1 00:02:17,204 --> 00:02:20,040 《馬閃:事態を察した 数名の高官たちは➡ 2 00:02:20,040 --> 00:02:22,709 すでに捜索に出ているが…》 3 00:02:22,709 --> 00:02:25,379 一体 どこへ行かれたのでしょう? 4 00:02:25,379 --> 00:02:28,048 侍女と2人で消えたとか。 5 00:02:28,048 --> 00:02:30,884 逢い引きでは? (高官たち)ハハハハッ! 6 00:02:30,884 --> 00:02:34,321 《そんなわけがあるか! ばからしい。 7 00:02:34,321 --> 00:02:38,492 しかし あの方が席を外されて 2時間。 8 00:02:38,492 --> 00:02:43,163 部下を捜索に向かわせてはいるが 進展はない。 9 00:02:43,163 --> 00:02:46,667 今は 父上を頼るわけにもいかん。 10 00:02:46,667 --> 00:02:50,337 先ほど あの下女に 何かを命じたようだが…。 11 00:02:50,337 --> 00:02:53,173 んっ…。 やはり あるじに何を言われようと➡ 12 00:02:53,173 --> 00:02:55,142 ついていくべきだった。 13 00:02:55,142 --> 00:02:58,478 形だけの役割など うんざりだ。 14 00:02:58,478 --> 00:03:04,017 せめて主催が この場を お開きにしてくれたら…。 15 00:03:04,017 --> 00:03:05,986 子昌…。 16 00:03:05,986 --> 00:03:10,991 相変わらず 何を考えているのか わからない男だ。 17 00:03:10,991 --> 00:03:13,994 だが 自分が主催のうたげで➡ 18 00:03:13,994 --> 00:03:16,496 やっかい事を 起こしたくはないはず。 19 00:03:16,496 --> 00:03:19,100 とすると 子昌には関わりのない案件か?》 20 00:03:34,448 --> 00:03:38,952 《猫猫:温かい。 それに かすかな香の匂いも…。 21 00:03:38,952 --> 00:03:43,623 しかし そんなことよりも これ…。 22 00:03:43,623 --> 00:03:46,460 なんだ?》 23 00:03:46,460 --> 00:03:48,962 (壬氏)あっ… んっ! 《さっきの かえるか? 24 00:03:48,962 --> 00:03:50,964 にしては 大きいような…》 25 00:03:50,964 --> 00:03:53,300 うっ… すまないが➡ 26 00:03:53,300 --> 00:03:55,802 その手を どかしてくれないか? 27 00:03:55,802 --> 00:03:58,305 障りがあるんだが。 えっ? 28 00:03:58,305 --> 00:04:00,307 障り? 29 00:04:00,307 --> 00:04:02,309 んっ…。 えっ…。 30 00:04:02,309 --> 00:04:04,811 んっ… うっ…。 31 00:04:04,811 --> 00:04:07,647 《あるわけない。 32 00:04:07,647 --> 00:04:11,818 後宮に立ち入る宦官に あってはいけないものだ》 33 00:04:11,818 --> 00:04:14,821 んっ…。 《だが ある!》 34 00:04:14,821 --> 00:04:18,325 ハァ…。 35 00:04:18,325 --> 00:04:20,660 《宦官らしくない体。 36 00:04:20,660 --> 00:04:23,830 思い当たることは いくらでもあった。 37 00:04:23,830 --> 00:04:28,335 でも 考えるのを無意識に 避けていたのかもしれない。 38 00:04:28,335 --> 00:04:33,774 天女のような顔をしているが 壬氏様は…》 39 00:04:33,774 --> 00:04:37,944 ある意味 説明する手間が 省けたということか。 40 00:04:37,944 --> 00:04:40,247 んっ…。 41 00:04:42,783 --> 00:04:44,951 お前に伝えたいことがある。 42 00:04:44,951 --> 00:04:47,788 《だめだ。 これ以上 聞いてはいけない》 43 00:04:47,788 --> 00:04:50,957 今回 ついてきてもらったのも そのためだ。 44 00:04:50,957 --> 00:04:53,793 《知ってしまえば 墓まで持っていくことになる》 45 00:04:53,793 --> 00:04:55,796 薬屋 俺は…。 46 00:04:55,796 --> 00:04:57,798 申し訳ありません。 47 00:04:57,798 --> 00:05:00,467 かえるを 潰してしまったかもしれません。 48 00:05:00,467 --> 00:05:02,669 はっ? かえる? 49 00:05:04,638 --> 00:05:08,808 突然 上から降ってきて 姿勢を崩してしまったんです。 50 00:05:08,808 --> 00:05:10,810 おけがは ありませんでしたか? 51 00:05:10,810 --> 00:05:13,480 あっ いや かえるでは…。 かえるです! 52 00:05:13,480 --> 00:05:16,683 《かえる。 あれは かえるだ》 53 00:05:16,683 --> 00:05:19,486 さあ 早く ここから出ましょう。 54 00:05:19,486 --> 00:05:21,655 んっ…。 55 00:05:21,655 --> 00:05:24,658 うっ! 誰が かえるだと? 56 00:05:24,658 --> 00:05:27,327 うっ…。 んっ…。 57 00:05:27,327 --> 00:05:30,163 かえるでなかったら なんなんでしょう? 58 00:05:30,163 --> 00:05:32,499 かえるは もっと小さいだろう? 59 00:05:32,499 --> 00:05:36,436 この季節 そこそこ大きい かえるなど たくさんいます。 60 00:05:36,436 --> 00:05:39,773 うっ… そこそこ? ええ そこそこです。 61 00:05:39,773 --> 00:05:43,276 そこそこの かえるでなかったら そこそこの なんですか? 62 00:05:43,276 --> 00:05:46,112 あっ おい 何 手を拭っている! 63 00:05:46,112 --> 00:05:48,615 いや かえるって 気持ち悪いでしょう。 64 00:05:48,615 --> 00:05:50,617 粘液を出しますし。 65 00:05:50,617 --> 00:05:53,286 きもっ… 誰が 粘液だ! 66 00:05:53,286 --> 00:05:57,958 とにかく 私は何も知りません! んっ…。 67 00:05:57,958 --> 00:06:00,794 《何事も 知り過ぎてはよくない。 68 00:06:00,794 --> 00:06:03,296 壬氏様と私は 高官と下女。 69 00:06:03,296 --> 00:06:06,132 それ以上でも それ以下でもない。 70 00:06:06,132 --> 00:06:08,735 必要以上の秘密なんて いらな…》 71 00:06:16,810 --> 00:06:18,812 確認してみるか? 72 00:06:27,821 --> 00:06:30,657 《挑発が過ぎた》 73 00:06:30,657 --> 00:06:33,093 くっ…。 74 00:06:33,093 --> 00:06:36,096 《あっ…。 どっ… どうする? 75 00:06:36,096 --> 00:06:38,198 蹴りを入れるべきか?》 76 00:06:51,778 --> 00:06:55,448 ワン! ハッ! えっ なんだ? 77 00:06:55,448 --> 00:06:57,651 (指笛) 78 00:06:59,986 --> 00:07:01,955 ぐっ! ワン! 79 00:07:04,658 --> 00:07:06,626 《よくやった!》 80 00:07:06,626 --> 00:07:08,795 (李白)お~い どうしたんだ? 81 00:07:08,795 --> 00:07:12,198 いきなり走りやがってよ~! 《この声…》 82 00:07:14,301 --> 00:07:17,637 李白様! 引き上げていただけませんか! 83 00:07:17,637 --> 00:07:19,673 えっ 嬢ちゃん? 84 00:07:19,673 --> 00:07:22,942 どうしたんだ? そんな所で。 んっ…。 85 00:07:25,178 --> 00:07:29,849 なるほど。 飛発で狙われて 滝に飛び込まれたと。 86 00:07:29,849 --> 00:07:33,119 撃った者の顔までは 見えなかったが。 87 00:07:33,119 --> 00:07:36,623 ご無事で何よりです。 88 00:07:36,623 --> 00:07:40,260 で… なんで 嬢ちゃんが この方といるんだよ? 89 00:07:40,260 --> 00:07:42,295 説明しづらいとしか…。 90 00:07:42,295 --> 00:07:45,966 はぁ? まあ いいけどよ。 91 00:07:45,966 --> 00:07:49,969 こたびの狩り 飛発を持ってきている者は? 92 00:07:49,969 --> 00:07:53,640 いえ。 森の狩りには不向きですので➡ 93 00:07:53,640 --> 00:07:58,144 暗殺のために隠し持ってきたと 考えるのが 妥当でしょう。 94 00:07:58,144 --> 00:08:01,314 荷をあらためるか。 しかし…。 95 00:08:01,314 --> 00:08:04,651 客は 子昌様に招待された 高官ばかりです。 96 00:08:04,651 --> 00:08:10,123 暗殺の道具を 手元に置くような まねは しないかと。 97 00:08:10,123 --> 00:08:16,129 李白様。 その犬は 笛で呼ぶ以外に 何か しつけをしていますか? 98 00:08:16,129 --> 00:08:19,966 えっ? ああ… うさぎの穴を探すくらいは➡ 99 00:08:19,966 --> 00:08:22,135 できるみたいだが。 100 00:08:22,135 --> 00:08:24,637 《愛嬌はあるが…》 101 00:08:24,637 --> 00:08:27,974 ジッ…。 香泉様。 なんだ? 102 00:08:27,974 --> 00:08:29,976 《怒ってる。 103 00:08:29,976 --> 00:08:33,413 まあ 当然か。 あんな行動に出られて➡ 104 00:08:33,413 --> 00:08:35,415 つい あおってしまったが➡ 105 00:08:35,415 --> 00:08:38,251 壬氏様は 何かを伝えようとしていた。 106 00:08:38,251 --> 00:08:42,922 なのに 知りたくないからと めちゃくちゃな言い逃れをした。 107 00:08:42,922 --> 00:08:47,260 ご自分の姿に 大層な自信を持つお方だ。 108 00:08:47,260 --> 00:08:49,929 かえるも さぞや ご立派であろうに➡ 109 00:08:49,929 --> 00:08:52,265 そこそこなどと…》 110 00:08:52,265 --> 00:08:54,768 フゥ…。 《気まずいが➡ 111 00:08:54,768 --> 00:08:57,437 言うべきことは言わねば》 112 00:08:57,437 --> 00:09:00,774 もしかしたら 先ほど発砲した人物を➡ 113 00:09:00,774 --> 00:09:02,776 特定できるかもしれません。 114 00:09:05,945 --> 00:09:09,783 (足音) 115 00:09:09,783 --> 00:09:12,619 失礼します。 (馬閃)なんだ? 116 00:09:12,619 --> 00:09:14,621 こちらを。 117 00:09:17,290 --> 00:09:19,626 あっ…。 118 00:09:19,626 --> 00:09:21,628 おい! それは? 119 00:09:21,628 --> 00:09:24,798 あるじの衣です。 120 00:09:24,798 --> 00:09:26,966 (ざわめき) 121 00:09:26,966 --> 00:09:30,303 川の岩場に引っ掛かっているのを 発見しました。 122 00:09:30,303 --> 00:09:33,740 近くには誰もおらず その先は 急流。 123 00:09:33,740 --> 00:09:36,109 昨夜の雨で 増水もしています。 124 00:09:36,109 --> 00:09:38,445 もし 流されていたら…。 125 00:09:38,445 --> 00:09:40,613 はっ… 早く捜索しろ! 126 00:09:40,613 --> 00:09:42,949 はっ! 急げ! 127 00:09:42,949 --> 00:09:47,087 《今更 慌てたところで遅い》 128 00:09:47,087 --> 00:09:50,590 では 私も 捜索に加わってまいります。 129 00:09:59,466 --> 00:10:02,235 《どういうおつもりです? 壬氏様》 130 00:10:09,142 --> 00:10:11,478 ワンワンワン! んっ? 131 00:10:11,478 --> 00:10:13,480 なっ… なんだ!? 132 00:10:13,480 --> 00:10:15,982 あ~! 申し訳ありません。 133 00:10:15,982 --> 00:10:19,819 フン! しつけのなってない犬だ。 チッ! 134 00:10:19,819 --> 00:10:24,657 フフフフフ…。 よしよし。 135 00:10:24,657 --> 00:10:28,428 ヘッ! んっ…。 136 00:10:32,665 --> 00:10:35,001 んっ…。 どうした? 137 00:10:35,001 --> 00:10:37,170 馬閃様! それが…。 138 00:10:40,173 --> 00:10:44,844 あるじの衣だ。 これは 血か? 辺りに人は? 139 00:10:44,844 --> 00:10:49,015 河原が ぬれていないので 周辺には おられないかと。 140 00:10:49,015 --> 00:10:51,017 そうか…。 141 00:10:51,017 --> 00:10:53,853 ですが こちらも 衣と一緒に…。 142 00:10:53,853 --> 00:10:55,855 たかの羽根…。 143 00:10:55,855 --> 00:11:00,026 たか狩りの験担ぎに こしらえた物でしょうか? 144 00:11:00,026 --> 00:11:02,028 ああ…。 145 00:11:02,028 --> 00:11:05,798 申し訳ないが 皆の荷を 確かめさせてもらえないか? 146 00:11:08,701 --> 00:11:10,670 見つけました! 147 00:11:12,672 --> 00:11:15,341 川辺で発見した物と同じ矢です。 148 00:11:15,341 --> 00:11:18,511 (魯袁)しっ… 知らない! 何かの間違いだ! 149 00:11:18,511 --> 00:11:22,348 では なぜ あなたの矢が あるじの衣と共に➡ 150 00:11:22,348 --> 00:11:24,851 川辺にあったのですか? 魯袁殿。 151 00:11:24,851 --> 00:11:28,354 だっ… 誰かが 私の矢と入れ替えたんだ! 152 00:11:28,354 --> 00:11:30,356 私を陥れるために! 153 00:11:30,356 --> 00:11:33,293 どういうことだ? 私は知らん 知らんぞ! まさか…。 154 00:11:33,293 --> 00:11:36,796 《魯袁の動揺は 本物に見える。 155 00:11:36,796 --> 00:11:39,799 部下たちの様子にも 違和感はない》 156 00:11:39,799 --> 00:11:45,638 では 他に落ちている矢がないかを 調べてみては いかがでしょう? 157 00:11:45,638 --> 00:11:49,809 川辺以外の森の中も しっかりと。 158 00:11:49,809 --> 00:11:51,978 んっ…。 159 00:11:51,978 --> 00:11:55,815 わかった。 しっかりと 森の中を捜せ! 160 00:11:55,815 --> 00:11:57,817 (官たち)はっ! 161 00:11:57,817 --> 00:12:00,486 フゥ…。 162 00:12:00,486 --> 00:12:02,488 ヘヘッ! 163 00:12:05,825 --> 00:12:09,162 《うまく 食いついてくれるといいが…》 164 00:12:09,162 --> 00:12:12,665 ハァハァ…。 165 00:12:12,665 --> 00:12:15,168 ハァハァハァ… んっ…。 166 00:12:15,168 --> 00:12:19,505 ハァ… くそ! どういうことだ? 矢なんて知らんぞ! 167 00:12:19,505 --> 00:12:21,507 あっ…。 ハァ…。 168 00:12:21,507 --> 00:12:24,844 そこに 何かあるのでしょうか? あっ! 169 00:12:24,844 --> 00:12:28,181 ハッ…。 それは…。 170 00:12:28,181 --> 00:12:30,350 んっ! 171 00:12:30,350 --> 00:12:32,352 くっ…。 172 00:12:32,352 --> 00:12:34,320 返せ! 173 00:12:34,320 --> 00:12:36,823 うっ! うっ! ぐあっ! ぐっ…。 174 00:12:36,823 --> 00:12:39,158 うっ! ぐっ… うぅ…。 175 00:12:39,158 --> 00:12:41,160 貴様 さっきの…。 176 00:12:41,160 --> 00:12:43,663 ワン ワン! ワンワン! 177 00:12:43,663 --> 00:12:46,499 ずいぶん 犬に嫌われているようですね。 178 00:12:46,499 --> 00:12:48,968 うっ…。 はぐっ…。 179 00:12:52,839 --> 00:12:56,175 ぐっ…。 180 00:12:56,175 --> 00:12:58,344 あっ…。 うっ…。 181 00:12:58,344 --> 00:13:02,715 この臭い 鼻のいい犬なら すぐ反応します。 182 00:13:04,684 --> 00:13:07,854 狩りに 犬を連れていかなかったのは➡ 183 00:13:07,854 --> 00:13:10,657 このためですね。 184 00:13:10,657 --> 00:13:13,526 中身は 押収済みです。 185 00:13:13,526 --> 00:13:16,529 飛発が3丁 入っていました。 186 00:13:16,529 --> 00:13:21,034 異国の物だ。 恐らく 西方の最新型だろう。 187 00:13:21,034 --> 00:13:24,203 まだ煙の臭いがする。 188 00:13:24,203 --> 00:13:26,372 ずいぶん小型ですね。 189 00:13:26,372 --> 00:13:28,841 私も この型は 初めて見た。 190 00:13:32,612 --> 00:13:36,449 なるほど。 金属の部分で 火花を起こすのか。 191 00:13:36,449 --> 00:13:41,120 炭と硝石と硫黄を混ぜて作った 火薬が爆発すると➡ 192 00:13:41,120 --> 00:13:45,124 思わず鼻を押さえたくなるような 臭いを発します。 193 00:13:45,124 --> 00:13:48,628 まるで卵が腐ったような…。 194 00:13:48,628 --> 00:13:52,632 そう。 崖の上で撃たれたときと 同じ臭いです。 195 00:13:52,632 --> 00:13:55,802 猟犬に 火薬の臭いを嗅がせたら➡ 196 00:13:55,802 --> 00:13:59,305 すぐに この飛発を 捜し当ててくれました。 197 00:13:59,305 --> 00:14:01,974 それを撃った人間に付いた 火薬の臭いも➡ 198 00:14:01,974 --> 00:14:05,645 嗅ぎ当てるのですから 賢い犬です。 199 00:14:05,645 --> 00:14:09,315 うっ…。 お前は偉いな~。 200 00:14:09,315 --> 00:14:11,484 《鎌をかけるためとはいえ➡ 201 00:14:11,484 --> 00:14:15,988 だしに使われた おっさんたちには 悪いこと したな》 202 00:14:15,988 --> 00:14:18,157 (馬閃)香泉様! んっ…。 203 00:14:18,157 --> 00:14:21,661 馬閃。 先ほどの銃声は? おけがは? 204 00:14:21,661 --> 00:14:26,332 姿を消したかと思えば 突然 衣の切れ端を見せられて➡ 205 00:14:26,332 --> 00:14:28,668 「この男に合わせろ」などと➡ 206 00:14:28,668 --> 00:14:31,003 私は 一体 どうしたことかと…。 207 00:14:31,003 --> 00:14:32,972 すまない。 状況は? 208 00:14:32,972 --> 00:14:35,808 うっ…。 ハァ…。 209 00:14:35,808 --> 00:14:39,145 この者の関係者たちは➡ 210 00:14:39,145 --> 00:14:42,148 いつでも捕縛できるよう 見張っております。 211 00:14:42,148 --> 00:14:45,985 では あとは 罪状を明確にするだけだな。 212 00:14:45,985 --> 00:14:48,121 (馬閃)はっ! 213 00:14:48,121 --> 00:15:01,300 ♬~ 214 00:15:01,300 --> 00:15:05,638 < その後 覆面の主賓は 山荘に戻り➡ 215 00:15:05,638 --> 00:15:09,142 狩りのうたげは散会となった> 216 00:15:09,142 --> 00:15:14,847 (談笑する声) 217 00:15:14,847 --> 00:15:17,150 フフッ! ハハハハハハ! 218 00:15:17,150 --> 00:15:19,819 《高順:昼の失踪事件は➡ 219 00:15:19,819 --> 00:15:25,158 表向きは 覆面のお方の気まぐれ ということで処理された。 220 00:15:25,158 --> 00:15:28,661 そのうたげで とある官の一派が消えたことは➡ 221 00:15:28,661 --> 00:15:31,164 周知の事実だ。 222 00:15:31,164 --> 00:15:35,268 今後 あの者たちが 表舞台に出ることはあるまい》 223 00:15:37,270 --> 00:15:40,773 《高順:何があったのか お疲れのご様子だった。 224 00:15:40,773 --> 00:15:45,111 だが 壬氏様の代理として ここにいる自分は➡ 225 00:15:45,111 --> 00:15:47,713 それを気にする立場にない》 226 00:15:51,617 --> 00:15:53,786 《高順:まだまだだな》 227 00:15:53,786 --> 00:15:57,790 宦官には つまらない趣向だったかな? 228 00:15:57,790 --> 00:16:01,461 (高順)いえ 楽しませていただいております。 229 00:16:01,461 --> 00:16:03,796 しかし 大変ですな~。 230 00:16:03,796 --> 00:16:07,800 女帝の怒りを買ったばかりに 宦官になど。 231 00:16:07,800 --> 00:16:10,136 終わった話ですから。 232 00:16:10,136 --> 00:16:13,639 それに いい月見酒ですよ。 233 00:16:13,639 --> 00:16:20,313 《高順:宦官となり 馬の名を捨て 高順と名を改めた。 234 00:16:20,313 --> 00:16:25,818 だが うたげの折には 馬の家の者として扱われる。 235 00:16:25,818 --> 00:16:27,820 そういうことになっている》 236 00:16:27,820 --> 00:16:31,824 あ~…。 それにしても 麗しの宦官殿が➡ 237 00:16:31,824 --> 00:16:34,093 今回の狩りに 参加されなかったのは➡ 238 00:16:34,093 --> 00:16:36,095 ちと残念だ。 239 00:16:36,095 --> 00:16:39,432 こたびは 覆面のお方が 来ていらっしゃいますから。 240 00:16:39,432 --> 00:16:42,768 あれだけ美しいお顔が 参加されたら➡ 241 00:16:42,768 --> 00:16:47,273 それだけで 嫌みになってしまいますからな。 242 00:16:47,273 --> 00:16:49,775 覆面のお方は ご尊顔に➡ 243 00:16:49,775 --> 00:16:53,112 ひどい やけどの痕があるとの うわさ…。 244 00:16:53,112 --> 00:16:56,616 こよいも 部屋に引きこもっている と聞きますし…。 245 00:16:56,616 --> 00:16:59,118 帝も心配でしょう。 246 00:16:59,118 --> 00:17:01,621 あれが東宮とは。 247 00:17:01,621 --> 00:17:03,623 ええ…。 248 00:17:03,623 --> 00:17:05,625 《「あれ」か。 249 00:17:05,625 --> 00:17:09,295 東宮への敬いは どこにもない》 250 00:17:09,295 --> 00:17:11,297 して どうなのです? 251 00:17:11,297 --> 00:17:14,300 先の皇子様の薨御以来➡ 252 00:17:14,300 --> 00:17:16,802 誰か みごもった妃などは…。 253 00:17:16,802 --> 00:17:20,640 さあ…。 私は あいにく。 254 00:17:20,640 --> 00:17:23,142 失礼。 少し酔いました。 255 00:17:28,848 --> 00:17:31,684 《皆 見定めようとしている。 256 00:17:31,684 --> 00:17:33,953 こたびの狩りの主賓…。 257 00:17:33,953 --> 00:17:37,290 すなわち 帝の弟君が➡ 258 00:17:37,290 --> 00:17:42,428 皇位を継ぐに ふさわしい人物であるかどうか》 259 00:17:42,428 --> 00:17:44,463 アハハハハハ! 260 00:17:44,463 --> 00:17:49,936 《壬氏様は 小猫に 真実を伝えられたのだろうか。 261 00:17:49,936 --> 00:17:54,440 今後 起こりうる問題に 対処するためにも➡ 262 00:17:54,440 --> 00:17:57,109 知らせておく必要がある。 263 00:17:57,109 --> 00:18:00,212 それだけ 利用価値のある娘だ》 264 00:18:02,281 --> 00:18:07,286 《非情な言い方だが 使える手は 多いほうがいい》 265 00:18:10,623 --> 00:18:14,293 《今回も また 気持ちの悪い幕引きだ。 266 00:18:14,293 --> 00:18:16,796 あのときみたいに…。 267 00:18:16,796 --> 00:18:23,302 飛発の出どころ。 連中の目的。 わかっていないことが多すぎる》 268 00:18:23,302 --> 00:18:27,974 ((異国の物だ。 恐らく 西方の最新型だろう)) 269 00:18:27,974 --> 00:18:30,343 西方か…。 270 00:18:30,343 --> 00:18:34,580 《鏡合わせのように うり二つの特使たち。 271 00:18:34,580 --> 00:18:38,417 監視の目をかいくぐって 部屋を抜け出したという話も➡ 272 00:18:38,417 --> 00:18:41,754 恐らく 特使たちのことだろう。 273 00:18:41,754 --> 00:18:46,425 部屋を抜け出して 一体 何をしていたのか。 274 00:18:46,425 --> 00:18:49,929 子をはらんだ 例え話の妹のように➡ 275 00:18:49,929 --> 00:18:54,433 姦計を もくろんでいたか それとも…》 276 00:18:54,433 --> 00:18:56,435 ハァ…。 277 00:18:56,435 --> 00:19:01,107 《今日の連中が 何か吐いてくれたらいいけど》 278 00:19:01,107 --> 00:19:03,275 少し いいか? えっ! 279 00:19:03,275 --> 00:19:07,179 《なぜここに? うたげに 出てたんじゃないのか?》 280 00:19:13,786 --> 00:19:15,788 開けなくていい。 281 00:19:15,788 --> 00:19:19,458 ずいぶんと驚かせてしまって 悪かった。 282 00:19:19,458 --> 00:19:22,628 んっ…。 283 00:19:22,628 --> 00:19:27,133 《どんな顔をしているのか 見なくてもわかる》 284 00:19:27,133 --> 00:19:29,635 気にしておりません。 285 00:19:29,635 --> 00:19:32,938 こちらこそ 申し訳ありませんでした。 286 00:19:32,938 --> 00:19:35,608 《そこそこなんて言って》 うっ…。 287 00:19:35,608 --> 00:19:40,746 《壬氏様は 何を考えているんだろう? 288 00:19:40,746 --> 00:19:45,951 私は 昔から 人の心の機微には疎い。 289 00:19:45,951 --> 00:19:48,120 育ててくれた姉ちゃんたちは➡ 290 00:19:48,120 --> 00:19:50,790 仕事第一の妓女だ。 291 00:19:50,790 --> 00:19:54,960 いくら泣こうが 仕事が終わるまで放置された》 292 00:19:54,960 --> 00:19:57,129 ((妓女たち:アハハハハハハ!)) 293 00:19:57,129 --> 00:20:02,468 《そのうち悟ったのか 泣かない赤子になったらしい。 294 00:20:02,468 --> 00:20:08,140 だからなのか 人の好意にも悪意にも鈍感だ。 295 00:20:08,140 --> 00:20:13,312 こんなときに 何を言ったら いいかも わからない》 296 00:20:13,312 --> 00:20:15,815 私は 何も口にしません。 297 00:20:15,815 --> 00:20:17,817 えっ? 298 00:20:17,817 --> 00:20:23,989 私にとって 壬氏様は壬氏様です。 299 00:20:23,989 --> 00:20:26,659 フッ…。 300 00:20:26,659 --> 00:20:29,662 《これが正直な気持ちだ。 301 00:20:29,662 --> 00:20:35,167 タマがあるかないかの違いなんて 別に 見るわけでもないし➡ 302 00:20:35,167 --> 00:20:37,503 私には関係ない》 303 00:20:37,503 --> 00:20:42,174 フッ…。 お前にとって 俺は俺か。 んっ? 304 00:20:45,678 --> 00:20:48,314 うっ! 警戒するな。 305 00:20:48,314 --> 00:20:50,316 これを渡したいだけだ。 306 00:20:50,316 --> 00:20:52,318 えっ? 307 00:20:58,858 --> 00:21:04,697 これを渡すとともに ずっと 伝えようと思っていた。 308 00:21:04,697 --> 00:21:07,032 お前には 迷惑をかけるかもしれないが…。 309 00:21:07,032 --> 00:21:09,201 《これは…》 310 00:21:09,201 --> 00:21:11,203 今回の旅に来てもらったのも…。 311 00:21:11,203 --> 00:21:13,205 《ごっ… ごっ… ごっ…》 312 00:21:13,205 --> 00:21:16,208 そのためだ。 牛黄~! 313 00:21:16,208 --> 00:21:19,011 《非常に貴重とされる 牛の胆石! 314 00:21:19,011 --> 00:21:23,549 夢にまで見た秘薬が 今 手の中に!》 315 00:21:23,549 --> 00:21:27,553 ああ 待たせて すまなかった。 ようやく手に入った…。 316 00:21:27,553 --> 00:21:29,522 って… そうではなく! 317 00:21:29,522 --> 00:21:33,459 ありがとうございます! あっ… ああ。 318 00:21:33,459 --> 00:21:37,463 ウフーッ! ああ…。 319 00:21:37,463 --> 00:21:40,299 ウフフーッ! うっ…。 320 00:21:40,299 --> 00:21:42,301 では おやすみなさいませ! 321 00:21:44,303 --> 00:21:47,473 って… おい! 勝手に閉めるな! (扉をたたく音) 322 00:21:47,473 --> 00:21:49,975 話は まだ終わってないぞ! (扉をたたく音) 323 00:21:49,975 --> 00:21:55,981 《ああ! ああ! 誰にも邪魔されたくな~い! 324 00:21:55,981 --> 00:22:00,152 ヒャッハー! フフフッ! 325 00:22:00,152 --> 00:22:03,989 壬氏様が宦官かどうかなんて どうでもいい。 326 00:22:03,989 --> 00:22:06,825 ただ 牛黄分の恩はある。 327 00:22:06,825 --> 00:22:10,496 もし 秘密がばれて 窮地に立たされたら➡ 328 00:22:10,496 --> 00:22:12,498 そのときは…。 329 00:22:12,498 --> 00:22:16,001 ちゃんと 本物の宦官にしてあげよう》 330 00:22:16,001 --> 00:22:18,003 (扉をたたく音) 331 00:22:18,003 --> 00:22:20,673 おい 聞いているのか! 332 00:22:20,673 --> 00:22:24,843 おい! 人の話は 最後まで聞け! 333 00:22:24,843 --> 00:22:28,514 < この国で 「華」の文字を冠する者は➡ 334 00:22:28,514 --> 00:22:30,816 今現在 2人のみ> 335 00:22:32,785 --> 00:22:37,790 <国の頂点に立つ 帝。 そして…> 336 00:22:37,790 --> 00:22:42,628 《壬氏様… いえ 月の君。 337 00:22:42,628 --> 00:22:47,433 いつまでも かりそめの立場では いられませんよ》 338 00:22:49,501 --> 00:22:54,506 《高順:あなたは この国の帝の弟君➡ 339 00:22:54,506 --> 00:22:56,675 華瑞月なのだから》