1 00:00:01,101 --> 00:00:05,105 ♬~ 2 00:00:05,105 --> 00:00:25,192 ♬~ 3 00:00:25,192 --> 00:00:37,137 ♬~ 4 00:00:37,137 --> 00:00:57,157 ♬~ 5 00:00:57,157 --> 00:01:17,077 ♬~ 6 00:01:17,077 --> 00:01:29,089 ♬~ 7 00:01:41,101 --> 00:01:49,576 ♬~ 8 00:01:51,044 --> 00:01:53,080 (扉が開く音) 9 00:01:53,080 --> 00:01:55,582 (紅娘) 今日から ここが あなたの部屋よ。 10 00:01:55,582 --> 00:01:57,618 (猫猫) 物置小屋…。 11 00:01:57,618 --> 00:02:00,687 本当に ここを使えと? 12 00:02:00,687 --> 00:02:03,624 (紅娘) ええ 反省なさい。 13 00:02:03,624 --> 00:02:05,659 (桜花)((ひぃ~!)) 14 00:02:05,659 --> 00:02:08,128 ((桜花さま 大丈夫ですか?)) 15 00:02:08,128 --> 00:02:10,664 ((ん… あぁ…)) 16 00:02:10,664 --> 00:02:13,633 ((あぁ… だ 大丈夫じゃないわよ!)) 17 00:02:13,633 --> 00:02:16,603 ((そんなものばかり集めて 信じられない!)) 18 00:02:16,603 --> 00:02:19,172 ((そのうち 紅娘さまに部屋を追い出されて➡ 19 00:02:19,172 --> 00:02:21,642 物置小屋に移されちゃうわよ!)) 20 00:02:21,642 --> 00:02:24,644 ((ふむ… それは いいですね)) 21 00:02:24,644 --> 00:02:26,079 ((えっ)) 22 00:02:26,079 --> 00:02:28,048 ((物置小屋なら 今の部屋より広いし➡ 23 00:02:28,048 --> 00:02:30,717 夜中に音を立てても…)) 24 00:02:30,717 --> 00:02:33,687 ((猫猫…?)) ((うん アリだな)) 25 00:02:33,687 --> 00:02:36,256 ((そうと決まれば急ぎましょう)) 26 00:02:36,256 --> 00:02:38,625 ((早く帰って 紅娘さまに打診しないと)) 27 00:02:38,625 --> 00:02:42,129 ((えっ ちょっと ちょっとぉ~!)) 28 00:02:48,168 --> 00:02:50,637 ((こ これは…)) 29 00:02:50,637 --> 00:02:53,106 (桜花:紅娘)((ハァ…)) 30 00:02:53,106 --> 00:02:55,175 しっかり反省なさい。 31 00:02:55,175 --> 00:02:57,077 紅娘さま…。 ん? 32 00:02:57,077 --> 00:02:59,046 ありがとうございます! え? 33 00:02:59,046 --> 00:03:02,049 ここに薬草を干して! ここで調薬をして! 34 00:03:02,049 --> 00:03:05,052 ここはあれで あれは ここで…! うほ~! 35 00:03:05,052 --> 00:03:08,055 へ…? だから言ったじゃないですか! 36 00:03:08,055 --> 00:03:10,057 意味ないって! 37 00:03:10,057 --> 00:03:13,593 (愛藍) 物置小屋… 信じられない。 38 00:03:13,593 --> 00:03:16,129 (貴園) 紅娘さまに告げ口するなんて➡ 39 00:03:16,129 --> 00:03:19,066 さすがにひどいんじゃない? 桜花。 40 00:03:19,066 --> 00:03:21,068 わ 私じゃないわよ! 41 00:03:21,068 --> 00:03:24,037 猫猫が 自分で紅娘さまに打診したのよ! 42 00:03:24,037 --> 00:03:26,573 ねぇ 猫猫? はい。 43 00:03:26,573 --> 00:03:28,575 何かと都合が良かったので。 44 00:03:28,575 --> 00:03:31,044 (桜花) う…。 (貴園:愛藍) え…。 45 00:03:31,044 --> 00:03:35,582 それはそうと 猫猫 もう虫を集めるのは やめてよね。 46 00:03:35,582 --> 00:03:37,117 虫? 47 00:03:37,117 --> 00:03:40,554 私が集めているのは トカゲの尻尾ですが…。 48 00:03:40,554 --> 00:03:44,057 それに 桜花さまが倒れて以来 集めていません。 49 00:03:44,057 --> 00:03:47,561 あ… 本当に? でも➡ 50 00:03:47,561 --> 00:03:50,063 「変な女官が笑いながら 虫を捕まえている」って➡ 51 00:03:50,063 --> 00:03:52,065 噂になってるわよ。 52 00:03:52,065 --> 00:03:54,067 そんなことは していません。 53 00:03:54,067 --> 00:03:56,570 《確かに 仕事で蛾を集めてたけど➡ 54 00:03:56,570 --> 00:03:58,605 笑いながら虫を捕る…》 55 00:03:58,605 --> 00:04:00,140 アハハ…。 56 00:04:00,140 --> 00:04:01,675 《あ…》 57 00:04:01,675 --> 00:04:04,077 (桜花:貴園:愛藍) うぅ…。 58 00:04:04,077 --> 00:04:07,080 《これは由々しき事態である》 59 00:04:07,080 --> 00:04:11,051  何かを食べながら話している  (小蘭) ふええ? さいひん ひふい みたっへ? 60 00:04:11,051 --> 00:04:15,055 そう 子翠 最近見かけた? 61 00:04:15,055 --> 00:04:20,060 (小蘭) 子翠ねぇ あの子 神出鬼没だからなぁ…。 62 00:04:23,096 --> 00:04:27,167 (小蘭) ねぇねぇ~ 誰か 子翠がどこにいるか知らな~い? 63 00:04:27,167 --> 00:04:31,071 子翠? 見たような 見てないような…。 64 00:04:31,071 --> 00:04:34,541 えっ どこにいたの? 教えてよ~。 65 00:04:34,541 --> 00:04:38,044 えっと… ん~…。 ん…。 66 00:04:38,044 --> 00:04:43,550 《あぁ 妃付きの侍女だから 警戒しているのか》 67 00:04:43,550 --> 00:04:47,587 《小蘭のように 誰にでも 分け隔てなく接する子の方が➡ 68 00:04:47,587 --> 00:04:49,623 珍しいんだよな》 69 00:04:49,623 --> 00:04:51,691 《何か釣れるものは…》 70 00:04:51,691 --> 00:04:54,060 《おっ これは…》 71 00:04:54,060 --> 00:04:56,596 詳しいお話次第では➡ 72 00:04:56,596 --> 00:04:59,666 これを差し上げるんですけど。 73 00:04:59,666 --> 00:05:02,569 (壬氏)((使え 血が出ているぞ)) 74 00:05:02,569 --> 00:05:04,571 (下女たち) はぁ~! 75 00:05:04,571 --> 00:05:07,073 こ ここ… この香りは…。 76 00:05:07,073 --> 00:05:10,110 まさか あの方の…。 77 00:05:10,110 --> 00:05:13,113 ご想像にお任せします。 78 00:05:13,113 --> 00:05:16,650 お話を聞かせていただけますか? 79 00:05:16,650 --> 00:05:20,053 (足音) 80 00:05:20,053 --> 00:05:25,058 《聞いた話だと 北の雑木林に よくいるそうだけど…》 81 00:05:25,058 --> 00:05:27,561 《確か 前にもこの辺で会ったな》 82 00:05:27,561 --> 00:05:30,063 《お気に入りの場所 なんだろうか…》 83 00:05:35,569 --> 00:05:38,638 蚊遣りを持ってくれば よかったな…。 84 00:05:38,638 --> 00:05:40,140 ん? 85 00:05:40,140 --> 00:05:42,075 オシロイバナ。 86 00:05:42,075 --> 00:05:45,545 こんな所にあったのか…。 87 00:05:45,545 --> 00:05:48,548 《小さい頃は よく妓女たちと➡ 88 00:05:48,548 --> 00:05:51,551 オシロイバナの種を 採りに行ったんだよな》 89 00:05:51,551 --> 00:05:55,088 《中の粉を おしろいとして 使うためじゃなくて➡ 90 00:05:55,088 --> 00:05:58,058 堕胎剤を作るために…》 91 00:05:59,626 --> 00:06:03,563 《杏は当初 香をつけていなかった》 92 00:06:03,563 --> 00:06:07,067 《梨花妃に取って代わる 妃になろうとしていた杏が➡ 93 00:06:07,067 --> 00:06:11,071 流産の危険性がある香を 避けるのはおかしくない》 94 00:06:11,071 --> 00:06:15,542 《そんな杏が 香をつけてまで 堕胎剤を作ろうとした》 95 00:06:15,542 --> 00:06:17,577 《それは恐らく…》 96 00:06:17,577 --> 00:06:19,579 《何も玉葉さまだけが➡ 97 00:06:19,579 --> 00:06:22,616 皇帝の寵愛を 受けているわけではない》 98 00:06:22,616 --> 00:06:27,554 《梨花さまが妊娠している 可能性も十分にある》 99 00:06:27,554 --> 00:06:32,058 《だが あの一件の違和感は それだけじゃ ない》 100 00:06:32,058 --> 00:06:34,561 《妓女たちの作る堕胎剤には➡ 101 00:06:34,561 --> 00:06:38,064 オシロイバナの他に ホオズキやボタン➡ 102 00:06:38,064 --> 00:06:42,068 鳳仙花や芍薬 水銀などを使う》 103 00:06:42,068 --> 00:06:47,140 《水銀は ともかく 他は後宮内でも手に入るものだ》 104 00:06:47,140 --> 00:06:50,543 《後宮の中にあるのに 杏は堕胎剤の材料を➡ 105 00:06:50,543 --> 00:06:53,546 キャラバンが持ち込んだもので そろえていた》 106 00:06:53,546 --> 00:06:56,549 《つまり 薬の知識のない杏に➡ 107 00:06:56,549 --> 00:07:00,053 毒の作り方を教えた人間がいる》 108 00:07:00,053 --> 00:07:04,057 《恐らく その人物は まだ後宮内に…》 109 00:07:04,057 --> 00:07:06,593 (鈴虫の鳴き声) ん? 110 00:07:06,593 --> 00:07:09,129 (鈴虫の鳴き声) 111 00:07:09,129 --> 00:07:11,698 (子翠) 見~~っけ! (鈴虫の鳴き声) 112 00:07:11,698 --> 00:07:14,567 待て待て 待て待て…! (鈴虫の鳴き声) 113 00:07:14,567 --> 00:07:17,070 《あんなのと 一緒にされていたなんて➡ 114 00:07:17,070 --> 00:07:19,072 心外だな》 115 00:07:19,072 --> 00:07:21,074 つっかまえた! 116 00:07:21,074 --> 00:07:24,110 (鳴き声) 117 00:07:24,110 --> 00:07:26,613 エヘヘ…。 118 00:07:26,613 --> 00:07:28,081 ん? 119 00:07:28,081 --> 00:07:29,582 ん~‼ 120 00:07:29,582 --> 00:07:31,117 虫! 121 00:07:31,117 --> 00:07:33,687 (鈴虫がつぶれる音) あっ。 122 00:07:33,687 --> 00:07:37,090 子翠… どいてくれると うれしいんだけど。 123 00:07:37,090 --> 00:07:40,093 エ… エヘヘヘ…。 124 00:07:41,594 --> 00:07:44,097 (子翠) ごめんねぇ 猫猫。 125 00:07:44,097 --> 00:07:48,068 別に その虫を捕まえようとしたの? 126 00:07:48,068 --> 00:07:49,602 うん! 127 00:07:49,602 --> 00:07:52,138 《相当 虫が好きなんだな》 128 00:07:52,138 --> 00:07:53,606 おっ? 129 00:07:57,677 --> 00:07:59,579 フフ~。 130 00:07:59,579 --> 00:08:03,083 この虫は 東方の島国に生息している虫で➡ 131 00:08:03,083 --> 00:08:05,085 羽を合わせて音を鳴らすんだよ。 132 00:08:05,085 --> 00:08:07,587 多分 交易品の中にあったやつが 逃げたんだろうね。 133 00:08:07,587 --> 00:08:09,589 きっと 前に捕まえた蛾みたいに➡ 134 00:08:09,589 --> 00:08:11,591 ここにしか 自生していないと思うよ。 135 00:08:11,591 --> 00:08:15,128 ちょっと色が ゴキブリに似てるけど 違う生き物だから大丈夫だよ! 136 00:08:15,128 --> 00:08:18,665 それでね それでね…。 《聞かなきゃよかった》 137 00:08:18,665 --> 00:08:20,567 (鳴子の音) 138 00:08:20,567 --> 00:08:23,069 (2人) ん? (鳴子の音) 139 00:08:23,069 --> 00:08:25,572 《何の音だ?》 (鳴子の音) 140 00:08:25,572 --> 00:08:34,080 ♬~(鳴子の音) 141 00:08:34,080 --> 00:08:37,117 《あれは確か 皇太后さま…?》 142 00:08:37,117 --> 00:08:39,652 《昨年の園遊会で見かけたけど➡ 143 00:08:39,652 --> 00:08:42,088 本当に若いな》 144 00:08:42,088 --> 00:08:46,092 《主上の母親とは思えない…》 145 00:08:46,092 --> 00:08:49,596 何で隠れるの? 猫猫こそ。 146 00:08:49,596 --> 00:08:52,599 まぁ 条件反射というか…。 147 00:08:52,599 --> 00:08:56,102 (子翠) 診療所に行くのかな? 診療所? 148 00:08:56,102 --> 00:09:00,140 (子翠) うん 女官たちがやってる 非公式の診療所なんだけど。 149 00:09:00,140 --> 00:09:02,175 それは知ってる。 150 00:09:02,175 --> 00:09:05,078 あれ 皇太后さまがつくったんだって。 151 00:09:05,078 --> 00:09:07,080 皇太后さまが? 152 00:09:07,080 --> 00:09:09,582 女帝の権力が 強い時代だったから➡ 153 00:09:09,582 --> 00:09:12,085 公にはつくれなかったらしいけど。 154 00:09:12,085 --> 00:09:14,587 へぇ そうなんだ。 155 00:09:14,587 --> 00:09:17,090 優しい方なんだよね➡ 156 00:09:17,090 --> 00:09:19,092 皇太后さまは。 157 00:09:21,094 --> 00:09:25,165 それに 宦官や奴隷の制度が 禁止になったのも➡ 158 00:09:25,165 --> 00:09:27,600 皇太后さまの口添えが あったんだって。 159 00:09:27,600 --> 00:09:29,602 ふ~ん。 160 00:09:29,602 --> 00:09:31,571 《人道的な面を思えば➡ 161 00:09:31,571 --> 00:09:34,073 奴隷廃止は いいことだろう》 162 00:09:34,073 --> 00:09:38,077 《だが 牛馬のように扱われる 奴隷はともかく➡ 163 00:09:38,077 --> 00:09:42,082 妓女のように 自分の身を担保に 借金をする場合➡ 164 00:09:42,082 --> 00:09:45,652 雇用に近い合法として扱われる》 165 00:09:45,652 --> 00:09:47,554 《ただ はたから見れば➡ 166 00:09:47,554 --> 00:09:50,557 妓女も 奴隷に見えないこともない》 167 00:09:50,557 --> 00:09:55,061 《婆も廃止が決まった時は ひやひやしたって言ってたな…》 168 00:09:55,061 --> 00:09:58,064 《表向きは 廃止された奴隷制度だが➡ 169 00:09:58,064 --> 00:10:00,567 名前を変えて 今も存在しているのは➡ 170 00:10:00,567 --> 00:10:03,069 周知の事実だ》 171 00:10:03,069 --> 00:10:06,139 (子翠) さてと 私そろそろ帰らないと。 172 00:10:06,139 --> 00:10:09,576 猫猫もあんまり道草 食ってると 怒られるんじゃない? 173 00:10:09,576 --> 00:10:13,079 う~ん そうなんだけど…。 174 00:10:13,079 --> 00:10:16,049 《皇太后さまが 診療所に向かっているのは➡ 175 00:10:16,049 --> 00:10:20,587 先日の水晶宮の一件と 何か 関係があるのだろうか》 176 00:10:20,587 --> 00:10:23,089 《皇太后さまが乗り出すなら➡ 177 00:10:23,089 --> 00:10:26,593 後宮の医療体制に 改革が起こるかもしれない》 178 00:10:26,593 --> 00:10:30,063 《そんな話なら ぜひ聞きたいが…》 179 00:10:32,665 --> 00:10:35,568 やっぱ帰る。 ん? 180 00:10:35,568 --> 00:10:39,072 《最近 怒らせてばかりだからな…》 181 00:10:39,072 --> 00:10:42,542 (紅娘) やり直し! はい…。 182 00:10:42,542 --> 00:10:44,577 《これで三度目だ》 183 00:10:44,577 --> 00:10:48,081 《とうとう いびりが 始まったのかと思ったが…》 184 00:10:48,081 --> 00:10:50,049 (紅娘) 甘いわよ! (桜花) はい! 185 00:10:50,049 --> 00:10:52,085 (紅娘) そこ! (貴園) はい! 186 00:10:52,085 --> 00:10:54,154 《他の侍女たちも ダメ出しを食らっている》 187 00:10:54,154 --> 00:10:56,055 いつもより念入りに! 188 00:10:56,055 --> 00:10:58,057 ほこり一つ残さないでね‼ 189 00:10:58,057 --> 00:11:01,561 《何だ? 誰か来るのか?》 190 00:11:04,063 --> 00:11:07,567 (玉葉妃) お久しぶりです 安氏さま。 191 00:11:10,069 --> 00:11:13,606 《皇太后さまだった!》 192 00:11:13,606 --> 00:11:16,176 (安氏) 体に変わりは なくて? 193 00:11:16,176 --> 00:11:18,678 お気遣い ありがとうございます。 194 00:11:18,678 --> 00:11:23,082 《皇太后さまは 玉葉さまの妊娠をご存じなのか》 195 00:11:23,082 --> 00:11:26,586 《それだけ信頼されてる ってことか…》 196 00:11:28,588 --> 00:11:31,057 (鈴麗) あぅ…。 (安氏) フフ…。 197 00:11:31,057 --> 00:11:33,092 《嫁 姑 というよりは➡ 198 00:11:33,092 --> 00:11:37,096 少し年の離れた友人のような 雰囲気だな》 199 00:11:37,096 --> 00:11:39,632 (安氏) あなた…。 200 00:11:39,632 --> 00:11:43,169 (安氏) 確か 壬氏のもとより 手配された侍女よね? 201 00:11:43,169 --> 00:11:45,104 はい そうですが。 202 00:11:45,104 --> 00:11:47,073 《なぜ知ってる?》 203 00:11:47,073 --> 00:11:49,108 水蓮から聞いたの。 204 00:11:49,108 --> 00:11:52,579 しごきがいのある子が 後宮に戻ったって。 205 00:11:52,579 --> 00:11:56,583 水蓮は昔 私の侍女をしていたのよ。 206 00:11:57,584 --> 00:12:01,154 《なるほど あの食えない侍女と皇太后は➡ 207 00:12:01,154 --> 00:12:03,656 旧知の仲だったのか》 208 00:12:08,561 --> 00:12:11,598 安氏さま 申し訳ありませんが➡ 209 00:12:11,598 --> 00:12:14,100 鈴麗が疲れたようなので➡ 210 00:12:14,100 --> 00:12:16,603 寝かしつけてきても よろしいでしょうか? 211 00:12:16,603 --> 00:12:19,606 ええ いいわよ。 212 00:12:23,076 --> 00:12:27,080 (安氏) 察しのいい子ね 本当に。 213 00:12:28,648 --> 00:12:31,684 さぁ そこにおかけなさい。 214 00:12:31,684 --> 00:12:34,087 はい。 215 00:12:34,087 --> 00:12:36,089 (安氏) あなた➡ 216 00:12:36,089 --> 00:12:39,592 いろいろな問題事を 解決しているそうね。 217 00:12:41,094 --> 00:12:44,597 私は 自分が持っている知識の中で➡ 218 00:12:44,597 --> 00:12:48,601 状況に当てはまるものを 提示しているだけです。 219 00:12:50,603 --> 00:12:53,139 《否定的に聞こえただろうか》 220 00:12:53,139 --> 00:12:56,209 《しかし 突飛な想像力もなければ➡ 221 00:12:56,209 --> 00:12:59,078 おやじのような博識さも ない》 222 00:12:59,078 --> 00:13:02,582 《前もって 言っておかないと 落ち着かないし➡ 223 00:13:02,582 --> 00:13:06,085 それが信条だから 仕方ない…》 224 00:13:10,089 --> 00:13:12,091 (安氏) それでもいいわ。 225 00:13:14,093 --> 00:13:15,595 ん? 226 00:13:15,595 --> 00:13:18,164 (安氏) 分かる範囲でいいの。 227 00:13:18,164 --> 00:13:21,134 調べてもらいたいのよ。 228 00:13:24,103 --> 00:13:26,572 (安氏) 私は…。 229 00:13:28,074 --> 00:13:32,478 先の帝に呪いをかけたのかしら。 230 00:13:41,087 --> 00:13:49,562 (荷物を整理する音) 231 00:13:49,562 --> 00:13:52,065 呪い か。 232 00:13:52,065 --> 00:13:56,069 《そんなふうに思っても 仕方ないのかもしれない》 233 00:13:56,069 --> 00:13:58,104 《先の帝について➡ 234 00:13:58,104 --> 00:14:01,140 正直 いい話は聞いたことがない》 235 00:14:01,140 --> 00:14:05,078 《愚帝 昏君 女帝のかいらい➡ 236 00:14:05,078 --> 00:14:09,549 後宮内で一番有名なのは ロリコンだろうか…》 237 00:14:11,050 --> 00:14:13,553 《政略結婚や借金のかたに➡ 238 00:14:13,553 --> 00:14:16,055 幼い妻をめとることはある》 239 00:14:16,055 --> 00:14:20,593 《しかし 先帝は 妙齢の女官が数多くいる中で➡ 240 00:14:20,593 --> 00:14:24,664 一番幼い娘にばかり 手を出していた》 241 00:14:24,664 --> 00:14:28,067 《皇太后さまの腹には傷がある》 242 00:14:28,067 --> 00:14:30,570 《今の帝を出産される際➡ 243 00:14:30,570 --> 00:14:34,073 まだ体が育ちきっていなかった 皇太后さまは➡ 244 00:14:34,073 --> 00:14:36,542 腹を切るしかなかったのだ》 245 00:14:36,542 --> 00:14:39,579 《そして その出産を手伝うために➡ 246 00:14:39,579 --> 00:14:42,048 わざわざ宦官にさせられたのが➡ 247 00:14:42,048 --> 00:14:45,118 不幸なわがおやじ 羅門だ》 248 00:14:45,118 --> 00:14:47,653 《そんな犠牲を払ったためか➡ 249 00:14:47,653 --> 00:14:49,555 現帝は元気に育ち➡ 250 00:14:49,555 --> 00:14:53,559 皇太后さまは その後 皇弟を出産した》 251 00:14:53,559 --> 00:14:57,563 《皇弟の年齢は確か 私の一つ上》 252 00:14:57,563 --> 00:15:02,068 《出産した時の皇太后さまは 三十路前》 253 00:15:02,068 --> 00:15:04,570 《とうに 少女とは言えない年齢だ》 254 00:15:04,570 --> 00:15:07,640 《となると…》 255 00:15:07,640 --> 00:15:11,577 《皇弟は本当に 先帝の子なのか…》 256 00:15:11,577 --> 00:15:13,045 はぁっ。 257 00:15:13,045 --> 00:15:16,549 《こんなこと 口にしたら 打ち首にされかねない》 258 00:15:20,086 --> 00:15:24,056 《数日後 皇太后さまが 茶会という形で➡ 259 00:15:24,056 --> 00:15:27,059 上級妃4人が集まる場を 設けてくれた》 260 00:15:27,059 --> 00:15:29,629 (紅娘) 玉葉さま こちらへ。 261 00:15:29,629 --> 00:15:33,566 茶会まで まだ時間がありますので お休みになってください。 262 00:15:33,566 --> 00:15:36,569 ええ そうさせてもらうわ。 263 00:15:39,071 --> 00:15:41,073 《玉葉さまは妊娠初期の➡ 264 00:15:41,073 --> 00:15:45,044 眠くなりやすい症状が 続いている》 265 00:15:45,044 --> 00:15:47,580 皇太后さま どういうおつもりかしら。 266 00:15:47,580 --> 00:15:50,082 後宮の外でお茶会だなんて。 267 00:15:50,082 --> 00:15:53,152 (愛藍) 後宮の外といっても内廷よ。 268 00:15:53,152 --> 00:15:55,087 主上さまのお住まいじゃない。 269 00:15:55,087 --> 00:15:57,590 だから余計緊張するの! 270 00:15:57,590 --> 00:15:59,592 普段 入らないようなとこよ。 271 00:15:59,592 --> 00:16:03,563 玉葉さまが妊娠してるのは 皇太后さまも ご存じなのに➡ 272 00:16:03,563 --> 00:16:06,566 どうして今…。 確かにねぇ。 273 00:16:06,566 --> 00:16:09,569 その辺は 配慮してくださると思うけど。 274 00:16:09,569 --> 00:16:11,604 皇太后さまはね。 275 00:16:11,604 --> 00:16:15,675 他の妃は どうか 分からないじゃない。 276 00:16:15,675 --> 00:16:19,078 《玉葉さまの妊娠は 公然の秘密だが➡ 277 00:16:19,078 --> 00:16:21,547 面と向かっての茶会であれば➡ 278 00:16:21,547 --> 00:16:25,084 あからさまな探りを 入れられることもある》 279 00:16:25,084 --> 00:16:27,053 《ただ 梨花妃は➡ 280 00:16:27,053 --> 00:16:31,057 あえて自分に飛び火するような 質問は しないだろう》 281 00:16:31,057 --> 00:16:34,093 《それに 元々 気位の高い梨花妃は➡ 282 00:16:34,093 --> 00:16:37,129 相手をおとしめることは しない》 283 00:16:37,129 --> 00:16:39,165 《玉葉さまとしても➡ 284 00:16:39,165 --> 00:16:41,601 より血統の貴い梨花妃と ケンカするのは➡ 285 00:16:41,601 --> 00:16:44,070 賢い選択ではない》 286 00:16:44,070 --> 00:16:48,074 《里樹妃が言うとすれば 侍女にそそのかされた場合だが➡ 287 00:16:48,074 --> 00:16:53,079 元毒見役の侍女頭が 出しゃばるとは思えない》 288 00:16:53,079 --> 00:16:55,581 《あるとすれば 楼蘭妃》 289 00:16:55,581 --> 00:16:57,617 《服装が派手なこと以外➡ 290 00:16:57,617 --> 00:17:01,120 不思議なほど 噂が回ってこない…》 291 00:17:02,555 --> 00:17:05,558 (紅娘) 猫猫 ちょっといい? 292 00:17:05,558 --> 00:17:07,059 ん…? 293 00:17:07,059 --> 00:17:08,561 はい。 294 00:17:12,064 --> 00:17:13,566 何でしょうか? 295 00:17:13,566 --> 00:17:16,068 (紅娘) 今日の毒見は 私がするわ。 296 00:17:16,068 --> 00:17:19,605 そういう流れって 分かるわね? 297 00:17:19,605 --> 00:17:22,174 分かりました。 298 00:17:22,174 --> 00:17:26,045 《皇太后さまが用意した席では 毒見役を付けない➡ 299 00:17:26,045 --> 00:17:29,081 …ということで 信頼していることを示す➡ 300 00:17:29,081 --> 00:17:30,583 …ってことか》 301 00:17:30,583 --> 00:17:33,085 (紅娘) それで あなただけど➡ 302 00:17:33,085 --> 00:17:37,556 皇太后さまが 手伝いに貸してほしいそうよ。 303 00:17:37,556 --> 00:17:41,060 また 何か 問題を持ち込まれているの? 304 00:17:42,161 --> 00:17:46,732 ((私は 先の帝に呪いをかけたのかしら)) 305 00:17:46,732 --> 00:17:51,070 ((できれば もっと 違う場所で話をしたいわ)) 306 00:17:51,070 --> 00:17:54,573 (紅娘) 別にいいわ どうせ 言えないことでしょうから。 307 00:17:54,573 --> 00:17:56,075 ただし! うっ! 308 00:17:56,075 --> 00:18:01,547 玉葉さまを裏切るようなマネは しないでちょうだいね。 309 00:18:01,547 --> 00:18:06,052 紅娘さまを 敵に回したくありません。 310 00:18:09,655 --> 00:18:11,057 なら いいわ! 311 00:18:11,057 --> 00:18:15,061 私も 猫猫とは いい関係でいたいもの。 312 00:18:15,061 --> 00:18:17,063 そうですね。 313 00:18:17,063 --> 00:18:22,034 《紅娘さま やはり 玉葉さまの侍女頭なだけある》 314 00:18:24,070 --> 00:18:26,572 ハァ ハァ…。 315 00:18:26,572 --> 00:18:30,643 《皇太后さまの用事といったら 呪いの件だよな》 316 00:18:30,643 --> 00:18:34,580 (足音) 317 00:18:34,580 --> 00:18:36,549 お待たせしました。 318 00:18:36,549 --> 00:18:39,051 (安氏の侍女) こちらへ。 319 00:18:39,051 --> 00:18:41,587 今の後宮ができる前は➡ 320 00:18:41,587 --> 00:18:44,557 ここが 後宮として機能していました。 321 00:18:44,557 --> 00:18:47,026 そうなんですか…。 322 00:18:48,060 --> 00:18:50,096 《人の気配は ないが➡ 323 00:18:50,096 --> 00:18:53,099 ちり一つないほど 掃除は行き届いている》 324 00:18:58,571 --> 00:19:02,475 《枯れ山水の玉砂利も キレイに掃かれてるな…》 325 00:19:05,077 --> 00:19:07,580 (安氏の侍女) ここです。 326 00:19:07,580 --> 00:19:09,548 先へは入れません。 327 00:19:09,548 --> 00:19:14,053 この先は掃除の者も 入室を許可されておりませんので。 328 00:19:15,621 --> 00:19:19,091 (扉が開く音) 329 00:19:22,061 --> 00:19:25,064 (においを嗅ぐ音) 《何だ このにおい…》 330 00:19:25,064 --> 00:19:28,567 この部屋は…? 331 00:19:28,567 --> 00:19:30,536 (安氏の侍女) 先の先の帝の時代➡ 332 00:19:30,536 --> 00:19:36,575 女官から下級の妃になった方が 住んでいた場所です。 333 00:19:36,575 --> 00:19:39,612 女帝と呼ばれた方の部屋であり➡ 334 00:19:39,612 --> 00:19:42,648 先帝が育まれた場所でもあり➡ 335 00:19:42,648 --> 00:19:45,584 身まかられた場所でもあります。 336 00:19:45,584 --> 00:19:48,087 あ…。 337 00:19:48,087 --> 00:19:50,589 場所を変えましょう。 338 00:20:03,602 --> 00:20:08,174 (安氏の侍女) 晩年 先帝と 女帝と呼ばれた母君は➡ 339 00:20:08,174 --> 00:20:12,044 あの部屋に こもることが 多くなりました。 340 00:20:12,044 --> 00:20:15,047 思い出にすがるように入り浸り➡ 341 00:20:15,047 --> 00:20:17,550 先帝は気が弱っていたのか➡ 342 00:20:17,550 --> 00:20:19,552 女帝の死後➡ 343 00:20:19,552 --> 00:20:23,055 後を追うように あの部屋で息を引き取りました。 344 00:20:23,055 --> 00:20:27,059 失礼ですが お若かったわけでは ありませんよね? 345 00:20:27,059 --> 00:20:30,629 天寿を全うされた と言っても いいお年でした。 346 00:20:30,629 --> 00:20:34,567 では なぜ 皇太后さまは呪いだと…? 347 00:20:34,567 --> 00:20:38,037 呪いなどないと 私も申し上げました。 348 00:20:38,037 --> 00:20:40,639 しかし安氏さまは…。 349 00:20:40,639 --> 00:20:42,641 (安氏)((私が呪ったの)) 350 00:20:42,641 --> 00:20:45,144 ((いなくなればいいと)) 351 00:20:45,144 --> 00:20:47,646 ((ずっとずっと…)) 352 00:20:47,646 --> 00:20:50,616 ((毎夜のごとく思っていたわ)) 353 00:20:52,118 --> 00:20:56,555 何か 呪いがかかったという根拠は あるのですか? 354 00:20:56,555 --> 00:20:58,557 フゥ…。 355 00:20:58,557 --> 00:21:01,594 魂抜けされた先帝のお体は➡ 356 00:21:01,594 --> 00:21:04,563 1年間 霊廟にて安置されます。 357 00:21:04,563 --> 00:21:07,566 翌年 主上と安氏さまは➡ 358 00:21:07,566 --> 00:21:12,671 先帝を埋葬するため ご遺体をご覧になったのですが…。 359 00:21:12,671 --> 00:21:14,140 (2人)((あっ…)) 360 00:21:14,140 --> 00:21:16,175 (安氏の侍女の声) ご遺体は亡くなられた時と➡ 361 00:21:16,175 --> 00:21:19,145 ほぼ同じ姿で残っていたのです。 362 00:21:21,046 --> 00:21:24,049 つまり 腐ってなかった ということですか? 363 00:21:24,049 --> 00:21:27,052 ええ 同時期に亡くなられた女帝は➡ 364 00:21:27,052 --> 00:21:31,557 とても 口には出せないお姿に なっていたというのに…。 365 00:21:31,557 --> 00:21:33,559 それで安氏さまは➡ 366 00:21:33,559 --> 00:21:36,562 ご自身が先帝に呪いをかけたと…。 367 00:21:36,562 --> 00:21:38,097 はい…。 368 00:21:38,097 --> 00:21:40,666 《なるほどねぇ》 369 00:21:40,666 --> 00:21:43,068 《霊廟は夏でも涼しいが➡ 370 00:21:43,068 --> 00:21:46,038 遺体は氷漬けにでもしない限り➡ 371 00:21:46,038 --> 00:21:49,575 放置すれば 腐って虫が湧き 干からびる》 372 00:21:49,575 --> 00:21:53,546 《そうならなかったというのは 確かに異常だ》 373 00:21:53,546 --> 00:21:56,048 《人は皆 土に返る》 374 00:21:56,048 --> 00:21:59,084 《殿上人も農民も同じだ》 375 00:21:59,084 --> 00:22:01,120 《生まれた立場が違っても➡ 376 00:22:01,120 --> 00:22:04,156 それだけは平等なのだ》 377 00:22:04,156 --> 00:22:07,560 もうじき あの棟は取り壊されます。 378 00:22:07,560 --> 00:22:10,062 それまでに 調べてもらいたいのです。 379 00:22:10,062 --> 00:22:12,064 分かりました。 380 00:22:12,064 --> 00:22:16,569 ただし 一つお願いがあります。 381 00:22:16,569 --> 00:22:18,571 お願い? 382 00:22:25,644 --> 00:22:37,089 ♬~ 383 00:22:37,089 --> 00:22:41,093 ♬~ 384 00:22:41,093 --> 00:22:57,142 ♬~ 385 00:22:57,142 --> 00:23:17,062 ♬~ 386 00:23:17,062 --> 00:23:19,565 ♬~ 387 00:23:19,565 --> 00:23:39,585 ♬~ 388 00:23:39,585 --> 00:23:41,086 ♬~ 389 00:23:41,086 --> 00:23:46,558 ♬~ 390 00:23:46,558 --> 00:23:51,563 ♬~