1 00:02:07,361 --> 00:02:09,363 これ 売ってよ。 2 00:02:16,870 --> 00:02:18,872 ウフフフフ…。 3 00:02:26,980 --> 00:02:28,982 (梅梅)んっ…。 4 00:02:35,989 --> 00:02:37,991 フッ…。 5 00:02:46,833 --> 00:02:49,002 (やり手婆)ヘッヘヘヘヘ…。 6 00:02:49,002 --> 00:02:51,838 (白鈴)何? おばば この量。 7 00:02:51,838 --> 00:02:55,008 (女華)猫猫からの注文らしい。 また? 8 00:02:55,008 --> 00:02:58,345 いい稼ぎになりそうだ。 9 00:02:58,345 --> 00:03:00,680 言われたとおりに 届けてやってくれ。 10 00:03:00,680 --> 00:03:02,683 (右叫)わかりました。 11 00:03:06,186 --> 00:03:08,188 (梨花)フッ…。 12 00:03:11,191 --> 00:03:15,696 (壬氏)きれいですね。 (梨花)部屋に飾ろうと思って。 13 00:03:15,696 --> 00:03:19,966 お変わりないですか? (里樹)あっ… はい。 14 00:03:19,966 --> 00:03:39,986 /~ 15 00:03:39,986 --> 00:03:48,995 /~ 16 00:03:48,995 --> 00:03:53,500 園遊会のあと 子昌殿から 侍女の増員を打診された。 17 00:03:53,500 --> 00:03:55,836 (高順)ですが この人数は…。 18 00:03:55,836 --> 00:04:00,340 ああ これでは 他の夫人たちの 矜持が保てないな。 19 00:04:00,340 --> 00:04:02,843 ごきげんよう。 20 00:04:02,843 --> 00:04:05,345 楼蘭妃。 21 00:04:05,345 --> 00:04:11,017 (鈴麗)あう~ あっ…。 あうっ! うぅ~ フッフッフッフッ…。 22 00:04:11,017 --> 00:04:13,019 んっ…。 23 00:04:13,019 --> 00:04:16,356 (玉葉)あら? 何か お探し? あっ… いえ。 24 00:04:16,356 --> 00:04:18,291 猫猫なら 医局に行ったわ。 25 00:04:18,291 --> 00:04:20,293 あっ…。 26 00:04:24,464 --> 00:04:27,467 ウフフッ…。 27 00:04:27,467 --> 00:04:29,469 春よね。 28 00:04:37,310 --> 00:04:39,312 (虞淵)フゥー…。 29 00:04:41,481 --> 00:04:43,483 何をやっている? 30 00:04:43,483 --> 00:04:45,485 (猫猫)何をと言われましても。 31 00:04:45,485 --> 00:04:47,821 香油を作っております。 32 00:04:47,821 --> 00:04:51,658 医局を掃除していて 蒸留装置を見つけたので。 33 00:04:51,658 --> 00:04:55,996 先日 青薔薇を作る際に用意した 薔薇の余りです。 34 00:04:55,996 --> 00:05:00,667 すごいにおいだな。 野生の薔薇に比べると薄いですよ。 35 00:05:00,667 --> 00:05:02,669 何か ご用でしょうか? 36 00:05:02,669 --> 00:05:05,672 んっ! これだけ香りが強いと> 37 00:05:05,672 --> 00:05:08,175 誰だって 気になるだろう。 う~ん…。 38 00:05:08,175 --> 00:05:11,845 ここでやるのは さすがに 翡翠宮では やりにくいからか? 39 00:05:11,845 --> 00:05:13,847 それもありますが…。 40 00:05:13,847 --> 00:05:17,617 香油の中には 子を流す作用を 持つ物もあります。 41 00:05:17,617 --> 00:05:21,121 よほど濃い物でなければ 問題ないと思いますが。 42 00:05:21,121 --> 00:05:23,790 では 後宮内で使われている 香水などは> 43 00:05:23,790 --> 00:05:27,627 規制しなくてもいいのか? ええ 問題ないかと。 44 00:05:27,627 --> 00:05:30,964 《やぶ医者は 人はいいが 口が軽い。 45 00:05:30,964 --> 00:05:34,134 まだ 玉葉妃の妊娠は 知らせないほうがいい》 46 00:05:34,134 --> 00:05:36,136 これは? んっ? 47 00:05:36,136 --> 00:05:38,972 酒を蒸留しています。 48 00:05:38,972 --> 00:05:42,809 何度も蒸留させると 濃いアルコールが取れるんです。 49 00:05:42,809 --> 00:05:45,478 んっ…。 んっ! 飲むのか? 50 00:05:45,478 --> 00:05:47,480 消毒用です。 51 00:05:47,480 --> 00:05:49,482 小さな公主のいる翡翠宮は> 52 00:05:49,482 --> 00:05:52,152 できるだけ 清潔にしておきたいので。 53 00:05:52,152 --> 00:05:56,323 そんなことができるのか。 これを 布に染み込ませて> 54 00:05:56,323 --> 00:06:00,160 拭き掃除をしたり 使い道は いろいろあります。 55 00:06:00,160 --> 00:06:03,997 よく知っているな。 西方では そう使うと。 56 00:06:03,997 --> 00:06:07,334 ああ たしか お前の養父は…。 (物音) 57 00:06:07,334 --> 00:06:09,669 お荷物 お持ちしました。 58 00:06:09,669 --> 00:06:11,872 うわっ! んっ? 59 00:06:15,842 --> 00:06:18,945 なんですか? これは。 ああ それは 嬢ちゃんが…。 60 00:06:18,945 --> 00:06:20,947 シャー! ひっ! 61 00:06:20,947 --> 00:06:24,284 壬氏様 お茶を入れますので 椅子に座っていてください。 62 00:06:24,284 --> 00:06:26,286 何が入ってる? うっ! 63 00:06:26,286 --> 00:06:30,290 いっ…。 これは 実家からの荷物で 大した物ではありませんので! 64 00:06:30,290 --> 00:06:34,461 ほう。 お前の実家から? 《なんて やつだ!》 65 00:06:34,461 --> 00:06:38,465 しっ… 下着が入っていますので…。 66 00:06:38,465 --> 00:06:41,968 あっ…。 そっ… そうか…。 フッ…。 67 00:06:41,968 --> 00:06:45,639 ですが 男2人がかりで 持ってくるなんて> 68 00:06:45,639 --> 00:06:47,974 この下着は 何製でしょうか? 69 00:06:47,974 --> 00:06:49,976 チッ! あっ! 70 00:06:52,145 --> 00:06:54,147 後宮で 問題なのは> 71 00:06:54,147 --> 00:06:57,651 性的に むくなことが 求められ過ぎていることです。 72 00:06:57,651 --> 00:07:01,988 後宮に集められる女官は 生娘が ほとんどです。 73 00:07:01,988 --> 00:07:04,824 帝の お眼鏡に かなったとして 無知なために> 74 00:07:04,824 --> 00:07:07,661 粗相があったりしたら ふびんでなりません。 75 00:07:07,661 --> 00:07:10,330 事前に 学習する必要があるかと。 76 00:07:10,330 --> 00:07:14,167 だから こんな物を用意したと? 77 00:07:14,167 --> 00:07:17,570 《なんの書物かといえば あれである。 あれ》 78 00:07:19,439 --> 00:07:21,441 《せっかく 紅娘様に ばれないよう> 79 00:07:21,441 --> 00:07:24,110 医局に届けてもらったのに。 80 00:07:24,110 --> 00:07:27,280 愛読する帝のために 取り寄せていた物を> 81 00:07:27,280 --> 00:07:31,284 少しばかり販路を増やそうと 多めに頼んだのだが> 82 00:07:31,284 --> 00:07:33,787 間が悪かったか…。 83 00:07:33,787 --> 00:07:37,624 んっ? えっ?》 (高順)これは…。 84 00:07:37,624 --> 00:07:40,293 ずいぶん きれいに作られていますね。 85 00:07:40,293 --> 00:07:42,295 いい紙を使っています。 86 00:07:42,295 --> 00:07:46,299 《そこか…。 実は むっつりなのかと思った》 87 00:07:46,299 --> 00:07:49,469 こういう本は 嫁入り道具にも使われますし> 88 00:07:49,469 --> 00:07:53,473 字が読めずとも 絵だけで 楽しめるので 需要があるんです。 89 00:07:53,473 --> 00:07:55,976 版画か。 木版画ではなく> 90 00:07:55,976 --> 00:07:58,311 金属板を使った印刷だそうです。 91 00:07:58,311 --> 00:08:01,815 それは すごいな。 はい。 せっかく いい品ですので> 92 00:08:01,815 --> 00:08:04,651 より多くの方に 見ていただくべきかと。 93 00:08:04,651 --> 00:08:07,554 それとこれとは 話が別だ。 94 00:08:11,658 --> 00:08:15,495 お気に召したならば 1冊 お納めになっては? うっ! 95 00:08:15,495 --> 00:08:18,098 あっ… いや そういうわけでは 断じてない! 96 00:08:18,098 --> 00:08:20,100 (せきばらい) 97 00:08:20,100 --> 00:08:22,602 まあ 今回だけは 見逃してやらんでもない。 98 00:08:22,602 --> 00:08:24,604 いいのですか!? 99 00:08:24,604 --> 00:08:27,107 これを販売している店を 教えてくれ。 100 00:08:27,107 --> 00:08:30,610 (高順/猫猫)んっ…。 あっ! だから 違う! 101 00:08:30,610 --> 00:08:32,779 印刷技術を知りたいだけだ! 102 00:08:32,779 --> 00:08:36,616 フフン! なっ…。 ええ わかっております。 103 00:08:36,616 --> 00:08:39,452 店の名前ですね。 がっ…。 104 00:08:39,452 --> 00:08:43,456 小猫。 なんでしょうか? 105 00:08:43,456 --> 00:08:47,293 際どいものについては 検閲の必要があるかと…。 106 00:08:47,293 --> 00:08:49,295 ですが 帝が> 107 00:08:49,295 --> 00:08:51,464 今までのでは もの足りないと おっしゃっていたので。 108 00:08:51,464 --> 00:08:53,466 だめです。 109 00:08:55,468 --> 00:09:00,073 《ああ… せっかく やり手婆に 厳選してもらったのに…》 110 00:09:05,812 --> 00:09:08,815 (小蘭)ハァ…。 111 00:09:08,815 --> 00:09:12,652 ああ… きれいな花が咲く その下に> 112 00:09:12,652 --> 00:09:15,355 私は 何を求めるのか…。 113 00:09:17,924 --> 00:09:22,929 フフフフ…。 ねえ 一体 何が埋まってると思う? 114 00:09:22,929 --> 00:09:24,931 う~ん… 馬ふん? 115 00:09:24,931 --> 00:09:27,934 ブフーッ! ケホッ ケホッ…。 あ~ がっつくから。 116 00:09:27,934 --> 00:09:32,272 猫猫のせいだよ! 今 大流行なんだからね この小説。 117 00:09:32,272 --> 00:09:35,942 小蘭って 文字 読めたっけ? 読めないよ。 118 00:09:35,942 --> 00:09:38,945 でも 読める子が みんなに 読み聞かせてくれるの。 119 00:09:38,945 --> 00:09:42,115 早く 続きを知りたいな~。 フフフフフフ…。 120 00:09:42,115 --> 00:09:44,117 《文字の読めない下女にまで> 121 00:09:44,117 --> 00:09:46,286 話が伝わっているということは> 122 00:09:46,286 --> 00:09:48,788 相当な人気のようだ》 123 00:09:48,788 --> 00:09:50,790 ふん…。 んっ? 124 00:09:50,790 --> 00:09:53,293 (ドアの開閉音) 125 00:09:53,293 --> 00:09:55,295 戻りました。 126 00:09:55,295 --> 00:09:57,630 なんです? それ。 (貴園)主上様が> 127 00:09:57,630 --> 00:09:59,966 妃全員に配られたそうよ。 128 00:09:59,966 --> 00:10:03,636 読み終わったら 他の者にも 見せてあげるといいって。 129 00:10:03,636 --> 00:10:06,139 (桜花)猫猫も読んでみる? 130 00:10:06,139 --> 00:10:09,642 《小蘭が言ってたのと 同じ物のようだな。 131 00:10:09,642 --> 00:10:12,812 大衆小説か。 上流階級では> 132 00:10:12,812 --> 00:10:15,648 あまり 上品なものとして 扱われないのに> 133 00:10:15,648 --> 00:10:18,318 どうして これを…。 んっ? 134 00:10:18,318 --> 00:10:22,655 この印 この間 壬氏様に教えたものだ。 135 00:10:22,655 --> 00:10:26,993 小説とはいえ 帝からの贈り物に ふさわしい品質。 136 00:10:26,993 --> 00:10:31,664 それも 妃全員に配られたとすれば 100は 刷られているはず。 137 00:10:31,664 --> 00:10:35,001 恐らく 壬氏様が 帝に頼んだのだろう。 138 00:10:35,001 --> 00:10:39,005 仲介料を もらっておけばよかった…。 139 00:10:39,005 --> 00:10:42,342 しかし なぜだ? 品がないとされる小説を> 140 00:10:42,342 --> 00:10:46,045 わざわざ 育ちのいい妃たちに配る理由…》 141 00:10:49,682 --> 00:10:53,186 《政に関係しているのだろうとは 思っていたが> 142 00:10:53,186 --> 00:10:55,188 やはり 何か たくらんでいたか》 143 00:10:55,188 --> 00:10:57,524 (桜花) あ~ん もう 終わっちゃった! 144 00:10:57,524 --> 00:10:59,859 早く 続きが読みた~い! 145 00:10:59,859 --> 00:11:04,531 高順様が 新しいのが出来たら また 配ってくださるって。 146 00:11:04,531 --> 00:11:07,534 どうしたのですか? (愛藍)んっ…。 147 00:11:07,534 --> 00:11:10,703 翡翠宮の侍女って 私たちだけじゃない? 148 00:11:10,703 --> 00:11:13,206 せっかく 玉葉様から頂いても> 149 00:11:13,206 --> 00:11:16,976 私たちだけで読み終わるのは もったいないなと思って。 150 00:11:16,976 --> 00:11:19,646 でも 宮の外の子に渡すのは だめよ。 151 00:11:19,646 --> 00:11:23,650 大切に扱わないと。 なくされちゃうかもしれないし。 152 00:11:23,650 --> 00:11:27,487 そうよね…。 おっ? フフッ。 153 00:11:27,487 --> 00:11:30,156 この冊子本体を渡さずとも> 154 00:11:30,156 --> 00:11:33,326 書き写せばよろしいのでは ないですか? えっ? 155 00:11:33,326 --> 00:11:36,162 挿絵などは 難しいかと思いますが> 156 00:11:36,162 --> 00:11:38,498 愛藍様は 字が おきれいですので> 157 00:11:38,498 --> 00:11:41,334 写すのは 問題ないと思いますよ。 158 00:11:41,334 --> 00:11:43,336 そっ… そうかな? 159 00:11:43,336 --> 00:11:45,838 うわ~! そんな面倒なこと やるの? 160 00:11:45,838 --> 00:11:48,174 桜花 そんなこと 言わない。 161 00:11:48,174 --> 00:11:53,179 《壬氏様たちの考えに沿うなら たぶん これが正解だろう。 162 00:11:53,179 --> 00:11:56,015 後宮内に 書物が出回れば> 163 00:11:56,015 --> 00:11:59,018 文字を読もうとする者たちが 増える。 164 00:11:59,018 --> 00:12:02,355 それが はやりの大衆小説であれば なおさら。 165 00:12:02,355 --> 00:12:06,025 前に 壬氏様の お付きの下女をしていたとき> 166 00:12:06,025 --> 00:12:08,027 聞かれたことがあった》 167 00:12:08,027 --> 00:12:12,699 ((薬屋 女官の識字率を上げるには どうすればいいと思う?)) 168 00:12:12,699 --> 00:12:16,903 《それにしても 回りくどいことを するものだな》 169 00:12:19,639 --> 00:12:21,641 (小蘭)ねえ 猫猫! 170 00:12:21,641 --> 00:12:24,978 字を教えてほしいの! いきなり どうした? 171 00:12:24,978 --> 00:12:27,313 いつも 小説を読んでくれてた子が> 172 00:12:27,313 --> 00:12:30,483 何度も読み過ぎちゃって 声がかれちゃったんだ。 173 00:12:30,483 --> 00:12:33,486 代わりに 本の写しを 作ってくれたんだけど> 174 00:12:33,486 --> 00:12:35,488 私 字が読めないから。 175 00:12:35,488 --> 00:12:37,991 なら 私が読もう…。 それは だめ! 176 00:12:37,991 --> 00:12:39,993 おっ…。 177 00:12:39,993 --> 00:12:42,829 せっかく 時間かけて書いてくれたのに> 178 00:12:42,829 --> 00:12:44,998 私が そんな ずるしちゃいけないよ。 179 00:12:44,998 --> 00:12:46,100 ああ…。 180 00:12:46,100 --> 00:12:50,837 《偉い》 もう 急に 何? 何? 181 00:12:50,837 --> 00:12:52,839 これが 名前。 182 00:12:52,839 --> 00:12:56,342 まねして書いてみて。 わかった! 183 00:12:56,342 --> 00:12:58,845 むぅ…。 184 00:12:58,845 --> 00:13:02,849 私の名前って 結構 難しかったんだね。 185 00:13:02,849 --> 00:13:04,851 書いたほうが 読めるようになるけど> 186 00:13:04,851 --> 00:13:06,853 読み方だけ 勉強する? 187 00:13:06,853 --> 00:13:10,189 ううん。 せっかくだから 書けるようになりたい。 188 00:13:10,189 --> 00:13:14,027 後宮を出たら 自分で 仕事を探さなきゃならないし> 189 00:13:14,027 --> 00:13:16,129 文字を書けると 便利なんでしょ? 190 00:13:18,298 --> 00:13:20,633 フフフ…。 何? 何? 《小蘭なりに> 191 00:13:20,633 --> 00:13:23,136 将来のことを考えているようだ》 192 00:13:23,136 --> 00:13:25,972 じゃあ 少し詰め込み気味でいこうか。 193 00:13:25,972 --> 00:13:28,141 うん ありがとう! 194 00:13:28,141 --> 00:13:31,144 これは なんて読むの? トウチュウカソウ。 195 00:13:31,144 --> 00:13:34,313 じゃあ これは? マンダラケ。 196 00:13:34,313 --> 00:13:37,483 (小蘭)これは? カッコン。 197 00:13:37,483 --> 00:13:41,654 ねえ それって ふだん使うような言葉なの? 198 00:13:41,654 --> 00:13:45,858 うっ…。 まずは 挨拶からね。 そうして。 199 00:14:03,676 --> 00:14:05,878 (猫の鳴き声) 200 00:14:08,347 --> 00:14:11,851 あっ あっ あっ あっ… あう~! 201 00:14:11,851 --> 00:14:14,020 ウフフフフフフ…。 202 00:14:14,020 --> 00:14:17,123 鈴麗公主のお散歩の許可が 下りたんですか? 203 00:14:17,123 --> 00:14:20,626 ええ。 そろそろ 宮内だけじゃ 狭くなってきたから> 204 00:14:20,626 --> 00:14:22,962 お伺いしてみたの。 ウフフッ! うっ! 205 00:14:22,962 --> 00:14:25,298 もう あちこち走り回るんだから。 206 00:14:25,298 --> 00:14:27,300 猫猫 どう思う? 207 00:14:27,300 --> 00:14:30,636 確かに 公主の健康を考えると> 208 00:14:30,636 --> 00:14:33,806 外に出る機会を 増やしたほうがいいと思います。 209 00:14:33,806 --> 00:14:37,310 護衛として 宦官が2人 付くけど> 210 00:14:37,310 --> 00:14:39,979 紅娘と一緒に 猫猫も ついていってくれないかしら? 211 00:14:39,979 --> 00:14:41,981 わかりました。 212 00:14:41,981 --> 00:14:45,985 《今まで 帝の子は 皆 幼くして亡くなっている。 213 00:14:45,985 --> 00:14:48,654 たかだか散歩に 過保護な気もするが> 214 00:14:48,654 --> 00:14:50,823 それも しかたないだろう》 215 00:14:50,823 --> 00:14:53,826 猫猫は 花や生き物に詳しいから> 216 00:14:53,826 --> 00:14:56,496 散歩のときに 鈴麗に教えてあげてくれる? 217 00:14:56,496 --> 00:14:59,499 (紅娘)あっ! 玉葉様 それは だめです。 218 00:14:59,499 --> 00:15:01,834 ろくでもない物ばかり教えます。 219 00:15:01,834 --> 00:15:05,505 あら 役に立つと思うんだけど。 フフッ! ハハッ フフフッ! 220 00:15:05,505 --> 00:15:08,674 将来 どこへ嫁ぐか わからないでしょ? 221 00:15:08,674 --> 00:15:11,677 《まだ 幼い公主だが あと10年もすれば> 222 00:15:11,677 --> 00:15:14,013 どこかへ嫁ぐ可能性が出てくる。 223 00:15:14,013 --> 00:15:16,849 もし 他国へと渡った場合> 224 00:15:16,849 --> 00:15:19,619 必ずしも 歓迎されるとは 言い切れない》 225 00:15:19,619 --> 00:15:21,621 あ~うっ! 226 00:15:21,621 --> 00:15:25,625 《薬や毒の知識は あって困るものではないと。 227 00:15:25,625 --> 00:15:27,627 やはり 食えない妃だ》 228 00:15:27,627 --> 00:15:31,130 フフッ! ハハハッ! あ~。 229 00:15:34,467 --> 00:15:37,470 《公主を見た者の反応は さまざまだ。 230 00:15:37,470 --> 00:15:42,308 それぞれ 公主に対する考え方が違う。 231 00:15:42,308 --> 00:15:46,813 公主も いずれ その視線の意味が わかってくるだろう》 232 00:15:46,813 --> 00:15:48,815 (鈴麗)あっ あっ あうっ! 233 00:15:48,815 --> 00:15:51,651 あう~。 それは サクラソウですね。 234 00:15:51,651 --> 00:15:54,487 あうあうあっ。 あう~。 235 00:15:54,487 --> 00:15:56,489 うっ! (猫の鳴き声) 236 00:15:56,489 --> 00:16:00,159 あっ! ウフフフフ…。 あっ 公主様! 237 00:16:00,159 --> 00:16:04,664 あっ…。 公主様! 238 00:16:04,664 --> 00:16:08,668 みゃう! 公主様 いけません。 見てまいります。 239 00:16:08,668 --> 00:16:11,170 んっ…。 (猫の鳴き声) 240 00:16:13,840 --> 00:16:16,008 子猫? (猫の鳴き声) 241 00:16:16,008 --> 00:16:18,311 んっ… う~ん… んっ…。 242 00:16:20,613 --> 00:16:22,615 あっ! あなうっ! くっ! 243 00:16:22,615 --> 00:16:25,117 (鈴麗)みゃうみゃう! (紅娘)公主様! 244 00:16:25,117 --> 00:16:27,954 フーッ! 245 00:16:27,954 --> 00:16:30,957 みゃう! 捕まえよと…。 246 00:16:30,957 --> 00:16:33,960 《しかたない!》 247 00:16:33,960 --> 00:16:36,262 フッ! えい! 248 00:16:38,297 --> 00:16:40,299 うわっ! あっ! 249 00:16:40,299 --> 00:16:42,301 (紅娘/鈴麗)あっ! (子翠)見つけた! 250 00:16:42,301 --> 00:16:45,471 ニャー! がはっ! 251 00:16:45,471 --> 00:16:47,640 うっ… あああ… うっ…。 252 00:16:47,640 --> 00:16:49,642 (子翠)これ いるの? えっ? 253 00:16:51,811 --> 00:16:55,481 ウフフッ! んっ? 254 00:16:55,481 --> 00:17:00,152 あれ? 捕まえようとしてるふうに 見えたけど 違った? 255 00:17:00,152 --> 00:17:02,822 あっ ありがとうございます。 256 00:17:02,822 --> 00:17:07,159 はい。 この子 おなか すいてるのかも。 257 00:17:07,159 --> 00:17:09,662 あとは任せるね。 じゃあ。 258 00:17:14,667 --> 00:17:16,669 (紅娘)猫猫 それって…。 259 00:17:16,669 --> 00:17:19,939 ええ。 猫です。 みゃうみゃう! 260 00:17:19,939 --> 00:17:22,608 汚れていますし 公主様が触れるのは> 261 00:17:22,608 --> 00:17:27,113 控えたほうがいいかと。 (紅娘)そっ… そうよね。 262 00:17:27,113 --> 00:17:33,286 みゃうみゃう! うわ~! とりあえず 保護しましょうか。 263 00:17:33,286 --> 00:17:36,122 上に 話は通しておくから。 はい。 264 00:17:36,122 --> 00:17:39,292 おや 珍しい。 子猫じゃないか。 265 00:17:39,292 --> 00:17:43,129 拾いました。 かわいそうに 震えているね。 266 00:17:43,129 --> 00:17:45,131 ちょうど お湯が沸いたところなんだ。 267 00:17:45,131 --> 00:17:47,133 ちょっと待ってておくれ。 268 00:17:47,133 --> 00:17:50,803 《しかし おかしなことだ。 269 00:17:50,803 --> 00:17:55,141 後宮には 愛玩動物の類いは ほとんどいない。 270 00:17:55,141 --> 00:17:57,643 動物を飼うには 許可が必要で> 271 00:17:57,643 --> 00:18:00,813 犬猫の場合 去勢も必要である。 272 00:18:00,813 --> 00:18:04,150 一体 どこで生まれた子猫なのか》 273 00:18:04,150 --> 00:18:06,652 こうやって 布で巻いた とっくりに> 274 00:18:06,652 --> 00:18:09,655 湯を入れて 置いてやるといいんだよ。 275 00:18:09,655 --> 00:18:11,657 お詳しいようで。 276 00:18:11,657 --> 00:18:13,993 昔 拾ったことがあってね。 277 00:18:13,993 --> 00:18:16,996 かわいい三毛だったよ。 へぇ…。 278 00:18:20,099 --> 00:18:24,103 だいぶ 痩せていますね。 家畜の乳はありませんか? 279 00:18:24,103 --> 00:18:26,439 (虞淵) ああ 食堂で もらってこようか。 280 00:18:26,439 --> 00:18:28,441 あと 家畜の腸も。 281 00:18:28,441 --> 00:18:33,112 ちょっ… 腸? 親猫の乳首の代わりにしようかと。 282 00:18:33,112 --> 00:18:36,449 何度か 食事に腸詰めが出たので ちゅう房になら…。 283 00:18:36,449 --> 00:18:38,551 わかったよ 聞いてみるね。 284 00:18:41,287 --> 00:18:44,790 《さて できるなら 湯につけたかったが> 285 00:18:44,790 --> 00:18:47,793 この状態では 体力が もたない。 286 00:18:47,793 --> 00:18:52,465 しかたないので 汚れた体は 手拭いで拭き> 287 00:18:52,465 --> 00:18:56,135 のみを油につけて 殺していく》 288 00:18:56,135 --> 00:19:00,306 お嬢ちゃん やぎの乳ならあったよ! 289 00:19:00,306 --> 00:19:03,809 腸も もらえた。 ありがとうございます。 290 00:19:03,809 --> 00:19:05,811 ヘッヘヘヘー! 291 00:19:10,483 --> 00:19:13,486 かわいいね かわいいね。 292 00:19:13,486 --> 00:19:19,759 《その夜 翡翠宮に 帝が来た》 293 00:19:19,759 --> 00:19:23,262 子猫を飼うことにした。 みゃう! 294 00:19:23,262 --> 00:19:26,098 引き続き 世話を頼む。 295 00:19:26,098 --> 00:19:28,601 《帝も 大概 親ばかである》 296 00:19:28,601 --> 00:19:33,105 猫猫が 子猫の世話とは 名前のとおり ぴったりだろう。 297 00:19:33,105 --> 00:19:36,275 ウフフッ! フフッ…。 アハハ…。 298 00:19:36,275 --> 00:19:39,111 《子猫に 体力がついてきたところで> 299 00:19:39,111 --> 00:19:42,448 せっけん豆を潰した洗剤で 体を洗った》 300 00:19:42,448 --> 00:19:44,784 おお… 湯が 灰色に。 301 00:19:44,784 --> 00:19:48,454 《しばらく 乳を与えていたが 元気になってくると> 302 00:19:48,454 --> 00:19:51,791 ほぐした鶏肉も 食べられるようになった。 303 00:19:51,791 --> 00:19:53,793 砂を入れた木箱を置いてやると> 304 00:19:53,793 --> 00:19:56,295 排せつも 自らするようになった》 305 00:19:58,464 --> 00:20:00,466 (扉の開く音) 306 00:20:00,466 --> 00:20:03,135 公主を ひっかいたりしたら 大変だ。 307 00:20:03,135 --> 00:20:05,805 子育ては 順調か? んっ…。 308 00:20:05,805 --> 00:20:09,975 そろそろ 公主に見せても 問題ないかと思います。 309 00:20:09,975 --> 00:20:12,144 そうか。 あっ。 んっ? 310 00:20:12,144 --> 00:20:16,482 (虞淵)小魚ですか? そのままでは 少し硬いので ゆでましょうか。 311 00:20:16,482 --> 00:20:18,651 (高順)そっ… そうですよね。 312 00:20:18,651 --> 00:20:20,820 雌か。 はい。 313 00:20:20,820 --> 00:20:23,155 去勢する必要がなくて よか…。 314 00:20:23,155 --> 00:20:25,324 ハッ! 申し訳ありません。 315 00:20:25,324 --> 00:20:27,827 いや 気を使う必要はない。 316 00:20:27,827 --> 00:20:30,162 おわびに 何か 茶菓子でも…。 317 00:20:30,162 --> 00:20:34,166 《さすがに これを出すのはな…》 318 00:20:37,503 --> 00:20:41,340 お前も するか? あまり 猫は好きではありません。 319 00:20:41,340 --> 00:20:44,009 その名前でか? よく言われます。 320 00:20:44,009 --> 00:20:47,012 壬氏様こそ 猫が好きそうですね。 321 00:20:47,012 --> 00:20:51,183 うん…。 あの2人ほどではない。 322 00:20:51,183 --> 00:20:54,019 具体的に どこがいいのか わからない。 323 00:20:54,019 --> 00:20:57,690 私も そうですね。 でも 猫好きによると> 324 00:20:57,690 --> 00:21:01,193 何を考えてるのか わからないところがいいようで。 325 00:21:01,193 --> 00:21:05,364 ほう。 見ていると 飽きず 目が離せなくなり> 326 00:21:05,364 --> 00:21:08,701 そのうちに 触りたくなるとか。 うむ。 327 00:21:08,701 --> 00:21:11,036 ふだんは そっけないくせに> 328 00:21:11,036 --> 00:21:13,539 餌を与えるときだけ 愛想がよくなるのが> 329 00:21:13,539 --> 00:21:16,976 腹立たしいですが。 あっ… ああ…。 330 00:21:16,976 --> 00:21:20,646 そこまでくると もう 諦めてしまうらしいですね。 331 00:21:20,646 --> 00:21:22,648 うっ…。 332 00:21:22,648 --> 00:21:25,651 《肉球 プニプニしたり せっぷんしたり> 333 00:21:25,651 --> 00:21:28,988 不衛生だと思うんだが。 あっ?》 334 00:21:28,988 --> 00:21:31,657 スゥー…。 335 00:21:31,657 --> 00:21:33,659 あっ…。 336 00:21:33,659 --> 00:21:36,162 どうしたんですか? 壬氏様。 337 00:21:36,162 --> 00:21:39,498 ハァ…。 338 00:21:39,498 --> 00:21:41,600 わからなくもない気がしてきた。 339 00:21:44,670 --> 00:21:46,672 そうですか…。 340 00:21:46,672 --> 00:21:50,676 <結局 子猫が どこから 来たのかは わからず> 341 00:21:50,676 --> 00:21:53,512 後宮に出入りする荷車に 入り込んだのだろうと> 342 00:21:53,512 --> 00:21:55,514 結論づけられた。 343 00:21:55,514 --> 00:21:57,516 その後 子猫は…> 344 00:21:59,685 --> 00:22:05,357 <皇帝より 盗賊改という 大層な役割が与えられた。 345 00:22:05,357 --> 00:22:10,663 要するに 医局の備蓄を荒らす ねずみを退治するのである> 346 00:22:12,698 --> 00:22:15,201 《しかし 名前が> 347 00:22:15,201 --> 00:22:17,469 毛毛になったことだけは> 348 00:22:17,469 --> 00:22:21,140 げせないな…》 (毛毛)ミャー! 349 00:22:21,140 --> 00:22:24,977 フゥ… さあ 手早く片づけましょう。 350 00:22:24,977 --> 00:22:27,479 そうね もうすぐ 隊商が来るから。 351 00:22:27,479 --> 00:22:30,649 えっ? 隊商? 352 00:22:30,649 --> 00:22:42,061 /~