1 00:00:10,050 --> 00:00:12,050 (鰍の泣き声) 2 00:00:12,050 --> 00:00:15,060 (巣刈)嘘だろ…。 3 00:00:15,060 --> 00:00:19,060 (鰍)逞生君… どうして…。 4 00:00:19,060 --> 00:00:23,070 (鰍の泣き声) 5 00:00:23,070 --> 00:00:25,070 (狩方衆)邪魔だ。 車両に戻れ。 6 00:00:25,070 --> 00:00:27,070 (鰍)触るな 汚い手で! 7 00:00:29,070 --> 00:00:32,070 (サハリ)おとなしくしろ。 8 00:00:32,070 --> 00:00:34,080 (サハリ)お前たちも そうなりたいのか? 9 00:00:34,080 --> 00:00:36,080 (鰍)すればいい! 10 00:00:36,080 --> 00:00:38,080 あんたたちの手から 血が消えなくなるまで➡ 11 00:00:38,080 --> 00:00:41,080 殺せばいい! (侑那)鰍。 12 00:00:46,090 --> 00:00:48,090 (瓜生)行こうぜ サハリ。 13 00:00:48,090 --> 00:00:52,090 (瓜生)掃除は やつらに 任せればいい。 14 00:00:54,100 --> 00:00:56,100 ああ。 15 00:00:58,100 --> 00:01:01,100 帰ろう。 逞生君。 16 00:01:10,050 --> 00:01:15,050 (生駒のせき) 17 00:01:20,060 --> 00:01:23,060 貴様! 人か カバネか!? 18 00:01:23,060 --> 00:01:27,060 (生駒)どちらでもない! 俺は カバネリだ! 19 00:02:57,990 --> 00:03:01,990 (美馬)父は 臆病な男だった。 20 00:03:01,990 --> 00:03:05,000 (美馬)将軍の座を巡る 暗闘の日々。 21 00:03:05,000 --> 00:03:09,000 だから その夜 不意に明かりが消えたのも➡ 22 00:03:09,000 --> 00:03:12,000 初めてのことではなかった。 23 00:03:15,010 --> 00:03:17,010 (興匡)《ああ…》 24 00:03:25,020 --> 00:03:30,020 (興匡)《違う…。 やったのは… 恐怖だ》 25 00:03:32,020 --> 00:03:39,030 (美馬)それ以後 父は ただ 私を恐れ 疎み続けた。 26 00:03:39,030 --> 00:03:42,030 (美馬)私は 父を 許せなかった。➡ 27 00:03:42,030 --> 00:03:48,040 だが お前は 父と私の仲直りを 手伝うと言ってくれたね。➡ 28 00:03:48,040 --> 00:03:52,040 その優しさが お前の弱さだ。➡ 29 00:03:52,040 --> 00:03:55,980 おいで 無名。➡ 30 00:03:55,980 --> 00:03:59,980 あの臆病者のとりでを破壊する。➡ 31 00:03:59,980 --> 00:04:05,990 全てを終わらせるのは 強いお前のその爪だ。➡ 32 00:04:05,990 --> 00:04:07,990 もうすぐだ。 33 00:04:12,000 --> 00:04:15,000 (美馬)さようなら 無名。 34 00:04:24,010 --> 00:04:28,010 [スピーカ](興匡)わが領民に告げる。➡ 35 00:04:28,010 --> 00:04:33,020 首都防衛の要たる 磐戸大門が破壊された。➡ 36 00:04:33,020 --> 00:04:38,020 カバネにではない。 人の手によってだ。➡ 37 00:04:38,020 --> 00:04:42,030 首謀者は 狩方衆の総長➡ 38 00:04:42,030 --> 00:04:45,030 天鳥 美馬だ。 39 00:04:45,030 --> 00:04:47,030 (ざわめき) 40 00:04:47,030 --> 00:04:49,030 (家臣)何だって? (家臣)反乱? 41 00:04:49,030 --> 00:04:53,040 (梶原)英雄が とうとう 正体を現したということだ。 42 00:04:53,040 --> 00:04:56,970 (牧野)やはり 上様への恨みか? 43 00:04:56,970 --> 00:04:58,980 [スピーカ](興匡)だが 恐れることはない。➡ 44 00:04:58,980 --> 00:05:03,980 この 金剛郭は 難攻不落の要害なり。 45 00:05:03,980 --> 00:05:07,980 われらは 高きを飛ぶ鳥であろう! 46 00:05:07,980 --> 00:05:09,990 [スピーカ](興匡)天鳥不動なり! 47 00:05:09,990 --> 00:05:11,990 (一同)天鳥不動なり! 48 00:05:16,990 --> 00:05:21,000 (通信士)上様。 黒煙りの件は➡ 49 00:05:21,000 --> 00:05:23,000 まだ 隠さなければ ならないのでしょうか。 50 00:05:23,000 --> 00:05:27,000 磐戸大門を壊したという化け物か。 51 00:05:27,000 --> 00:05:30,010 (通信士) はい。 一刻も早く 皆に…。 52 00:05:30,010 --> 00:05:34,010 (興匡)通信士の中で それを 知っておるのは お前だけか? 53 00:05:34,010 --> 00:05:36,010 (通信士)はい。➡ 54 00:05:36,010 --> 00:05:40,010 うっ! うっ… 上様。 55 00:05:44,020 --> 00:05:48,020 (興匡)過度な情報は 無用な恐怖を生む。 56 00:05:52,030 --> 00:05:57,030 (初音)《助けて… 助けて…》 57 00:05:58,970 --> 00:06:00,970 (生駒)《無名!》 58 00:06:03,970 --> 00:06:10,970 ハァ… ハァ… ハァ…。 59 00:06:14,990 --> 00:06:16,990 俺は…。 60 00:06:29,000 --> 00:06:34,000 《俺のせいで 逞生が死んだ》 61 00:06:34,000 --> 00:06:38,010 《一緒に戦わせたりしなければ よかった》 62 00:06:38,010 --> 00:06:43,010 《いや。 俺は 最初から 何もするべきじゃなかった》 63 00:06:43,010 --> 00:06:49,020 《無名だって 俺のことなんて 待ってなかった》 64 00:06:49,020 --> 00:06:56,020 《人間に戻すって約束も あいつは もう… 忘れて…》 65 00:06:59,960 --> 00:07:01,960 ≪(カバネ)ウウウ…。 66 00:07:03,970 --> 00:07:06,970 あっ… ああ… カバネ。 67 00:07:11,980 --> 00:07:16,980 (カバネ)ウウウ… ウウウ…。 68 00:07:16,980 --> 00:07:23,980 (警笛) 69 00:07:25,990 --> 00:07:30,990 (伝令)申し上げます! 4番線より 甲鉄城が到着しました。 70 00:07:30,990 --> 00:07:33,000 (牧野)甲鉄城? 71 00:07:33,000 --> 00:07:35,000 (梶原)克城の 間違いではないのか? 72 00:07:35,000 --> 00:07:41,000 (伝令)いえ。 磐戸大門を破壊した 重罪人を捕縛してきたと。 73 00:07:41,000 --> 00:08:02,960 ♬~ 74 00:08:02,960 --> 00:08:06,960 (菖蒲)四方川家の総領 菖蒲と申します。 75 00:08:06,960 --> 00:08:09,970 (菖蒲)天鳥 美馬を ここに 捕縛してまいりました。 76 00:08:09,970 --> 00:08:12,970 (ざわめき) 77 00:08:12,970 --> 00:08:16,970 人質がいること お忘れなく。 78 00:08:16,970 --> 00:08:19,970 あなたの芝居の筋書きは 守ります。 79 00:08:21,980 --> 00:08:23,980 菖蒲殿。 80 00:08:23,980 --> 00:08:27,980 (菖蒲)叔父さま! ご無沙汰しております! 81 00:08:27,980 --> 00:08:31,980 大きくなられた。 お父上は? 82 00:08:33,990 --> 00:08:39,000 カバネに…。 (牧野)そうか。 残念だよ とても。 83 00:08:39,000 --> 00:08:43,000 挨拶は それくらいで よかろう。 84 00:08:43,000 --> 00:08:46,000 あなたが 美馬を捕らえたと? 85 00:08:46,000 --> 00:08:50,010 甲鉄城の皆と協力し 捕らえました。➡ 86 00:08:50,010 --> 00:08:54,010 皆 故郷を失い 長旅で疲れています。 87 00:08:54,010 --> 00:08:56,950 どうか 金剛郭に 受け入れを。 88 00:08:56,950 --> 00:09:00,950 金剛郭の検閲は かみ痕に関わりなく➡ 89 00:09:00,950 --> 00:09:03,950 3日間は ろうに入れる決まりだ。 90 00:09:03,950 --> 00:09:05,960 (菖蒲)伺っております。 91 00:09:05,960 --> 00:09:09,960 (梶原)お二人は 上様の所に 来ていただく。 92 00:09:11,960 --> 00:09:16,970 ≪(足音) 93 00:09:16,970 --> 00:09:18,970 あっ。 94 00:09:25,980 --> 00:09:27,980 (来栖)生駒か。 95 00:09:27,980 --> 00:09:30,980 来栖…。 96 00:09:30,980 --> 00:09:33,980 お前 何してる? 菖蒲さまは? 97 00:09:33,980 --> 00:09:35,990 他のみんなは どうした? 98 00:09:35,990 --> 00:09:37,990 捕まった。 美馬に。 99 00:09:37,990 --> 00:09:39,990 何だと!? 100 00:09:39,990 --> 00:09:41,990 逞生も殺された。 101 00:09:43,990 --> 00:09:47,000 無名も敵になって 俺を…。 102 00:09:47,000 --> 00:09:50,000 (来栖)それで お前は 一人で おめおめと逃げてきたのか! 103 00:09:50,000 --> 00:09:53,000 何も できなかった。 どうしようもなかった。 104 00:09:53,000 --> 00:09:55,020 ふざけるな! 105 00:09:55,020 --> 00:09:57,020 ≪(荘衛)そろそろ いいかの? 106 00:10:01,950 --> 00:10:04,950 (荘衛)無事だったか。 野良カバネリ。 107 00:10:04,950 --> 00:10:09,950 (荘衛)うん? 心臓の横に刀傷があるな。➡ 108 00:10:09,950 --> 00:10:11,950 無名がやったのか。 109 00:10:13,960 --> 00:10:16,960 (来栖)立て 生駒。 甲鉄城を追うぞ。 110 00:10:16,960 --> 00:10:20,960 駄目だよ。 俺は駄目だ。 111 00:10:20,960 --> 00:10:22,970 もう死んだ方がいい。 112 00:10:22,970 --> 00:10:26,970 (泣き声) 113 00:10:26,970 --> 00:10:30,970 もういい。 お前は ここで 野垂れ死ね。➡ 114 00:10:30,970 --> 00:10:33,970 俺の見込み違いだった。 115 00:10:35,980 --> 00:10:43,980 (泣き声) 116 00:10:48,960 --> 00:10:51,960 (興匡)久しいな 美馬。 117 00:10:51,960 --> 00:10:53,970 (美馬)はい 父上。 118 00:10:53,970 --> 00:10:55,970 (興匡)芝居は よせ。 119 00:10:55,970 --> 00:11:00,970 お前が 何か たくらんでいるのは 分かっている。 120 00:11:00,970 --> 00:11:02,970 あれを。 (家臣)はっ。 121 00:11:04,980 --> 00:11:08,980 (興匡)お前の所持品の中に 懐かしい物があった。 122 00:11:14,990 --> 00:11:16,990 (美馬)あなたに頂いた 唯一の品です。➡ 123 00:11:16,990 --> 00:11:20,990 最後に お返ししたいと 思っておりました。➡ 124 00:11:20,990 --> 00:11:25,000 父上。 私を 哀れと思われるなら➡ 125 00:11:25,000 --> 00:11:30,000 最後は せめて あなたの手で殺してください。 126 00:11:37,010 --> 00:11:40,010 いいだろう。 127 00:11:42,010 --> 00:11:44,010 (興匡)ん…。 128 00:11:46,950 --> 00:11:48,950 (興匡)ん? 129 00:11:48,950 --> 00:11:51,960 (美馬)父上。 死ぬ前に➡ 130 00:11:51,960 --> 00:11:54,960 お伝えしておきたいことが ございます。➡ 131 00:11:54,960 --> 00:12:01,970 どうして 私が カバネとの戦いで 生き残ることができたか。 132 00:12:01,970 --> 00:12:06,970 カバネの脅威は 人に潜むことだ。 133 00:12:06,970 --> 00:12:10,980 今 この瞬間にも やつらは 仲間を増やしている。➡ 134 00:12:10,980 --> 00:12:16,980 私には その見分け方が分かる。 だから 生き残れた。 135 00:12:16,980 --> 00:12:20,990 (梶原)かみ痕のことか? だから われらは 検閲を…。 136 00:12:20,990 --> 00:12:24,990 検閲などで カバネは見つからない。 137 00:12:24,990 --> 00:12:28,990 その証拠に 今も ここにいる。 138 00:12:28,990 --> 00:12:32,000 (ざわめき) (美馬)よく見ろ!➡ 139 00:12:32,000 --> 00:12:34,000 見つけたら やられる前に やれ。➡ 140 00:12:34,000 --> 00:12:39,000 さもなければ 今度は お前が カバネになる。 141 00:12:46,030 --> 00:12:49,950 あっ。 貴様 この私に銃を向けるなど…。 142 00:12:49,950 --> 00:12:52,950 見ろ! カバネの光だ! 143 00:12:52,950 --> 00:12:54,950 うわあああ! 144 00:12:54,950 --> 00:12:57,960 (銃声) (梶原)上様! 145 00:12:57,960 --> 00:13:01,960 撃て! 一発だけで カバネの心臓が射抜けると思うな。 146 00:13:01,960 --> 00:13:03,960 やっ やめ…。 147 00:13:03,960 --> 00:13:05,960 (銃声) 148 00:13:07,970 --> 00:13:10,970 (興匡)うっ うわ…。 149 00:13:12,970 --> 00:13:14,970 美馬…。 150 00:13:17,980 --> 00:13:20,980 俺ではない。 やるのは…。 151 00:13:23,980 --> 00:13:25,980 (美馬)恐怖だ。 152 00:13:28,990 --> 00:13:30,990 (興匡)うあ…。 153 00:13:34,990 --> 00:13:38,000 (家臣)うっ 上様が…。 154 00:13:38,000 --> 00:13:41,000 [マイク](美馬)まだ終わっていない! 155 00:13:41,000 --> 00:13:43,000 将軍までもが カバネだったのだ。 156 00:13:43,000 --> 00:13:47,940 [マイク](美馬)他にも入り込んでいるに 違いないぞ。 157 00:13:47,940 --> 00:13:50,940 よこせ! (武士)貴様! 158 00:13:50,940 --> 00:13:52,940 あっ ああ…。 (銃声) 159 00:13:52,940 --> 00:13:55,950 あっ! (武士)貴様! 160 00:13:55,950 --> 00:13:59,950 (武士) あっちにも カバネがいたんだ! 161 00:13:59,950 --> 00:14:03,960 やめなさい! 皆 銃を下ろして! 162 00:14:03,960 --> 00:14:05,960 菖蒲殿! ここは! 163 00:14:05,960 --> 00:14:09,960 (武士)お前も カバネか! カバネかー! 164 00:14:09,960 --> 00:14:14,970 ぼさっとしてると 後ろから かみつかれるぞ! 165 00:14:14,970 --> 00:14:16,970 (武士)上様が カバネだって!? 166 00:14:16,970 --> 00:14:18,970 (武士)つまり カバネに 入られたってことだろう! 167 00:14:18,970 --> 00:14:20,970 カバネに!? 168 00:14:20,970 --> 00:14:23,980 (吉備土)大丈夫なのか? 菖蒲さまは。 169 00:14:23,980 --> 00:14:27,980 (隊長)落ち着け! カバネがいるわけがない!➡ 170 00:14:27,980 --> 00:14:30,050 検閲は きちんと やっている! 171 00:14:30,050 --> 00:14:31,980 恐れるな! 172 00:14:31,980 --> 00:14:34,980 (瓜生)ご立派だねぇ。 (隊長)うっ! 173 00:14:36,990 --> 00:14:40,990 (瓜生)敵は カバネだけじゃないんだよ。 174 00:14:47,930 --> 00:14:50,940 (サハリ)悪夢は 今 現実となる。 175 00:14:50,940 --> 00:14:54,940 戦え。 金剛郭の ご同輩。 176 00:14:54,940 --> 00:15:08,950 ♬~ 177 00:15:08,950 --> 00:15:10,960 (男性)うわーっ! (男性)カバネ!? 178 00:15:10,960 --> 00:15:13,960 (武士)もう こんな所まで…。 179 00:15:17,960 --> 00:15:21,970 (梶原)美馬! 貴様! 仕組みおったな! 180 00:15:21,970 --> 00:15:25,970 これで 上様を カバネにしたのだな! 181 00:15:25,970 --> 00:15:27,970 おめでとう。 182 00:15:27,970 --> 00:15:29,970 見つけた褒美だ。 183 00:15:32,980 --> 00:15:36,980 (武士)お前だ! お前のせいで…。 184 00:15:40,990 --> 00:15:42,990 (銃声) 185 00:16:10,950 --> 00:16:14,950 (荘衛)急げ! 若造! 早く 金剛郭に 行かねば➡ 186 00:16:14,950 --> 00:16:17,960 無名の ヌエ降臨に 立ち会えん! 187 00:16:17,960 --> 00:16:21,960 無名が…? 188 00:16:21,960 --> 00:16:25,960 (荘衛)急げというに。 あれは もう 心が死んどる!➡ 189 00:16:25,960 --> 00:16:29,960 カバネと一緒だ。 役になど 立たん! 190 00:16:31,970 --> 00:16:33,970 (荘衛)うっ! 191 00:16:35,970 --> 00:16:38,970 それは 俺が決める。 192 00:16:41,980 --> 00:16:44,980 (来栖)去る前に これだけは 教えてやる。➡ 193 00:16:44,980 --> 00:16:48,980 お前は 今 どうして生きていると思う? 194 00:16:50,920 --> 00:16:52,920 無名が刺した お前の傷は➡ 195 00:16:52,920 --> 00:16:58,930 金属被膜に覆われた心臓の 一寸右を 正確に貫いている。 196 00:16:58,930 --> 00:17:02,930 少しでも 刃先が ずれれば 致命傷になる位置だ。 197 00:17:02,930 --> 00:17:04,940 何の話だ。 198 00:17:04,940 --> 00:17:07,940 位置 角度 強さ…➡ 199 00:17:07,940 --> 00:17:10,940 狙わなければ そうはならない。 200 00:17:15,950 --> 00:17:19,950 無名が 俺を助けた? 201 00:17:19,950 --> 00:17:22,950 あいつには まだ意識がある…。 202 00:17:22,950 --> 00:17:25,960 しかし それも もう終わりだ。 203 00:17:25,960 --> 00:17:29,960 今ごろ 無名は 黒煙りにされているはずだからな。 204 00:17:29,960 --> 00:17:31,960 待て! 205 00:17:33,960 --> 00:17:37,970 今の話 詳しく聞かせろ! 206 00:17:37,970 --> 00:17:49,910 ♬~ 207 00:17:49,910 --> 00:17:53,920 (無名)《チョウチョが?》 (無名の母)《そうよ》 208 00:17:53,920 --> 00:17:58,920 (無名の母)《人が死ぬと 魂を迎えに来るの》➡ 209 00:17:58,920 --> 00:18:01,920 《あの人も チョウに呼ばれたのね》 210 00:18:04,930 --> 00:18:10,940 (無名)《みんな チョウに呼ばれてしまった》➡ 211 00:18:10,940 --> 00:18:15,940 《誰も 助けられなかった》➡ 212 00:18:15,940 --> 00:18:18,940 《ごめんね…》➡ 213 00:18:18,940 --> 00:18:20,940 《もう 戻れないよ》 214 00:18:26,950 --> 00:18:30,950 (無名)《私は 呼ばれてしまった》 215 00:18:34,960 --> 00:18:36,960 (無名)《お母さん…》 216 00:18:41,970 --> 00:18:45,970 (無名)《もうすぐ そっちに行くから》 217 00:18:51,910 --> 00:18:53,910 終わる? どういう意味だ!? 218 00:18:53,910 --> 00:18:56,910 (荘衛)ヌエの心臓となった カバネリは➡ 219 00:18:56,910 --> 00:18:59,920 心を失い 命が終わる道理よ。 220 00:18:59,920 --> 00:19:02,920 救う方法は ないのか!? 221 00:19:06,920 --> 00:19:08,930 ううっ! 222 00:19:08,930 --> 00:19:11,930 白血漿を心臓に打てば➡ 223 00:19:11,930 --> 00:19:14,930 カバネの鋼鉄被膜を 融解させることができる。➡ 224 00:19:14,930 --> 00:19:18,930 ヌエから無名を取り出すことは できるだろうな。 225 00:19:25,940 --> 00:19:29,940 さっきのを くれ。 (荘衛)さっきの? ああ…。 226 00:19:31,950 --> 00:19:34,950 そっちじゃない。 ハァー。 227 00:19:34,950 --> 00:19:39,960 (荘衛)言っただろうが。 黒血漿は 促進剤だ。➡ 228 00:19:39,960 --> 00:19:43,960 ウイルスが活性化し 増幅されてしまう。 229 00:19:43,960 --> 00:19:45,980 あの もう一人のカバネリのように。 230 00:19:45,980 --> 00:19:48,900 (荘衛)ホロビのことか? そうだ。➡ 231 00:19:48,900 --> 00:19:52,900 しかし 男の貴様は ヌエにはなれん。➡ 232 00:19:52,900 --> 00:19:56,910 命を燃やす カバネになるだけだ。 233 00:19:56,910 --> 00:19:58,910 その力が 欲しい。 234 00:19:58,910 --> 00:20:00,910 (来栖・荘衛)ん? 235 00:20:00,910 --> 00:20:05,920 その輝きは ろうそくの最後の きらめきのように 一瞬だぞ。 236 00:20:05,920 --> 00:20:07,920 構わない。 237 00:20:07,920 --> 00:20:10,920 美馬を殺し 無名を救う。 238 00:20:10,920 --> 00:20:13,920 もう そのためだけの命だ。 239 00:20:15,930 --> 00:20:20,930 うう… ああ…。 240 00:20:20,930 --> 00:20:24,940 あああ… ああ…。 241 00:20:24,940 --> 00:20:26,940 生駒 お前…。 242 00:20:26,940 --> 00:20:29,940 枷紐を取れ カバネリ。 243 00:20:29,940 --> 00:20:33,940 でなければ 真の力は得られんぞ。 244 00:20:33,940 --> 00:20:35,940 うう…。 245 00:20:38,950 --> 00:20:41,950 うああああ…! 246 00:20:41,950 --> 00:20:43,950 生駒。 247 00:20:43,950 --> 00:20:47,950 《今こそ… 俺は…》 248 00:20:51,960 --> 00:20:53,960 《俺は…》 249 00:20:55,970 --> 00:21:00,970 《俺の誇れる俺になるんだー!》 250 00:21:00,970 --> 00:21:13,980 ♬~ 251 00:21:13,980 --> 00:21:18,990 (美馬)そうだ 無名。 壊してしまえ。➡ 252 00:21:18,990 --> 00:21:22,990 恐れも 悲しみも 愛も 全て。