1 00:00:35,002 --> 00:00:37,004 (ティナ)先生が エリーを褒めるたびに➡ 2 00:00:37,004 --> 00:00:41,008 日に日に成長していく あの子を見るたびに➡ 3 00:00:41,008 --> 00:00:44,177 汚い感情が浮かんでくるんです! 4 00:00:44,177 --> 00:00:46,380 だから!! 5 00:00:49,349 --> 00:00:51,351 (アレン)ティナ! 6 00:00:51,351 --> 00:00:54,354 くっ…。 7 00:00:54,354 --> 00:00:56,356 (エリー)アレン先生! 8 00:00:56,356 --> 00:00:58,358 来るな エリー! 9 00:00:58,358 --> 00:01:00,360 ティナ! 10 00:01:02,362 --> 00:01:04,364 《アレン:魔力が暴走している。 11 00:01:04,364 --> 00:01:07,868 今まで まったく 発動しなかったのに 急になぜ? 12 00:01:07,868 --> 00:01:11,071 このままでは殿下が危ない!》 13 00:02:53,006 --> 00:02:55,008 ティナお嬢様! エリー! 14 00:02:55,008 --> 00:02:58,679 グラハムさんを呼んできてください! は… はい! 15 00:02:58,679 --> 00:03:01,081 《アレン:まずは この吹雪を何とかしないと》 16 00:03:03,016 --> 00:03:05,018 くっ! 17 00:03:05,018 --> 00:03:07,854 《アレン:僕の魔法では 突破するのは無理だ! 18 00:03:07,854 --> 00:03:09,856 それに この心臓を➡ 19 00:03:09,856 --> 00:03:12,359 握りしめられているような 嫌な感覚…。 20 00:03:12,359 --> 00:03:15,195 得体の知れない何かがいる。 21 00:03:15,195 --> 00:03:18,698 覚悟を決めるしか ないかもしれないな。 22 00:03:18,698 --> 00:03:21,034 二度とやりたくなかったけど…》 23 00:03:21,034 --> 00:03:23,036 ティナ! 聞こえているなら➡ 24 00:03:23,036 --> 00:03:26,039 返事をしてください! ティナ! 25 00:03:26,039 --> 00:03:28,041 (アレン)ティナ! 先生…。 26 00:03:28,041 --> 00:03:32,546 アレン先生。 あの… いったい 何が? 27 00:03:32,546 --> 00:03:36,516 (アレン)よかった。 落ち着いて聞いてください。 28 00:03:36,516 --> 00:03:39,686 (アレン)あなたは 今 魔力を暴走させています。 29 00:03:39,686 --> 00:03:43,690 (アレン)このままだと魔力が枯渇し 最悪 命を失う! 30 00:03:43,690 --> 00:03:46,693 あ… あの どうすれば? 31 00:03:46,693 --> 00:03:48,695 今から 僕の魔力を繋げます。 32 00:03:48,695 --> 00:03:53,200 そうすれば 僕が貴方の魔力を制御できる。 33 00:03:53,200 --> 00:03:56,536 (ティナ)そ… そんなことが 可能なのですか!? 34 00:03:56,536 --> 00:03:58,872 前に成功したことがあります。 35 00:03:58,872 --> 00:04:02,375 不快だと思いますが 魔力を繋げさせてください! 36 00:04:02,375 --> 00:04:04,377 (ティナ)わかりました。 37 00:04:04,377 --> 00:04:06,880 (ティナ)大丈夫です。 先生を信じています! 38 00:04:06,880 --> 00:04:09,716 (アレン)ありがとう。 では いきます! 39 00:04:09,716 --> 00:04:13,887 《アレン:他人に 自分の魔力をゆだねる。 40 00:04:13,887 --> 00:04:17,390 それは自分の命を 相手にゆだねるのと同じだ。 41 00:04:17,390 --> 00:04:20,060 殿下は僕に命を懸けた。 42 00:04:20,060 --> 00:04:24,231 ならば 僕も命を懸けて 殿下を助ける。 43 00:04:24,231 --> 00:04:26,199 どこだ?》 44 00:04:29,236 --> 00:04:31,204 《アレン:捉えた!》 45 00:04:33,140 --> 00:04:35,142 ぐっ…。 46 00:04:35,142 --> 00:04:37,144 《アレン:とんでもない魔力量だ。 47 00:04:37,144 --> 00:04:39,146 潜在能力は リディヤ並み…。 48 00:04:39,146 --> 00:04:42,649 いや それ以上かもしれない》 49 00:04:42,649 --> 00:04:47,654 (ティナ)して… どう して…。 50 00:04:49,656 --> 00:04:52,492 どうして私は 魔法が使えないの? 51 00:04:52,492 --> 00:04:54,661 ハワードの無能な忌み子。 52 00:04:54,661 --> 00:04:57,998 私なんて 生まれてこなければよかった。 53 00:04:57,998 --> 00:05:01,334 《アレン:殿下の意識が流れてくる》 54 00:05:01,334 --> 00:05:03,336 (ティナ)ごめんなさい お父様。 55 00:05:03,336 --> 00:05:05,839 (ティナ)ごめんなさい お母様。 56 00:05:05,839 --> 00:05:08,675 どうしよう… どうすればいいの? 57 00:05:08,675 --> 00:05:11,511 助けて 誰か…。 58 00:05:11,511 --> 00:05:13,513 《アレン:ティナ…》 59 00:05:13,513 --> 00:05:15,515 ティナ! 60 00:05:15,515 --> 00:05:17,517 先生? 61 00:05:21,855 --> 00:05:23,857 (アレン)あれは…。 62 00:05:26,193 --> 00:05:28,361 吹雪が弱まった? 63 00:05:28,361 --> 00:05:31,865 もしかして 僕に手を貸そうと してくれているのか? 64 00:05:31,865 --> 00:05:33,834 それなら…。 65 00:05:33,834 --> 00:05:36,336 (アレン)本物には遠く及ばないが…。 66 00:05:36,336 --> 00:05:38,605 火焔鳥! 67 00:05:45,679 --> 00:05:47,681 ティナ! 68 00:05:47,681 --> 00:05:49,649 先生…。 69 00:05:52,352 --> 00:05:56,323 《アレン:ああ…。 無事で 本当によかった》 70 00:05:59,025 --> 00:06:01,528 あれは…。 71 00:06:01,528 --> 00:06:06,866 (氷鶴)ワレ ツイニ 鍵ト アエリ。 72 00:06:06,866 --> 00:06:09,369 ティナ。 吹雪のなかで➡ 73 00:06:09,369 --> 00:06:12,539 何か見たり 聞いたりしませんでしたか? 74 00:06:12,539 --> 00:06:15,875 いえ 先生の声以外は何も。 75 00:06:15,875 --> 00:06:17,877 そうですか。 76 00:06:17,877 --> 00:06:20,880 先生 あの…。 77 00:06:20,880 --> 00:06:25,719 先生と繋がってるの 不思議な感じです。 78 00:06:25,719 --> 00:06:28,688 いけない! 繋ぎっぱなしでしたね。 79 00:06:31,725 --> 00:06:33,660 (アレン)無事でよかったです。 80 00:06:33,660 --> 00:06:36,162 (ティナ)あ… ありがとうございます。 81 00:06:36,162 --> 00:06:38,665 (アレン)さぁ エリーを 呼んできましょう。 82 00:06:38,665 --> 00:06:41,835 きっと心配して…。 83 00:06:41,835 --> 00:06:43,837 ダメです。 84 00:06:43,837 --> 00:06:46,339 このまま抱きしめてください。 85 00:06:46,339 --> 00:06:50,677 今は…。 今だけは。 86 00:06:50,677 --> 00:06:54,047 (ティナ)私だけの先生です。 87 00:06:58,151 --> 00:07:00,654 わかりました。 88 00:07:02,689 --> 00:07:06,026 お嬢様! 先生! 89 00:07:06,026 --> 00:07:07,994 よかったぁ! 90 00:07:07,994 --> 00:07:10,697 無事ですか~? フフフ…。 91 00:07:10,697 --> 00:07:13,533 ((リディヤ:あれは禁じ手。 92 00:07:13,533 --> 00:07:17,003 私以外に使うのは やめておきなさい)) 93 00:07:17,003 --> 00:07:22,208 《アレン:言い訳 考えておかないとな…》 94 00:07:22,208 --> 00:07:25,078 (グラハム)アレン様! (ティナ/エリー)先生!? 95 00:07:27,047 --> 00:07:30,884 (アレン)大げさな。 少し疲れが出ただけですから。 96 00:07:30,884 --> 00:07:33,954 動いちゃダメです! 寝ていてください。 97 00:07:33,954 --> 00:07:37,123 私は 滋養にいいお茶を 持ってまいります! 98 00:07:37,123 --> 00:07:39,793 すみません。 99 00:07:39,793 --> 00:07:43,797 先生 もしかして 魔力を繋いだせいで…。 100 00:07:43,797 --> 00:07:46,966 (アレン)大丈夫。 心配はいりません。 101 00:07:46,966 --> 00:07:49,636 それより さっきは驚いたでしょう。 102 00:07:49,636 --> 00:07:52,138 魔力を繋いでいる相手とは➡ 103 00:07:52,138 --> 00:07:55,809 感情やお互いの思考が わかってしまいますからね。 104 00:07:55,809 --> 00:07:57,811 そういえば 先ほど➡ 105 00:07:57,811 --> 00:08:00,480 心の中で 殿下って呼んでましたよね? 106 00:08:00,480 --> 00:08:02,482 えっ? 107 00:08:02,482 --> 00:08:05,819 殿下ってなんですか! 禁止です! 全面禁止! 108 00:08:05,819 --> 00:08:08,321 ハハハ… わかりましたよ。 109 00:08:08,321 --> 00:08:10,323 ところで この能力について➡ 110 00:08:10,323 --> 00:08:12,993 僕なりに わかったことがあります。 111 00:08:12,993 --> 00:08:15,995 繋がった相手の魔力を 制御可能なこと。 112 00:08:15,995 --> 00:08:17,998 使用できる魔力の量は➡ 113 00:08:17,998 --> 00:08:22,168 相手の意思によって ある程度 決まること。 114 00:08:22,168 --> 00:08:25,171 そして 一度 繋いだことのある相手と➡ 115 00:08:25,171 --> 00:08:29,175 もう一度 繋がるのは とても簡単だということです。 116 00:08:29,175 --> 00:08:31,177 そうなのですね。 117 00:08:31,177 --> 00:08:33,113 では 今までも 同じようなことが? 118 00:08:33,113 --> 00:08:38,284 はい。 今まで繋いだことが あるのは 妹のカレンと…。 119 00:08:38,284 --> 00:08:41,788 もしかして リディヤ様ですか? 120 00:08:41,788 --> 00:08:45,291 ええ。 あのときも そうせざるを得なかった。 121 00:08:45,291 --> 00:08:49,963 魔力を繋げるということは 命をゆだねること。 122 00:08:49,963 --> 00:08:52,966 (アレン)この力は 僕が繋いだ相手の魔力を➡ 123 00:08:52,966 --> 00:08:57,971 自由に使えるという 危険性をはらんでいます。 124 00:08:57,971 --> 00:09:01,808 決して 安易に使ってはならないのです。 125 00:09:01,808 --> 00:09:03,810 ですから どうか➡ 126 00:09:03,810 --> 00:09:06,312 これは 2人だけの秘密にしてください。 127 00:09:06,312 --> 00:09:10,150 秘密…。 先生と私だけの秘密。 128 00:09:10,150 --> 00:09:14,154 (アレン)そうです。 エリーにだって 話してはいけませんよ。 129 00:09:14,154 --> 00:09:16,823 (ティナ)わかりました。 130 00:09:16,823 --> 00:09:18,825 (アンコさん)ニャ~。 131 00:09:21,361 --> 00:09:25,031 《アレン:ティナの中にいた あれは いったい なんだ? 132 00:09:25,031 --> 00:09:30,870 ティナと どう かかわりがあるのか じっくり調べる必要があるな》 133 00:09:30,870 --> 00:09:33,440 (グラハム)今日からは ここを➡ 134 00:09:33,440 --> 00:09:36,276 魔法の練習場として お使いください。 135 00:09:36,276 --> 00:09:40,113 広いですね。 理想的な環境です。 136 00:09:40,113 --> 00:09:44,284 さぁ ティナ 早速 魔法を発動できるかどうか➡ 137 00:09:44,284 --> 00:09:46,286 試してみてください。 138 00:09:46,286 --> 00:09:48,488 はい。 139 00:09:53,126 --> 00:09:55,128 ニャッ。 うわ~! 140 00:10:02,635 --> 00:10:05,138 わぁ~。 141 00:10:05,138 --> 00:10:08,141 ああ…。 ハハ…。 142 00:10:08,141 --> 00:10:10,477 《アレン:しかし なんて威力だ。 143 00:10:10,477 --> 00:10:14,147 ティナの中にいる あれが影響しているのか? 144 00:10:14,147 --> 00:10:17,317 あれは ティナの魔法発動を 阻害するのを➡ 145 00:10:17,317 --> 00:10:19,486 やめてくれたようだし…。 146 00:10:19,486 --> 00:10:22,155 それに 魔力を繋げた影響で➡ 147 00:10:22,155 --> 00:10:25,825 ティナの中に 僕の制御回路が残った》 148 00:10:25,825 --> 00:10:28,828 ティナ よくできました。 149 00:10:28,828 --> 00:10:31,831 今日から魔力を調整する 勉強をしましょうね。 150 00:10:31,831 --> 00:10:36,002 うっ…。 151 00:10:36,002 --> 00:10:41,508 魔法 使えました! 152 00:10:41,508 --> 00:10:45,178 よく頑張りましたね。 えらいです。 153 00:10:45,178 --> 00:10:49,849 ティナは 本当にすごい子ですね。 うう…。 154 00:10:49,849 --> 00:10:51,851 お嬢様。 155 00:10:51,851 --> 00:10:56,022 よかった… ホントによかったです! 156 00:10:56,022 --> 00:10:58,358 もう 泣き虫なんだから。 157 00:10:58,358 --> 00:11:01,027 でも ありがとう エリー。 158 00:11:01,027 --> 00:11:03,029 もう少し練習すれば➡ 159 00:11:03,029 --> 00:11:06,366 魔法を自由に 操れるようになるでしょう。 160 00:11:06,366 --> 00:11:10,370 そうすれば 2人そろって 王立学校に通うことが叶う。 161 00:11:10,370 --> 00:11:13,039 早速 ワルター様に報告しないと。 162 00:11:13,039 --> 00:11:15,375 旦那様は ご公務のために➡ 163 00:11:15,375 --> 00:11:17,877 しばらく 留守にされるとのことです。 164 00:11:17,877 --> 00:11:19,879 そうですか。 165 00:11:19,879 --> 00:11:21,881 早くお伝えしたいものです。 166 00:11:21,881 --> 00:11:25,385 きっと お喜びになることでしょう。 167 00:11:25,385 --> 00:11:27,387 さようでございますね。 168 00:11:29,889 --> 00:11:31,891 (アレン)「拝啓。 169 00:11:31,891 --> 00:11:35,528 (アレン)実は学内 ギャンブルに負けていそうな先生➡ 170 00:11:35,528 --> 00:11:38,531 第6位な恩師様へ。 171 00:11:38,531 --> 00:11:40,533 お久しぶりです。 172 00:11:40,533 --> 00:11:42,535 どなたかの策略により➡ 173 00:11:42,535 --> 00:11:45,338 雪国に送り込まれた アレンです」 174 00:11:45,338 --> 00:11:47,507 どうぞ。 (ノック) 175 00:11:47,507 --> 00:11:49,509 (ギル)どもっス! 176 00:11:49,509 --> 00:11:53,012 (ギル)どっすか? その後 アレン先輩から何か連絡は? 177 00:11:53,012 --> 00:11:57,016 まさに今 彼から グリフォン便が届いたところだよ。 178 00:11:57,016 --> 00:12:00,186 おっ! 先輩は元気なんすか? 179 00:12:00,186 --> 00:12:04,857 私は ギャンブルに負けていそうな先生 第6位だそうだよ。 180 00:12:04,857 --> 00:12:08,027 ハハッ! アレン先輩らしいっすね! 181 00:12:08,027 --> 00:12:10,363 私の学内ランキングは5位だ。 182 00:12:10,363 --> 00:12:13,366 訂正を求めるつもりだよ。 183 00:12:13,366 --> 00:12:15,868 オレにも見せてくださいよ。 184 00:12:15,868 --> 00:12:18,538 (アレン)言いたいことは 多々ありますが➡ 185 00:12:18,538 --> 00:12:20,540 まずは ティナ公女殿下が➡ 186 00:12:20,540 --> 00:12:23,543 魔法の発動に成功したことを ご報告しておきます。 187 00:12:23,543 --> 00:12:25,545 (2人)おお~! 188 00:12:25,545 --> 00:12:28,047 (アレン)つきましては できるだけ早く➡ 189 00:12:28,047 --> 00:12:32,085 軍用耐氷結界の巻物を 送ってください。 190 00:12:32,085 --> 00:12:35,521 このままでは あなたのかわいい教え子は➡ 191 00:12:35,521 --> 00:12:39,492 そちらに戻る前に 氷像になってしまうでしょう。 192 00:12:39,492 --> 00:12:41,494 なんか 楽しそっすね~。 193 00:12:41,494 --> 00:12:46,165 さすがに軍の物を 横流しするのは大変なのだがね。 194 00:12:46,165 --> 00:12:48,334 それにしても あの公女殿下が➡ 195 00:12:48,334 --> 00:12:51,170 魔法の才能を開花させるとは➡ 196 00:12:51,170 --> 00:12:53,172 さすが 我が教え子だよ。 197 00:12:53,172 --> 00:12:56,175 さすが 先輩ッスね! 198 00:13:02,348 --> 00:13:04,350 ふぅ。 199 00:13:04,350 --> 00:13:07,687 《アレン:これだけ探しても まだ 何の手がかりもない。 200 00:13:07,687 --> 00:13:10,590 あれは いったいなんなんだ?》 201 00:13:13,860 --> 00:13:16,029 《アレン:またこの蔵書印か。 202 00:13:16,029 --> 00:13:20,533 まるで 僕の調べたいことを 先回りしているような…》 203 00:13:27,206 --> 00:13:29,876 (アレン)さぁ エリー 闇魔法を試してみましょう。 204 00:13:29,876 --> 00:13:32,378 (エリー)はい! いきます。 205 00:13:36,149 --> 00:13:38,151 ああ~。 206 00:13:38,151 --> 00:13:40,153 もっと 具体的に イメージしてみましょう。 207 00:13:40,153 --> 00:13:42,989 例えば アンコさんに触れたときの感覚。 208 00:13:42,989 --> 00:13:45,324 魔力の流れや その気配のことです。 209 00:13:45,324 --> 00:13:47,827 闇の気配…。 210 00:13:47,827 --> 00:13:49,829 ニャ。 211 00:13:54,834 --> 00:13:57,337 わぁ! よくできました。 212 00:13:57,337 --> 00:14:00,673 ほら そんなに怖くないでしょう? はい! 213 00:14:00,673 --> 00:14:02,675 では 次 ティナ。 214 00:14:02,675 --> 00:14:04,877 はい! 215 00:14:07,013 --> 00:14:09,615 頑張ってください お嬢様。 216 00:14:22,528 --> 00:14:24,864 ティナ まだ魔力が強すぎます。 217 00:14:24,864 --> 00:14:28,201 もっと意識して抑えてください。 はい。 218 00:14:28,201 --> 00:14:30,203 エリーは順調のようですから➡ 219 00:14:30,203 --> 00:14:32,371 次は実戦形式で 練習してみましょう。 220 00:14:32,371 --> 00:14:34,307 はい! 221 00:14:34,307 --> 00:14:37,310 先生は エリーにだけ 甘い気がします。 222 00:14:37,310 --> 00:14:39,312 そうでしょうか? 223 00:14:39,312 --> 00:14:42,315 あの その… アレン先生は お優しいんです! 224 00:14:42,315 --> 00:14:46,152 なら 私にも優しくしてください! ダメです。 225 00:14:46,152 --> 00:14:48,988 魔法の練習に 甘えは許されませんよ? 226 00:14:48,988 --> 00:14:52,859 なっ! 不公平です! 意地悪です ひいきです! 227 00:14:52,859 --> 00:14:55,661 (ティナ)断固抗議します! ティナ。 228 00:14:55,661 --> 00:14:59,165 魔法一発の発動ごとに 天井を壊すような子に➡ 229 00:14:59,165 --> 00:15:01,167 優しさが必要ですか? 230 00:15:01,167 --> 00:15:04,003 必要です! むしろ 全然足りてません。 231 00:15:04,003 --> 00:15:07,006 これは 先生の怠慢だと思います! 232 00:15:07,006 --> 00:15:09,008 《アレン:う~ん この子 少しずつ➡ 233 00:15:09,008 --> 00:15:11,844 誰かさんに似てきているような…。 234 00:15:11,844 --> 00:15:15,014 そういえば あれ以来 手紙が来ないな。 235 00:15:15,014 --> 00:15:18,384 どうしてるのか…》 236 00:15:18,384 --> 00:15:22,188 先生 今 別のことを 考えておられましたね? 237 00:15:22,188 --> 00:15:24,190 えっ? そんなことは…。 238 00:15:24,190 --> 00:15:26,192 何をお考えだったのですか? 239 00:15:26,192 --> 00:15:29,195 先生 教えてください! 240 00:15:29,195 --> 00:15:32,231 (グラハム)天性の年下殺し…。 241 00:15:32,231 --> 00:15:35,701 ハッ! 違いますので! 242 00:15:37,637 --> 00:15:40,306 やあっ! 243 00:15:40,306 --> 00:15:43,643 やっ はっ はあっ! 244 00:15:43,643 --> 00:15:45,978 無駄のない動きだ。 そんなのでは当たりませんよ。 245 00:15:45,978 --> 00:15:48,981 ウォーカー家の者は 私たち ハワード家のために➡ 246 00:15:48,981 --> 00:15:51,150 日々 訓練を重ねているんです。 247 00:15:51,150 --> 00:15:53,653 では こちらも。 248 00:15:58,324 --> 00:16:00,326 え~い! 249 00:16:00,326 --> 00:16:02,662 エリー その調子です。 いいですよ。 250 00:16:02,662 --> 00:16:04,664 ありがとうございます! 251 00:16:04,664 --> 00:16:08,668 さぁ 次は ティナの番ですよ。 はい! 252 00:16:18,344 --> 00:16:20,346 もう少し抑えて! 253 00:16:20,346 --> 00:16:23,683 うう… 難しいです。 254 00:16:23,683 --> 00:16:27,186 (グラハム)まさに 目を見張るほどの成長ぶり。 255 00:16:27,186 --> 00:16:30,356 エリーもですが 特にお嬢様。 256 00:16:30,356 --> 00:16:33,159 アレン様には 感謝してもしきれません。 257 00:16:33,159 --> 00:16:36,829 すべて 2人の努力のたまものですよ。 258 00:16:36,829 --> 00:16:38,831 ところで ワルター様ですが➡ 259 00:16:38,831 --> 00:16:41,500 近ごろ まったくお会いできておりません。 260 00:16:41,500 --> 00:16:45,338 お仕事が 立て込んでいらっしゃるようで。 261 00:16:45,338 --> 00:16:47,340 まるで 僕を避けるかのように➡ 262 00:16:47,340 --> 00:16:49,509 連絡を断っていらっしゃる。 263 00:16:49,509 --> 00:16:52,345 ティナ様が魔法を 使えるようになったことを➡ 264 00:16:52,345 --> 00:16:55,348 いったい どう思って いらっしゃるのでしょう。 265 00:16:55,348 --> 00:16:57,683 申し訳ございません。 266 00:16:57,683 --> 00:17:01,520 私からお伝えできることは 何もございません。 267 00:17:01,520 --> 00:17:03,523 では一点だけ。 268 00:17:03,523 --> 00:17:06,359 ご存じでしたら 教えていただけますか? 269 00:17:06,359 --> 00:17:08,527 なんでございましょう。 270 00:17:08,527 --> 00:17:10,696 書庫の文献ですが 時折➡ 271 00:17:10,696 --> 00:17:13,699 最後のページに 同じ蔵書印があります。 272 00:17:13,699 --> 00:17:16,369 あれは どなたのものでしょう? 273 00:17:16,369 --> 00:17:18,638 存じあげません。 274 00:17:21,374 --> 00:17:24,010 (アレン)さて やるか。 275 00:17:24,010 --> 00:17:26,012 《アレン:とりあえず➡ 276 00:17:26,012 --> 00:17:28,514 蔵書印のあるものを 中心に持ってきた。 277 00:17:28,514 --> 00:17:32,184 ティナの魔法を紐解くカギが ここにあるかも。 278 00:17:32,184 --> 00:17:34,153 そういえば…。 279 00:17:34,153 --> 00:17:37,957 ((ワレ ツイニ 鍵ト アエリ)) 280 00:17:37,957 --> 00:17:40,793 《アレン:鍵とは 何を指しているんだろう》 281 00:17:40,793 --> 00:17:42,795 ティナのことか? 282 00:17:42,795 --> 00:17:45,131 僕のような一般平民のことでは ないだろうし…。 283 00:17:45,131 --> 00:17:47,466 (ノック) 284 00:17:47,466 --> 00:17:51,637 どうぞ。 285 00:17:51,637 --> 00:17:54,340 おや どうしましたか? 286 00:17:54,340 --> 00:17:57,176 えっと… エリーが 眠れないんですって。 287 00:17:57,176 --> 00:18:00,513 ティ… ティナお嬢様! ず… ずるいです! 288 00:18:00,513 --> 00:18:03,182 読んだ本が怖くて 私の部屋に来たのは…。 289 00:18:03,182 --> 00:18:05,184 べ… 別に怖くなんか…。 290 00:18:05,184 --> 00:18:07,687 もう遅いし 寝ないとダメですよ。 291 00:18:07,687 --> 00:18:10,022 明日の練習に響きますし。 292 00:18:10,022 --> 00:18:13,159 (2人)先生…。 293 00:18:13,159 --> 00:18:15,494 はぁ…。 294 00:18:15,494 --> 00:18:17,496 (アレン)はい どうぞ。 295 00:18:17,496 --> 00:18:20,833 (2人)いただきます。 296 00:18:20,833 --> 00:18:22,835 おいしい。 297 00:18:22,835 --> 00:18:25,838 ちょっと甘いです。 (2人)フフ…。 298 00:18:25,838 --> 00:18:28,174 飲み終えたら帰ってくださいね。 299 00:18:28,174 --> 00:18:31,344 僕は調べ物がありますから お静かに。 300 00:18:31,344 --> 00:18:33,546 (2人)はい! 301 00:18:36,616 --> 00:18:40,453 《アレン:蔵書印がある文献には 共通点がある。 302 00:18:40,453 --> 00:18:42,788 もしかして これは…》 303 00:18:42,788 --> 00:18:48,794 (寝息) 304 00:18:48,794 --> 00:18:51,297 寝てる。 305 00:18:51,297 --> 00:18:54,633 一緒に 王立学校へ 通わせてあげたいよね。 306 00:18:54,633 --> 00:18:58,037 ねっ アンコさん。 ニャー。 307 00:18:59,972 --> 00:19:03,642 アレン様 旦那様がお呼びです。 308 00:19:03,642 --> 00:19:05,645 わかりました。 309 00:19:05,645 --> 00:19:08,147 ティナ エリー。 少し休憩してください。 310 00:19:08,147 --> 00:19:11,317 (2人)は~い! 311 00:19:11,317 --> 00:19:14,987 (ワルター)アレンくん いろいろ考えたのだが➡ 312 00:19:14,987 --> 00:19:18,791 ティナの王立学校受験は 取りやめることとする。 313 00:19:20,826 --> 00:19:22,828 どうしてでしょうか? 314 00:19:22,828 --> 00:19:27,166 ティナ様は 間違いなく王立学校に 上位合格できる水準にあります。 315 00:19:27,166 --> 00:19:30,002 (ワルター)君が 成し遂げたことについては➡ 316 00:19:30,002 --> 00:19:32,505 いくら礼を言っても足りん。 317 00:19:32,505 --> 00:19:36,275 まさか あのティナが 魔法を操れるようになるとは。 318 00:19:36,275 --> 00:19:38,277 私も驚いたよ。 319 00:19:38,277 --> 00:19:40,780 でしたら…。 (ワルター)ダメだ。 320 00:19:40,780 --> 00:19:42,815 (ワルター)確かに あの子は➡ 321 00:19:42,815 --> 00:19:45,317 魔法を使えるように なったのだろう。 322 00:19:45,317 --> 00:19:47,486 しかし まだ日が浅い。 323 00:19:47,486 --> 00:19:49,488 万が一 入学できたとしても➡ 324 00:19:49,488 --> 00:19:52,825 周囲の人間に 迷惑をかけるばかりだろう。 325 00:19:52,825 --> 00:19:54,827 (アレン)報告書にも書きましたが➡ 326 00:19:54,827 --> 00:19:59,999 ティナ様は すでに ここ数日で 魔力の制御は可能となりました。 327 00:19:59,999 --> 00:20:02,835 (ワルター)問題はそれだけではない。 328 00:20:02,835 --> 00:20:07,673 いや よそう。 君には関係ないことだ。 329 00:20:07,673 --> 00:20:11,343 (ワルター)君には 大変すまないと思っているよ。 330 00:20:11,343 --> 00:20:13,345 (ワルター)もちろん 給金ははずもう。 331 00:20:13,345 --> 00:20:16,015 ふざけないでください! 332 00:20:16,015 --> 00:20:19,652 失礼ですが ワルター様は 何も見えておられません。 333 00:20:19,652 --> 00:20:22,321 (ワルター)なんだと? 334 00:20:22,321 --> 00:20:25,658 これは ワルター様だけの 問題ではありません。 335 00:20:25,658 --> 00:20:27,993 ティナ様のお母様…。 336 00:20:27,993 --> 00:20:31,330 ローザ・ハワード様が 望まれていることです。 337 00:20:31,330 --> 00:20:35,835 なぜ 妻が望んでいると 無関係の君にわかるのだ!? 338 00:20:35,835 --> 00:20:41,006 わかります。 あの書庫に 置いてある文献を見れば。 339 00:20:41,006 --> 00:20:45,845 氷魔法に関する書物には 共通の蔵書印がありました。 340 00:20:45,845 --> 00:20:47,880 ローザ様のものです。 341 00:20:47,880 --> 00:20:49,882 (アレン)ティナ様が 魔法の力を➡ 342 00:20:49,882 --> 00:20:53,886 開花させる手助けをしたいと 考えていらしたのでしょう。 343 00:20:53,886 --> 00:20:56,055 もし ご自分が できなくなったときは➡ 344 00:20:56,055 --> 00:21:00,559 誰かが代わりにその役目を 担ってくれると信じておられた。 345 00:21:00,559 --> 00:21:03,629 (アレン)その証しのサインです。 346 00:21:10,202 --> 00:21:12,204 (アレン)ティナ様が どれほど 血のにじむような➡ 347 00:21:12,204 --> 00:21:14,206 努力をしてきたのか。 348 00:21:14,206 --> 00:21:18,377 ワルター様は よくわかっておられるはずです。 349 00:21:18,377 --> 00:21:21,080 どうか お願いします。 350 00:21:23,048 --> 00:21:26,051 (アレン)どんな理由が あるのかは存じませんが➡ 351 00:21:26,051 --> 00:21:28,888 もう一度 よくお考えください。 352 00:21:28,888 --> 00:21:30,890 僕の非礼については…。 353 00:21:30,890 --> 00:21:33,893 覚悟はできています。 354 00:21:37,496 --> 00:21:39,498 顔を上げよ。 355 00:21:39,498 --> 00:21:42,668 君は 優しすぎる男だな。 356 00:21:42,668 --> 00:21:46,839 僕は ティナに 夢を あきらめさせたくないんです。 357 00:21:46,839 --> 00:21:50,342 ((私は王立学校へ行きたいです)) 358 00:21:52,678 --> 00:21:56,515 わかった。 ただし 条件がある。 359 00:21:56,515 --> 00:21:59,685 え~!? 最終試験!? 360 00:21:59,685 --> 00:22:01,687 はい。 それに合格すれば➡ 361 00:22:01,687 --> 00:22:04,190 王立学校を 受験することができます。 362 00:22:04,190 --> 00:22:07,860 そ… それで最終試験って 何をするんですか? 363 00:22:07,860 --> 00:22:12,364 本来ならば ワルター様が 直接確認されるのですが➡ 364 00:22:12,364 --> 00:22:14,366 ご多忙のため➡ 365 00:22:14,366 --> 00:22:17,870 代理で 凄腕の魔法士と 戦っていただきます。 366 00:22:17,870 --> 00:22:19,872 凄腕の魔法士? 367 00:22:19,872 --> 00:22:23,542 実戦形式で 戦えということですか? 368 00:22:23,542 --> 00:22:26,212 (2人)え~!? 大丈夫です。 369 00:22:26,212 --> 00:22:30,216 僕は ティナもエリーも 合格できると信じています。 370 00:22:30,216 --> 00:22:34,820 (アレン)2人とも 僕の自慢の生徒なんですから。 371 00:22:34,820 --> 00:22:37,656 先生って いつもは ちょっとだけ意地悪なのに➡ 372 00:22:37,656 --> 00:22:40,159 こういうときだけ 本気で言うんだもの。 373 00:22:40,159 --> 00:22:42,328 あの えっと その…。 374 00:22:42,328 --> 00:22:44,997 あ… アレン先生 だいしゅきです…。 375 00:22:44,997 --> 00:22:46,999 ん? 376 00:22:46,999 --> 00:22:51,003 (アレン)さあ 早速 練習開始ですよ。 (2人)はい!