1 00:00:00,000 --> 00:01:25,050 ♬~ 2 00:01:32,590 --> 00:01:35,590 (高順) それから 本日の予定ですが➡ 3 00:01:35,590 --> 00:01:38,600 午後に中祀が行われますので。 4 00:01:38,600 --> 00:01:40,600 (壬氏) ああ…。 5 00:01:46,610 --> 00:01:50,140 何をお考えかは 大体 想像がつきますが➡ 6 00:01:50,140 --> 00:01:53,710 仕事のこともお忘れなく。 7 00:01:53,710 --> 00:01:55,680 分かっている。 8 00:01:58,580 --> 00:02:01,120 (走る足音) 9 00:02:01,120 --> 00:02:04,090 (猫猫) 李白さま どうしました? 10 00:02:04,090 --> 00:02:06,090 (李白) 困ったことが起きた。 11 00:02:06,090 --> 00:02:08,560 困ったことですか? 12 00:02:08,560 --> 00:02:11,100 前に倉庫でボヤがあったろ。 13 00:02:11,100 --> 00:02:12,600 あぁ…。 14 00:02:12,600 --> 00:02:17,200 同じ日に 別の倉庫で 盗みがあったみたいなんだ。 15 00:02:17,200 --> 00:02:21,070 あの時の騒ぎに 乗じたとしか考えられない。 16 00:02:21,070 --> 00:02:25,580 火事場泥棒ですか 何が盗まれたんです? 17 00:02:25,580 --> 00:02:26,980 ん? 18 00:02:28,110 --> 00:02:31,080 《人目を避けた方がいい話題か》 19 00:02:31,080 --> 00:02:32,580 《チラっ…》 20 00:02:36,090 --> 00:02:40,660 祭具がなくなったんだよ しかも 一つじゃないらしい。 21 00:02:40,660 --> 00:02:43,100 そんな ずさんな管理だったんですか? 22 00:02:43,100 --> 00:02:46,600 いや 俺も分かんねえんだよ。 23 00:02:46,600 --> 00:02:49,600 ちょうど今 詳しい管理者がいなくてな。 24 00:02:49,600 --> 00:02:52,070 去年 亡くなったらしいんだよ。 25 00:02:52,070 --> 00:02:55,570 今の管理者は? 基本は把握しているのでしょう? 26 00:02:55,570 --> 00:03:00,110 それが ちょっと前に 食中毒になっちまったらしくて。 27 00:03:00,110 --> 00:03:02,180 食中毒? 28 00:03:02,180 --> 00:03:06,080 好物の海藻にあたったまんま 意識が戻んなくて➡ 29 00:03:06,080 --> 00:03:10,060 仕事に復帰できねえ状態だから 困っちまったよ。 30 00:03:10,060 --> 00:03:13,090 《どこかで聞いた話だ》 31 00:03:13,090 --> 00:03:17,560 それって もしかして 珍味好きの官吏の話ですか? 32 00:03:17,560 --> 00:03:19,600 何で知ってるんだ? 33 00:03:19,600 --> 00:03:21,600 いろいろありまして。 34 00:03:21,600 --> 00:03:24,640 《ボヤと同時に起きた窃盗》 35 00:03:24,640 --> 00:03:29,070 《倉庫の管理者は 同じ時期に食中毒で不在》 36 00:03:29,070 --> 00:03:32,080 《偶然にしては不可解だ》 37 00:03:32,080 --> 00:03:36,080 その 去年 亡くなった管理者は どのような方でしたか? 38 00:03:36,080 --> 00:03:37,580 う~ん…。 39 00:03:37,580 --> 00:03:41,090 堅物で有名なおっさんだったのは 覚えてるんだけど➡ 40 00:03:41,090 --> 00:03:43,090 名前が出てこねえ。 41 00:03:43,090 --> 00:03:47,160 甘党だったとか そういうのは 覚えてるんだけど…。 42 00:03:47,160 --> 00:03:50,600 もしかして 浩然さまではないでしょうか。 43 00:03:50,600 --> 00:03:52,600 (指を鳴らす音) あっ それだ それ! 44 00:03:52,600 --> 00:03:55,600 …って おい 何で お前 知ってんだよ。 45 00:03:55,600 --> 00:03:57,600 いろいろありまして。 46 00:03:57,600 --> 00:04:02,610 《以前 壬氏さまから聞いた 甘党の堅物高官➡ 47 00:04:02,610 --> 00:04:05,610 塩の過剰摂取で死んだ男だ》 48 00:04:05,610 --> 00:04:08,650 《これが全て 偶然の重なり?》 49 00:04:08,650 --> 00:04:13,220 《一つ一つは事故に見えるが もし 何かの目的のために➡ 50 00:04:13,220 --> 00:04:16,590 わざと引き起こされた ものだとしたら…》 51 00:04:16,590 --> 00:04:19,590 それで 私に何かご用ですか? 52 00:04:19,590 --> 00:04:21,090 それだ! 本題。 53 00:04:21,090 --> 00:04:24,600 嬢ちゃんから預かってた これなんだけどよ。 54 00:04:24,600 --> 00:04:27,100 あぁ ボヤの時の。 55 00:04:27,100 --> 00:04:31,100 返そうとしたら 持ち主に 突き返されちまってよ。 56 00:04:31,100 --> 00:04:32,600 要らないってさ。 57 00:04:32,600 --> 00:04:37,210 上等な品なので 大切なものかと思ったのですが。 58 00:04:37,210 --> 00:04:40,110 何か どっかの官女に もらったらしいんだ。 59 00:04:40,110 --> 00:04:42,110 官女にですか? 60 00:04:42,110 --> 00:04:44,120 変だと思わないか? 61 00:04:44,120 --> 00:04:48,090 何で倉庫番に わざわざ こんなもんをやるんだ。 62 00:04:49,620 --> 00:04:54,090 (李白) 何でも倉庫番のヤツ 暗い中 1人で歩いてた官女を➡ 63 00:04:54,090 --> 00:04:57,160 城外まで送っていってやった らしいんだよ。 64 00:04:57,160 --> 00:05:01,100 このキセルは そん時に礼でもらったんだと。 65 00:05:01,100 --> 00:05:03,600 こんな立派なものをもらったら➡ 66 00:05:03,600 --> 00:05:07,110 すぐに 使いたくなるかもしれませんね。 67 00:05:07,110 --> 00:05:10,080 《ボヤを起こして 警備が薄くなった隙に➡ 68 00:05:10,080 --> 00:05:12,110 別の倉庫に忍び込む》 69 00:05:12,110 --> 00:05:14,080 《初めから それを狙って➡ 70 00:05:14,080 --> 00:05:18,150 官女が倉庫番に キセルを渡したとしたら…》 71 00:05:18,150 --> 00:05:20,690 李白さま その官女って…。 72 00:05:20,690 --> 00:05:23,120 ああ 一応 詳しく聞いたんだが➡ 73 00:05:23,120 --> 00:05:27,590 襟巻きをして 顔が隠れていたらしい。 74 00:05:27,590 --> 00:05:30,100 もしかすると あらかじめ顔を➡ 75 00:05:30,100 --> 00:05:33,070 隠していたのかもしれませんね。 (李白) ああ。 76 00:05:33,070 --> 00:05:38,100 ただ 女にしては上背があって 何か薬のにおいがしたそうだ。 77 00:05:38,100 --> 00:05:39,640 あ…。 78 00:05:39,640 --> 00:05:43,210 身長からして お前じゃないのは 分かってるんだが➡ 79 00:05:43,210 --> 00:05:45,180 心当たりはないか? 80 00:05:46,610 --> 00:05:51,180 《薬のにおい 長身の官女…》 81 00:05:51,180 --> 00:05:55,090 (羅門)⦅臆測で 物を言っちゃいけないよ⦆ 82 00:05:55,090 --> 00:05:58,090 さっき挙げた事故や事件の他に➡ 83 00:05:58,090 --> 00:06:01,130 何か不可解なことは なかったでしょうか? 84 00:06:01,130 --> 00:06:04,660 う~ん そう言われてもなぁ。 85 00:06:04,660 --> 00:06:07,600 調べたら何かあるってわけか? 86 00:06:07,600 --> 00:06:10,140 何かあるかもしれません。 87 00:06:10,140 --> 00:06:12,640 何もないかもしれません。 88 00:06:12,640 --> 00:06:14,610 どっちだよ。 89 00:06:17,080 --> 00:06:20,580 偶然が2つ重なることは よくあります。 90 00:06:20,580 --> 00:06:24,150 3つ重なることもあるでしょう。 91 00:06:24,150 --> 00:06:27,690 そうした偶然が幾つも重なって➡ 92 00:06:27,690 --> 00:06:30,590 やがて必然になった時➡ 93 00:06:30,590 --> 00:06:34,090 ここに その長身の官女に 似た人物がいたら➡ 94 00:06:34,090 --> 00:06:36,090 どうでしょうか? 95 00:06:36,090 --> 00:06:37,600 あっ…。 96 00:06:37,600 --> 00:06:41,100 《これで翠苓という官女が 浮かび上がったところで➡ 97 00:06:41,100 --> 00:06:43,100 関係ない話だ》 98 00:06:43,100 --> 00:06:45,100 ハッハハハ…! なるほど! 99 00:06:45,100 --> 00:06:48,140 お前は見た目によらず賢いなぁ! 100 00:06:48,140 --> 00:06:49,710 フフフ…。 101 00:06:49,710 --> 00:06:52,610 李白さまは 見た目通り ばか力なので➡ 102 00:06:52,610 --> 00:06:55,080 もう少し手加減してください。 103 00:06:55,080 --> 00:06:58,120 ん? え? うっ! 104 00:06:58,120 --> 00:07:03,620 楽しそうだな…。 105 00:07:03,620 --> 00:07:06,630 別に楽しくありませんけど。 106 00:07:06,630 --> 00:07:09,090 では 俺は これで! 107 00:07:13,200 --> 00:07:16,100 あの武官とは 随分 仲が良いようだな。 108 00:07:16,100 --> 00:07:19,100 そうでしょうか? 気になることがあったので➡ 109 00:07:19,100 --> 00:07:23,110 私に 話を聞きに来ただけのようです。 110 00:07:23,110 --> 00:07:28,610 《今回の話 壬氏さまにも 関係がないとは言い切れない》 111 00:07:28,610 --> 00:07:30,120 ん? 112 00:07:30,120 --> 00:07:33,590 詳しくお話ししても よろしいでしょうか? 113 00:07:35,690 --> 00:07:39,590 妙な つながりがあったものだな。 はい。 114 00:07:39,590 --> 00:07:43,600 それで 何があると思う? 分かりません。 115 00:07:43,600 --> 00:07:47,600 一つの事件を確実にというより 幾つか罠を仕掛けて➡ 116 00:07:47,600 --> 00:07:51,600 どれかが成功すればよい という具合にもみえます。 117 00:07:51,600 --> 00:07:55,610 そうなると他にも 仕掛けてある可能性があると。 118 00:07:55,610 --> 00:07:58,180 断言はできませんが➡ 119 00:07:58,180 --> 00:08:02,750 どれも事件か事故か 判断のつかない案件ばかりです。 120 00:08:02,750 --> 00:08:07,250 まだ偶然が重なっただけの 可能性も捨て切れません。 121 00:08:09,590 --> 00:08:12,090 ん? 乗り気ではないのか? 122 00:08:12,090 --> 00:08:14,090 乗り気? 123 00:08:14,090 --> 00:08:16,600 ハァ~。 124 00:08:16,600 --> 00:08:21,100 私は単なる下女ですので 言われた仕事を行うだけです。 125 00:08:21,100 --> 00:08:23,600 ふ~ん。 126 00:08:23,600 --> 00:08:27,710 あっ… なら こういうのはどうだ? 127 00:08:27,710 --> 00:08:31,610 先日 交易商人の所を回った時➡ 128 00:08:31,610 --> 00:08:34,610 面白いものが出ていると聞いてな。 129 00:08:36,580 --> 00:08:39,120 こういう名だったんだが。 130 00:08:39,120 --> 00:08:40,090 ハッ! 131 00:08:40,090 --> 00:08:42,590 (少し早口で)《牛黄とは 薬の一種であり 牛の胆石》 132 00:08:42,590 --> 00:08:46,630 《1000いるうちの1頭しか ないとされる薬の最高級品‼》 133 00:08:46,630 --> 00:08:49,690 もしかして それをくれるというのか⁉ 134 00:08:49,690 --> 00:08:52,100 本当か⁉ ウソじゃないだろうな⁉ 135 00:08:52,100 --> 00:08:54,600 ハァ~ ハァ~ ハァ~…。 136 00:08:54,600 --> 00:08:56,600 要るか? 要ります‼ 137 00:08:56,600 --> 00:08:58,600 小猫。 138 00:08:58,600 --> 00:09:00,110 ハッ…。 139 00:09:05,140 --> 00:09:07,150 失礼しました。 140 00:09:07,150 --> 00:09:09,180 やる気になったようだな。 141 00:09:09,180 --> 00:09:11,580 本当に頂けるのでしょうか? 142 00:09:11,580 --> 00:09:14,590 仕事次第だ 情報は逐一やろう。 143 00:09:14,590 --> 00:09:17,090 分かりました。 144 00:09:17,090 --> 00:09:19,590 壬氏さまの思うままに! 145 00:09:19,590 --> 00:09:23,130 ということで 高順 手配を頼む。 146 00:09:23,130 --> 00:09:25,600 フフ~ン フ~フ…。 ハァ~。 147 00:09:27,530 --> 00:09:30,040 《これは先日の事件だ》 148 00:09:30,040 --> 00:09:34,070 《食中毒を起こした官は 礼部の者だったのか》 149 00:09:34,070 --> 00:09:35,540 《礼部とは 確か➡ 150 00:09:35,540 --> 00:09:40,050 教育や外交をつかさどる 部署だったはずだが…》 151 00:09:41,550 --> 00:09:45,080 《官女の試験勉強を 真面目にしていれば…》 152 00:09:45,080 --> 00:09:47,620 (文官) ここに置いておくぞ。 153 00:09:47,620 --> 00:09:50,160 ん? ありがとうございます。 154 00:09:50,160 --> 00:09:54,560 いや 何か分からないことがあれば いつでも聞いてくれ。 155 00:09:54,560 --> 00:09:57,060 あの これは どんな官職ですか? 156 00:09:57,060 --> 00:10:02,030 ん? あぁ これは 祭事をつかさどっているんだよ。 157 00:10:02,030 --> 00:10:04,540 祭事ですか。 158 00:10:06,040 --> 00:10:07,540 あ…。 159 00:10:07,540 --> 00:10:09,570 何か書き物はありますか? 160 00:10:09,570 --> 00:10:11,610 あっ ああ…。 161 00:10:11,610 --> 00:10:14,550 祭事 祭事…。 162 00:10:14,550 --> 00:10:19,050 《食中毒の官も 浩然さまも 祭事に関わる官吏だった》 163 00:10:19,050 --> 00:10:21,550 《そして あのキセル騒ぎが➡ 164 00:10:21,550 --> 00:10:25,060 より確実に祭具を 盗み出すためのものなら➡ 165 00:10:25,060 --> 00:10:28,560 偶然に見せかけられた これらの事件が重なり合う➡ 166 00:10:28,560 --> 00:10:31,600 必然が起こる場所があるはずだ》 167 00:10:31,600 --> 00:10:35,530 《ここまで手をかけて盗んだ 祭具が使われるとすれば➡ 168 00:10:35,530 --> 00:10:39,040 祭事でも それなりの規模…》 169 00:10:39,040 --> 00:10:41,040 《中祀以上だろう》 170 00:10:41,040 --> 00:10:45,540 《いつ行われるのか 全て調べた方がいいな》 171 00:10:45,540 --> 00:10:49,550 《そういえば壬氏さまも よく禊ぎをしていた…》 172 00:10:49,550 --> 00:10:51,580 祭事に興味があるなら➡ 173 00:10:51,580 --> 00:10:54,050 ここに いいものがあるぞ。 174 00:10:57,560 --> 00:11:00,560 これは祭事場の絵ですか? 175 00:11:00,560 --> 00:11:05,030 ああ 外廷の西の端にある 蒼穹檀っていってな➡ 176 00:11:05,030 --> 00:11:08,530 なかなか変わった造りだろう? 177 00:11:08,530 --> 00:11:12,570 天井に大きな柱を ぶら下げているんだ。 178 00:11:12,570 --> 00:11:17,140 中央の祭壇の上には ひれが垂れ下がっていて➡ 179 00:11:17,140 --> 00:11:22,050 毎回 柱を下ろして 祝いの言葉を足していくんだ。 180 00:11:22,050 --> 00:11:24,050 お詳しいのですね。 181 00:11:24,050 --> 00:11:27,550 ああ 恥ずかしながら 書庫に来る前は➡ 182 00:11:27,550 --> 00:11:30,560 礼部で もっと ちゃんとした仕事をしていたのさ。 183 00:11:30,560 --> 00:11:35,060 上に余計なこと言ったら こちらに飛ばされてしまってね。 184 00:11:35,060 --> 00:11:36,530 ハハハ。 185 00:11:36,530 --> 00:11:41,630 最初は 強度が心配だったんだが 問題ないみたいで安心したよ。 186 00:11:41,630 --> 00:11:43,670 何のことですか? 187 00:11:43,670 --> 00:11:47,040 (文官の声) こんなふうに 天井から柱をぶら下げるだろ。 188 00:11:47,040 --> 00:11:52,040 それが大きなものだから もし落ちたらと思うと心配で➡ 189 00:11:52,040 --> 00:11:54,050 強度について進言したら➡ 190 00:11:54,050 --> 00:11:58,050 こんな場所に 飛ばされてしまったんだ。 191 00:11:58,050 --> 00:12:01,050 《確かに恐ろしい話だ》 192 00:12:01,050 --> 00:12:04,090 《もし 柱を固定する金具が壊れて➡ 193 00:12:04,090 --> 00:12:08,160 天井から柱が落ちてきたら…》 194 00:12:08,160 --> 00:12:12,560 《一番危ないのは 真下にいる祭事を行う者》 195 00:12:12,560 --> 00:12:17,070 《やんごとなき方が犠牲になる》 196 00:12:17,070 --> 00:12:20,070 強度の問題… 強度…。 197 00:12:20,070 --> 00:12:24,080 《しかし 一体 どの祭具が盗まれたんだ?》 198 00:12:24,080 --> 00:12:29,610 《こんな重要な祭具がなくなれば 必ず作り直すはず…》 199 00:12:29,610 --> 00:12:32,150 《作り直す…》 200 00:12:32,150 --> 00:12:33,690 ハッ…。 201 00:12:33,690 --> 00:12:37,590 すみません この会場で次に祭事が 行われるのは いつですか? 202 00:12:37,590 --> 00:12:39,060 いつって…。 203 00:12:39,060 --> 00:12:42,060 あぁ ちょうど今日だな。 204 00:12:43,560 --> 00:12:47,070 ハァ ハァ ハァ…。 205 00:12:48,570 --> 00:12:50,600 ハァ ハァ ハァ…。 206 00:12:50,600 --> 00:12:52,640 《予想が正しければ➡ 207 00:12:52,640 --> 00:12:56,110 これは長い時間をかけて 練られた計画のはず》 208 00:12:57,540 --> 00:13:00,080 《一つ一つは確実じゃ ない》 209 00:13:00,080 --> 00:13:03,550 《でも 幾つも仕掛けることで どれかが重なり合う》 210 00:13:03,550 --> 00:13:06,550 《そして ようやく ここまで結び付いた》 211 00:13:09,090 --> 00:13:10,560 ハァ ハァ ハァ…。 212 00:13:10,560 --> 00:13:13,590 《あくまで予想だ 予想に過ぎない》 213 00:13:13,590 --> 00:13:17,660 《でも もし その予想が 的中していたとしたら…》 214 00:13:17,660 --> 00:13:20,060 ハァ ハァ ハァ…。 215 00:13:20,060 --> 00:13:21,530 あそこか! 216 00:13:26,040 --> 00:13:29,070 ハァ ハァ ハァ…。 217 00:13:29,070 --> 00:13:30,540 あっ! 218 00:13:30,540 --> 00:13:33,040 (武官1) おい! お前 何をしている? 219 00:13:33,040 --> 00:13:35,610 チッ… 通してください。 220 00:13:35,610 --> 00:13:38,150 ダメだ。 緊急事態です! 221 00:13:38,150 --> 00:13:43,520 お前のような下女が 祭事に口を出す気か? 222 00:13:43,520 --> 00:13:45,060 《もっともだ》 223 00:13:45,060 --> 00:13:48,560 《こちらは ただの下女で 何の権力も持たない》 224 00:13:48,560 --> 00:13:52,060 《でも 何か起こった後では遅い》 225 00:13:52,060 --> 00:13:56,070 《取り返しのつかないことは いつも そうだ》 226 00:13:56,070 --> 00:14:00,100 命の危険があります 祭事を取りやめてください。 227 00:14:00,100 --> 00:14:03,640 お前が決めることじゃ ない 言いたいことがあるなら➡ 228 00:14:03,640 --> 00:14:07,080 投書箱に文を入れるところから 始めるのだな。 229 00:14:07,080 --> 00:14:10,050 それでは間に合いません! ダメだ! 230 00:14:10,050 --> 00:14:14,090 あの祭壇には 致命的な欠陥が見つかりました。 231 00:14:14,090 --> 00:14:17,090 誰かが工作した可能性があります。 232 00:14:17,090 --> 00:14:21,560 ここで私を中に入れなければ 後悔することになりますよ。 233 00:14:21,560 --> 00:14:24,630 こうして 私が危険を説いているのに➡ 234 00:14:24,630 --> 00:14:27,130 それを拒んだのであれば…。 235 00:14:27,130 --> 00:14:30,540 あっ もしかして そういうことですか。 236 00:14:30,540 --> 00:14:34,040 なるほど あなたは私を邪魔して➡ 237 00:14:34,040 --> 00:14:37,040 事が起こるのを 待っているのですね。 238 00:14:37,040 --> 00:14:42,050 つまり 工作した輩と つながっているとか…。 239 00:14:42,050 --> 00:14:44,020 (打撃音) 240 00:14:46,050 --> 00:14:48,590 (どよめき) 241 00:14:48,590 --> 00:14:53,060 (武官1) ハァ ハァ ハァ…! 242 00:14:53,060 --> 00:14:59,530  耳鳴りがして音が聞こえない  あ… あぁ…。 243 00:14:59,530 --> 00:15:02,530 《気を失いそうだ…》 244 00:15:02,530 --> 00:15:05,540 《こんな小娘に あんな物言いをされたら➡ 245 00:15:05,540 --> 00:15:07,570 腹が立つだろう》 246 00:15:07,570 --> 00:15:11,640 《わざと そう仕向けたのだから 仕方ない…》 247 00:15:11,640 --> 00:15:14,080 《騒いでもダメか…》 248 00:15:14,080 --> 00:15:19,080 《こんな小さな騒ぎでは 祭事は止まらない》 249 00:15:19,080 --> 00:15:23,090 《大したことはない… まだ気を失うわけにはいかない》 250 00:15:23,090 --> 00:15:24,560 フン…。 251 00:15:26,590 --> 00:15:29,060 気は済みましたか? 252 00:15:31,100 --> 00:15:33,560 通してください。 253 00:15:35,670 --> 00:15:40,570 中に やんごとなき身の方が いらっしゃるのでしょう? 254 00:15:40,570 --> 00:15:45,080 何か起きたら飛ぶのは… あなた方の首ではありませんか。 255 00:15:45,080 --> 00:15:48,550 祭事を中断しろとは言いません。 256 00:15:48,550 --> 00:15:52,050 私を… 見逃してください。 257 00:15:52,050 --> 00:15:55,550 偶然 ネズミが入ったとでも言って。 258 00:15:55,550 --> 00:16:00,120 それなら 飛ぶのは 私の首だけで済むでしょう! 259 00:16:00,120 --> 00:16:04,060 お前のような小娘の言葉を 信じろというのか⁉ 260 00:16:04,060 --> 00:16:07,570 では 私の言葉なら どうだい? 261 00:16:07,570 --> 00:16:09,030 ハッ…。 262 00:16:09,030 --> 00:16:14,070 (足音) 263 00:16:14,070 --> 00:16:17,040 あっ…。 あ… あなたさまは…。 264 00:16:20,040 --> 00:16:23,650 (羅漢) それにしても 年若い娘を殴るとは➡ 265 00:16:23,650 --> 00:16:27,050 どういうことだろうね。 266 00:16:27,050 --> 00:16:30,050 ケガをしているじゃないか。 267 00:16:30,050 --> 00:16:32,560 ハァ ハァ ハァ…。 268 00:16:32,560 --> 00:16:35,560 ともかく その娘の言う通りにしてやる➡ 269 00:16:35,560 --> 00:16:40,570 …っていうのは どうだい? 私が責任を取るよ。 270 00:16:40,570 --> 00:16:43,100 《誰がいるのか見たくもない》 271 00:16:43,100 --> 00:16:46,170 《こんな 謀ったようなタイミングで…》 272 00:16:46,170 --> 00:16:49,570 《いや 今はそんなことを 気にしている場合じゃ ない》 273 00:16:49,570 --> 00:16:53,080 《声の主が誰かなんて どうでもいい》 274 00:16:53,080 --> 00:16:56,550 ハァ ハァ…。 (どよめき) 275 00:16:58,550 --> 00:17:00,050 ハァ ハァ…。 276 00:17:00,050 --> 00:17:04,090 《ひどい格好だろうな… 高順さまにでも頼んで➡ 277 00:17:04,090 --> 00:17:07,660 全て終わったら ゆっくり 湯あみをさせてもらおう》 278 00:17:07,660 --> 00:17:10,060 《その前に➡ 279 00:17:10,060 --> 00:17:13,560 首を はねられないようにしないと》 280 00:17:19,570 --> 00:17:23,040 (きしむ音) 281 00:17:27,080 --> 00:17:29,110 (金属音) 282 00:17:29,110 --> 00:17:30,620 ハッ! 283 00:17:32,550 --> 00:17:35,520 (きしむ音) 284 00:17:37,560 --> 00:17:39,560 (金属音) 285 00:17:41,060 --> 00:17:43,560 (衝撃音) 286 00:17:43,560 --> 00:17:45,530 (どよめき) 287 00:17:52,100 --> 00:17:56,070 あ… あぁ…。 288 00:17:56,070 --> 00:17:59,540 ハァ… 間に合った。 289 00:17:59,540 --> 00:18:01,050 うっ…。 290 00:18:06,580 --> 00:18:09,090 縫わなきゃ…。 291 00:18:09,090 --> 00:18:13,060 おい。 ん? 292 00:18:15,660 --> 00:18:19,560 何で… こんな状況になっている? 293 00:18:19,560 --> 00:18:21,570 壬氏さま…。 294 00:18:23,070 --> 00:18:27,570 牛黄を頂けますか? 295 00:18:27,570 --> 00:18:31,040 それどころじゃないだろ。 296 00:18:31,040 --> 00:18:36,610 どうしたんだ? その顔は…。 297 00:18:36,610 --> 00:18:43,050 《どうして壬氏さまが ここにいるんだろう…》 298 00:18:43,050 --> 00:18:48,060 《何で そんな顔をしているのだろう…》 299 00:18:48,060 --> 00:18:51,560 うっ…。 300 00:18:51,560 --> 00:18:56,570 すみません 先に脚を縫わせ…。 301 00:18:56,570 --> 00:18:59,100 お… おい! 302 00:18:59,100 --> 00:19:02,140 おい しっかりしろ! 303 00:19:02,140 --> 00:19:05,080 目を覚ませ… おい! 304 00:19:05,080 --> 00:19:07,580 おい しっかりするんだ! 305 00:19:07,580 --> 00:19:10,580 おい おい…。 306 00:19:15,050 --> 00:21:04,430 ♬~ 307 00:21:06,560 --> 00:22:35,520 ♬~