189 00:13:30,710 --> 00:13:33,680 あっ…。 先生に教わった通りに。 190 00:13:33,680 --> 00:13:38,017 うん。 ティナ エリー 頑張れ! 191 00:13:38,017 --> 00:13:40,319 (2人)はい! 192 00:13:43,056 --> 00:13:45,892 ふっ… 受けてみよ! 193 00:13:45,892 --> 00:13:47,860 はあっ! 194 00:13:58,404 --> 00:14:01,974 ティナ 教えてない魔法まで 使えるなんて…。 195 00:14:01,974 --> 00:14:05,645 お嬢様は 勉強家でいらっしゃいますから。 196 00:14:05,645 --> 00:14:08,981 ご立派になられました…。 197 00:14:08,981 --> 00:14:12,652 認めてくださいますね? 王立学校受験を! 198 00:14:12,652 --> 00:14:14,987 負けを認めてください! 199 00:14:14,987 --> 00:14:17,323 ここまでやるとは…。 200 00:14:17,323 --> 00:14:19,992 こ これ以上の抵抗は無意味です! 201 00:14:19,992 --> 00:14:22,995 速やかに 無条件降伏してください! 202 00:14:22,995 --> 00:14:26,299 ならば 我も全力で応えん! 203 00:14:31,337 --> 00:14:34,340 あの魔法は…。 この結界じゃ もたない。 204 00:14:34,340 --> 00:14:36,342 あっ…。 205 00:14:38,344 --> 00:14:41,681 皆さん ここは危険です 逃げてください! 206 00:14:41,681 --> 00:14:47,353 シェリーさんも早く! は はい。 ですが アレン様は…。 207 00:14:47,353 --> 00:14:50,356 ちょっと 行ってきます! あっ…。 208 00:14:50,356 --> 00:14:54,026 あっ… アレン様。 審判 代わりますよ。 209 00:14:54,026 --> 00:14:58,030 大変 危険でございますよ。 知ってます。 210 00:14:58,030 --> 00:15:01,634 幸か不幸か 慣れてますよ。 211 00:15:01,634 --> 00:15:05,338 愚かな娘たちだ。 212 00:15:05,338 --> 00:15:08,341 相手が隙を見せた時は 畳みかけろと➨ 213 00:15:08,341 --> 00:15:10,676 師から教わらなかったのか? 214 00:15:10,676 --> 00:15:15,014 まさか お父様以外に 使える人がいるなんて…。 215 00:15:15,014 --> 00:15:17,350 お嬢様…。 (2人)うっ…。 216 00:15:17,350 --> 00:15:20,353 あうぅ こんなのどうやって…。 217 00:15:20,353 --> 00:15:25,691 でも でも でも 私達は負けません! 218 00:15:25,691 --> 00:15:29,028 だって アレン先生の生徒ですから! 219 00:15:29,028 --> 00:15:32,031 そう 私達は負けない! 220 00:15:32,031 --> 00:15:34,600 (2人)勝って 王立学校に行くんです! 221 00:15:36,702 --> 00:15:40,006 白き狼が駆け抜けた後には➨ 222 00:15:40,006 --> 00:15:44,043 ただ 氷と雪の世界が広がるのみ。 223 00:15:44,043 --> 00:15:47,713 グルルル…。 224 00:15:47,713 --> 00:15:49,715 うむ…。 あれが➨ 225 00:15:49,715 --> 00:15:53,719 ハワード公爵家が誇る極致魔法 氷雪狼…。 226 00:15:53,719 --> 00:15:58,391 グラハムさん これを 教授から届いた軍用結界です。 227 00:15:58,391 --> 00:16:01,994 一応 外からも二重で 結界を張っておいてください。 228 00:16:01,994 --> 00:16:03,996 かしこまりました。 229 00:16:03,996 --> 00:16:06,666 ティナ! エリー! 来ちゃダメです! 230 00:16:06,666 --> 00:16:09,669 先生は見ててください! あっ…。 231 00:16:09,669 --> 00:16:12,004 くっ…。 232 00:16:12,004 --> 00:16:13,973 ゆくぞ。 233 00:16:16,342 --> 00:16:19,011 《最初から 二つの魔法を使えるなんて➨ 234 00:16:19,011 --> 00:16:21,013 将来有望ですね》 235 00:16:21,013 --> 00:16:24,684 はあっ! 236 00:16:24,684 --> 00:16:27,019 たあっ! 237 00:16:27,019 --> 00:16:31,023 ガオー! 238 00:16:31,023 --> 00:16:32,992 そんな…。 239 00:16:37,363 --> 00:16:40,666 《よく頑張りましたね えらいです。 240 00:16:40,666 --> 00:16:43,035 ティナは 本当に凄い子ですね》 241 00:16:43,035 --> 00:16:45,037 くっ…。 242 00:16:45,037 --> 00:16:50,009 うぅ…。 243 00:16:52,378 --> 00:16:54,347 くっ! 244 00:16:56,382 --> 00:16:58,384 ハア ハア…。 245 00:16:58,384 --> 00:17:00,953 あっ…。 246 00:17:00,953 --> 00:17:03,289 あっ! 悪くない。 247 00:17:03,289 --> 00:17:05,591 だが まだだ! 248 00:17:08,628 --> 00:17:11,631 グルルル…。 あっ…。 249 00:17:11,631 --> 00:17:13,633 対抗するのなら➨ 250 00:17:13,633 --> 00:17:16,636 同じ極致魔法を 繰り出してみせるのだな。 251 00:17:16,636 --> 00:17:20,640 グルルル… ガオー! 252 00:17:24,644 --> 00:17:26,646 うっ うぅ…。 253 00:17:26,646 --> 00:17:30,983 エリー 大丈夫!? うっ… 大丈夫です。 254 00:17:30,983 --> 00:17:33,653 ティナ! 先生…。 255 00:17:33,653 --> 00:17:36,656 (アレン)氷雪狼の発動式は 見えましたね? 256 00:17:36,656 --> 00:17:38,991 (ティナ)は はい。 (アレン)この際です➨ 257 00:17:38,991 --> 00:17:41,661 ぶっつけ本番ですが やってみましょう! 258 00:17:41,661 --> 00:17:43,996 え えぇ!? そんなのできるわけ…。 259 00:17:43,996 --> 00:17:46,999 大丈夫 できます! 260 00:17:46,999 --> 00:17:50,169 あっ…。 261 00:17:50,169 --> 00:17:52,338 エリーは補助をお願いします! 262 00:17:52,338 --> 00:17:55,007 えっ? あっ は はい! 263 00:17:55,007 --> 00:17:59,312 面白い やってみせるがいい。 264 00:18:06,319 --> 00:18:09,322 えっと それから えと…。 265 00:18:09,322 --> 00:18:11,591 そこ 短縮できそうです。 266 00:18:16,996 --> 00:18:18,998 いくぞ! 267 00:18:18,998 --> 00:18:28,674 ♬~ 268 00:18:28,674 --> 00:18:31,344 やった! グルルル…。 269 00:18:31,344 --> 00:18:36,349 なんと… だが まだ甘いぞ! 270 00:18:36,349 --> 00:18:38,317 グオー! 271 00:18:42,688 --> 00:18:44,657 (2人)うっ…。 272 00:18:46,692 --> 00:18:50,363 どうした お前達の実力は そんなものか!? 273 00:18:50,363 --> 00:18:55,034 くっ… まだ式が粗い このままだと…。 274 00:18:55,034 --> 00:18:57,703 まだです まだやれます! 275 00:18:57,703 --> 00:18:59,672 あっ…。 お嬢様? 276 00:19:01,941 --> 00:19:05,277 お母様が話してくれた おとぎ話にあったの。 277 00:19:05,277 --> 00:19:07,279 本気の本気を出す時に➨ 278 00:19:07,279 --> 00:19:10,950 リボンを杖に巻く 氷姫のお話…。 279 00:19:10,950 --> 00:19:14,553 お母様 力を貸して。 280 00:19:20,626 --> 00:19:25,031 エリー 力を込めて! はい お嬢様! 281 00:19:27,299 --> 00:19:29,969 うっ…。 282 00:19:29,969 --> 00:19:33,272 ツカエ ワレノチカラヲ…。 283 00:19:36,308 --> 00:19:38,310 くっ… あっ! 284 00:19:38,310 --> 00:19:40,613 (ティナ)いっけぇ! 285 00:19:49,989 --> 00:19:53,325 (氷鶴の鳴き声) 286 00:19:53,325 --> 00:19:56,028 おぉ…。 ティナお嬢様…。 287 00:20:04,670 --> 00:20:06,672 (ワルター)あぁ…。 288 00:20:09,341 --> 00:20:11,677 (アレン)「親愛なるリディヤへ。 289 00:20:11,677 --> 00:20:15,014 僕たちは これから王都へ向かいます。 290 00:20:15,014 --> 00:20:18,684 この銀世界とお別れかと思うと 少し寂しい」。 291 00:20:18,684 --> 00:20:22,354 アレン様の言うことを よく聞くのですよ。 292 00:20:22,354 --> 00:20:25,024 はい おじいちゃん。 (足音) 293 00:20:25,024 --> 00:20:27,026 あっ お父様! 294 00:20:27,026 --> 00:20:31,330 ワルター様 お体は…。 あぁ 大丈夫だ。 295 00:20:33,365 --> 00:20:36,368 あっ あの えっと…。 296 00:20:36,368 --> 00:20:40,039 最終試験 見事だった。 297 00:20:40,039 --> 00:20:43,042 まるで ローザを見ているようだったぞ。 298 00:20:43,042 --> 00:20:47,379 それと 今までのこと すまなかった。 299 00:20:47,379 --> 00:20:52,384 怖かったのだ お前まで失ってしまったらと…。 300 00:20:52,384 --> 00:20:55,387 お父様…。 301 00:20:55,387 --> 00:20:58,057 うっ…。 あっ ごめんなさい! 302 00:20:58,057 --> 00:21:00,659 行ってきます お父様。 303 00:21:00,659 --> 00:21:04,330 植物たちのことを お願いします。 304 00:21:04,330 --> 00:21:06,665 あぁ わかっている。 305 00:21:06,665 --> 00:21:10,336 (エリー)ティナお嬢様 そろそろ汽車が出ます。 306 00:21:10,336 --> 00:21:13,339 うん! 307 00:21:13,339 --> 00:21:15,674 (ワルター)成長した若木に➨ 308 00:21:15,674 --> 00:21:18,677 あの温室が もう狭いこともわかった。 309 00:21:18,677 --> 00:21:22,014 ならば 新しい世界に送り出し➨ 310 00:21:22,014 --> 00:21:25,384 見送るのは 父親の務めだ。 311 00:21:25,384 --> 00:21:30,389 妻も きっと それを望んでいるだろう。 312 00:21:30,389 --> 00:21:34,026 あっ…。 アレン君 君を信用している。 313 00:21:34,026 --> 00:21:37,363 えっ? あ ありがとうございます。 314 00:21:37,363 --> 00:21:39,365 ふん…。 いたっ! 315 00:21:39,365 --> 00:21:42,368 が 我が末娘に手を出した その時は…。 316 00:21:42,368 --> 00:21:45,404 いたたたた…。 もしも 孫娘に➨ 317 00:21:45,404 --> 00:21:47,406 手を出された その時は…。 318 00:21:47,406 --> 00:21:50,075 誤解です! そんなつもりは ありません! 319 00:21:50,075 --> 00:21:52,745 (汽笛) 320 00:21:52,745 --> 00:21:56,081 では 王都でお待ちしています。 あぁ。 321 00:21:56,081 --> 00:21:58,083 行ってきます お父様! 322 00:21:58,083 --> 00:22:00,019 行ってきます! 323 00:22:00,019 --> 00:22:02,021 (アレン)「いろいろあったけど➨ 324 00:22:02,021 --> 00:22:06,025 僕は この子たちの 家庭教師になれて幸せだった。 325 00:22:06,025 --> 00:22:08,027 これからのことは➨ 326 00:22:08,027 --> 00:22:11,030 そっちに戻ってから 考えるつもりだよ。 327 00:22:11,030 --> 00:22:13,699 君は心配しないでいいからね。 328 00:22:13,699 --> 00:22:17,670 それじゃ 王都でまた会おう」。