1 00:00:01,101 --> 00:00:05,105 ♬~ 2 00:00:05,105 --> 00:00:25,192 ♬~ 3 00:00:25,192 --> 00:00:37,070 ♬~ 4 00:00:37,070 --> 00:00:57,124 ♬~ 5 00:00:57,124 --> 00:01:17,077 ♬~ 6 00:01:17,077 --> 00:01:29,089 ♬~ 7 00:01:48,609 --> 00:01:50,611 (猫猫) 呼び出しですか? 8 00:01:50,611 --> 00:01:52,612 診療所の女官から? 9 00:01:52,612 --> 00:01:56,083 (玉葉妃) ええ 猫猫に会いたいそうよ。 10 00:01:56,083 --> 00:01:58,618 (愛藍) ごめんね 煎じてもらった薬➡ 11 00:01:58,618 --> 00:02:01,655 ここで 飲んでいけばよかったんだけど。 12 00:02:01,655 --> 00:02:05,592 昨日の女官に見られてしまって。 13 00:02:05,592 --> 00:02:07,094 困ったわ…。 14 00:02:07,094 --> 00:02:10,097 医官以外は 薬を作っては いけないものね。 15 00:02:10,097 --> 00:02:12,099 申し訳ありません。 16 00:02:12,099 --> 00:02:14,101 おとがめがあるかしら。 17 00:02:14,101 --> 00:02:16,103 いえ それは。 18 00:02:16,103 --> 00:02:18,105 ただ…。 19 00:02:19,606 --> 00:02:21,642 話してちょうだい。 20 00:02:21,642 --> 00:02:23,677 はい…。 21 00:02:23,677 --> 00:02:28,115 しばし 猫猫を貸してくれないか とのことです。 22 00:02:28,115 --> 00:02:30,083 (玉葉妃) 猫猫を? 23 00:02:33,120 --> 00:02:36,123 愛藍 桜花を呼んでちょうだい。 24 00:02:36,123 --> 00:02:38,592 え? は… はい。 25 00:02:44,631 --> 00:02:48,635 《呼び出しをくらってしまった》 (扉の開閉音) 26 00:02:51,204 --> 00:02:53,106 (桜花) さ 急ぎましょ。 27 00:02:53,106 --> 00:02:56,610 《わざわざお目付け役まで》 28 00:02:59,112 --> 00:03:02,082 深緑と申します。 29 00:03:02,082 --> 00:03:04,117 《緑がかった目…》 30 00:03:04,117 --> 00:03:07,621 《玉葉さまと同じ 西方の生まれか?》 31 00:03:07,621 --> 00:03:10,157 《昨日は 肝っ玉母ちゃんに見えたけど➡ 32 00:03:10,157 --> 00:03:13,694 落ち着いて話すと 聡明な印象だな…》 33 00:03:13,694 --> 00:03:17,097 《何にせよ お茶まで出されて気が引ける》 34 00:03:17,097 --> 00:03:20,100 昨日は失礼いたしました。 35 00:03:20,100 --> 00:03:22,602 貴妃のところの方とは つゆ知らず。 36 00:03:22,602 --> 00:03:24,104 いえ。 37 00:03:24,104 --> 00:03:27,107 《貴妃とは玉葉さまの官名だ》 38 00:03:27,107 --> 00:03:31,611 《宮の外の女官は 官名で呼ぶことが多い》 39 00:03:31,611 --> 00:03:36,183 お呼びだてしたのは 頼みたいことがあるからでして…。 40 00:03:36,183 --> 00:03:37,718 どうぞ。 41 00:03:37,718 --> 00:03:40,087 賢妃・梨花妃の➡ 42 00:03:40,087 --> 00:03:44,124 水晶宮の下女に 薬を作っていただきたいのです。 43 00:03:44,124 --> 00:03:46,093 えっ。 44 00:03:46,093 --> 00:03:48,595 それが どういうことか分かってるの⁉ 45 00:03:48,595 --> 00:03:52,099 医官以外が薬を作っていると もし表沙汰になったら…! 46 00:03:52,099 --> 00:03:54,601 重々 承知しております。 47 00:03:54,601 --> 00:03:57,137 なっ⁉ 何か理由があるようで。 48 00:03:57,137 --> 00:04:01,208 猫猫⁉ すいません 話だけでも。 49 00:04:01,208 --> 00:04:03,710 よろしいのですか? 50 00:04:05,112 --> 00:04:07,080 (桜花) ん…。 51 00:04:07,080 --> 00:04:10,117 事情をお聞かせいただけますか? 52 00:04:10,117 --> 00:04:12,586 ありがとうございます。 53 00:04:12,586 --> 00:04:17,591 こちらの洗濯場に来ていた 顔なじみの下女でして。 54 00:04:17,591 --> 00:04:19,593 キャラバンの時期から➡ 55 00:04:19,593 --> 00:04:22,629 けん怠感や微熱が 続いているようでした。 56 00:04:22,629 --> 00:04:26,266 それが 妙なせきまで出るようになって。 57 00:04:26,266 --> 00:04:27,601 (思思)((あ…)) 58 00:04:27,601 --> 00:04:31,605 (深緑の声) 一度 しっかり 休みを取るように言ったのです。 59 00:04:31,605 --> 00:04:35,108 ところが それから ばったり姿を見せず…。 60 00:04:35,108 --> 00:04:39,112 洗濯場を変えた あるいは係が変わったのでは? 61 00:04:39,112 --> 00:04:43,116 だとしても あのせきは 一度 診ておくべきです。 62 00:04:43,116 --> 00:04:45,652 つまり診療所にも来てないと。 63 00:04:45,652 --> 00:04:50,123 はい 上からのお許しが 出なかったのかもしれません。 64 00:04:50,123 --> 00:04:53,093 《水晶宮の悪いところだ》 65 00:04:53,093 --> 00:04:55,095 《下女が許しを請う相手なら➡ 66 00:04:55,095 --> 00:04:57,597 梨花さまではなく侍女頭だ》 67 00:04:57,597 --> 00:05:01,601 《願い出たところで 無視された可能性が高い》 68 00:05:01,601 --> 00:05:05,672 その下女を見なくなって もう半月になるのです。 69 00:05:05,672 --> 00:05:09,142 半月⁉ あっ…。 70 00:05:11,111 --> 00:05:13,613 (桜花) 面倒くさいことになったわねぇ。 71 00:05:13,613 --> 00:05:16,583 本当にいるのかしら そんな下女。 72 00:05:16,583 --> 00:05:19,619 調べる必要はあるかと。 73 00:05:19,619 --> 00:05:21,588 《妙なせきか…》 74 00:05:21,588 --> 00:05:24,124 《もし感染するものなら 放っておけない》 75 00:05:24,124 --> 00:05:27,627 《水晶宮だけで 終わらない問題だ》 76 00:05:27,627 --> 00:05:31,698 こういうの 気になる性格なのは分かるけど➡ 77 00:05:31,698 --> 00:05:34,100 ちゃんとお伺いは立てなさいね。 78 00:05:34,100 --> 00:05:37,103 突っ走るのは 良くない癖よ。 79 00:05:37,103 --> 00:05:40,106 はい。 《焦っても仕方ない》 80 00:05:40,106 --> 00:05:42,609 《まずは 壬氏さまに 取り次いでもらうとして➡ 81 00:05:42,609 --> 00:05:46,112 今できることを…》 (茂みが揺れる音) 82 00:05:46,112 --> 00:05:48,114 にゃ! にゃっはは…! わっ! 83 00:05:48,114 --> 00:05:50,150 ちょっ 猫猫⁉ 84 00:05:50,150 --> 00:05:53,687 んふ~。 もう 言ってるそばから。 85 00:05:53,687 --> 00:05:57,624 すいません 探しものが見つかったので つい。 86 00:05:57,624 --> 00:06:00,594 探しものって? フフ これです。 87 00:06:00,594 --> 00:06:03,597 残念ながら 本体には逃げられてしまいました。 88 00:06:03,597 --> 00:06:05,599 ひぃ~! 89 00:06:05,599 --> 00:06:08,101 《生やす薬を作る そのために…》 90 00:06:08,101 --> 00:06:10,103 取れた尻尾が なぜ生えてくるか➡ 91 00:06:10,103 --> 00:06:12,138 調べてみようと…。 (倒れる音) 92 00:06:12,138 --> 00:06:15,141 って 桜花さま? 93 00:06:16,710 --> 00:06:26,686 (せき込み) 94 00:06:35,595 --> 00:06:38,098 (杏) どこに行くの? (瑶) うっ…。 95 00:06:38,098 --> 00:06:40,100 杏さま…。 96 00:06:40,100 --> 00:06:42,102 (杏) あなたは母屋の掃除でしょう。 97 00:06:42,102 --> 00:06:44,604 また あそこに顔を出すつもり? 98 00:06:44,604 --> 00:06:46,606 あ… あの…。 99 00:06:46,606 --> 00:06:50,143 言ったわよね 余計なことはするなと。 100 00:06:50,143 --> 00:06:53,680 あっ… も… 申し訳ありません。 101 00:06:53,680 --> 00:06:55,582 申し訳ありません…。 102 00:06:55,582 --> 00:06:59,586 (侍女) 杏さま! 医局から太医がおみえに…。 103 00:06:59,586 --> 00:07:02,088 太医? 104 00:07:02,088 --> 00:07:04,090 ⚟今更 何の用?⚞ 105 00:07:04,090 --> 00:07:07,093 東宮をお助けできなかったくせに。 106 00:07:07,093 --> 00:07:10,096 (虞淵) フゥ…。 107 00:07:10,096 --> 00:07:12,132 何かご用ですか? 108 00:07:12,132 --> 00:07:16,703 (虞淵) えっと… 賢妃に会いたいのだがね。 109 00:07:16,703 --> 00:07:18,605 申し訳ありません。 110 00:07:18,605 --> 00:07:23,109 梨花さまは あなたには お会いしたくないと思われますが。 111 00:07:23,109 --> 00:07:26,079 で… でも…。 112 00:07:26,079 --> 00:07:28,114 (ヒソヒソ…) ん? 113 00:07:28,114 --> 00:07:31,618 《随分と背の高い… こんな女官いたかしら》 114 00:07:31,618 --> 00:07:34,120 (ヒソヒソ…) はっ。 115 00:07:35,655 --> 00:07:39,159 このように 書状はもらっている。 116 00:07:41,628 --> 00:07:45,098 分かりました こちらへ。 117 00:07:45,098 --> 00:07:48,601 (杏) 失礼ですが 梨花さまはお元気ですよ。 118 00:07:48,601 --> 00:07:51,104 あ… ああ それはよかった。 119 00:07:51,104 --> 00:07:55,108 優秀な侍女たちが 賢妃を支えているのだね。 120 00:07:55,108 --> 00:07:59,646 (杏) 当然です 水晶宮の侍女は皆 名家の出。 121 00:07:59,646 --> 00:08:03,216 帝に仕えるのにも ふさわしい者ばかりです。 122 00:08:03,216 --> 00:08:07,120 梨花さまも 皇族出身の高貴なお方ですから。 123 00:08:07,120 --> 00:08:11,091 《そんなの 私だって同じなのに…》 124 00:08:11,091 --> 00:08:13,093 (梨花妃の父)((一族のためにも➡ 125 00:08:13,093 --> 00:08:16,162 帝の寵愛を得ることが 大切なのだ)) 126 00:08:16,162 --> 00:08:19,165 ((分かったな 梨花 杏)) 127 00:08:19,165 --> 00:08:21,101 ((はい)) ((はい)) 128 00:08:21,101 --> 00:08:23,169 《それなのに どうして…》 129 00:08:23,169 --> 00:08:26,139 (せき) はっ…。 130 00:08:29,075 --> 00:08:32,078 (杏) どうしました? 131 00:08:32,078 --> 00:08:36,082 (虞淵) いや… あれは何の小屋かと思いまして。 132 00:08:38,084 --> 00:08:41,554 別に ただの物置ですが。 133 00:08:43,089 --> 00:08:47,093 ここ最近 庭をいじったりは? 134 00:08:47,093 --> 00:08:50,130 いえ 特には。 135 00:08:50,130 --> 00:08:54,067 (杏)《そういえば あんな庭木あったかしら…》 136 00:08:54,067 --> 00:08:56,569 今日は 香をつけて いらっしゃるんですね。 137 00:08:56,569 --> 00:08:58,104 えっ。 138 00:08:58,104 --> 00:09:01,107 杏さま。 139 00:09:01,107 --> 00:09:03,109 お久しぶりです。 140 00:09:03,109 --> 00:09:06,579 先日は 失礼いたしました。 141 00:09:06,579 --> 00:09:08,581 あ…。 142 00:09:08,581 --> 00:09:11,117 あなた あの時の…。 143 00:09:11,117 --> 00:09:12,652 はっ! 144 00:09:12,652 --> 00:09:15,088 ハァ ハァ…。 待ちなさい! 145 00:09:15,088 --> 00:09:17,590 あっ…! 何を⁉ 146 00:09:17,590 --> 00:09:20,593 (虞淵) うぅ…。 147 00:09:20,593 --> 00:09:22,595 うぅ… はあっ。 148 00:09:22,595 --> 00:09:24,564 嬢ちゃん! 149 00:09:31,604 --> 00:09:33,139 はっ! 150 00:09:33,139 --> 00:09:35,675 う…。 (せき込み) 151 00:09:35,675 --> 00:09:39,078 小父さん! お湯! お湯 沸かしてください! 152 00:09:39,078 --> 00:09:41,081 わ… 分かった! 153 00:09:41,081 --> 00:09:44,584 ハァ ハァ…。 154 00:09:44,584 --> 00:09:47,087 (体を起こす音) 155 00:09:47,087 --> 00:09:49,088 (思思:せき込み) 156 00:09:49,088 --> 00:09:52,091 ゆっくり これを飲んで。 157 00:09:52,091 --> 00:09:55,128 (激しいせき込み) 158 00:09:55,128 --> 00:09:58,164 (足音) 159 00:09:58,164 --> 00:10:00,600 どうして こんな扱いを? 160 00:10:00,600 --> 00:10:03,069 どうしたも何もないわ。 161 00:10:03,069 --> 00:10:05,105 病がうつらないよう➡ 162 00:10:05,105 --> 00:10:08,074 病人を隔離するのは 常識でしょう? 163 00:10:08,074 --> 00:10:12,579 確かに 感染力は低いですが これはうつる病です。 164 00:10:12,579 --> 00:10:15,582 でも このような処置を続けていたら➡ 165 00:10:15,582 --> 00:10:17,617 死に至ります。 166 00:10:17,617 --> 00:10:20,687 もちろん 下女1人の死など➡ 167 00:10:20,687 --> 00:10:23,590 ささいな問題でしょうが。 168 00:10:23,590 --> 00:10:26,059 ハァ ハァ…。 169 00:10:26,059 --> 00:10:29,062 ここに入った時 思い出しました。 170 00:10:29,062 --> 00:10:32,065 梨花妃が 病に伏せていた時のことです。 171 00:10:32,065 --> 00:10:37,570 病人のにおいをごまかすように 香がたかれていました。 172 00:10:37,570 --> 00:10:39,606 何が言いたいの? 173 00:10:39,606 --> 00:10:42,642 今度は まるで逆だと感じたのです。 174 00:10:42,642 --> 00:10:45,078 香のにおいをごまかすために➡ 175 00:10:45,078 --> 00:10:48,081 病人が置かれているようだと。 176 00:10:50,583 --> 00:10:53,052 はっ! 待ちなさい…! 177 00:10:54,087 --> 00:10:57,090 あっ…。 水晶宮の侍女は➡ 178 00:10:57,090 --> 00:11:00,093 本当に隠し事が多いですね。 179 00:11:00,093 --> 00:11:04,664 先日 禁止となった キャラバンの交易品がこんなに。 180 00:11:04,664 --> 00:11:08,601 また かわいそうな宦官が むち打ちの刑にされてしまう。 181 00:11:08,601 --> 00:11:10,570 《動揺するな…》 182 00:11:12,071 --> 00:11:14,574 (においを嗅ぐ音) フっ。 183 00:11:14,574 --> 00:11:17,076 一つ一つは小さな毒でも➡ 184 00:11:17,076 --> 00:11:19,579 それが混ざればどうなることか…。 185 00:11:19,579 --> 00:11:22,582 《分かるはずがない こんな小娘に…!》 186 00:11:22,582 --> 00:11:24,617 《本当の目的なんて!》 187 00:11:24,617 --> 00:11:26,653 杏さま。 はっ。 188 00:11:26,653 --> 00:11:29,088 堕胎剤を作ろうなんて➡ 189 00:11:29,088 --> 00:11:31,958 どういうおつもりですか…? 190 00:11:36,062 --> 00:11:43,069 (顔を洗う音) 191 00:11:43,069 --> 00:11:45,572 《一度の訪問で見つかるなら➡ 192 00:11:45,572 --> 00:11:48,074 変装する必要なかったかな》 193 00:11:48,074 --> 00:11:52,045 《顔を知られてるし 長期戦も覚悟してたんだけど…》 194 00:11:55,114 --> 00:11:57,150 お待たせいたしました。 195 00:11:57,150 --> 00:12:00,553 着替え ありがとうございます。 196 00:12:00,553 --> 00:12:03,556 (高順) いえ 病人を看護した服で歩いて➡ 197 00:12:03,556 --> 00:12:06,559 病が広がっては いけませんから。 198 00:12:06,559 --> 00:12:10,063 では行きましょう 皆さま おそろいです。 199 00:12:19,606 --> 00:12:23,176 (壬氏) これは どういうことだろうか? 杏殿。 200 00:12:23,176 --> 00:12:25,078 キャラバンの品には➡ 201 00:12:25,078 --> 00:12:28,081 毒物になり得るものがあったため 回収する➡ 202 00:12:28,081 --> 00:12:31,050 そう触れが出ていたはずだが。 203 00:12:32,552 --> 00:12:34,554 《黙秘ですか》 204 00:12:34,554 --> 00:12:38,057 《壬氏さまに問われても この態度とは》 205 00:12:38,057 --> 00:12:41,594 《杏さま 水晶宮の侍女頭で➡ 206 00:12:41,594 --> 00:12:44,130 梨花さまのいとこでもある》 207 00:12:44,130 --> 00:12:46,032 《面ざしが どことなく似て➡ 208 00:12:46,032 --> 00:12:49,569 目を引く 誇り高そうな美女だ》 209 00:12:49,569 --> 00:12:53,072 《だからこそ あえての侍女頭か》 210 00:12:53,072 --> 00:12:57,043 《美しい花は 1か所に集めた方が目を引く》 211 00:12:57,043 --> 00:13:01,080 《身分で考えても 中級妃に 召し上げられて おかしくない》 212 00:13:01,080 --> 00:13:04,584 《本人も それを分かっているはずだ》 213 00:13:04,584 --> 00:13:07,153 質問を変えよう。 214 00:13:07,153 --> 00:13:10,089 禁止された交易品で 何をしようとしていた? 215 00:13:10,089 --> 00:13:12,558 何のことか分かりません。 216 00:13:12,558 --> 00:13:14,560 確かに 病の下女を➡ 217 00:13:14,560 --> 00:13:17,563 物置に寝かせるように 指示しました。 218 00:13:17,563 --> 00:13:21,067 ですが それは感染を防ぐためです。 219 00:13:21,067 --> 00:13:24,604 何が置いてあるかまでは 存じませんでした。 220 00:13:24,604 --> 00:13:27,073 それが罪になりますか? 221 00:13:28,641 --> 00:13:32,545 《下女を物置に隔離したことは 罪ではない…》 222 00:13:32,545 --> 00:13:35,548 《仕方ない… それだけ下女の命は軽い》 223 00:13:35,548 --> 00:13:37,583 (杏) それより➡ 224 00:13:37,583 --> 00:13:39,552 いきなり やって来て➡ 225 00:13:39,552 --> 00:13:41,554 梨花さまに会わせろと 言った挙げ句➡ 226 00:13:41,554 --> 00:13:45,558 他の宮の物置をあさる方が 問題では? 227 00:13:45,558 --> 00:13:49,095 そもそも 病人に食事を運ぶくらいでしか➡ 228 00:13:49,095 --> 00:13:51,130 人の寄りつかない場所です。 229 00:13:51,130 --> 00:13:54,567 逆を言えば 誰でも近づけました。 230 00:13:54,567 --> 00:13:57,570 これらが 私のものである証拠でも? 231 00:13:57,570 --> 00:14:01,541 それは あの場にいた下女に 聞けばよいことだ。 232 00:14:01,541 --> 00:14:06,045 熱に浮かされ もうろうとしていた 下女の発言を? 233 00:14:06,045 --> 00:14:08,548 どこまで信頼できますか。 234 00:14:08,548 --> 00:14:11,617 熱に浮かされていたことは 知っているのですね。 235 00:14:11,617 --> 00:14:13,152 ん? 236 00:14:13,152 --> 00:14:15,154 実にお優しい。 237 00:14:15,154 --> 00:14:19,559 わざわざ端女の容体を 見にきてくださるなんて。 238 00:14:19,559 --> 00:14:22,595 それなら 体に 香油のにおいが残っていても➡ 239 00:14:22,595 --> 00:14:25,064 おかしくありませんね。 240 00:14:25,064 --> 00:14:30,103 以前は 香油のにおいなど しなかった杏さまでも。 241 00:14:30,103 --> 00:14:33,606 《これ以上 出過ぎては いけない…》 242 00:14:33,606 --> 00:14:36,109 《分かっているが…》 243 00:14:37,577 --> 00:14:40,646 《腹の立つことはあるものだ》 244 00:14:40,646 --> 00:14:42,682 今日の杏さまは➡ 245 00:14:42,682 --> 00:14:45,651 この香油と同じにおいがします。 246 00:14:46,586 --> 00:14:50,089 この瓶は 行李の中に置かれておりました。 247 00:14:50,089 --> 00:14:53,593 果たして にじみ出るほど 強いにおいでしょうか? 248 00:14:53,593 --> 00:14:58,097 念のため 確かめさせてもらえませんか? 249 00:14:58,097 --> 00:15:00,099 ハァっ…。 250 00:15:00,099 --> 00:15:01,467 うぅ…。 251 00:15:02,602 --> 00:15:05,171 さ… 触るなぁっ‼ 252 00:15:05,171 --> 00:15:06,639 薬屋! 253 00:15:08,174 --> 00:15:10,576 大したことはありません。 254 00:15:10,576 --> 00:15:12,111 そうですね。 255 00:15:12,111 --> 00:15:16,082 私などが 触れてよいわけが ありませんでした。 256 00:15:16,082 --> 00:15:19,585 違う方に調べてもらいましょう。 257 00:15:19,585 --> 00:15:22,054 くっ…。 258 00:15:22,054 --> 00:15:27,126 (梨花妃) その辺で 私に任せてもらえないかしら。 259 00:15:27,126 --> 00:15:29,162 《梨花妃…》 260 00:15:29,162 --> 00:15:32,098 (梨花妃) この者の罪状は どうなるのでしょう。 261 00:15:32,098 --> 00:15:35,101 仮に 堕胎剤を作ろうとしたならば➡ 262 00:15:35,101 --> 00:15:37,603 帝の子を殺すのと同義です。 263 00:15:37,603 --> 00:15:40,606 それは どの妃の子であってもですか? 264 00:15:40,606 --> 00:15:42,575 もちろん。 265 00:15:44,577 --> 00:15:48,614 たとえ 杏の狙いが私であっても? 266 00:15:48,614 --> 00:15:50,149 んっ…。 267 00:15:50,149 --> 00:15:52,552 梨花妃! それは! 268 00:15:52,552 --> 00:15:55,087 《そういうことか…》 269 00:15:55,087 --> 00:15:57,056 《梨花さまの服➡ 270 00:15:57,056 --> 00:16:00,059 玉葉さまが着ている服に 似ている》 271 00:16:00,059 --> 00:16:03,062 《どうりで ろくな侍女がいないはずだ》 272 00:16:03,062 --> 00:16:05,064 《梨花さまのせいじゃ ない》 273 00:16:05,064 --> 00:16:09,602 《意図的に そのような者が 集められていたのだ》 274 00:16:09,602 --> 00:16:12,138 《侍女頭の杏によって》 275 00:16:12,138 --> 00:16:15,575 (梨花妃) 杏 あなたは一度も私のことを➡ 276 00:16:15,575 --> 00:16:19,545 妃扱いしてくれなかったわよね。 277 00:16:19,545 --> 00:16:21,547 国母としてふさわしくない。 278 00:16:21,547 --> 00:16:24,050 そう思っていたんでしょう? 279 00:16:24,050 --> 00:16:26,085 あなたと私➡ 280 00:16:26,085 --> 00:16:29,055 どちらが妃になるか➡ 281 00:16:29,055 --> 00:16:32,124 最後まで分からなかったものね。 282 00:16:32,124 --> 00:16:34,627 くっ…。 283 00:16:34,627 --> 00:16:40,066 何 上から目線で言ってるの…。 284 00:16:40,066 --> 00:16:43,569 そういうところが 昔から嫌いなのよ‼ 285 00:16:43,569 --> 00:16:46,038 勉強も作法も私の方ができた! 286 00:16:46,038 --> 00:16:48,074 他にもいっぱい➡ 287 00:16:48,074 --> 00:16:51,077 あなたよりも 私の方が優れてるのに! 288 00:16:51,077 --> 00:16:54,580 何で… 周りはみんな…! 289 00:16:54,580 --> 00:16:57,617 《胸の大きさが… いや➡ 290 00:16:57,617 --> 00:17:00,553 妃としての器が違い過ぎる》 291 00:17:00,553 --> 00:17:03,556 《「梨花」と「杏」 「ナシ」と「アンズ」》 292 00:17:03,556 --> 00:17:07,059 《そろえられたような名で 生まれも教養もある》 293 00:17:07,059 --> 00:17:12,064 《それでも 感情に支配され 間違いを犯す愚かな人間は➡ 294 00:17:12,064 --> 00:17:13,566 ごまんといる》 295 00:17:13,566 --> 00:17:17,103 《杏さまも また そのような1人なのだろう》 296 00:17:17,103 --> 00:17:19,639 当主の娘だから? 297 00:17:19,639 --> 00:17:23,042 あなたは 私よりも上なわけ? そんなわけないわ! 298 00:17:23,042 --> 00:17:28,047 私は ずっと 国母になるべく育ったのよ! 299 00:17:28,047 --> 00:17:30,550 それは自白と捉えていいか? 300 00:17:30,550 --> 00:17:32,051 (杏) くっ…! 301 00:17:32,051 --> 00:17:33,586 あぁ! 302 00:17:33,586 --> 00:17:37,089 子をなせず 花園で枯れるといい! 303 00:17:37,089 --> 00:17:39,559 梨花~~~っ‼ 304 00:17:41,627 --> 00:17:44,063 (杏) はぁっ! 305 00:17:44,063 --> 00:17:47,566 ふ 触れるな‼ 宦官ごときが汚らわしい! 306 00:17:47,566 --> 00:17:50,069 離せ! 離せぇ! 307 00:17:50,069 --> 00:17:51,537 はっ。 308 00:17:51,537 --> 00:17:55,574 杏さまは 帝を よほどお慕いしているのですね。 309 00:17:55,574 --> 00:17:58,578 当たり前じゃない! 何を言うの! 310 00:17:58,578 --> 00:18:00,112 いえ。 311 00:18:00,112 --> 00:18:03,149 私は ただ…➡ 312 00:18:03,149 --> 00:18:07,586 国母という立場を 愛しているように見えましたので。 313 00:18:07,586 --> 00:18:10,056 梨花さまと違って。 314 00:18:11,557 --> 00:18:13,059 はあっ…! 315 00:18:13,059 --> 00:18:15,061 あぁ…。 316 00:18:16,595 --> 00:18:20,066 (梨花妃) ん…。 317 00:18:24,603 --> 00:18:28,608 (梨花妃) そんなふうに思っていたのね 杏。 318 00:18:34,080 --> 00:18:35,548 あ…。 319 00:18:35,548 --> 00:18:41,053 壬氏殿 この侍女頭は 主に暴言を吐きました。 320 00:18:41,053 --> 00:18:43,589 私が手を出してしまうほどに。 321 00:18:43,589 --> 00:18:46,058 よって この者を解雇します。 322 00:18:46,058 --> 00:18:48,094 梨花妃? それは…。 323 00:18:48,094 --> 00:18:51,130 あら 平手では足りませんか? 324 00:18:51,130 --> 00:18:53,632 (杏) あっ… あぁ…。 では こちらで…。 325 00:18:53,632 --> 00:18:55,668 お待ちください! 待ちません! 326 00:18:55,668 --> 00:18:57,069 フフっ。 327 00:18:57,069 --> 00:19:01,073 《やるなぁ もう昔の梨花さまじゃ ない》 328 00:19:01,073 --> 00:19:05,077 《自分の玉の緒のついえるのを 待つ はかなげな女性は➡ 329 00:19:05,077 --> 00:19:06,579 どこにもいない》 330 00:19:06,579 --> 00:19:11,083 今後一切 後宮への立ち入りを 禁じてください。 331 00:19:11,083 --> 00:19:13,085 《厚情ある甘い処理だが➡ 332 00:19:13,085 --> 00:19:16,122 この女には十分な屈辱だろう》 333 00:19:16,122 --> 00:19:18,057 《逆恨みしたところで➡ 334 00:19:18,057 --> 00:19:22,561 醜聞で後宮を追い出された身では 手も足も出せない》 335 00:19:22,561 --> 00:19:26,565 《もう二度と 2人が並び立つ日は 来ないだろう》 336 00:19:30,069 --> 00:19:33,072 使え。 ん? 337 00:19:33,072 --> 00:19:35,074 血が出ているぞ。 338 00:19:35,074 --> 00:19:37,610 平気ですよ 薄皮一枚ですし。 339 00:19:37,610 --> 00:19:40,179 そういう問題じゃ ない。 340 00:19:40,179 --> 00:19:41,580 はあ。 341 00:19:41,580 --> 00:19:45,551 《こんな上等な絹に 血を付けるのはなぁ~》 342 00:19:45,551 --> 00:19:49,088 なぜ 病人が物置にいると分かった? 343 00:19:49,088 --> 00:19:51,090 変装していたくらいだし➡ 344 00:19:51,090 --> 00:19:54,093 最初から 分かっていたわけではあるまい。 345 00:19:54,093 --> 00:19:57,630 ある程度 目星は付けてましたよ。 346 00:19:57,630 --> 00:20:02,068 病気なので 皆の寝床から離れた 目立たない場所だろうと。 347 00:20:02,068 --> 00:20:05,571 まさか 物置とは思いませんでしたが…。 348 00:20:05,571 --> 00:20:08,074 それと 目印があったので。 349 00:20:08,074 --> 00:20:09,575 ん? 350 00:20:09,575 --> 00:20:12,078 あの庭木が? はい。 351 00:20:12,078 --> 00:20:15,081 本来 あの花は ほとんど赤なんです。 352 00:20:15,081 --> 00:20:17,583 なのに白い花しか咲いていない。 353 00:20:17,583 --> 00:20:20,619 誰かが選んで植えたのでしょう。 354 00:20:20,619 --> 00:20:24,590 風水では緑と白の組み合わせは 健康にいいそうですから。 355 00:20:24,590 --> 00:20:26,559 なるほどな。 356 00:20:26,559 --> 00:20:31,097 それに オシロイバナというのが 何とも皮肉ですが。 357 00:20:31,097 --> 00:20:33,099 オシロイバナ? 358 00:20:33,099 --> 00:20:35,067 種に詰まっている白い粉が➡ 359 00:20:35,067 --> 00:20:37,069 堕胎剤にも使われるんです。 360 00:20:37,069 --> 00:20:38,571 あっ…! 361 00:20:38,571 --> 00:20:40,573 そこら中に生えてるぞ! 362 00:20:40,573 --> 00:20:43,609 作り方さえ知らなければ 害はありません。 363 00:20:43,609 --> 00:20:46,178 今日の香油と同じです。 364 00:20:46,178 --> 00:20:48,080 あっ…。 あっ。 365 00:20:48,080 --> 00:20:50,049 杏さまは なぜ➡ 366 00:20:50,049 --> 00:20:53,552 香油が堕胎剤になることを 知っていたのでしょう。 367 00:20:53,552 --> 00:20:58,090 それも キャラバンが持ち込んだ 交易品が。 368 00:20:58,090 --> 00:21:02,061 問いただしたところで 口を割るかどうかは分からんが。 369 00:21:02,061 --> 00:21:06,098 薬屋 一つ聞いてもいいか? 370 00:21:06,098 --> 00:21:08,100 この後宮の中に➡ 371 00:21:08,100 --> 00:21:13,072 香油が堕胎剤となることを 吹き込んだ人物がいると? 372 00:21:13,072 --> 00:21:15,074 分かりません。 373 00:21:15,074 --> 00:21:19,078 ですが 用心するに越したことは ないかと。 374 00:21:23,082 --> 00:21:26,085 (瑶) あ あの…。 ん? 375 00:21:28,087 --> 00:21:30,122 《オシロイバナ…》 376 00:21:30,122 --> 00:21:32,658 物置にいた子 どうなりました? 377 00:21:32,658 --> 00:21:36,095 後宮を出て治療を受けるそうです。 378 00:21:36,095 --> 00:21:38,097 《梨花さまの申し出だ》 379 00:21:38,097 --> 00:21:40,566 《責任は自分にあるからと➡ 380 00:21:40,566 --> 00:21:43,102 費用も負担するらしい》 381 00:21:43,102 --> 00:21:46,605 はぁ… そうですか…。 382 00:21:46,605 --> 00:21:57,650 ♬~ 383 00:21:57,650 --> 00:22:00,586 (皇帝) あの薬師が来ていたようだな。 384 00:22:00,586 --> 00:22:03,589 (梨花妃) はい 何でもご存じですのね。 385 00:22:03,589 --> 00:22:06,559 彼女には助けられてばかりです。 386 00:22:12,097 --> 00:22:14,567 どうなさいました? 387 00:22:16,101 --> 00:22:17,636 ん? 388 00:22:17,636 --> 00:22:19,605 (皇帝) いや…。 389 00:22:25,544 --> 00:22:37,056 ♬~ 390 00:22:37,056 --> 00:22:57,042 ♬~ 391 00:22:57,042 --> 00:23:17,096 ♬~ 392 00:23:17,096 --> 00:23:19,632 ♬~ 393 00:23:19,632 --> 00:23:39,551 ♬~ 394 00:23:39,551 --> 00:23:41,086 ♬~ 395 00:23:41,086 --> 00:23:46,558 ♬~ 396 00:23:46,558 --> 00:23:51,530 ♬~