1 00:00:01,068 --> 00:00:05,072 ♬~ 2 00:00:05,072 --> 00:00:25,158 ♬~ 3 00:00:25,158 --> 00:00:37,037 ♬~ 4 00:00:37,037 --> 00:00:57,090 ♬~ 5 00:00:57,090 --> 00:01:17,077 ♬~ 6 00:01:17,077 --> 00:01:29,056 ♬~ 7 00:01:47,574 --> 00:01:50,577 (老宦官)((この際 血を薄めるのであれば➡ 8 00:01:50,577 --> 00:01:53,580 いっそ このような者を 取り込んでみては)) 9 00:01:53,580 --> 00:01:55,582 (安氏)((お気に入りは 隠しておかないと➡ 10 00:01:55,582 --> 00:01:58,118 誰かに隠されてしまうわよ)) 11 00:01:58,118 --> 00:02:01,188 (足音) 12 00:02:01,188 --> 00:02:04,558 (高順) 壬氏さま おはようございます。 13 00:02:04,558 --> 00:02:07,094 (壬氏) 明日からの準備は 整ったか? 14 00:02:07,094 --> 00:02:09,062 ええ 抜かりなく。 15 00:02:09,062 --> 00:02:11,565 では 残すはあの娘だけか…。 16 00:02:11,565 --> 00:02:14,067 遠征に同行させるのであれば➡ 17 00:02:14,067 --> 00:02:17,070 隠し通すのは難しいかと…。 18 00:02:17,070 --> 00:02:19,106 分かっている。 19 00:02:19,106 --> 00:02:23,643 薬屋には今回の遠征中に 自分の口から話すつもりだ。 20 00:02:23,643 --> 00:02:26,146 本当の身分をな…。 21 00:02:29,583 --> 00:02:33,587 (桜花) 猫猫~ お呼びだよ。 (猫猫) ん? 22 00:02:33,587 --> 00:02:38,558 失礼します 玉葉さま 何かご用でしょうか? 23 00:02:38,558 --> 00:02:41,561 (玉葉妃) 用があるのは私ではなくて…。 24 00:02:41,561 --> 00:02:44,097 私の方だ。 う…。 25 00:02:44,097 --> 00:02:47,667 どのようなご用件でしょう? 26 00:02:47,667 --> 00:02:52,072 この者を数日 返していただきたいと思いまして。 27 00:02:52,072 --> 00:02:54,041 「返して」? 28 00:02:55,042 --> 00:02:58,045 《そういえば 翡翠宮に戻ってきたのは➡ 29 00:02:58,045 --> 00:03:02,049 玉葉さまの出産が終わるまでの 特別処置だったっけ…》 30 00:03:02,049 --> 00:03:04,051 まぁ 困るわ。 31 00:03:04,051 --> 00:03:06,053 その間 毒見はどうするの? 32 00:03:06,053 --> 00:03:08,088 うちの侍女を貸しましょう。 33 00:03:08,088 --> 00:03:11,658 (玉葉妃) 信頼できる方かしら? もちろん。 34 00:03:11,658 --> 00:03:15,529 (玉葉妃) 数日というと どこかへ出かけるのかしら? 35 00:03:15,529 --> 00:03:19,066 断れぬ筋から 狩りに誘われまして…。 36 00:03:19,066 --> 00:03:21,068 (玉葉妃) 断れぬ筋? 37 00:03:21,068 --> 00:03:23,070 子昌さまのお誘いです。 38 00:03:23,070 --> 00:03:25,572 大変ねぇ お付き合いも。 39 00:03:25,572 --> 00:03:29,543 それで うちの猫猫を借りたいと 言うのね。 40 00:03:29,543 --> 00:03:32,579 ええ 返していただければと…。 41 00:03:32,579 --> 00:03:35,115 猫猫じゃなくても いいんじゃない? 42 00:03:35,115 --> 00:03:37,651 うちには他にもいい子がいるわよ。 43 00:03:37,651 --> 00:03:42,556 いえ その娘を返していただけたら それでいいので…。 44 00:03:42,556 --> 00:03:45,592 え~っと… どの子のことかしら? 45 00:03:45,592 --> 00:03:48,595 ですから その娘を…。 フフっ。 46 00:03:48,595 --> 00:03:52,099 さっきから 「その娘」としか言わないのね。 47 00:03:52,099 --> 00:03:55,068 う… それが何か? 48 00:03:56,570 --> 00:03:59,106 (玉葉妃) 高順。 はい。 49 00:03:59,106 --> 00:04:02,676 (玉葉妃) あなたは 猫猫のことを何て呼んでるの? 50 00:04:02,676 --> 00:04:05,078 私は小猫と。 51 00:04:05,078 --> 00:04:09,082 じゃあ あなたは 猫猫のことを何て呼んでるの? 52 00:04:09,082 --> 00:04:12,052 うっ… あ… ん…。 53 00:04:12,052 --> 00:04:13,553 《ん?》 54 00:04:13,553 --> 00:04:17,057 《あ~ そういや一度も 名前を呼ばれたことないな》 55 00:04:17,057 --> 00:04:18,558 《別にいいけど》 56 00:04:18,558 --> 00:04:22,095 《何で 壬氏さまは そわそわしてるんだ?》 57 00:04:22,095 --> 00:04:24,131 《ん?》 58 00:04:24,131 --> 00:04:25,665 ウフフフ…。 59 00:04:25,665 --> 00:04:27,567 《玉葉さまの許可が下りたのは➡ 60 00:04:27,567 --> 00:04:30,437 四半時後のことだった》 61 00:04:42,048 --> 00:04:44,050 (馬閃) 茘という国名は➡ 62 00:04:44,050 --> 00:04:48,088 その一文字で 建国の物語を表している。 63 00:04:48,088 --> 00:04:50,657 草の下に3つの刀。 64 00:04:50,657 --> 00:04:55,061 草は「華」 帝の先祖である王母を指し➡ 65 00:04:55,061 --> 00:05:00,100 その下の3つの刀は 王母を助けた3人の武人を示す。 66 00:05:00,100 --> 00:05:04,571 3つの刀のうち 下 2つに比べて大きい刀は➡ 67 00:05:04,571 --> 00:05:07,574 北の大地 子北州を指す。 68 00:05:07,574 --> 00:05:11,578 子北州一帯は 高粱や麦を栽培していて➡ 69 00:05:11,578 --> 00:05:14,614 さらに北に行くと 山岳地帯が広がり…。 70 00:05:14,614 --> 00:05:16,650 (馬閃) …って 聞いてるのか⁉ 71 00:05:16,650 --> 00:05:18,084 ハッ。 72 00:05:18,084 --> 00:05:21,087 すみません 馬閃さま。 73 00:05:21,087 --> 00:05:24,057 これから行く場所の 説明をしてやってるんだぞ。 74 00:05:24,057 --> 00:05:27,561 確か北の…。 子北州だ! 75 00:05:27,561 --> 00:05:29,596 壬氏さまを狩りに誘った➡ 76 00:05:29,596 --> 00:05:33,600 子昌殿の一族が治めている土地だ。 77 00:05:33,600 --> 00:05:38,171 《自分のお膝元に 狩りと称して呼びつけたわけか》 78 00:05:38,171 --> 00:05:40,574 《さすがに皇帝は来なかったが➡ 79 00:05:40,574 --> 00:05:43,076 そうそうたる顔ぶれらしい》 80 00:05:43,076 --> 00:05:46,046 何で こんな娘を父上は…。 81 00:05:46,046 --> 00:05:48,048 《父上ね…》 82 00:05:48,048 --> 00:05:52,085 《馬閃さまは 高順さまの息子らしい》 83 00:05:52,085 --> 00:05:56,089 《今回 壬氏さまとは 別の賓客として招かれている➡ 84 00:05:56,089 --> 00:05:59,659 高順さまの代わりに 付き人をするという》 85 00:05:59,659 --> 00:06:03,063 《宦官といっても 生まれつき 「ない」わけじゃないし➡ 86 00:06:03,063 --> 00:06:07,567 年齢からして子がいても おかしくないか…》 87 00:06:07,567 --> 00:06:09,069 うおっ! 88 00:06:09,069 --> 00:06:12,072 そろそろ着くぞ。 ん? 89 00:06:12,072 --> 00:06:15,075 お~。 90 00:06:15,075 --> 00:06:18,078 《標高が高く涼しいこの場所を➡ 91 00:06:18,078 --> 00:06:22,682 先帝は避暑地として 毎年 訪れていたという》 92 00:06:22,682 --> 00:06:26,086 《今の帝になってから 皇族は訪れていないが➡ 93 00:06:26,086 --> 00:06:30,056 子昌さまの一族が 管理しているらしい》 94 00:06:37,030 --> 00:06:39,532 《ここに泊まるのか…》 95 00:06:46,640 --> 00:06:50,043 《この部屋 やたら暑いな…》 96 00:06:50,043 --> 00:06:54,547 《それにしても 何なんだ あの くつろぎようは…》 97 00:06:54,547 --> 00:06:56,549 《いつもより 疲れているのだろうが➡ 98 00:06:56,549 --> 00:06:59,552 限度がある…》 99 00:06:59,552 --> 00:07:01,554 《あれは頭巾?》 100 00:07:01,554 --> 00:07:07,093 《美し過ぎるから遠出をする際に 覆面が必要なのか…》 101 00:07:07,093 --> 00:07:09,629 ここでは 何とお呼びすれば? 102 00:07:09,629 --> 00:07:12,065 室内では いつも通りでいい。 103 00:07:12,065 --> 00:07:14,067 外では香泉と。 104 00:07:14,067 --> 00:07:16,569 かしこまりました 香泉さま。 105 00:07:16,569 --> 00:07:18,071 《はて?》 106 00:07:18,071 --> 00:07:21,074 何か変わった趣向でも? 107 00:07:21,074 --> 00:07:24,577 それについては…。 108 00:07:27,080 --> 00:07:28,581 《ん?》 109 00:07:28,581 --> 00:07:33,153 今回 高順さまも 賓客として 招かれているのですよね? 110 00:07:33,153 --> 00:07:35,055 そうですが…。 111 00:07:35,055 --> 00:07:38,591 《それなら なぜ 同じ棟に配置されたのだろう》 112 00:07:38,591 --> 00:07:42,062 《本来は もう少し 差がつきそうな間柄だが…》 113 00:07:42,062 --> 00:07:44,064 馬の一族は➡ 114 00:07:44,064 --> 00:07:46,566 代々 香泉さまの一族に お仕えする。 115 00:07:46,566 --> 00:07:49,069 棟が同じなのは当然だ。 116 00:07:49,069 --> 00:07:51,071 そうですか。 117 00:07:51,071 --> 00:07:54,107 《やっぱり壬氏さまは いいとこの出なのか》 118 00:07:54,107 --> 00:07:56,142 《うんうん…》 119 00:07:56,142 --> 00:07:59,079 父上 どういうことでしょうか? 120 00:07:59,079 --> 00:08:02,549 まさか この娘…。 ん…。 121 00:08:07,587 --> 00:08:10,590 (小声で) 小猫は例のことは 何ひとつ知らない。 122 00:08:10,590 --> 00:08:12,058 えっ! 123 00:08:13,560 --> 00:08:16,596 (小声で) いずれ 壬氏さまが 直接お伝えする。 124 00:08:16,596 --> 00:08:18,665 それまでは この件には触れるな。 125 00:08:18,665 --> 00:08:21,568 (小声で) いや しかし いくら何でも…。 126 00:08:21,568 --> 00:08:25,572 くぅ~…。 《何をやっているのだ?》 127 00:08:25,572 --> 00:08:29,075 《取りあえず 荷物の片付けでもするか》 128 00:08:29,075 --> 00:08:33,046 《仕事しないと 後で水蓮さまに怒られる…》 129 00:08:39,552 --> 00:08:42,622 あ~…。 130 00:08:42,622 --> 00:08:45,558 《外は宴で にぎやかだというのに➡ 131 00:08:45,558 --> 00:08:50,063 何で 閉め切った部屋に 閉じこもっているんだ?》 132 00:08:50,063 --> 00:08:53,533 あの 窓くらい 開けたらいかがでしょう? 133 00:08:53,533 --> 00:08:55,568 いや いい。 134 00:08:55,568 --> 00:08:59,038 取りあえず夕餉の毒見をしてみろ。 ん? 135 00:08:59,038 --> 00:09:01,574 してみれば分かる。 136 00:09:01,574 --> 00:09:04,110 これは… すっぽんですか? 137 00:09:04,110 --> 00:09:06,079 そのようだな。 138 00:09:08,548 --> 00:09:11,051 フッ…。 《食前酒も➡ 139 00:09:11,051 --> 00:09:15,021 果汁の甘さで ごまかそう としているけど 結構強い》 140 00:09:15,021 --> 00:09:18,558 《副菜から デザートに至るまで…》 141 00:09:18,558 --> 00:09:22,562 何というか 精のつきそうなものばかりですね。 142 00:09:22,562 --> 00:09:25,031 分かっただろ。 143 00:09:26,633 --> 00:09:28,635 《携帯食…?》 144 00:09:28,635 --> 00:09:31,571 食べないのですか? 毒ではありませんが。 145 00:09:31,571 --> 00:09:34,574 毒でなくても食うものではない。 146 00:09:34,574 --> 00:09:37,043 では 残しても怪しまれるので➡ 147 00:09:37,043 --> 00:09:40,080 私が食べても よろしいでしょうか? 148 00:09:40,080 --> 00:09:42,048 勝手にしろ。 149 00:09:47,587 --> 00:09:49,589 ウフっ。 150 00:09:49,589 --> 00:09:53,126 うまいか? それは。 おいしいですよ。 151 00:09:53,126 --> 00:09:55,562 すっぽん以外も おいしいと思いますけど➡ 152 00:09:55,562 --> 00:09:59,065 本当に 食べなくてよろしいのですか? 153 00:09:59,065 --> 00:10:01,534 食べていいのか? はあ➡ 154 00:10:01,534 --> 00:10:04,070 元々 壬氏さまのお食事です。 155 00:10:04,070 --> 00:10:05,538 本当にいいのか? 156 00:10:05,538 --> 00:10:07,540 《何なんだ?》 157 00:10:09,609 --> 00:10:11,578 俺は いい。 158 00:10:11,578 --> 00:10:14,647 馬閃 食っていいぞ。 よろしいのですか? 159 00:10:14,647 --> 00:10:16,549 ああ むしろ食え。 160 00:10:16,549 --> 00:10:18,051 では…。 161 00:10:26,059 --> 00:10:28,561 美味です。 それはよかった。 162 00:10:28,561 --> 00:10:30,530 ただ…。 ただ? 163 00:10:30,530 --> 00:10:32,565 くっ…。 164 00:10:32,565 --> 00:10:35,135 なぜ この娘は平気なのです⁉ 165 00:10:35,135 --> 00:10:38,571 なぜと言われましても そういう体質ですから…。 166 00:10:38,571 --> 00:10:40,573 し… 失礼いたします。 167 00:10:40,573 --> 00:10:42,542 私は 部屋に…。 168 00:10:42,542 --> 00:10:44,577 《お若いとは大変である》 169 00:10:44,577 --> 00:10:47,547 あぁ…。 (倒れる音) 170 00:10:47,547 --> 00:10:50,550 どうしましょう? ここで寝かせてやれ。 171 00:10:50,550 --> 00:10:52,552 俺は こいつの部屋で寝る。 172 00:10:52,552 --> 00:10:54,554 ちゃんと部屋まで運びますので。 173 00:10:54,554 --> 00:10:57,157 疲れているだろう。 174 00:10:57,157 --> 00:10:59,125 そう おっしゃるなら…。 175 00:11:00,693 --> 00:11:03,096 護衛たちは私の部屋を使うので➡ 176 00:11:03,096 --> 00:11:05,565 小猫は こちらの部屋を使ってください。 177 00:11:05,565 --> 00:11:07,066 はい。 178 00:11:07,066 --> 00:11:10,069 (雨音) 179 00:11:10,069 --> 00:11:12,572 《湯あみまで できるとは➡ 180 00:11:12,572 --> 00:11:15,041 贅沢だな…》 181 00:11:17,076 --> 00:11:20,113 《あしたは狩りか》 182 00:11:20,113 --> 00:11:23,616 《つつがなく終わるといいけど》 183 00:11:28,555 --> 00:11:32,058 (男1) これが例の? 随分 小型だな。 184 00:11:32,058 --> 00:11:36,062 (男2) 最新式だ 飛距離と命中精度も上がっている。 185 00:11:36,062 --> 00:11:39,566 これなら森の中でも狙える。 186 00:11:39,566 --> 00:11:43,536 (男1) ここで あの方には死んでもらう。 187 00:11:49,008 --> 00:11:52,512 《狩りは 宿から四半時 馬に揺られ➡ 188 00:11:52,512 --> 00:11:56,516 徒歩で半時 山を登った 高台で行われる》 189 00:11:56,516 --> 00:11:59,519 《お偉方が捕まえた獲物を その場で調理する➡ 190 00:11:59,519 --> 00:12:01,554 …という趣向のようだ》 191 00:12:01,554 --> 00:12:11,030 ♬~ 192 00:12:11,030 --> 00:12:13,032 《やることがない…》 193 00:12:13,032 --> 00:12:15,501 《散策でもするか》 194 00:12:19,005 --> 00:12:21,074 《なかなか いい森だな》 195 00:12:21,074 --> 00:12:25,044 《いい感じに薬草やキノコが 生えていそうな…》 196 00:12:25,044 --> 00:12:26,546 《ん?》 197 00:12:26,546 --> 00:12:29,082 (滝の音) 198 00:12:29,082 --> 00:12:32,118 《大きな滝でもあるのか?》 199 00:12:32,118 --> 00:12:34,020 (李白) お~ 偉い偉い。 200 00:12:34,020 --> 00:12:36,522 (李白) う~ よしよし…。 《ん? あれは…》 201 00:12:36,522 --> 00:12:39,025 お~ フヒヒヒ…。 202 00:12:39,025 --> 00:12:42,528 こんにちは。 こんにちは? 203 00:12:42,528 --> 00:12:44,497 あ~! 嬢ちゃんか! 204 00:12:44,497 --> 00:12:46,532 どうしたんだ? こんなとこで。 205 00:12:46,532 --> 00:12:48,568 ちょっと ご指名があったもので。 206 00:12:48,568 --> 00:12:50,603 そうか。 207 00:12:50,603 --> 00:12:54,007 実は 俺もよ ご指名で護衛に入ったんだけど➡ 208 00:12:54,007 --> 00:12:57,010 犬の面倒でも見てろってさ。 209 00:12:57,010 --> 00:13:00,013 《李白さまも 指名を受けたのはいいが➡ 210 00:13:00,013 --> 00:13:02,015 地方出身の身》 211 00:13:02,015 --> 00:13:06,519 《他の気位の高い護衛たちに 追い出された口だろう》 212 00:13:06,519 --> 00:13:09,522 《最近 どんどん 出世しているようだが➡ 213 00:13:09,522 --> 00:13:12,592  口笛がうまく吹けていない  その分 風当たりは強くなる》 (口笛) 214 00:13:12,592 --> 00:13:15,995 口笛 下手ですね。 黙らっしゃい。 215 00:13:15,995 --> 00:13:19,032 いいんだ これがあるからな。 216 00:13:19,032 --> 00:13:24,037 (犬笛の音:ピ~ ピッピ) 217 00:13:24,037 --> 00:13:26,005 賢いですね。 218 00:13:26,005 --> 00:13:28,007 だろ? 場合によっちゃ➡ 219 00:13:28,007 --> 00:13:31,044 何里 離れても やって来るらしいぞ。 220 00:13:31,044 --> 00:13:32,545 へぇ…。 221 00:13:32,545 --> 00:13:34,614 フヒヒ…。 222 00:13:34,614 --> 00:13:37,583 《犬が 犬をなでてる…》 223 00:13:44,490 --> 00:13:46,526 《避暑地とはいえ➡ 224 00:13:46,526 --> 00:13:49,028 今日は天気も良く暑苦しい》 225 00:13:49,028 --> 00:13:52,498 《快適に過ごすのも 一苦労だな》 226 00:13:55,034 --> 00:13:58,538 《こんな暑苦しいのに ずっと覆面を着けて➡ 227 00:13:58,538 --> 00:14:01,407 料理にも 手を付けないつもりか?》 228 00:14:03,076 --> 00:14:05,611 《どんなに怪しい覆面姿でも➡ 229 00:14:05,611 --> 00:14:07,513 上座に座っていれば➡ 230 00:14:07,513 --> 00:14:12,018 この中で一番の上客 ということなのだろう》 231 00:14:12,018 --> 00:14:16,022 《あれが楼蘭妃の父 子昌さま》 232 00:14:16,022 --> 00:14:20,026 《子北州の長で この狩りの主催者だ》 233 00:14:20,026 --> 00:14:24,063 《ん? 何か言われたのか?》 234 00:14:24,063 --> 00:14:27,600 《いや あの やたら外づらのいい宦官が➡ 235 00:14:27,600 --> 00:14:31,571 あんな あからさまな態度を 取るだろうか?》 236 00:14:31,571 --> 00:14:35,074 《もしかすると この暑さのせいで…》 237 00:14:36,075 --> 00:14:39,045 《今は何もするなと…》 238 00:14:48,588 --> 00:14:51,090 小猫。 はい。 239 00:14:53,159 --> 00:14:55,061 これを 頂いても よろしいでしょうか? 240 00:14:55,061 --> 00:14:57,063 (使用人) ああ いいよ。 241 00:15:07,039 --> 00:15:10,042 壬… 香泉さま! 242 00:15:12,078 --> 00:15:13,613 お前か。 243 00:15:13,613 --> 00:15:15,548 これを外してください。 244 00:15:15,548 --> 00:15:18,017 ダメだ。 245 00:15:18,017 --> 00:15:20,019 周りには誰もいません。 246 00:15:20,019 --> 00:15:22,054 誰か来るかもしれない。 247 00:15:22,054 --> 00:15:24,557 《あ~ めんどくせぇ!》 248 00:15:24,557 --> 00:15:26,526 そんなに人目が気になるなら➡ 249 00:15:26,526 --> 00:15:29,028 見えない所へ行けばいいでしょう。 250 00:15:36,636 --> 00:15:40,540 失礼します 顔を拭きますね。 251 00:15:40,540 --> 00:15:43,543 《熱い… やはり のぼせている》 252 00:15:43,543 --> 00:15:45,545 《早く持ってきた水を…》 253 00:15:45,545 --> 00:15:49,048 薬屋… お前に話したいことがある。 254 00:15:49,048 --> 00:15:51,050 今ですか? 255 00:15:51,050 --> 00:15:54,020 いつかは言わねばと思っていた。 256 00:15:55,021 --> 00:15:58,090 俺は… 本当は…。 257 00:15:58,090 --> 00:16:00,126 (発砲音) 258 00:16:00,126 --> 00:16:01,527 《何だ?》 259 00:16:03,029 --> 00:16:04,530 (発砲音) 260 00:16:04,530 --> 00:16:06,532 《硫黄のにおい…?》 261 00:16:06,532 --> 00:16:09,068 飛発か⁉ 262 00:16:09,068 --> 00:16:10,570 悪い! えっ? 263 00:16:10,570 --> 00:16:13,039 少し驚かせる! えぇ⁉ 264 00:16:16,042 --> 00:16:19,045 《少しどころじゃねえだろ‼》 265 00:16:23,149 --> 00:16:25,051 (男1) 滝つぼを捜すか? 266 00:16:25,051 --> 00:16:27,520 (男2) この高さなら どうせ助からん。 267 00:16:27,520 --> 00:16:30,523 それより 飛発を隠しておけ。 268 00:16:41,067 --> 00:16:42,602 ぷはっ…。 269 00:16:42,602 --> 00:16:47,039 ハァ ハァ…。 270 00:16:47,039 --> 00:16:48,541 うっ。 271 00:16:48,541 --> 00:16:52,044 (せき込み) 272 00:16:52,044 --> 00:16:54,547 泳げなかったなら すまなかった。 (せき込み) 273 00:16:54,547 --> 00:16:59,552 あれで 泳げるわけ… ありません…。 274 00:16:59,552 --> 00:17:03,089 《50メートル近くある崖を 飛び降りるとは➡ 275 00:17:03,089 --> 00:17:05,124 むちゃなことを…》 276 00:17:05,124 --> 00:17:07,526 錯乱したのかと思いました。 277 00:17:07,526 --> 00:17:10,029 ここの滝つぼは深いから➡ 278 00:17:10,029 --> 00:17:13,533 うまく飛び降りれば 溺れない限り そうそう死なない。 279 00:17:13,533 --> 00:17:16,068 ええ 溺れない限り。 280 00:17:16,068 --> 00:17:19,038 うぅ…。 281 00:17:19,038 --> 00:17:21,040 フゥ…。 282 00:17:23,042 --> 00:17:25,077 う… 何だ⁉ 283 00:17:25,077 --> 00:17:27,113 見苦しい姿で すみませんが➡ 284 00:17:27,113 --> 00:17:29,649 このままだと風邪をひきますので。 285 00:17:29,649 --> 00:17:31,150 う…。 286 00:17:33,052 --> 00:17:36,055 《前掛けと腰布は やめとくか》 287 00:17:36,055 --> 00:17:38,057 《貧相なあばら骨でも➡ 288 00:17:38,057 --> 00:17:40,026 隠せるものは隠したい》 289 00:17:41,527 --> 00:17:43,529 壬氏さまのも絞りますので➡ 290 00:17:43,529 --> 00:17:46,032 脱いでいただけますか? 291 00:17:53,039 --> 00:17:55,041 ん? 自分でやる。 292 00:17:55,041 --> 00:17:58,544 お前のも貸せ 俺の方が力があるだろう。 293 00:17:58,544 --> 00:18:00,046 はあ…。 294 00:18:01,514 --> 00:18:05,551 《よかった さっきより体調は良さそうだ》 295 00:18:05,551 --> 00:18:09,055 《機嫌は悪そうだけど》 296 00:18:09,055 --> 00:18:11,624 《薬草は もう使えないな》 297 00:18:11,624 --> 00:18:14,093 《何か他に…》 298 00:18:16,562 --> 00:18:18,030 おっ。 299 00:18:18,030 --> 00:18:21,534 壬氏さま。 ん? 何だ? 300 00:18:21,534 --> 00:18:24,036 粗末なもので 申し訳ありませんが➡ 301 00:18:24,036 --> 00:18:26,505 食していただけますか? 302 00:18:26,505 --> 00:18:28,541 何かの薬か? 303 00:18:28,541 --> 00:18:30,576 朝餉に出されたフキです。 304 00:18:30,576 --> 00:18:33,112 おやつにしようと 持ってきたものですが➡ 305 00:18:33,112 --> 00:18:37,016 今の壬氏さまには 塩が足りないようなので。 306 00:18:37,016 --> 00:18:38,517 塩? 307 00:18:38,517 --> 00:18:40,519 追いかけてくる時に➡ 308 00:18:40,519 --> 00:18:43,022 醤や砂糖を混ぜた水を 持ってきたのですが➡ 309 00:18:43,022 --> 00:18:45,992 滝の上に 置いてきてしまったので…。 310 00:18:45,992 --> 00:18:49,562 とにかく 覆面を着けたまま狩りに出て➡ 311 00:18:49,562 --> 00:18:53,065 食事も水も取らなければ 体がおかしくなります。 312 00:18:53,065 --> 00:18:55,101 暑さと水分不足で➡ 313 00:18:55,101 --> 00:18:57,603 頭が痛かったのでは ありませんか? 314 00:19:00,539 --> 00:19:02,008 ん…。 315 00:19:07,013 --> 00:19:09,515 のぼせは 引いているみたいですが➡ 316 00:19:09,515 --> 00:19:12,518 念のために塩を取ってください。 317 00:19:12,518 --> 00:19:14,987 そういうことなら…。 318 00:19:17,056 --> 00:19:19,091 思ったより悪くないな。 319 00:19:19,091 --> 00:19:21,494 (おなかが鳴る音) あっ。 320 00:19:21,494 --> 00:19:24,030 フフっ。 321 00:19:24,030 --> 00:19:27,533 お前も食え。 む…。 322 00:19:27,533 --> 00:19:30,536 ふんっ いただきます。 323 00:19:30,536 --> 00:19:32,505 フフ…。 324 00:19:34,507 --> 00:19:37,543 あれは 一体 何だったのでしょうか? 325 00:19:37,543 --> 00:19:40,579 飛発だな。 飛発? 326 00:19:40,579 --> 00:19:43,516 戦で使う 火薬を使った武器だ。 327 00:19:43,516 --> 00:19:46,519 1回 撃つごとに 準備が必要になる。 328 00:19:46,519 --> 00:19:51,023 それが間を置かずに 2発 撃たれた…。 329 00:19:51,023 --> 00:19:54,493 犯人は複数いた ということですか? 330 00:19:54,493 --> 00:19:57,029 ああ 少なくとも2人。 331 00:19:57,029 --> 00:20:00,066 他にも いたかもしれない。 332 00:20:00,066 --> 00:20:03,936 《一体 誰に何を恨まれているんだ?》 333 00:20:11,510 --> 00:20:16,015 壬氏さま ここから出る方法は ご存じですか? 334 00:20:16,015 --> 00:20:18,517 泳ぐ以外で ですが。 335 00:20:18,517 --> 00:20:20,519 奥の天井に穴がある。 336 00:20:20,519 --> 00:20:23,522 それは 高順さまは知っているのですか? 337 00:20:23,522 --> 00:20:25,524 知らないかもな。 338 00:20:25,524 --> 00:20:27,560 馬閃なら知っているが➡ 339 00:20:27,560 --> 00:20:30,029 すぐに気付くかどうか…。 340 00:20:38,037 --> 00:20:42,041 穴に向かって 大声で 助けを呼ぶのはどうでしょう? 341 00:20:42,041 --> 00:20:44,510 よほど近くに寄らないと 聞こえない。 342 00:20:44,510 --> 00:20:49,548 一日中 叫び続ければ 誰かが気付くかもしれないが…。 343 00:20:49,548 --> 00:20:52,017 (指笛) 何だ? 344 00:20:52,017 --> 00:20:54,053 いえ 何も。 345 00:20:54,053 --> 00:20:59,125 高いが 片方が足場になれば 届くかもな…。 346 00:20:59,125 --> 00:21:02,528 《壬氏さまを踏み台にしたことが 水蓮さまにバレたら…》 347 00:21:02,528 --> 00:21:05,531 (水蓮) ウッフッフッ…。 348 00:21:05,531 --> 00:21:09,034 お前が下になったら つぶれるぞ。 しかし…。 349 00:21:09,034 --> 00:21:10,536 やれ。 350 00:21:10,536 --> 00:21:12,505 うっ… うぅ…。 351 00:21:14,507 --> 00:21:16,542 お前 もっと太ったらどうだ? 352 00:21:16,542 --> 00:21:19,545 今 言うことじゃないです。 353 00:21:19,545 --> 00:21:21,580 ん… あっ…! 354 00:21:21,580 --> 00:21:25,017 《ヌルヌルして湿っているが 指を引っかければ…》 355 00:21:25,017 --> 00:21:27,520 立ちます。 よし! 356 00:21:27,520 --> 00:21:31,023 ん… んっ…。 357 00:21:31,023 --> 00:21:33,526 ふっ… うぅ…。 358 00:21:33,526 --> 00:21:36,028 んっ… うぅ…。 359 00:21:36,028 --> 00:21:37,530 ハァ。 360 00:21:39,031 --> 00:21:41,500 あっ 何だ カエルか。 361 00:21:42,568 --> 00:21:44,103 えっ うわっ。 362 00:21:44,103 --> 00:21:46,505 う… うわっ… うわ~! えっ お… おい! あっ! 363 00:21:46,505 --> 00:21:48,507 (倒れる音) 364 00:21:50,543 --> 00:21:52,511 あ~…。 365 00:21:52,511 --> 00:21:56,515 《痛く… ない?》 366 00:21:59,518 --> 00:22:07,593 ♬~ 367 00:22:07,593 --> 00:22:09,528 あっ 失礼しました➡ 368 00:22:09,528 --> 00:22:11,530 壬氏さま…。 369 00:22:11,530 --> 00:22:24,009 ♬~ 370 00:22:25,511 --> 00:22:37,022 ♬~ 371 00:22:37,022 --> 00:22:41,026 ♬~ 372 00:22:41,026 --> 00:22:57,076 ♬~ 373 00:22:57,076 --> 00:23:16,996 ♬~ 374 00:23:16,996 --> 00:23:19,531 ♬~ 375 00:23:19,531 --> 00:23:39,518 ♬~ 376 00:23:39,518 --> 00:23:41,020 ♬~ 377 00:23:41,020 --> 00:23:46,492 ♬~ 378 00:23:46,492 --> 00:23:51,497 ♬~