1 00:01:36,230 --> 00:01:38,250 (ばんば)こうやって…。 2 00:01:38,250 --> 00:01:41,280 (まやや)燃えろ~ 燃えろ~。 ぬおっ! 3 00:01:41,280 --> 00:01:44,310 ばんばさん 焼き芋のお芋って→ 4 00:01:44,310 --> 00:01:47,340 火を燃やす前に 入れとくんじゃなかったですかい? 5 00:01:47,340 --> 00:01:50,370 (ばんば)大丈夫 大丈夫。 あっ。 6 00:01:50,370 --> 00:01:52,390 (まやや)ぬおっ! ばんばさんの頭に火が! 7 00:01:52,390 --> 00:01:57,450 (月海)<お母さん 今日は お父さんが畑で作ったサツマイモで→ 8 00:01:57,450 --> 00:02:00,480 尼~ずのみんなと たき火をしました> 9 00:02:00,480 --> 00:02:03,510 鎮火。 (ジジ)香ばしい…。 10 00:02:03,510 --> 00:02:08,560 <昔 よく家族でやりましたよね たき火> 11 00:02:08,560 --> 00:02:11,590 <そう あの日も> 12 00:02:11,590 --> 00:02:15,630 (月海の母) 《月海。 薪 拾いに行こうか》 13 00:02:15,630 --> 00:02:17,650 (月海)《うん!》 (月海の父)《おい》→ 14 00:02:17,650 --> 00:02:20,680 《あまり 無理するなよ》 《大丈夫 大丈夫》 15 00:02:20,680 --> 00:02:23,710 (月海)《見て お母さん!》→ 16 00:02:23,710 --> 00:02:26,740 《こっちに いっぱい 流木 落ちとるよ!》 17 00:02:26,740 --> 00:02:29,930 《流木は すっごく よく燃えるもんね》 18 00:02:29,930 --> 00:02:32,120 《月海 いっぱい拾う!》 19 00:02:32,120 --> 00:02:36,160 (月海の母) 《あら 月海 よう知っとるね》 20 00:02:36,160 --> 00:02:39,190 《えへ だって 去年も たき火やったけん》 21 00:02:39,190 --> 00:02:45,250 《あっ。 わー 見て! お母さん こんなにでっかい!》 22 00:02:45,250 --> 00:02:48,250 《お母さん…?》 23 00:02:51,310 --> 00:02:54,310 (まやや)まだか~。 24 00:02:56,360 --> 00:03:01,420 <あれから もう何年もたつのに 月海は まだ駄目なのです> 25 00:03:01,420 --> 00:03:05,460 <こういうことで 勝手に 涙が出てきてしまうのです> 26 00:03:05,460 --> 00:03:09,460 <こんな日は クラゲに 会いたくなってしまいます> 27 00:03:15,560 --> 00:03:18,590 (修)《老舗の料亭や 呉服店のだんな衆が→ 28 00:03:18,590 --> 00:03:22,630 再開発 反対派に…。 しばらくは 様子見だな》 29 00:03:22,630 --> 00:03:25,660 ・(ドアの開く音) (蔵之介)兄貴ー。 30 00:03:25,660 --> 00:03:27,680 (修)勝手に入ってくるなって 言ってるだろ。 31 00:03:27,680 --> 00:03:32,050 親父の部屋にも入っちゃった。 お前 また家捜ししたな。 32 00:03:32,050 --> 00:03:36,090 ああ でも見つからなかった 母さんの住所。 33 00:03:36,090 --> 00:03:40,130 大変ですねえ お兄さまは 休みの日も お仕事で。 34 00:03:40,130 --> 00:03:43,160 うん? 何これ… あっ。 35 00:03:43,160 --> 00:03:47,200 うん あそこも 再開発地域に入ってるぞ。 36 00:03:47,200 --> 00:03:50,230 高層のホテルが建つ計画だ。 37 00:03:50,230 --> 00:03:54,270 せいやー! 芋 食ってる場合かー! 38 00:03:54,270 --> 00:03:56,290 芋 置け! 全員 芋 置け! 39 00:03:56,290 --> 00:03:58,310 はい 全員これ見ろ! 40 00:03:58,310 --> 00:04:02,350 超 機密書類。 2年後の再開発で ここ→ 41 00:04:02,350 --> 00:04:04,370 超 高層ホテルに なっちゃうそうです! 42 00:04:04,370 --> 00:04:06,390 (月海)再開発…? 43 00:04:06,390 --> 00:04:08,390 (千絵子)高層ホテル? 44 00:04:14,480 --> 00:04:17,510 えー 大丈夫でしょー。 45 00:04:17,510 --> 00:04:19,530 ねえ? (千絵子)うん うん うん。 46 00:04:19,530 --> 00:04:22,560 何 その根拠のない ポジティブシンキング。 47 00:04:22,560 --> 00:04:26,600 どうすんだよ ここ なくなったら。あんたら全員 ニートでしょ。 48 00:04:26,600 --> 00:04:29,800 ニートではない。 自由人だ。 49 00:04:29,800 --> 00:04:35,010 それに もったいないよ こんな レトロな建物がなくなっちゃ! 50 00:04:35,010 --> 00:04:39,050 なくなりはせぬー! 尼寺は永久に不滅じゃ! 51 00:04:39,050 --> 00:04:42,080 ここが なくなるなんてことは 神が許しても わしが許さーん! 52 00:04:42,080 --> 00:04:46,120 (千絵子)大丈夫よ まやや。 再開発は計画段階だから→ 53 00:04:46,120 --> 00:04:50,160 反対派も頑張ってるし。 ああ 何だ 知ってるの? 54 00:04:50,160 --> 00:04:52,180 (ばんば)ああ。 われわれだって→ 55 00:04:52,180 --> 00:04:54,200 「区民だより」ぐらい 目を通しておる。 56 00:04:54,200 --> 00:04:56,220 区民だから。 57 00:04:56,220 --> 00:04:59,250 (千絵子)大丈夫 大丈夫。 だから まやや 泣かないで。 58 00:04:59,250 --> 00:05:01,270 (まやや)「俺が天下に背こうとも→ 59 00:05:01,270 --> 00:05:05,310 天下が俺に背くことは許さん!」 by 曹操。 60 00:05:05,310 --> 00:05:10,360 ハァ~ まともな反応を期待した 俺がバカだったんだな。 61 00:05:10,360 --> 00:05:14,410 (月海)あの… 帰ってください。 いつも言ってますけど。→ 62 00:05:14,410 --> 00:05:19,460 わたし 今日 これからちょっと 外出を予定しておりますので。 63 00:05:19,460 --> 00:05:22,490 珍しい! どこ行くの? 買い物? 64 00:05:22,490 --> 00:05:25,520 ちょっ ちょっと クラゲを見に水族館へ。 65 00:05:25,520 --> 00:05:28,550 俺も行くー! 暇だし。 66 00:05:28,550 --> 00:05:31,920 えっ! む む 無理です! 近所じゃないんです。 67 00:05:31,920 --> 00:05:35,960 湘南の新江ノ島水族館なので 遠いです。 68 00:05:35,960 --> 00:05:40,000 そんなの車とばしゃ すぐじゃん。 兄貴のベンツ 借りよう。 69 00:05:40,000 --> 00:05:42,020 運転手付き。 えっ。 70 00:05:42,020 --> 00:05:45,050 この間みたく また思いっ切り変身してさ。 71 00:05:45,050 --> 00:05:49,090 月海 お芋って まだ残ってる? んっ! 72 00:05:49,090 --> 00:05:51,110 ううっ。→ 73 00:05:51,110 --> 00:05:53,130 まだまだ あるわよー。 74 00:05:53,130 --> 00:05:56,160 すげー! これ どれでも借りていいの? 75 00:05:56,160 --> 00:05:58,180 ウフフ うれしいわ。 76 00:05:58,180 --> 00:06:01,210 月海が着物の素晴らしさに 目覚めてくれるなんて。 77 00:06:01,210 --> 00:06:03,230 あっ この柄 カワイイじゃん。 78 00:06:03,230 --> 00:06:07,270 ウフフ… お目が高い。 79 00:06:07,270 --> 00:06:09,290 それは 昭和初期の アンティーク帯で→ 80 00:06:09,290 --> 00:06:12,320 わたしが いつも行く 西荻の着物屋さんで手に入れたの。 81 00:06:12,320 --> 00:06:14,340 すんごく状態がいいでしょう。 82 00:06:14,340 --> 00:06:18,380 この年代で このコンディションはなかなか ないと思いますわよ。 83 00:06:18,380 --> 00:06:21,420 この帯は もともと袋帯だったのを 名古屋帯に作り変えてて→ 84 00:06:21,420 --> 00:06:23,440 日常遣いできるように してあるから→ 85 00:06:23,440 --> 00:06:27,480 小紋でも何でも合わせやすいのよ。千絵子さん 顔が怖いです…。 86 00:06:27,480 --> 00:06:30,840 合わせるなら 思い切って 半襟もバラの柄にして…。 87 00:06:30,840 --> 00:06:32,860 千絵子さん着せてあげてよ。 88 00:06:32,860 --> 00:06:35,890 着付けは さすがに 分かんないから 俺。 89 00:06:35,890 --> 00:06:41,950 ・「オレ! ランランラン…」 90 00:06:41,950 --> 00:06:44,980 オレ! オレ オレ オレ! 91 00:06:44,980 --> 00:06:49,020 「俺」は やめてください 俺は。 分かった 分かったから。 92 00:06:49,020 --> 00:06:54,070 (千絵子)さあ 月海。 めくるめく官能の世界へ…。 93 00:06:54,070 --> 00:06:56,070 お兄ちゃん! 94 00:06:58,110 --> 00:07:01,110 お兄たまのベンツ 貸して。 95 00:07:04,170 --> 00:07:07,200 って 何で兄貴が運転してんの? 96 00:07:07,200 --> 00:07:10,200 花森さんは 親父のお供で 箱根でゴルフだ。 97 00:07:12,250 --> 00:07:14,250 (花森)ファ~! 98 00:07:19,320 --> 00:07:22,320 (花森)今日も また一段と ナイスショットですね。 99 00:07:24,370 --> 00:07:26,390 んなこと言って 月海ちゃんがいるから→ 100 00:07:26,390 --> 00:07:27,410 ついてきちゃったんでしょ。 101 00:07:27,410 --> 00:07:30,770 月海さん。 あっ はい。 102 00:07:30,770 --> 00:07:34,810 先日 眼鏡を届けに そちらに 伺ったのですが→ 103 00:07:34,810 --> 00:07:38,850 大変 申し訳ありませんでした。 えっ? 104 00:07:38,850 --> 00:07:41,880 直接 手渡ししようと 思ったんですが できなくて。 105 00:07:41,880 --> 00:07:44,880 《「直接 手渡しできなくて」?》 106 00:07:46,930 --> 00:07:49,960 《ああ そっか! わたしが 気持ち悪いから→ 107 00:07:49,960 --> 00:07:51,980 手が触れるのは嫌だってことか》 108 00:07:51,980 --> 00:07:55,010 (クララ)クララでつ。 誰も そんなこと言ってないのに→ 109 00:07:55,010 --> 00:07:57,030 自分が 気持ち悪いなんて。 110 00:07:57,030 --> 00:08:02,080 これぞ オタ女子ならではの 超解釈なのでつ。 111 00:08:02,080 --> 00:08:06,800 《あっ でも 今 わたし 緊張せずに 普通に話してる》 112 00:08:06,800 --> 00:08:09,490 月海 食べる? 《眼鏡 掛けてないからかな》 113 00:08:09,490 --> 00:08:11,490 どうした? ぼけっとして。 114 00:08:13,190 --> 00:08:19,250 へえ~ すごいね ここ。 最近人気ってのは 聞いてたけど。 115 00:08:19,250 --> 00:08:22,280 わあー! うん? 116 00:08:22,280 --> 00:08:26,320 月海さん? あれ? 月海 いつもより動きが…。 117 00:08:26,320 --> 00:08:28,320 月海! ちょっと。 118 00:08:29,530 --> 00:08:34,740 さあ! クラゲの展示室に 向かいましょう! 119 00:08:34,740 --> 00:08:37,770 早く 早く! 120 00:08:37,770 --> 00:08:39,770 月海… 別人みたい。 121 00:08:42,820 --> 00:08:44,840 アハッ アハハハッ! 122 00:08:44,840 --> 00:08:46,860 あー タコクラゲ増えてる! 123 00:08:46,860 --> 00:08:48,880 ちっちゃいのが 何匹も! 124 00:08:48,880 --> 00:08:52,920 クララより 全然 おチビちゃんが いっぱい! 125 00:08:52,920 --> 00:08:54,940 あんなに うれしそうにして。 126 00:08:54,940 --> 00:08:57,970 月海さんは 自然を愛する 素晴らしい女性なんだな。 127 00:08:57,970 --> 00:09:01,000 いやいや ただの クラゲ オタクですよー! 128 00:09:01,000 --> 00:09:05,040 月海さん…。 聞こえてますかー? 129 00:09:05,040 --> 00:09:12,110 あの! お兄さま。 ここに こう 立ってもらえませぬか? 130 00:09:12,110 --> 00:09:15,140 えっ?→ 131 00:09:15,140 --> 00:09:19,140 こうでしょうか? はっ はい。 では。 132 00:09:21,200 --> 00:09:24,230 はーっ!! やっぱり似てる! えっ? 133 00:09:24,230 --> 00:09:27,260 思ったとおり。 お兄さんは クラゲの中でも→ 134 00:09:27,260 --> 00:09:31,650 プリンス的な 存在 アマクサクラゲに そっくりです! 135 00:09:31,650 --> 00:09:36,700 触手が 長い感じとかも たたずまいが 似てます! 136 00:09:36,700 --> 00:09:39,730 あっ。 ええっ…。 137 00:09:39,730 --> 00:09:41,750 あの…。 138 00:09:41,750 --> 00:09:44,780 えっ? 何。 139 00:09:44,780 --> 00:09:46,800 えっ? ええっ! 140 00:09:46,800 --> 00:09:49,800 あの… ちょっと。 ちょっとだけ。 141 00:09:52,860 --> 00:09:54,880 どいてもらって いいですか? ええっ!? 142 00:09:54,880 --> 00:09:57,910 こっちのクラゲ 初 お目見えみたいで。 143 00:09:57,910 --> 00:10:00,940 眼鏡ないから 張り付きたいので。 はい はい…。 144 00:10:00,940 --> 00:10:02,940 俺 トイレ行ってくるわ。 145 00:10:04,980 --> 00:10:09,020 そして 堂々と 女子トイレに入る 俺。 146 00:10:09,020 --> 00:10:24,170 ・~ 147 00:10:24,170 --> 00:10:27,200 …って 何やってんだ? 俺。 148 00:10:27,200 --> 00:10:29,220 あー!! 何やってるの! 149 00:10:29,220 --> 00:10:31,580 あなた ここ 女子トイレですよ! 150 00:10:31,580 --> 00:10:36,630 あら イケメン。 すみません。 間違えました。 151 00:10:36,630 --> 00:10:38,650 気を付けてちょうだいね。 152 00:10:38,650 --> 00:10:42,650 何だろうな… 何で あんな カワイイんだろうな。 153 00:10:44,710 --> 00:10:47,740 《楽しそうにしている 月海を 初めて見たからか?》 154 00:10:47,740 --> 00:10:52,790 《ああ そっか。 よく考えたら 月海と目を合わせて話したのって→ 155 00:10:52,790 --> 00:10:55,820 今日が 初めて…》 156 00:10:55,820 --> 00:10:57,820 あっ。 157 00:11:01,880 --> 00:11:05,880 あれ? 何で 俺 ムカついてんの? 158 00:11:13,340 --> 00:11:17,380 《幼稚園 小学校 中学 高校 そして 大学と→ 159 00:11:17,380 --> 00:11:20,410 いくらでも 女の子が寄ってきた》 160 00:11:20,410 --> 00:11:23,440 《街を歩けば スカウトの嵐。 モデル事務所 アイドル事務所→ 161 00:11:23,440 --> 00:11:28,490 音楽事務所まで。 ポケットの中は いつも 名刺で いっぱい》 162 00:11:28,490 --> 00:11:32,530 《うちの高校で 一番の美人も 隣の高校で 一番の美人も→ 163 00:11:32,530 --> 00:11:35,560 あちこちの大学の ミスコン1位の美人も→ 164 00:11:35,560 --> 00:11:38,590 み~んな 俺の彼女だった》 165 00:11:38,590 --> 00:11:42,630 《モテて モテて モテ過ぎて そのせいで トラブルも多くて》 166 00:11:42,630 --> 00:11:44,650 《もう 女は 飽き飽き》 167 00:11:44,650 --> 00:11:46,670 《モテるのなんて めんどくせーって→ 168 00:11:46,670 --> 00:11:48,700 うんざりしちゃってる 俺が…》 169 00:11:48,700 --> 00:11:52,740 《この俺が よりによって 俺様が!》 170 00:11:52,740 --> 00:11:57,790 《超堅物眼鏡男子 (議員秘書チーム所属)》 171 00:11:57,790 --> 00:12:03,850 《クラゲ大好き オタク女子 (尼~ず所属)の この光景に→ 172 00:12:03,850 --> 00:12:06,880 何でこんなに ムカついてるわけ?》 173 00:12:06,880 --> 00:12:08,880 えーっと…。 174 00:12:12,260 --> 00:12:16,300 あの お二人さん。 公衆の面前ですよ。 175 00:12:16,300 --> 00:12:20,340 はいは~い! って 離れんかーい! 176 00:12:20,340 --> 00:12:23,370 ああ…。 どうしたんだよ 月海? 177 00:12:23,370 --> 00:12:27,410 何 泣いて…。 あ~あ メーク ぐちゃぐちゃ。 178 00:12:27,410 --> 00:12:31,450 すいません。 トイレで 顔 洗ってきます。 179 00:12:31,450 --> 00:12:34,480 えーっ なるべく 目は よけろよ! 180 00:12:34,480 --> 00:12:37,480 まっ 今日は ウオータープルーフだから 大丈夫か。 181 00:12:39,530 --> 00:12:41,550 ふんっ! 痛っ。 182 00:12:41,550 --> 00:12:45,590 何だよ 今の! わ… 分かんない。 183 00:12:45,590 --> 00:12:48,620 「分かんない」じゃ ねえよ! お前 年 幾つだ? 184 00:12:48,620 --> 00:12:52,660 3… 30。 有名政治家の息子秘書が→ 185 00:12:52,660 --> 00:12:55,700 こんな所で 10も年下の女の子に 抱き付くなんて! 186 00:12:55,700 --> 00:12:57,720 お前 通報しちゃうぞ! 187 00:12:57,720 --> 00:13:00,750 待て! 違うんだ。 188 00:13:00,750 --> 00:13:02,770 俺は ただ 急に彼女が…。 189 00:13:02,770 --> 00:13:07,820 泣きだしたから どうしていいか 分からなくて 思わず…。 190 00:13:07,820 --> 00:13:11,820 彼女 「クラゲを見てたら 思い出した」って。 191 00:13:20,270 --> 00:13:26,330 (月海の母)《月海 ごめんね。 お母さんね 見てるから》→ 192 00:13:26,330 --> 00:13:30,370 《月海のこと お空の上から ずっと》→ 193 00:13:30,370 --> 00:13:35,420 《だから 泣かないで。 ねっ? 月海》 194 00:13:35,420 --> 00:13:38,450 (すすり泣き) 195 00:13:38,450 --> 00:13:41,480 《だ… 大丈夫?》 196 00:13:41,480 --> 00:13:47,540 《ごめんなさい。 これ 前 来たときは いなかったから》 197 00:13:47,540 --> 00:13:49,560 (すすり泣き) 198 00:13:49,560 --> 00:13:51,580 《つ… 月海さん》 199 00:13:51,580 --> 00:13:54,610 《泣いちゃ 駄目》 200 00:13:54,610 --> 00:13:57,640 《母が…》 《何…?》 201 00:13:57,640 --> 00:14:04,640 《亡くなるとき 泣かないって 約束…》 202 00:14:06,740 --> 00:14:11,740 《大丈夫 泣けばいい。 大丈夫だから》 203 00:14:18,190 --> 00:14:20,190 ハァ…。 204 00:14:26,270 --> 00:14:31,320 ハァ…。 《うん。 ちょっと 落ち着いた》 205 00:14:31,320 --> 00:14:35,320 はっ! 《あれ? 今 わたしに 何が?》 206 00:14:38,390 --> 00:14:44,450 (修)《つ… 月海さん 大丈夫 泣けばいい。 大丈夫だから》 207 00:14:44,450 --> 00:14:46,470 《なっ 何でござるか?》 208 00:14:46,470 --> 00:14:49,500 《この サーモグラフィー的 体感温度記憶は?》 209 00:14:49,500 --> 00:14:53,540 《背中と 肩と ほ ほ ほっぺたの辺りに→ 210 00:14:53,540 --> 00:14:58,590 あったかい感触と 眼鏡のつるの 冷えた感触が》 211 00:14:58,590 --> 00:15:02,630 《もしかして わたし ひょっとして あのお兄さんに→ 212 00:15:02,630 --> 00:15:04,630 だっ だっ だっ!》 213 00:15:07,680 --> 00:15:11,050 《だっ 抱き締められた!! なっ… なぜに!?》 214 00:15:11,050 --> 00:15:13,070 《Why なぜに?》 215 00:15:13,070 --> 00:15:15,090 《あっ… そうか》 216 00:15:15,090 --> 00:15:18,120 《わたしが 人前で わんわん泣いてしまったから?》 217 00:15:18,120 --> 00:15:23,170 《人さまに迷惑故… つまり こういうことでありますか!?》 218 00:15:23,170 --> 00:15:26,200 《ムツゴロウさん的な?》 219 00:15:26,200 --> 00:15:30,240 《こういうときはですねえ 抱き締めてやるんですねえ》 220 00:15:30,240 --> 00:15:32,260 《そうするとですねえ…》 221 00:15:32,260 --> 00:15:36,300 《な… 何て 優しい人!》 222 00:15:36,300 --> 00:15:38,320 お嬢さん。 鼻血が出てるよ。 223 00:15:38,320 --> 00:15:40,340 うわー!! 大丈夫 大丈夫。 224 00:15:40,340 --> 00:15:43,370 女子トイレは 入り慣れてるから。 225 00:15:43,370 --> 00:15:46,400 はい 鼻血 ふいて。 顔 ふいて。 226 00:15:46,400 --> 00:15:48,420 着物も とんとんして。 227 00:15:48,420 --> 00:15:51,450 で… シャキーン。 228 00:15:51,450 --> 00:15:54,480 あっ…。 229 00:15:54,480 --> 00:15:57,480 封印! はぁ? 230 00:16:02,560 --> 00:16:06,600 《駄目だ… やっぱり 見えると 緊張して 何も 話せない》 231 00:16:06,600 --> 00:16:09,630 月海。 あっ はい。 232 00:16:09,630 --> 00:16:13,000 何か… ごめん。 俺 知らなくて。 233 00:16:13,000 --> 00:16:15,000 月海の お母さんのこと。 234 00:16:17,040 --> 00:16:22,090 あ… わっ わたしの方こそ 恥ずかしいところを…。 235 00:16:22,090 --> 00:16:24,110 分かるよ。 俺。 へっ? 236 00:16:24,110 --> 00:16:26,110 月海の気持ち 分かる。 237 00:16:33,200 --> 00:16:35,220 あっ あの…。 238 00:16:35,220 --> 00:16:38,250 本日は どうも 大変お世話になりました。 239 00:16:38,250 --> 00:16:40,270 ごごご… ご迷惑ばかり お掛けしまして。 240 00:16:40,270 --> 00:16:42,290 では… 失礼します! 241 00:16:42,290 --> 00:16:45,320 《よしよし。 眼鏡を掛ければ 魔法が解けて→ 242 00:16:45,320 --> 00:16:48,350 尼~ずに 逆戻りなのでした》 243 00:16:48,350 --> 00:16:52,390 《…って 何が よしよしなんだ? 俺は》 244 00:16:52,390 --> 00:16:54,410 あっ! 245 00:16:54,410 --> 00:16:56,430 ハァ…。 (まやや)ぬお~!→ 246 00:16:56,430 --> 00:16:59,460 エマージェンシー エマージェンシー略して エマジェン!→ 247 00:16:59,460 --> 00:17:02,490 筆ペンの先が 摩耗してもうたー!(千絵子)あっ。 248 00:17:02,490 --> 00:17:05,520 なっ 何事? (千絵子)月海 遅かったじゃないの! 249 00:17:05,520 --> 00:17:08,550 緊急事態よ。 早く 大広間へ。 250 00:17:08,550 --> 00:17:11,550 目白先生からの 勅命なの! 251 00:17:12,930 --> 00:17:14,950 ばんばさん こっちも全部 べた塗って! 252 00:17:14,950 --> 00:17:17,980 (ばんば)う~い。 これ 全然 まだ 真っ白…。 253 00:17:17,980 --> 00:17:20,000 (千絵子)あー! ばんばさん 髪!→ 254 00:17:20,000 --> 00:17:23,030 墨汁付いてる! 付いてる! 255 00:17:23,030 --> 00:17:27,070 いつもの筆ペンが 売り切れじゃー! 256 00:17:27,070 --> 00:17:29,090 (千絵子)あー! ジジさま。→ 257 00:17:29,090 --> 00:17:31,110 勝手に 枯れた親父 描き足すの やめて! 258 00:17:31,110 --> 00:17:33,130 (ばんば)ジジさま うまいなあ。 259 00:17:33,130 --> 00:17:36,160 筆ペンがー! セーラーの筆ペンじゃないと→ 260 00:17:36,160 --> 00:17:38,180 修正液が うまくのらないのにー!(千絵子)あー もう→ 261 00:17:38,180 --> 00:17:41,210 頼りにならないったら。 月海 早く着替えてきて。 262 00:17:41,210 --> 00:17:44,210 あんただけが 即戦力よ。 はっ はい! 263 00:17:46,260 --> 00:17:49,290 あれ? ぬ… 脱ぎ方が分からん。 264 00:17:49,290 --> 00:17:51,310 これを ほどいて…。 265 00:17:51,310 --> 00:17:55,350 えー? 着物って 全然 分からん。 266 00:17:55,350 --> 00:17:59,390 ・(千絵子)月海 早く! ・(まやや)筆ペンが~! 267 00:17:59,390 --> 00:18:02,420 ・(千絵子)ギャー! ばんばさんが 墨汁 倒した! 268 00:18:02,420 --> 00:18:04,440 ・(千絵子)あー! うわっ! 269 00:18:04,440 --> 00:18:07,470 《こうなったら 無理やりー!》 270 00:18:07,470 --> 00:18:09,490 ぬぬぬ! ふぬぬ…! 271 00:18:09,490 --> 00:18:10,850 ・(千絵子)あー! ていっ! 272 00:18:10,850 --> 00:18:13,880 ぬっはー!! 273 00:18:13,880 --> 00:18:16,910 …って もう駄目。 274 00:18:16,910 --> 00:18:20,910 千絵子さーん これ 脱ぎ方が分かんなーい。 275 00:18:22,970 --> 00:18:26,000 えっ…。 276 00:18:26,000 --> 00:18:29,030 今日は 色々 失礼いたしました。→ 277 00:18:29,030 --> 00:18:32,030 それだけ 言いたくて…。 では。 278 00:18:34,080 --> 00:18:36,080 (ドアの開閉音) 279 00:18:46,200 --> 00:18:48,200 あんたもかい! 280 00:18:49,900 --> 00:18:53,270 何でだよ もう。 2人して鼻血って。 281 00:18:53,270 --> 00:18:56,300 たかが ハグしただけで… うん? 282 00:18:56,300 --> 00:18:59,330 あれ? 何か 今 引っ掛かったぞ。 283 00:18:59,330 --> 00:19:05,390 《俺が この家に来たとき 兄貴は 高校生だった》 284 00:19:05,390 --> 00:19:08,420 《10年以上 同じ屋根の下に 暮らしてるけど→ 285 00:19:08,420 --> 00:19:12,420 そういえば 兄貴の彼女って 見たことない》 286 00:19:16,840 --> 00:19:19,840 (秘書官)総理。 明日の朝刊です。 287 00:19:21,890 --> 00:19:23,910 (根岸)表は? 288 00:19:23,910 --> 00:19:25,930 (秘書官)各新聞社と テレビ局で いっぱいです。 289 00:19:25,930 --> 00:19:28,960 そうか…。 じゃあ 今夜の食事会は 中止…。 290 00:19:36,030 --> 00:19:38,050 もちもち? 蔵ぴょん? 291 00:19:38,050 --> 00:19:41,080 あっ おじさん? ごめんね 大変なときに。 292 00:19:41,080 --> 00:19:45,120 大丈夫 大丈夫! まだ 9%もあるから~! 293 00:19:45,120 --> 00:19:48,150 キュッ キュッ おっはげのキュ~! 294 00:19:48,150 --> 00:19:52,190 兄貴ってさあ おじさんと 昔から仲いいじゃん。 295 00:19:52,190 --> 00:19:55,220 うん~。 仲良しだお。 296 00:19:55,220 --> 00:19:58,250 兄貴から 女関係の話って 聞いたことある? 297 00:19:58,250 --> 00:20:00,270 彼女とか 見たことないんだけど。 298 00:20:00,270 --> 00:20:03,300 うちが厳しいから 連れてこないのかなあ? 299 00:20:03,300 --> 00:20:06,330 (根岸)何言ってんの 蔵ぴょん。 300 00:20:06,330 --> 00:20:08,350 シュウシュウは 童貞だよ。 301 00:20:08,350 --> 00:20:11,350 今 はやりの 中年童貞。 あっ! 302 00:20:14,750 --> 00:20:16,770 あと 何枚? 303 00:20:16,770 --> 00:20:18,790 (千絵子)月海が やってるページで終わりよ。 304 00:20:18,790 --> 00:20:20,810 はよ せんかい。 305 00:20:20,810 --> 00:20:24,850 (まやや)月海! そのページに その筆ペンに 命を懸けろ! 306 00:20:24,850 --> 00:20:28,890 《ああ… 見られてしまった!》 307 00:20:28,890 --> 00:20:32,930 《高校生のときから着ている へぼい よれよれのタンクトップ一丁姿》 308 00:20:32,930 --> 00:20:36,970 《ああっ! ノーブラジャー ノーライフ?》 309 00:20:36,970 --> 00:20:38,990 嫌ー!! 310 00:20:38,990 --> 00:20:42,020 あー! 何やってんのよ 月海! 311 00:20:42,020 --> 00:20:44,040 (ばんば)原稿に 墨汁が。 (千絵子)早く ふくもの ふくもの。 312 00:20:44,040 --> 00:20:46,060 (ジジ)ぞうきん ぞうきん。 記憶を消してー! 313 00:20:46,060 --> 00:20:49,090 ひいー! ばんばさんの髪で ふけーい! 314 00:20:49,090 --> 00:20:52,120 まやや! それって 逆効果! 315 00:20:52,120 --> 00:20:55,150 (まやや)どうした? 月海殿! あー 嫌! 耐えられない。 316 00:20:55,150 --> 00:20:57,170 (まやや)顔が 真っ青ですぞ。 嫌ー!! 317 00:20:57,170 --> 00:21:00,200 (まやや)80年代風に言うと 「真っつぁお」ですぞ! 318 00:21:00,200 --> 00:21:03,230 嫌ー!! 319 00:21:03,230 --> 00:21:06,260 《母さん 俺 耐えられないよ》 320 00:21:06,260 --> 00:21:08,280 《つまり そういうことだろう?》 321 00:21:08,280 --> 00:21:10,300 《俺って… 今日の俺って→ 322 00:21:10,300 --> 00:21:13,330 処女と 童貞の ラブシーンに 嫉妬したってこと?》 323 00:21:13,330 --> 00:21:15,350 嫌だ! 324 00:21:15,350 --> 00:21:17,370 (月海・蔵之介)耐えられないー!! 325 00:21:17,370 --> 00:21:27,370 ・~ 326 00:25:07,340 --> 00:25:10,370 (敏夫)起き上がりの襲撃と 殺人を 一緒にするな! 327 00:25:10,370 --> 00:25:15,420 (静信)君はアベルなのかい? (正雄)夏野 火葬されたの? 328 00:25:15,420 --> 00:25:18,420 (恭子の悲鳴)