1 00:00:00,000 --> 00:01:25,080 ♬~ 2 00:01:34,560 --> 00:01:39,030 ♬~ 3 00:01:39,030 --> 00:01:43,540 ♬~(足音) 4 00:01:43,540 --> 00:03:04,020 ♬~ 5 00:03:06,550 --> 00:03:08,550 (玉葉妃) ウッフフ。 6 00:03:08,550 --> 00:03:12,060 (紅娘) 本気ですか? (玉葉妃) もちろん。 7 00:03:12,060 --> 00:03:15,560 (玉葉妃) せっかく猫猫が 戻ってきてくれたんだもの。 8 00:03:19,570 --> 00:03:21,530 (猫猫)《こんなものか》 9 00:03:21,530 --> 00:03:26,100 《後宮と違って 外廷は ろくに薬草が生えてない》 10 00:03:26,100 --> 00:03:28,140 《少しずつ増やさないと》 11 00:03:28,140 --> 00:03:30,540 (水蓮) 小猫。 うっ…。 12 00:03:30,540 --> 00:03:34,550 (水蓮) 掃除を頼んだのは 執務室じゃなかったかしら。 13 00:03:34,550 --> 00:03:36,550 すぐ行きます。 14 00:03:36,550 --> 00:03:40,020 さささ…。 土いじりは ほどほどにね。 15 00:03:40,020 --> 00:03:42,050 《手ごわい》 16 00:03:42,050 --> 00:03:45,020 (壬氏) どういうことだ? (高順) さぁ。 17 00:03:45,020 --> 00:03:46,560 ん~…。 18 00:03:46,560 --> 00:03:48,590 (ノック) 19 00:03:48,590 --> 00:03:50,630 ⚟失礼します⚞ 20 00:03:50,630 --> 00:03:52,530 ん? 21 00:03:52,530 --> 00:03:54,570 ん~…。 22 00:03:54,570 --> 00:03:56,540 ん? 23 00:03:56,540 --> 00:04:01,040 柘榴宮に新しい淑妃が 入ったことは知っているか? 24 00:04:01,040 --> 00:04:02,540 はぁ。 25 00:04:02,540 --> 00:04:06,010 《いなくなった阿多妃の後釜か》 26 00:04:08,050 --> 00:04:13,120 そこで後宮としては 妃教育をしたいそうなんだが➡ 27 00:04:13,120 --> 00:04:17,120 お前に講師をしろとのことだ。 28 00:04:19,060 --> 00:04:21,060 フッ… ご冗談を。 29 00:04:21,060 --> 00:04:25,060 何が冗談だ 推薦人の名前も書いてあるだろ。 30 00:04:25,060 --> 00:04:26,930 推薦人? 31 00:04:28,530 --> 00:04:31,040 もう1通ある。 32 00:04:33,070 --> 00:04:35,110 梨花さままで…。 33 00:04:35,110 --> 00:04:36,610 あっ。 34 00:04:39,140 --> 00:04:41,180 《あれか…》 35 00:04:41,180 --> 00:04:43,650 というわけで頼んだぞ。 36 00:04:47,090 --> 00:04:48,550 ハァ…。 37 00:04:48,550 --> 00:04:53,560 《2人の妃に頼まれては さすがに無視できない》 38 00:04:53,560 --> 00:04:57,530 《ご丁寧に褒賞の額まで 書かれていたし》 39 00:04:57,530 --> 00:05:01,630 《にしても婆 かなり 吹っかけてるな》 40 00:05:01,630 --> 00:05:04,600 (やり手婆)⦅ヒヒっ ヒヒヒ…⦆ 41 00:05:04,600 --> 00:05:06,640 フフン。 42 00:05:06,640 --> 00:05:08,110 《今のうち》 43 00:05:09,540 --> 00:05:12,540 この荷が講義で使う教材か? ギクっ! 44 00:05:12,540 --> 00:05:15,050 はい こっちが請求書です。 45 00:05:15,050 --> 00:05:18,050 ん? こんなものか。 46 00:05:18,050 --> 00:05:22,550 ウフフ 何だか ここだけ 墨の色が違うわね。 47 00:05:22,550 --> 00:05:24,020 《ドキっ》 48 00:05:24,020 --> 00:05:26,060 ウフフ…。 《やっぱり手ごわい》 49 00:05:26,060 --> 00:05:29,630 《ばあやがいる限り 坊ちゃんを かもにするのは難しそうだ》 50 00:05:29,630 --> 00:05:31,030 中身は何だ? 51 00:05:31,030 --> 00:05:32,560 あっ… ん! 52 00:05:32,560 --> 00:05:35,030 《大事な教材を 見せるわけにはいかない》 53 00:05:35,030 --> 00:05:38,540 シャ~! わ… 分かった 見ない。 54 00:05:40,040 --> 00:05:42,040 運ぶなら手伝いましょうか? 55 00:05:42,040 --> 00:05:44,040 結構です。 56 00:05:44,040 --> 00:05:47,010 《やるからには徹底的にやる》 57 00:05:50,120 --> 00:05:54,550 《久しぶりだな この感じ 妙に女くさくて落ち着く》 58 00:05:54,550 --> 00:05:58,060 ⚟壬氏さまよ⚞ ⚟今日も麗しいわ⚞ 59 00:05:58,060 --> 00:05:59,560 フッフフ…。 60 00:06:02,060 --> 00:06:04,560 随分 集まってますね。 61 00:06:04,560 --> 00:06:07,570 授業の噂を聞いて 集まったんだろう。 62 00:06:10,070 --> 00:06:14,670 言っておくが 授業を受けるのは上級妃のみだ。 63 00:06:14,670 --> 00:06:16,580 用のない者は下がるように。 64 00:06:16,580 --> 00:06:22,050 (歓声) 65 00:06:22,050 --> 00:06:25,550 《この宦官 あやかしか何かか?》 66 00:06:37,160 --> 00:06:39,060 ハッ いけません! 67 00:06:39,060 --> 00:06:40,570 なぜだ? 68 00:06:40,570 --> 00:06:45,040 「授業を受けるのは上級妃のみ」と おっしゃったのは壬氏さまです。 69 00:06:45,040 --> 00:06:48,540 《くそっ 見た目の割に がっしりしてる》 70 00:06:48,540 --> 00:06:54,050 ここから先は 女の園における 他言無用の秘術ですので! 71 00:06:54,050 --> 00:06:55,580 フゥ…。 72 00:06:55,580 --> 00:06:58,650 (玉葉妃) フッ フッフフ…。 ん? 73 00:06:58,650 --> 00:07:00,550 (玉葉妃) フッフフ…。 74 00:07:00,550 --> 00:07:04,060 《玉葉さま 相変わらず おキレイだ》 75 00:07:04,060 --> 00:07:07,060 《紅娘さまも 特に変わりないようだ》 76 00:07:07,060 --> 00:07:10,060 《里樹さまは萎縮しているのか》 77 00:07:10,060 --> 00:07:14,630 《まぁ 他の上級妃が3人もいれば 無理もないか》 78 00:07:14,630 --> 00:07:17,140 《あの毒見役の侍女が そばにいれば➡ 79 00:07:17,140 --> 00:07:19,140 以前よりはマシだろう》 80 00:07:19,140 --> 00:07:22,670 《梨花さまも ほとんど 前の豊かな体形に戻って➡ 81 00:07:22,670 --> 00:07:24,580 体調も良さそうだ》 82 00:07:24,580 --> 00:07:28,550 《ん? あの侍女は おしろいの時の…》 83 00:07:28,550 --> 00:07:31,580 《そんなに警戒しなくても…》 84 00:07:31,580 --> 00:07:37,560 《そして 阿多妃の後釜 新しい淑妃・楼蘭妃か》 85 00:07:37,560 --> 00:07:40,590 《南国調の派手な服は趣味か?》 86 00:07:40,590 --> 00:07:46,060 《顔立ちは北寄りに見えるが 元がよく分からないな》 87 00:07:46,060 --> 00:07:48,570 (あくび) 88 00:07:48,570 --> 00:07:52,570 《年頃からして 帝のお手つきにはなりそうだ》 89 00:07:52,570 --> 00:07:57,580 《後宮のバランスが崩れることは なさそうだが》 90 00:07:57,580 --> 00:08:00,550 《まぁ どうでもいいか》 91 00:08:02,080 --> 00:08:07,690 このたび 講師を承りました 猫猫と申します。 92 00:08:07,690 --> 00:08:13,530 これから 皆さまにお教えするのは 女の園における秘術故➡ 93 00:08:13,530 --> 00:08:18,030 他言無用にお願いします。 94 00:08:18,030 --> 00:08:21,030 それでは 教材をお配りします。 95 00:08:21,030 --> 00:08:32,580 ♬~ 96 00:08:32,580 --> 00:08:37,150 (玉葉妃) まぁ~ ウッフフ…。 (紅娘) ハァ…。 97 00:08:37,150 --> 00:08:42,550 (侍女) うわぁ~ ヒィ~ おっとと… フゥ…。 98 00:08:42,550 --> 00:08:46,020 (里樹妃) うぅ… うわぁ…。 (河南) あぁ あ…。 99 00:08:46,020 --> 00:08:49,530 (里樹妃) はぁ~…。 100 00:08:49,530 --> 00:09:09,050 ♬~ 101 00:09:09,050 --> 00:09:13,020 ん~…。 一体何が起きているんでしょうか。 102 00:09:13,020 --> 00:09:15,520 分からんな。 103 00:09:15,520 --> 00:09:18,520 フゥ… ん? 104 00:09:18,520 --> 00:09:21,530 ご苦労 長かったな。 105 00:09:21,530 --> 00:09:25,600 《こいつ 聞き耳 立ててたな》 ん? 106 00:09:25,600 --> 00:09:28,170 どうしました? 107 00:09:28,170 --> 00:09:31,040 これは 一体どういう状況だ? 108 00:09:31,040 --> 00:09:33,540 マンネリ離脱。 ハァ…。 109 00:09:33,540 --> 00:09:35,570 (梨花妃) ここを こうして…。 110 00:09:35,570 --> 00:09:38,540 (里樹妃) 無理 絶対無理。 (額を打ち付ける音) 111 00:09:38,540 --> 00:09:40,510 (河南) 里樹さま! (額を打ち付ける音) 112 00:09:43,050 --> 00:09:46,550 言われた通りに 講義をしただけです。 113 00:09:46,550 --> 00:09:53,160 《それでも推薦人の2人には 喜んでもらえたみたいだ》 114 00:09:53,160 --> 00:09:54,660 ん? 115 00:09:58,560 --> 00:10:04,540 《最後まで何を考えているのか よく分からない妃だったな》 116 00:10:08,540 --> 00:10:10,540 《好きに使ってくれ》 117 00:10:10,540 --> 00:10:13,040 なぁ どんな授業をやったんだ? 118 00:10:13,040 --> 00:10:16,110 後日 帝に感想を伺ってください。 119 00:10:16,110 --> 00:10:17,580 おい。 120 00:10:33,530 --> 00:10:36,070 疲れた…。 121 00:10:36,070 --> 00:10:42,040 フフっ フフフ… 褒賞の金一封 楽しみだ。 122 00:10:46,040 --> 00:10:48,080 (爆発音) 123 00:10:48,080 --> 00:10:50,650 ん…。 124 00:10:50,650 --> 00:10:53,120 ⚟どうした⁉⚞ ⚟こっちだ⚞ 125 00:10:57,090 --> 00:10:58,660 ん…。 126 00:10:58,660 --> 00:11:00,560 ⦅ウフフ⦆ 127 00:11:00,560 --> 00:11:04,100 やめておくか うぅ… 寒っ。 128 00:11:04,100 --> 00:11:07,070 (寝床に潜り込む音) 129 00:11:10,140 --> 00:11:12,600 (陸孫) 羅漢さま 羅漢さま! 130 00:11:22,050 --> 00:11:26,550 (陸孫) 羅漢さま こんな所に。 131 00:11:26,550 --> 00:11:28,590 (羅漢) ふむ…。 132 00:11:28,590 --> 00:11:30,560 何か気になることでも? 133 00:11:30,560 --> 00:11:34,060 いや 何もないよ。 134 00:11:44,040 --> 00:11:47,040 《昨日の音 何だったんだろう》 135 00:11:47,040 --> 00:11:48,570 ハァ…。 136 00:11:48,570 --> 00:11:54,110 《宦官なのに後宮だけじゃなく 外廷の仕事もあるのか》 137 00:11:54,110 --> 00:11:56,080 《くだらない法案だろうと➡ 138 00:11:56,080 --> 00:11:59,480 無視するわけに いかないみたいだし》 139 00:12:02,050 --> 00:12:05,560 《いい紙だから 売れば 小遣いになるんだけど》 140 00:12:05,560 --> 00:12:08,060 《燃やすなんて もったいない》 141 00:12:08,060 --> 00:12:09,560 ん? 142 00:12:09,560 --> 00:12:12,060 《ゴミ焼き場 軍部の辺りか…》 143 00:12:12,060 --> 00:12:14,570 小猫。 144 00:12:14,570 --> 00:12:17,040 外は寒いので。 145 00:12:19,640 --> 00:12:21,670 ありがとうございます。 146 00:12:21,670 --> 00:12:23,580 《さすが まめだ》 147 00:12:23,580 --> 00:12:26,040 《宦官にしておくには もったいない》 148 00:12:26,040 --> 00:12:27,550 あっ…。 149 00:12:29,550 --> 00:12:32,550 あ… これは 壬氏さまからのものですので。 150 00:12:32,550 --> 00:12:36,050 私は ただ 渡しただけに過ぎませんので。 151 00:12:36,050 --> 00:12:37,560 そうですか。 152 00:12:37,560 --> 00:12:43,160 《下女に綿入れ1枚渡すのにも 許可が必要なんて 大変だな》 153 00:12:43,160 --> 00:12:46,060 ありがとうございます 壬氏さま。 154 00:12:46,060 --> 00:12:48,030 気にするな。 155 00:12:54,540 --> 00:12:58,540 《外廷は 後宮の何倍もの広さがあるのに➡ 156 00:12:58,540 --> 00:13:01,080 薬草は あまり見当たらない》 157 00:13:01,080 --> 00:13:03,580 《やっぱり めぼしい薬草は➡ 158 00:13:03,580 --> 00:13:08,150 どこにでもある タンポポかヨモギくらいか》 159 00:13:08,150 --> 00:13:10,560 《冬場で見つけにくいとはいえ➡ 160 00:13:10,560 --> 00:13:14,030 この辺りにも 種を植えておこうかな》 161 00:13:14,030 --> 00:13:15,560 《ん?》 162 00:13:15,560 --> 00:13:19,060 あっ マンジュシャゲ! ここにも あそこにも! 163 00:13:19,060 --> 00:13:22,530 球根を水にさらすと うまいんだよなぁ。 164 00:13:22,530 --> 00:13:27,070 毒抜きを失敗すると 腹痛で苦しむ羽目になるけど。 165 00:13:27,070 --> 00:13:28,610 ん? 166 00:13:28,610 --> 00:13:32,640 あっ 李白さまだ 帯の色が以前とは違う。 167 00:13:32,640 --> 00:13:35,050 ということは出世したのか? 168 00:13:35,050 --> 00:13:38,050 (李白) ん? おぉ 嬢ちゃん。 169 00:13:38,050 --> 00:13:40,050 李白さま。 170 00:13:40,050 --> 00:13:45,020 妃の付き添いか何かか? 後宮から出てくるなんて珍しい。 171 00:13:45,020 --> 00:13:48,530 《私が解雇されたこと 知らないのか》 172 00:13:48,530 --> 00:13:50,600 《李白さま》 173 00:13:50,600 --> 00:13:54,630 《緑青館三姫の1人 白鈴小姐に惚れて➡ 174 00:13:54,630 --> 00:13:57,040 女のために出世しようとする➡ 175 00:13:57,040 --> 00:14:00,040 愛すべき ばかなところがある男だ》 176 00:14:00,040 --> 00:14:01,570 ん~? 177 00:14:01,570 --> 00:14:07,550 《白鈴小姐を呼ぶには 平民の半年分の銀が必要になる》 178 00:14:07,550 --> 00:14:10,050 《高くて そうそう呼べないもんな》 179 00:14:10,050 --> 00:14:15,120 《緑青館には禿相手に よく茶を 飲みに来てるらしいけど➡ 180 00:14:15,120 --> 00:14:17,690 会うことはなかったし》 181 00:14:17,690 --> 00:14:19,560 《天上の蜜を知った男は➡ 182 00:14:19,560 --> 00:14:23,560 一目でも拝めればと 通い詰めてるんだろう》 183 00:14:23,560 --> 00:14:26,030 《頑張ってるんだな》 184 00:14:26,030 --> 00:14:27,570 ん? 何だ? 185 00:14:27,570 --> 00:14:30,540 いえ 今は後宮勤めから➡ 186 00:14:30,540 --> 00:14:33,570 とある ご仁の部屋付きに なりましたので。 187 00:14:33,570 --> 00:14:37,140 部屋付き? 誰だ そんな物好きは。 188 00:14:37,140 --> 00:14:40,040 ええ 物好きですよね。 189 00:14:40,040 --> 00:14:44,520 ところで お取り込み中では? ちょっとな。 190 00:14:44,520 --> 00:14:47,520 この季節には 珍しくもないボヤだよ。 191 00:14:47,520 --> 00:14:51,060 火元が分からないってことで 駆り出されてるんだ。 192 00:14:51,060 --> 00:14:55,560 《原因不明ねぇ 昨日の音は これか》 193 00:14:55,560 --> 00:14:59,130 ケガ人は? (李白) 倉庫番だけだ。 194 00:14:59,130 --> 00:15:03,530 命に別条はないが… って おい あんまり近づくなよ。 195 00:15:03,530 --> 00:15:05,040 分かりました。 196 00:15:05,040 --> 00:15:10,040 《そんな話 聞かされて 首を突っ込むなと言われても》 197 00:15:12,010 --> 00:15:15,010 《隣の小屋にまで届いた煤》 198 00:15:15,010 --> 00:15:18,020 《建物の周りに散らばった破片》 199 00:15:18,020 --> 00:15:22,590 《これじゃ ボヤというより爆発に近い》 200 00:15:22,590 --> 00:15:25,160 《なるほど》 201 00:15:25,160 --> 00:15:28,530 《火付けの疑いありと みてるわけか》 202 00:15:28,530 --> 00:15:34,030 《下っ端役人ではなく 李白さまが 出てくるのも うなずける》 203 00:15:34,030 --> 00:15:40,040 《そこらの倉庫なら ともかく ここは帝のいる宮殿内だ》 204 00:15:40,040 --> 00:15:44,080 《この国は おおむね平和であるが➡ 205 00:15:44,080 --> 00:15:49,050 全ての人間が 現状に満足している わけではないだろう》 206 00:15:49,050 --> 00:15:51,520 《まれに 異民族は襲ってくるし➡ 207 00:15:51,520 --> 00:15:55,050 飢きんや干ばつも なきにしもあらず》 208 00:15:55,050 --> 00:15:59,020 《他国との和平も いつまで続くか分からない》 209 00:15:59,020 --> 00:16:03,030 《異国の中には 不満を持つ者もいるだろう》 210 00:16:04,030 --> 00:16:05,600 ん? 211 00:16:05,600 --> 00:16:10,070 《炭? いや 焦げた芋か… もったいない》 212 00:16:11,540 --> 00:16:15,510 《ということは ここは食料庫》 213 00:16:25,520 --> 00:16:29,050 《象牙細工? キセルみたいだな》 214 00:16:29,050 --> 00:16:32,090 勝手にウロウロするな。 215 00:16:32,090 --> 00:16:34,630 キセル…。 ん? 216 00:16:34,630 --> 00:16:39,030 《爆発 食料庫 キセル》 217 00:16:39,030 --> 00:16:40,530 ハッ…。 218 00:16:40,530 --> 00:16:43,030 あっ… おい! 219 00:16:52,010 --> 00:16:54,550 (走る足音) 220 00:16:54,550 --> 00:16:58,120 (李白) 聞いてるのか? 聞こえてますよ。 221 00:16:58,120 --> 00:17:00,520 《聞こうとしないだけで》 222 00:17:00,520 --> 00:17:02,020 燃えた倉庫には➡ 223 00:17:02,020 --> 00:17:05,020 こちらと同じものが 置かれていたんですか? 224 00:17:05,020 --> 00:17:09,030 ああ 奥から古いものを 入れているらしい。 225 00:17:10,030 --> 00:17:14,070 これ もらっていいですか? いいんじゃないか? 226 00:17:14,070 --> 00:17:17,570 あと これも… 槌とノコギリ。 227 00:17:17,570 --> 00:17:19,600 あと釘も必要ですね。 228 00:17:19,600 --> 00:17:22,140 何する気なんだよ。 229 00:17:22,140 --> 00:17:25,040 ちょっとした実験です。 230 00:17:25,040 --> 00:17:29,050 (槌でたたく音) 231 00:17:29,050 --> 00:17:31,050 これでいいか。 232 00:17:31,050 --> 00:17:33,050 妙に手慣れてるなぁ。 233 00:17:33,050 --> 00:17:37,560 貧しい育ちなので ないものを作るのは得意です。 234 00:17:41,590 --> 00:17:44,100 それ 小麦粉だよな? 235 00:17:44,100 --> 00:17:46,600 はい 倉庫にあったものです。 236 00:17:50,030 --> 00:17:55,540 これでいいですか? それと お願いした火種は? 237 00:17:55,540 --> 00:17:59,010 こちらに。 ありがとうございます。 238 00:17:59,010 --> 00:18:02,010 (火打ち石を使う音) (息を吹く音) 239 00:18:02,010 --> 00:18:05,050 (火が付く音) 訳が分からん。 240 00:18:05,050 --> 00:18:09,120 準備できました 危ないので離れていてください。 241 00:18:09,120 --> 00:18:11,590 は… はい では…。 242 00:18:14,030 --> 00:18:16,030 李白さま 危ないですよ。 243 00:18:16,030 --> 00:18:18,060 何が危ないんだ? 244 00:18:18,060 --> 00:18:21,530 嬢ちゃんが何しようと 武官の俺が危ないものか。 245 00:18:21,530 --> 00:18:23,570 ハァ~ 分かりました。 246 00:18:23,570 --> 00:18:26,540 危険なので じゅうじゅう 気を付けてください。 247 00:18:26,540 --> 00:18:29,570 すぐに逃げてくださいね シュタタタ…。 248 00:18:29,570 --> 00:18:32,140 あ? 逃げるって何がだよ。 249 00:18:32,140 --> 00:18:34,050 (爆発音) (李白) うわぁ~! 250 00:18:34,050 --> 00:18:36,550 あぁ… あぁ…! 251 00:18:36,550 --> 00:18:38,050 消してくれ…! 252 00:18:41,550 --> 00:18:44,560 だから 言ったのに…。 253 00:18:44,560 --> 00:18:47,060 (李白のくしゃみ) 254 00:18:47,060 --> 00:18:51,130 それで 何がどうなって 爆発したって…? 255 00:18:51,130 --> 00:18:55,070 原因は これです。 (李白) 小麦粉? 256 00:18:55,070 --> 00:18:59,040 はい 小麦粉やソバといった粉は 燃えやすく➡ 257 00:18:59,040 --> 00:19:03,540 空中に舞うと 火が付くことがあるんです。 258 00:19:03,540 --> 00:19:06,040 火種は これかと。 259 00:19:06,040 --> 00:19:08,050 (李白) キセル? 260 00:19:08,050 --> 00:19:13,120 人目を盗んで 一服するため 中に入ると➡ 261 00:19:13,120 --> 00:19:17,050 外気が流れ込んで 粉が舞います。 262 00:19:17,050 --> 00:19:20,160 そこでキセルに火を付けると…。 263 00:19:20,160 --> 00:19:22,060 ⦅爆発音⦆ 264 00:19:22,060 --> 00:19:25,030 倉庫内に充満した小麦粉に 着火して➡ 265 00:19:25,030 --> 00:19:28,030 結果 爆発が起こります。 266 00:19:28,030 --> 00:19:31,100 倉庫番の方に 倉庫でのタバコは➡ 267 00:19:31,100 --> 00:19:34,140 おやめくださいと お伝え願えますか? 268 00:19:34,140 --> 00:19:36,540 んなこと よく知ってるな。 269 00:19:36,540 --> 00:19:39,040 以前 緑青館で 間借りしていた部屋を➡ 270 00:19:39,040 --> 00:19:41,050 吹っ飛ばしたことがありまして。 271 00:19:41,050 --> 00:19:43,710 お前…。 272 00:19:43,710 --> 00:19:47,050 ⦅この ばか娘がぁ~!⦆ ⦅あぁ~~!⦆ 273 00:19:47,050 --> 00:19:50,090 《あの時の婆は怖かった》 274 00:19:50,090 --> 00:19:54,160 (李白) しかし 粉が爆発とは不思議なもんだ。 275 00:19:54,160 --> 00:19:57,530 《世の中 不思議なことは ほとんどない》 276 00:19:57,530 --> 00:20:01,070 《不思議というなら それは知らないだけだ》 277 00:20:01,070 --> 00:20:03,030 (くしゃみ) 278 00:20:03,030 --> 00:20:05,570 風邪をひかぬよう 気を付けてください。 279 00:20:05,570 --> 00:20:09,540 ひいたら 花街の羅門の薬が よく効きますよ。 280 00:20:09,540 --> 00:20:11,040 おお。 281 00:20:11,040 --> 00:20:13,080 《おやじ 商売っ気がないからな》 282 00:20:13,080 --> 00:20:16,650 《ちょっとくらい 営業活動してあげないと》 283 00:20:16,650 --> 00:20:21,050 《白鈴小姐に会いに行く ついでにでも寄ってくれ》 284 00:20:21,050 --> 00:20:25,060 では 仕事に戻ります。 ああ。 285 00:20:27,560 --> 00:20:31,060 あっ これ持ってきちゃったな。 286 00:20:31,060 --> 00:20:35,570 キレイにして 新しい吸い口を 付ければ 元に戻るか? 287 00:20:35,570 --> 00:20:38,600 売れば それなりの金に なりそうだ。 288 00:20:38,600 --> 00:20:42,540 というか 倉庫番が持つには 立派過ぎる。 289 00:20:42,540 --> 00:20:46,080 もしかしたら大切なものかな…。 290 00:20:46,080 --> 00:20:49,550 磨いて返してやるか。 291 00:20:49,550 --> 00:20:51,580 (とっくりが割れた音) 292 00:20:51,580 --> 00:20:57,590 (男) ハァ ハァ ハァ… くそっ! 293 00:20:57,590 --> 00:21:01,060 俺だって… くそっ…。 294 00:21:06,530 --> 00:22:35,620 ♬~