1 00:00:01,068 --> 00:00:21,154 ♬~ 2 00:00:21,154 --> 00:00:31,565 ♬~ 3 00:00:31,565 --> 00:00:42,075 ♬~ 4 00:00:42,075 --> 00:01:02,062 ♬~ 5 00:01:02,062 --> 00:01:22,149 ♬~ 6 00:01:22,149 --> 00:01:29,122 ♬~ 7 00:01:41,068 --> 00:01:43,070 (虫の鳴き声) 8 00:01:43,070 --> 00:01:45,539 (鈴の音) 9 00:01:45,539 --> 00:01:48,575 (猫猫)《まるで虫の音みたいだ》 10 00:01:48,575 --> 00:01:51,044 (子翠) 猫猫も 狐のお面着けてね。 11 00:01:51,044 --> 00:01:53,046 さっき自分で塗ったやつ。 12 00:01:53,046 --> 00:01:54,514 うん。 13 00:01:58,618 --> 00:02:01,655 《まなじりを染めるのは 赤が定番なのに➡ 14 00:02:01,655 --> 00:02:05,058 緑を塗るなんて変わってるな》 15 00:02:05,058 --> 00:02:07,060 何か 狸みたい。 16 00:02:07,060 --> 00:02:10,564 え~? 猫猫だってネコみたいだよ。 17 00:02:12,065 --> 00:02:14,534 ん… 髪が邪魔で…。 18 00:02:16,069 --> 00:02:20,040 結び直してあげるよ 座って。 19 00:02:23,043 --> 00:02:26,613 う~ん… 何か物足りないなぁ。 20 00:02:26,613 --> 00:02:29,149 髪ひもだけじゃ寂しいよね。 21 00:02:29,149 --> 00:02:31,051 別にいいけど。 22 00:02:31,051 --> 00:02:34,554 私のかんざし貸してあげる クモの巣の形のやつ。 23 00:02:34,554 --> 00:02:37,057 かわいいんだよ。 あっ。 24 00:02:37,057 --> 00:02:39,059 かんざしなら一応。 25 00:02:39,059 --> 00:02:41,561 これでお願い。 26 00:02:41,561 --> 00:02:45,532 へぇ 猫猫 いいの持ってるねぇ。 27 00:02:45,532 --> 00:02:47,601 もらい物だけどね。 28 00:02:47,601 --> 00:02:49,636 ねぇ。 29 00:02:49,636 --> 00:02:52,039 これ ちょうだいって言ったら くれる? 30 00:02:52,039 --> 00:02:54,041 う~ん…。 31 00:02:55,542 --> 00:02:58,545 ん… ダメ。 32 00:02:58,545 --> 00:03:00,080 ちぇ~。 33 00:03:00,080 --> 00:03:02,049 《黙ってればいいんだけど➡ 34 00:03:02,049 --> 00:03:07,054 壬氏さま 妙に 表情を読むのがうまいんだよな》 35 00:03:07,054 --> 00:03:09,589 《まぁ そんな心配する前に➡ 36 00:03:09,589 --> 00:03:13,593 都に帰れるかどうかも 分かんないんだけど…》 37 00:03:15,529 --> 00:03:18,532 はい できた! ありがとう。 38 00:03:18,532 --> 00:03:22,069 祭りは里の外にある社で やってるんだ。 39 00:03:22,069 --> 00:03:24,538 さぁ 行こう。 40 00:03:36,116 --> 00:03:40,554 (子供たち:笑い声) 41 00:03:40,554 --> 00:03:46,059 《たいまつの明かりのせいか 本当に狐の群れに見えてくる…》 42 00:03:49,563 --> 00:03:53,033 (子翠) 別世界みたいだよねぇ。 うん。 43 00:03:53,033 --> 00:03:56,036 (子翠) 不気味じゃない? まぁね。 44 00:03:56,036 --> 00:04:00,107 《隣にいるのは緑の狸だけど》 45 00:04:00,107 --> 00:04:02,676 《たまに子翠と同じように➡ 46 00:04:02,676 --> 00:04:05,545 目の周りを 緑に塗ってる人がいる》 47 00:04:05,545 --> 00:04:09,549 《ほとんど男だけど 何か意味があるのか?》 48 00:04:11,051 --> 00:04:12,552 おっ。 49 00:04:12,552 --> 00:04:14,554 (子翠) 今年はバッタが多いみたい。 50 00:04:14,554 --> 00:04:18,558 だから 今年の祭りは盛大に やらなきゃいけないんだって。 51 00:04:18,558 --> 00:04:20,060 ふ~ん。 52 00:04:20,060 --> 00:04:23,029 《厄を払うためということか》 53 00:04:26,666 --> 00:04:30,570 ホオズキなんておいしくないよ。 知ってる。 54 00:04:30,570 --> 00:04:36,042 毒があるし 花街では妓女が…。 (子翠) 知ってる。 55 00:04:36,042 --> 00:04:38,545 ぺっ! げっ 汚い。 56 00:04:38,545 --> 00:04:40,547 ごめ~ん。 57 00:04:43,049 --> 00:04:46,086 (子翠) ここを上がっていくと社だよ。 58 00:04:46,086 --> 00:04:50,157 知ってる? ここに祭られている神様が狐で➡ 59 00:04:50,157 --> 00:04:52,559 豊じょうの神といわれる理由。 60 00:04:52,559 --> 00:04:54,561 知らない。 61 00:04:54,561 --> 00:05:00,033 (子翠) この地方には 昔 ある民族が住んでいたの。 62 00:05:00,033 --> 00:05:05,038 そこへ西から 別の国の民がやって来たの。 63 00:05:05,038 --> 00:05:09,042 彼らのことを追い出す村が ほとんどだった中➡ 64 00:05:09,042 --> 00:05:12,612 ごく一部の村は彼らを受け入れた。 65 00:05:12,612 --> 00:05:16,550 西からやって来た彼らには 知識があった。 66 00:05:16,550 --> 00:05:21,555 畑を豊かにする知識 害虫を駆除する知識。 67 00:05:21,555 --> 00:05:26,059 その価値が分かる人たちが 村の中にいたの。 68 00:05:26,059 --> 00:05:32,032 すると今度は 豊かになった畑を 奪おうとする者たちが現れたの。 69 00:05:32,032 --> 00:05:34,601 それが繰り返されるうちに➡ 70 00:05:34,601 --> 00:05:39,139 彼らは深い森の奥に 里をつくるようになった。 71 00:05:39,139 --> 00:05:42,642 ひっそりと 隠れるように…。 72 00:05:44,544 --> 00:05:48,548 (人々の話し声) 73 00:05:48,548 --> 00:05:51,551 神様が狐っていうのは? 74 00:05:51,551 --> 00:05:55,055 (子翠) 狐は知識をもたらした 西の民のことで➡ 75 00:05:55,055 --> 00:05:57,057 この村の先祖でもあるんだよ。 76 00:05:57,057 --> 00:06:00,060 ここの狐は白い狐なんだって。 77 00:06:00,060 --> 00:06:03,129 お面も最初は白かったでしょう? 78 00:06:03,129 --> 00:06:06,533 色を付けるのは 定住して そこの色に染まる➡ 79 00:06:06,533 --> 00:06:08,568 …ってことなんだって。 80 00:06:08,568 --> 00:06:11,037 ふ~ん。 81 00:06:11,037 --> 00:06:16,042 《白い狐とは 白い肌を表しているのだろうか》 82 00:06:16,042 --> 00:06:19,546 《それが 混血により染まっていく》 83 00:06:19,546 --> 00:06:21,548 《あれ?》 84 00:06:21,548 --> 00:06:25,085 《何か聞き覚えがあるような…》 85 00:06:25,085 --> 00:06:27,153 この村の男の人はね➡ 86 00:06:27,153 --> 00:06:29,556 色の見分けがつかない人が 多いんだよ。 87 00:06:29,556 --> 00:06:34,060 えっ。 女の人は たまにだけどね。 88 00:06:34,060 --> 00:06:36,062 《だからか》 89 00:06:36,062 --> 00:06:41,067 《赤であるはずの まなじりの色を 緑に塗っているのは》 90 00:06:41,067 --> 00:06:43,069 《子翠も》 91 00:06:43,069 --> 00:06:45,572 《都へやって来た王母たち➡ 92 00:06:45,572 --> 00:06:52,045 そして 森の奥深くに 隠れ里をつくった白狐の民…》 93 00:06:52,045 --> 00:06:57,550 《どちらも祖を同じくする 西から来た民なんだ…》 94 00:07:03,556 --> 00:07:07,060 猫猫 面は ここに置いていっていいよ。 95 00:07:07,060 --> 00:07:09,062 この面ってどうするの? 96 00:07:09,062 --> 00:07:13,133 1年 奉納した後 焼くんだよ。 97 00:07:13,133 --> 00:07:15,635 うおっ。 さっ こっちこっち! 98 00:07:22,042 --> 00:07:27,547 (人々の話し声) 99 00:07:27,547 --> 00:07:29,549 屋台も出てるんだ。 100 00:07:29,549 --> 00:07:32,052 うん 何か食べようか。 101 00:07:32,052 --> 00:07:34,054 子翠のおごりならね。 102 00:07:34,054 --> 00:07:37,557 じゃあ 串焼きとかどう? 103 00:07:37,557 --> 00:07:40,593 《カエルに イナゴか…》 104 00:07:40,593 --> 00:07:44,164 (子翠) 猫猫どれにする? 私 イナゴ! 105 00:07:44,164 --> 00:07:47,534 この時季のイナゴは ぷっくりしてておいしいよ! 106 00:07:47,534 --> 00:07:51,571 う… 私は鶏で。 (子翠) カエルは? 107 00:07:51,571 --> 00:07:54,074 しばらく 見たくないというか…。 108 00:07:54,074 --> 00:07:55,542 ん? 109 00:07:58,611 --> 00:08:01,047 虫 食べたことない? 110 00:08:01,047 --> 00:08:03,516 花街の屋台では見かけない。 111 00:08:05,585 --> 00:08:07,120 んっ。 112 00:08:07,120 --> 00:08:10,056 ぺっ! あっ だから汚いって。 113 00:08:10,056 --> 00:08:13,560 最悪~ バッタが交じってた~。 114 00:08:13,560 --> 00:08:17,530 どれも同じに見えるけど…。 全然違うよ! 115 00:08:18,565 --> 00:08:21,034 こっちは おいし~い。 116 00:08:21,034 --> 00:08:23,570 《違いが分からん…》 117 00:08:23,570 --> 00:08:25,038 あっ。 ん? 118 00:08:25,038 --> 00:08:28,608 ねぇ見て! 社の中! 119 00:08:28,608 --> 00:08:30,643 子供? 120 00:08:30,643 --> 00:08:34,547 響迂だね 毎年 子供がああやって 神様の代わりをするの。 121 00:08:34,547 --> 00:08:36,049 へ~。 122 00:08:36,049 --> 00:08:41,554 《言われてみればあのガキ 結構キレイな面を描いてたな…》 123 00:08:41,554 --> 00:08:45,058 それにしても よくじっと座ってられるな。 124 00:08:45,058 --> 00:08:47,527 一晩で 何人か交代でやるんだけど➡ 125 00:08:47,527 --> 00:08:50,063 みんなやりたがるよ。 126 00:08:50,063 --> 00:08:53,099 いい思い出になるしね…。 127 00:08:53,099 --> 00:08:55,668 そろそろ交代の時間じゃないかな。 128 00:08:55,668 --> 00:08:58,138 裏でちょっと待ってようか。 129 00:09:00,073 --> 00:09:04,544 ⚟これ見ろよ⚞ ⚟何だよ これ⚞ 130 00:09:04,544 --> 00:09:07,047 どうしたの? あっ。 131 00:09:07,047 --> 00:09:10,583 この稲穂スカスカなんだ 里長がくれたやつ。 132 00:09:10,583 --> 00:09:14,554 (男の子) あの人の田んぼ 育ちが悪い所があんだよな~。 133 00:09:14,554 --> 00:09:18,124 ケチだから そこから 取れたやつしかくれないんだよね。 134 00:09:18,124 --> 00:09:22,062 ちぇ~。 (子翠) まぁ 今年は諦めな。 135 00:09:22,062 --> 00:09:24,063 こっちのがいいんじゃない? 136 00:09:24,063 --> 00:09:26,066 えっ いいの⁉ 137 00:09:26,066 --> 00:09:29,569 わぁ~ やったぁ ありがとう! 138 00:09:29,569 --> 00:09:32,038 (子供たち:笑い声) 139 00:09:32,038 --> 00:09:34,040 猫猫 いいやつだね。 140 00:09:34,040 --> 00:09:37,077 別に 私が持ってても意味ないし。 141 00:09:37,077 --> 00:09:40,113 (響迂) ねーちゃん! 142 00:09:40,113 --> 00:09:43,550 俺どうだった? いい出来だったよ~。 143 00:09:43,550 --> 00:09:45,552 エヘヘ…。 144 00:09:45,552 --> 00:09:48,521 母さま 見てくれてたらいいのに。 145 00:09:50,056 --> 00:09:51,558 ヘヘっ。 146 00:09:51,558 --> 00:09:54,594 《母親とは 一緒に暮らしてないのか?》 147 00:09:54,594 --> 00:09:59,065 さっ 去年の面が燃やされるとこ 見に行こっか。 148 00:10:11,578 --> 00:10:15,582 なぁ 願い事 何書いたんだ? 願い事? 149 00:10:15,582 --> 00:10:20,086 願い事を書いた面が燃え尽きて 天に昇ったら願いがかなう➡ 150 00:10:20,086 --> 00:10:22,088 …っていわれているんだよ。 151 00:10:22,088 --> 00:10:24,557 書いてねえの? 今 知った。 152 00:10:24,557 --> 00:10:28,128 猫猫は そういう迷信 信じないと思って…。 153 00:10:28,128 --> 00:10:32,198 迷信じゃねえよ! あれは絶対かなうんだ! 154 00:10:32,198 --> 00:10:36,069 だから去年も 丁寧に絵を描いて 願い事書いたんだ。 155 00:10:36,069 --> 00:10:38,071 何 書いたの? 156 00:10:38,071 --> 00:10:41,074 言うわけねえだろ! あっ そう。 157 00:10:41,074 --> 00:10:43,042 ほら 来るよ。 158 00:10:43,042 --> 00:10:51,584 ♬~ 159 00:10:51,584 --> 00:10:54,621 響迂もあの役 やりたかったんじゃないの? 160 00:10:54,621 --> 00:10:57,056 フンっ 俺は子供じゃねえから➡ 161 00:10:57,056 --> 00:10:59,559 あんなの 他のやつらに譲ってやるよ。 162 00:10:59,559 --> 00:11:03,062 大人だねぇ。 《強がってんな~》 163 00:11:03,062 --> 00:11:23,049 ♬~ 164 00:11:23,049 --> 00:11:33,059 ♬~ 165 00:11:33,059 --> 00:11:34,561 あっ。 166 00:11:34,561 --> 00:11:36,563 響迂の面 あった? 167 00:11:36,563 --> 00:11:39,065 分かんねえ。 168 00:11:39,065 --> 00:11:42,101 ちゃんと燃え尽きるといいな。 169 00:11:42,101 --> 00:11:56,583 ♬~ 170 00:11:56,583 --> 00:12:02,055 (子翠) かなわぬ願いは底に沈み 恵みの糧になる。 171 00:12:03,556 --> 00:12:06,059 虫は冬を越せない。 172 00:12:06,059 --> 00:12:09,529 ただ 子を残すのみ…。 173 00:12:19,038 --> 00:12:21,040 ただいま~。 174 00:12:21,040 --> 00:12:22,508 あっ…。 175 00:12:26,045 --> 00:12:29,048 (翠苓) 戻ったか 夜食は? 176 00:12:29,048 --> 00:12:31,050 食べる~。 177 00:12:36,055 --> 00:12:38,591 (翠苓) 祭りはどうだった? 178 00:12:38,591 --> 00:12:43,029 え~っとね 行ったらちょうど 響迂が中にいてね…。 179 00:12:43,029 --> 00:12:45,531 何だ? 180 00:12:45,531 --> 00:12:49,035 そろそろ 約束を果たしてもらおうかと。 181 00:12:49,035 --> 00:12:52,538 蘇りの薬のことか。 うん。 182 00:12:52,538 --> 00:12:56,542 自分の立場は分かっているのか? んっ…。 183 00:12:56,542 --> 00:12:59,045 《形としては人質だが➡ 184 00:12:59,045 --> 00:13:02,115 拘束もないし 扱いはだいぶ緩い》 185 00:13:02,115 --> 00:13:04,517 《逃げても無駄だと 思っているのか➡ 186 00:13:04,517 --> 00:13:07,020 他に理由があるのか》 187 00:13:07,020 --> 00:13:10,023 《この2人の行動には 違和感しかない》 188 00:13:10,023 --> 00:13:13,526 《でも それよりも 今 気になるのは…》 189 00:13:13,526 --> 00:13:15,028 分かった。 190 00:13:15,028 --> 00:13:18,031 (早口で) 曼荼羅華とフグですか? 割合は? 191 00:13:18,031 --> 00:13:21,567 他に入れるものは? 量はどれぐらいが適量ですか? 192 00:13:21,567 --> 00:13:24,137 あと 蘇った後の体の状態を 教えてください。 193 00:13:24,137 --> 00:13:27,607 意識はどの程度で戻りました? すぐ動けましたか? 194 00:13:28,508 --> 00:13:31,511 曼荼羅華は いらないと思う。 いらない? 195 00:13:31,511 --> 00:13:34,013 異国のレシピには 書いてあったが➡ 196 00:13:34,013 --> 00:13:36,049 昏睡を長引かせるもので➡ 197 00:13:36,049 --> 00:13:41,054 人を奴隷にする際 意識を 失わせるために入れたのだろう。 198 00:13:41,054 --> 00:13:44,057 元はそういう薬だった。 199 00:13:44,057 --> 00:13:49,128 私は この程度で済んだが 失敗すれば記憶を失う。 200 00:13:49,128 --> 00:13:52,532 人体で試すには まだまだ改良の余地あり…。 201 00:13:52,532 --> 00:13:54,534 私でどうぞ! 202 00:13:54,534 --> 00:13:58,037 お前では試さない。 何でですか⁉ 遠慮せずに! 203 00:13:58,037 --> 00:13:59,539 人質だろう? 204 00:13:59,539 --> 00:14:03,042 ウフフ… 仲良くなってよかったぁ。 205 00:14:03,042 --> 00:14:06,546 お姉ちゃんも猫猫も 友達 少ないもんね。 206 00:14:06,546 --> 00:14:09,015 うるさい。 黙って。 207 00:14:12,618 --> 00:14:15,021 子翠と仲がいいんですね。 208 00:14:15,021 --> 00:14:17,523 そう見えるか? ええ。 209 00:14:17,523 --> 00:14:21,027 《もっと子翠に 聞きたいことがあったけど…》 210 00:14:21,027 --> 00:14:23,529 《なぜ私を連れてきたのか》 211 00:14:23,529 --> 00:14:27,033 《何が目的で動いているのか》 212 00:14:27,033 --> 00:14:31,037 《そして 彼女たちは何者なのか…》 213 00:14:36,642 --> 00:14:38,544 はぁ~~! 214 00:14:38,544 --> 00:14:42,048 こっ これ全部 薬草の…? 215 00:14:42,048 --> 00:14:44,517 ああ 私は出かける。 216 00:14:44,517 --> 00:14:48,020 外に見張りがいるから 逃げようなどと思うなよ。 217 00:14:50,523 --> 00:14:53,059 逃げないと思うけどね~。 218 00:14:53,059 --> 00:14:57,130 (響迂) お前 見張り つけられるとか何やったの? 219 00:14:57,130 --> 00:15:00,032 ふむ…。 220 00:15:00,032 --> 00:15:03,069 (子翠) 猫猫 朝ご飯冷めちゃうよ。 221 00:15:03,069 --> 00:15:06,038 後でいい。 222 00:15:06,038 --> 00:15:09,041 も~! そんなこと言って! んっ! んぐ…。 223 00:15:09,041 --> 00:15:12,578 ほら 着替え 手伝ってあげるから。 224 00:15:12,578 --> 00:15:16,582 う~わ 無精だなぁ すげぇ偉そうだ。 225 00:15:16,582 --> 00:15:20,052 神美さまみたいだ。 神美? 226 00:15:22,155 --> 00:15:24,056 (子翠) ほい できた! 227 00:15:24,056 --> 00:15:27,059 響迂 あなたは食器 片付けなさい。 228 00:15:27,059 --> 00:15:29,061 (響迂) え~! 229 00:15:29,061 --> 00:15:31,030 むぅ…。 230 00:15:31,030 --> 00:15:34,066 あいつ いいとこの坊ちゃん なんじゃないの? 231 00:15:34,066 --> 00:15:39,105 盛者必衰 ずっと名家の坊ちゃんで いられるかは分からないでしょ。 232 00:15:39,105 --> 00:15:41,641 そういうもんか。 233 00:15:41,641 --> 00:15:44,043 猫猫 昨日のかんざしは? 234 00:15:44,043 --> 00:15:46,045 寝台の脇。 235 00:15:46,045 --> 00:15:50,049 も~ 適当に置いて。 236 00:15:50,049 --> 00:15:54,020 これ いいかんざしだから ぞんざいに扱っちゃダメだよ。 237 00:15:54,020 --> 00:15:57,523 盗まれちゃうよ。 いい値段つくかな。 238 00:15:57,523 --> 00:16:01,093 つくというか 文様の細かさとか➡ 239 00:16:01,093 --> 00:16:03,129 職人の技って感じ。 240 00:16:03,129 --> 00:16:05,031 見る人が見れば➡ 241 00:16:05,031 --> 00:16:08,034 誰の注文で作られたか 分かると思うよ。 242 00:16:08,034 --> 00:16:10,536 じゃあ売り飛ばせないか。 243 00:16:10,536 --> 00:16:15,041 《くれたやつが粘着質だから 戻ってきそうだな》 244 00:16:15,041 --> 00:16:18,044 つぶして地金にするしかないねぇ。 245 00:16:18,044 --> 00:16:21,581 それも もったいないな…。 246 00:16:21,581 --> 00:16:24,584 ちょっと物足りないかな。 247 00:16:26,552 --> 00:16:31,057 うん これでよしと。 248 00:16:31,057 --> 00:16:33,059 手慣れてるよね。 249 00:16:33,059 --> 00:16:36,062 慣れてるよ~ 遅いとぶたれるもの。 250 00:16:36,062 --> 00:16:38,030 ぶたれる? 251 00:16:38,030 --> 00:16:41,567 マッサージもうまくできないと 熱いお湯かけられるの。 252 00:16:41,567 --> 00:16:43,603 だから必死で覚えたんだ。 253 00:16:43,603 --> 00:16:47,039 それは怖いな ろくでもない主人だ。 254 00:16:47,039 --> 00:16:49,041 フフフ… 違うよ。 255 00:16:49,041 --> 00:16:52,011 お母さまなんだ それ。 256 00:16:52,011 --> 00:16:54,046 え…。 257 00:16:54,046 --> 00:16:57,516 猫猫には 怖い目に遭ってほしくないから➡ 258 00:16:57,516 --> 00:16:59,552 おとなしくしててね。 259 00:16:59,552 --> 00:17:03,089 私も今日は出かけるから。 260 00:17:03,089 --> 00:17:13,566 ♬~ 261 00:17:13,566 --> 00:17:16,035 (扉の開閉音) 262 00:17:22,041 --> 00:17:26,045 ふっ ん~… あぁ…。 263 00:17:26,045 --> 00:17:29,048 《6時間くらいたったのかな》 264 00:17:31,083 --> 00:17:33,119 あっ。 265 00:17:33,119 --> 00:17:37,089 《すごいな 里の外まで一望できる…》 266 00:17:39,525 --> 00:17:43,529 《あそこだけ 稲が収穫されずに残ってる➡ 267 00:17:43,529 --> 00:17:46,032 …どころか まだ青い?》 268 00:17:46,032 --> 00:17:49,035 《横にあるのは稲の貯蔵庫か?》 269 00:17:49,035 --> 00:17:51,103 《そういえば…》 270 00:17:51,103 --> 00:17:55,041 ((あの人の田んぼ 育ちが悪い所があんだよな~)) 271 00:17:55,041 --> 00:17:59,111 《あそこがその 育ちの悪い所ってことか?》 272 00:17:59,111 --> 00:18:02,548 《しかも キレイに四角形に もしかして…》 273 00:18:02,548 --> 00:18:05,017 ねーちゃん! うわわわ…。 274 00:18:05,017 --> 00:18:06,552 え? 275 00:18:06,552 --> 00:18:08,521 何やってんだ お前? 276 00:18:10,022 --> 00:18:12,024 もう少し静かに扉を開けろ! いてて! いてててて…! 277 00:18:12,024 --> 00:18:14,026 んぐぐ…。 あ~! ぐぐ…。 278 00:18:14,026 --> 00:18:17,563 それより ねーちゃんは? 知らない。 279 00:18:17,563 --> 00:18:20,600 なぁ あの建物 何か分かるか? 280 00:18:20,600 --> 00:18:24,036 ん? あぁ 里長の古い倉庫だよ。 281 00:18:24,036 --> 00:18:29,041 ネズミが入るからって 床が高い 新しい倉庫を作ったんで➡ 282 00:18:29,041 --> 00:18:31,043 今は使ってないんじゃね? 283 00:18:31,043 --> 00:18:33,045 ふ~ん…。 284 00:18:33,045 --> 00:18:35,014 あそこに行くことはできる? 285 00:18:35,014 --> 00:18:38,551 でもお前 見張られてるんだろ? 286 00:18:38,551 --> 00:18:43,122 まぁ 行けなくもないけど…。 ホントに? どうやって? 287 00:18:43,122 --> 00:18:46,058 しっかたねえな~ 教えてやるよ。 288 00:18:46,058 --> 00:18:50,563 俺が勉強から抜け出すために 使ってる抜け道をな! 289 00:18:50,563 --> 00:18:53,065 《やっぱクソガキだ…》 290 00:18:53,065 --> 00:19:06,145 ♬~ 291 00:19:06,145 --> 00:19:10,549 何するんだ? ちょっと確かめたいことがある。 292 00:19:10,549 --> 00:19:13,052 ここだけ栄養が足りないのかな。 293 00:19:13,052 --> 00:19:16,555 多分違う。 何で分かるんだよ。 294 00:19:16,555 --> 00:19:20,059 この窓の大きさと 残ってる稲の幅➡ 295 00:19:20,059 --> 00:19:22,061 大体同じくらいだ。 296 00:19:22,061 --> 00:19:25,564 ここだけ 夜もずっと光を浴びていたんだ。 297 00:19:25,564 --> 00:19:27,566 窓から漏れる光を。 298 00:19:27,566 --> 00:19:30,636 光が当たってると育たないのか? 299 00:19:30,636 --> 00:19:34,040 普通は日当たりがいい方が よく育つといわれるけど➡ 300 00:19:34,040 --> 00:19:38,544 昼夜ずっと明るい光を浴びると 育ちが狂うことがある。 301 00:19:38,544 --> 00:19:40,046 へ~。 302 00:19:40,046 --> 00:19:42,548 《周りの環境を変えて➡ 303 00:19:42,548 --> 00:19:47,053 咲くべきでない時期に 花を咲かせたのと同様に》 304 00:19:47,053 --> 00:19:49,555 ここネズミが出るって 言ってたよな? 305 00:19:49,555 --> 00:19:53,125 うん 罠を仕掛けても 全然減らないんだって。 306 00:19:53,125 --> 00:19:56,062 つまり捕り放題と…。 307 00:19:56,062 --> 00:19:58,064 《翠苓は言っていた》 308 00:19:58,064 --> 00:20:03,069 《薬を人体で試すには まだまだ改良の余地ありだと》 309 00:20:03,069 --> 00:20:08,040 《なるほど 捕まえやすい小動物で 試してたということか…》 310 00:20:09,575 --> 00:20:11,577 (鍵が開く音) 311 00:20:11,577 --> 00:20:14,547 ヘヘっ。 《ろくでもないガキだ》 312 00:20:16,148 --> 00:20:19,085 中に何があるっていうのさ? ん~…。 313 00:20:19,085 --> 00:20:22,054 まぁ 予想はしてるけど。 314 00:20:23,055 --> 00:20:25,558 (扉が閉まる音) 315 00:20:28,060 --> 00:20:30,529 (物音) わっ! ん…。 316 00:20:30,529 --> 00:20:32,565 ネズミか。 317 00:20:32,565 --> 00:20:35,634 《やっぱり ここで実験してたのか》 318 00:20:35,634 --> 00:20:39,171 《く~! これ全部持っていきたい!》 319 00:20:39,171 --> 00:20:41,574 《いや 今はそれどころじゃ…》 320 00:20:41,574 --> 00:20:43,542 何だ? これ。 ん? 321 00:20:45,044 --> 00:20:47,580 金属の筒? すげぇいっぱいあるぜ。 322 00:20:47,580 --> 00:20:49,548 んっ…! 323 00:20:51,083 --> 00:20:53,552 《何でこんなものが》 324 00:20:56,055 --> 00:20:58,624 《ここまでは予想してなかった》 325 00:20:58,624 --> 00:21:02,661 《参ったな これじゃまるで➡ 326 00:21:02,661 --> 00:21:05,664 飛発の工房じゃないか…》 327 00:21:07,066 --> 00:21:08,567 《狩りの時➡ 328 00:21:08,567 --> 00:21:12,037 壬氏さまを襲った暗殺者たちが 持っていたのと同じ…》 329 00:21:12,037 --> 00:21:13,539 んっ…。 330 00:21:13,539 --> 00:21:15,574 (物音) (2人) はっ! 331 00:21:15,574 --> 00:21:19,044 (扉が開く音) 332 00:21:19,044 --> 00:21:24,116 あら? なぜ鍵が開いていたのかしら。 333 00:21:24,116 --> 00:21:26,552 誰か閉め忘れたの? 334 00:21:26,552 --> 00:21:28,554 (男) いえ そんなはずはありません。 335 00:21:28,554 --> 00:21:32,558 ⚟でも開いていたわ 戸締まりをしたのはだぁれ?⚞ 336 00:21:32,558 --> 00:21:36,061 (小声で) やべぇ 神美さまだ…。 337 00:21:36,061 --> 00:21:39,064 (神美) おかしいわねぇ…。 338 00:21:39,064 --> 00:21:41,567 (姶良) 問題がありましたカ? 339 00:21:41,567 --> 00:21:44,103 《あれは… あの時の特使か》 340 00:21:44,103 --> 00:21:46,172 (神美) いえ 姶良さま。 341 00:21:46,172 --> 00:21:50,075 何でもありません 気のせいでしたわ…。 342 00:21:50,075 --> 00:21:52,044 ハァ…。 343 00:21:55,548 --> 00:21:57,550 んっ…! 344 00:22:04,056 --> 00:22:10,129 (神美) 汚いネズミが2匹 入り込んでいたようだけど。 345 00:22:10,129 --> 00:22:13,032 (響迂) しぇ…。 346 00:22:13,032 --> 00:22:16,035 神美さま…。 347 00:22:16,035 --> 00:22:19,038 《この人が…》 348 00:22:19,038 --> 00:22:21,540 《神美…》 349 00:22:25,511 --> 00:22:45,531 ♬~ 350 00:22:45,531 --> 00:23:05,584 ♬~ 351 00:23:05,584 --> 00:23:21,533 ♬~ 352 00:23:21,533 --> 00:23:25,537 ♬~ 353 00:23:25,537 --> 00:23:45,624 ♬~ 354 00:23:45,624 --> 00:23:53,098 ♬~