1 00:02:13,500 --> 00:02:24,478 ♬~ 2 00:02:24,478 --> 00:02:26,480 次! 3 00:02:30,650 --> 00:02:33,654 なんだ? お前 足が不自由なのか? 4 00:02:43,463 --> 00:02:45,432 楼蘭様。 5 00:02:48,969 --> 00:02:50,937 (楼蘭)そう。 6 00:02:56,810 --> 00:02:58,812 (小蘭)はぁ~あ…。 7 00:02:58,812 --> 00:03:00,981 (猫猫)どうしたの? 小蘭。 8 00:03:00,981 --> 00:03:05,819 どっかに いい働き口 ないかな? 働き口? 9 00:03:05,819 --> 00:03:09,990 そう。 あと半年で 後宮の年季 明けるからさ。 10 00:03:09,990 --> 00:03:14,494 実家がお金持ちの女官なら 縁談が来たりするけど➡ 11 00:03:14,494 --> 00:03:16,997 うちは違うからさ。 12 00:03:16,997 --> 00:03:19,499 猫猫 なんか つてない? 13 00:03:19,499 --> 00:03:22,002 つてねえ…。 14 00:03:22,002 --> 00:03:26,006 《出会ったころは うわさ話ばかり していた 小蘭も➡ 15 00:03:26,006 --> 00:03:30,343 今は 手習所の1期生として 勉強に励んでいる。 16 00:03:30,343 --> 00:03:34,748 後宮を出てからも いい仕事に就いてほしい》 17 00:03:34,748 --> 00:03:38,251 紹介できるとこと言ったら…。 あるの? 18 00:03:38,251 --> 00:03:40,587 あるっちゃ あるけど…。 19 00:03:40,587 --> 00:03:44,091 《花街の緑青館で 歓迎されるのは➡ 20 00:03:44,091 --> 00:03:47,928 若くて器量のよい 愛嬌のある娘。 21 00:03:47,928 --> 00:03:51,932 小蘭は 幼さが残るが 顔だちは悪くない。 22 00:03:51,932 --> 00:03:55,435 何より 素直な性格は しつけがしやすい。 23 00:03:55,435 --> 00:03:58,438 やり手婆なら 欲しがるだろう。 24 00:03:58,438 --> 00:04:02,609 しかし 妓女は なまはんかに 勧める仕事でもない》 25 00:04:02,609 --> 00:04:07,447 私のは 最後の最後 どうしてもってときの つてかな。 26 00:04:07,447 --> 00:04:09,616 え~? 何それ? 27 00:04:09,616 --> 00:04:12,953 他に 頼れそうな人…。 28 00:04:12,953 --> 00:04:15,288 《だめだ。 壬氏様に紹介したら➡ 29 00:04:15,288 --> 00:04:18,291 小蘭を やっかい事に 巻き込むかもしれない》 30 00:04:18,291 --> 00:04:20,293 (子翠)どうしたの? うわっ! 31 00:04:20,293 --> 00:04:23,463 あ~ 子翠! 32 00:04:23,463 --> 00:04:27,634 ねえ いい働き口 知らない? なんの話? 33 00:04:27,634 --> 00:04:31,471 もうすぐ 年季が明けるから 仕事 探してるんだ。 34 00:04:31,471 --> 00:04:33,573 なんか つてとかない? 35 00:04:33,573 --> 00:04:36,576 あるといえば あるかも。 ほんと? 36 00:04:36,576 --> 00:04:39,446 あるというか 作りに行くというか。 37 00:04:39,446 --> 00:04:41,414 (猫猫/小蘭)うん? 38 00:04:44,784 --> 00:04:47,287 湯殿? 39 00:04:47,287 --> 00:04:50,791 まだ この時間だと 人 少ないね。 40 00:04:50,791 --> 00:04:53,460 《湯をたっぷり使った湯殿は➡ 41 00:04:53,460 --> 00:04:55,796 後宮ならではの ぜいたくなものだ。 42 00:04:55,796 --> 00:04:59,299 一度に 1,000人も入れる広さがあり➡ 43 00:04:59,299 --> 00:05:03,370 大浴場の湯船には 数百人が一度に漬かれる》 44 00:05:07,140 --> 00:05:12,813 《上級妃は それぞれの宮の中に 専用の浴場を持っている。 45 00:05:12,813 --> 00:05:14,815 この建物にあるのは➡ 46 00:05:14,815 --> 00:05:18,485 中級妃以下の妃が入る 小部屋の浴場と➡ 47 00:05:18,485 --> 00:05:21,488 下女たちが使う 大浴場だ。 48 00:05:21,488 --> 00:05:25,992 緑青館の浴場を 当たり前のように使ってたけど➡ 49 00:05:25,992 --> 00:05:29,162 庶民は 水で体を拭くくらいだ。 50 00:05:29,162 --> 00:05:31,164 下女が風呂を使えるのは➡ 51 00:05:31,164 --> 00:05:33,233 それだけで ありがたいよな》 (子翠)フフッ フフフフフ…。 52 00:05:33,233 --> 00:05:35,235 あっ! あっ 子翠…。 とう! 53 00:05:35,235 --> 00:05:38,405 うわっ! 熱っ! 熱っ! 54 00:05:38,405 --> 00:05:40,407 あっ あっ あっ あっ…。 55 00:05:40,407 --> 00:05:43,910 フゥ…。 もう…。 早い時間のお風呂は➡ 56 00:05:43,910 --> 00:05:45,912 熱いに決まってるでしょ。 57 00:05:45,912 --> 00:05:49,583 だんだん冷めて ちょうどいい 温度になっていくんだから。 58 00:05:49,583 --> 00:05:54,588 エヘヘヘ… いつもは もっと 遅い時間だから 知らなくて。 59 00:05:54,588 --> 00:05:58,091 《ほう…》 何? 猫猫。 60 00:05:58,091 --> 00:06:04,264 いや… 子翠って 着痩せするほうなんだなと思って。 61 00:06:04,264 --> 00:06:07,267 どこ見てんの? つい 癖で。 62 00:06:07,267 --> 00:06:10,103 ねえ 子翠。 だめだよ。 63 00:06:10,103 --> 00:06:12,939 湯船に入る前に ちゃんと洗わないと。 64 00:06:12,939 --> 00:06:15,108 エヘヘヘヘヘッ。 65 00:06:15,108 --> 00:06:25,285 ♬~ 66 00:06:25,285 --> 00:06:27,787 猫猫 私も それ ちょうだい。 67 00:06:27,787 --> 00:06:29,789 どうぞ。 68 00:06:32,792 --> 00:06:36,096 何それ? 医局にあった 洗髪剤。 69 00:06:36,096 --> 00:06:38,865 小蘭も使ってみる? うん。 70 00:06:42,435 --> 00:06:45,605 お~…。 71 00:06:45,605 --> 00:06:48,608 うわ~! なんか 目にしみる! 72 00:06:48,608 --> 00:06:52,279 目 つぶってて。 うぅ~… ぬぅ~! 73 00:06:55,782 --> 00:06:57,784 ブルルルル…。 74 00:06:57,784 --> 00:07:01,354 《犬みたいだな。 あっ…》 75 00:07:06,459 --> 00:07:08,428 《ああ…》 76 00:07:12,966 --> 00:07:16,803 ハァ…。 この辺 あんまり熱くないよ。 77 00:07:16,803 --> 00:07:19,639 私は 水拭きでいいかな。 78 00:07:19,639 --> 00:07:23,476 そう? 気持ちいいのに。 ヘヘヘ…。 79 00:07:23,476 --> 00:07:25,645 《小蘭は 農村育ちで➡ 80 00:07:25,645 --> 00:07:27,947 熱い湯に漬かる習慣がないから➡ 81 00:07:27,947 --> 00:07:31,117 そのほうが 気持ちいいんだろうな》 82 00:07:31,117 --> 00:07:34,220 それで 子翠。 つてっていうのは? 83 00:07:34,220 --> 00:07:36,523 あっ そうだった! 84 00:07:41,928 --> 00:07:44,097 こっち こっち! うわ~! 85 00:07:44,097 --> 00:07:47,600 だっ… だめだってば! こっちは 妃専用だよ。 86 00:07:47,600 --> 00:07:49,769 入っていいの? 87 00:07:49,769 --> 00:07:55,275 大丈夫! 入っていいし つては この先にあるんだから。 88 00:07:55,275 --> 00:07:57,243 あっ…。 89 00:07:59,279 --> 00:08:01,748 はは~ん なるほどね。 90 00:08:06,453 --> 00:08:08,421 失礼しま~す。 91 00:08:08,421 --> 00:08:10,457 あら 新入り? 92 00:08:10,457 --> 00:08:13,326 (子翠)は~い よろしくお願いします! 93 00:08:16,429 --> 00:08:18,431 これ 香油ね。 94 00:08:18,431 --> 00:08:22,268 少し強めに お願い。 わかりました。 95 00:08:22,268 --> 00:08:24,437 ほら 2人も。 えっ? 96 00:08:24,437 --> 00:08:26,439 小蘭 これ。 あっ…。 97 00:08:29,309 --> 00:08:31,978 じゃあ 失礼しま~す。 98 00:08:31,978 --> 00:08:34,714 んっ… もう少し 右…。 99 00:08:34,714 --> 00:08:38,551 《この妃 帝のお手付きが ないんだろうな。 100 00:08:38,551 --> 00:08:41,554 お手付きがあれば 嫌がらせを警戒して➡ 101 00:08:41,554 --> 00:08:44,858 見ず知らずの下女に 体を触らせたりはしない》 102 00:08:47,560 --> 00:08:49,562 んっ…。 103 00:08:52,732 --> 00:08:55,402 《花街で 姉ちゃんたちを見てきたから➡ 104 00:08:55,402 --> 00:08:57,804 細かいことが気になるんだよな》 105 00:09:01,574 --> 00:09:03,576 戻りました。 106 00:09:03,576 --> 00:09:05,745 それ 何? 107 00:09:05,745 --> 00:09:07,747 糸です。 108 00:09:07,747 --> 00:09:09,916 何に使うの? 109 00:09:09,916 --> 00:09:15,255 こうやって 糸で 毛を絡め取るんです。 110 00:09:15,255 --> 00:09:17,257 お試しになりますか? 111 00:09:19,259 --> 00:09:22,595 うん…。 痛みは 大丈夫ですか? 112 00:09:22,595 --> 00:09:26,599 結構 痛いけど なまくらな かみそりより ましね。 113 00:09:26,599 --> 00:09:31,104 仕上げに 香油で 肌を整えます。 114 00:09:31,104 --> 00:09:35,708 ふ~ん。 とりあえず 様子見ね。 次は いつ入るの? 115 00:09:35,708 --> 00:09:37,710 いつにしましょうか? 116 00:09:37,710 --> 00:09:39,712 あさってあたりでしょうか。 117 00:09:42,549 --> 00:09:44,551 《なるほど。 こうやって➡ 118 00:09:44,551 --> 00:09:47,887 ふだん お近づきになれない 妃たちと知り合う。 119 00:09:47,887 --> 00:09:51,758 これが 子翠の言ってた つてか》 120 00:09:51,758 --> 00:09:57,597 (小蘭) フゥー。 マッサージって 結構 疲れるね。 121 00:09:57,597 --> 00:10:00,266 あのあと 列が出来てたもんね。 122 00:10:00,266 --> 00:10:02,769 こないだまでやってた女官が➡ 123 00:10:02,769 --> 00:10:05,271 年季 明けて 辞めちゃったとこなんだ。 124 00:10:05,271 --> 00:10:08,608 へぇ~ 子翠 よく知ってるね。 125 00:10:08,608 --> 00:10:11,778 その女官は 中級妃の1人に気に入られて➡ 126 00:10:11,778 --> 00:10:16,115 そのつてで 今は 妃の実家で 働いてるんだって。 127 00:10:16,115 --> 00:10:19,786 そっか! そういうこともあるんだ。 128 00:10:19,786 --> 00:10:24,791 こういう 使わない くしとか 首飾りをくれることもあるよ。 129 00:10:24,791 --> 00:10:27,293 お~! 壊れてても➡ 130 00:10:27,293 --> 00:10:29,963 素材がよければ 高く売れるからね。 131 00:10:29,963 --> 00:10:32,632 《子翠は 抜け目ないな。 132 00:10:32,632 --> 00:10:36,469 下女が 湯殿を使えるのは 2日に1度。 133 00:10:36,469 --> 00:10:39,639 そのたびに 他の妃をマッサージするために➡ 134 00:10:39,639 --> 00:10:43,476 長居するなんて 紅娘様に なんて言われるか…》 135 00:10:43,476 --> 00:10:47,480 よ~し! つてを探すぞ~! お~! 136 00:10:47,480 --> 00:10:49,949 フフフフ…。 137 00:10:51,985 --> 00:10:54,621 (玉葉)まあ 湯殿で マッサージを? 138 00:10:54,621 --> 00:10:57,624 はい。 知り合いの下女の つきあいで。 139 00:10:57,624 --> 00:10:59,659 (紅娘)う~ん…。 140 00:10:59,659 --> 00:11:03,663 ええ… だめですよね はい。 わかってます。 141 00:11:03,663 --> 00:11:08,001 あら いいじゃないの 紅娘。 あっ 玉葉様! 142 00:11:08,001 --> 00:11:12,172 ああいう場では 気が緩んで 思わぬ話が飛び出すものよ。 143 00:11:12,172 --> 00:11:14,674 宮中の うわさ話とか。 144 00:11:14,674 --> 00:11:19,178 猫猫。 おもしろい話があったら ぜひ 聞かせてね。 145 00:11:19,178 --> 00:11:21,681 だそうです! 146 00:11:21,681 --> 00:11:26,452 《さすが 玉葉様。 子翠並みに抜け目がない》 147 00:11:28,521 --> 00:11:33,259 《確かに ここでは いろんな話が聞けるんだよな。 148 00:11:33,259 --> 00:11:37,931 玉葉様ご懐妊のうわさは とうに広まっている。 149 00:11:37,931 --> 00:11:41,801 男か女か いつ生まれるのか というところまで➡ 150 00:11:41,801 --> 00:11:43,770 うわさされている。 151 00:11:43,770 --> 00:11:48,107 ちらほらと 梨花様も… という話が聞こえてくる。 152 00:11:48,107 --> 00:11:50,777 だけど それ以上に気になるのは➡ 153 00:11:50,777 --> 00:11:55,114 楼蘭妃も懐妊しているのでは という うわさだ》 154 00:11:55,114 --> 00:11:58,284 もしかしたらって思うのよね。 155 00:11:58,284 --> 00:12:01,621 いっつも 奇抜な服を着てるじゃない? 156 00:12:01,621 --> 00:12:05,291 でも 最近 めっきり 外出が減ってるし➡ 157 00:12:05,291 --> 00:12:09,963 ゆったりした服を着ていることが 多いらしいから。 158 00:12:09,963 --> 00:12:13,299 《楼蘭妃が来て 半年以上たつ。 159 00:12:13,299 --> 00:12:17,303 先代から仕える高官 子昌様の娘として➡ 160 00:12:17,303 --> 00:12:20,139 鳴り物入りで 上級妃になったのだから➡ 161 00:12:20,139 --> 00:12:22,308 帝も 通わないわけにはいかない。 162 00:12:22,308 --> 00:12:27,313 そうなると 上級妃4人のうち 3人が ご懐妊か。 163 00:12:27,313 --> 00:12:31,317 めでたいというか 物騒というか…》 164 00:12:31,317 --> 00:12:34,954 ねえ 脚 もっと強くして。 はい! 165 00:12:34,954 --> 00:12:38,291 あ~ すっごく気持ちいい。 166 00:12:38,291 --> 00:12:40,627 あなた 次は いつ来るの? 167 00:12:40,627 --> 00:12:42,795 はい! あさってです! 168 00:12:42,795 --> 00:12:45,365 フフッ! あ~…。 169 00:12:49,302 --> 00:12:52,138 ハァ…。 《それと もう1つ➡ 170 00:12:52,138 --> 00:12:55,141 ここのうわさ話で よく聞くのが…》 171 00:12:55,141 --> 00:12:58,911 フゥ…。 ハァ…。 あっ あそこにいるかな? 172 00:13:01,147 --> 00:13:03,983 1人 かっこいい宦官が 入ったんだって。 173 00:13:03,983 --> 00:13:06,319 見てみたいな~。 174 00:13:06,319 --> 00:13:08,655 《どっかで聞いたような話》 175 00:13:08,655 --> 00:13:10,657 うわさで聞いたんだよね。 176 00:13:10,657 --> 00:13:13,993 新しい宦官が 30人も増えたんだって。 177 00:13:13,993 --> 00:13:17,163 新しいって…。 もう 宦官になる手術は➡ 178 00:13:17,163 --> 00:13:20,500 やってないんじゃなかった? 元奴隷だよ。 179 00:13:20,500 --> 00:13:23,836 奴隷? もう この国には いないんじゃないの? 180 00:13:23,836 --> 00:13:26,005 異民族の奴隷だと思う。 181 00:13:26,005 --> 00:13:30,843 他国の人間を去勢して 奴隷にする所もあるんだって。 182 00:13:30,843 --> 00:13:34,447 そこから逃げ出したか 助け出されたか…。 183 00:13:34,447 --> 00:13:37,950 30人もいるってことは 大規模な討伐でも➡ 184 00:13:37,950 --> 00:13:40,453 あったんだろうね。 ふ~ん…。 185 00:13:40,453 --> 00:13:45,291 《子翠って 虫にしか 興味なさそうに見えて➡ 186 00:13:45,291 --> 00:13:47,960 結構 賢いんだな》 187 00:13:47,960 --> 00:13:51,964 お風呂のお湯くみって 新人の宦官の仕事だよね。 188 00:13:51,964 --> 00:13:55,635 うわさの人 いるかな? いいの? 宦官だよ。 189 00:13:55,635 --> 00:13:57,804 でも かっこいいんでしょ? 190 00:13:57,804 --> 00:14:00,640 まあ 壬氏様ほどじゃないと 思うけどね。 191 00:14:00,640 --> 00:14:04,143 うっ…。 んっ? どうしたの? 猫猫。 192 00:14:04,143 --> 00:14:06,145 別に…。 193 00:14:06,145 --> 00:14:08,981 そういえば 猫猫って 壬氏様と よく一緒に…。 194 00:14:08,981 --> 00:14:11,317 妃の使いでね! 195 00:14:11,317 --> 00:14:13,286 あっ…。 196 00:14:16,489 --> 00:14:18,825 んっ…。 197 00:14:18,825 --> 00:14:20,827 猫猫? 198 00:14:20,827 --> 00:14:23,496 《考えるな。 あれは かえる かえる》 199 00:14:23,496 --> 00:14:25,498 んっ? 200 00:14:25,498 --> 00:14:29,802 《んっ? あれは…。 201 00:14:29,802 --> 00:14:31,804 なんで 里樹様が?》 202 00:14:40,279 --> 00:14:43,282 《なんか にらまれている気がする》 203 00:14:43,282 --> 00:14:48,354 休憩中ですし お召し上がりになられては? 204 00:14:54,594 --> 00:14:56,596 (白羽)質問があるんだけど。 205 00:14:56,596 --> 00:15:01,100 あなた どういう経緯で 翡翠宮に仕えているの? 206 00:15:01,100 --> 00:15:03,102 《どうと言われても…》 207 00:15:03,102 --> 00:15:07,940 人手不足の翡翠宮に 毒味として 遣わされただけですが…。 208 00:15:07,940 --> 00:15:11,277 それは聞いたわ。 私が知りたいのは➡ 209 00:15:11,277 --> 00:15:13,446 なぜ うたぐり深い玉葉が➡ 210 00:15:13,446 --> 00:15:16,449 あなたを信頼しているか ということよ。 211 00:15:16,449 --> 00:15:18,451 (黒羽)姉様。 あっ…。 212 00:15:18,451 --> 00:15:22,121 《つい 呼び捨てにするほど 仲がよかったのか。 213 00:15:22,121 --> 00:15:26,793 だったら そばにいる怪しい女官が 気になるのも 当然だ》 214 00:15:26,793 --> 00:15:29,295 私は ただの毒味役です。 215 00:15:29,295 --> 00:15:33,566 もし 玉葉様に 毒が盛られたら 私が先に死にます。 216 00:15:33,566 --> 00:15:35,568 そういう役割の者と➡ 217 00:15:35,568 --> 00:15:38,237 割り切っていただければ よろしいかと。 218 00:15:38,237 --> 00:15:42,909 聞いてはいたけど 本当に さっくりした性格ね。 219 00:15:42,909 --> 00:15:45,411 はぁ… ありがとうございます。 220 00:15:45,411 --> 00:15:49,248 それと 外に お友達が多いようだけど➡ 221 00:15:49,248 --> 00:15:51,584 ほどほどにしてもらいたいわ。 222 00:15:51,584 --> 00:15:56,088 慣れない後宮で 先輩の女官が よそにばかり行っていたら➡ 223 00:15:56,088 --> 00:15:58,090 寂しくなるじゃない? 224 00:15:58,090 --> 00:16:01,761 特に うちの末っ子の赤羽と あなたは 同い年なんだから。 225 00:16:01,761 --> 00:16:03,763 (赤羽)んっ…。 226 00:16:03,763 --> 00:16:09,268 《確かに… 最近は 子翠や小蘭と つるんでばかりだ。 227 00:16:09,268 --> 00:16:13,773 毒味役が ふらふらしてたら 不審に思われるよな》 228 00:16:13,773 --> 00:16:17,610 でしたら 今日 湯殿に 一緒に行きませんか? 229 00:16:17,610 --> 00:16:20,613 へっ? 湯殿? 230 00:16:20,613 --> 00:16:24,116 フッ! いいかもね。 231 00:16:24,116 --> 00:16:27,787 赤羽も たまには私たち以外の子と つきあったほうがいいわよ。 232 00:16:27,787 --> 00:16:29,789 白羽姉様! 233 00:16:29,789 --> 00:16:33,559 湯殿に行くのは 玉葉様の命もあってなんでしょ? 234 00:16:33,559 --> 00:16:36,062 そうですね。 黒羽姉様? 235 00:16:36,062 --> 00:16:40,233 仕事と思って 行ってらっしゃい。 236 00:16:40,233 --> 00:16:44,437 えっ… え~!? 237 00:16:44,437 --> 00:16:48,774 ほっほ~う この子が 猫猫のお友達ですか! 238 00:16:48,774 --> 00:16:51,611 それは それは…。 239 00:16:51,611 --> 00:16:54,447 なっ… なんなの? この人たち。 240 00:16:54,447 --> 00:16:56,616 害はありません たぶん。 241 00:16:56,616 --> 00:16:59,452 今日は そんなに大変じゃないよ。 242 00:16:59,452 --> 00:17:03,789 他にも マッサージやる子が 増えたんだよ。 そうなんだ。 243 00:17:03,789 --> 00:17:07,793 うん。 くしとか もらってるの見て 興味 持ったみたい。 244 00:17:07,793 --> 00:17:12,465 《これまで やってた女官は うまく隠してたってことか》 245 00:17:12,465 --> 00:17:15,801 んっ? 赤羽様 着替えないのですか? 246 00:17:15,801 --> 00:17:18,304 きっ… 着替えるわよ! うわっ! フフッ! 247 00:17:18,304 --> 00:17:21,641 えっ? なっ… 何? (小蘭/子翠)フッ フッ フッ フッ…。 248 00:17:21,641 --> 00:17:24,610 (赤羽)嫌~! 249 00:17:26,812 --> 00:17:29,649 あっ あの…。 250 00:17:29,649 --> 00:17:31,951 着けるのって これだけ? 251 00:17:31,951 --> 00:17:35,221 うん。 中では これでも暑いよ。 252 00:17:35,221 --> 00:17:37,890 うっ… うぅ…。 恥ずかしがることないよ~! 253 00:17:37,890 --> 00:17:40,893 (赤羽)キャー! (2人)お~! 254 00:17:40,893 --> 00:17:44,730 十分 立派じゃない。 立派って 何よ? 255 00:17:44,730 --> 00:17:46,899 つつましやかなほうが いいじゃない! 256 00:17:46,899 --> 00:17:49,402 むむむっ…。 257 00:17:49,402 --> 00:17:51,737 《これは 敵に回したぞ》 258 00:17:51,737 --> 00:17:55,574 そんなに恥ずかしがって これまで どうしてたの? 259 00:17:55,574 --> 00:17:58,911 姉様たちは この大風呂を使っているけど➡ 260 00:17:58,911 --> 00:18:03,582 私は 玉葉様にお願いして 宮の湯殿を借りてるの。 261 00:18:03,582 --> 00:18:07,920 西の国は 砂漠地帯で あまり 湯あみの習慣ないし…。 262 00:18:07,920 --> 00:18:11,924 まあ 恥じらう余裕も なくなりますよ。 フッ…。 263 00:18:17,296 --> 00:18:21,300 脱毛 終わりました。 香油を お願いします 赤羽様。 264 00:18:21,300 --> 00:18:24,437 赤羽様 こちらも! はっ… はい! 265 00:18:24,437 --> 00:18:26,439 あっ…。 266 00:18:26,439 --> 00:18:28,774 塗りたくることくらい できますよね? 267 00:18:28,774 --> 00:18:30,776 塗りたくるの? 268 00:18:30,776 --> 00:18:34,714 はい。 鶏肉のように 塗りたくってください。 269 00:18:34,714 --> 00:18:38,384 気が緩んで 口が軽くなりますから。 270 00:18:38,384 --> 00:18:40,386 わかった。 271 00:18:44,056 --> 00:18:46,058 じゃあ もみますね~。 272 00:18:52,398 --> 00:18:54,734 ハァ…。 273 00:18:54,734 --> 00:18:56,736 《あれは…》 274 00:18:58,738 --> 00:19:00,740 《里樹様。 275 00:19:00,740 --> 00:19:03,409 この前も見かけたけど…。 276 00:19:03,409 --> 00:19:06,245 上級妃が こっちの湯殿に わざわざ 来たら➡ 277 00:19:06,245 --> 00:19:08,247 周りが萎縮するんじゃ…》 278 00:19:08,247 --> 00:19:12,418 (里樹)あっ! (河南)あっ! だっ… 大丈夫ですか? 里樹様。 279 00:19:12,418 --> 00:19:15,254 ええ 河南…。 うわ~! 280 00:19:15,254 --> 00:19:17,923 《あ~あ~あ~…。 281 00:19:17,923 --> 00:19:21,260 もっと使える侍女は いないのか と思ったけど➡ 282 00:19:21,260 --> 00:19:25,431 そもそも あそこの侍女は ろくなのがいないんだった。 283 00:19:25,431 --> 00:19:29,435 まあ あれなら 萎縮されないか。 284 00:19:29,435 --> 00:19:31,771 里樹妃は 齢15で➡ 285 00:19:31,771 --> 00:19:35,908 上級妃といっても 帝は 閨に通っていない。 286 00:19:35,908 --> 00:19:39,412 まだまだ気弱な お姫様 というわけだ》 287 00:19:39,412 --> 00:19:42,381 どうぞ。 あっ ありがとうござ…。 288 00:19:42,381 --> 00:19:44,383 (河南/里樹)うわっ! 289 00:19:44,383 --> 00:19:47,720 《また 人を 化け物を見るような目で…。 290 00:19:47,720 --> 00:19:50,056 少しは 慣れてほしいんだけど》 291 00:19:50,056 --> 00:19:53,559 ん? 《かみそり負けしてる》 292 00:19:53,559 --> 00:19:56,896 あの 里樹様…。 あっ… はい。 293 00:19:56,896 --> 00:20:00,066 新しい脱毛法 試してみませんか? 294 00:20:00,066 --> 00:20:02,068 えっ? 295 00:20:02,068 --> 00:20:04,570 (里樹/河南)あっ! ああああ… あの…。 296 00:20:04,570 --> 00:20:06,872 リッ リッ… 里樹様~! 297 00:20:10,743 --> 00:20:13,412 さあ ここに 横たわってください。 298 00:20:13,412 --> 00:20:17,583 リッ… 里樹妃! どうして上級妃が こんな所に? 299 00:20:17,583 --> 00:20:20,586 ああ…。 安心してください。 300 00:20:20,586 --> 00:20:24,290 優しくしますから。 301 00:20:26,258 --> 00:20:28,260 (2人)うっ! 302 00:20:28,260 --> 00:20:39,939 ♬~ 303 00:20:39,939 --> 00:20:42,274 お疲れさま。 304 00:20:42,274 --> 00:20:44,276 ありがとうございます。 305 00:20:44,276 --> 00:20:46,278 ふ~ん…。 306 00:20:50,483 --> 00:20:52,485 お疲れさまでした。 307 00:20:52,485 --> 00:20:56,489 香油も塗りましたので 肌荒れも少ないと思います。 308 00:20:56,489 --> 00:21:00,159 そう…。 里樹様は あまり こういうのに➡ 309 00:21:00,159 --> 00:21:04,330 慣れていないのでしょうか? えっ ええ… そうですね。 310 00:21:04,330 --> 00:21:06,999 金剛宮では その…。 311 00:21:06,999 --> 00:21:09,969 みんな あんまり 細かいことは気にしませんし➡ 312 00:21:09,969 --> 00:21:13,472 その前は 出家されていましたから。 313 00:21:13,472 --> 00:21:15,508 《ああ そうか。 314 00:21:15,508 --> 00:21:19,845 里樹妃は 幼いころ 政治の道具として➡ 315 00:21:19,845 --> 00:21:23,015 先帝に嫁がされ 後宮に入った。 316 00:21:23,015 --> 00:21:26,185 先帝が亡くなって 出家した後に➡ 317 00:21:26,185 --> 00:21:30,689 また妃にされて 後宮に戻ってきた。 318 00:21:30,689 --> 00:21:35,427 よくよく考えると かわいそうな身の上だな。 319 00:21:35,427 --> 00:21:38,097 元は毒味役の彼女が 侍女頭になって➡ 320 00:21:38,097 --> 00:21:40,099 よかったのかもしれない》 321 00:21:40,099 --> 00:21:43,102 せっかくなので ついでに どうです? 322 00:21:43,102 --> 00:21:47,106 うっ…。 けけけけ… 結構です! 323 00:21:47,106 --> 00:21:49,108 あの…。 324 00:21:49,108 --> 00:21:51,110 ありがとう。 325 00:21:51,110 --> 00:21:54,613 よかったら お礼に 冷たいジュースでも…。 326 00:21:54,613 --> 00:21:56,615 やった~! 327 00:21:56,615 --> 00:21:58,617 あっ…。 328 00:22:02,788 --> 00:22:05,391 んっ…。 ん~! 329 00:22:10,296 --> 00:22:14,967 ところで 里樹様は どうして 大浴場にいらしたんですか? 330 00:22:14,967 --> 00:22:17,970 金剛宮にも 湯殿があるはずでは。 331 00:22:17,970 --> 00:22:20,139 それは…。 332 00:22:20,139 --> 00:22:23,142 んっ…。 333 00:22:23,142 --> 00:22:25,477 うん? 334 00:22:25,477 --> 00:22:27,479 出るの…。 335 00:22:33,452 --> 00:22:37,323 あの宮の湯殿には… その…。 336 00:22:39,291 --> 00:22:42,261 (雷鳴) 337 00:22:42,261 --> 00:22:44,263 幽霊が…。 ひぃっ! うっ…。 338 00:22:50,970 --> 00:22:52,938 幽霊?