1 00:02:15,235 --> 00:02:17,904 (壬氏)玉葉妃 猫猫が帰ってきていないとは➡ 2 00:02:17,904 --> 00:02:19,906 どういうことでしょうか? 3 00:02:19,906 --> 00:02:21,908 (玉葉)その様子だと➡ 4 00:02:21,908 --> 00:02:24,745 あなたが 勝手に 連れ出したわけではないようね。 5 00:02:24,745 --> 00:02:26,747 そんなことはしません。 6 00:02:26,747 --> 00:02:30,917 また何か やっかい事に 首を突っ込んだのかしら。 7 00:02:30,917 --> 00:02:35,522 紅娘殿 いつから 猫猫の姿が見えないのです? 8 00:02:35,522 --> 00:02:38,692 (紅娘) 昨日の昼までは おりました。 9 00:02:38,692 --> 00:02:43,563 医局で 玉葉様が使う灸のもぐさを 準備していたそうです。 10 00:02:43,563 --> 00:02:49,202 そのとき 後宮に張り出す 注意書きを作る話をしたそうで➡ 11 00:02:49,202 --> 00:02:53,573 そのあと 手習い所に 行ったところまでは…。 12 00:02:53,573 --> 00:02:57,377 猫猫が行きそうな所は 捜して回ったのですが➡ 13 00:02:57,377 --> 00:02:59,713 見つけられず…。 14 00:02:59,713 --> 00:03:03,216 《多少 暴走するところはあるが➡ 15 00:03:03,216 --> 00:03:06,720 玉葉妃の侍女という立場で 勝手に持ち場を離れれば➡ 16 00:03:06,720 --> 00:03:09,723 処罰されることは わかっているはずだ。 17 00:03:09,723 --> 00:03:12,059 帰るに帰れない状況か➡ 18 00:03:12,059 --> 00:03:15,395 あるいは 何かに巻き込まれたか…》 19 00:03:15,395 --> 00:03:18,065 誰かの恨みを買ったのかしら。 20 00:03:18,065 --> 00:03:21,668 恨みなら あちこちで買っていそうですね。 21 00:03:25,272 --> 00:03:27,274 (玉葉/紅娘)んっ…。 22 00:03:27,274 --> 00:03:29,443 いくら 猫猫でも➡ 23 00:03:29,443 --> 00:03:32,846 大勢に殴られたりしたら ひとたまりもないわよね。 24 00:03:32,846 --> 00:03:35,182 (高順)ええ。 ですが➡ 25 00:03:35,182 --> 00:03:40,020 道連れを作らずに 小猫が 簡単に倒されるとは思えません。 26 00:03:40,020 --> 00:03:42,022 (2人)うん…。 27 00:03:42,022 --> 00:03:44,524 《理由もなく いなくなったままだと➡ 28 00:03:44,524 --> 00:03:47,027 処罰せざるをえなくなる。 29 00:03:47,027 --> 00:03:51,198 だが その前に 捜し出すことが先決だろう》 30 00:03:51,198 --> 00:03:53,200 失礼する。 31 00:03:53,200 --> 00:03:56,036 (虞淵)あっ 壬氏様 今 お茶を…。 32 00:03:56,036 --> 00:03:59,539 いや いい。 それよりも 聞きたいことがある。 33 00:03:59,539 --> 00:04:01,875 (羅門)猫猫のことですね。 34 00:04:01,875 --> 00:04:06,046 ああ。 いなくなる前のことを 詳しく聞かせてくれ。 35 00:04:06,046 --> 00:04:08,048 はい。 36 00:04:10,383 --> 00:04:12,385 以上です。 37 00:04:12,385 --> 00:04:17,891 《医局で もぐさを作り その後 手習い所へ行った。 38 00:04:17,891 --> 00:04:21,194 翡翠宮で聞いた以上のことは わからないか》 39 00:04:23,230 --> 00:04:25,232 フゥ…。 40 00:04:25,232 --> 00:04:28,735 そういえば 今日は 毛毛は いないのか? 41 00:04:28,735 --> 00:04:32,072 ((毛毛:ミャー!)) 毛毛といえば➡ 42 00:04:32,072 --> 00:04:36,209 嬢ちゃんが ここを出ていくとき やたら 張り付いていたな。 43 00:04:36,209 --> 00:04:39,846 ((ミャー! ミャー!)) 44 00:04:39,846 --> 00:04:42,682 んっ… どんな様子でしたか? 45 00:04:42,682 --> 00:04:47,354 ああ。 ちょうど 羅門さんが かわやに行ってる間だったかな。 46 00:04:47,354 --> 00:04:49,689 じゃれつくにしては しつこかったよ。 47 00:04:49,689 --> 00:04:55,362 確か 疲労回復にいい物をって 薬を取り出したあとかな。 48 00:04:55,362 --> 00:04:58,865 ((ミャー! ミャー!)) 49 00:04:58,865 --> 00:05:00,867 うん…。 50 00:05:07,741 --> 00:05:11,578 どうしたんだい? 羅門さん。 51 00:05:11,578 --> 00:05:15,415 持っていったのは これですか? 52 00:05:15,415 --> 00:05:18,919 う~ん… そこまでは覚えていないけど➡ 53 00:05:18,919 --> 00:05:22,222 前は もっと入っていた気がするね。 54 00:05:22,222 --> 00:05:28,228 うん。 申し訳ありませんが 捜しに出てもいいでしょうか? 55 00:05:28,228 --> 00:05:30,230 あっ… 居場所がわかるのか? 56 00:05:30,230 --> 00:05:33,500 いえ 猫のほうの毛毛です。 57 00:05:33,500 --> 00:05:36,603 ついでに 娘も捜せるかもしれません。 58 00:05:43,343 --> 00:05:46,513 猫捜しが なんの役に立つのでしょう? 59 00:05:46,513 --> 00:05:48,515 さあな。 60 00:05:54,521 --> 00:05:59,125 まだ新しくて 香りが強い。 いい薬です。 61 00:06:01,194 --> 00:06:06,199 毛毛 どこニャー? ニャー! 62 00:06:06,199 --> 00:06:10,537 《聞かなかったことにしよう》 63 00:06:10,537 --> 00:06:14,708 猫の行動範囲は そう広くないのですけどね。 64 00:06:14,708 --> 00:06:17,043 壬氏様! 見つかりました! 65 00:06:17,043 --> 00:06:19,880 どこだ? 北側の雑木林です! 66 00:06:19,880 --> 00:06:22,215 ニャーオー… ニャー…。 67 00:06:22,215 --> 00:06:25,919 寝ているというか… 酔っ払っている? 68 00:06:28,388 --> 00:06:30,390 この木の実は…。 69 00:06:30,390 --> 00:06:33,994 私が持ってきた物と同じです。 70 00:06:33,994 --> 00:06:36,496 こちらにも。 それと…。 71 00:06:36,496 --> 00:06:38,498 紙? 72 00:06:41,501 --> 00:06:43,503 何も書かれていない。 73 00:06:43,503 --> 00:06:46,840 恐らく 猫猫が残したのでしょう。 74 00:06:46,840 --> 00:06:49,843 しかし 白紙では 何を伝えたいのか…。 75 00:06:49,843 --> 00:06:53,346 医局に戻れば わかるかもしれません。 76 00:06:53,346 --> 00:06:57,851 《確信が得られるまでは語らない。 77 00:06:57,851 --> 00:07:00,520 猫猫は 養父に似たというわけか》 78 00:07:00,520 --> 00:07:05,025 何も書かれていないように 見えますが➡ 79 00:07:05,025 --> 00:07:09,029 昔 あの子が気に入っていた 遊びがありまして…。 80 00:07:11,364 --> 00:07:13,366 文字が! 81 00:07:13,366 --> 00:07:16,369 果汁や茶などを 紙に付けて 書くと➡ 82 00:07:16,369 --> 00:07:18,538 こうして あぶったとき そこだけが➡ 83 00:07:18,538 --> 00:07:20,874 より燃えやすくなるのです。 84 00:07:20,874 --> 00:07:24,711 今回は 酒を使ったようですね。 (においを嗅ぐ音) 85 00:07:24,711 --> 00:07:29,549 ああ! そういえば アルコールを何本か持っていってたね。 86 00:07:29,549 --> 00:07:32,485 《最初に言ってほしい…》 87 00:07:32,485 --> 00:07:36,990 なぜ 猫の毛毛は あそこで寝ていたのでしょう? 88 00:07:36,990 --> 00:07:39,326 これは またたびといいます。 89 00:07:39,326 --> 00:07:44,331 これを茶にすると 冷え性や 疲労回復に効果があります。 90 00:07:44,331 --> 00:07:48,168 猫は これが好きで 酔っ払ったようになるんです。 91 00:07:48,168 --> 00:07:52,839 猫が目印になると踏んで 利用したのでしょうね。 92 00:07:52,839 --> 00:07:55,175 見つかる可能性は低いが➡ 93 00:07:55,175 --> 00:07:59,379 羅門殿なら気付いてくれると 信じてやったのだろう。 94 00:07:59,379 --> 00:08:03,216 1つは 「祠」か? 95 00:08:03,216 --> 00:08:05,552 もう1つは読めないな。 96 00:08:05,552 --> 00:08:08,888 あの辺りに 祠はありますか? 97 00:08:08,888 --> 00:08:13,727 後宮の北側には 遷都前の 古い建物がある。 捜させよう。 98 00:08:13,727 --> 00:08:16,529 あと1文字は…。 99 00:08:16,529 --> 00:08:21,568 なんでしょう? 時間がなくて 書きなぐったような…。 100 00:08:21,568 --> 00:08:24,137 のっぴきならない 状況だったのだろうか? 101 00:08:26,706 --> 00:08:28,708 さあ どうでしょう。 102 00:08:28,708 --> 00:08:31,544 心配ではないのか? 103 00:08:31,544 --> 00:08:37,650 心配ですよ。 ですが 私は 私にできることをするだけです。 104 00:08:37,650 --> 00:08:41,821 気をもんで 他の仕事に 差し支えがあってはいけません。 105 00:08:41,821 --> 00:08:43,990 それに 以前は 1年近く➡ 106 00:08:43,990 --> 00:08:46,659 音信不通だったことも ありますから。 107 00:08:46,659 --> 00:08:48,661 あっ…。 108 00:08:48,661 --> 00:08:51,498 《猫猫も さらわれたばかりのころは➡ 109 00:08:51,498 --> 00:08:56,002 実家に連絡もできず 下女として 黙々と働いていた》 110 00:08:58,338 --> 00:09:01,508 《やはり似ているな この2人。 111 00:09:01,508 --> 00:09:06,179 私も 私のできることを…》 112 00:09:06,179 --> 00:09:08,181 失礼する。 113 00:09:18,024 --> 00:09:20,026 (高順)壬氏様。 あっ…。 114 00:09:26,366 --> 00:09:28,701 フフッ…。 (女官たち)あっ…。 115 00:09:28,701 --> 00:09:31,704 《貴人として振る舞わねば。 116 00:09:31,704 --> 00:09:34,007 私にできること…。 117 00:09:34,007 --> 00:09:39,846 今は 宦官 壬氏として 猫猫の行方を追うことだ》 118 00:09:39,846 --> 00:09:43,016 (鈴麗)ミャウミャウ…。 汚い字です。 119 00:09:43,016 --> 00:09:46,186 汚いというより 慌てているというか➡ 120 00:09:46,186 --> 00:09:49,022 まともに書ける状況では なかった感じね。 121 00:09:49,022 --> 00:09:51,691 (紅娘)「翼」という字に 見えないことも…。 122 00:09:51,691 --> 00:09:55,161 でも 下の部分は さっぱりしているわよ。 123 00:09:55,161 --> 00:09:58,498 猫猫の字は 少し 癖がありますから。 124 00:09:58,498 --> 00:10:00,667 みんなも見てちょうだい。 125 00:10:00,667 --> 00:10:03,503 (愛藍)これは「翌」じゃない? 126 00:10:03,503 --> 00:10:06,673 (桜花)う~ん 似てるけど 何か違わない? 127 00:10:06,673 --> 00:10:09,342 (貴園)そうだね。 もうちょっと 画数がある。 128 00:10:09,342 --> 00:10:12,345 (黒羽)私も同じ意見です。 129 00:10:12,345 --> 00:10:15,515 赤羽は どう思う? 130 00:10:15,515 --> 00:10:18,852 (赤羽) これは「翠」じゃないですか? 131 00:10:18,852 --> 00:10:22,188 ほら ここ ゆがんで見えるけど まっすぐで…。 132 00:10:22,188 --> 00:10:25,859 確かに。 「翠」って ここが翡翠宮だから? 133 00:10:25,859 --> 00:10:27,861 (白羽)どういうつもりで 書いたのかしら? 134 00:10:27,861 --> 00:10:29,863 シスイ? 135 00:10:31,865 --> 00:10:33,867 あっ…。 136 00:10:33,867 --> 00:10:37,036 それは なんだ? えっ… えっと➡ 137 00:10:37,036 --> 00:10:41,541 よく 猫猫と一緒にいる下女の 名前です。 子翠っていって…。 138 00:10:41,541 --> 00:10:48,047 《名前か…。 名前なら もう1人 「翠」の字が付く人物がいた》 139 00:10:48,047 --> 00:10:50,884 他に 小蘭っていう名前の下女もいて➡ 140 00:10:50,884 --> 00:10:52,886 よく つるんでいて…。 141 00:10:52,886 --> 00:10:55,889 その下女なら 私も 何度か会っている。 142 00:10:55,889 --> 00:10:58,691 だが もう1人は聞いたこと…。 あっ! 143 00:11:00,727 --> 00:11:03,229 子翠という下女を捜せ! (宦官たち)はっ! 144 00:11:05,899 --> 00:11:07,901 壬氏様。 145 00:11:09,903 --> 00:11:11,905 くっ…。 146 00:11:27,086 --> 00:11:29,589 《猫猫:流されてるな~》 147 00:11:29,589 --> 00:11:32,692 (子翠)どこに行くんだろうね? さあね。 148 00:11:38,531 --> 00:11:42,035 ((翠苓:この娘を 助けたければ 従え)) 149 00:11:42,035 --> 00:11:45,872 《あの場では 翠苓に従うしかなかった。 150 00:11:45,872 --> 00:11:50,877 もしも断れば 私も子翠も危なかった》 151 00:11:50,877 --> 00:11:53,713 よみがえりの薬に 釣られたわけじゃない。 152 00:11:53,713 --> 00:11:56,382 えっ 何? 《それにしても➡ 153 00:11:56,382 --> 00:11:59,085 後宮に あんな抜け道があったなんて…》 154 00:12:01,754 --> 00:12:03,923 ((助けを呼ぼうなんて思うな。 155 00:12:06,092 --> 00:12:10,930 《ここは… 子翠と 初めて会った場所の近くだ》 156 00:12:10,930 --> 00:12:14,100 深緑 見張っておいてくれ。 (深緑)はい。 157 00:12:25,578 --> 00:12:27,580 よし 行くぞ。 158 00:12:27,580 --> 00:12:29,582 んっ…。 159 00:12:29,582 --> 00:12:32,685 《おやじ 気が付いてくれればいいけど》 160 00:12:41,227 --> 00:12:43,730 外に 馬車を用意してある。 161 00:12:43,730 --> 00:12:48,234 これから先は 売られた村娘 という体でいてもらう。 162 00:12:48,234 --> 00:12:50,903 そこで着替えて 港まで向かうぞ)) 163 00:12:55,742 --> 00:12:59,579 《着替えたときに アルコールは見つかってしまった。 164 00:12:59,579 --> 00:13:01,748 辛うじて身に付けられたのは➡ 165 00:13:01,748 --> 00:13:04,617 壬氏様からもらった かんざしだけ》 166 00:13:07,587 --> 00:13:12,258 《子翠と2人で逃げる算段を 立てるべきか…。 167 00:13:12,258 --> 00:13:14,427 いや…》 168 00:13:14,427 --> 00:13:16,596 ハァ…。 あっ…。 169 00:13:16,596 --> 00:13:19,432 寝る? 170 00:13:19,432 --> 00:13:22,402 うん。 私も。 171 00:13:25,738 --> 00:13:28,941 《いつもは 子どもみたいに にぎやかなのに…》 172 00:13:32,412 --> 00:13:36,182 あっ…。 173 00:13:36,182 --> 00:13:39,686 おやすみ 猫猫。 174 00:13:39,686 --> 00:13:42,088 おやすみ 子翠。 175 00:13:54,367 --> 00:13:56,369 ここからは 少し歩く。 176 00:14:01,541 --> 00:14:03,876 《船を乗り換えること 2回。 177 00:14:03,876 --> 00:14:06,546 川に入ってたんだな。 178 00:14:06,546 --> 00:14:09,215 こいつらは 護衛か。 179 00:14:09,215 --> 00:14:11,217 おかしいな。 180 00:14:11,217 --> 00:14:14,887 船に乗っているときは 北上していると思っていた。 181 00:14:14,887 --> 00:14:19,392 けど この森の中は 暖かくて 湿度が高い。 182 00:14:19,392 --> 00:14:22,895 ここは どこなんだろう? 183 00:14:22,895 --> 00:14:25,064 変わった草でも生えてないかな》 184 00:14:25,064 --> 00:14:27,066 んっ? (草木の揺れる音) 185 00:14:27,066 --> 00:14:30,737 あっ! ハァハァ…。 186 00:14:30,737 --> 00:14:32,872 ハァハァ…。 187 00:14:32,872 --> 00:14:35,541 《なんだ? 188 00:14:35,541 --> 00:14:39,045 蛇か。 苦手なのかな。 189 00:14:39,045 --> 00:14:42,215 それ自体は おかしくない。 190 00:14:42,215 --> 00:14:44,183 おかしいのは…》 191 00:14:51,891 --> 00:14:53,893 (子翠/翠苓)あっ! 192 00:14:53,893 --> 00:14:55,895 あっ… あっ…。 うわ~! 193 00:14:55,895 --> 00:14:57,897 ハァハァ…。 194 00:14:57,897 --> 00:15:00,032 ハァハァ…。 んっ! 195 00:15:00,032 --> 00:15:04,036 ハァハァ ハァハァ ハァハァ…。 (蛇を投げる音) 196 00:15:04,036 --> 00:15:07,874 ハァハァ… ハァハァハァ…。 大丈夫。 もういないから。 197 00:15:07,874 --> 00:15:10,042 あっ… あっ… ハッ…。 198 00:15:10,042 --> 00:15:14,380 《これは いかん》 あっ… ハッ ハッ ハッ ハッ…。 199 00:15:14,380 --> 00:15:17,550 ゆっくり吸って 吐いて…。 200 00:15:17,550 --> 00:15:19,719 おい! お前…。 あっ…。 201 00:15:19,719 --> 00:15:22,722 《これで はっきりした》 202 00:15:22,722 --> 00:15:27,393 ハァ… どっ… どういうつもりだ? 203 00:15:27,393 --> 00:15:29,562 ただの嫌がらせです。 204 00:15:29,562 --> 00:15:32,064 それだけには見えなかったが。 205 00:15:34,500 --> 00:15:38,504 翠苓。 子翠は 元からの知り合いですね。 206 00:15:40,506 --> 00:15:42,675 なんのことを言っている? 207 00:15:42,675 --> 00:15:47,513 子翠は 見た目より高等な教育を 受けているように思います。 208 00:15:47,513 --> 00:15:51,684 それと 端々に 育ちのよさが出ていました。 209 00:15:51,684 --> 00:15:55,855 《まあ そうとは思わせぬ行動も 多かったけど…》 210 00:15:55,855 --> 00:15:58,691 そんな下女なら いくらでもいるだろう。 211 00:15:58,691 --> 00:16:02,695 何せ 軍師殿の娘が いるくらいだからな。 212 00:16:02,695 --> 00:16:05,698 《私のことまで調査済みか》 213 00:16:05,698 --> 00:16:09,702 子翠。 子猫が いきなり 隠し通路から出てきたときは➡ 214 00:16:09,702 --> 00:16:13,039 驚いただろうね。 215 00:16:13,039 --> 00:16:17,643 慌てて追いかけたあげく 人に見つかってしまうくらい。 216 00:16:22,381 --> 00:16:26,385 ハッハハハッ! 猫猫は 鋭いな。 217 00:16:26,385 --> 00:16:28,554 それで 鎌をかけたんだ。 218 00:16:28,554 --> 00:16:32,525 でも やめてよね 姉様は 蛇とか大嫌いなんだよ。 219 00:16:32,525 --> 00:16:35,528 名前が安直すぎると言っただろ? 220 00:16:35,528 --> 00:16:38,364 他の子は 気付かなかったも~ん。 221 00:16:38,364 --> 00:16:43,536 《んっ… 翠苓と子翠。 1文字違いだもんな。 222 00:16:43,536 --> 00:16:48,708 下女は 字が読めない者が多いから 気にしなかったんだろうけど。 223 00:16:48,708 --> 00:16:52,044 それに 1つ 謎が解けた。 224 00:16:52,044 --> 00:16:55,381 毛毛は どこから入ってきたのか。 225 00:16:55,381 --> 00:16:59,385 子翠が 湯殿に通っていたのも ちょうど そのころ➡ 226 00:16:59,385 --> 00:17:02,521 宦官として 湯運びをさせられていた翠苓と➡ 227 00:17:02,521 --> 00:17:05,024 接触しやすくするためだ。 228 00:17:05,024 --> 00:17:08,027 う~ん スパイ失格かな。 229 00:17:08,027 --> 00:17:13,366 《この2人は なぜ 私を 後宮から連れ出したんだろう。 230 00:17:13,366 --> 00:17:17,203 もしかして あの男の けん制に 使うつもりか? 231 00:17:17,203 --> 00:17:20,873 だとすれば ろくなことにならない気がする》 232 00:17:20,873 --> 00:17:23,709 行くぞ。 233 00:17:23,709 --> 00:17:28,614 《あっ…。 ここまで来れば 逃げても無駄ってことか》 234 00:17:31,384 --> 00:17:34,987 《もう1つ 確かめていないことがある。 235 00:17:34,987 --> 00:17:40,826 確信はないが もしかしたら 子翠は…》 236 00:17:40,826 --> 00:17:50,836 ♬~ 237 00:17:50,836 --> 00:18:04,884 ♬~ 238 00:18:04,884 --> 00:18:07,720 着いたぞ。 んっ…。 239 00:18:07,720 --> 00:18:17,730 ♬~ 240 00:18:17,730 --> 00:18:30,910 ♬~ 241 00:18:30,910 --> 00:18:33,813 こんな所に… 里? (扉の閉まる音) 242 00:18:33,813 --> 00:18:36,015 んっ? あっ…。 243 00:18:40,486 --> 00:18:42,488 ハァ…。 244 00:18:46,158 --> 00:18:48,327 湯治場? (子翠)うん。 245 00:18:48,327 --> 00:18:51,497 でなきゃ こんなとこに 村なんか作らないよね。 246 00:18:51,497 --> 00:18:55,001 どうりで 湿気が多くて 暖かいはずだ。 247 00:18:59,338 --> 00:19:01,841 《んっ? あれは…。 248 00:19:01,841 --> 00:19:03,843 異国人? 249 00:19:03,843 --> 00:19:06,178 あの髪飾り…。 250 00:19:06,178 --> 00:19:10,349 月の精のときの特使? 251 00:19:10,349 --> 00:19:12,351 いや まさかな…》 252 00:19:12,351 --> 00:19:15,521 うわっ! (響迂)いってえ! 253 00:19:15,521 --> 00:19:18,691 どこ見てんだよ! ぼさっと突っ立ってんじゃねえ! 254 00:19:18,691 --> 00:19:21,027 あっ? ひっ! 255 00:19:21,027 --> 00:19:23,195 《ここが花街だったら くそがきに➡ 256 00:19:23,195 --> 00:19:25,197 一発 げんこつ落とすとこだけど…》 257 00:19:25,197 --> 00:19:27,199 (子翠)こら! 痛っ! 258 00:19:27,199 --> 00:19:30,202 あんたも 前 見てなかったでしょ 響迂。 259 00:19:30,202 --> 00:19:32,204 姉ちゃん! フフッ! 260 00:19:32,204 --> 00:19:35,174 って こっちは 翠苓姉ちゃんかよ。 261 00:19:35,174 --> 00:19:38,010 何? その格好! すげえ似合ってる! 262 00:19:38,010 --> 00:19:40,012 うるさい。 263 00:19:40,012 --> 00:19:42,515 《知り合いなんだ》 264 00:19:42,515 --> 00:19:46,686 俺さ 姉ちゃんたちには もう会えないって聞いてたけど➡ 265 00:19:46,686 --> 00:19:48,854 あれ ばあやの うそだったんだな。 266 00:19:48,854 --> 00:19:52,992 「ばあや」ねえ… いいとこのボンか。 267 00:19:52,992 --> 00:19:55,995 あっ 祭りか? それで帰ってきたのか? 268 00:19:55,995 --> 00:19:57,997 あしたからだもんな~! 269 00:19:57,997 --> 00:20:01,167 そうだね。 本当に ぴったりに着くなんて。 270 00:20:01,167 --> 00:20:03,502 祭りの ちょうちんは 用意した? 271 00:20:03,502 --> 00:20:07,840 今 こっちに戻ったばかりだよ。 いいの残ってるかな? 272 00:20:07,840 --> 00:20:10,142 見てみよ! こっちこっち! ハハッ! フッ! 273 00:20:20,186 --> 00:20:24,190 《ここは宿か。 立派な建物だな》 274 00:20:28,527 --> 00:20:33,132 《あれは たしか 特使が連れていた護衛の1人?》 275 00:20:36,068 --> 00:20:38,537 なぜ 特使がいるのか… か? 276 00:20:38,537 --> 00:20:41,373 特使だと ご存じなのですか? 277 00:20:41,373 --> 00:20:45,044 よみがえったあとにも いろいろ仕事があったからな。 278 00:20:45,044 --> 00:20:47,379 んっ…。 279 00:20:47,379 --> 00:20:49,882 死んでも暇にならないよ。 280 00:20:54,386 --> 00:20:57,389 姉ちゃ~ん! こっち こっち! 281 00:20:59,558 --> 00:21:01,560 猫猫も 行こ! おっ…。 282 00:21:08,601 --> 00:21:11,403 あっ 坊ちゃん 探してきましたよ。 283 00:21:11,403 --> 00:21:14,073 このくらいで 十分でしょうか? 284 00:21:14,073 --> 00:21:16,575 う~ん そんくらいあればいいかな。 285 00:21:19,078 --> 00:21:22,248 うわ~! いい鬼灯だね。 286 00:21:22,248 --> 00:21:25,251 ヘヘヘッ だろ? 姉ちゃん それ 好きだから➡ 287 00:21:25,251 --> 00:21:27,253 頑張って 探してきたんだ。 288 00:21:27,253 --> 00:21:30,256 《いや 探したのは 侍女だろ?》 289 00:21:30,256 --> 00:21:32,258 うん ありがとう。 290 00:21:32,258 --> 00:21:35,027 でも これを集めたのは 響迂じゃないよね? 291 00:21:35,027 --> 00:21:37,530 うんうん。 あっ…。 292 00:21:37,530 --> 00:21:41,834 うっ… うぅ… んっ… んっ…。 293 00:21:45,538 --> 00:21:48,340 ありがとう。 どういたしまして。 294 00:21:50,543 --> 00:21:53,045 うわっ! よくできました! 295 00:21:53,045 --> 00:21:55,381 痛え! 痛えよ! 296 00:21:55,381 --> 00:21:58,384 《少しは 素直なところが あるじゃないか。 297 00:21:58,384 --> 00:22:02,388 くそがきから ただの がきにしてやろう。 298 00:22:02,388 --> 00:22:08,394 祭りか…。 後宮を出て どのくらいたつんだろう》 299 00:22:10,563 --> 00:22:13,399 (高順) 壬氏様 報告が上がりました。 300 00:22:13,399 --> 00:22:18,571 紙切れがあった雑木林のそばに 古い祠が見つかりました。 301 00:22:18,571 --> 00:22:20,573 そこを入り口にして➡ 302 00:22:20,573 --> 00:22:23,909 使われていない水路を 抜け道にしていたようです。 303 00:22:23,909 --> 00:22:27,413 では 猫猫は 後宮の外に出たのだな。 304 00:22:27,413 --> 00:22:29,415 そうかもしれません。 305 00:22:29,415 --> 00:22:33,219 それと 小猫が姿を消した日から➡ 306 00:22:33,219 --> 00:22:37,556 新入りの宦官が 1人 行方不明に。 307 00:22:37,556 --> 00:22:40,526 それから 子翠という名の下女ですが…。 308 00:22:40,526 --> 00:22:44,029 登録がありませんでした。 登録がない? 309 00:22:44,029 --> 00:22:46,866 (高順)ええ そのような下女は存在しないと。 310 00:22:46,866 --> 00:22:48,868 んっ…。 311 00:22:48,868 --> 00:22:52,371 ハァ… 壬氏様! ぎょ… 玉葉妃が…。 312 00:22:52,371 --> 00:22:54,373 んっ…。 あっ…。