1 00:02:17,204 --> 00:02:19,172 楼蘭様。 2 00:02:26,380 --> 00:02:28,448 (薬草を潰す音) 3 00:02:31,351 --> 00:02:33,286 《猫猫:よみがえりの薬は➡ 4 00:02:33,286 --> 00:02:37,457 どうやら 不老の薬を作る過程で 実験したらしい。 5 00:02:37,457 --> 00:02:42,295 事実 翠苓は その薬で よみがえった。 6 00:02:42,295 --> 00:02:45,332 前任の薬師は やはり優秀だ。 7 00:02:45,332 --> 00:02:48,635 だが 神美が求めるのは➡ 8 00:02:48,635 --> 00:02:52,839 1杯 飲むだけで 10歳 若返るような 不老の薬》 9 00:02:55,642 --> 00:02:57,978 フゥ…。 10 00:02:57,978 --> 00:03:00,480 お前らも大変だな。 11 00:03:00,480 --> 00:03:03,817 そんな薬 あるわけない。 12 00:03:03,817 --> 00:03:06,820 わかってはいるんだけど…。 13 00:03:06,820 --> 00:03:10,323 私にも 薬師としての矜持がある! 14 00:03:10,323 --> 00:03:12,325 (楼蘭)フッ…。 15 00:03:12,325 --> 00:03:32,279 ♬~ 16 00:03:32,279 --> 00:03:35,115 《日にちだけが過ぎていく》 17 00:03:35,115 --> 00:03:37,117 (響迂)アハハハ! んっ? 18 00:03:37,117 --> 00:03:39,119 待ってよ~! 19 00:03:39,119 --> 00:03:41,621 坊ちゃん! そっちは いけませんと➡ 20 00:03:41,621 --> 00:03:44,458 何度 言えば…。 いいだろ 別に! 21 00:03:44,458 --> 00:03:48,462 《ハァ… ま~た怒られてら。 22 00:03:48,462 --> 00:03:52,466 毎度 連れ戻されるのに よく飽きないな》 23 00:03:52,466 --> 00:03:54,468 (においを嗅ぐ音) 24 00:03:54,468 --> 00:03:56,803 《しっかし この臭い…。 25 00:03:56,803 --> 00:03:59,306 下に 工房でもあるのか? 26 00:03:59,306 --> 00:04:01,608 隠れ里にあったような》 27 00:04:04,311 --> 00:04:07,314 《爆発しなきゃいいけど》 28 00:04:07,314 --> 00:04:09,316 うん? (ノック) 29 00:04:12,152 --> 00:04:14,154 《はて?》 30 00:04:16,156 --> 00:04:18,158 針金? 31 00:04:18,158 --> 00:04:21,328 「逃げろ 見張りは おびき寄せる」。 32 00:04:21,328 --> 00:04:24,998 いや 「逃げろ」って どこへ…。 (足音) 33 00:04:24,998 --> 00:04:27,334 んっ? (響迂)うっ! うががが…。 34 00:04:27,334 --> 00:04:30,670 こら 坊ちゃん! (響迂)離せ! ん~! 35 00:04:30,670 --> 00:04:32,606 お前の差し金か? おっ? 36 00:04:32,606 --> 00:04:37,277 フフッ… 「おびき寄せる」ね…。 37 00:04:37,277 --> 00:04:39,379 うっ…。 38 00:04:42,482 --> 00:04:44,985 (翠苓)どういうつもりだろうか。 39 00:04:44,985 --> 00:04:46,987 んっ… なんのことかな? 40 00:04:46,987 --> 00:04:49,489 お前が仕向けたのか? 41 00:04:49,489 --> 00:04:51,825 なんのことでしょうか? 42 00:04:51,825 --> 00:04:56,463 《がきなりに 私を助けようと してくれたんだよな。 43 00:04:56,463 --> 00:05:01,835 子どもの浅知恵とはいえ ばれたら さすがに やばかろう》 44 00:05:01,835 --> 00:05:04,671 んっ…。 45 00:05:04,671 --> 00:05:07,007 俺は 遊んでただけだよ。 46 00:05:07,007 --> 00:05:09,509 ついでに 見張りが サボってないか 見てたんだ。 47 00:05:09,509 --> 00:05:13,346 はぁ~? 本当か? はい。 48 00:05:13,346 --> 00:05:17,017 ハァ…。 今後は 怪しいまねはするな。 49 00:05:17,017 --> 00:05:19,019 わかった! 50 00:05:19,019 --> 00:05:20,987 待てよ あれは 確かに…。 51 00:05:20,987 --> 00:05:24,825 これ以上 騒ぎにするな。 わかるだろ? 52 00:05:24,825 --> 00:05:27,827 うっ…。 わかったよ。 53 00:05:27,827 --> 00:05:30,330 ヘヘヘッ ヘヘーン! 54 00:05:30,330 --> 00:05:34,601 《翠苓がいてくれて 助かった。 これにて 一件落着…》 55 00:05:34,601 --> 00:05:36,603 (神美)あら? んっ! うっ! 56 00:05:36,603 --> 00:05:38,805 んっ…。 あっ…。 ハッ! 57 00:05:41,107 --> 00:05:43,777 一体 なんの騒ぎかしら? 58 00:05:43,777 --> 00:05:45,779 あっ 母様! 59 00:05:49,783 --> 00:05:53,286 ハッ… 母様…。 60 00:05:53,286 --> 00:05:55,288 大したことではありません。 61 00:05:55,288 --> 00:05:59,125 そうなの? なぜ薬師が 外に出ているのか➡ 62 00:05:59,125 --> 00:06:01,127 気になるのだけど。 63 00:06:01,127 --> 00:06:05,632 響迂が 薬師の部屋の前で遊んで 見張りの邪魔を…。 64 00:06:05,632 --> 00:06:09,135 念のため 事情を聴いていました。 (神美)あら! 65 00:06:09,135 --> 00:06:12,305 悪いことをしたの? 66 00:06:12,305 --> 00:06:16,977 だめよ。 しつけを しなくちゃいけなくなるもの。 67 00:06:16,977 --> 00:06:21,648 お尻を 少~し ぶったほうがいいかしらね? 68 00:06:21,648 --> 00:06:24,818 ハッ… ハッ ハッ…。 69 00:06:24,818 --> 00:06:26,820 神美様 それは…。 70 00:06:26,820 --> 00:06:31,658 何? うっ…。 響迂は まだ 子どもです。 71 00:06:31,658 --> 00:06:35,595 それに 大したことは なっ… 何も…。 72 00:06:35,595 --> 00:06:37,597 うっ…。 73 00:06:39,966 --> 00:06:41,968 ハッ…。 74 00:06:41,968 --> 00:06:45,639 ふ~ん。 ということは➡ 75 00:06:45,639 --> 00:06:49,309 ささいなことで 大騒ぎした者がいるのね? 76 00:06:49,309 --> 00:06:52,312 まさか 違います! んっ…。 77 00:06:52,312 --> 00:06:54,781 でも そういうことにならない? 78 00:06:54,781 --> 00:06:57,784 水ろうで反省してもらおうかしら。 79 00:06:57,784 --> 00:07:00,453 そんな! 《理不尽だ》 80 00:07:00,453 --> 00:07:03,123 ウフフフフフ…。 《理由なんて どうでもいいんだ。 81 00:07:03,123 --> 00:07:05,992 ただ相手を苦しめる。 82 00:07:05,992 --> 00:07:07,961 そのことを楽しんでる。 83 00:07:07,961 --> 00:07:09,963 人ごとだ。 84 00:07:09,963 --> 00:07:14,134 見張りや響迂のことなんて 放っておけばいい。 85 00:07:14,134 --> 00:07:16,136 でも…。 86 00:07:16,136 --> 00:07:18,638 いらいらする》 87 00:07:18,638 --> 00:07:23,343 しかたないわ。 では 2人に 罰を与えることにしましょう。 88 00:07:23,343 --> 00:07:25,512 くそばばあ。 89 00:07:25,512 --> 00:07:27,514 えっ? えっ? 90 00:07:27,514 --> 00:07:29,683 うぅ~! 91 00:07:29,683 --> 00:07:31,651 あっ! ハッ! 小娘! 92 00:07:33,586 --> 00:07:36,423 《うん ばかだな》 93 00:07:36,423 --> 00:07:38,425 ハッ…。 94 00:07:40,593 --> 00:07:43,596 私が頼みました。 はっ? 95 00:07:45,932 --> 00:07:48,268 この砦から逃がすようにと➡ 96 00:07:48,268 --> 00:07:51,938 私が その子どもに頼みました。 えっ? 97 00:07:51,938 --> 00:07:54,107 この! うっ…。 98 00:07:54,107 --> 00:07:57,444 今度の薬師は ろくでもないようね。 99 00:07:57,444 --> 00:08:00,280 少し反省を促しましょう。 100 00:08:00,280 --> 00:08:02,615 こいつを 水ろうへ! えっ!? 101 00:08:02,615 --> 00:08:05,452 《この寒さで 水か。 102 00:08:05,452 --> 00:08:07,954 やっぱり おとなしくしておけば…》 103 00:08:07,954 --> 00:08:12,125 それでは また薬師がいなくなります。 104 00:08:12,125 --> 00:08:15,962 あら 翠苓? 何か聞こえたようだけど➡ 105 00:08:15,962 --> 00:08:17,964 気のせいかしら? 106 00:08:17,964 --> 00:08:22,302 神美様…。 勝手に動いては だめ。 107 00:08:22,302 --> 00:08:24,637 申し訳ございません。 108 00:08:24,637 --> 00:08:26,639 ですが…。 うっ! ぐっ! 109 00:08:28,641 --> 00:08:31,478 ハッ… あっ…。 110 00:08:31,478 --> 00:08:33,413 んっ! うっ! (猫猫/響迂)あっ…。 111 00:08:33,413 --> 00:08:36,583 (神美)ペッ! 112 00:08:36,583 --> 00:08:39,419 高貴な血が流れていようと➡ 113 00:08:39,419 --> 00:08:43,256 一度 汚れた血が混じったら おしまいね。 114 00:08:43,256 --> 00:08:45,258 ハァ…。 115 00:08:45,258 --> 00:08:50,096 《翠苓なりに 責任を 感じてるのかもしれない》 116 00:08:50,096 --> 00:08:54,267 ((ここまで お前を 連れてくるつもりはなかった)) 117 00:08:54,267 --> 00:08:58,104 《ばかが もう1人》 118 00:08:58,104 --> 00:09:02,108 お母様。 私 あれを使いたいです。 119 00:09:02,108 --> 00:09:04,110 あれ? 120 00:09:04,110 --> 00:09:06,780 ああ 蟇盆のことね。 121 00:09:06,780 --> 00:09:09,115 ハッ! 122 00:09:09,115 --> 00:09:11,785 《タイボン? なんだっけ? 123 00:09:11,785 --> 00:09:14,287 聞いたことがある気が するけど…》 124 00:09:14,287 --> 00:09:17,624 名案だわ。 一度 試してみたら➡ 125 00:09:17,624 --> 00:09:20,293 効果てきめんだったもの。 ハァ…。 126 00:09:20,293 --> 00:09:22,462 ハァハァ…。 127 00:09:22,462 --> 00:09:25,131 ハァハァ ハァハァ…。 128 00:09:25,131 --> 00:09:27,300 《なんだ?》 (翠苓)ハァ…。 129 00:09:27,300 --> 00:09:31,471 薬師を連れてお行き。 んっ…。 130 00:09:31,471 --> 00:09:42,615 ♬~ 131 00:09:42,615 --> 00:09:44,584 ここだ。 132 00:09:44,584 --> 00:09:46,586 (扉の開く音) 133 00:09:49,923 --> 00:09:52,325 なんだ? この部屋。 134 00:09:54,427 --> 00:09:56,429 悪く思うなよ。 135 00:09:56,429 --> 00:09:58,431 あんたには助けてもらったが➡ 136 00:09:58,431 --> 00:10:00,633 神美様の命令だ。 137 00:10:10,810 --> 00:10:12,812 《蟇盆。 138 00:10:12,812 --> 00:10:15,582 そうだ 思い出した》 139 00:10:20,153 --> 00:10:24,124 《古代の 狂った王が行った処刑法だ。 140 00:10:24,124 --> 00:10:27,827 穴を開けて 罪人を閉じ込める。 141 00:10:27,827 --> 00:10:30,096 その中に…》 142 00:10:32,165 --> 00:10:35,835 どうりで 翠苓が 蛇を怖がるわけだ。 143 00:10:35,835 --> 00:10:37,804 フフッ…。 144 00:10:41,140 --> 00:10:43,143 フッフフッ…。 145 00:10:43,143 --> 00:10:45,144 な~んて…。 146 00:10:45,144 --> 00:10:47,447 愛らしい。 147 00:10:50,483 --> 00:10:52,485 ハァ…。 148 00:10:52,485 --> 00:10:54,821 なんだって 俺が…。 149 00:10:54,821 --> 00:10:58,992 んっ? なんだ? 妙に 香ばしいというか…。 150 00:10:58,992 --> 00:11:00,994 うまそうな匂いだな。 151 00:11:06,666 --> 00:11:08,668 んっ? 152 00:11:08,668 --> 00:11:11,371 えっ? 何やってんだ? 153 00:11:14,173 --> 00:11:17,844 塩 持ってませんか? あるわけねえだろ! 154 00:11:17,844 --> 00:11:20,446 つうか お前 それ…。 蛇です。 155 00:11:22,515 --> 00:11:26,519 うっ…。 魚ってことにしといてくれ。 156 00:11:26,519 --> 00:11:29,689 しかし また どうやって…。 157 00:11:29,689 --> 00:11:32,992 かんざしで さばいて たいまつで あぶりました。 158 00:11:32,992 --> 00:11:35,328 よく平気でいられるな…。 159 00:11:35,328 --> 00:11:39,165 蛇も虫も 冬眠前で 動きが鈍いですから。 160 00:11:39,165 --> 00:11:42,669 念のため 毒のあるものは 先に締めて➡ 161 00:11:42,669 --> 00:11:46,172 持ってた薬草を灰にして 虫よけにしました。 162 00:11:46,172 --> 00:11:49,008 俺 来た意味あったのかよ。 163 00:11:49,008 --> 00:11:52,645 それで なんのご用です? 164 00:11:52,645 --> 00:11:55,848 翠苓さんと がきに 頼まれたんだよ。 165 00:11:55,848 --> 00:11:58,651 お前さんを助けてやってくれって。 166 00:11:58,651 --> 00:12:02,989 あのがきなんて 翡翠の玉飾りまで くれてよ。 167 00:12:02,989 --> 00:12:07,694 あんたのおかげで 俺たちは おとがめがなかったからな。 168 00:12:07,694 --> 00:12:09,829 2人が…。 169 00:12:09,829 --> 00:12:13,666 ハァ…。 もうこんな場所 やってられねえ。 170 00:12:13,666 --> 00:12:15,668 外じゃ のろしが上がってた。 171 00:12:15,668 --> 00:12:19,339 都から 討伐軍が来る合図だとよ。 172 00:12:19,339 --> 00:12:22,342 砦は 大騒ぎだ。 おかげで➡ 173 00:12:22,342 --> 00:12:24,510 ここまで忍び込めたけどな。 《んっ? この臭い…》 174 00:12:24,510 --> 00:12:26,846 俺は もう行く。 175 00:12:26,846 --> 00:12:30,516 あんたも逃げるなら 反対側の階段は使うなよ。 176 00:12:30,516 --> 00:12:34,287 地下で 火薬を製造してんだと。 火薬…。 177 00:12:34,287 --> 00:12:37,457 人が多いし もし 爆発でもしたら➡ 178 00:12:37,457 --> 00:12:39,459 巻き込まれ…。 ありがとうございます。 179 00:12:39,459 --> 00:12:42,462 反対側の階段ですね。 おい! 180 00:12:42,462 --> 00:12:44,664 俺は 止めたからな! 181 00:12:49,302 --> 00:12:51,304 んっ…。 182 00:12:53,473 --> 00:13:03,483 ♬~ 183 00:13:03,483 --> 00:13:05,985 《臭いの原因は あれか。 184 00:13:05,985 --> 00:13:09,989 確かに 火薬を作ってるようだけど…。 185 00:13:09,989 --> 00:13:14,327 この煙… これじゃあ 中毒になるぞ。 186 00:13:14,327 --> 00:13:17,997 大体 火薬のそばで 火を使うなんて…》 187 00:13:17,997 --> 00:13:20,199 《うっ! まずい》 (足音) 188 00:13:22,168 --> 00:13:24,170 《あれは…》 189 00:13:26,172 --> 00:13:29,509 (男性たち)あっ! 今すぐ ここを離れなさい! 190 00:13:29,509 --> 00:13:32,612 あっ? お嬢様 どうして…。 191 00:13:32,612 --> 00:13:35,448 もうすぐ 討伐軍が攻めてきます。 192 00:13:35,448 --> 00:13:38,284 この砦は 戦場となり 落ちるでしょう。 193 00:13:38,284 --> 00:13:40,286 その前に逃げなさい。 194 00:13:42,288 --> 00:13:44,290 (男性たち)あ~! 銀だ! 195 00:13:44,290 --> 00:13:53,633 (銀貨に群がる声) 196 00:13:53,633 --> 00:13:57,136 おっ… お嬢様? あなたも 早く。 197 00:13:57,136 --> 00:13:59,338 んっ… うっ…。 くっ… フフッ…。 198 00:14:01,307 --> 00:14:04,143 頑張って 逃げてね。 えっ? 199 00:14:04,143 --> 00:14:06,312 (男性たち)うわ~! 200 00:14:06,312 --> 00:14:09,816 んっ! 201 00:14:09,816 --> 00:14:11,818 《本気ですか!?》 202 00:14:14,320 --> 00:14:16,322 (爆発音) 203 00:14:18,324 --> 00:14:21,627 んっ…。 うっ! 204 00:14:25,331 --> 00:14:27,333 (せき) 205 00:14:27,333 --> 00:14:29,335 んっ… んっ…。 206 00:14:31,838 --> 00:14:33,806 まずい! 207 00:14:33,806 --> 00:14:36,576 《楼蘭…》 208 00:14:42,815 --> 00:14:44,817 楼蘭! 209 00:14:44,817 --> 00:14:48,287 あれ? 猫猫 なんでいるの? 210 00:14:48,287 --> 00:14:50,957 こっちだって聞きたい。 211 00:14:50,957 --> 00:14:56,629 けがはない? 蟇盆 猫猫なら 平気だと思ったんだけど。 212 00:14:56,629 --> 00:14:59,465 《やっぱり…》 フッ…。 213 00:14:59,465 --> 00:15:01,634 うん おいしかった。 214 00:15:01,634 --> 00:15:05,471 意味わかんないから それ。 215 00:15:05,471 --> 00:15:08,474 好んで 虫 食べる人に 言われたくない。 216 00:15:08,474 --> 00:15:10,476 え~! 217 00:15:12,512 --> 00:15:14,514 砦から出よう。 218 00:15:14,514 --> 00:15:17,183 討伐軍が来る。 早く行くよ。 219 00:15:22,155 --> 00:15:24,157 (楼蘭)私は 行かない。 220 00:15:24,157 --> 00:15:27,360 まだやることがあるから。 221 00:15:40,273 --> 00:15:44,110 ついてくるの? 今なら逃げられるのに。 222 00:15:44,110 --> 00:15:46,112 ばかだとは思う。 223 00:15:46,112 --> 00:15:48,948 お母様に知られたら 怖いわ。 224 00:15:48,948 --> 00:15:51,617 むち打ちで済めばいいほうね。 225 00:15:51,617 --> 00:15:55,421 楼蘭は 大切にされてるように 見えたけど。 226 00:15:59,792 --> 00:16:04,964 お母様はね 私の顔も ろくに覚えてないの。 227 00:16:04,964 --> 00:16:11,471 物心がつくころには 紅を引かれて おしろいを はたかれてた。 228 00:16:11,471 --> 00:16:15,475 お母様にとって 楼蘭は お人形なんだ。 229 00:16:15,475 --> 00:16:19,479 かわいくて なんでも言うことを聞く お人形。 230 00:16:19,479 --> 00:16:21,481 だから…。 231 00:16:21,481 --> 00:16:24,484 ((お姉様~! 232 00:16:24,484 --> 00:16:27,653 また来たのか? 私も手伝う! 233 00:16:27,653 --> 00:16:31,490 姉様と一緒に…。 (神美)何を怠けているの? 234 00:16:31,490 --> 00:16:33,960 んっ? ハッ! 235 00:16:33,960 --> 00:16:35,962 お母…。 うっ! 236 00:16:35,962 --> 00:16:40,800 えっ…。 さっさと お茶を持っておいで!)) 237 00:16:40,800 --> 00:16:44,804 (楼蘭)お母様は 下女の格好をした 私に気付かず➡ 238 00:16:44,804 --> 00:16:47,306 うちわで 頬を打ったの。 239 00:16:47,306 --> 00:16:49,308 下女の格好になったら➡ 240 00:16:49,308 --> 00:16:51,644 そこにいるのは ただの下女なんだ。 241 00:16:51,644 --> 00:16:55,448 それでも 翠苓に会いに行ったんだ。 242 00:16:55,448 --> 00:17:00,119 だって 仲よくなりたくて。 243 00:17:00,119 --> 00:17:04,624 姉様は ずっと お母様に いじめられていた。 244 00:17:04,624 --> 00:17:07,126 姉様の母様も きっと➡ 245 00:17:07,126 --> 00:17:10,463 私のお母様に いびられて 死んだの。 246 00:17:10,463 --> 00:17:15,134 お父様が 姉様を引き取ったとき➡ 247 00:17:15,134 --> 00:17:19,672 お母様 髪を振り乱して 半狂乱だったわ。 248 00:17:19,672 --> 00:17:23,009 「親子2代で 私を愚弄するのか」。 249 00:17:23,009 --> 00:17:26,178 「娘も 何をするかわからない 売女だ」って。 250 00:17:26,178 --> 00:17:29,515 地獄かと思った。 251 00:17:29,515 --> 00:17:32,618 《親子2代…》 252 00:17:32,618 --> 00:17:37,924 ((時を経て 下賜という形で 戻ってきたときには➡ 253 00:17:37,924 --> 00:17:41,460 父のそばに 私の母と私がいた)) 254 00:17:41,460 --> 00:17:44,263 ((高貴な血が流れていようと➡ 255 00:17:44,263 --> 00:17:47,466 一度 汚れた血が混じったら おしまいね)) 256 00:17:47,466 --> 00:17:50,770 んっ! 翠苓は もしかして…。 257 00:17:50,770 --> 00:17:54,273 うわさで 聞いたことない? 258 00:17:54,273 --> 00:17:56,943 先帝の最初の犠牲者。 259 00:17:56,943 --> 00:18:01,948 先帝との間に生まれた娘と 引き離された女官の話。 260 00:18:01,948 --> 00:18:04,617 たしか 去年 亡くなった? 261 00:18:04,617 --> 00:18:08,321 そう。 その人が 姉様のおばあ様。 262 00:18:08,321 --> 00:18:10,289 名前は 大宝。 263 00:18:10,289 --> 00:18:14,126 お母様が後宮にいたときの 侍女だったんだって。 264 00:18:14,126 --> 00:18:17,463 《やっぱり…》 265 00:18:17,463 --> 00:18:22,635 そして 医官と 後宮を追放された大宝の娘が➡ 266 00:18:22,635 --> 00:18:25,304 姉様の母様なの。 267 00:18:25,304 --> 00:18:30,843 《翠苓には 皇族の血が流れているのか》 268 00:18:30,843 --> 00:18:34,580 (楼蘭)怪談話が好きな人だったと 聞いたわ。 269 00:18:34,580 --> 00:18:37,917 前に それで 窒息しかけたけど➡ 270 00:18:37,917 --> 00:18:40,620 その おばあ様の 仕業だったのかもね。 271 00:18:44,090 --> 00:18:46,592 私は お母様の娘だもの。 272 00:18:46,592 --> 00:18:49,595 すごく憎かったと思うの。 273 00:18:49,595 --> 00:18:52,932 幽霊になっても 殺そうと思うくらい。 274 00:18:52,932 --> 00:18:56,435 幽霊なんて いるかわからないよ。 275 00:18:56,435 --> 00:18:58,437 猫猫らしい。 276 00:19:01,774 --> 00:19:04,777 お母様が お父様と結婚したのは➡ 277 00:19:04,777 --> 00:19:07,780 楼蘭を産むためだったの。 278 00:19:07,780 --> 00:19:10,449 お母様の復しゅうのためだけに。 279 00:19:10,449 --> 00:19:14,787 お父様には 西の民の血が流れていて➡ 280 00:19:14,787 --> 00:19:18,624 それは 王母と同じ流れだから。 281 00:19:18,624 --> 00:19:22,128 《だから 楼蘭の目にも きっと…》 282 00:19:26,132 --> 00:19:29,301 「お前が 新しい王母になればいい」。 283 00:19:29,301 --> 00:19:31,637 お母様は ずっと そう言っていたわ。 284 00:19:31,637 --> 00:19:35,408 ねえ…。 285 00:19:35,408 --> 00:19:39,412 《楼蘭。 子翠。 286 00:19:39,412 --> 00:19:43,249 なんと呼ぶのが正解か わからない。 287 00:19:43,249 --> 00:19:45,251 でも…》 288 00:19:49,922 --> 00:19:52,591 《でも…》 289 00:19:52,591 --> 00:19:54,593 子翠。 290 00:20:02,635 --> 00:20:04,603 な~に? 291 00:20:07,106 --> 00:20:10,109 後宮で 堕胎剤の材料が出回ったの➡ 292 00:20:10,109 --> 00:20:12,111 子翠も持ってた? 293 00:20:12,111 --> 00:20:15,114 自分で使うために。 294 00:20:15,114 --> 00:20:18,451 前に 子翠がしてた怪談話。 295 00:20:18,451 --> 00:20:22,121 鈴虫の妻が 夫を食べる話。 296 00:20:22,121 --> 00:20:25,291 あれは 自分の話をしてた? 297 00:20:25,291 --> 00:20:28,127 《後宮という籠の中で➡ 298 00:20:28,127 --> 00:20:33,632 いずれ子を産み 帝を食らう自分を 虫に例えて。 299 00:20:33,632 --> 00:20:37,636 だけど 子翠は そうなることを恐れた》 300 00:20:37,636 --> 00:20:42,308 ほおずきは…。 知ってる。 301 00:20:42,308 --> 00:20:46,979 猫猫は ほんと 鋭いな。 302 00:20:46,979 --> 00:20:50,983 連れてきたかいがあるよ。 んっ…。 303 00:20:55,321 --> 00:20:57,656 ったく 寝相 悪いな…。 304 00:20:57,656 --> 00:20:59,658 あっ! ハッ…。 305 00:21:01,660 --> 00:21:04,497 ハッ…。 くっ…。 306 00:21:04,497 --> 00:21:07,533 あっ! 307 00:21:07,533 --> 00:21:10,169 息は ないわ。 308 00:21:10,169 --> 00:21:12,671 どういう…。 んっ! 309 00:21:16,675 --> 00:21:19,478 毒を飲ませたのか。 310 00:21:24,683 --> 00:21:26,685 んっ…。 311 00:21:34,460 --> 00:21:36,462 薬よ。 312 00:21:36,462 --> 00:21:39,632 んっ! うっ…。 313 00:21:39,632 --> 00:21:42,802 これだけ派手なことをしたんだよ。 314 00:21:42,802 --> 00:21:46,972 一族郎党皆殺し。 目に見えてるでしょ。 315 00:21:46,972 --> 00:21:48,974 うっ…。 316 00:21:48,974 --> 00:21:52,812 甘いジュースに混ぜて飲ませたの。 317 00:21:52,812 --> 00:21:55,814 みんなで 絵巻物を見たあとに。 318 00:21:55,814 --> 00:22:00,486 母親と寝たいって ぐずった子もいたかな。 319 00:22:00,486 --> 00:22:02,822 でも それは できない。 320 00:22:02,822 --> 00:22:07,927 この子たちのお母様は 私のお母様と仲よしだったから。 321 00:22:11,330 --> 00:22:13,332 響迂が遅れてきたのは➡ 322 00:22:13,332 --> 00:22:16,835 猫猫を助け出そうと していたからなのね。 323 00:22:19,004 --> 00:22:21,907 この子 わかってたのかも。 324 00:22:30,716 --> 00:22:36,488 (子翠)唇をかみしめて でも 一気に飲み干したのよ。 325 00:22:45,130 --> 00:22:47,433 どうして 私を連れてきたの? 326 00:22:49,468 --> 00:22:55,374 (爆発音)