1 00:00:00,000 --> 00:01:25,080 ♬~ 2 00:01:37,060 --> 00:01:39,570 (武官) どうした 李白 集中しろ! 3 00:01:39,570 --> 00:01:42,030 (李白) あぁ すまん…。 4 00:01:43,540 --> 00:01:45,570 (やぶ医者) 掃除⁉ 5 00:01:45,570 --> 00:01:49,110 わざわざ嬢ちゃんがやらなくても 他に頼めば…。 6 00:01:49,110 --> 00:01:52,640 (猫猫) 他に頼んで もし薬をすり替えられたら➡ 7 00:01:52,640 --> 00:01:55,050 どうしましょうか? (やぶ医者) うっ…。 8 00:01:55,050 --> 00:01:59,550 宮廷の医局では 薬の管理が不十分だったことで➡ 9 00:01:59,550 --> 00:02:03,060 減給の罰を受けた医官も いるそうですよ? 10 00:02:03,060 --> 00:02:04,190 ヒッ! 11 00:02:04,190 --> 00:02:06,060 ⦅ニャ~⦆ ⦅ヒィ~⦆ 12 00:02:06,060 --> 00:02:09,600 湿気が多くなる前に キレイにしてやらないと➡ 13 00:02:09,600 --> 00:02:11,630 後の祭りですよ。 14 00:02:11,630 --> 00:02:13,630 はい…。 15 00:02:13,630 --> 00:02:20,540 ♬~ 16 00:02:20,540 --> 00:02:24,040 フゥ~ やっと一段落。 17 00:02:24,040 --> 00:02:28,050 やっぱ疲れた時は甘いものだね。 18 00:02:28,050 --> 00:02:31,050 《このおっさん ぼんぼんだよなぁ》 19 00:02:31,050 --> 00:02:35,020 《この季節には手に入らない サツマイモもそうだが➡ 20 00:02:35,020 --> 00:02:38,090 当たり前のように紙を皿に…》 21 00:02:38,090 --> 00:02:39,630 ん? 22 00:02:39,630 --> 00:02:41,560 いい紙 使ってますね。 23 00:02:41,560 --> 00:02:43,560 おっ 分かるかい? 24 00:02:43,560 --> 00:02:47,570 うちの実家が村をまとめて 作っているんだ。 25 00:02:47,570 --> 00:02:50,570 宮廷に納めている御用達なんだよ。 26 00:02:50,570 --> 00:02:54,070 すごいだろう? すごいですね。 27 00:02:54,070 --> 00:02:57,580 《知り合い価格で 安くしてもらえないだろうか》 28 00:02:57,580 --> 00:03:02,050 昔は作れば作るほど もうけられたんだ。 29 00:03:04,050 --> 00:03:07,020 他国にも どんどん輸出して➡ 30 00:03:07,020 --> 00:03:12,060 子供の頃は 好きなお菓子を 何でも買ってもらえたなぁ。 31 00:03:12,060 --> 00:03:17,060 でも 先帝の母君が 木の伐採を禁じてからは➡ 32 00:03:17,060 --> 00:03:20,070 うまくいかなくなってしまってね。 33 00:03:20,070 --> 00:03:24,100 違う素材で作り始めたら 貿易もダメになって➡ 34 00:03:24,100 --> 00:03:27,540 私たち家族は責められたものだよ。 35 00:03:27,540 --> 00:03:32,010 先立つものがなくて 姉さんが後宮に行っちゃって。 36 00:03:32,010 --> 00:03:37,050 妹まで行くなんて言うから 代わりに私がここへ来たんだ。 37 00:03:37,050 --> 00:03:41,550 なり手が少ない宦官の方が 高く売れたんだよ。 38 00:03:41,550 --> 00:03:45,120 結局 姉さんとは 会えずじまいだけどね。 39 00:03:45,120 --> 00:03:49,060 《ふ~ん 思ったより苦労してんだなぁ》 40 00:03:49,060 --> 00:03:52,660 あぁ あぁ…。 41 00:03:52,660 --> 00:03:54,070 (白鈴)⦅ウフっ⦆ 42 00:03:54,070 --> 00:03:56,070 うあ~~‼ 43 00:03:57,570 --> 00:03:59,540 ハァ…。 44 00:03:59,540 --> 00:04:02,110 失礼します 掃除の続きを…。 45 00:04:02,110 --> 00:04:04,180 あぁ 嬢ちゃんか。 46 00:04:04,180 --> 00:04:05,640 ん? 47 00:04:07,110 --> 00:04:13,050 妹から手紙で うちの紙が御用達で なくなるかもしれないって。 48 00:04:13,050 --> 00:04:17,560 《これは確かに 宮廷に卸せる質じゃないな》 49 00:04:17,560 --> 00:04:20,090 《御用達って 付くと付かないとでは➡ 50 00:04:20,090 --> 00:04:22,660 売り上げが大きく変わる》 51 00:04:22,660 --> 00:04:26,060 どうしてなんだろう? せっかく もっと たくさん紙を➡ 52 00:04:26,060 --> 00:04:29,030 作れるようになるって 言っていたのに。 53 00:04:29,030 --> 00:04:33,540 たくさん作るというと 手間を省いたということですか? 54 00:04:33,540 --> 00:04:35,540 そんなことするわけないよ。 55 00:04:35,540 --> 00:04:39,040 力仕事を 牛に任せるようになったんだ。 56 00:04:39,040 --> 00:04:43,080 材料も工程も 昔から変えてないのに…。 57 00:04:43,080 --> 00:04:46,520 《これでは 掃除どころじゃないな》 58 00:04:46,520 --> 00:04:50,020 《そこらの店に出回っている 粗悪品と違い➡ 59 00:04:50,020 --> 00:04:54,030 不純物もなく 繊維も均等に砕かれていて➡ 60 00:04:54,030 --> 00:04:56,030 厚みにムラがない》 61 00:04:56,030 --> 00:04:59,030 《問題は表面の けば立ちと…》 62 00:04:59,030 --> 00:05:02,070 《あっ 強度か》 63 00:05:02,070 --> 00:05:04,600 昔ながらの工程とは? 64 00:05:04,600 --> 00:05:07,140 普通の紙作りと一緒だよ。 65 00:05:07,140 --> 00:05:12,040 ただ うちは材料を砕く方法と 糊作りに こだわってて…。 66 00:05:12,040 --> 00:05:14,550 あっ それは言えないよ? 67 00:05:14,550 --> 00:05:17,550 《こういうのは ベラベラ話さないんだな》 68 00:05:17,550 --> 00:05:20,550 水なんかも こだわっているんですか? 69 00:05:20,550 --> 00:05:26,060 ああ 糊が適度に固まるように 湧き水をくみ置いているよ。 70 00:05:26,060 --> 00:05:29,090 湿度を調整するためだけど➡ 71 00:05:29,090 --> 00:05:31,660 これ以上は秘密だよ。 72 00:05:31,660 --> 00:05:37,040 《牛 そして くみ置いた湧き水》 73 00:05:37,040 --> 00:05:39,040 ピキ~ン! 74 00:05:41,540 --> 00:05:45,040 糊は米のとぎ汁でも 煮込んでいるのですか? 75 00:05:45,040 --> 00:05:48,510 いや ちゃんと 小麦の粉を溶かしているよ。 76 00:05:48,510 --> 00:05:51,020 じゃないと固まりが悪いから…。 77 00:05:51,020 --> 00:05:55,620 あっ! 嬢ちゃん 今の話は忘れてくれないかい? 78 00:05:55,620 --> 00:05:57,690 はい。 79 00:05:57,690 --> 00:06:00,560 では牛は どこで飼っていますか? 80 00:06:00,560 --> 00:06:03,560 そんなことまでは分からないよ。 81 00:06:03,560 --> 00:06:05,530 そうですか。 82 00:06:07,070 --> 00:06:09,070 どうぞ。 83 00:06:09,070 --> 00:06:10,570 くず湯かい? 84 00:06:13,070 --> 00:06:16,580 嬢ちゃん 分量 間違えているよ。 85 00:06:16,580 --> 00:06:19,610 湯飲みに張り付いて 飲めないじゃないか。 86 00:06:19,610 --> 00:06:21,180 すみません。 87 00:06:21,180 --> 00:06:24,080 飲みやすくする方法を 教えますので➡ 88 00:06:24,080 --> 00:06:26,050 まねしていただけますか? 89 00:06:30,060 --> 00:06:33,560 こうして なめた匙で混ぜるのを 繰り返します。 90 00:06:33,560 --> 00:06:36,030 何か行儀悪いなぁ。 91 00:06:42,600 --> 00:06:46,040 おや とろみがなくなったねぇ。 92 00:06:46,040 --> 00:06:47,540 そうでしょう。 93 00:06:47,540 --> 00:06:51,040 くず湯と糊って よく似ていますよね。 94 00:06:51,040 --> 00:06:54,510 ん~ 似てなくもないねぇ。 95 00:06:54,510 --> 00:06:59,020 唾液を混ぜたら 糊も ドロドロじゃなくなるのかねぇ。 96 00:06:59,020 --> 00:07:02,090 そういうことです。 97 00:07:02,090 --> 00:07:04,120 そういうことって? 98 00:07:04,120 --> 00:07:06,560 《察しの悪いやぶだ》 99 00:07:06,560 --> 00:07:12,060 牛って 口の中に たくさん唾液を ためていますよね。 100 00:07:12,060 --> 00:07:17,540 念のため どこで水を飲んでいるか 確かめてはいかがでしょうか? 101 00:07:18,540 --> 00:07:21,540 ハァ~! 妹に手紙を出さないと! 102 00:07:21,540 --> 00:07:23,070 ハァ ハァ…! 103 00:07:23,070 --> 00:07:25,640 今日は失礼しますね。 104 00:07:25,640 --> 00:07:27,110 ハァ ハァ…! 105 00:07:30,550 --> 00:07:32,550 ただ今 戻りました。 106 00:07:32,550 --> 00:07:34,550 (紅娘) あっ 猫猫。 107 00:07:34,550 --> 00:07:38,020 (紅娘) すぐ来てくれって あなたに連絡が。 108 00:07:38,020 --> 00:07:40,530 ハッ… 場所は どこでしょうか⁉ 109 00:07:42,060 --> 00:07:45,530 妓女の身請け金って 幾らくらいだ? 110 00:07:47,130 --> 00:07:51,070 《翠苓の件かと思って来たのに… やはり駄犬だ》 111 00:07:51,070 --> 00:07:54,540 聞いてくれよ 嬢ちゃん! この間 緑青館に行ったら➡ 112 00:07:54,540 --> 00:07:58,540 三姫の1人が 身請けされるって聞いてさぁ! 113 00:07:58,540 --> 00:08:02,580 《それで白鈴小姐のことが 心配になったと》 114 00:08:02,580 --> 00:08:04,580 ピンキリがありますけど。 115 00:08:04,580 --> 00:08:07,120 超一品で。 分かりました。 116 00:08:07,120 --> 00:08:12,060 取りあえず 相場は時価なので あくまで目安ということで。 117 00:08:12,060 --> 00:08:16,060 単刀直入に頼む 幾らだ? 118 00:08:16,060 --> 00:08:18,560 《難しいよな》 119 00:08:18,560 --> 00:08:23,570 《身請け金は 妓女があと何年 妓楼で稼ぐかという逆算に➡ 120 00:08:23,570 --> 00:08:26,070 多少 色を付けた金額➡ 121 00:08:26,070 --> 00:08:28,940 その倍ほどの値を 付けられるが…》 122 00:08:31,610 --> 00:08:33,610 嬢ちゃん…。 123 00:08:35,550 --> 00:08:39,520 もし白鈴小姐が 身請けされるとしたら➡ 124 00:08:39,520 --> 00:08:42,020 古いなじみで候補が2人。 125 00:08:42,020 --> 00:08:44,060 ふ… 2人…。 126 00:08:44,060 --> 00:08:47,560 1人は交易商の大旦那。 127 00:08:47,560 --> 00:08:52,560 緑青館が傾いた時も 通ってくれた好々爺です。 128 00:08:52,560 --> 00:08:58,040 もう1人は お得意の上級役人 まだ若く 三十過ぎ。 129 00:08:58,040 --> 00:09:02,040 夜の遊戯のお相手として なかなか馬が合うそうですが➡ 130 00:09:02,040 --> 00:09:06,540 翌日 少し疲れている点が 気になります。 131 00:09:06,540 --> 00:09:11,550 《身請けした後の生活を考えると どちらも… う~ん》 132 00:09:11,550 --> 00:09:14,050 疲れる? どういうことだ? 133 00:09:14,050 --> 00:09:18,120 《白鈴小姐は 舞踏を得意とすると同時に➡ 134 00:09:18,120 --> 00:09:21,060 夜に負け戦がないことで有名だ》 135 00:09:21,060 --> 00:09:24,530 《欲求不満になると 誰彼なしに食指を動かす➡ 136 00:09:24,530 --> 00:09:26,630 つまり色欲魔だ》 137 00:09:26,630 --> 00:09:28,530 ⦅いや~ん!⦆ 138 00:09:28,530 --> 00:09:30,540 けれど…。 139 00:09:30,540 --> 00:09:33,040 けれど? 140 00:09:33,040 --> 00:09:38,640 《私がおやじに引き取られるまで 緑青館で面倒を見てくれたのは➡ 141 00:09:38,640 --> 00:09:42,550 やり手婆と三姫だ》 142 00:09:42,550 --> 00:09:46,550 《特に 出産経験はないが母乳の出る➡ 143 00:09:46,550 --> 00:09:53,020 特別な体質だった小姐は 母さんに近い存在である》 144 00:09:53,020 --> 00:09:56,530 《小姐が どう考えているかは 分からないが➡ 145 00:09:56,530 --> 00:10:01,100 あの日々を思い出すと もったいないと思う》 146 00:10:01,100 --> 00:10:04,670 《彼女は色欲の強い女であるが➡ 147 00:10:04,670 --> 00:10:08,540 それと同じくらい 母性を持った女である》 148 00:10:08,540 --> 00:10:11,040 けれど… 何だ? 149 00:10:11,040 --> 00:10:13,550 う~ん…。 150 00:10:13,550 --> 00:10:19,050 《李白さまは 小姐の仕事を 十分理解した上で惚れている》 151 00:10:19,050 --> 00:10:22,050 《多少 駄犬っぽいが 根は真面目そうだし➡ 152 00:10:22,050 --> 00:10:27,630 女のために出世しようという 愛すべき ばかなところもある》 153 00:10:27,630 --> 00:10:30,630 《何より 体力は絶倫だ》 154 00:10:32,060 --> 00:10:34,570 ふ~む。 155 00:10:34,570 --> 00:10:38,040 《身請け先としては悪くない》 156 00:10:38,040 --> 00:10:42,040 李白さま お給金は 幾らもらっていますか? 157 00:10:42,040 --> 00:10:44,540 いきなり 何言い出すんだ? 158 00:10:44,540 --> 00:10:46,540 年に銀800ほどですか? 159 00:10:46,540 --> 00:10:48,080 おいおい…。 160 00:10:48,080 --> 00:10:50,120 では 1200? 161 00:10:50,120 --> 00:10:53,520 《年に銀1000枚 といったところか》 162 00:10:53,520 --> 00:10:55,550 足りないか? 足りません。 163 00:10:55,550 --> 00:10:59,020 即金で1万は欲しいところです。 ぬはっ! 164 00:10:59,020 --> 00:11:01,530 (李白) ⚟1万⁉⚞ (2人) ん? 165 00:11:01,530 --> 00:11:06,530 安い妓女なら400ですが 緑青館の三姫の1人となれば➡ 166 00:11:06,530 --> 00:11:10,570 少なくとも 1万は欲しいところです。 167 00:11:10,570 --> 00:11:12,100 1万…。 168 00:11:12,100 --> 00:11:16,540 あら~。 なぁ 仮に1万集めてきたとして➡ 169 00:11:16,540 --> 00:11:19,040 それで身請けができると思うか? 170 00:11:19,040 --> 00:11:23,050 李白さまが小姐に こっぴどく 振られる可能性ですか? 171 00:11:23,050 --> 00:11:27,590 ハッ… ク… クゥ~。 172 00:11:27,590 --> 00:11:30,560 ハァ…。 《仕方ないなぁ》 173 00:11:30,560 --> 00:11:34,090 李白さま 服を脱いでいただけますか? 174 00:11:34,090 --> 00:11:37,130 え? 脱いだら振られないか? 175 00:11:37,130 --> 00:11:43,030 私が知っているのは 白鈴小姐の好みの体くらいです。 176 00:11:43,030 --> 00:11:45,040 (李白) ⚟脱ぐ!⚞ (2人) ん? 177 00:11:48,040 --> 00:11:50,040 下も お願いします。 178 00:11:50,040 --> 00:11:53,010 下もか? 下もです。 179 00:11:53,010 --> 00:11:56,050 脱いだら 両手を肩の位置まで上げて➡ 180 00:11:56,050 --> 00:11:59,080 力こぶを作っていただけますか? 181 00:11:59,080 --> 00:12:01,620 フンっ! こうか? 182 00:12:01,620 --> 00:12:05,020 《白鈴小姐は 何でも食べる悪食だが➡ 183 00:12:05,020 --> 00:12:08,030 それなりに 好みというものもある》 184 00:12:08,030 --> 00:12:10,530 《ふむ これは なかなか…》 185 00:12:10,530 --> 00:12:15,030 ⚟では次 腕を下げた状態で力こぶを⚞ 186 00:12:15,030 --> 00:12:17,040 (李白) ⚟こうか?⚞ あっ…。 187 00:12:17,040 --> 00:12:21,570 《武官だけに よく鍛えられた体躯だ》 188 00:12:21,570 --> 00:12:24,110 《実にいい筋肉》 ニカ~! 189 00:12:24,110 --> 00:12:27,050 《これは いけるかもな》 フフフ…! 190 00:12:27,050 --> 00:12:29,050 《あとは…》 191 00:12:29,050 --> 00:12:32,550 では最後の1枚も脱いでください。 (李白) おう! 192 00:12:32,550 --> 00:12:34,050 ハッ…。 あ? 193 00:12:35,550 --> 00:12:40,060 (壬氏) お前ら… 一体 何をやっている? 194 00:12:40,060 --> 00:12:43,090 ごきげんよう 壬氏さま。 195 00:12:43,090 --> 00:12:44,600 ん~~…。 196 00:12:47,070 --> 00:12:50,030 お前は何をしていたのだ? 197 00:12:50,030 --> 00:12:53,040 《美人は怒ると怖いなぁ》 198 00:12:53,040 --> 00:12:56,010 何をしていたと言われましても➡ 199 00:12:56,010 --> 00:12:59,510 呼び出しに応じて 相談を受けておりました。 200 00:12:59,510 --> 00:13:02,080 なぜ あの男は あんな格好をしていた? 201 00:13:02,080 --> 00:13:06,520 やましいことはありません じっくり見ていただけです。 202 00:13:06,520 --> 00:13:08,020 うっ! 203 00:13:08,020 --> 00:13:11,520 じっくり… 見ていたのか? 204 00:13:11,520 --> 00:13:14,030 はい 見ていただけです。 205 00:13:14,030 --> 00:13:18,030 何のために? 何のためと言われましても➡ 206 00:13:18,030 --> 00:13:22,530 好みの体か調べるには 実物を確認するのが一番でしょう。 207 00:13:22,530 --> 00:13:25,100 好みの体だと⁉ 208 00:13:25,100 --> 00:13:29,040 はい 見た目は 人間の一要素に過ぎませんが➡ 209 00:13:29,040 --> 00:13:31,510 好みであるに 越したことはないので…。 210 00:13:31,510 --> 00:13:35,510 《最後に 一番大切な部分を確認して➡ 211 00:13:35,510 --> 00:13:39,520 今後 どう小姐に訴えかけようか 考えていたのだが…》 212 00:13:39,520 --> 00:13:42,520 《あれ? ん?》 213 00:13:42,520 --> 00:13:47,590 それで… あの男の見た目は どうだったのだ? 214 00:13:47,590 --> 00:13:50,530 実に均整の取れた肉体でした。 215 00:13:50,530 --> 00:13:55,030 毎日 訓練を欠かさない 真面目な方だと見受けられ➡ 216 00:13:55,030 --> 00:13:58,540 武官の中でも かなり 腕が立つ方ではないでしょうか。 217 00:13:58,540 --> 00:14:04,540 ん? お前は 人の体つきで どんな人間か分かるのか? 218 00:14:04,540 --> 00:14:09,080 生活習慣は体に如実に表れます。 219 00:14:09,080 --> 00:14:13,520 薬屋をやっていると 自分のことを 語らぬ客もいるので➡ 220 00:14:13,520 --> 00:14:16,020 嫌でも会得します。 221 00:14:16,020 --> 00:14:19,520 私の体を見ても 同じように分かるか? 222 00:14:19,520 --> 00:14:20,990 はぁ? 223 00:14:20,990 --> 00:14:24,530 《もしかして 李白さまに嫉妬しているのか?》 224 00:14:24,530 --> 00:14:27,030 《何という男だ》 225 00:14:27,030 --> 00:14:31,600 《自分の方がキレイだと 誇示したいなんて》 226 00:14:31,600 --> 00:14:34,010 《美しい体なのは知っている》 227 00:14:34,010 --> 00:14:37,580 《実際 意外なほど 引き締まっていたし》 228 00:14:37,580 --> 00:14:39,040 《でも…》 229 00:14:39,040 --> 00:14:44,020 壬氏さまの体を見たところで 何の意味もありません。 230 00:14:45,020 --> 00:14:47,520 残念ながら 壬氏さまは➡ 231 00:14:47,520 --> 00:14:50,520 私の小姐とは 合わないと思いますので。 232 00:14:50,520 --> 00:14:52,060 はっ? 233 00:14:52,060 --> 00:14:54,590 フッ フッ…。 234 00:14:54,590 --> 00:14:56,490 《こんなことをしている間に➡ 235 00:14:56,490 --> 00:14:59,000 白鈴が身請けされて しまうかもしれない》 236 00:14:59,000 --> 00:15:04,040 《しかし 今の自分には何もできない》 237 00:15:04,040 --> 00:15:07,010 あ~~…。 238 00:15:07,010 --> 00:15:09,540 白鈴…。 239 00:15:09,540 --> 00:15:12,510 (ノック) ん? 240 00:15:15,050 --> 00:15:17,620 《何がどうなっているんだ》 241 00:15:17,620 --> 00:15:20,520 《名は確か壬氏だったか》 242 00:15:20,520 --> 00:15:23,520 《皇帝のお手つきとも 噂されているが…》 243 00:15:23,520 --> 00:15:27,530 先日は うちの侍女が世話になったね。 244 00:15:27,530 --> 00:15:29,990 いえ それほどでも…。 245 00:15:29,990 --> 00:15:34,030 君は今 意中の相手がいるようだね。 246 00:15:34,030 --> 00:15:35,530 え? 247 00:15:35,530 --> 00:15:39,100 《もしかして あの娘 話したのか?》 248 00:15:39,100 --> 00:15:42,040 《ハッ だから やたら笑いかけてくるのか》 249 00:15:42,040 --> 00:15:43,510 フッフフ…。 250 00:15:43,510 --> 00:15:47,550 《この若さで 国一番といわれる美貌を持ち➡ 251 00:15:47,550 --> 00:15:50,010 覚えめでたき地位に 就いていれば➡ 252 00:15:50,010 --> 00:15:54,020 妓女の身請けなど 笑い話に過ぎないだろう》 253 00:15:54,020 --> 00:15:57,060 《俺をコケにするのはいい》 254 00:15:57,060 --> 00:16:01,130 《だが 白鈴を ばかにするのであれば話は別だ》 255 00:16:01,130 --> 00:16:03,530 《もし彼女を侮辱するなら…》 256 00:16:03,530 --> 00:16:05,530 2万。 えっ…。 257 00:16:05,530 --> 00:16:11,040 身請け金を私が肩代わりすると 言ったら どうする? 258 00:16:11,040 --> 00:16:13,040 ハッ! 259 00:16:13,040 --> 00:16:15,540 それは どういう意味ですか? 260 00:16:15,540 --> 00:16:18,040 そのままの意味だよ。 261 00:16:23,110 --> 00:16:27,050 お言葉は嬉しいのですが 見ず知らずの官に➡ 262 00:16:27,050 --> 00:16:30,050 いきなり そんなことを言っても よろしいのですか? 263 00:16:30,050 --> 00:16:34,530 うちの猫は かなり警戒心が強いのだよ。 264 00:16:34,530 --> 00:16:38,030 それが君の相談を受け なおかつ➡ 265 00:16:38,030 --> 00:16:43,600 姉に等しい人間の伴侶として どうかなどと考えている。 266 00:16:43,600 --> 00:16:48,040 つまり 用心深い猫が懐くのなら➡ 267 00:16:48,040 --> 00:16:51,040 それだけで信用できると。 268 00:16:51,040 --> 00:16:53,040 んっ…。 269 00:16:53,040 --> 00:16:56,050 《何か まずいことを言ったか》 270 00:16:56,050 --> 00:17:01,050 君の話を幾つか 周りから聞かせてもらった。 271 00:17:01,050 --> 00:17:03,550 地方官の子とはいえ➡ 272 00:17:03,550 --> 00:17:08,130 都で武官になるというのは 苦労したのではないか? 273 00:17:08,130 --> 00:17:11,560 聞けば 目利きの軍師殿に見いだされて➡ 274 00:17:11,560 --> 00:17:15,530 隊を任されたと。 はい。 275 00:17:15,530 --> 00:17:18,540 《表向きは 小隊長が辞めたことによる➡ 276 00:17:18,540 --> 00:17:21,040 繰り上げのはずなのに…》 277 00:17:21,040 --> 00:17:24,010 有望な官と仲良くなっておきたい というのは➡ 278 00:17:24,010 --> 00:17:26,540 誰もが思うことだろう? 279 00:17:26,540 --> 00:17:30,620 《とはいえ 銀2万は大盤振る舞い過ぎる》 280 00:17:30,620 --> 00:17:32,520 《必要なのは その半分➡ 281 00:17:32,520 --> 00:17:35,990 いや そのまた半分でもいい》 282 00:17:41,030 --> 00:17:45,030 自分のことを買ってくれて いるのは 正直 嬉しいですし➡ 283 00:17:45,030 --> 00:17:49,030 申し出にも 喉から手が 出てしまいそうになります。 284 00:17:49,030 --> 00:17:53,600 ただ ここで銀を 受け取るわけにはいきません。 285 00:17:53,600 --> 00:17:57,040 あなたにとっては 妓女の1人かもしれないが➡ 286 00:17:57,040 --> 00:18:01,050 私にとっては たった1人の女なのです。 287 00:18:01,050 --> 00:18:06,520 妻として迎えたい女を 自分で稼いだ金で請けずして…。 288 00:18:08,520 --> 00:18:11,020 それで男と言えましょうか。 289 00:18:15,560 --> 00:18:17,100 なるほど。 290 00:18:17,100 --> 00:18:19,030 それは失礼した。 え? 291 00:18:19,030 --> 00:18:23,030 今後 話をしたいことが あるかもしれないが➡ 292 00:18:23,030 --> 00:18:26,040 よろしいかな? 293 00:18:26,040 --> 00:18:27,510 御意。 294 00:18:33,040 --> 00:18:36,050 (高順) 壬氏さま。 ああ。 295 00:18:36,050 --> 00:18:39,650 心配なかったな。 フゥ~。 296 00:18:39,650 --> 00:18:43,550 ハァ~ 何だったんだ? 一体。 297 00:18:43,550 --> 00:18:47,560 どうすっかね~。 298 00:18:47,560 --> 00:18:50,060 取りあえず 次の修練で➡ 299 00:18:50,060 --> 00:18:54,030 ちっとばかし いいところを見せてやるか…。 300 00:18:54,030 --> 00:18:58,070 それとも 仕事を増やしてもらうか…。 301 00:18:58,070 --> 00:19:01,140 いや… うっし! 302 00:19:01,140 --> 00:19:06,540 ♬~ 303 00:19:06,540 --> 00:19:10,550 《いつ会えるかも分からない女に 文を送ろう》 304 00:19:10,550 --> 00:19:15,550 ♬~ 305 00:19:15,550 --> 00:19:18,520 《ただ一方的に 迎えに行くのではなく➡ 306 00:19:18,520 --> 00:19:21,060 彼女の意思を聞こう》 307 00:19:21,060 --> 00:19:30,540 ♬~ 308 00:19:30,540 --> 00:19:32,540 《社交辞令でもいい》 309 00:19:32,540 --> 00:19:36,040 《それを信じて 日々の糧にするのだ》 310 00:19:36,040 --> 00:20:01,030 ♬~ 311 00:20:01,030 --> 00:20:05,540 自分の信じた道を突き進むだけだ。 312 00:20:08,040 --> 00:20:13,110 (白鈴の声) 「おばばは何とか言っているけど 私は まだまだ現役よ。 313 00:20:13,110 --> 00:20:17,010 それに私 いつか どこかの 公子さまが迎えに来るのを➡ 314 00:20:17,010 --> 00:20:19,020 待っているもの」。 315 00:20:19,020 --> 00:20:22,020 そんな感じは したけどね。 316 00:20:22,020 --> 00:20:27,020 白鈴小姐に気に入られさえすれば 身請け金は銀1万も必要ない。 317 00:20:27,020 --> 00:20:29,530 あとは運次第。 318 00:20:29,530 --> 00:20:31,030 ん? 319 00:20:31,030 --> 00:20:34,600 (白鈴の声) 「あの人が来て 身請けの話をしていたから➡ 320 00:20:34,600 --> 00:20:37,570 それで禿が 勘違いしたのだと思う」。 321 00:20:45,040 --> 00:20:47,550 《あの人》 322 00:20:49,510 --> 00:20:54,020 (陸孫) 羅漢さま こんな所に おいででしたか。 323 00:20:54,020 --> 00:20:57,020 羅漢さま 会議が始まりますよ。 324 00:20:57,020 --> 00:20:59,060 (羅漢) 青い薔薇。 325 00:20:59,060 --> 00:21:02,030 ん? 何ですか? 326 00:21:03,590 --> 00:21:05,600 (羅漢) フッ。 327 00:21:06,530 --> 00:22:35,590 ♬~