1 00:00:03,130 --> 00:00:06,300 《白石:僕は存在感が人より ない。 2 00:00:06,300 --> 00:00:09,470 だから 二度見ならぬ 五度見をされ 3 00:00:09,470 --> 00:00:13,810 ようやく認知されることが ざらにある。 4 00:00:13,810 --> 00:00:16,210 でも その中で…》 5 00:00:18,480 --> 00:00:21,680 《久保さんだけが僕を見つけ…》 6 00:00:23,650 --> 00:00:25,650 《何? この間》 7 00:00:25,650 --> 00:00:28,320 (玉緒)久保っち! 白石 見てない? 8 00:00:28,320 --> 00:00:31,830 白石 見つけるの 得意って言ってたよね。 9 00:00:31,830 --> 00:00:35,330 ねぇねぇ 今日 ガチャ回すから~。 10 00:00:35,330 --> 00:00:39,500 (久保)う~ん…。 11 00:00:39,500 --> 00:00:44,670 今日は見てないな~。 え~ 願掛けに白石 拝みたいのに。 12 00:00:44,670 --> 00:00:49,270 ごめんね 力になれなくて。 (玉緒)ちょっと探してくる! 13 00:00:51,350 --> 00:00:53,680 《久保さんは 見つけてくれていると 14 00:00:53,680 --> 00:00:57,020 思っていたんだけどな…。 15 00:00:57,020 --> 00:01:01,290 おや? これ 久保さん 僕のこと見つけてるな。 16 00:01:01,290 --> 00:01:04,190 だとしたら なんでウソなんて…》 17 00:01:07,130 --> 00:01:12,470 白石くん 寝癖ついちゃってるよ。 18 00:01:12,470 --> 00:01:16,470 変なハネ方~。 19 00:01:16,470 --> 00:01:18,470 へ? 20 00:01:18,470 --> 00:01:20,980 見られたら恥ずかしいかなって。 21 00:01:20,980 --> 00:01:24,650 私が黙ってたら みんな気付かないだろうし。 22 00:01:24,650 --> 00:01:28,750 直してくる。 は~い いってらっしゃい。 23 00:01:31,150 --> 00:01:33,320 フフ…。 24 00:01:33,320 --> 00:01:36,660 《寝癖ついてるの初めて見た。 25 00:01:36,660 --> 00:01:39,960 もう かわいいなぁ》 26 00:03:15,370 --> 00:03:20,880 《落し物や忘れ物をしたとき ちょっと不便だなぁと思う。 27 00:03:20,880 --> 00:03:25,720 なぜって 落し物や忘れ物は 認識してくれるけど…》 28 00:03:25,720 --> 00:03:27,720 あれ? 29 00:03:27,720 --> 00:03:31,890 《そのあと 僕を 見失ってしまう人が多いからだ。 30 00:03:31,890 --> 00:03:35,390 だから ふだんから 気をつけているんだけど 31 00:03:35,390 --> 00:03:37,730 この前の生徒手帳のように 32 00:03:37,730 --> 00:03:41,730 たまに物を落としてしまうことが あるのだ》 33 00:03:45,900 --> 00:03:49,910 (沙貴)落としましたよ。 えっ? 34 00:03:49,910 --> 00:03:51,840 あっ ありがとう。 35 00:03:51,840 --> 00:03:55,180 《だけど 最近の僕は前に比べて 36 00:03:55,180 --> 00:03:58,680 見つけてもらえることが 多くなったようにも思う。 37 00:03:58,680 --> 00:04:01,350 でも なんだ? この違和感。 38 00:04:01,350 --> 00:04:04,860 この子が僕に声をかけたからか。 39 00:04:04,860 --> 00:04:10,030 いや… うん 誰かに似ているような》 40 00:04:10,030 --> 00:04:12,530 (明菜)あら~ どうしたの? 沙貴。 41 00:04:12,530 --> 00:04:14,530 (2人)んっ? 42 00:04:14,530 --> 00:04:17,030 あっ。 (明菜)ん? 君は…。 43 00:04:17,030 --> 00:04:19,040 《この人 確か…》 44 00:04:19,040 --> 00:04:21,040 本屋の店員さ…。 あ~! 45 00:04:21,040 --> 00:04:24,370 あのときのエロ本読んでた少年! (沙貴)えっ。 46 00:04:24,370 --> 00:04:26,880 《認識…》 47 00:04:26,880 --> 00:04:30,050 読んでないですよ。 またまた~。 48 00:04:30,050 --> 00:04:33,050 ちゃんと渚咲から 生徒手帳 返してもらった? 49 00:04:33,050 --> 00:04:35,550 《渚咲? 生徒手帳?》 50 00:04:35,550 --> 00:04:38,720 えっと 生徒手帳なら 久保さんから 51 00:04:38,720 --> 00:04:41,420 お姉さんが拾ったって聞き…。 52 00:04:45,400 --> 00:04:48,900 まさか 久保さんのお姉さんって…。 53 00:04:48,900 --> 00:04:53,670 は~い 私です。 渚咲の姉の久保明菜。 54 00:04:53,670 --> 00:04:56,840 そして こっちは いとこの久保沙貴。 55 00:04:56,840 --> 00:04:59,840 妹の渚咲が いつもお世話になってます。 56 00:04:59,840 --> 00:05:03,850 あ… 白石純太です。 57 00:05:03,850 --> 00:05:09,350 《この子 誰かに似てると思ったら 久保さんに似てるんだ》 58 00:05:09,350 --> 00:05:13,190 沙貴はね 中学のころの渚咲に そっくりなの。 59 00:05:13,190 --> 00:05:15,190 そっ… そうなんですね。 60 00:05:15,190 --> 00:05:17,190 《心を読まれた》 61 00:05:17,190 --> 00:05:20,360 (明菜)フフフ 沙貴 かわいいでしょ~? 62 00:05:20,360 --> 00:05:23,370 ねぇねぇ かわいいでしょ~? 63 00:05:23,370 --> 00:05:26,370 そうで…。 渚咲に似て。 64 00:05:26,370 --> 00:05:30,040 あぁ その…。 65 00:05:30,040 --> 00:05:34,540 あらあら~。 《こういうところ 姉妹だな》 66 00:05:34,540 --> 00:05:38,720 フフ 沙貴は渚咲が大好きで 憧れてるから 67 00:05:38,720 --> 00:05:41,390 今 髪を伸ばしてるんだよね~。 68 00:05:41,390 --> 00:05:44,050 どう? 沙貴が髪を伸ばしたら 69 00:05:44,050 --> 00:05:47,560 もっと渚咲っぽくなると 思わない? 70 00:05:47,560 --> 00:05:49,990 それは そうですね。 71 00:05:49,990 --> 00:05:53,500 (明菜)ちなみに これが渚咲の中学時代。 72 00:05:53,500 --> 00:05:55,670 《めちゃめちゃ似てる》 73 00:05:55,670 --> 00:05:58,670 (沙貴)なぎちゃん かわいいから うれしいです。 74 00:05:58,670 --> 00:06:00,670 (明菜/白石)んっ? 75 00:06:00,670 --> 00:06:05,840 なぎちゃんみたいに かわいくなれると思い… ますか? 76 00:06:05,840 --> 00:06:09,180 えっ…。 少年。 77 00:06:09,180 --> 00:06:12,080 答えてあげなよ。 78 00:06:15,020 --> 00:06:18,020 なれるんじゃないかな…。 79 00:06:18,020 --> 00:06:22,030 こりゃ 年下にも 一本取られたな~ 少年。 80 00:06:22,030 --> 00:06:26,200 せっかくだから頑張った少年に この渚咲の写真あげる。 81 00:06:26,200 --> 00:06:28,700 ぜひぜひ家宝にしたまえよ。 82 00:06:28,700 --> 00:06:33,100 えっ あっ えっ…。 ほら PINE交換して。 83 00:06:39,210 --> 00:06:44,210 《う~ん 久保家のDNAはすごいな》 84 00:06:46,720 --> 00:06:48,720 (明菜)ただいま~。 85 00:06:48,720 --> 00:06:51,660 お姉ちゃん 沙貴 おかえり。 86 00:06:51,660 --> 00:06:53,660 なぎちゃん。 87 00:06:53,660 --> 00:06:57,830 今日ね 生徒手帳を落とした子 白石くんに会ったよ。 88 00:06:57,830 --> 00:07:02,170 えっ! な~に~? 気になるの~? 89 00:07:02,170 --> 00:07:04,170 別に…。 90 00:07:04,170 --> 00:07:09,870 白石くん なんか言ってた? 言ってたよね~ 沙貴。 91 00:07:13,840 --> 00:07:18,850 白石さんが なぎちゃんみたいに かわいくなれるって 92 00:07:18,850 --> 00:07:21,350 言ってくれたの。 93 00:07:21,350 --> 00:07:25,690 そっか よかったね。 はい。 94 00:07:25,690 --> 00:07:28,860 フフ 渚咲もよかったね。 95 00:07:28,860 --> 00:07:32,030 はっ… うるさい。 96 00:07:32,030 --> 00:07:35,700 でね~ ノリでPINE交換しちゃった。 えっ。 97 00:07:35,700 --> 00:07:37,870 今度また うちに呼びなよ。 98 00:07:37,870 --> 00:07:43,040 えっ… えっ またって なんでお姉ちゃんが知ってるの? 99 00:07:43,040 --> 00:07:46,380 え~! 本当に家に連れてきてたの? 100 00:07:46,380 --> 00:07:48,380 わ~お。 101 00:07:48,380 --> 00:07:50,810 お姉ちゃ~ん! 102 00:07:50,810 --> 00:07:54,320 (沙貴)なぎちゃんと白石さんは 仲よしなんですね。 103 00:07:54,320 --> 00:07:58,160 えっ。 あら~。 104 00:07:58,160 --> 00:08:01,560 なんで 沙貴は膨れてるの? 105 00:08:03,830 --> 00:08:07,830 (由恵)そういえば純太 もうすぐ期末テストでしょ? 106 00:08:07,830 --> 00:08:11,000 うん。 (由恵)勉強は進んでるの? 107 00:08:11,000 --> 00:08:14,000 う~ん まぁ。 108 00:08:14,000 --> 00:08:17,670 あら もし成績が落ちたら 109 00:08:17,670 --> 00:08:20,010 ゲーム没収だからね。 110 00:08:20,010 --> 00:08:22,680 えっ。 111 00:08:22,680 --> 00:08:27,850 (雲仙)みんな 来週の期末テスト 頑張るんじゃぞ。 112 00:08:27,850 --> 00:08:30,520 《テストかぁ…。 113 00:08:30,520 --> 00:08:34,020 テストといえば 存在感がないので 114 00:08:34,020 --> 00:08:38,360 落ちた消しゴムを 拾ってもらうことがとても大変だ。 115 00:08:38,360 --> 00:08:42,530 手を挙げても もちろん気付いてもらえない。 116 00:08:42,530 --> 00:08:47,870 だから 僕はテストの日 消しゴムを10個持っていく。 117 00:08:47,870 --> 00:08:51,640 成績が落ちたらゲームを没収される。 118 00:08:51,640 --> 00:08:54,640 それだけは なんとしても阻止しないと》 119 00:08:54,640 --> 00:08:59,320 葉月 勉強教えて~。 (葉月)しかたないな~。 120 00:08:59,320 --> 00:09:03,990 《今日は なんか 教室で勉強する人 多いな。 121 00:09:03,990 --> 00:09:08,790 友達と勉強か…。 僕には無縁だな》 122 00:09:15,670 --> 00:09:21,000 《えっ この問題の わからないところが わからない》 123 00:09:21,000 --> 00:09:23,670 どうしよう テスト範囲なの…。 124 00:09:23,670 --> 00:09:25,680 つ~。 にっ! 125 00:09:25,680 --> 00:09:27,680 えっ。 126 00:09:27,680 --> 00:09:30,010 久保さん どうして ここに? 127 00:09:30,010 --> 00:09:33,850 白石くん 図書室ではお静かに。 128 00:09:33,850 --> 00:09:38,190 借りた本 返しに来たの。 そっ… そっか。 129 00:09:38,190 --> 00:09:42,190 勉強してたの? えっ あぁ… うん。 130 00:09:42,190 --> 00:09:44,530 ここ 私 昨日 勉強したよ。 131 00:09:44,530 --> 00:09:46,860 わからないとこ 教えてあげよっか。 132 00:09:46,860 --> 00:09:49,870 えっ。 遠慮しない 遠慮しない。 133 00:09:49,870 --> 00:09:53,370 あっ。 ちょっと待ってて~。 134 00:09:55,370 --> 00:09:58,710 今から私 白石くんの先生ね。 135 00:09:58,710 --> 00:10:01,550 《メガネ… どこから》 136 00:10:01,550 --> 00:10:05,220 図書委員の子 友達だから借りてきちゃった。 137 00:10:05,220 --> 00:10:07,380 《心を読んだな》 138 00:10:07,380 --> 00:10:09,390 なるほど。 139 00:10:09,390 --> 00:10:12,220 《そういえば 久保さんって 頭がいいんだった。 140 00:10:12,220 --> 00:10:16,730 じゃあ 今わからなかったところを 久保さんに聞けば…。 141 00:10:16,730 --> 00:10:20,230 でも 久保さんだもんな…》 142 00:10:20,230 --> 00:10:24,230 え~ 間違えたら 何してもらおっかな~ 143 00:10:24,230 --> 00:10:26,240 《とか…》 144 00:10:26,240 --> 00:10:29,740 白石くんったら そんなことも わからないの~? 145 00:10:29,740 --> 00:10:32,240 《とか言われそう。 146 00:10:32,240 --> 00:10:36,910 でも 実際わからないし 成績落ちたらゲーム没収だし 147 00:10:36,910 --> 00:10:39,580 背に腹はかえられない…》 148 00:10:39,580 --> 00:10:42,090 問5がわからないんだ。 149 00:10:42,090 --> 00:10:45,420 《絶対にバカにされる》 150 00:10:45,420 --> 00:10:48,930 問5ね。 ちょっと問題見せて。 151 00:10:48,930 --> 00:10:53,530 ここが わからないってことは 問3 問4…。 152 00:10:53,530 --> 00:10:59,370 ああ 間違ってるね 問5は 問3と問4の応用なの。 153 00:10:59,370 --> 00:11:03,040 だから ここの公式を ちゃんと 理解してないと解けないよ。 154 00:11:03,040 --> 00:11:06,540 まずは 3と4から 一緒に解いてみよっか。 155 00:11:06,540 --> 00:11:08,550 《あれ?》 156 00:11:08,550 --> 00:11:11,210 なんか 私 おかしいこと 言ってるかな? 157 00:11:11,210 --> 00:11:14,880 あっ いや あの なんというか…。 158 00:11:14,880 --> 00:11:18,720 はは~ん なんで こんな問題も解けないの? とか 159 00:11:18,720 --> 00:11:22,230 バカにされると思ったんでしょ。 いや…。 160 00:11:22,230 --> 00:11:25,400 図星って顔だ~。 161 00:11:25,400 --> 00:11:30,400 まぁ 勉強に限らずだけど できないことをさ 162 00:11:30,400 --> 00:11:32,740 できるようになろうと 頑張ってるのを 163 00:11:32,740 --> 00:11:34,740 笑ったりはしないよ。 164 00:11:38,070 --> 00:11:40,870 さっ 問題解こうか。 165 00:11:44,580 --> 00:11:47,580 《教えてもらってて 気付いたけど》 166 00:11:47,580 --> 00:11:51,860 うん 正解。 《久保さん 教え方うまっ。 167 00:11:51,860 --> 00:11:54,190 なんか 本当に先生みたい》 168 00:11:54,190 --> 00:11:57,390 白石くん よくできました。 169 00:11:59,530 --> 00:12:01,700 フフ おもしろい顔。 170 00:12:01,700 --> 00:12:04,870 白石くんは あしたも 図書室で勉強するの? 171 00:12:04,870 --> 00:12:08,040 へっ? あぁ たぶん。 172 00:12:08,040 --> 00:12:12,040 そっか じゃあ あしたも 一緒に勉強しようね。 173 00:12:12,040 --> 00:12:14,040 バイバイ 白石くん。 174 00:12:14,040 --> 00:12:18,380 メガネありがと~。 いいよ だてメだし。 175 00:12:18,380 --> 00:12:23,720 またあした~。 またあした。 176 00:12:23,720 --> 00:12:27,060 僕も そろそろ帰ろうかな。 177 00:12:27,060 --> 00:12:34,400 《一緒に勉強。 僕には 無縁のものだと思っていたけど》 178 00:12:34,400 --> 00:12:38,070 「またあした」か。 179 00:12:38,070 --> 00:12:44,240 《少しだけ あしたが 楽しみになった気がした。 180 00:12:44,240 --> 00:12:46,740 なのに 次の日 僕は 181 00:12:46,740 --> 00:12:50,180 熱が出て学校を休んだ》 182 00:12:50,180 --> 00:12:52,680 (体温計の音) 183 00:12:55,190 --> 00:12:58,020 《初めて学校休んじゃった。 184 00:12:58,020 --> 00:13:01,190 自慢じゃないけど 小学校のころから 185 00:13:01,190 --> 00:13:03,860 ずっと皆勤賞だったのに。 186 00:13:03,860 --> 00:13:09,370 まぁ 僕 存在感ないし 休んだところでって感じだけど。 187 00:13:09,370 --> 00:13:14,540 クラスのみんな 先生に言われるまで 気付かなそうだな。 188 00:13:14,540 --> 00:13:18,040 気付くとしたら…》 189 00:13:18,040 --> 00:13:21,710 頭痛い…。 190 00:13:21,710 --> 00:13:24,380 (チャイム) 191 00:13:24,380 --> 00:13:27,050 じゃあ ホームルームは以上。 192 00:13:27,050 --> 00:13:31,550 おお そうじゃ 今日は 白石が風邪で欠席だそうじゃ。 193 00:13:31,550 --> 00:13:34,890 はやっておるから みんなも気をつけるんじゃぞ。 194 00:13:34,890 --> 00:13:37,890 ねぇ 白石 欠席だって~。 195 00:13:37,890 --> 00:13:40,900 そうだね。 気付かなかった~。 196 00:13:40,900 --> 00:13:44,230 まぁ いつも存在感ないしね~。 197 00:13:44,230 --> 00:13:47,230 久保っちは気付いてた? えっ? 198 00:13:49,570 --> 00:13:52,840 私も 先生が言うまで 気付かなかったよ。 199 00:13:52,840 --> 00:13:55,180 だよね~。 200 00:13:55,180 --> 00:13:58,180 《2人:これは気付いてたな》 201 00:14:00,180 --> 00:14:02,180 う~ん…。 202 00:14:06,020 --> 00:14:08,020 んっ。 203 00:14:11,530 --> 00:14:13,830 んっ…。 204 00:14:16,370 --> 00:14:26,210 (チャイム) 205 00:14:26,210 --> 00:14:28,710 どうしたの? 渚咲。 えっ? 206 00:14:28,710 --> 00:14:33,380 もう授業終わったよ。 あっ…。 207 00:14:33,380 --> 00:14:37,550 ねぇ 久保っち~ 私が休んだら お見舞い来てね! 208 00:14:37,550 --> 00:14:40,720 いきなり どうしたの? 風邪ひいたときに 209 00:14:40,720 --> 00:14:43,890 久保っちみたいな子が心配して お見舞いに来てくれたら 210 00:14:43,890 --> 00:14:47,060 熱なんて 吹っ飛ぶかな~と思って。 211 00:14:47,060 --> 00:14:49,070 そっ… そうか。 212 00:14:49,070 --> 00:14:51,170 ふにゃっ。 何言ってんの。 213 00:14:51,170 --> 00:14:53,840 風邪のとき来られるの 普通に迷惑でしょ。 214 00:14:53,840 --> 00:14:56,340 あぁ 確かに~。 215 00:14:58,510 --> 00:15:04,680 (葉月)で 渚咲はまだ帰らないの? うん。 葉月とタマ 先に帰ってて。 216 00:15:04,680 --> 00:15:07,520 りょうか~い。 またあした~。 217 00:15:07,520 --> 00:15:10,020 またあした~。 218 00:15:10,020 --> 00:15:15,520 タマは風邪ひかなそう。 え~ そんなことないよ~! 219 00:15:19,700 --> 00:15:24,200 なんて送ったら迷惑じゃないかな。 220 00:15:24,200 --> 00:15:28,540 「大丈夫?」って 大丈夫なわけないし 221 00:15:28,540 --> 00:15:32,710 やっぱり無難に 「お大事に」とかかな。 222 00:15:32,710 --> 00:15:35,910 それか お見舞いに…。 223 00:15:39,880 --> 00:15:42,680 これは よくない。 224 00:15:45,560 --> 00:15:48,390 んっ…。 225 00:15:48,390 --> 00:15:51,090 あっ。 226 00:15:55,160 --> 00:15:57,160 えいっ。 227 00:15:59,170 --> 00:16:01,370 (PINEの通知音) 228 00:16:08,510 --> 00:16:11,310 あっ 久保さんからだ。 229 00:16:16,850 --> 00:16:18,860 (誠太)にーに 遊ぶ! 230 00:16:18,860 --> 00:16:22,530 わっ 誠太。 ちょっと お兄ちゃん まだ熱あるんだって。 231 00:16:22,530 --> 00:16:25,030 あっ スマホに触っちゃダメだって。 タッチ タッチ タッチ~。 232 00:16:25,030 --> 00:16:27,530 母さん 母さ~ん。 タッチ! 233 00:16:27,530 --> 00:16:29,700 はっ。 234 00:16:29,700 --> 00:16:35,100 こ これ… どうしてくれるんだよ 誠太…。 235 00:16:44,880 --> 00:16:47,380 (PINEの通知音) 236 00:16:50,490 --> 00:16:52,490 あぁ…。 237 00:16:52,490 --> 00:16:56,490 そっか 誠太くんが…。 238 00:16:56,490 --> 00:16:58,490 だったら お返し。 239 00:16:58,490 --> 00:17:00,830 にーに! にーに! 240 00:17:00,830 --> 00:17:04,170 ほら お兄ちゃん まだ横になってるんだから。 241 00:17:04,170 --> 00:17:06,340 行くわよ 誠太。 (誠太)いや~! 242 00:17:06,340 --> 00:17:08,500 (PINEの通知音) 243 00:17:08,500 --> 00:17:10,510 えっ。 244 00:17:10,510 --> 00:17:14,680 これって…。 245 00:17:14,680 --> 00:17:17,350 (PINEの通知音) 246 00:17:17,350 --> 00:17:21,650 《お姉さんか ビックリした》 247 00:17:24,020 --> 00:17:28,020 また熱 上がってきた気がする。 248 00:17:35,530 --> 00:17:37,530 帰ろ。 249 00:17:41,700 --> 00:17:43,870 (PINEの通知音) 250 00:17:43,870 --> 00:17:46,670 なんだ お姉ちゃんか。 251 00:17:53,980 --> 00:17:56,480 寒っ…。 252 00:18:06,500 --> 00:18:09,000 遅刻した…。 253 00:18:09,000 --> 00:18:11,000 《でも きっとバレてない。 254 00:18:11,000 --> 00:18:14,000 いないことに気付かれてないはず。 255 00:18:14,000 --> 00:18:16,840 さら~っと入ることも できるけど》 256 00:18:16,840 --> 00:18:19,840 遅刻だ 遅刻~ 257 00:18:19,840 --> 00:18:25,010 どうせ気付かれないから 2時限目からでいいや。 258 00:18:25,010 --> 00:18:27,020 あれ? 259 00:18:27,020 --> 00:18:31,190 あっ 久保さん。 あっ 白石くんだ。 260 00:18:31,190 --> 00:18:35,890 《ん? なんか久保さん ボーッとしてるような…》 261 00:18:39,030 --> 00:18:43,700 あぁ… ごめんね ちょっとフラフラしちゃってて。 262 00:18:43,700 --> 00:18:45,700 あの…。 今日 白石くん 263 00:18:45,700 --> 00:18:49,210 欠席じゃなかったんだ。 よかった。 264 00:18:49,210 --> 00:18:52,640 えっと…。 ここにいるってことは遅刻? 265 00:18:52,640 --> 00:18:54,810 ダメだね。 266 00:18:54,810 --> 00:18:57,480 いった…。 大丈夫? 267 00:18:57,480 --> 00:19:01,150 ちょっと熱っぽくて 保健室行くところなんだ。 268 00:19:01,150 --> 00:19:03,150 そう… なんだ。 269 00:19:03,150 --> 00:19:08,490 うん 引き止めて ごめんね。 保健室 連れていってもらいなよ。 270 00:19:08,490 --> 00:19:10,830 そんなフラフラじゃ危ないよ。 271 00:19:10,830 --> 00:19:14,000 今 小テスト中だから言いづらくて。 272 00:19:14,000 --> 00:19:19,670 って ほら白石くん 早く教室に入んなきゃ。 273 00:19:19,670 --> 00:19:22,000 うん…。 274 00:19:22,000 --> 00:19:25,840 《久保さん 大丈夫じゃないよな。 275 00:19:25,840 --> 00:19:30,350 テスト中じゃ 久保さんを保健室に 連れていける人なんて…。 276 00:19:30,350 --> 00:19:34,180 でも 階段から落ちられても困るし 277 00:19:34,180 --> 00:19:38,020 もともと 授業は2時限目から 出るつもりだったし。 278 00:19:38,020 --> 00:19:43,190 もしかしたら 僕から うつったかもしれないし》 279 00:19:43,190 --> 00:19:46,200 久保さん。 280 00:19:46,200 --> 00:19:49,100 保健室 一緒に行こ? 281 00:19:51,370 --> 00:19:54,570 きつかったら 肩…。 282 00:19:57,370 --> 00:20:00,870 いや えっと… なんでもない。 283 00:20:04,380 --> 00:20:07,880 一緒に保健室 行ってくれるの? 284 00:20:07,880 --> 00:20:11,220 迷惑じゃなかったら。 285 00:20:11,220 --> 00:20:14,220 フフ…。 286 00:20:14,220 --> 00:20:19,120 ありがとう お願いしちゃおっかな。 287 00:20:22,400 --> 00:20:24,700 あっ…。 288 00:20:27,240 --> 00:20:29,440 うん。 289 00:20:32,410 --> 00:20:34,410 失礼します。 290 00:20:34,410 --> 00:20:38,580 あれ? 先生いない。 291 00:20:38,580 --> 00:20:41,380 《とりあえず 久保さんを》 292 00:20:49,260 --> 00:20:53,030 《どうしよう 先生探してくる? 293 00:20:53,030 --> 00:20:57,200 熱くらいは 測ったほうがいいか…》 294 00:20:57,200 --> 00:21:00,700 白石くん ありがとう。 295 00:21:00,700 --> 00:21:03,400 どういたしまして。 296 00:21:06,210 --> 00:21:11,710 白石くんの手 冷たくて気持ちいいね。 297 00:21:17,390 --> 00:21:20,060 久保さんは あったかい…。 298 00:21:20,060 --> 00:21:22,060 (寝息) 299 00:21:22,060 --> 00:21:24,230 《って 寝た!?》 300 00:21:24,230 --> 00:21:27,730 はぁ… 勘弁してよ。 301 00:21:27,730 --> 00:21:30,230 あれ? 誰かいる? 302 00:21:30,230 --> 00:21:34,070 はい! すみません 勝手に。 いいよ いいよ。 303 00:21:34,070 --> 00:21:37,570 ちょっと熱がありそうだったので ベッドで寝かせてます。 304 00:21:37,570 --> 00:21:42,410 あら ありがとう。 あとは任せてね。 305 00:21:42,410 --> 00:21:45,710 よろしくお願いします。 306 00:21:54,190 --> 00:22:01,200 《今日の僕は なんというか 全然 似合わないけど 307 00:22:01,200 --> 00:22:05,200 そんなの わかってるけど…。 308 00:22:05,200 --> 00:22:08,900 なんか 主人公みたい》