1 00:00:00,000 --> 00:01:25,080 ♬~ 2 00:01:32,590 --> 00:01:34,590 (羅漢)《鳳仙…》 3 00:01:34,590 --> 00:01:40,570 《残った娘と共にいたい ただ それだけが願いだった》 4 00:01:42,070 --> 00:01:45,100 《憎まれても仕方がない》 5 00:01:45,100 --> 00:01:48,070 《それでも そばに置きたかった…》 6 00:01:52,140 --> 00:01:53,580 フゥ…。 7 00:01:53,580 --> 00:01:58,580 《しかし 勝負に負けた以上 今回は諦めよう》 8 00:01:58,580 --> 00:02:01,550 にしても あの男…。 9 00:02:01,550 --> 00:02:06,530 許せん… 試合中 3回も 娘の肩に手をかけおって。 10 00:02:06,530 --> 00:02:09,090 (羅漢) 腹いせに何をしてやろうか…。 11 00:02:09,090 --> 00:02:11,100 (扉が開く音) ん? 12 00:02:11,100 --> 00:02:13,130 (やり手婆) ようやく お目覚めかい? 13 00:02:13,130 --> 00:02:15,530 うちの妓女を 身請けしようってんだ➡ 14 00:02:15,530 --> 00:02:18,540 銀の1000や2000で 買えるもんじゃないと➡ 15 00:02:18,540 --> 00:02:21,540 分かってるだろうね? (羅漢) 分かってるよ。 16 00:02:21,540 --> 00:02:25,040 銀1万で足りなければ 2万でも 3万でも。 17 00:02:25,040 --> 00:02:28,050 さすがに10は ちとキツいがな。 18 00:02:28,050 --> 00:02:31,050 (やり手婆) そうかい なら早く こっちへ来な。 19 00:02:31,050 --> 00:02:33,550 好きなのを選ばせてやるよ。 20 00:02:35,120 --> 00:02:37,590 ハァ… やれやれ。 21 00:02:43,530 --> 00:02:45,030 あっ…。 22 00:02:45,030 --> 00:03:00,050 ♬~ 23 00:03:00,050 --> 00:03:03,580 おや 三姫も交えていいのかい? 24 00:03:03,580 --> 00:03:09,520 (やり手婆) 好きなのをと言ったはずだよ その分 たんまりもらうがね。 25 00:03:09,520 --> 00:03:12,520 困ったもんだ。 26 00:03:12,520 --> 00:03:17,030 《どんなに着飾った妓女も 碁石にしか見えない…》 27 00:03:17,030 --> 00:03:20,570 《それならば 良くしてくれた梅梅に➡ 28 00:03:20,570 --> 00:03:23,540 報いてもいいのかもしれない》 29 00:03:27,070 --> 00:03:29,540 (足音) 30 00:03:32,140 --> 00:03:34,050 (梅梅) 羅漢さま。 (羅漢) ん? 31 00:03:34,050 --> 00:03:35,510 (梅梅) フフフ…。 32 00:03:35,510 --> 00:03:39,050 私とて 妓女のプライドは 持ち合わせてます。 33 00:03:39,050 --> 00:03:43,060 もし お望みでしたら 何のためらいもございません。 34 00:03:43,060 --> 00:03:45,020 (羅漢) ん? 35 00:03:47,030 --> 00:03:49,030 (梅梅) ですが…。 36 00:03:53,100 --> 00:03:56,070 (梅梅) 選ぶなら ちゃんと選んでくださいね。 37 00:03:56,070 --> 00:03:59,540 (風の音) 38 00:04:04,540 --> 00:04:08,510 (鳳仙) ⚟♪~ ねんねこよ⚞ 39 00:04:10,020 --> 00:04:12,550 (やり手婆) 梅梅! 勝手に開けるんじゃないよ! 40 00:04:12,550 --> 00:04:14,090 ハッ! 41 00:04:14,090 --> 00:04:16,120 (やり手婆) 何やってんだい⁉ 42 00:04:16,120 --> 00:04:17,660 あっ! 43 00:04:17,660 --> 00:04:21,030 ま… 待ちな! (羅漢) あっ! 44 00:04:21,030 --> 00:04:22,530 (モノクルが割れる音) ハァ ハァ…。 45 00:04:22,530 --> 00:04:24,030 ハァ ハァ…! 46 00:04:24,030 --> 00:04:27,070 《枯れても美しい花》 47 00:04:27,070 --> 00:04:29,530 ハァ ハァ ハァ…! 48 00:04:29,530 --> 00:04:33,540 《あれに 意味があったとしたら…!》 49 00:04:33,540 --> 00:04:35,040 《まさか…!》 50 00:04:35,040 --> 00:04:39,610 (鳳仙)♪~ ねんねこよ 51 00:04:39,610 --> 00:04:43,520 ♪~ あのこは いずこと 52 00:04:43,520 --> 00:04:47,550 ♪~ ないている ハァ ハァ ハァ…。 53 00:04:47,550 --> 00:04:51,520 ハァ ハァ ハァ…。 (鳳仙)♪~ なんにもしらず 54 00:04:51,520 --> 00:04:55,530 ♪~ ことりたち 55 00:04:55,530 --> 00:05:04,140 ♪~ おそらにとおく とんでった 56 00:05:04,140 --> 00:05:08,040 ♪~ ねんねこね 57 00:05:08,040 --> 00:05:11,540 ♪~ ねんねこよ 58 00:05:11,540 --> 00:05:20,020 ♪~ いまは おやすみ またあした 59 00:05:21,050 --> 00:05:24,060 (やり手婆) 何やってんだい⁉ ここは病人部屋だよ! 60 00:05:24,060 --> 00:05:29,030 早く出てお行き! さっさと 向こうで妓女を選ぶんだよ! 61 00:05:29,030 --> 00:05:33,030 (羅漢) そうだな 選ばないとな…。 62 00:05:33,030 --> 00:05:35,500 き… 聞いてんのかい⁉ 63 00:05:44,040 --> 00:05:47,580 この女で頼む。 64 00:05:47,580 --> 00:05:49,610 ばか言ってんじゃないよ! 65 00:05:49,610 --> 00:05:52,550 (羅漢) 誰でもいいと言ったのは 婆の方だろう。 66 00:05:52,550 --> 00:05:55,020 金は いくらでも出そう。 67 00:05:55,020 --> 00:05:58,060 10万でも20万でも払ってやる。 68 00:05:58,060 --> 00:06:00,030 何言ってんだい‼ 69 00:06:00,030 --> 00:06:01,530 あ…。 70 00:06:04,030 --> 00:06:08,030 (碁石を取り出す音) 71 00:06:18,540 --> 00:06:33,060 ♬~ 72 00:06:33,060 --> 00:06:35,560 碁をやろう。 73 00:06:35,560 --> 00:06:42,170 ♬~ 74 00:06:42,170 --> 00:06:47,640 ハハハ…。 75 00:06:49,540 --> 00:06:52,540 (羅漢) ほぉ~ こうきたか。 76 00:06:52,540 --> 00:06:56,050 君の打つ手は いつも突拍子もない。 77 00:06:56,050 --> 00:06:59,020 猫猫は そんな君に似たんだな。 78 00:06:59,020 --> 00:07:04,560 (泣き声) 79 00:07:04,560 --> 00:07:06,590 (梅梅) 大姐…。 80 00:07:06,590 --> 00:07:11,160 最初から素直になっていれば よかったのに…。 81 00:07:11,160 --> 00:07:14,070 どうして もっと早く…。 82 00:07:14,070 --> 00:07:18,070 (泣き声) 83 00:07:18,070 --> 00:07:22,540 (羅漢) 私は この妓女を身請けするよ。 84 00:07:25,040 --> 00:07:32,050 (羅漢)《鳳仙花のような 美しい この女を…》 85 00:07:40,530 --> 00:07:43,530 (猫猫)《あの男を緑青館まで 送り届けるのに➡ 86 00:07:43,530 --> 00:07:47,530 同行してくれたのは馬閃だった》 87 00:07:47,530 --> 00:07:50,040 《疲れたな…》 88 00:07:50,040 --> 00:07:51,540 《ん?》 89 00:07:51,540 --> 00:07:54,540 (馬閃) チッ… 腹黒親子め。 90 00:07:56,540 --> 00:07:59,110 《あれは楼蘭妃》 91 00:07:59,110 --> 00:08:03,050 《園遊会の後 こちらに残っていたのか》 92 00:08:03,050 --> 00:08:06,520 《あの男が 後宮に娘を ごり押ししたという➡ 93 00:08:06,520 --> 00:08:09,520 楼蘭妃の父親か》 94 00:08:09,520 --> 00:08:11,520 《それにしても➡ 95 00:08:11,520 --> 00:08:16,530 こんな所で 高官の悪口を言うのは やめてほしい》 96 00:08:16,530 --> 00:08:18,560 《誰かに聞かれたら➡ 97 00:08:18,560 --> 00:08:21,600 私も悪口を言っていたと 誤解される》 98 00:08:21,600 --> 00:08:23,640 《まだまだ青いね》 99 00:08:23,640 --> 00:08:26,040 おい。 ん? 100 00:08:26,040 --> 00:08:27,940 壬氏さまがお呼びだ。 101 00:08:30,540 --> 00:08:33,040 (足音) (壬氏) ご苦労だったな。 102 00:08:33,040 --> 00:08:35,550 いえ それほどでも。 103 00:08:35,550 --> 00:08:37,550 (水蓮) まぁ! 104 00:08:37,550 --> 00:08:40,550 あらあらあら… こんなに痩せちゃって。 105 00:08:40,550 --> 00:08:42,050 大丈夫れす。 106 00:08:43,120 --> 00:08:47,060 (水蓮) はい 小猫 たくさん食べなさいね。 107 00:08:47,060 --> 00:08:51,030 まだまだ持ってきてあげるから フフっ。 108 00:08:53,030 --> 00:08:56,070 軍師殿のこと お前は てっきり➡ 109 00:08:56,070 --> 00:08:58,540 恨んでいるものかと 思っていたが。 110 00:08:58,540 --> 00:09:01,040 壬氏さま。 111 00:09:01,040 --> 00:09:03,070 恨んじゃいません。 112 00:09:03,070 --> 00:09:06,140 こちらとしては うまく 命中させてくれたおかげで➡ 113 00:09:06,140 --> 00:09:10,050 ここにいますので。 他に言い方はないのか? 114 00:09:10,050 --> 00:09:12,020 本当のことです。 115 00:09:12,020 --> 00:09:14,550 何を想像したか知りませんが➡ 116 00:09:14,550 --> 00:09:18,020 妓女の合意がなければ 子は はらみません。 117 00:09:19,020 --> 00:09:21,530 避妊薬や堕胎剤もありますし➡ 118 00:09:21,530 --> 00:09:24,560 初期であれば流すこともできます。 119 00:09:24,560 --> 00:09:27,970 産んだのは その意思があったからでしょう。 120 00:09:29,130 --> 00:09:32,540 むしろ 謀られたのではないですか? 121 00:09:32,540 --> 00:09:34,540 軍師殿がか? 122 00:09:34,540 --> 00:09:38,540 女とは狡猾な生き物です 血の流れの周期を読めば➡ 123 00:09:38,540 --> 00:09:42,550 子ができやすい日時など ある程度 予測がつきます。 124 00:09:42,550 --> 00:09:44,550 妓女ならば文を出して➡ 125 00:09:44,550 --> 00:09:48,050 訪問の日を 変えてもらうこともできます。 126 00:09:48,050 --> 00:09:54,530 《だからこそ 狙いが外れた時は われを忘れたことだろう…》 127 00:09:54,530 --> 00:09:59,030 《自分を傷つけることすら いとわないほどに》 128 00:09:59,030 --> 00:10:01,070 《それでは飽き足らず➡ 129 00:10:01,070 --> 00:10:05,040 赤子の小指まで添えて 文を送った》 130 00:10:06,540 --> 00:10:10,080 壬氏さま あの男に執務室以外で➡ 131 00:10:10,080 --> 00:10:13,110 話しかけられたことは ないですよね? 132 00:10:13,110 --> 00:10:14,650 そういえば…。 133 00:10:14,650 --> 00:10:17,550 あの男は 人の顔が分からないんです。 134 00:10:17,550 --> 00:10:20,550 分からない? どういうことだ? 135 00:10:20,550 --> 00:10:25,520 目や口の形は分かるのに それをまとめて認識できず➡ 136 00:10:25,520 --> 00:10:28,560 皆 同じような顔に 見えるそうです。 137 00:10:28,560 --> 00:10:31,060 それは気の毒だな…。 138 00:10:31,060 --> 00:10:36,200 ええ その話をしてくれた養父も そう言っていました。 139 00:10:36,200 --> 00:10:38,740 (羅門) ⦅かわいそうなヤツなんだ⦆ 140 00:10:38,740 --> 00:10:41,640 ⦅そのせいで ずっと苦しんできた⦆ 141 00:10:41,640 --> 00:10:44,040 ⦅ふ~ん⦆ 142 00:10:44,040 --> 00:10:50,550 でも なぜか 私と養父の顔だけは しっかり分かるみたいで。 143 00:10:50,550 --> 00:10:55,620 おかしな執着するのも それが原因のようです。 144 00:10:55,620 --> 00:10:58,160 壬氏さま あのモノクルに➡ 145 00:10:58,160 --> 00:11:02,060 「パパって呼んで」と言われたら どう思いますか? 146 00:11:02,060 --> 00:11:05,530 あ… 眼鏡をかち割りたくなるな。 147 00:11:05,530 --> 00:11:07,030 でしょう? 148 00:11:09,030 --> 00:11:14,540 自分を父親だと言い張りますが せいぜい種馬がいいところです。 149 00:11:16,540 --> 00:11:21,110 《あの男は 枯れた薔薇の意味に 気付いただろうか…》 150 00:11:21,110 --> 00:11:24,520 《まぁ 分からなければ それでもいい》 151 00:11:24,520 --> 00:11:26,050 フゥ…。 152 00:11:26,050 --> 00:11:29,520 嫌いであっても 恨んではいません。 153 00:11:29,520 --> 00:11:34,030 羅門の娘になれた点だけは 感謝しているんです。 154 00:11:34,030 --> 00:11:38,030 その割には 露骨な嫌い方に見えたが? 155 00:11:38,030 --> 00:11:41,570 壬氏さまも まだ よく分かっていませんね。 156 00:11:41,570 --> 00:11:46,140 祭事を止めようとした時 私は あの男に助けられました。 157 00:11:46,140 --> 00:11:50,040 恐らく 何か起きることを 感じていたんです。 158 00:11:50,040 --> 00:11:54,550 軍師殿が? あの時は 何も知らなかったはずでは? 159 00:11:54,550 --> 00:11:58,520 私のように証拠を集め 予測を立てるのではなく➡ 160 00:11:58,520 --> 00:12:01,520 きなくさそうなことを 勘で判断して➡ 161 00:12:01,520 --> 00:12:04,520 それをめったに外しません。 162 00:12:04,520 --> 00:12:08,060 ハァ… 腹立たしいことに➡ 163 00:12:08,060 --> 00:12:11,630 面倒くさがりで 自分では動かないんです。 164 00:12:11,630 --> 00:12:16,530 《もし あの男が 表立って動いていれば➡ 165 00:12:16,530 --> 00:12:22,540 今頃 蘇りの妙薬が 手元にあったかもしれない…》 166 00:12:22,540 --> 00:12:24,540 ん? 167 00:12:24,540 --> 00:12:27,550 《分かっている これは嫉妬だ》 168 00:12:27,550 --> 00:12:30,550 《おやじが 手放しで褒めるほどなのに➡ 169 00:12:30,550 --> 00:12:35,090 あの男は自分の恵まれた才を 分かっていない》 170 00:12:35,090 --> 00:12:37,620 フン! ん? 171 00:12:37,620 --> 00:12:42,060 味方にはできませんが 敵にしない方がいいでしょうね。 172 00:12:42,060 --> 00:12:45,030 分かった。 173 00:12:45,030 --> 00:12:47,030 どうしたのですか? 174 00:12:47,030 --> 00:12:50,030 (高順) いえ… 世の中には➡ 175 00:12:50,030 --> 00:12:54,540 好きで嫌われる父親なんて いないと思ってください。 176 00:12:54,540 --> 00:12:56,510 フゥ…。 177 00:13:01,510 --> 00:13:04,020 《後宮に戻って数日後➡ 178 00:13:04,020 --> 00:13:07,020 梅梅小姐から行李が届いた》 179 00:13:07,020 --> 00:13:11,520 《中には 誰が誰に身請けされたか 書かれた手紙と➡ 180 00:13:11,520 --> 00:13:14,630 美しい布帛が入っていた》 181 00:13:14,630 --> 00:13:16,630 (梅梅)⦅いい? 猫猫⦆ 182 00:13:16,630 --> 00:13:20,670 (梅梅)⦅私が身請けされる時は ちゃんと踊るのよ⦆ 183 00:13:20,670 --> 00:13:22,170 ⦅フフフ…⦆ 184 00:13:28,040 --> 00:13:33,010 《本当は 梅梅小姐を送りたかったな》 185 00:13:34,550 --> 00:13:39,550 《誰よりも優しい あの妓女を…》 186 00:13:48,060 --> 00:15:52,520 ♬~ 187 00:15:52,520 --> 00:15:57,520 《案外 覚えているもんだな…》 188 00:15:57,520 --> 00:15:59,020 うっ! おい。 189 00:15:59,020 --> 00:16:00,560 あっ! あっ! 190 00:16:00,560 --> 00:16:02,060 あ~! 191 00:16:09,000 --> 00:16:12,040 何をやっているんだ⁉ 壬氏さま? 192 00:16:12,040 --> 00:16:14,540 何で ここにいるんです? 193 00:16:14,540 --> 00:16:17,010 また変な女が 外壁に よじ登っていると➡ 194 00:16:17,010 --> 00:16:20,010 報告を受けたら 対処するしかなかろう。 195 00:16:20,010 --> 00:16:22,510 (小声で) こっそり やってた つもりだったが➡ 196 00:16:22,510 --> 00:16:24,550 そりゃ ばれるか。 197 00:16:24,550 --> 00:16:25,580 ん? 198 00:16:25,580 --> 00:16:27,620 手間をかけさせるな。 199 00:16:27,620 --> 00:16:30,020 わざわざ 壬氏さまが いらっしゃらなくても➡ 200 00:16:30,020 --> 00:16:33,520 他の方が来ればいいのでは? 201 00:16:33,520 --> 00:16:36,530 親切な衛兵が お前の顔を知っていて➡ 202 00:16:36,530 --> 00:16:39,030 こちらに話を通してきたんだ。 203 00:16:39,030 --> 00:16:41,030 地味にやっているつもりでも➡ 204 00:16:41,030 --> 00:16:43,530 周りは そう思っていないことは 覚えておけ。 205 00:16:43,530 --> 00:16:45,070 御意。 206 00:16:45,070 --> 00:16:49,540 で 今度は お前の番だ… 何をしていた? 207 00:16:51,010 --> 00:16:55,010 花街では 身請けされた妓女を見送る時➡ 208 00:16:55,010 --> 00:16:59,050 他の妓女たちが舞を舞うんです。 209 00:16:59,050 --> 00:17:00,520 何ですか? 210 00:17:00,520 --> 00:17:04,520 いや お前 踊れたんだなと思って。 211 00:17:06,560 --> 00:17:10,630 基本的な教養の一つとして 教わりました。 212 00:17:10,630 --> 00:17:16,030 外では噂になっていたな あの変人が妓女を身請けすると。 213 00:17:16,030 --> 00:17:18,000 そうでしょうね。 214 00:17:18,000 --> 00:17:20,040 ついでに休暇届を出された。 215 00:17:20,040 --> 00:17:23,010 10日は休むつもりでいるらしい。 216 00:17:23,010 --> 00:17:28,050 実に迷惑ですね 小姐の手紙に書いてありました。 217 00:17:28,050 --> 00:17:32,550 3日3晩どころか 7日7晩 宴をするそうです。 218 00:17:32,550 --> 00:17:36,620 《身請け金に 幾ら使ったか知らないが➡ 219 00:17:36,620 --> 00:17:39,020 あの行燈の揚がりよう➡ 220 00:17:39,020 --> 00:17:42,030 そこらの 妓女の身請けの比じゃない》 221 00:17:42,030 --> 00:17:47,530 《しかし 身請けされた妓女は 表に出ることはない》 222 00:17:47,530 --> 00:17:49,530 (妓女たちの笑い声) 223 00:17:49,530 --> 00:17:53,040 《緑青館の噂ばかりが 大きくなる》 224 00:17:53,040 --> 00:17:56,570 《やり手婆の思うままだ》 225 00:17:56,570 --> 00:18:01,150 それにしても軍師殿は 一体 誰を身請けしたんだ? 226 00:18:01,150 --> 00:18:03,550 さぁ 誰なんでしょうね。 227 00:18:03,550 --> 00:18:05,550 知っているんだろう? 228 00:18:05,550 --> 00:18:09,020 (棒読みで) どんな美女でも 壬氏さまには かないませんよ~。 229 00:18:09,020 --> 00:18:11,020 答えになっていないが。 230 00:18:11,020 --> 00:18:13,520 《否定はしないんかい》 231 00:18:13,520 --> 00:18:19,060 《あの男が身請けした女は そんなに長く持つまい》 232 00:18:19,060 --> 00:18:21,070 《妓楼にいた時➡ 233 00:18:21,070 --> 00:18:25,040 私を産んだ女の話を 聞いたことはなかった》 234 00:18:25,040 --> 00:18:29,010 《きっと やり手婆が 口止めしていたのだろう》 235 00:18:29,010 --> 00:18:31,010 《しかし そんな話は➡ 236 00:18:31,010 --> 00:18:34,050 ちょっとしたことから 漏れていくものだ》 237 00:18:34,050 --> 00:18:39,020 《緑青館が つぶれかけた原因が 自分にあること》 238 00:18:39,020 --> 00:18:41,550 《鼻が欠けたことを恥じて➡ 239 00:18:41,550 --> 00:18:46,620 自分のことを遠ざけていたという 女が誰であるのか…》 240 00:18:46,620 --> 00:18:51,130 《あの悪夢は 本当にあったことだった…》 241 00:18:53,530 --> 00:18:56,530 《女の母たる記憶はない》 242 00:18:56,530 --> 00:18:59,400 《今あるのは ゆがんだ小指だけだ》 243 00:19:02,010 --> 00:19:05,010 《もう私には関係はない》 244 00:19:05,010 --> 00:19:10,050 《羅門の娘として 幸せになったのだから》 245 00:19:10,050 --> 00:19:13,020 壬氏さま。 どうした? 246 00:19:14,650 --> 00:19:19,020 指の先って 切っても 伸びてくるのですよ フフフ…。 247 00:19:19,020 --> 00:19:21,030 今 言うことか? 248 00:19:21,030 --> 00:19:23,030 あ… うわっ! (裾を持ち上げる音) 249 00:19:23,030 --> 00:19:24,530 ん? 250 00:19:24,530 --> 00:19:28,530 な… 何してんだ⁉ 傷口が開いてしまいました。 251 00:19:28,530 --> 00:19:30,540 開いたじゃないだろう⁉ 252 00:19:30,540 --> 00:19:34,040 踊ったので 体が熱くなっているのかと。 253 00:19:34,040 --> 00:19:38,580 薬の実験のせいか どうにも痛覚が鈍くなっていて。 254 00:19:38,580 --> 00:19:40,110 うぅ…。 255 00:19:40,110 --> 00:19:43,010 大丈夫です すぐ縫いますんで。 256 00:19:43,010 --> 00:19:44,520 ギャ~! 257 00:19:44,520 --> 00:19:49,020 壬氏さま 縫えません。 ここで縫うな‼ 258 00:19:49,020 --> 00:19:51,520 うおっ! へっ? 259 00:19:51,520 --> 00:19:53,020 えっ⁉ 260 00:19:53,020 --> 00:19:55,030 うわ~‼ 261 00:19:57,530 --> 00:20:01,070 あの 壬氏さ… うお…。 262 00:20:01,070 --> 00:20:04,640 え… 下ろしてください。 263 00:20:04,640 --> 00:20:07,040 傷口が広がるだろう。 264 00:20:07,040 --> 00:20:10,040 誰かに見られたら どうするんですか? 265 00:20:10,040 --> 00:20:13,010 どうせ暗くて見えないだろ。 266 00:20:13,010 --> 00:20:16,510 それに こうやって運ぶのは 2度目だ。 267 00:20:16,510 --> 00:20:20,520 《ケガで気を失った あの時か…》 268 00:20:20,520 --> 00:20:23,020 あっ 壬氏さま➡ 269 00:20:23,020 --> 00:20:25,590 こんな時に 申し訳ないのですが➡ 270 00:20:25,590 --> 00:20:28,530 ずっと言いそびれていたことが ありました。 271 00:20:28,530 --> 00:20:31,530 どうした? 急に改まって。 272 00:20:31,530 --> 00:20:34,000 どうしても 言わなくてはいけない➡ 273 00:20:34,000 --> 00:20:36,530 大切なことでした…。 274 00:20:36,530 --> 00:20:43,010 ♬~ 275 00:20:43,010 --> 00:20:46,010 さっさと言ってくれないか? 276 00:20:48,110 --> 00:20:50,010 壬氏さま…。 277 00:20:50,010 --> 00:20:56,020 ♬~ 278 00:20:56,020 --> 00:20:58,520 牛黄を下さい。 279 00:20:58,520 --> 00:21:01,030 にゃ~! にゃにゃ…! 280 00:21:01,030 --> 00:21:03,030 フン! 痛っ! 281 00:21:03,030 --> 00:21:04,530 う~… ハッ! 282 00:21:04,530 --> 00:21:07,030 まさか用意してないの ですか⁉ 283 00:21:07,030 --> 00:21:09,600 失礼なことを抜かすな! 284 00:21:09,600 --> 00:21:11,640 全く…。 285 00:21:11,640 --> 00:21:15,140 《いきなり頭突きとは 大人げない》 286 00:21:17,010 --> 00:21:20,540 《でも まぁ 大人げないくらいの方が➡ 287 00:21:20,540 --> 00:21:23,510 話をしていて気が楽だ》 288 00:21:23,510 --> 00:21:35,030 ♬~ 289 00:21:36,560 --> 00:21:39,100 ん~ フフフ…。 290 00:21:39,100 --> 00:21:42,530 ウ~フフフ…。 291 00:21:42,530 --> 00:21:44,500 (桜花) ⚟猫猫!⚞ ん? 292 00:21:44,500 --> 00:21:47,000 ⚟壬氏さまが いらっしゃってるわよ!⚞ 293 00:21:47,000 --> 00:21:48,510 は~い。 294 00:21:48,510 --> 00:21:51,010 (玉葉妃) ウッフフ…。 295 00:21:51,010 --> 00:21:54,510 失礼します。 (一同) ん? 296 00:21:56,050 --> 00:21:59,080 もう体調は戻ったのか? 297 00:21:59,080 --> 00:22:03,020 ええ 翡翠宮では 皆さん 良くしてくれますので。 298 00:22:03,020 --> 00:22:06,520 (一同) フフフ…。 (紅娘) ハァ…。 299 00:22:06,520 --> 00:22:09,990 ところで 何かご用でしょうか? 300 00:22:11,500 --> 00:22:13,530 いや 何…➡ 301 00:22:13,530 --> 00:22:18,570 面白い話が回ってきてな。 302 00:22:18,570 --> 00:22:21,140 頼みたいことがあるんだが。 303 00:22:21,140 --> 00:22:24,610 《あ~ またか…》 304 00:22:27,510 --> 00:22:33,020 で 私は一体 何をすれば よろしいのでしょうか? 305 00:22:35,020 --> 00:22:37,020 フフっ。 306 00:22:37,020 --> 00:22:41,530 <猫猫の物語は始まったばかり> 307 00:22:41,530 --> 00:22:46,530 <次は どんな事件に 巻き込まれるのか>