1 00:00:00,000 --> 00:01:25,050 ♬~ 2 00:01:38,560 --> 00:01:42,570 ♪~ ねんねこね 3 00:01:42,570 --> 00:01:47,070 ♪~ ねんねこよ 4 00:01:47,070 --> 00:01:56,580 ♪~ あのこは いずこと ないている 5 00:02:07,090 --> 00:02:09,560 (猫猫) お相手できないでしょうか? 6 00:02:09,560 --> 00:02:11,560 (羅漢) ん~~~! 7 00:02:11,560 --> 00:02:18,570 断る理由など なかろう? かわいい娘の頼みとあらば。 8 00:02:18,570 --> 00:02:21,570 勝負は変則なしの5局勝負。 9 00:02:21,570 --> 00:02:25,140 つまり先に3勝した方が勝ちです。 10 00:02:25,140 --> 00:02:29,580 ハンディは どうする? どの駒を落とそうか? 11 00:02:29,580 --> 00:02:31,550 必要ありません。 12 00:02:31,550 --> 00:02:34,090 (壬氏) 《もらっておけばいいものを》 13 00:02:34,090 --> 00:02:37,060 それより 賭けの褒美を決めませんか? 14 00:02:37,060 --> 00:02:40,060 それは話が早い。 15 00:02:40,060 --> 00:02:44,100 私が勝てば うちの子になってくれるね? 16 00:02:44,100 --> 00:02:46,130 なっ あっ…! 17 00:02:46,130 --> 00:02:48,670 (高順) 何も口を出さない約束でしょう。 18 00:02:48,670 --> 00:02:50,640 しかし…。 19 00:02:52,570 --> 00:02:54,040 構いません。 20 00:02:54,040 --> 00:02:58,580 ですが 雇用中の身ですので 年季が明けた後になりますが。 21 00:02:58,580 --> 00:03:02,050 雇用中… ホントに雇われているのかい? 22 00:03:02,050 --> 00:03:03,550 はい。 23 00:03:03,550 --> 00:03:07,620 へぇ~~。 24 00:03:07,620 --> 00:03:10,620 その代わり 私が勝てば➡ 25 00:03:10,620 --> 00:03:14,660 緑青館の妓女を1人 身請けしてもらえないでしょうか。 26 00:03:14,660 --> 00:03:19,060 ん~ 何を言い出すのかと思えば。 27 00:03:19,060 --> 00:03:21,070 誰とは言いませんが➡ 28 00:03:21,070 --> 00:03:24,570 やり手婆が 年頃の妓女を 片付けたがっていますので。 29 00:03:24,570 --> 00:03:27,570 そうきたか。 30 00:03:27,570 --> 00:03:32,580 それでいいと言うのなら のむしかないのだがねぇ。 31 00:03:32,580 --> 00:03:34,580 それだけで いいのかい? 32 00:03:34,580 --> 00:03:37,550 ではルールを あと2つ。 33 00:03:41,690 --> 00:03:43,190 (嗅ぐ音) 34 00:03:43,190 --> 00:03:46,690 《匂いからして キツめの蒸留酒か》 35 00:03:49,060 --> 00:03:50,560 フフンっ。 36 00:03:52,060 --> 00:03:54,570 《ものすごく嫌な予感がする》 37 00:03:54,570 --> 00:03:56,570 それは何だい? 38 00:03:56,570 --> 00:03:59,070 少しなら薬です。 39 00:03:59,070 --> 00:04:02,570 三口も飲めば 猛毒になりますけど。 40 00:04:02,570 --> 00:04:06,610 小瓶の液体を 3つの杯に入れて➡ 41 00:04:06,610 --> 00:04:10,050 どれに入れたか 分からないようにします。 42 00:04:10,050 --> 00:04:13,550 勝負1回ごとに 勝った方が1つ選び➡ 43 00:04:13,550 --> 00:04:16,560 負けた方が それを一息に飲む。 44 00:04:16,560 --> 00:04:18,560 これが1つ目のルールです。 45 00:04:18,560 --> 00:04:21,590 《エグいことを考える》 46 00:04:21,590 --> 00:04:25,600 そして2つ目は たとえ どんな理由があろうとも➡ 47 00:04:25,600 --> 00:04:30,170 試合を放棄したら負け ということでお願いします。 48 00:04:30,170 --> 00:04:32,170 よろしいですか? 49 00:04:36,040 --> 00:04:38,040 構わないよ。 50 00:04:38,040 --> 00:04:40,550 《これは揺さぶりか?》 51 00:04:40,550 --> 00:04:43,550 《確かに普通の相手なら ひるむかもしれない》 52 00:04:43,550 --> 00:04:48,050 《しかし 相手は 奇人といわれる軍師殿である》 53 00:04:48,050 --> 00:04:52,060 《ただの揺さぶりで 心乱れるとは思えない》 54 00:04:54,630 --> 00:04:57,100 《一体 何を考えているんだ》 55 00:05:05,040 --> 00:05:08,070 ♪~ フンフンフン フフフフ~ 56 00:05:08,070 --> 00:05:10,040 う~ん…。 57 00:05:14,550 --> 00:05:18,050 ん~… んっ。 58 00:05:42,070 --> 00:05:43,540 プヘアっ。 59 00:05:43,540 --> 00:05:47,580 《また負けた これで2連敗だ》 60 00:05:47,580 --> 00:05:51,080 《象棋で負けなしの軍師殿に 挑むのだから➡ 61 00:05:51,080 --> 00:05:54,650 多少は 心得があるのかと思いきや➡ 62 00:05:54,650 --> 00:05:59,560 ルールを知っている程度で 実戦の経験はないようだ》 63 00:05:59,560 --> 00:06:03,560 《すでに2杯… おいしそうに飲むせいで➡ 64 00:06:03,560 --> 00:06:06,570 毒入りかどうか はた目には分からない》 65 00:06:06,570 --> 00:06:09,570 3戦目も 私からでよろしいですか? 66 00:06:09,570 --> 00:06:13,070 ああ いいよ~。 67 00:06:13,070 --> 00:06:18,640 《一体 何を考えているんだ 3戦目の結果も見えている》 68 00:06:18,640 --> 00:06:22,580 《もし すでに飲んだ2杯が 毒入りだとすると➡ 69 00:06:22,580 --> 00:06:25,580 3杯目を飲むのは危険過ぎる》 70 00:06:25,580 --> 00:06:29,550 《この状況を羅漢は どこまで読んでいるのか》 71 00:06:29,550 --> 00:06:31,060 ん? 72 00:06:32,590 --> 00:06:35,560 詰みです。 なっ… あっ。 73 00:06:35,560 --> 00:06:37,600 参ったよ。 74 00:06:37,600 --> 00:06:41,130 お情けでも勝ちは勝ち ということでいいですね? 75 00:06:41,130 --> 00:06:47,070 ああ 間違っても娘に毒を 勧めるわけにはいかんからねぇ。 76 00:06:47,070 --> 00:06:51,540 どれを選んでくれる? 好きなものをどうぞ。 77 00:06:51,540 --> 00:06:55,080 薬というのは 味はあるのかい? 78 00:06:55,080 --> 00:06:59,050 一口飲めば 嫌な味だと思うでしょうね。 79 00:06:59,050 --> 00:07:02,090 《羅漢は 2回まで負けることができる》 80 00:07:02,090 --> 00:07:04,620 《そのうち1つでも味が違えば➡ 81 00:07:04,620 --> 00:07:08,060 娘に毒が及ばないと 分かるだろう》 82 00:07:08,060 --> 00:07:13,570 《そのために わざと負けるとは やはり抜け目のない男だ》 83 00:07:13,570 --> 00:07:15,570 では これを。 84 00:07:27,150 --> 00:07:30,180 あ~…。 85 00:07:30,180 --> 00:07:32,550 嫌な味だ。 86 00:07:32,550 --> 00:07:35,550 《あ… 毒入りだ》 87 00:07:35,550 --> 00:07:39,560 《これで薬屋が3杯目に 毒を飲む心配はなくなった》 88 00:07:39,560 --> 00:07:45,030 《それは同時に 羅漢が これ以上 負ける必要がないということ》 89 00:07:45,030 --> 00:07:48,130 《薬屋に勝ち目はない》 90 00:07:48,130 --> 00:07:53,100 ⦅私が勝てば うちの子になってくれるね?⦆ 91 00:07:53,100 --> 00:07:56,610 それに熱いなぁ。 92 00:07:58,540 --> 00:08:03,050 んっ ん~…。 93 00:08:03,050 --> 00:08:05,080 あっ あぁ…。 94 00:08:05,080 --> 00:08:06,590 (倒れた音) 95 00:08:06,590 --> 00:08:08,050 はっ! あっ! 96 00:08:10,090 --> 00:08:12,060 これは一体…。 97 00:08:12,060 --> 00:08:16,630 1杯では問題ない薬なのだろう? いくら憎らしいからといって➡ 98 00:08:16,630 --> 00:08:19,160 ホントに毒を盛るなんて…! 薬ですよ。 99 00:08:19,160 --> 00:08:22,070 酒は百薬の長といいますから。 100 00:08:22,070 --> 00:08:24,570 酒? どういうことだ? 101 00:08:24,570 --> 00:08:27,070 壬氏さま。 102 00:08:27,070 --> 00:08:29,070 酔っているだけのようです。 103 00:08:29,070 --> 00:08:30,580 はっ? 104 00:08:30,580 --> 00:08:33,040 う~ん あぁ…。 105 00:08:33,040 --> 00:08:36,080 うっ! (水を飲む音) 106 00:08:36,080 --> 00:08:39,120 下戸なんですよ この人。 107 00:08:39,120 --> 00:08:41,690 そういえば➡ 108 00:08:41,690 --> 00:08:43,560 いつもジュースばかりで➡ 109 00:08:43,560 --> 00:08:46,560 酒を飲むのは見たことがないな。 110 00:08:46,560 --> 00:08:48,560 では さっき入れた液体は? 111 00:08:48,560 --> 00:08:50,560 アルコールです。 112 00:08:50,560 --> 00:08:53,570 さてと…。 113 00:08:53,570 --> 00:08:59,570 さっさと この男を運び出して 妓楼の花を選ばせましょう。 114 00:09:05,540 --> 00:09:10,050 (羅漢) <生まれた時から 人間の区別がつかなかった> 115 00:09:10,050 --> 00:09:16,550 <乳母と母を間違えるどころか 男女の区別もつかなかった> 116 00:09:16,550 --> 00:09:18,590 <父は私にあきれ➡ 117 00:09:18,590 --> 00:09:24,030 これでは役に立たぬと 愛人の元に通うようになった> 118 00:09:24,030 --> 00:09:29,030 <母は そんな父を取り戻そうと 必死だった> 119 00:09:29,030 --> 00:09:33,040 <そんなわけで 名家の長子でありながら➡ 120 00:09:33,040 --> 00:09:36,040 手遊びで覚えた 碁と象棋に のめり込み➡ 121 00:09:36,040 --> 00:09:40,080 奔放に生きることができた> 122 00:09:40,080 --> 00:09:46,050 (叔父) 顔ではなく 声やそぶり 体格で人を覚えるんだよ。 123 00:09:46,050 --> 00:09:49,050 お前なら象棋かな。 124 00:09:49,050 --> 00:09:53,560 <叔父貴だけは 自分を理解してくれた> 125 00:09:53,560 --> 00:09:57,560 <要領は悪いが 優秀な叔父貴のおかげで➡ 126 00:09:57,560 --> 00:10:03,100 次第に人の顔が 駒に見えるようになった> 127 00:10:03,100 --> 00:10:05,540 <叔父貴が「車」に見えた時に➡ 128 00:10:05,540 --> 00:10:11,040 やはり優秀な男なのだと 再確認できた> 129 00:10:11,040 --> 00:10:14,580 <成長してからは 武の才はないのに➡ 130 00:10:14,580 --> 00:10:18,050 家柄のおかげで いきなり長を任された> 131 00:10:18,050 --> 00:10:20,050 <自分が弱くとも➡ 132 00:10:20,050 --> 00:10:24,120 部下を無駄なく使えば お釣りが来る> 133 00:10:24,120 --> 00:10:26,560 <人が駒となる象棋は➡ 134 00:10:26,560 --> 00:10:30,060 何より面白いゲームに 違いなかった> 135 00:10:30,060 --> 00:10:34,030 <仕事でもゲームでも 無敗が続く中➡ 136 00:10:34,030 --> 00:10:40,070 付き合いで行った妓楼で 噂の妓女と対決することになる> 137 00:10:40,070 --> 00:10:43,070 <無数の白黒の中➡ 138 00:10:43,070 --> 00:10:47,650 そこだけが鮮やかに輝いていた> 139 00:10:47,650 --> 00:10:50,550 <女の名は鳳仙> 140 00:10:50,550 --> 00:10:55,550 <妓楼で負けなしの妓女と 軍部で負けなしの自分> 141 00:10:55,550 --> 00:11:00,060 <どちらが負けても 観客は面白いことであろう> 142 00:11:00,060 --> 00:11:05,560 《確かに強い… けれど しょせんは井の中の蛙》 143 00:11:07,070 --> 00:11:11,640 《負けた… それも圧倒的に》 144 00:11:11,640 --> 00:11:14,570 《こんなに負けたのは いつ以来だ?》 145 00:11:14,570 --> 00:11:17,040 (羅漢) ククっ ククク…! 146 00:11:17,040 --> 00:11:20,050 ハハハハ…! 147 00:11:20,050 --> 00:11:22,550 ハハっ ハハっ… あっ…。 148 00:11:22,550 --> 00:11:25,050 《あぁ…➡ 149 00:11:25,050 --> 00:11:31,120 人とは こういう顔をしているのか…》 150 00:11:31,120 --> 00:11:35,060 <まるで鳳仙花の実のような➡ 151 00:11:35,060 --> 00:11:40,030 触れたら はじけそうな 人を寄せつけない目> 152 00:11:46,070 --> 00:11:47,570 フフっ。 153 00:11:47,570 --> 00:11:50,040 (羅漢)《次は負くるまい》 154 00:11:50,040 --> 00:11:55,150 <それから ひたすら碁と象棋を 繰り返すだけの逢瀬が➡ 155 00:11:55,150 --> 00:11:58,050 何年か続いた> 156 00:11:58,050 --> 00:12:02,050 (象棋を打つ音) 157 00:12:02,050 --> 00:12:04,560 <妓楼で生まれた鳳仙は➡ 158 00:12:04,560 --> 00:12:08,060 誇りだけを固めたような 性格だった> 159 00:12:08,060 --> 00:12:13,060 (鳳仙) 母はおりません 私を産んだ女ならいますが➡ 160 00:12:13,060 --> 00:12:17,070 花街では 妓女は母になれませんので。 161 00:12:19,640 --> 00:12:21,570 <才能ある妓女は➡ 162 00:12:21,570 --> 00:12:26,580 ある程度 人気者になると 売り惜しみが行われる> 163 00:12:26,580 --> 00:12:30,050 <鳳仙も その1人だった> 164 00:12:30,050 --> 00:12:34,550 <キツ過ぎる対応が 万人向けではないものの➡ 165 00:12:34,550 --> 00:12:38,120 一部の好事家に 受けていたらしい> 166 00:12:38,120 --> 00:12:41,160 <次第に値も つり上がり➡ 167 00:12:41,160 --> 00:12:45,160 三月に一度会うのが やっとになった> 168 00:12:51,540 --> 00:12:55,570 (羅漢) 鳳仙花と… 何だ? それは。 169 00:12:55,570 --> 00:12:59,540 (鳳仙) 片喰 別名 ねこあしです。 170 00:12:59,540 --> 00:13:04,050 解毒や虫刺されに効く生薬だとか。 171 00:13:04,050 --> 00:13:06,050 鳳仙花と同じで➡ 172 00:13:06,050 --> 00:13:10,120 成熟した実に触れると 種がはじけ飛ぶんです。 173 00:13:10,120 --> 00:13:13,020 (羅漢) お~ それは面白い。 174 00:13:13,020 --> 00:13:14,560 フフっ。 175 00:13:14,560 --> 00:13:17,060 (鳳仙) 次は いつ来られますか? 176 00:13:17,060 --> 00:13:18,560 ん? 177 00:13:21,570 --> 00:13:24,570 また3か月後に…。 178 00:13:24,570 --> 00:13:26,540 分かりました。 179 00:13:28,040 --> 00:13:33,110 <鳳仙の身請け話を聞いたのは その頃だった> 180 00:13:33,110 --> 00:13:36,510 <鳳仙の値は 好事家たちの競り合いで➡ 181 00:13:36,510 --> 00:13:39,550 つり上がっていった> 182 00:13:39,550 --> 00:13:42,020 <武官として出世したものの➡ 183 00:13:42,020 --> 00:13:46,020 異母兄弟に跡継ぎの立場を 奪われた自分には➡ 184 00:13:46,020 --> 00:13:50,030 到底 太刀打ちできる額では なかった> 185 00:13:50,030 --> 00:13:53,570 (鳳仙) たまには賭けをしませんか? 186 00:13:53,570 --> 00:13:55,100 ん? 187 00:13:55,100 --> 00:13:58,540 (鳳仙) あなたが勝てたら 好きなものを与えましょう。 188 00:13:58,540 --> 00:14:03,540 私が勝てたら 好きなものを頂きましょう。 189 00:14:03,540 --> 00:14:07,050 お好きな盤を選んでください。 190 00:14:07,050 --> 00:14:11,050 <ふと悪いことが頭をよぎった> 191 00:14:12,550 --> 00:14:16,050 (鳳仙) 碁でよろしいですね? (羅漢) ああ。 192 00:14:16,050 --> 00:14:21,530 梅梅 試合に集中したいから。 (梅梅) はい。 193 00:14:35,540 --> 00:14:39,510 (碁を打つ音) 194 00:14:58,630 --> 00:15:04,540 <気付けば 手が重なっていた> 195 00:15:04,540 --> 00:15:09,010 <鳳仙からは 甘い言葉も何もなかった> 196 00:15:09,010 --> 00:15:11,540 <自分も そんな柄ではなく➡ 197 00:15:11,540 --> 00:15:15,550 ある意味 似た者同士の2人だった> 198 00:15:15,550 --> 00:15:18,550 碁がやりたい。 199 00:15:18,550 --> 00:15:23,590 <自分とて 象棋がしたいと思っていた> 200 00:15:23,590 --> 00:15:27,030 (鳳仙)♪~ ねんねこね 201 00:15:27,030 --> 00:15:31,030 ♪~ ねんねこよ 202 00:15:31,030 --> 00:15:39,040 ♪~ あのこは いずこと ないている 203 00:15:39,040 --> 00:15:46,610 ♪~ なんにもしらず ことりたち 204 00:15:46,610 --> 00:15:54,520 ♪~ おそらにとおく とんでった 205 00:15:54,520 --> 00:16:00,530 <その3か月後 優秀だった叔父貴が失脚した> 206 00:16:00,530 --> 00:16:04,060 (羅漢の父) 後宮の医官になったと思ったら 追放だと⁉ 207 00:16:04,060 --> 00:16:06,530 一族の面汚しだ! 208 00:16:06,530 --> 00:16:10,540 《優秀なのに 相変わらず要領が悪い》 209 00:16:10,540 --> 00:16:13,600 (羅漢の父) お前は ヤツと親交が深かっただろう? 210 00:16:13,600 --> 00:16:17,540 家を出て しばし遊学しろ! 遊学? 211 00:16:17,540 --> 00:16:20,550 (羅漢の父) 念のためだ。 しかし…。 212 00:16:20,550 --> 00:16:25,520 (羅漢の父) 何だ? いえ 何でもありません…。 213 00:16:25,520 --> 00:16:31,560 <親であり 上司である父に 逆らえるはずがなかった> 214 00:16:31,560 --> 00:16:35,060 <同じ頃 身請け話が破談になったと➡ 215 00:16:35,060 --> 00:16:37,630 鳳仙から文があり➡ 216 00:16:37,630 --> 00:16:44,040 私も半年ほどで戻れるだろうと 高をくくっていた> 217 00:16:44,040 --> 00:16:46,500 <その時は…> 218 00:16:51,540 --> 00:16:54,050 <まさか戻るのに➡ 219 00:16:54,050 --> 00:16:57,420 3年もかかるとは 思いもしなかった> 220 00:17:00,020 --> 00:17:03,550 鳳仙からの文が こんなに…。 221 00:17:03,550 --> 00:17:05,060 んっ…。 222 00:17:07,630 --> 00:17:09,630 ん? 223 00:17:16,530 --> 00:17:19,540 ん? 土くれ? 224 00:17:19,540 --> 00:17:24,040 いや 小枝か? しかも2つ? 225 00:17:24,040 --> 00:17:25,510 あっ…。 226 00:17:26,540 --> 00:17:29,550 違う これは…。 227 00:17:29,550 --> 00:17:31,580 ハァ ハァ…! 228 00:17:31,580 --> 00:17:36,590 《ゆびきり… そんな呪いが 流行っているのは知っていた》 229 00:17:36,590 --> 00:17:39,520 《身請け話が破談になった原因》 230 00:17:39,520 --> 00:17:43,530 《あの袋に入っていた もう一つの小さな指は…》 231 00:17:43,530 --> 00:17:46,530 《なぜ気付けなかったのか…》 232 00:17:46,530 --> 00:17:50,540 《碁と象棋しか頭になかった》 233 00:17:50,540 --> 00:17:56,070 《こんな簡単な答えにすら たどり着けなかった…!》 234 00:17:56,070 --> 00:17:58,110 (羅漢) ハァハァハァ…! 235 00:17:58,110 --> 00:18:00,610 フォ… 鳳仙は~⁉ 236 00:18:00,610 --> 00:18:02,050 (やり手婆) お前…! 237 00:18:02,050 --> 00:18:05,520 鳳仙なら もういない! 今更何しに来たっていうんだい⁉ 238 00:18:05,520 --> 00:18:07,550 3年も放っておいて! 239 00:18:07,550 --> 00:18:10,020 価値が落ちた妓女が どうなるかなんて➡ 240 00:18:10,020 --> 00:18:12,560 知ったこっちゃないんだろ⁉ うっ うっ…! 241 00:18:12,560 --> 00:18:14,560 ハァ ハァ… うぅ…。 242 00:18:14,560 --> 00:18:18,060 《少し考えれば分かったはずだ》 243 00:18:18,060 --> 00:18:20,100 《身請けの破談》 244 00:18:20,100 --> 00:18:24,170 《その原因は… 鳳仙の腹には…》 245 00:18:24,170 --> 00:18:26,040 《店の名を汚し➡ 246 00:18:26,040 --> 00:18:31,040 信用と価値が地に落ちた妓女が たどる末路》 247 00:18:31,040 --> 00:18:36,050 《夜鷹のごとく客を取り➡ 248 00:18:36,050 --> 00:18:38,050 いずれ…》 249 00:18:40,550 --> 00:18:45,620 ああ~~~‼ 250 00:18:45,620 --> 00:18:50,560 <どんなに嘆いたところで 時は戻らない> 251 00:18:50,560 --> 00:18:55,570 <何もかも 短絡的だった自分が 招いたことだ> 252 00:18:55,570 --> 00:18:58,470 (羅漢) あぁ あぁ…! 253 00:19:06,580 --> 00:19:11,620 あぁ… ここは… 緑青館か? 254 00:19:11,620 --> 00:19:13,550 あっ! うぅ…。 255 00:19:13,550 --> 00:19:15,550 (梅梅) ⚟お目覚めですか?⚞ 256 00:19:15,550 --> 00:19:19,060 あっ 梅梅。 257 00:19:19,060 --> 00:19:23,060 (梅梅) どこぞの貴人の使いの方が 連れてきたんですよ。 258 00:19:23,060 --> 00:19:28,070 それにしても ひどい顔色 赤いというか 青いというか。 259 00:19:28,070 --> 00:19:31,100 私とて こうなるつもりはなかったよ。 260 00:19:31,100 --> 00:19:34,540 まさか あんなに強い酒だとは 思わなくてねぇ。 261 00:19:34,540 --> 00:19:36,570 (梅梅) フッフフフ…。 262 00:19:36,570 --> 00:19:41,580 《梅梅は昔 鳳仙の下で禿をしていた》 263 00:19:41,580 --> 00:19:45,050 《梅梅とは よく遊んでやった》 264 00:19:45,050 --> 00:19:49,590 《筋がいいと褒めたら モジモジしていた》 265 00:19:49,590 --> 00:19:53,620 (羅漢) そういえば…。 (梅梅) どうかなさいましたか? 266 00:19:53,620 --> 00:19:56,590 あっ いや 何でもない。 267 00:19:59,060 --> 00:20:02,030 (梅梅) はい どうぞ。 ああ…。 268 00:20:03,530 --> 00:20:05,040 ブ~~! 269 00:20:05,040 --> 00:20:08,540 うっ 苦っ! 何だ これは⁉ (梅梅) ウフフ…。 270 00:20:08,540 --> 00:20:12,140 猫猫が作ったそうですよ。 (羅漢) うっ…。 271 00:20:12,140 --> 00:20:14,610 ⦅混ぜ混ぜ 混ぜ混ぜ…⦆ (羅漢) そうか…。 272 00:20:14,610 --> 00:20:16,650 猫猫が~。 (梅梅) うわぁ…。 273 00:20:16,650 --> 00:20:20,620 それと こちらの箱も猫猫が。 274 00:20:28,560 --> 00:20:31,560 枯れた薔薇? 275 00:20:31,560 --> 00:20:36,530 (梅梅) たとえ枯れたとしても 形を保つことができるんですね。 276 00:20:42,070 --> 00:20:47,140 (禿) ⚟梅梅小姐⚞ (梅梅) あ… 失礼します。 277 00:20:47,140 --> 00:21:04,530 ♬~ 278 00:21:06,530 --> 00:22:35,520 ♬~