1 00:02:12,966 --> 00:02:15,302 ハッ… ああ…。 2 00:02:15,302 --> 00:02:17,971 (小蘭)ハッ… ハァ…。 3 00:02:17,971 --> 00:02:21,842 あの子が 宦官にぶつかって 妃の氷を落としたんだって。 4 00:02:21,842 --> 00:02:23,844 かわいそうに…。 5 00:02:23,844 --> 00:02:27,681 かわいそうって そりゃ氷 運んでた宦官でしょ。 6 00:02:27,681 --> 00:02:30,984 むち打ちだけで済めばいいけど。 7 00:02:30,984 --> 00:02:35,422 ごっ… ごめんなさ…。 8 00:02:35,422 --> 00:02:38,091 (猫猫)失礼しました。 前方不注意でした。 9 00:02:38,091 --> 00:02:40,594 謝って済むと思ってるのか! 10 00:02:40,594 --> 00:02:43,430 洗って ごまかすなんてまね できねえからな! 11 00:02:43,430 --> 00:02:45,766 もう 代わりもないぞ! 12 00:02:45,766 --> 00:02:47,768 うっ…。 13 00:02:47,768 --> 00:02:51,104 くそっ! どうすんだよ? 14 00:02:51,104 --> 00:02:54,441 うっ…。 《今の時期 氷は貴重だ。 15 00:02:54,441 --> 00:02:56,843 人1人 買える価値がある》 16 00:03:02,115 --> 00:03:04,785 どのお妃様に届ける氷ですか? 17 00:03:04,785 --> 00:03:09,156 楼蘭妃だよ。 夕涼みにと 氷菓子を所望されたんだ! 18 00:03:09,156 --> 00:03:12,826 《よりによって つてのない妃か》 19 00:03:15,462 --> 00:03:18,298 《どうする? 弁償は無理だ。 20 00:03:18,298 --> 00:03:21,301 上級妃の機嫌を損ねるのも 恐ろしい。 21 00:03:21,301 --> 00:03:24,805 せめて 代わりになる物が 用意できれば…》 22 00:03:24,805 --> 00:03:28,308 ハッ! この氷 頂けますか? 23 00:03:28,308 --> 00:03:30,310 勝手にしろ! 24 00:03:30,310 --> 00:03:34,414 では これを使って 私が 別の物を用意します。 25 00:03:34,414 --> 00:03:37,918 それを 楼蘭妃の元へ持っていって もらえないでしょうか。 26 00:03:37,918 --> 00:03:42,422 できるものならやってみろ。 あと1時間もないがな! 27 00:03:42,422 --> 00:03:44,424 わかりました。 28 00:03:44,424 --> 00:03:46,426 《ギリギリ間に合うか…。 29 00:03:46,426 --> 00:03:49,596 それ以前に 材料がそろうかどうか…。 30 00:03:49,596 --> 00:03:52,899 とにかく 利用できる物を 使うしか…。 んっ?》 31 00:03:56,436 --> 00:03:58,605 《なっ… なぜ こんな所に?》 32 00:03:58,605 --> 00:04:00,607 (小蘭)うぅっ…。 33 00:04:00,607 --> 00:04:02,943 《そんなこと 考えてる場合じゃない!》 34 00:04:02,943 --> 00:04:04,945 うぅ… うっ…。 35 00:04:04,945 --> 00:04:06,947 んっ! あっ! 36 00:04:06,947 --> 00:04:09,649 あっ あっ あ~! 37 00:04:11,618 --> 00:04:14,621 (小蘭)うぅ~! 38 00:04:14,621 --> 00:04:17,457 どうしよう 猫猫…。 39 00:04:17,457 --> 00:04:19,459 うっ… うぅ~…。 40 00:04:19,459 --> 00:04:21,795 (虞淵)ああ かわいそうに。 41 00:04:21,795 --> 00:04:25,465 (泣き声) 42 00:04:25,465 --> 00:04:27,801 《妃に かんざしをもらえたと➡ 43 00:04:27,801 --> 00:04:30,804 浮かれて 前を見ず 歩いていたから…》 44 00:04:30,804 --> 00:04:35,575 ((あのお妃様 私のこと 気に入ってくれたかな? 45 00:04:35,575 --> 00:04:38,779 またマッサージ お願いだって! 46 00:04:38,779 --> 00:04:41,948 よかったね。 エヘヘヘー!)) 47 00:04:41,948 --> 00:04:45,619 《あれからも 小蘭は つて探しに いそしみ➡ 48 00:04:45,619 --> 00:04:49,623 下級妃から指名が 入るようになったと 喜んでいた。 49 00:04:49,623 --> 00:04:55,128 親に売り飛ばされてきたというが 暗い顔ひとつ見せたことがない。 50 00:04:55,128 --> 00:04:57,964 よっぽど うれしかったんだろう》 51 00:04:57,964 --> 00:05:00,800 (泣き声) 52 00:05:00,800 --> 00:05:03,136 《頭ごなしに どなられて➡ 53 00:05:03,136 --> 00:05:05,639 あの場では 怖くて動けなかったんだな》 54 00:05:05,639 --> 00:05:07,641 んっ! 55 00:05:07,641 --> 00:05:09,810 (壬氏)フッ フフッ。 56 00:05:09,810 --> 00:05:11,778 んっ…。 57 00:05:16,483 --> 00:05:18,451 何か用か? 58 00:05:18,451 --> 00:05:21,454 調理場と材料を 貸していただけませんか。 59 00:05:21,454 --> 00:05:25,458 ずいぶん わがままだな。 見返りは? 60 00:05:25,458 --> 00:05:31,498 《んっ…。 もったいぶるなよ。 こちらには 時間がないんだ》 61 00:05:31,498 --> 00:05:35,068 私が 壬氏様に与えられる物は ございません。 62 00:05:35,068 --> 00:05:37,070 でも 貸してください。 63 00:05:37,070 --> 00:05:42,075 《分不相応にも程があるが そんなことは言ってられない》 64 00:05:42,075 --> 00:05:46,580 フゥ…。 お前が やらかしたことではないだろう。 65 00:05:46,580 --> 00:05:49,749 そうですね。 66 00:05:49,749 --> 00:05:53,420 《もともと うわさ話を聞くのに➡ 67 00:05:53,420 --> 00:05:55,755 ちょうどいい存在だっただけだ。 68 00:05:55,755 --> 00:05:58,758 それだって おやつを土産に やっていたので➡ 69 00:05:58,758 --> 00:06:00,760 貸し借りはない》 70 00:06:00,760 --> 00:06:03,763 (泣き声) 71 00:06:03,763 --> 00:06:06,766 《助ける義理もない。 72 00:06:06,766 --> 00:06:08,768 だけど…》 73 00:06:08,768 --> 00:06:11,605 このままだと 寝覚めが悪いので。 74 00:06:11,605 --> 00:06:14,441 あっ…。 75 00:06:14,441 --> 00:06:17,444 プッ! フフフッ… フフフ…。 んっ! 76 00:06:17,444 --> 00:06:21,114 んっ? そうか。 寝覚めが悪いか。 77 00:06:21,114 --> 00:06:24,284 はい。 その日の仕事に差し支えます。 78 00:06:24,284 --> 00:06:27,954 それは困るな。 ハハッ。 79 00:06:27,954 --> 00:06:31,791 フゥ…。 では 条件を付けよう。 80 00:06:31,791 --> 00:06:34,094 んっ… んっ…。 81 00:06:36,897 --> 00:06:40,600 人の話は 最後まで聞け。 82 00:06:43,236 --> 00:06:45,238 そんなことでいいのですか? 83 00:06:45,238 --> 00:06:49,075 あっ…。 そんなことも できないのは 誰だ? 84 00:06:49,075 --> 00:06:51,077 んっ? 85 00:06:51,077 --> 00:06:56,416 そうか。 なら 別の条件にしよう。 何がいいかな? 86 00:06:56,416 --> 00:06:59,085 《ぐっ! 嫌な予感がする! 87 00:06:59,085 --> 00:07:01,955 やっぱり 玉葉様を頼るか? 88 00:07:01,955 --> 00:07:05,925 いや 楼蘭妃のことで頼るわけには…》 89 00:07:05,925 --> 00:07:08,428 あっ…。 あっ。 90 00:07:14,434 --> 00:07:16,436 ありがとうございます。 91 00:07:16,436 --> 00:07:19,105 お前 かんざしは着けないのか? 92 00:07:19,105 --> 00:07:22,442 翡翠宮の侍女たちは もう少し しゃれてるぞ。 93 00:07:22,442 --> 00:07:25,612 そう言われましても 装飾品なんて…。 94 00:07:25,612 --> 00:07:28,949 園遊会で やったのがあるだろ。 あっ! 95 00:07:28,949 --> 00:07:31,785 まさか 売り払ってないだろうな? 96 00:07:31,785 --> 00:07:34,587 売っていません。 《今は まだ》 97 00:07:37,891 --> 00:07:40,226 じゃあ それを着けてこい。 98 00:07:40,226 --> 00:07:42,896 えっ それだけですか? 99 00:07:42,896 --> 00:07:47,233 悪いか? ううん…。 100 00:07:47,233 --> 00:07:51,905 着けてきたら そのとき言おう。 101 00:07:51,905 --> 00:07:55,909 んっ? 調理場だな。 用意させる。 102 00:08:06,586 --> 00:08:08,588 ハァ… 持ってきたぞ! 103 00:08:08,588 --> 00:08:12,759 そこに置いてください。 わかった。 104 00:08:12,759 --> 00:08:16,062 猫猫 これ…。 105 00:08:18,598 --> 00:08:22,435 砂糖と果物と… 牛の乳? 106 00:08:22,435 --> 00:08:25,105 新鮮なのがあってよかった。 107 00:08:25,105 --> 00:08:27,774 牛の乳は 特に腐りやすいし。 108 00:08:27,774 --> 00:08:31,945 これで ほんとに 氷菓子みたいなのが出来るの? 109 00:08:31,945 --> 00:08:33,880 たぶんね。 110 00:08:33,880 --> 00:08:37,217 《作ってるとこを 一度 見ただけだけど》 111 00:08:37,217 --> 00:08:39,386 頼むぞ! 本当に! 112 00:08:39,386 --> 00:08:41,388 出来たら お呼びしますから。 113 00:08:50,063 --> 00:08:53,066 これ かき混ぜて。 うっ… うん。 114 00:08:57,237 --> 00:08:59,406 ハッ! 何してるの!? 115 00:08:59,406 --> 00:09:03,576 氷を砕いてる。 うわ~ こんなに ちっちゃく…。 116 00:09:03,576 --> 00:09:05,578 大丈夫。 117 00:09:09,082 --> 00:09:11,084 あっ…。 118 00:09:11,084 --> 00:09:13,920 これで よし。 塩? 119 00:09:13,920 --> 00:09:16,923 小蘭 そっちの器 中に突っ込んで。 120 00:09:16,923 --> 00:09:18,925 はい! 121 00:09:26,766 --> 00:09:28,768 あっ…。 122 00:09:28,768 --> 00:09:30,770 えっ うそ? 123 00:09:32,872 --> 00:09:36,042 固まってきてる! 小蘭は 果物 切って。 124 00:09:36,042 --> 00:09:38,545 ちっちゃくね。 うっ… うん。 125 00:09:40,713 --> 00:09:46,719 果物を入れて 更に混ぜて 器に盛りつければ…。 126 00:09:46,719 --> 00:09:49,055 うわ~! 127 00:09:49,055 --> 00:09:52,058 完成? 128 00:09:52,058 --> 00:09:55,728 ねえねえ これって…。 見てのとおり 氷菓だよ。 129 00:09:55,728 --> 00:09:57,897 うわ~! 130 00:09:57,897 --> 00:09:59,899 《まあ 及第点か。 131 00:09:59,899 --> 00:10:02,735 もっと時間があれば 卵を入れたり➡ 132 00:10:02,735 --> 00:10:05,071 薬草で 香り付けもできたけど》 133 00:10:05,071 --> 00:10:09,075 早く持っていってもらおう。 (小蘭)うん! でも…。 134 00:10:09,075 --> 00:10:12,078 味見って 必要じゃない? 135 00:10:12,078 --> 00:10:15,415 《いつもの調子が戻ってきたな》 136 00:10:15,415 --> 00:10:18,418 フフフッ…。 フフッ…。 137 00:10:18,418 --> 00:10:21,754 残ったやつなら。 あ~むっ! 138 00:10:21,754 --> 00:10:25,458 ん~! おいし~い! 139 00:10:25,458 --> 00:10:28,128 なんだ? おい 出来たのか? 140 00:10:28,128 --> 00:10:30,296 こちらを届けてください。 141 00:10:30,296 --> 00:10:33,967 あっ… 本当に 大丈夫なんだろうな? 142 00:10:33,967 --> 00:10:37,136 んっ! あ~…。 143 00:10:37,136 --> 00:10:39,139 何か問題ありますか? んっ! 144 00:10:39,139 --> 00:10:41,140 ハァ…。 ハッ! 145 00:10:41,140 --> 00:10:44,110 早く楼蘭妃の元へ。 わっ… わかった! 146 00:10:47,146 --> 00:10:49,149 よかった~。 147 00:10:49,149 --> 00:10:51,117 ありがとう 猫猫。 148 00:10:51,117 --> 00:10:54,954 どうだろ? 楼蘭妃が 気に入ってくれるかな。 149 00:10:54,954 --> 00:10:57,957 あっ 意地悪! 150 00:10:57,957 --> 00:11:01,794 《壬氏様から 好き嫌いの類いは 聞いておいた。 151 00:11:01,794 --> 00:11:03,963 口は付けてくれるだろ》 152 00:11:03,963 --> 00:11:08,301 もう! それより 溶けちゃう前に食べようよ。 153 00:11:08,301 --> 00:11:10,303 (子翠)そうだよ 食べようよ! 154 00:11:10,303 --> 00:11:13,139 子翠! なんで ここに? 155 00:11:13,139 --> 00:11:15,174 なんか 騒がしかったから➡ 156 00:11:15,174 --> 00:11:17,844 仕事 放り出して 来てしまいました。 157 00:11:17,844 --> 00:11:19,812 ろくでもないね! 158 00:11:22,682 --> 00:11:25,018 おいひいわ これ。 159 00:11:25,018 --> 00:11:28,688 って… 1人で おいしいとこだけ 持ってかないでよ! 160 00:11:28,688 --> 00:11:30,990 はむっ! ん~! あっ! 161 00:11:30,990 --> 00:11:33,593 あっ ああ… あっ…。 うっ… うぅ…。 162 00:11:33,593 --> 00:11:35,595 フフン! あ~! 163 00:11:35,595 --> 00:11:37,597 (子翠)も~らい! (小蘭)えっ だめ~! 164 00:11:37,597 --> 00:11:42,602 ハハハハ! 独り占めだ~! 全部 食べないで~! 165 00:11:42,602 --> 00:11:44,604 《こりゃあ 足りないな》 166 00:11:44,604 --> 00:11:46,606 (子翠)あっ! あ~! (小蘭)とりゃ~! 167 00:11:46,606 --> 00:11:48,942 (子翠)ちょっと~! (小蘭)フフフフッ! 168 00:11:48,942 --> 00:11:52,445 《もう1回くらいなら 作れるかな》 169 00:11:52,445 --> 00:11:55,281 (小蘭)待ってよ~! (子翠)はい あ~ん! んっ? 170 00:11:55,281 --> 00:11:59,953 おいしい! う~ん! 171 00:11:59,953 --> 00:12:03,623 はい 次 子翠。 (小蘭/子翠)あ~ん! 172 00:12:03,623 --> 00:12:06,826 フッ…。 (笑い声) 173 00:12:13,466 --> 00:12:16,669 (玉葉)あら? 動いたわ。 174 00:12:20,974 --> 00:12:22,976 (鈴麗)フフッ! フフフフッ! 175 00:12:22,976 --> 00:12:25,812 ミャウ… ミャウミャウ! 176 00:12:25,812 --> 00:12:28,481 鈴麗 触ってみる? うっ? 177 00:12:28,481 --> 00:12:30,984 んっ! 178 00:12:30,984 --> 00:12:33,920 ハッ! フフッ! 179 00:12:33,920 --> 00:12:36,255 フフッ。 180 00:12:36,255 --> 00:12:38,591 んっ? 181 00:12:38,591 --> 00:12:41,094 あっ! フフフフッ! 182 00:12:41,094 --> 00:12:43,096 フフッ! フッ! 183 00:12:43,096 --> 00:12:46,599 《生まれるまで あと もう少し》 184 00:12:46,599 --> 00:12:49,269 うっ… いっ…。 185 00:12:49,269 --> 00:12:54,607 フフッ…。 んっ…。 186 00:12:54,607 --> 00:12:58,444 《フッ… 今のところ順調かな》 187 00:12:58,444 --> 00:13:04,450 不思議ね。 鈴麗のときと違って 下ばかり蹴ってるの。 188 00:13:04,450 --> 00:13:06,452 下? 189 00:13:06,452 --> 00:13:09,455 赤子のうちから 個性が出るのね。 190 00:13:16,829 --> 00:13:20,667 少し 触れてもよろしいでしょうか? 191 00:13:20,667 --> 00:13:23,336 ええ いいけど。 192 00:13:23,336 --> 00:13:25,304 失礼します。 193 00:13:30,343 --> 00:13:32,312 あっ…。 194 00:13:36,582 --> 00:13:39,585 鈴麗公主の出産は どうでしたか? 195 00:13:39,585 --> 00:13:43,423 (紅娘)安産だったわよ。 初産とは思えないくらい。 196 00:13:43,423 --> 00:13:47,093 この子の体が小さかったのも 幸いしたのかしら。 197 00:13:47,093 --> 00:13:49,095 助産は どなたが? 198 00:13:49,095 --> 00:13:51,097 私がやりました。 199 00:13:51,097 --> 00:13:53,433 ここの医官は頼りないし➡ 200 00:13:53,433 --> 00:13:58,271 助産のために雇った女官は 体調を崩してしまって。 201 00:13:58,271 --> 00:14:01,107 勉強していたから なんとかなったけど。 202 00:14:01,107 --> 00:14:04,110 では 今回も その女官に? 203 00:14:04,110 --> 00:14:08,781 いいえ。 また大事なときに 体調を崩されては たまらないわ。 204 00:14:08,781 --> 00:14:12,785 梨花妃のときも 別の方が入ったそうよ。 205 00:14:12,785 --> 00:14:16,456 もともと 臨時で後宮入りした 助産師だったの。 206 00:14:16,456 --> 00:14:19,459 そうですか。 207 00:14:19,459 --> 00:14:23,129 《今回も 後宮の外から 迎えるんだろうか。 208 00:14:23,129 --> 00:14:27,633 前回 立ち会ったとはいえ 紅娘様も 本業ではないし…》 209 00:14:29,635 --> 00:14:31,637 何かあるなら 言ってちょうだい。 210 00:14:35,575 --> 00:14:40,246 断言はできませんが 逆子かもしれません。 211 00:14:40,246 --> 00:14:43,416 逆子? 212 00:14:43,416 --> 00:14:47,920 はい。 ずいぶん 下のほうばかり 蹴られているようなので。 213 00:14:47,920 --> 00:14:51,257 鈴麗公主のとき 上ばかりを蹴っていたなら➡ 214 00:14:51,257 --> 00:14:53,426 頭が下にあったはず。 215 00:14:53,426 --> 00:14:56,929 いちばん大きな 頭が先に出ることで➡ 216 00:14:56,929 --> 00:14:59,265 赤子が円滑に生まれます。 217 00:14:59,265 --> 00:15:02,435 逆に 細い足から出てしまうと➡ 218 00:15:02,435 --> 00:15:06,105 出産の危険性が 一気に増してしまうのです。 219 00:15:06,105 --> 00:15:08,107 んっ…。 220 00:15:08,107 --> 00:15:10,109 んっ…。 221 00:15:10,109 --> 00:15:12,445 本当に 逆子なの? 222 00:15:12,445 --> 00:15:15,281 あくまで 可能性です。 223 00:15:15,281 --> 00:15:19,452 もう少し詳しく触診すれば わかるかもしれませんが…。 224 00:15:19,452 --> 00:15:21,788 できるの? 225 00:15:21,788 --> 00:15:25,458 《んっ…。 断言はできない。 226 00:15:25,458 --> 00:15:29,128 おやじから教わったのは 薬の知識だけだ。 227 00:15:29,128 --> 00:15:32,565 あとは 見よう見まねで…》 228 00:15:32,565 --> 00:15:35,868 やってちょうだい。 んっ…。 229 00:15:40,072 --> 00:15:42,275 ちなみに 方法は…。 230 00:15:44,410 --> 00:15:46,412 あら 本当? 231 00:15:46,412 --> 00:15:48,414 うっ…。 232 00:15:48,414 --> 00:15:52,084 この子を産んだときに比べたら 大したことないわ。 233 00:15:52,084 --> 00:15:54,086 フフッ。 ヘヘッ。 234 00:15:54,086 --> 00:15:56,589 《母は強しか…》 235 00:16:00,593 --> 00:16:02,595 わかりました。 236 00:16:13,105 --> 00:16:15,107 んっ…。 237 00:16:15,107 --> 00:16:19,779 どう? 《なんとも言い難いが…》 238 00:16:19,779 --> 00:16:23,282 可能性は高いかと思います。 239 00:16:23,282 --> 00:16:27,453 おなかの中で 向きを変えることもありますが➡ 240 00:16:27,453 --> 00:16:29,956 出産までの時間を考えると…。 241 00:16:32,124 --> 00:16:34,060 どうすればいいの? 242 00:16:34,060 --> 00:16:37,563 花街では 灸や 体を動かしたりすると➡ 243 00:16:37,563 --> 00:16:39,565 よいと聞きます。 244 00:16:39,565 --> 00:16:44,237 灸なら 私が。 お願いするわ。 245 00:16:44,237 --> 00:16:48,407 他の方法もないか 後宮の外で当たってみます。 246 00:16:48,407 --> 00:16:50,409 ええ。 247 00:16:52,411 --> 00:16:57,583 もし 逆子のままだったら どうなるのかしら? 248 00:16:57,583 --> 00:17:01,587 腹を切ることに なるかもしれません。 249 00:17:01,587 --> 00:17:03,923 そう…。 250 00:17:03,923 --> 00:17:06,092 玉葉様…。 251 00:17:06,092 --> 00:17:10,263 《だが そうなれば 玉葉様の命が危ない。 252 00:17:10,263 --> 00:17:14,433 ちゃんとした助産師がいても 危険だというのに。 253 00:17:14,433 --> 00:17:17,603 やぶが もっと まともな医者だったら…。 254 00:17:17,603 --> 00:17:20,106 だからって 代わりなんか どこにいる?》 255 00:17:23,109 --> 00:17:27,280 《後宮に入る以上 タマがあってはいけない。 256 00:17:27,280 --> 00:17:30,283 腕がよくて 宦官でもある医官なんて…》 257 00:17:30,283 --> 00:17:34,387 あっ! 《いた。 1人 最適な人物が! 258 00:17:34,387 --> 00:17:36,389 だけど…》 259 00:17:36,389 --> 00:17:38,391 んっ? 猫猫? 260 00:17:40,393 --> 00:17:43,229 1人 心当たりがあります。 261 00:17:43,229 --> 00:17:45,231 そうなの? 262 00:17:45,231 --> 00:17:47,566 医術の腕は 申し分ありません。 263 00:17:47,566 --> 00:17:51,237 切開で 赤子を 取り上げた経験もあります。 264 00:17:51,237 --> 00:17:54,740 まあ! そんな方が…。 あっ…。 265 00:17:54,740 --> 00:17:58,578 まっ… まさか 壬氏様の侍女の…。 266 00:17:58,578 --> 00:18:02,748 違います。 医者です。 ハァ…。 267 00:18:02,748 --> 00:18:06,085 《水蓮様 一体 何をしたんだ?》 268 00:18:06,085 --> 00:18:08,087 どんな方なの? 269 00:18:08,087 --> 00:18:12,258 その人は 一度 後宮を追放された…。 270 00:18:12,258 --> 00:18:14,260 罪人です。 271 00:18:14,260 --> 00:18:16,429 あっ…。 272 00:18:16,429 --> 00:18:21,267 認められません! 玉葉様と 御子の命に関わることです。 273 00:18:21,267 --> 00:18:23,269 信頼のおける者でなければ…。 274 00:18:23,269 --> 00:18:26,372 信頼できます! この国いちばんの医者です。 275 00:18:29,275 --> 00:18:33,379 珍しく ずいぶん大きな口をたたくのね。 276 00:18:33,379 --> 00:18:36,382 だけど 罪人でしょ? くっ…。 277 00:18:36,382 --> 00:18:38,551 とても任せられないわ。 ですが…。 278 00:18:38,551 --> 00:18:40,553 (玉葉)待って 2人とも。 んっ? 279 00:18:40,553 --> 00:18:43,556 紅娘 頭から押さえつけないで。 280 00:18:43,556 --> 00:18:46,559 猫猫も 落ち着いて説明してちょうだい。 281 00:18:46,559 --> 00:18:48,561 あっ…。 282 00:18:51,063 --> 00:18:54,066 どんな罪を犯した方なの? 283 00:18:54,066 --> 00:18:57,903 その者は 宦官で 後宮の医官でした。 284 00:18:57,903 --> 00:19:02,575 過去には 帝と 今の東宮様➡ 285 00:19:02,575 --> 00:19:06,912 そして 阿多妃の御子を 取り上げています。 286 00:19:06,912 --> 00:19:12,752 後宮を追放された理由については 阿多妃関連としか…。 287 00:19:12,752 --> 00:19:16,589 《実際 おやじから 何か聞いたわけでも➡ 288 00:19:16,589 --> 00:19:18,591 確信があるわけでもない。 289 00:19:18,591 --> 00:19:23,596 記録はあれど ただの臆測だ》 290 00:19:23,596 --> 00:19:27,933 その人は 猫猫と どういう関係なの? 291 00:19:27,933 --> 00:19:31,771 養父です。 薬師としての師でもあります。 292 00:19:31,771 --> 00:19:33,773 んっ…。 293 00:19:35,708 --> 00:19:39,045 フッ… わかったわ。 その方を呼べないか➡ 294 00:19:39,045 --> 00:19:41,047 壬氏殿に提案してみましょう。 295 00:19:41,047 --> 00:19:43,215 えっ? 玉葉様! 296 00:19:43,215 --> 00:19:47,553 紅娘 私は 優秀な方に任せたいの。 297 00:19:47,553 --> 00:19:50,723 信頼できるなら なおいいわ。 298 00:19:50,723 --> 00:19:53,893 それに 悪い人だとは思えないのよ。 299 00:19:53,893 --> 00:19:57,063 野良猫みたいな子が これだけ懐いてるんだもの。 300 00:19:57,063 --> 00:19:59,065 《野良猫?》 301 00:19:59,065 --> 00:20:01,233 でも 罪人です! 紅娘…。 302 00:20:01,233 --> 00:20:06,605 あのころの後宮の話は あなたも聞いているでしょ。 303 00:20:06,605 --> 00:20:09,442 偉大なる女帝の治世に 翻弄された方が➡ 304 00:20:09,442 --> 00:20:11,444 どんなにいたことか。 305 00:20:11,444 --> 00:20:15,815 当時の罪について そのまま うのみにはできないわ。 306 00:20:17,783 --> 00:20:21,087 ハァ… わかりました。 307 00:20:21,087 --> 00:20:26,592 そうとなれば 早速 あの子に 文を書かないとね。 308 00:20:26,592 --> 00:20:28,594 《さすがの貫禄。 309 00:20:28,594 --> 00:20:32,398 これが 母になる妃というものか》 310 00:20:35,267 --> 00:20:38,070 <玉葉様に話をした2日後…> 311 00:20:41,107 --> 00:20:43,109 (羅門)すまないね。 312 00:20:43,109 --> 00:20:46,946 (高順) お待ちしておりました 羅門殿。 313 00:20:46,946 --> 00:20:59,492 ♬~ 314 00:20:59,492 --> 00:21:01,494 やれやれ…。 315 00:21:01,494 --> 00:21:05,297 また戻ってくることになるとはね。 316 00:21:05,297 --> 00:21:09,802 <老婆のような姿をした男が 後宮に やって来た> 317 00:21:12,972 --> 00:21:15,141 羅門でございます。 318 00:21:15,141 --> 00:21:17,176 臨時の医官として➡ 319 00:21:17,176 --> 00:21:21,347 しばらく 後宮医局に 仕えることになりました。 320 00:21:21,347 --> 00:21:25,351 猫猫から聞いております。 よろしく頼みますね。 321 00:21:25,351 --> 00:21:27,319 はい。 322 00:21:30,356 --> 00:21:34,760 《臨時雇いか。 まあ 妥協点ってところかな。 323 00:21:34,760 --> 00:21:38,597 やぶが解雇されたら どうしようかと思ったが➡ 324 00:21:38,597 --> 00:21:40,599 その心配もなくて よかった》 325 00:21:40,599 --> 00:21:42,902 では 失礼します。 326 00:21:45,604 --> 00:21:47,606 どうぞ。 ああ。 327 00:21:52,945 --> 00:21:57,283 (桜花)ねえねえ! あの人 猫猫のお父さん? なんだよね? 328 00:21:57,283 --> 00:21:59,285 ええ まあ…。 329 00:21:59,285 --> 00:22:01,954 《正確には 大叔父だけど》 330 00:22:01,954 --> 00:22:05,457 なんか 全然 想像と違ったんだけど…。 331 00:22:05,457 --> 00:22:09,461 んっ? (愛藍)優しそうよね 穏やかだし。 332 00:22:09,461 --> 00:22:11,797 (貴園)うん 普通の人みたい。 333 00:22:11,797 --> 00:22:15,467 この人が 猫猫を育てたの? みたいな。 334 00:22:15,467 --> 00:22:17,469 (赤羽)すごくわかる。 335 00:22:19,638 --> 00:22:22,141 フッ フフッ! あなたたち…。 336 00:22:22,141 --> 00:22:25,811 (桜花)あっ いや…。 何を想像してたんですか? 337 00:22:25,811 --> 00:22:30,149 まあ… なんて言えば…。 ねえ? 338 00:22:30,149 --> 00:22:32,918 常識人っぽくない? (愛藍/貴園/赤羽)だよね~。 339 00:22:32,918 --> 00:22:34,920 アハハハハ! フゥ…。 340 00:22:34,920 --> 00:22:37,323 (玉葉)アハハハハ! 《げせぬ》 341 00:22:41,760 --> 00:22:56,075 ♬~