1 00:00:34,868 --> 00:00:38,538 (アレン)改まって話って何かな? カレン。 2 00:00:38,538 --> 00:00:42,376 (カレン)実は ステラのことなんです。 3 00:00:42,376 --> 00:00:45,212 兄さん達とジェラルド殿下との戦いが 終わった直後➡ 4 00:00:45,212 --> 00:00:47,214 あの子が倒れてしまって…。 5 00:00:47,214 --> 00:00:50,550 (アレン)えっ それで ステラ様の体調は? 6 00:00:50,550 --> 00:00:52,886 体は問題ないようです。 7 00:00:52,886 --> 00:00:55,222 でも 心のほうは…。 8 00:00:55,222 --> 00:00:57,224 というと? 9 00:00:57,224 --> 00:00:59,893 ティナ達の極致魔法を 目の当たりにして➡ 10 00:00:59,893 --> 00:01:02,229 相当 落ち込んでるみたいなんです。 11 00:01:02,229 --> 00:01:05,899 ステラは まじめな子で ずっと努力してきましたが➡ 12 00:01:05,899 --> 00:01:08,902 まだ 極致魔法は…。 なるほど。 13 00:01:08,902 --> 00:01:11,572 もともと こだわっているようだったしね。 14 00:01:11,572 --> 00:01:15,909 あの子は強い子ですし 大丈夫だと思うんですが…。 15 00:01:15,909 --> 00:01:18,579 何かあったら いつでも僕に連絡を。 16 00:01:18,579 --> 00:01:20,581 はい。 17 00:03:01,882 --> 00:03:04,217 (ロッド)ジェラルド殿下は無期限謹慎。 18 00:03:04,217 --> 00:03:06,887 君たちは お咎めなしとのことだ。 19 00:03:06,887 --> 00:03:09,890 公正なご判断に 感謝いたします。 20 00:03:09,890 --> 00:03:13,894 ところで あの戦いの最中に聴こえた声…。 21 00:03:13,894 --> 00:03:17,564 ((マガイモノヲ滅セヨ)) 22 00:03:17,564 --> 00:03:22,569 僕は やはり失われし大魔法 氷鶴だと思っています。 23 00:03:22,569 --> 00:03:26,907 残念ながら その声を聴いたのは 君だけのようだが…。 24 00:03:26,907 --> 00:03:31,078 私の見立てでは 邪悪な存在ではあるまいよ。 25 00:03:31,078 --> 00:03:36,183 ふむ… しかし マガイモノとは何のことか。 26 00:03:36,183 --> 00:03:39,186 で ティナ嬢にはこのことを? 27 00:03:39,186 --> 00:03:44,524 まだです。 制御方法が分かったら 伝えようと考えていましたが…。 28 00:03:44,524 --> 00:03:46,526 あっ…。 (ノック) 29 00:03:46,526 --> 00:03:49,529 (ロッド)入り給え。 (ステラ)失礼します。 30 00:03:51,531 --> 00:03:54,534 アレン様…。 31 00:03:54,534 --> 00:03:57,204 お忙しいところ 申し訳ございません。 32 00:03:57,204 --> 00:03:59,539 級友が近々 復学します。 33 00:03:59,539 --> 00:04:03,877 ご確認 お願いします。 あぁ。 34 00:04:03,877 --> 00:04:07,881 フェリシア・フォスか もう体調の方はよいのかね? 35 00:04:07,881 --> 00:04:11,218 (ステラ)はい 学校生活には 問題ないようです。 36 00:04:11,218 --> 00:04:15,555 出席日数が足りない分は 私とカレンで面倒を見ます。 37 00:04:15,555 --> 00:04:19,226 うむ 大変だろうが頑張り給え。 38 00:04:19,226 --> 00:04:21,928 はい ありがとうございます。 39 00:04:26,566 --> 00:04:28,568 (ドアの閉まる音) 40 00:04:28,568 --> 00:04:32,572 ステラ君は生徒会長として 実に よくやってくれている。 41 00:04:32,572 --> 00:04:36,843 まぁ 本来なら 君の妹がなるはずだったが…。 42 00:04:36,843 --> 00:04:39,179 獣人族への偏見や差別は➡ 43 00:04:39,179 --> 00:04:41,515 いまだ根深いものが ありますからね。 44 00:04:41,515 --> 00:04:44,184 でも カレンは副会長として➡ 45 00:04:44,184 --> 00:04:47,187 ステラ様の力になれることを 喜んでます。 46 00:04:47,187 --> 00:04:50,190 努力家で生徒達の信頼も厚い。 47 00:04:50,190 --> 00:04:53,860 生徒会長の資格は 十分持たれていますから。 48 00:04:53,860 --> 00:04:59,199 《自分に自信を抱いたことなんて 生まれてから一度もない。 49 00:04:59,199 --> 00:05:01,201 実際 お父様には➡ 50 00:05:01,201 --> 00:05:04,538 この学校に入ることすら 反対されていた》 51 00:05:04,538 --> 00:05:08,208 ((お父様 今何と? 52 00:05:08,208 --> 00:05:12,546 (ワルター)王立学校へ入学する必要は ないと言ったのだ。 53 00:05:12,546 --> 00:05:17,217 我がハワード家は 代々継承してきた 極致魔法によって➡ 54 00:05:17,217 --> 00:05:19,553 王国を救ってきた。 55 00:05:19,553 --> 00:05:24,224 だがステラ お前がそれを 使えるようになる可能性はない。 56 00:05:24,224 --> 00:05:27,561 私は 本気で 魔法の習得に励むつもりです。 57 00:05:27,561 --> 00:05:30,897 王立学校で日々研鑽を積んで 必ずや…。 58 00:05:30,897 --> 00:05:32,832 もう良いのだ。 59 00:05:32,832 --> 00:05:36,169 魔力の量は 生まれながら定められたもの。 60 00:05:36,169 --> 00:05:38,505 お前は魔力が足りず➡ 61 00:05:38,505 --> 00:05:41,508 妹のティナは 膨大な魔力を持っていながら➡ 62 00:05:41,508 --> 00:05:44,177 初級魔法すら使えない。 63 00:05:44,177 --> 00:05:49,516 極致魔法の継承は 私の代で終焉を迎える。 64 00:05:49,516 --> 00:05:52,519 これからは 新たな公爵家としての在り方を…。 65 00:05:52,519 --> 00:05:57,524 いいえ 私は王立学校 次いで大学校へ進学します。 66 00:05:57,524 --> 00:06:02,863 次期ハワード公爵として 十分な力量を示してみせます! 67 00:06:02,863 --> 00:06:04,865 ステラ 待て! 68 00:06:07,200 --> 00:06:11,504 《私は お母様が信じてくださった 自分を信じる》)) 69 00:06:14,207 --> 00:06:16,877 《私は 必死に努力してきた。 70 00:06:16,877 --> 00:06:22,215 その結果 生徒会長になれたし 成績も同期の上位にいる。 71 00:06:22,215 --> 00:06:29,222 この ささやかな自尊心が 私を支えていた。 72 00:06:29,222 --> 00:06:32,225 つい この間までは…》 73 00:06:34,494 --> 00:06:38,832 ということで フェリシア 復学おめでとう! 74 00:06:38,832 --> 00:06:40,834 (ステラ)おめでとう! (ティナたち)おめでとうございます! 75 00:06:40,834 --> 00:06:42,836 (フェリシア)あ ありがとう。 76 00:06:42,836 --> 00:06:45,505 (ティナ)久しぶりにお会いできて 嬉しいです。 77 00:06:45,505 --> 00:06:48,508 (エリー)温泉の時以来ですね。 78 00:06:48,508 --> 00:06:51,511 あの時は ティナさんたちの魔法のおかげで➡ 79 00:06:51,511 --> 00:06:53,513 温泉に入れたんですよね。 80 00:06:53,513 --> 00:06:56,516 3人 力を合わせて何とか。 81 00:06:56,516 --> 00:07:00,186 噂では あのジェラルド王子も 魔法で倒したとか…。 82 00:07:00,186 --> 00:07:03,189 (リィネ)あっ それはティナのおかげです。 83 00:07:03,189 --> 00:07:06,192 極致魔法で 蹴散らしてくれたんです。 84 00:07:06,192 --> 00:07:09,863 (フェリシア)極致魔法を使えるなんて 凄いですね。 85 00:07:09,863 --> 00:07:15,201 (ティナ)そんな あれは 先生とリディヤさんがいたから…。 86 00:07:15,201 --> 00:07:17,537 ティナ ここは素直に➡ 87 00:07:17,537 --> 00:07:20,874 ありがとうございますで いいんじゃない? 88 00:07:20,874 --> 00:07:24,210 いつの間にか極致魔法まで 使えるようになって…。 89 00:07:24,210 --> 00:07:27,547 私も心から誇らしい気持ちよ。 90 00:07:27,547 --> 00:07:32,218 えへ お姉様に 褒められちゃいました~。 91 00:07:32,218 --> 00:07:35,488 でも 先生は もっと凄かったですよね! 92 00:07:35,488 --> 00:07:38,892 えぇ アレン様は まるで…。 93 00:07:43,830 --> 00:07:45,832 (ティナ)お姉様? あっ…。 94 00:07:45,832 --> 00:07:49,836 きっと お母様も空の上で 喜んでくださっているわね。 95 00:07:49,836 --> 00:07:51,838 えぇ。 96 00:07:54,507 --> 00:07:56,509 楽しかったわね。 97 00:07:56,509 --> 00:07:59,179 フェリシアも 新入生となじめそうで よかった。 98 00:07:59,179 --> 00:08:02,849 えぇ。 99 00:08:02,849 --> 00:08:06,519 ステラ 今から部屋で二次会でもしない? 100 00:08:06,519 --> 00:08:09,189 最近 ゆっくり話せなかったし…。 101 00:08:09,189 --> 00:08:12,192 えっ? あっ…。 102 00:08:12,192 --> 00:08:15,862 ごめんなさい 一つ 用事を済ませないといけなくて➡ 103 00:08:15,862 --> 00:08:19,199 今日は遠慮するわね。 生徒会の仕事? 104 00:08:19,199 --> 00:08:22,202 なら 私も…。 ううん 違うわ。 105 00:08:22,202 --> 00:08:24,204 もしかして 勉強? 106 00:08:24,204 --> 00:08:26,539 あまり無理すると倒れちゃうわよ。 107 00:08:26,539 --> 00:08:28,875 あぁ この間のこと? 108 00:08:28,875 --> 00:08:32,812 あれは 戦いが終わって ほっと安心したからよ。 109 00:08:32,812 --> 00:08:35,482 大丈夫 心配いらないわ。 110 00:08:35,482 --> 00:08:37,884 私 戻るわね。 111 00:08:46,493 --> 00:08:49,829 (ドアの閉まる音) 112 00:08:49,829 --> 00:08:51,831 あぁ…。 113 00:08:51,831 --> 00:08:55,168 嘘。 あっ…。 114 00:08:55,168 --> 00:08:57,837 私は嘘をついている。 115 00:08:57,837 --> 00:09:00,840 えっ!? あの時 戦いが終わった時➡ 116 00:09:00,840 --> 00:09:04,177 私は 嫉妬と絶望で 倒れてしまったのよ。 117 00:09:04,177 --> 00:09:06,179 なっ…。 118 00:09:06,179 --> 00:09:08,848 初級魔法すら使えなかった あのティナが➡ 119 00:09:08,848 --> 00:09:12,519 見事に 極致魔法を駆使していたから。 120 00:09:12,519 --> 00:09:16,523 エリーもリィネも ジェラルドと互角に戦っていた。 121 00:09:16,523 --> 00:09:21,528 なのに 私は尻込みして 一歩も動けなかった。 122 00:09:21,528 --> 00:09:23,863 それが悔しくて情けなくて…。 123 00:09:23,863 --> 00:09:28,201 違う 私だって 戦いに参加しようとしたわ! 124 00:09:28,201 --> 00:09:31,871 でも ジェラルドの言葉で諦めてしまった。 125 00:09:31,871 --> 00:09:33,807 あっ…。 126 00:09:33,807 --> 00:09:35,809 ((ジェラルド:聞いているぞ 貴様が➡ 127 00:09:35,809 --> 00:09:39,145 極致魔法を扱えるようになる 可能性はないと!)) 128 00:09:39,145 --> 00:09:41,147 あっ…。 129 00:09:41,147 --> 00:09:44,484 最初は カレンに対してだった。 130 00:09:44,484 --> 00:09:47,153 学校に入って あの子と知り合い➡ 131 00:09:47,153 --> 00:09:51,825 私は その才能に嫉妬し 絶望した。 132 00:09:51,825 --> 00:09:55,161 あっ… 確かに あの子は凄いけど➡ 133 00:09:55,161 --> 00:09:58,832 私だって 追いつけるよう努力してきた! 134 00:09:58,832 --> 00:10:02,168 でも 魔法の実力ではカレンが上。 135 00:10:02,168 --> 00:10:04,170 勝ったためしがない。 136 00:10:04,170 --> 00:10:09,175 生徒会長だって カレンに譲られたと今でも思ってる。 137 00:10:09,175 --> 00:10:12,178 ほら やっぱり。 えっ? 138 00:10:12,178 --> 00:10:14,180 あっ ティナ!? 139 00:10:14,180 --> 00:10:18,184 だから お姉様は 私にあっさりと 抜かれちゃったんですよ。 140 00:10:18,184 --> 00:10:21,187 ねぇ 今どんなお気持ちですか? 141 00:10:21,187 --> 00:10:23,189 ハワードの忌み子と呼ばれ➡ 142 00:10:23,189 --> 00:10:27,193 何の魔法も使えなかった妹に 突然 追い抜かれたのは。 143 00:10:27,193 --> 00:10:29,529 (ステラ)違う… 違う 違う! 144 00:10:29,529 --> 00:10:32,866 お姉様は 安心なさってたんですものね。 145 00:10:32,866 --> 00:10:37,537 私が魔法を使えない以上 公爵を継ぐのは自分だって。 146 00:10:37,537 --> 00:10:41,541 違う! ティナはそんなこと言わない。 147 00:10:41,541 --> 00:10:43,877 私は➡ 148 00:10:43,877 --> 00:10:49,716 妹が魔法を使えるようになって 喜んで…。 149 00:10:49,716 --> 00:10:53,553 (2人)そして妬んだ。 あっ…。 150 00:10:53,553 --> 00:10:57,257 (すすり泣く声) 151 00:11:03,563 --> 00:11:05,565 あっ…。 152 00:11:05,565 --> 00:11:07,567 夢? 153 00:11:15,909 --> 00:11:18,912 (ギル)ふわ~。 154 00:11:18,912 --> 00:11:22,916 思ったんすけど アレン先輩って あれなんすか? 155 00:11:22,916 --> 00:11:25,585 苦労を 自分でわざわざ買ってるんすか? 156 00:11:25,585 --> 00:11:28,254 僕が そんな人間に見えるかい? 157 00:11:28,254 --> 00:11:30,256 見えるっす! だって➡ 158 00:11:30,256 --> 00:11:33,860 王立学校の臨時講師をしつつ 家庭教師もこなし➡ 159 00:11:33,860 --> 00:11:36,863 リディヤの姉御のお相手は 当然のこと➡ 160 00:11:36,863 --> 00:11:41,868 さらには ハワード家とリンスター家の 商取引の手伝いまで。 161 00:11:41,868 --> 00:11:44,871 取引先の選定は大事だろ。 162 00:11:44,871 --> 00:11:48,541 もちろん。 でも だからって何で先輩が…。 163 00:11:48,541 --> 00:11:50,543 ハッ! うん? 164 00:11:50,543 --> 00:11:53,546 もしかして 出世する気になったっすか? 165 00:11:53,546 --> 00:11:56,883 (アレン)まさか 空いた時間で 手伝ってるだけだよ。 166 00:11:56,883 --> 00:11:59,886 (アンナ)完璧でございます アレン様。 167 00:11:59,886 --> 00:12:02,555 (ドアの開閉音) 168 00:12:02,555 --> 00:12:06,226 まあ 結局先輩は ハメられたってことっすよね。 169 00:12:06,226 --> 00:12:09,229 教授と両公爵殿下は 盟友同士だし➡ 170 00:12:09,229 --> 00:12:12,899 リサ公爵夫人に至っては 教授の元教え子だし。 171 00:12:12,899 --> 00:12:15,902 というか 君は朝から 何しに来たんだい? 172 00:12:15,902 --> 00:12:20,907 暇なら手伝ってくださいますか? ギル・オルグレン公子殿下。 173 00:12:20,907 --> 00:12:25,578 それとも次期オルグレン侯爵筆頭候補と お呼びしましょうか? 174 00:12:25,578 --> 00:12:27,914 いや 俺は所詮第四子ですから…。 175 00:12:27,914 --> 00:12:30,917 って からかわないでくださいよ! 176 00:12:30,917 --> 00:12:32,852 本音だよ。 177 00:12:32,852 --> 00:12:35,855 とりあえず リディヤのことも からかってみたら どうかな? 178 00:12:35,855 --> 00:12:40,193 なっ… 姉御をいじったら 命の危機じゃないっすか! 179 00:12:40,193 --> 00:12:44,530 命知らずを超越する命知らずを 要求しないでくださいよ。 180 00:12:44,530 --> 00:12:47,200 うん? 映像宝珠? 181 00:12:47,200 --> 00:12:49,202 まさか 今の録画して…。 182 00:12:49,202 --> 00:12:52,538 リディヤに見せる。 生きるんだ ギル。 183 00:12:52,538 --> 00:12:57,243 あ あんまりっす! カンベンしてくださいっす! 184 00:12:59,212 --> 00:13:03,216 さぁ 授業だ ギルも大学校をサボらないようにね。 185 00:13:03,216 --> 00:13:05,218 善処するっす。 でも➡ 186 00:13:05,218 --> 00:13:07,887 先輩は 少し休んだほうがいいっすよ。 187 00:13:07,887 --> 00:13:12,892 休みたいんだけどね あの子たちの成長が嬉しくてさ。 188 00:13:12,892 --> 00:13:15,561 すっかり先生の顔っすね。 189 00:13:15,561 --> 00:13:20,900 アレン先輩の名 先の一件で 国の内外に聞こえてます。 190 00:13:20,900 --> 00:13:25,238 一部の保守派は 先輩を 「災厄をもたらす男」と呼んで➡ 191 00:13:25,238 --> 00:13:27,240 敵視しているようです。 192 00:13:27,240 --> 00:13:29,242 くれぐれも お気をつけて。 193 00:13:29,242 --> 00:13:31,911 ありがとう 気を付けるよ。 194 00:13:31,911 --> 00:13:34,914 また ゆっくり話そう。 うっす。 195 00:13:41,187 --> 00:13:43,189 あっ…。 196 00:13:50,863 --> 00:13:53,866 う~ん むにゃむにゃ…。 197 00:13:53,866 --> 00:13:56,869 あっ… ふわ~。 198 00:13:56,869 --> 00:13:58,871 あっ。 199 00:14:03,876 --> 00:14:09,215 《大丈夫 もっともっと頑張れば いいだけなんだから…。 200 00:14:09,215 --> 00:14:12,218 もっと もっと…》 201 00:14:12,218 --> 00:14:14,554 えぇ ですからして 多重に属性を構築するには…。 202 00:14:14,554 --> 00:14:17,890 む~。 リラックス リラックス。 203 00:14:17,890 --> 00:14:21,561 こことここは短縮できるから う~ん…。 204 00:14:21,561 --> 00:14:24,564 そこから発動のタイミングを逆算して。 205 00:14:24,564 --> 00:14:26,566 ここは ちょっと長めにしてみた方が…。 206 00:14:26,566 --> 00:14:28,568 なるほど。 207 00:14:30,570 --> 00:14:35,174 つ 疲れた…。 復学一日目 お疲れさま。 208 00:14:35,174 --> 00:14:39,178 ねぇねぇ この後 空色屋根のカフェに行かない? 209 00:14:39,178 --> 00:14:41,180 さ~んせ~。 210 00:14:41,180 --> 00:14:44,517 ごめんなさい 私はやることがあるから。 211 00:14:44,517 --> 00:14:47,220 (2人)えっ? 2人は楽しんできて。 212 00:14:50,857 --> 00:14:56,529 ステラ なんか おかしいわよね。 やっぱり そう思う? 213 00:14:56,529 --> 00:15:00,867 1人で抱えてしまう子だから…。 うん…。 214 00:15:00,867 --> 00:15:03,536 いまは そっとしておくのが いいのかしら? 215 00:15:03,536 --> 00:15:07,540 だと思うけど…。 216 00:15:09,542 --> 00:15:13,546 先生 改まってお話って何ですか? 217 00:15:13,546 --> 00:15:16,883 その顔は 何か期待している様子ですね。 218 00:15:16,883 --> 00:15:20,887 だって わざわざ 呼び出されたわけですし。 219 00:15:20,887 --> 00:15:24,223 とても大切で真面目な話ですよ。 220 00:15:24,223 --> 00:15:28,561 と言いますと? 以前 話してくれましたよね。 221 00:15:28,561 --> 00:15:31,898 いつか 大魔法を使えるようになりたいと。 222 00:15:31,898 --> 00:15:33,833 はい。 223 00:15:33,833 --> 00:15:35,835 単刀直入に言います。 224 00:15:35,835 --> 00:15:37,837 ティナ 君の中に➡ 225 00:15:37,837 --> 00:15:40,506 その大魔法に関する存在が いるようです。 226 00:15:40,506 --> 00:15:44,844 あっ 私の中に? 227 00:15:44,844 --> 00:15:49,182 はい 僕は三度 その声を聴いています。 228 00:15:49,182 --> 00:15:51,517 おぼろげながら その姿も。 229 00:15:51,517 --> 00:15:54,520 えっ! なぜか 僕以外の人には➡ 230 00:15:54,520 --> 00:15:57,857 その声は聴こえず 姿も見えないようですが…。 231 00:15:57,857 --> 00:16:01,527 えっと あの それって…。 232 00:16:01,527 --> 00:16:06,866 あれは 失われし大魔法 「氷鶴」だと思います。 233 00:16:06,866 --> 00:16:08,868 えっ? 234 00:16:08,868 --> 00:16:11,871 えぇ!? まさか そんな…。 235 00:16:11,871 --> 00:16:13,873 だって 氷鶴と言えば➡ 236 00:16:13,873 --> 00:16:17,543 絵本の中に出て来る 英雄が使っていた大魔法…。 237 00:16:17,543 --> 00:16:20,213 すぐには 信じられないでしょうが➡ 238 00:16:20,213 --> 00:16:23,216 このことについては 学校長も同じ意見です。 239 00:16:23,216 --> 00:16:25,885 まだ分からないことが たくさんありますが➡ 240 00:16:25,885 --> 00:16:29,222 一つ一つ模索していくしか ないと思っています。 241 00:16:29,222 --> 00:16:34,160 先生 あの 私は一体どうすれば…。 242 00:16:34,160 --> 00:16:36,495 大丈夫ですよ。 あっ…。 243 00:16:36,495 --> 00:16:41,167 ティナの中の 「氷鶴」は 決して悪い存在ではありません。 244 00:16:41,167 --> 00:16:43,169 安心してください。 245 00:16:43,169 --> 00:16:45,171 それに 僕もそばにいます。 246 00:16:45,171 --> 00:16:48,841 まずは 魔力の制御方法を しっかり身に付けることです。 247 00:16:48,841 --> 00:16:51,510 これからも 共に頑張っていきましょう。 248 00:16:51,510 --> 00:16:53,513 はい! 249 00:16:53,513 --> 00:16:56,182 さて 今日の実技ですが➡ 250 00:16:56,182 --> 00:17:00,186 ティナとリィネは 引き続き 魔法の威力制御の練習を。 251 00:17:00,186 --> 00:17:03,856 エリーは…。 あっ ア アレン先生➡ 252 00:17:03,856 --> 00:17:07,526 えっと じょ 上級魔法を教えてください! 253 00:17:07,526 --> 00:17:09,862 上級魔法ですか…。 254 00:17:09,862 --> 00:17:12,198 魔法式は教えてあげられますが➡ 255 00:17:12,198 --> 00:17:15,868 僕の魔力量だと お手本をお見せ出来ないんです。 256 00:17:15,868 --> 00:17:21,207 あの 私と魔力を繋げば できるんじゃないですか? 257 00:17:21,207 --> 00:17:23,543 えっ!? (リィネ/ティナ)えっ…。 258 00:17:23,543 --> 00:17:26,545 あ あの時のお嬢様や リディヤ様のように…。 259 00:17:30,883 --> 00:17:32,818 あぁ そうでした➡ 260 00:17:32,818 --> 00:17:36,155 もう先生と2人だけの秘密じゃ ないんでした…。 261 00:17:36,155 --> 00:17:38,824 あら~ 残念でしたねぇ。 262 00:17:38,824 --> 00:17:44,163 私 いざという時 アレン先生のお力になりたいんです! 263 00:17:44,163 --> 00:17:46,165 兄様 私も! 264 00:17:46,165 --> 00:17:48,834 2人の気持ちは とても嬉しいです。 265 00:17:48,834 --> 00:17:51,837 でも どうか 自分自身を大切にしてください。 266 00:17:51,837 --> 00:17:53,839 うん うん…。 (2人)あっ…。 267 00:17:53,839 --> 00:17:57,843 兄様 主席様だけ特別扱いするのは 不公平だと思います! 268 00:17:57,843 --> 00:18:00,846 そうですよね エリー! は はひ…。 269 00:18:00,846 --> 00:18:06,185 お嬢様だけ ズ ズルいと思います! ズルくないです! 270 00:18:06,185 --> 00:18:08,187 ズルい! ズルいです! 271 00:18:08,187 --> 00:18:11,190 とても危険なんですよ! (アレン)えっと 皆さん➡ 272 00:18:11,190 --> 00:18:13,859 じゃれあうのはやめて 実技の練習を…。 273 00:18:13,859 --> 00:18:16,529 (リディヤ)まったく うるさいわね! (アレンたち)あっ…。 274 00:18:16,529 --> 00:18:22,201 (リディヤ)上級魔法の実演でしょ 私が手伝ってあげるわ。 275 00:18:22,201 --> 00:18:26,205 聞いてたのか じゃあ お願いできるかな。 276 00:18:26,205 --> 00:18:28,874 うん。 あっ…。 277 00:18:28,874 --> 00:18:32,211 いや 魔力を繋がなくても…。 278 00:18:32,211 --> 00:18:36,215 うん! あっ… じゃあ 少し借りるよ。 279 00:18:41,153 --> 00:18:43,489 (リィネ/エリー)わぁ! 280 00:18:43,489 --> 00:18:45,825 わぁ! むぅ…。 281 00:18:45,825 --> 00:18:49,428 では 上級魔法の属性偽装を やってみましょう。 282 00:19:02,508 --> 00:19:04,510 (ティナ/リィネ)わぁ! すごいです! 283 00:19:04,510 --> 00:19:06,846 奇襲用には悪くないです。 284 00:19:06,846 --> 00:19:09,148 あとは そうですね…。 285 00:19:19,525 --> 00:19:21,861 わぁ! す 凄いです! 286 00:19:21,861 --> 00:19:23,863 なんて美しい…。 287 00:19:23,863 --> 00:19:26,532 複数属性同時発動です。 288 00:19:26,532 --> 00:19:30,536 8本のろうそくで 練習しましたよね? 289 00:19:30,536 --> 00:19:33,806 あの応用版です。 290 00:19:33,806 --> 00:19:36,809 あれの応用版…。 ですか…。 291 00:19:36,809 --> 00:19:40,813 3人共 すぐに出来るようになりますよ。 292 00:19:40,813 --> 00:19:42,815 最後にエリー。 あっ…。 293 00:19:42,815 --> 00:19:45,484 (アレン)何か動物の名前を 言ってください。 294 00:19:45,484 --> 00:19:49,822 へっ? えっと… お馬さん? 295 00:19:49,822 --> 00:19:53,426 分かりました では いきますよ。 296 00:20:04,170 --> 00:20:07,173 わぁ! 297 00:20:07,173 --> 00:20:10,176 ひゃう く くすぐったいです。 298 00:20:10,176 --> 00:20:15,181 ふう… 複合発動と魔法生物とを 合わせてみました。 299 00:20:15,181 --> 00:20:18,851 参考になりましたか? は はひ! 300 00:20:18,851 --> 00:20:22,521 魔法式は覚えられた と思います。 301 00:20:22,521 --> 00:20:26,192 エリーなら 前期試験までには 使えるようになりますよ。 302 00:20:26,192 --> 00:20:28,194 一緒に頑張りましょう。 303 00:20:28,194 --> 00:20:30,529 アレン先生と一緒…。 304 00:20:30,529 --> 00:20:32,865 わ 私 頑張ります! 305 00:20:32,865 --> 00:20:35,534 (アレン)さて そろそろお茶にしましょう。 306 00:20:35,534 --> 00:20:38,204 メイドさんが ご用意してくださいましたよ。 307 00:20:38,204 --> 00:20:40,206 やったぁ! いきましょう。 308 00:20:40,206 --> 00:20:43,909 (ステラ)はあ はあ…。 309 00:20:45,878 --> 00:20:50,883 《ダメ もっと確実に…》 310 00:20:53,886 --> 00:20:57,556 うっ…。 311 00:20:57,556 --> 00:20:59,558 あっ。 312 00:21:01,894 --> 00:21:06,565 《なぜ私には出来ないの… どうして!?》 313 00:21:06,565 --> 00:21:09,969 (2人)あぁ…。 (ステラの泣き声) 314 00:21:12,238 --> 00:21:15,541 (足音) 315 00:21:19,245 --> 00:21:21,247 (ドアの閉まる音) 316 00:21:24,250 --> 00:21:26,252 うん? 317 00:21:46,872 --> 00:21:48,874 《ありがとう》 318 00:21:54,880 --> 00:21:58,184 ふっ…。 あっ し~。 319 00:22:01,554 --> 00:22:04,557 うん 美味しい。 320 00:22:10,563 --> 00:22:13,232 ((ローザ:眠れない夜は➡ 321 00:22:13,232 --> 00:22:16,235 こうして お月さまとお星さまを眺めて➡ 322 00:22:16,235 --> 00:22:18,237 静かにしていなさい。 323 00:22:18,237 --> 00:22:22,575 そうしたら 精霊が貴方を導いてくれる。 324 00:22:22,575 --> 00:22:24,577 ねぇ お母様➡ 325 00:22:24,577 --> 00:22:27,246 精霊は 私のところにも来てくれる? 326 00:22:27,246 --> 00:22:31,584 えぇ 大丈夫よ ステラなら。 327 00:22:31,584 --> 00:22:34,587 ふふ ふふふ…)) 328 00:22:38,524 --> 00:22:41,527 《お母様 私➡ 329 00:22:41,527 --> 00:22:45,931 もっと もっと頑張ります》