1 00:00:00,000 --> 00:01:25,050 ♬~ 2 00:01:34,090 --> 00:01:36,560 (猫猫) んっ…。 3 00:01:38,560 --> 00:01:41,570 ビャクダンの香。 4 00:01:41,570 --> 00:01:44,570 壬氏さまの寝室。 5 00:01:44,570 --> 00:01:47,570 なぜ こんな所に…。 6 00:01:50,110 --> 00:01:51,580 あ…。 7 00:01:54,150 --> 00:01:57,150 (水蓮) あら 目が覚めたのね。 8 00:01:58,580 --> 00:02:03,060 無理しちゃダメよ 15針も縫ったんだから。 9 00:02:03,060 --> 00:02:08,590 医局で寝かせるのも何だって 壬氏さまが連れてきたのよ。 10 00:02:08,590 --> 00:02:10,560 はい どうぞ。 11 00:02:10,560 --> 00:02:13,070 ありがとうございます。 12 00:02:15,600 --> 00:02:17,140 フフフ…。 13 00:02:17,140 --> 00:02:20,570 起きたところで悪いけど 着替えられる? 14 00:02:20,570 --> 00:02:23,580 皆さんを連れてくるわ。 15 00:02:23,580 --> 00:02:26,080 分かりました。 16 00:02:26,080 --> 00:02:28,080 (馬閃) 一体どういうことだ⁉ 17 00:02:28,080 --> 00:02:31,080 (高順) 馬閃。 チッ。 18 00:02:31,080 --> 00:02:35,050 《そりゃ 主人が危険にさらされればね》 19 00:02:35,050 --> 00:02:39,060 《だからとて 怒鳴られる筋合いはないのだが》 20 00:02:41,160 --> 00:02:43,100 不作法で すみません。 21 00:02:43,100 --> 00:02:45,060 (壬氏) 気にするな。 22 00:02:45,060 --> 00:02:48,570 それで どういう経緯で あの場所にやって来たのか➡ 23 00:02:48,570 --> 00:02:53,070 なぜ 柱が落ちるのが分かったのか 説明してもらおうか。 24 00:02:53,070 --> 00:02:57,610 フゥ… 分かりました。 25 00:02:57,610 --> 00:03:01,650 あれは 偶然が重なり合った事故です。 26 00:03:01,650 --> 00:03:06,080 しかし まるで意図的に偶然が 引き寄せられたようでした。 27 00:03:06,080 --> 00:03:10,620 そういう意味では 事故ではなく 事件といえるでしょう。 28 00:03:10,620 --> 00:03:12,090 1つ目の偶然は➡ 29 00:03:12,090 --> 00:03:17,100 去年 礼部の高官である 浩然さまが亡くなったことです。 30 00:03:19,600 --> 00:03:22,630 2つ目に 倉庫でボヤが起き➡ 31 00:03:22,630 --> 00:03:26,100 同時に 別の場所で 祭具が盗まれたこと。 32 00:03:28,710 --> 00:03:30,610 そして 3つ目は➡ 33 00:03:30,610 --> 00:03:35,080 ほぼ同時期に 祭具の管理者が 食中毒で倒れたことです。 34 00:03:38,580 --> 00:03:42,590 そのどれもが 誰かの思惑で起こされたと? 35 00:03:42,590 --> 00:03:44,620 恐らくは。 36 00:03:44,620 --> 00:03:48,190 さらに もう一つ 重要なことがあります。 37 00:03:48,190 --> 00:03:49,630 何だ? 38 00:03:49,630 --> 00:03:51,600 盗まれた祭具です。 39 00:03:51,600 --> 00:03:56,070 祭事では 祭壇の柱を 金属線でつり上げ➡ 40 00:03:56,070 --> 00:03:59,070 床の金具に固定していました。 41 00:03:59,070 --> 00:04:05,140 もし事故に見せかけるのであれば 要である金具を狙うでしょう。 42 00:04:05,140 --> 00:04:09,110 そんなものが盗まれたら 作り直さないわけがないだろう! 43 00:04:09,110 --> 00:04:12,080 当然 作り直したでしょうね。 44 00:04:12,080 --> 00:04:16,590 祭事にふさわしい 凝った装飾をすると考えられます。 45 00:04:16,590 --> 00:04:20,090 その職人に心当たりがありました。 あ…。 46 00:04:20,090 --> 00:04:22,590 亡くなった彫金職人か? 47 00:04:22,590 --> 00:04:25,160 はい 盗まれた金具は➡ 48 00:04:25,160 --> 00:04:29,600 彫金細工師によって 作り直されたのです。 49 00:04:29,600 --> 00:04:34,670 もし この金具が熱で壊れるように なっていたとしたら? 50 00:04:34,670 --> 00:04:36,680 ⦅金属音⦆ 51 00:04:38,080 --> 00:04:42,580 (馬閃) ばかか! 金属だぞ そんな程度の熱で… あ…。 52 00:04:45,080 --> 00:04:49,150 亡くなった彫金細工師の 秘伝の技術を使えば➡ 53 00:04:49,150 --> 00:04:52,660 火のそばにあるだけで 溶けてしまうのです。 54 00:04:54,590 --> 00:04:58,100 彫金細工師も この計画を立てた 一味ということか? 55 00:04:58,100 --> 00:05:01,070 いえ 恐らく何も知らず➡ 56 00:05:01,070 --> 00:05:05,100 依頼された通りに 金具を作ったのだと思います。 57 00:05:05,100 --> 00:05:09,110 これと同じものを あの特殊な金属で作ってくれ➡ 58 00:05:09,110 --> 00:05:11,140 …とでも頼まれて。 59 00:05:11,140 --> 00:05:16,110 しかし 祭事で事故が起きれば 職人も不審に思います。 60 00:05:16,110 --> 00:05:18,580 その前に消してしまえば➡ 61 00:05:18,580 --> 00:05:21,590 依頼人の名も 低温で溶ける金属の技術も➡ 62 00:05:21,590 --> 00:05:26,090 闇に葬られ とても都合が良かったでしょう。 63 00:05:26,090 --> 00:05:28,590 まさか 殺されたのか? 64 00:05:28,590 --> 00:05:31,130 それは分かりません…。 65 00:05:31,130 --> 00:05:35,700 ですが そう見せかけた事件の 可能性もあります。 66 00:05:35,700 --> 00:05:41,070 少なくとも 死んだ職人に 金具の制作を頼んだ人間は➡ 67 00:05:41,070 --> 00:05:44,580 その技術が何であるか知っていた。 68 00:05:44,580 --> 00:05:47,580 私が言えるのは ここまでです。 69 00:05:47,580 --> 00:05:49,580 分かった。 70 00:05:49,580 --> 00:05:54,590 《それにしても まさか あの場に壬氏さまがいるとは》 71 00:05:54,590 --> 00:05:59,160 《あのまま 祭事が続いていたら…》 72 00:05:59,160 --> 00:06:02,190 《何者なんだよ こいつ》 73 00:06:02,190 --> 00:06:08,170 《こんな大がかりな事件で 命を狙われるに値する人物…》 74 00:06:09,600 --> 00:06:12,570 《知ったところで面倒なだけだ》 75 00:06:18,580 --> 00:06:21,580 《もう私には関係ない》 76 00:06:28,190 --> 00:06:30,590 (ノック) 77 00:06:30,590 --> 00:06:33,590 (水蓮) ⚟小猫⚞ はい。 78 00:06:33,590 --> 00:06:36,560 (扉が開く音) お客さまよ。 79 00:06:39,100 --> 00:06:43,070 (李白) 例の事件 翠苓という 官女が関係していたんだが…。 80 00:06:43,070 --> 00:06:45,570 《やはり翠苓か》 81 00:06:45,570 --> 00:06:47,570 死体で見つかったよ。 82 00:06:48,610 --> 00:06:50,210 え? 83 00:06:50,210 --> 00:06:52,140 ⦅扉が勢いよく開く音⦆ 84 00:06:52,140 --> 00:06:54,580 (李白) 刑部が部屋に乗り込んだ時には➡ 85 00:06:54,580 --> 00:06:57,580 毒をあおって倒れていたらしい。 86 00:06:57,580 --> 00:07:02,090 医官による検視も済んで 死亡も確認された。 87 00:07:02,090 --> 00:07:04,060 どうなるのですか? 88 00:07:04,060 --> 00:07:08,060 あしたには棺に入れたまま 火刑に処されるんじゃないか? 89 00:07:08,060 --> 00:07:10,600 他の関係者は? 90 00:07:10,600 --> 00:07:13,600 他にはいない 翠苓1人だけだ。 91 00:07:15,170 --> 00:07:19,100 《あれほど こまごまとしたことを 全部1人で?》 92 00:07:19,100 --> 00:07:23,070 とにかく一件落着だな それじゃ。 93 00:07:25,580 --> 00:07:28,550 《毒をあおって死んだ?》 94 00:07:28,550 --> 00:07:31,080 《本当に これで終わりなのか?》 95 00:07:31,080 --> 00:07:33,590 《いや それ以前に➡ 96 00:07:33,590 --> 00:07:37,660 翠苓は 自殺するような女だろうか?》 97 00:07:37,660 --> 00:07:40,560 《無気力な顔 投げやりな態度は➡ 98 00:07:40,560 --> 00:07:44,100 先がないと 分かっていたからか?》 99 00:07:44,100 --> 00:07:48,170 《でも あの時の試すような口ぶり…》 100 00:07:48,170 --> 00:07:51,170 (翠苓) ⦅ここにアサガオを植えるわ⦆ 101 00:07:56,070 --> 00:07:58,540 蘇りの薬。 102 00:08:01,150 --> 00:08:02,680 (扉を開ける音) 103 00:08:02,680 --> 00:08:04,050 ハァ ハァ ハァ…。 104 00:08:04,050 --> 00:08:07,090 《臆測じゃダメだ 断言できない》 105 00:08:07,090 --> 00:08:09,550 (扉を開ける音) 壬氏さま! ハァ ハァ…。 106 00:08:09,550 --> 00:08:11,560 お願いしたいことがあります! ハァ…。 107 00:08:11,560 --> 00:08:13,590 ん… 何だ? 108 00:08:13,590 --> 00:08:16,600 うっ あぁ…。 109 00:08:16,600 --> 00:08:20,630 翠苓を検視した医官と お話がしたいのです。 110 00:08:20,630 --> 00:08:22,670 死体置き場で。 111 00:08:22,670 --> 00:08:25,200 お前は何を笑って…。 え? 112 00:08:25,200 --> 00:08:27,570 《好奇心に負けた》 113 00:08:34,080 --> 00:08:37,550 何も壬氏さままで 中に入らなくても…。 114 00:08:37,550 --> 00:08:40,550 薬屋が入るなら 俺も行く。 115 00:08:40,550 --> 00:08:43,590 ハァ… 分かりました。 116 00:08:43,590 --> 00:08:45,060 ハハハ…。 117 00:08:50,600 --> 00:08:53,130 小猫 こちらへ。 118 00:08:53,130 --> 00:08:55,570 ありがとうございます。 119 00:08:55,570 --> 00:08:58,570 お待たせして申し訳ありません。 120 00:08:58,570 --> 00:09:02,070 《やはり この医官が検視を…》 121 00:09:02,070 --> 00:09:05,080 《親しげに話していた官女が 死んで➡ 122 00:09:05,080 --> 00:09:09,550 なおかつ 罪人扱いされたのだから やつれもするだろう》 123 00:09:09,550 --> 00:09:12,620 《でも それだけだろうか?》 124 00:09:12,620 --> 00:09:16,150 単刀直入に聞きます 官女が飲んだ毒に➡ 125 00:09:16,150 --> 00:09:19,060 曼荼羅華が 使われていませんでしたか? 126 00:09:19,060 --> 00:09:21,060 それは…。 127 00:09:21,060 --> 00:09:24,060 うまやの上の小高い丘➡ 128 00:09:24,060 --> 00:09:28,070 あそこに曼荼羅華を 植えたのではありませんか? 129 00:09:28,070 --> 00:09:30,070 毒性は強いですが➡ 130 00:09:30,070 --> 00:09:33,070 適量なら麻酔薬として作用します。 131 00:09:33,070 --> 00:09:37,180 医局に それがないとは思えません。 132 00:09:37,180 --> 00:09:42,080 《曼荼羅華は 白いアサガオの花に似ている》 133 00:09:42,080 --> 00:09:44,120 断言はできない…。 134 00:09:44,120 --> 00:09:49,090 症状からみて その可能性は高いが 特定はできない。 135 00:09:49,090 --> 00:09:52,560 では実際に確かめてみましょう。 136 00:10:01,130 --> 00:10:02,670 フンっ フッ! 137 00:10:02,670 --> 00:10:04,700 ん~…。 138 00:10:04,700 --> 00:10:07,110 な… 何をする? 139 00:10:07,110 --> 00:10:09,110 黙って見ててください! 140 00:10:09,110 --> 00:10:12,610 や… やめろ! (棺のふたが開いた音) 141 00:10:12,610 --> 00:10:15,080 ハァ… 開きました。 142 00:10:18,080 --> 00:10:19,580 あっ…。 143 00:10:19,580 --> 00:10:23,590 翠苓じゃ ない? 144 00:10:23,590 --> 00:10:26,630 そんな…。 145 00:10:26,630 --> 00:10:30,600 確かに… 確かに翠苓だったんだ。 146 00:10:30,600 --> 00:10:33,100 本当に翠苓でしたか? 147 00:10:33,100 --> 00:10:37,070 私が翠苓を見間違えるわけがない。 148 00:10:38,570 --> 00:10:42,040 (医官の声) 脈も心の臓も動いていなかった。 149 00:10:42,040 --> 00:10:44,610 キレイなもんだったよ。 150 00:10:44,610 --> 00:10:48,180 つまり いいように利用されたんですね。 151 00:10:48,180 --> 00:10:51,080 毒の正体を解明するために➡ 152 00:10:51,080 --> 00:10:54,590 死体を切り刻もうとは 考えもしなかった。 153 00:10:54,590 --> 00:10:57,090 翠苓も それを見越していた。 154 00:10:57,090 --> 00:10:58,590 お前‼ 155 00:10:58,590 --> 00:11:02,590 翠苓が使ったのは 曼荼羅華だけではありません。 156 00:11:02,590 --> 00:11:08,600 医局の薬の在庫数を調べれば 何を使ったか分かると思います。 157 00:11:08,600 --> 00:11:10,670 《この医官を責めるとすれば➡ 158 00:11:10,670 --> 00:11:14,070 薬の管理が 不十分だったことだろうか》 159 00:11:14,070 --> 00:11:16,570 どういうことだ? ん? 160 00:11:16,570 --> 00:11:19,080 遺体が違うというのは。 161 00:11:19,080 --> 00:11:23,080 棺桶を燃やすにしても 中身が空だと怪しまれます。 162 00:11:23,080 --> 00:11:27,090 新しい棺の中に 代わりの死体を入れて持ち込み➡ 163 00:11:27,090 --> 00:11:29,050 すり替えたのでしょう。 164 00:11:29,050 --> 00:11:33,630 だが 翠苓の遺体はどうなる? 持ち出すにしても目立つだろう。 165 00:11:33,630 --> 00:11:36,060 持ち出す必要はありません。 166 00:11:36,060 --> 00:11:38,060 どういうことだ? 167 00:11:45,070 --> 00:11:48,610 自分で歩いて帰ったのですから。 なっ…。 168 00:11:48,610 --> 00:11:51,110 え? 死んでいたのではないのか? 169 00:11:51,110 --> 00:11:54,610 人を死んだように 見せる薬があります。 170 00:11:54,610 --> 00:11:56,150 ご存じですか? 171 00:11:56,150 --> 00:12:00,090 聞いたことはあるが そんなのは幻想だ。 172 00:12:00,090 --> 00:12:01,590 どんなものだ? 173 00:12:01,590 --> 00:12:04,090 遠い異国にあるという その薬は➡ 174 00:12:04,090 --> 00:12:09,090 人を一度殺し しばらくの後 蘇らせるそうです。 175 00:12:09,090 --> 00:12:11,600 詳しくは分かりませんが➡ 176 00:12:11,600 --> 00:12:15,570 材料に曼荼羅華と フグを使うと聞きました。 177 00:12:18,170 --> 00:12:19,170 ん…。 178 00:12:19,170 --> 00:12:20,610 小猫? 179 00:12:20,610 --> 00:12:24,610 高順さま 空の棺桶を 調べていただけますか? 180 00:12:24,610 --> 00:12:26,080 はい。 181 00:12:32,080 --> 00:12:35,590 あっ 釘の跡です。 182 00:12:35,590 --> 00:12:39,660 恐らく死んだ翠苓が 入っていたのでしょう。 183 00:12:39,660 --> 00:12:44,100 そして 助けに来た者が 棺桶を開ける頃に➡ 184 00:12:44,100 --> 00:12:46,600 息を吹き返した。 185 00:12:46,600 --> 00:12:49,600 別の死体が入った棺桶を 代わりに置き➡ 186 00:12:49,600 --> 00:12:53,570 業者の格好に変装して出ていった。 187 00:12:55,570 --> 00:12:59,110 そんな確証のない方法を 取ったというのか? 188 00:12:59,110 --> 00:13:02,150 どのみち 見つかれば 死罪になるのでしょう? 189 00:13:02,150 --> 00:13:04,680 私なら喜んで賭けますよ。 190 00:13:04,680 --> 00:13:07,590 いや お前の場合 違うだろ。 191 00:13:07,590 --> 00:13:10,090 ここに遺体がないということは➡ 192 00:13:10,090 --> 00:13:12,590 翠苓は 賭けに勝ったということです。 193 00:13:12,590 --> 00:13:17,600 代わりの死体が燃やされた後なら 完全勝利だったはずですが…。 194 00:13:17,600 --> 00:13:21,100 ヒヒ…。 《そんなまねは させない》 195 00:13:21,100 --> 00:13:25,670 ヒヒヒ… 生きていたら会いたいですね。 196 00:13:25,670 --> 00:13:27,740 《捕まえるためじゃ ない》 197 00:13:27,740 --> 00:13:31,080 《数々の事件を 事故に見せかけた知識➡ 198 00:13:31,080 --> 00:13:33,580 それをやってのける度胸》 199 00:13:33,580 --> 00:13:37,080 《何より自分の命を 賭けの代償にしてまで➡ 200 00:13:37,080 --> 00:13:40,050 皆をだまそうとした したたかさ》 201 00:13:42,090 --> 00:13:44,590 《こんな人物が さっさと くたばっては➡ 202 00:13:44,590 --> 00:13:46,560 面白くないだろう!》 203 00:13:46,560 --> 00:13:48,590 ハハハ…。 204 00:13:48,590 --> 00:13:53,060 《蘇りの妙薬! 絶対に作り方を教えてもらう‼》 205 00:13:53,060 --> 00:13:57,070 ハハハ… アハハハ…! 206 00:13:57,070 --> 00:14:01,070 アハ… あっ すみません。 207 00:14:01,070 --> 00:14:03,070 ん… 何だ? 208 00:14:03,070 --> 00:14:08,080 脚を縫ってもらえませんか? 傷口が開いたようなので。 209 00:14:08,080 --> 00:14:10,550 それを早く言え! 210 00:14:16,190 --> 00:14:18,160 (侍女) 楼蘭さま。 211 00:14:34,070 --> 00:14:39,080 《結局 翠苓のことは 秘密裏に終わらせた》 212 00:14:39,080 --> 00:14:44,050 《翠苓という官女についても あいまいな点が多い》 213 00:14:44,050 --> 00:14:48,590 《医官によると 彼の師が 彼女の後見人だったという》 214 00:14:48,590 --> 00:14:54,060 《数年前 彼女の才能を見抜き 養女に迎えたらしいが➡ 215 00:14:54,060 --> 00:14:57,060 それ以前のことは よく分からないという》 216 00:14:57,060 --> 00:15:00,060 長丁場になりそうだな。 217 00:15:00,060 --> 00:15:02,570 (足音) 218 00:15:02,570 --> 00:15:05,040 小猫を送り届けてきました。 219 00:15:05,040 --> 00:15:07,040 いつも悪いな。 220 00:15:07,040 --> 00:15:11,110 また傷口が開くようなことを されてはいけませんから。 221 00:15:11,110 --> 00:15:13,140 ああ。 222 00:15:13,140 --> 00:15:16,550 《しかし 心配なのはケガだけではない》 223 00:15:16,550 --> 00:15:19,550 《変人こと 羅漢のこともある》 224 00:15:21,590 --> 00:15:24,560 《父親であることは 確かなようだが➡ 225 00:15:24,560 --> 00:15:28,030 薬屋の態度を見る限り 事情があるのだろう》 226 00:15:31,060 --> 00:15:33,100 明日は後宮だな? 227 00:15:33,100 --> 00:15:35,070 はい。 228 00:15:37,670 --> 00:15:41,070 問題ないかと いつもと同じです。 229 00:15:41,070 --> 00:15:44,040 すなわち 微妙な味だと。 230 00:15:47,550 --> 00:15:50,050 嫌なら 飲まなくても よろしいのに。 231 00:15:50,050 --> 00:15:53,050 一応のけじめだ 宦官としてのな。 232 00:15:53,050 --> 00:15:57,590 鼻をつまむのは人前では やらない方がよろしいかと。 233 00:15:57,590 --> 00:16:00,120 随分 幼く見えます。 234 00:16:00,120 --> 00:16:02,160 分かっている。 235 00:16:02,160 --> 00:16:07,070 《洗練された所作 天女の笑み ハチミツの声》 236 00:16:07,070 --> 00:16:11,570 《後宮が現帝のものになった 5年前に宦官となった➡ 237 00:16:11,570 --> 00:16:16,070 よわい二十四の男 それが壬氏なのだ》 238 00:16:16,070 --> 00:16:19,080 《壬氏の仮面をかぶると 決めてから➡ 239 00:16:19,080 --> 00:16:23,610 こうして毎日 男でなくす薬を飲み続けている》 240 00:16:23,610 --> 00:16:26,650 そのうち 本当に不能になりますよ。 241 00:16:26,650 --> 00:16:28,050 ブ~! 242 00:16:28,050 --> 00:16:31,090 (せき込み) お前だって同じだろ! 243 00:16:31,090 --> 00:16:33,560 子は もう成人していますし➡ 244 00:16:33,560 --> 00:16:37,060 先日 孫が もう1人 生まれました。 245 00:16:37,060 --> 00:16:41,070 孫って 上の息子の方か? はい。 246 00:16:41,070 --> 00:16:45,140 末の息子も そろそろ 嫁をもらってもいいのですが…。 247 00:16:45,140 --> 00:16:49,070 末子って馬閃だろ? まだ十九じゃないか。 248 00:16:49,070 --> 00:16:54,550 ええ あなたさまと同じ十九です。 249 00:16:54,550 --> 00:16:59,050 宦官 壬氏は二十四だが? ハァ…。 250 00:16:59,050 --> 00:17:02,050 さっさと お手つきをつくって➡ 251 00:17:02,050 --> 00:17:05,620 こんな仕事 終わらせろとでも 言いたげだな。 252 00:17:05,620 --> 00:17:08,660 早く孫を抱かせてください。 253 00:17:08,660 --> 00:17:10,630 努力する。 254 00:17:23,540 --> 00:17:26,540 (楼蘭妃) ごきげんよう 壬氏さま。 255 00:17:26,540 --> 00:17:29,550 今日もまたステキな衣装ですね。 256 00:17:29,550 --> 00:17:32,550 ありがとうございます。 257 00:17:32,550 --> 00:17:36,050 《主上は 楼蘭妃の元に通ってはいるが➡ 258 00:17:36,050 --> 00:17:38,590 あまり食指が動かないという》 259 00:17:38,590 --> 00:17:44,160 《楼蘭妃は かなりのシャレ者で 髪も化粧もコロコロ変わる》 260 00:17:44,160 --> 00:17:47,070 《訪れるたびに 妃が誰か 分からなくなり➡ 261 00:17:47,070 --> 00:17:49,070 混乱するそうだ》 262 00:17:49,070 --> 00:17:53,070 《それでも10日に一度は 通うことにしているらしい》 263 00:17:53,070 --> 00:17:55,570 《楼蘭妃の父親が➡ 264 00:17:55,570 --> 00:17:58,580 先の皇太后に 気に入られた重臣であり➡ 265 00:17:58,580 --> 00:18:01,550 下手に扱うわけには いかないからだ》 266 00:18:03,080 --> 00:18:06,650 《乗り気でないといえば 里樹妃も同じだ》 267 00:18:06,650 --> 00:18:11,060 《先の帝の幼児趣味を 嫌悪している今の皇帝は➡ 268 00:18:11,060 --> 00:18:14,060 里樹妃に 手を出すつもりはなさそうだ》 269 00:18:14,060 --> 00:18:17,560 《少女の頃に 今の皇帝を産んだ皇太后は➡ 270 00:18:17,560 --> 00:18:22,070 その十数年後 もう1人 子を産んでいる》 271 00:18:22,070 --> 00:18:26,570 《その際 医官は 皇太后に付きっきりになり➡ 272 00:18:26,570 --> 00:18:30,640 何事もなく 無事に出産を終えた》 273 00:18:30,640 --> 00:18:33,540 《だが 阿多妃の出産は➡ 274 00:18:33,540 --> 00:18:37,080 皇太后の出産と重なったために ないがしろにされ➡ 275 00:18:37,080 --> 00:18:40,120 結果 阿多妃は子宮を失い➡ 276 00:18:40,120 --> 00:18:45,060 今の皇帝の初めての皇子も 間もなく亡くなった》 277 00:18:45,060 --> 00:18:49,060 《もし その時の子が 今 生きていれば…》 278 00:18:51,130 --> 00:18:53,100 《くだらぬ妄想だ》 279 00:18:56,070 --> 00:19:01,070 《さっさと次の東宮を こしらえてしまえばいい》 280 00:19:01,070 --> 00:19:04,080 (玉葉妃) あぁ 来たのね…。 281 00:19:04,080 --> 00:19:06,580 随分とお疲れのようですが…。 282 00:19:06,580 --> 00:19:10,080 (紅娘) はいはい あなたたちは お仕事に戻って。 283 00:19:10,080 --> 00:19:13,120 (侍女たち) は… はい。 284 00:19:13,120 --> 00:19:15,090 実は…。 285 00:19:18,160 --> 00:19:20,020 後宮ですか? 286 00:19:20,020 --> 00:19:24,030 ああ 玉葉妃の 月の道が途絶えているらしい。 287 00:19:24,030 --> 00:19:29,030 《月の道 すなわち 妊娠の可能性があると…》 288 00:19:29,030 --> 00:19:31,040 いつからでしょうか? 289 00:19:31,040 --> 00:19:34,040 今日からでも行けるか? はい。 290 00:19:34,040 --> 00:19:36,040 頼んだぞ。 291 00:19:37,580 --> 00:19:39,610 《むしろ 都合がいい》 292 00:19:39,610 --> 00:19:42,550 《後宮内は男子禁制》 293 00:19:42,550 --> 00:19:47,550 《名前も聞きたくないあれと 顔を合わせることはないだろう》 294 00:19:47,550 --> 00:19:51,020 《もしかして 気を使ってくれたのだろうか?》 295 00:19:51,020 --> 00:19:54,560 《どちらにせよ また毒見役》 ヒヒ~。 296 00:19:54,560 --> 00:19:56,530 (水蓮) あら 機嫌がいいのね。 297 00:19:56,530 --> 00:19:59,100 え? いえ そんなことは…。 298 00:19:59,100 --> 00:20:01,130 フフっ 残念ねぇ。 299 00:20:01,130 --> 00:20:05,040 せっかく鍛えがいがある子が 入ってきたと思ったのに。 300 00:20:05,040 --> 00:20:06,540 ねぇ? 301 00:20:09,540 --> 00:20:14,050 《久しぶりの後宮生活は 以前と変わらず➡ 302 00:20:14,050 --> 00:20:17,050 毒見の毎日を過ごしている》 303 00:20:17,050 --> 00:20:19,050 問題ありません。 304 00:20:19,050 --> 00:20:22,590 《月経が来ていないこと以外 これといった確証はない》 305 00:20:22,590 --> 00:20:26,660 (鈴麗公主) ハハっ ハハ…。 306 00:20:26,660 --> 00:20:29,060 《阿多妃の件でも思ったが➡ 307 00:20:29,060 --> 00:20:32,530 ただの好色おやじじゃ ないのかもしれない》 308 00:20:36,030 --> 00:20:40,040 《相談役としても心強かった 阿多妃が去り➡ 309 00:20:40,040 --> 00:20:42,540 代わりに入内してきたのは➡ 310 00:20:42,540 --> 00:20:46,610 宮廷にすら影響を与えかねない 変わり者の娘》 311 00:20:46,610 --> 00:20:48,650 《むげにもできず➡ 312 00:20:48,650 --> 00:20:51,550 だからといって 子ができても厄介》 313 00:20:51,550 --> 00:20:54,520 《頭の痛い話だろうな》 314 00:20:54,520 --> 00:20:57,050 (禿B) ねぇねぇ 聞いた? 315 00:20:57,050 --> 00:20:59,520 (禿A) えっ 三姫の1人が? 316 00:20:59,520 --> 00:21:02,060 そう 身請けされるんだって。 317 00:21:02,060 --> 00:21:05,530 身請け…? 318 00:21:06,560 --> 00:22:35,520 ♬~