1 00:00:10,090 --> 00:00:13,090 (来栖)カバネリ… だと? 2 00:00:13,090 --> 00:00:17,100 (無名)そう。 カバネと人のはざまにある者。 3 00:00:17,100 --> 00:00:20,100 (生駒)お前が… 俺と同じ? 4 00:00:23,100 --> 00:00:27,110 (来栖)結局 人ではないということだろう! 5 00:00:27,110 --> 00:00:30,110 (無名)あんたが 私の敵なら…。 6 00:00:32,110 --> 00:00:35,120 (無名)殺すよ。➡ 7 00:00:35,120 --> 00:00:38,120 ん? 8 00:00:38,120 --> 00:00:43,120 カバネは人の敵だ。 (無名)へぇ…。 9 00:00:43,120 --> 00:00:45,120 (菖蒲)やめなさい 来栖。 10 00:00:48,130 --> 00:00:52,130 (菖蒲)お二人がいなければ 私たちは 皆 死んでいました。 11 00:00:52,130 --> 00:00:55,140 だからといって カバネと同行はできません! 12 00:00:55,140 --> 00:00:57,140 (生駒)俺も同意見だ! 13 00:00:57,140 --> 00:01:01,080 (生駒)俺はカバネだ ここにいたら みんなをカバネにしてしまう。 14 00:01:01,080 --> 00:01:04,080 (無名)フンッ! うっ! あっ…! 15 00:01:04,080 --> 00:01:07,080 な… 何を! カバネじゃなくて カバネリ! 16 00:01:07,080 --> 00:01:11,090 体はカバネでも 心は人なの! 信じられるか! 17 00:01:11,090 --> 00:01:16,090 菖蒲さん。 この甲鉄城って 金剛郭まで行くんだよね? 18 00:01:16,090 --> 00:01:19,090 (菖蒲)ええ。 運行表では その予定です。 19 00:01:19,090 --> 00:01:21,100 (鰍)金剛郭って? 20 00:01:21,100 --> 00:01:25,100 (逞生)知らないのか? 将軍家のある 幕府最大の要害だ。 21 00:01:25,100 --> 00:01:28,100 菖蒲さま このまま 金剛郭に向かうなら 俺を…。 22 00:01:28,100 --> 00:01:30,100 私を乗せてってよ。 23 00:01:30,100 --> 00:01:33,110 その代わり この車両から そっちには行かないからさ。 24 00:01:33,110 --> 00:01:38,110 おい。 まだ 俺がしゃべ… あっ!! あ…。 25 00:01:38,110 --> 00:01:40,110 (無名)フンッ! うっ! 26 00:01:44,120 --> 00:01:47,120 まあ 断られても乗るけどね。 27 00:01:49,120 --> 00:01:51,130 貴様! 人か カバネか!? 28 00:01:51,130 --> 00:01:55,130 どちらでもない! 俺は カバネリだ! 29 00:01:57,130 --> 00:02:04,130 ♬~ 30 00:03:31,030 --> 00:03:34,030 (男性)鈴木さん! 危ないですよ! 31 00:03:34,030 --> 00:03:38,030 (鈴木)サイドから見ないと 分かりません。 32 00:03:38,030 --> 00:03:40,040 (男性)カバネが乗ってるってよ…。 (男性)おい! もう少し詰めろ! 33 00:03:40,040 --> 00:03:43,040 (男性)勝手に 窓 開けるな! (鰍)1人 1つです!➡ 34 00:03:43,040 --> 00:03:46,040 また夕方に配りますから! 35 00:03:46,040 --> 00:03:50,050 これっぽっちで足りるかよ。 36 00:03:50,050 --> 00:03:53,050 (鰍)はい どうぞ。 (信乃)すみません。 37 00:03:55,050 --> 00:03:58,050 (信乃)えっ? (鰍)おなかの赤ちゃんの分です。 38 00:03:58,050 --> 00:04:00,050 (信乃)あっ…。 39 00:04:04,060 --> 00:04:07,060 (吉備土)水も食料も じゅうぶんに積めていない。 40 00:04:07,060 --> 00:04:11,070 その上 これだけの人数だ。 たどりつけるのか? 41 00:04:11,070 --> 00:04:16,070 それでも目指すしかない。 あそこ以上に安全な所はないんだ。 42 00:04:16,070 --> 00:04:19,070 (吉備土)けど 金剛郭が 受け入れてくれなかったら? 43 00:04:19,070 --> 00:04:21,080 (鰍)配給です! 44 00:04:21,080 --> 00:04:25,010 今のご老中は 菖蒲さまの叔父にあたるお方だ。 45 00:04:25,010 --> 00:04:28,020 むげにはしない。 あっ…。 46 00:04:28,020 --> 00:04:31,020 駄目でしょ! そんな油まみれの手で! 47 00:04:31,020 --> 00:04:35,020 俺の体だ! (鰍)お母さんにもらった体でしょ! 48 00:04:38,030 --> 00:04:50,040 ♬~ 49 00:04:50,040 --> 00:04:56,040 (汽笛) はっ! ハァ… ハァ…。 50 00:05:03,050 --> 00:05:06,050 (無名)傷 治ってるでしょ? あっ…。 51 00:05:06,050 --> 00:05:09,060 体はカバネだからね。 52 00:05:09,060 --> 00:05:13,060 もう完全に 動けるようになってるはずだよ。 53 00:05:13,060 --> 00:05:17,070 お前 金剛郭に行くって 言ってたな。 54 00:05:17,070 --> 00:05:23,090 兄さまと約束したからね。 言えないけど 大事な用なんだよ。 55 00:05:23,090 --> 00:05:26,010 あんたも金剛郭に興味あんの? 56 00:05:26,010 --> 00:05:29,010 あそこは カバネ研究の最先端だ。 57 00:05:29,010 --> 00:05:33,010 カバネリなんて中途半端な状態も どうにかできるかもしれない。 58 00:05:33,010 --> 00:05:36,020 降りるんじゃなかったの? 59 00:05:36,020 --> 00:05:40,020 お前の言う カバネリ 完全に信じたわけじゃないぞ。 60 00:05:40,020 --> 00:05:43,020 でも このボイラー車に 3日間 閉じこもれば➡ (汽笛) 61 00:05:43,020 --> 00:05:47,030 心まで カバネにならないって 証明はできる。 62 00:05:47,030 --> 00:05:50,030 じゃあ 決まりだね。 決まり? 63 00:05:50,030 --> 00:05:55,040 あんたは私と甲鉄城に乗る。 そして 私の盾になる。 64 00:05:55,040 --> 00:05:57,040 盾だって? 65 00:05:57,040 --> 00:06:02,040 私 長く戦うと眠っちゃうんだ。 だから 生きてる盾が必要なの。 66 00:06:02,040 --> 00:06:06,050 あんたなら カバネにかまれても 平気でしょ? 67 00:06:06,050 --> 00:06:09,050 平気なわけ あるか… うっ! 68 00:06:09,050 --> 00:06:12,050 ああ! 金剛郭に行くんでしょ? 69 00:06:12,050 --> 00:06:15,060 なら立って? 始めるよ! 何を? 70 00:06:15,060 --> 00:06:17,060 稽古に決まってるでしょ! 71 00:06:17,060 --> 00:06:21,060 今のままじゃ 盾としても 頼りなさ過ぎ! 72 00:06:21,060 --> 00:06:25,000 うわっ! ちょ… ちょっと待て お前! ほら 動きが大き過ぎ! 73 00:06:25,000 --> 00:06:27,000 足元が お留守になってる。 いやっ… 待てって! 74 00:06:27,000 --> 00:06:31,010 (阿幸地)困りますな 勝手にカバネを乗せるなどと。 75 00:06:31,010 --> 00:06:35,010 (萬鬼)今からでも遅くはない。 カバネどもを降ろすべきだ! 76 00:06:35,010 --> 00:06:39,010 彼らは最後尾から出ないと 約束してくれました。 77 00:06:39,010 --> 00:06:41,020 (修蔵) カバネが約束を守るものか! 78 00:06:41,020 --> 00:06:45,020 (菖蒲)六頭領の方々に 感謝の心はないのですか! 79 00:06:45,020 --> 00:06:50,030 それに彼は カバネリになる前から 正しくあろうとしていました。 80 00:06:50,030 --> 00:06:54,030 (服部)こ… 困ります! 勝手に入られては! 81 00:06:54,030 --> 00:06:57,030 (服部)甲鉄城を止めろと 言いだして 聞かないんです。 82 00:06:57,030 --> 00:06:59,030 (男性)止めてくだされ! 83 00:06:59,030 --> 00:07:02,040 (男性)葬式がしたいんじゃ! (男性)家族を弔いたい。 84 00:07:02,040 --> 00:07:06,040 これ以上 離れたら 祈りが届かん! 85 00:07:06,040 --> 00:07:10,050 (男性)孫に さまよい霊になれというのか! 86 00:07:10,050 --> 00:07:12,050 フンッ! うっ! 87 00:07:12,050 --> 00:07:15,050 ああ! フンッ! 88 00:07:15,050 --> 00:07:18,050 ああっ…! あ… ああ…。 89 00:07:18,050 --> 00:07:21,060 駄目だなぁ 何回 言わせんの? 90 00:07:21,060 --> 00:07:24,990 クルッと回って チョンチョン パッだよ。 全然 なってないよ! 91 00:07:24,990 --> 00:07:30,000 じ… 自分ができるからって 説明が下手過ぎる! 92 00:07:30,000 --> 00:07:33,000 しっかりしてよね ホント。 93 00:07:33,000 --> 00:07:36,000 枷紐 取ってない私にも 力負けじゃさぁ…。 94 00:07:39,010 --> 00:07:43,010 その首のやつ 何のためにあるんだ。 95 00:07:43,010 --> 00:07:45,010 たぶん あんたのと同じだよ。 96 00:07:45,010 --> 00:07:49,020 ただ 私のは 外せば全力で戦えるけど➡ 97 00:07:49,020 --> 00:07:52,020 しばらくたつと 呪いが回って疲れちゃうの。 98 00:07:52,020 --> 00:07:54,020 不思議よね。 99 00:07:54,020 --> 00:07:56,020 うん? カバネ? 100 00:07:56,020 --> 00:08:00,030 何だ? おい! 101 00:08:00,030 --> 00:08:03,030 無名! 何する気だ! 102 00:08:03,030 --> 00:08:05,030 やめてください! (男性)見てたぞ! 103 00:08:05,030 --> 00:08:08,040 お前だけ 飯 2つ もらっただろ! ≪(扉の開く音) 104 00:08:08,040 --> 00:08:10,040 (男性)カバネだ! (男性)カバネ!? 105 00:08:10,040 --> 00:08:12,040 (男性)出てこないはずじゃ!? 106 00:08:12,040 --> 00:08:16,040 (男性)カバネだ! カバネが出てきた! 107 00:08:16,040 --> 00:08:19,050 ああ…。 (無名)うん?➡ 108 00:08:19,050 --> 00:08:22,050 確かに感じたのに…。 109 00:08:22,050 --> 00:08:25,990 戻れ 無名! さっきボイラー車から 出ないって 約束してただろ! 110 00:08:25,990 --> 00:08:28,990 ちょっと 邪魔しないで! (来栖)動くな。 111 00:08:28,990 --> 00:08:32,990 (無名・生駒)うん? (来栖)何が カバネリだ…。 112 00:08:32,990 --> 00:08:36,000 やはり 人の血をあさりに来たか。 やめろ! 113 00:08:36,000 --> 00:08:38,000 今すぐ無名は連れて帰る。 114 00:08:38,000 --> 00:08:41,000 金剛郭に着くまでは おとなしくさせるから! 115 00:08:41,000 --> 00:08:45,010 (無名)ふん… そんなこと あんたにできんの? 116 00:08:45,010 --> 00:08:47,010 (菖蒲)無名さん! 117 00:08:47,010 --> 00:08:50,010 どういうことですかな? これは。 118 00:08:50,010 --> 00:08:53,010 なぜ 出てきたの? 約束したのに。 119 00:08:53,010 --> 00:08:57,690 言っても きっと分かんないよ。 おい! 120 00:08:57,690 --> 00:09:00,920 (阿幸地)やはりカバネなど 乗せるべきではなかったのです! 121 00:09:00,920 --> 00:09:03,930 (間瀬)今すぐ やつらを 追い出してもらいましょう。 122 00:09:03,930 --> 00:09:05,930 やってみなよ。 やめろ! 123 00:09:05,930 --> 00:09:07,930 ≪(バケツをたたく音) (無名)うん? 124 00:09:09,930 --> 00:09:11,930 (鈴木)まずいぞ キャプテン。 125 00:09:11,930 --> 00:09:15,940 応急処置した 給水タンクが破れてる。➡ 126 00:09:15,940 --> 00:09:17,940 次の駅までは とても持たない。 127 00:09:27,080 --> 00:09:31,090 (小太郎)止まるの? (鰍)お水をくんでいくのよ。 128 00:09:31,090 --> 00:09:35,090 圧が上がってるのを確認しろ。 そう その目盛りだ。 129 00:09:50,110 --> 00:09:53,110 (来栖)カバネは見当たりません。 130 00:09:53,110 --> 00:09:56,110 貯水槽の修復には どのくらいかかりますか? 131 00:09:56,110 --> 00:10:00,120 (鈴木)メイビー 朝までには 終わるでしょう。 132 00:10:00,120 --> 00:10:02,120 朝まで…。 133 00:10:02,120 --> 00:10:05,120 (来栖)見張り役は 交代で休息を取らせましょう。 134 00:10:05,120 --> 00:10:09,130 そうね。 それと 甲鉄城が止まっている間に➡ 135 00:10:09,130 --> 00:10:11,130 葬儀を行いましょう。 136 00:10:11,130 --> 00:10:14,130 あの老人たちのことを? 137 00:10:14,130 --> 00:10:19,800 (菖蒲)私も祈りたいのです。 お父さまのためにも…。 138 00:10:19,800 --> 00:10:22,970 分かりました。 139 00:10:22,970 --> 00:10:36,990 (天佑和尚の読経) 140 00:10:36,990 --> 00:10:40,990 (小太郎)はー なんまいだー なんまいだー。 141 00:10:40,990 --> 00:11:03,010 (天佑和尚の読経) 142 00:11:03,010 --> 00:11:05,010 (信乃)うう…。 143 00:11:09,020 --> 00:11:11,020 (ホウキ)何だって!? (ヒシャク)本当なのか? それは! 144 00:11:11,020 --> 00:11:14,020 (間瀬)ああ。 そして人のふりをしている。 145 00:11:14,020 --> 00:11:17,030 (ヤカン)許せねえ! (ヒシャク)ふざけんな! 146 00:11:17,030 --> 00:11:20,960 (男性の泣き声) (巣刈)おい 作業に戻れよ。➡ 147 00:11:20,960 --> 00:11:23,970 祈ったところで 生き返るわけじゃないんだろ? 148 00:11:23,970 --> 00:11:26,970 (男性の泣き声) (巣刈)チッ…。 149 00:11:26,970 --> 00:11:30,970 (侑那)代わるよ。 (巣刈)ああ。 150 00:11:30,970 --> 00:11:32,970 (侑那)最低だね。 151 00:11:35,980 --> 00:11:39,980 (巣刈)あんたも誰か亡くしたのか。 (侑那)師匠を。 152 00:11:39,980 --> 00:11:42,990 師匠さんと 特に ご親密だった? 153 00:11:42,990 --> 00:11:46,990 いでっ! (侑那)げす。 154 00:11:46,990 --> 00:11:51,990 ヘヘッ… その程度の男ですよ 俺は。 155 00:11:57,000 --> 00:12:02,010 祈らないの? 家族なら とっくにいない。 156 00:12:02,010 --> 00:12:06,010 何だ。 私と同じか。 157 00:12:09,010 --> 00:12:14,010 よくある話だよ。 カバネで家族を失うなんて。 158 00:12:17,020 --> 00:12:20,960 右手。 それ 何 持ってんの? 159 00:12:20,960 --> 00:12:24,960 当たると痛くて しょうがないよ。 ああ…。 160 00:12:27,960 --> 00:12:30,970 どこにでもある河原の石だよ。 161 00:12:30,970 --> 00:12:34,970 奇麗なのを2つ 妹と見つけて。 162 00:12:34,970 --> 00:12:37,970 「両方とも お前にやるよ」って 俺は言ったけど➡ 163 00:12:37,970 --> 00:12:42,970 あいつは 「1つずつ持って お守りにしよう」って。 164 00:12:44,980 --> 00:12:46,980 形見にするつもりなんかじゃ なかった。 165 00:12:49,990 --> 00:12:54,990 5年前だ。 俺たちの駅が カバネに破られて➡ 166 00:12:54,990 --> 00:13:00,000 恐れに駆られた大人たちは 逃げ出した。 167 00:13:00,000 --> 00:13:05,000 俺たちは取り残され 妹が カバネに捕まった。 168 00:13:07,000 --> 00:13:10,010 よくある話だろ? 169 00:13:10,010 --> 00:13:14,010 でも バカな兄貴は そのとき どうしたと思う? 170 00:13:14,010 --> 00:13:17,010 逃げたんだよ。 《うわああ!》 171 00:13:17,010 --> 00:13:23,050 助けを呼んでくるって言い訳して 俺は そこから離れてしまった。 172 00:13:23,050 --> 00:13:26,050 誰かを頼ろうとしてしまったんだ。 173 00:13:30,060 --> 00:13:36,060 戻ったときには 妹は 変わり果てた姿で横たわっていた。 174 00:13:39,070 --> 00:13:42,070 ひきょう者の兄は 泣いて謝ったよ。 175 00:13:42,070 --> 00:13:46,080 「ごめんな ごめんな」って。 176 00:13:46,080 --> 00:13:49,080 でも もう遅い。 177 00:13:49,080 --> 00:13:52,080 妹は帰らない。 178 00:13:52,080 --> 00:14:26,050 ♬~ 179 00:14:26,050 --> 00:14:33,060 あのとき たとえ 一緒に死んでも 恐れをねじ伏せて戦うべきだった。 180 00:14:33,060 --> 00:14:38,060 あの日の臆病を 何万回 憎んでも 妹は帰ってこないんだ。 181 00:14:46,070 --> 00:14:50,070 やっぱり よくある話だよ。 182 00:14:50,070 --> 00:14:55,080 弱いやつが死んで 強いやつが生き残った。 183 00:14:55,080 --> 00:14:57,080 それだけの話でしょ。 184 00:15:00,080 --> 00:15:03,090 (ホウキ)やるか? (ヒシャク)俺にやらせてくれ。 185 00:15:03,090 --> 00:15:06,090 (菖蒲)何をするつもりです! (一同)あっ! 186 00:15:06,090 --> 00:15:08,090 彼らは敵ではありません。 187 00:15:08,090 --> 00:15:12,100 私たちを助けてくれたんですよ? (ホウキ)カバネは敵です! 188 00:15:12,100 --> 00:15:14,100 (ヤカン)襲われてからじゃ 遅いんです! 189 00:15:14,100 --> 00:15:16,100 (ヒシャク)やらせてください 菖蒲さま! 190 00:15:16,100 --> 00:15:19,100 あなたたち…。 191 00:15:19,100 --> 00:15:21,040 ≪(扉の開閉音) 192 00:15:21,040 --> 00:15:24,040 菖蒲さま? 193 00:15:24,040 --> 00:15:28,040 その…。 (無名)物騒な連中 連れてるね。 194 00:15:28,040 --> 00:15:30,050 (菖蒲)それは…。 (無名)いいよ。 195 00:15:30,050 --> 00:15:33,050 戦争しようってんなら 嫌いじゃない。 196 00:15:33,050 --> 00:15:35,050 おい! (菖蒲)あっ…。 197 00:15:37,050 --> 00:15:39,060 (一同)ああっ! 198 00:15:39,060 --> 00:15:41,060 (無名) 弱いくせに粋がんないでよね! 199 00:15:41,060 --> 00:15:45,060 無名! 挑発するな! (無名)してるのは こいつらだよ。 200 00:15:45,060 --> 00:15:50,070 見ろ! やはりカバネリは敵だ! (ヤカン)下がるな みんな! 201 00:15:50,070 --> 00:15:54,070 (ヒシャク)家族を守るんだろうが! (タワシ)ろ… 六根清浄! 202 00:15:54,070 --> 00:15:57,070 (菖蒲)おやめなさい! 203 00:15:57,070 --> 00:16:02,080 (一同)ああ…。 危険です! 降りてください。➡ 204 00:16:02,080 --> 00:16:04,080 おやめください 菖蒲さま。 205 00:16:06,080 --> 00:16:08,080 (無名)ふーん…。 206 00:16:17,090 --> 00:16:20,110 (信乃)ああっ…。 207 00:16:20,110 --> 00:16:22,110 ああ…。 208 00:16:24,030 --> 00:16:26,030 駄目なの? 209 00:16:28,040 --> 00:16:31,040 (信乃)ごめんね…。 210 00:16:31,040 --> 00:16:35,040 お母さん… 産んであげられない…。 211 00:16:37,050 --> 00:16:40,050 信乃さん? (武士)カバネリだ! 212 00:16:40,050 --> 00:16:43,050 (武士)何しに来た!? (無名)こっちも物騒だなぁ…。 213 00:16:43,050 --> 00:16:48,060 戦いに来たんじゃないよ。 あ…。➡ 214 00:16:48,060 --> 00:16:52,060 ねえ お願いがあるんだけど。 (鰍)な… 何? 215 00:16:52,060 --> 00:16:55,060 (二之介のぐずる声) (鰍)あっ どうしたの? 216 00:16:55,060 --> 00:17:00,060 (二之介の泣き声) (鰍)おしっこ? 気持ち悪いのかな。 217 00:17:02,070 --> 00:17:07,080 ベ~。 (あやす声) 218 00:17:07,080 --> 00:17:10,080 (鰍)あ…。 (無名)アハハ! 笑った! 219 00:17:10,080 --> 00:17:13,080 ウフフ… この子 笑ったよ! 220 00:17:16,090 --> 00:17:19,090 生駒! あなたは父に言っていましたね。 221 00:17:19,090 --> 00:17:23,030 銃を向ける相手を間違うなと。 222 00:17:23,030 --> 00:17:26,030 では! うっ! 223 00:17:26,030 --> 00:17:30,030 カバネリは人の敵ですか? それとも味方ですか? 224 00:17:30,030 --> 00:17:32,030 ううっ…。 あ… 菖蒲さま! 225 00:17:32,030 --> 00:17:35,040 おやめください! 226 00:17:35,040 --> 00:17:38,040 (菖蒲) 私は甲鉄城を預かる者として➡ 227 00:17:38,040 --> 00:17:43,050 たださなければなりません。 誰が敵で 誰が味方なのかを! 228 00:17:43,050 --> 00:17:46,050 うっ! 229 00:17:46,050 --> 00:17:51,050 なぜ右手を使わないのです! たもとをつかんで 私をかめば…。 230 00:17:51,050 --> 00:17:54,060 できません! なぜです!? 231 00:17:54,060 --> 00:17:57,060 この手に誓ったからです! 232 00:17:57,060 --> 00:18:02,060 もう逃げたりしない。 たとえ 自分が助かるためだとしても➡ 233 00:18:02,060 --> 00:18:06,070 誰かの命を 踏みにじってはならないと! 234 00:18:06,070 --> 00:18:09,070 倒すべきは カバネだ。 235 00:18:09,070 --> 00:18:14,070 カバネを倒すために 俺の命はあるんだ! 236 00:18:21,020 --> 00:18:24,020 (菖蒲)もう じゅうぶんでしょう。 237 00:18:26,020 --> 00:18:30,030 (菖蒲)これでも彼が われらの敵だと思う者は➡ 238 00:18:30,030 --> 00:18:33,030 どうぞ ここに上がってきてください。➡ 239 00:18:33,030 --> 00:18:35,030 確かめる機会を与えましょう。 240 00:18:44,040 --> 00:18:46,040 (間瀬)チッ…。 241 00:18:46,040 --> 00:18:49,050 すみません。 試すような まねをして。 242 00:18:49,050 --> 00:18:51,050 あっ いいえ…。 243 00:18:51,050 --> 00:18:55,050 でも どうして やいばを 直接 受けたのですか? 244 00:18:55,050 --> 00:19:02,060 腕をつかめばいいものを。 え? いや あの… 加減が…。 245 00:19:02,060 --> 00:19:06,060 こういう身の上になって まだ日が浅いですから その…➡ 246 00:19:06,060 --> 00:19:12,070 ケガをさせてしまうかもと。 まあ! そんな気になさらないで。 247 00:19:12,070 --> 00:19:16,070 ご自分の心配をなさってください。 はぁ…。 248 00:19:20,080 --> 00:19:22,080 うっ!? 249 00:19:24,080 --> 00:19:28,080 (倒れる音) (菖蒲)生駒!? どうしたのですか? 250 00:19:32,760 --> 00:19:36,990 アハハハ! アハハハ! やめてよ もう… ホント。 251 00:19:36,990 --> 00:19:40,000 (小太郎)ぶえ~。 (無名・二之介の笑い声) 252 00:19:40,000 --> 00:19:43,000 (無名)あ~ おっかし~。 253 00:19:43,000 --> 00:19:49,000 笑ったら おなかすいちゃったな。 (鰍)団子汁があるの。 よそうね。 254 00:19:49,000 --> 00:19:52,010 (無名)ありがとう。 でも それは いらない。 255 00:19:52,010 --> 00:19:54,010 (鰍)えっ? 256 00:19:54,010 --> 00:19:59,010 私には血をちょうだい? (鰍)えっ… 血って? 257 00:19:59,010 --> 00:20:03,020 (無名)赤くってさ 人を斬ると ピューって出てくるやつだよ。 258 00:20:03,020 --> 00:20:07,020 (鰍)だって… あなたは…。 (無名)カバネリ。 259 00:20:07,020 --> 00:20:09,020 半分はカバネだからね。 260 00:20:11,030 --> 00:20:14,030 ハァ…。 261 00:20:14,030 --> 00:20:17,030 血が流れたからでしょう。 待っててください。 262 00:20:19,030 --> 00:20:22,970 (鯖)ふざけないで! 私たちにも カバネになれっていうの!? 263 00:20:22,970 --> 00:20:25,970 (穴子)離れな 鰍! やっぱり こいつは怪物なんだよ! 264 00:20:28,980 --> 00:20:31,980 仕方ないじゃない おなかすいちゃったんだから。 265 00:20:38,990 --> 00:20:42,990 ああ… あっ… ああ…。 はっ! 266 00:20:42,990 --> 00:20:44,990 ≪(女性の叫び声) (無名)うん? 267 00:20:44,990 --> 00:20:49,000 (女性)カバネ! (一同の叫び声) 268 00:20:49,000 --> 00:20:52,000 (うめき声) 269 00:20:52,000 --> 00:20:56,010 信乃さん!? あっ…。 270 00:20:56,010 --> 00:20:59,010 待って! その人は! 271 00:21:01,780 --> 00:21:05,010 (無名)はあああ! 272 00:21:05,010 --> 00:21:10,010 ああ… ああ…。 273 00:21:12,020 --> 00:21:15,020 (鰍)赤ちゃんが… いるんだよ? 274 00:21:20,960 --> 00:21:25,970 生駒!? あなたは…。 275 00:21:25,970 --> 00:21:29,970 うおおおお…。 はっ! 276 00:21:29,970 --> 00:21:39,970 ♬~