1 00:00:01,068 --> 00:00:21,121 ♬~ 2 00:00:21,121 --> 00:00:41,074 ♬~ 3 00:00:41,074 --> 00:01:01,161 ♬~ 4 00:01:01,161 --> 00:01:21,081 ♬~ 5 00:01:21,081 --> 00:01:28,555 ♬~ 6 00:01:36,163 --> 00:01:40,133 (猫猫)⦅ハァハァハァハァ…⦆ 7 00:01:40,133 --> 00:01:42,135 ⦅おやじ~!⦆ 8 00:01:44,671 --> 00:01:46,640 ⦅おやじ⦆ 9 00:01:51,578 --> 00:01:56,550 (鳥の鳴き声) 10 00:01:58,085 --> 00:02:01,555 おやじ 元気かな…。 11 00:02:04,057 --> 00:02:07,661 そうか 昨日 園遊会の後…。 12 00:02:07,661 --> 00:02:09,696 (桜花)⦅何言ってるの⁉⦆ 13 00:02:09,696 --> 00:02:11,631 (愛藍)⦅毒を食べた大臣は 大変だったんだから⦆ 14 00:02:11,631 --> 00:02:13,667 (貴園)⦅病人は ゆっくり寝てて⦆ 15 00:02:13,667 --> 00:02:15,602 (3人)⦅え~い やぁ~!⦆ 16 00:02:15,602 --> 00:02:21,074 おかげで ゆっくり寝られたものの さすがに昼までは寝過ぎだ。 17 00:02:26,113 --> 00:02:30,183 今更 すっぴんはねぇ…。 18 00:02:30,183 --> 00:02:33,553 (鈴麗公主) あい はい… アハハ アハ…。 19 00:02:33,553 --> 00:02:37,024 (玉葉妃) あら 今日くらい 休んでもよかったのに。 20 00:02:37,024 --> 00:02:41,028 そうもいきません 何かあれば お申し付けください。 21 00:02:41,028 --> 00:02:43,030 あら ソバカスが…。 22 00:02:43,030 --> 00:02:47,567 落ち着かないので このままでも よろしいでしょうか? 23 00:02:47,567 --> 00:02:51,104 それもそうね… あの侍女は何者だって➡ 24 00:02:51,104 --> 00:02:54,041 みんなから詰め寄られて 大変だったから。 25 00:02:54,041 --> 00:02:57,044 申し訳ございません。 いいのよ。 26 00:02:57,044 --> 00:03:00,047 それより 朝から 高順が来ているけど どうする? 27 00:03:00,047 --> 00:03:01,548 え? 28 00:03:01,548 --> 00:03:05,519 暇そうだったから 草むしりを してもらっているんだけど。 29 00:03:05,519 --> 00:03:07,554 草むしり…。 30 00:03:07,554 --> 00:03:11,091 《園遊会の時は 結構な高官の席にいたのに》 31 00:03:11,091 --> 00:03:13,527 《さすが まめ男》 32 00:03:13,527 --> 00:03:15,529 《あの男は あの男で➡ 33 00:03:15,529 --> 00:03:19,533 侍女たちの心を つかんでいるに違いない》 34 00:03:19,533 --> 00:03:24,037 応接間を貸していただいても よろしいでしょうか? 35 00:03:24,037 --> 00:03:27,541 分かったわ… 紅娘。 (紅娘) はい。 36 00:03:27,541 --> 00:03:31,578 《心なしか 紅娘の目も輝いているような…》 37 00:03:31,578 --> 00:03:35,549 (高順) 壬氏さまから 預かってきました。 38 00:03:35,549 --> 00:03:40,053 これは玉葉さまが飲むはずだった スープですね。 39 00:03:40,053 --> 00:03:41,521 はい。 40 00:03:41,521 --> 00:03:44,057 《ご丁寧に》 41 00:03:44,057 --> 00:03:47,060 食べないでくださいね。 食べません。 42 00:03:47,060 --> 00:03:49,563 銀は腐食が激しいので➡ 43 00:03:49,563 --> 00:03:53,100 今は もう酸化していて おいしくありません。 44 00:03:53,100 --> 00:03:54,634 おいしく…。 45 00:03:54,634 --> 00:03:57,571 これ 素手で持ったりしましたか? 46 00:03:57,571 --> 00:03:59,573 いいえ 器には触れず➡ 47 00:03:59,573 --> 00:04:02,576 毒かどうか 中身を匙で取っただけです。 48 00:04:02,576 --> 00:04:06,046 その後は すぐに布で包みました。 49 00:04:06,046 --> 00:04:07,547 フッ…。 50 00:04:07,547 --> 00:04:09,549 少しお待ちください。 51 00:04:09,549 --> 00:04:12,052 チョキチョキチョキ カチャカチャカチャ…。 52 00:04:12,052 --> 00:04:15,122 綿と粉と筆ですね。 53 00:04:15,122 --> 00:04:16,623 はい。 54 00:04:16,623 --> 00:04:18,658 これで一体 何を? 55 00:04:18,658 --> 00:04:21,528 私のいた薬屋では イタズラ防止に➡ 56 00:04:21,528 --> 00:04:25,031 触れてはいけない器に 染料を付けていました。 57 00:04:25,031 --> 00:04:27,033 これは その応用です。 58 00:04:27,033 --> 00:04:32,038 簡単ですよ 小さく丸めた綿に粉を付けて➡ 59 00:04:32,038 --> 00:04:34,541 器にまぶしていきます。 60 00:04:34,541 --> 00:04:38,044 最後に筆で余分な粉を落とせば…。 61 00:04:40,547 --> 00:04:43,583 出ました。 白い跡がありますね。 62 00:04:43,583 --> 00:04:46,653 人間の手が触れた場所です。 63 00:04:46,653 --> 00:04:51,057 指先などが触れると 跡が残ってしまいます。 64 00:04:51,057 --> 00:04:55,028 腐食しやすい銀食器なら なおのこと。 65 00:04:55,028 --> 00:04:58,532 銀食器は 使う前に必ず布で拭きます。 66 00:04:58,532 --> 00:05:02,035 つまり 今ここに残っている指の跡は➡ 67 00:05:02,035 --> 00:05:05,539 拭かれた後に 食器を持った人間のものだと。 68 00:05:05,539 --> 00:05:07,574 そういうことです。 69 00:05:07,574 --> 00:05:10,110 指の跡の大きさと位置で➡ 70 00:05:10,110 --> 00:05:13,513 どのように持ったのかくらいは 推測できるでしょう。 71 00:05:13,513 --> 00:05:16,516 器を持ったのは… あっ。 72 00:05:16,516 --> 00:05:18,518 いかがしましたか? 73 00:05:20,020 --> 00:05:24,024 ん… いいえ。 74 00:05:24,024 --> 00:05:27,527 器を持ったのは 全部で恐らく4人です。 75 00:05:27,527 --> 00:05:30,063 4人ですか。 76 00:05:30,063 --> 00:05:33,600 まず 器の周りに触れた3人。 77 00:05:33,600 --> 00:05:36,036 スープをよそった者。 78 00:05:36,036 --> 00:05:38,038 配膳した者。 79 00:05:38,038 --> 00:05:41,041 里樹さまの毒見役。 80 00:05:41,041 --> 00:05:46,546 そして もう1人 器の縁を触った第三者。 81 00:05:46,546 --> 00:05:52,018 毒を入れたのは 不明な第三者に 間違いないと思います。 82 00:05:52,018 --> 00:05:54,054 それが事実とすれば➡ 83 00:05:54,054 --> 00:05:58,124 なぜ上級妃の器に 毒見役の指の跡が? 84 00:05:58,124 --> 00:06:00,060 簡単なことです。 85 00:06:00,060 --> 00:06:04,531 里樹さまの毒見役が 嫌がらせに わざと入れ替えたのでしょう。 86 00:06:04,531 --> 00:06:08,034 毒とは知らずに。 入れ替えた? 87 00:06:08,034 --> 00:06:10,036 イジメです。 88 00:06:10,036 --> 00:06:13,039 上級妃に対して 侍女が? 89 00:06:13,039 --> 00:06:15,575 信じられないようですね。 90 00:06:15,575 --> 00:06:17,611 聞かせてもらえますか? 91 00:06:17,611 --> 00:06:21,047 これは あくまで私の臆測であることを➡ 92 00:06:21,047 --> 00:06:24,551 前もって言っておきます。 問題ありません。 93 00:06:24,551 --> 00:06:28,521 里樹さまの園遊会での衣装を 覚えていますか? 94 00:06:28,521 --> 00:06:32,058 はい 確か派手な濃い桃色の。 95 00:06:32,058 --> 00:06:37,097 普通に考えるなら 玉葉さまと かぶる衣装を妃が選んだ場合➡ 96 00:06:37,097 --> 00:06:40,133 侍女は他の衣装を薦めます。 97 00:06:40,133 --> 00:06:45,038 そうでなければ 妃に準ずる衣を 侍女たちも着るはずです。 98 00:06:45,038 --> 00:06:50,543 しかし お付きの者は皆 白い衣を着ていました。 99 00:06:50,543 --> 00:06:54,547 あれでは桃色の衣装を着ていた 里樹さまは➡ 100 00:06:54,547 --> 00:06:57,050 空気が読めない道化同然です。 101 00:06:57,050 --> 00:07:00,053 侍女は主を立てるものです。 102 00:07:00,053 --> 00:07:02,689 そうなると あの日…。 103 00:07:02,689 --> 00:07:05,759 ⦅侍女としての立場も わきまえられないの?⦆ 104 00:07:05,759 --> 00:07:09,062 ⦅桃色の衣を薦めるなんて⦆ 105 00:07:09,062 --> 00:07:12,098 ふがいない 里樹さまの侍女たちを➡ 106 00:07:12,098 --> 00:07:15,035 阿多さまの侍女たちが いさめていた。 107 00:07:15,035 --> 00:07:19,539 敵だらけの後宮の中で 妃が真に信じられるのは➡ 108 00:07:19,539 --> 00:07:22,075 自分の侍女たちだけです。 109 00:07:22,075 --> 00:07:26,146 年若い里樹さまは 侍女に薦められるまま➡ 110 00:07:26,146 --> 00:07:30,550 あの衣装を着て わざと恥をかかされたのでしょう。 111 00:07:30,550 --> 00:07:33,553 何の疑いもなく。 112 00:07:33,553 --> 00:07:37,057 それだけでなく 食事を入れ替えて➡ 113 00:07:37,057 --> 00:07:40,060 さらに 里樹妃を困らせようとしたと。 114 00:07:40,060 --> 00:07:42,562 ええ 毒とは知らずに。 115 00:07:42,562 --> 00:07:45,532 結果として命拾いしましたけど。 116 00:07:47,133 --> 00:07:50,570 嫌なやり方です。 117 00:07:50,570 --> 00:07:53,039 どうして そんなことを…。 118 00:07:53,039 --> 00:07:57,043 里樹さまは幼いながら 先帝の妃となり➡ 119 00:07:57,043 --> 00:08:00,580 その後すぐ出家した 特殊な立場です。 120 00:08:00,580 --> 00:08:03,583 妻は夫に 身をもって尽くすものだと➡ 121 00:08:03,583 --> 00:08:06,119 幼い頃から教育されます。 122 00:08:06,119 --> 00:08:10,056 周りから見れば 亡き夫の息子に嫁ぐなんて➡ 123 00:08:10,056 --> 00:08:14,060 不徳も甚だしい ということでしょう。 124 00:08:14,060 --> 00:08:16,563 器の縁にある跡は➡ 125 00:08:16,563 --> 00:08:20,033 毒を混ぜた犯人のものだと 思います。 126 00:08:20,033 --> 00:08:23,570 縁を押さえて 毒を混ぜ入れたのかと。 127 00:08:23,570 --> 00:08:25,105 なるほど。 128 00:08:25,105 --> 00:08:29,542 《「高貴な方の唇が触れる場所を 指で汚してはならない」》 129 00:08:29,542 --> 00:08:32,612 《紅娘の教えである》 130 00:08:32,612 --> 00:08:35,115 私の見解は以上です。 131 00:08:36,015 --> 00:08:40,520 一つ 聞いてよいですか? 何でしょう? 132 00:08:42,055 --> 00:08:46,626 なぜ 昨日 あの毒見役の侍女を かばおうとしたのですか? 133 00:08:46,626 --> 00:08:48,561 シャ~! 134 00:08:48,561 --> 00:08:52,565 ただの興味本位です 追及するつもりはありません。 135 00:08:55,034 --> 00:09:01,040 下女の命など 妃に比べたら 軽くたやすいものです。 136 00:09:02,609 --> 00:09:06,579 ましてや 毒見役の命ともなれば…。 137 00:09:09,149 --> 00:09:12,552 フゥ…。 138 00:09:12,552 --> 00:09:16,056 壬氏さまには うまく説明します。 139 00:09:16,056 --> 00:09:18,058 ありがとうございます。 140 00:09:21,528 --> 00:09:25,064 まぁ せっかく 取り換えてくれたんだから➡ 141 00:09:25,064 --> 00:09:28,101 お礼はしないとね。 142 00:09:28,101 --> 00:09:31,137 毒の味見ができたし。 143 00:09:31,137 --> 00:09:36,643 やっぱり あのスープ 飲み込んでおけばよかったなぁ。 144 00:09:39,546 --> 00:09:41,047 以上です。 145 00:09:41,047 --> 00:09:43,049 (壬氏) なるほどね。 146 00:09:43,049 --> 00:09:46,553 いつ聞いても お前の物言いは うまいな。 147 00:09:46,553 --> 00:09:48,054 そうでしょうか。 148 00:09:48,054 --> 00:09:51,558 どう考えても内部犯だよな。 149 00:09:51,558 --> 00:09:54,093 状況からは そうなります。 150 00:09:54,093 --> 00:09:57,664 ハァ… 簡単に言ってくれる。 151 00:09:57,664 --> 00:10:00,033 この騒ぎで昨日から寝る暇もない。 152 00:10:00,033 --> 00:10:04,070 着替えもできてない 思考を放棄したい。 153 00:10:04,070 --> 00:10:06,573 素が出てきていますよ。 154 00:10:06,573 --> 00:10:10,543 誰もいないから よくないか? 私がいます。 155 00:10:10,543 --> 00:10:13,580 そこは おまけで。 ダメです。 156 00:10:13,580 --> 00:10:18,117 何を言ってもダメか。 長い付き合いですので。 157 00:10:18,117 --> 00:10:23,056 生まれた時から面倒を 見られるのも厄介なものだな。 158 00:10:23,056 --> 00:10:26,059 壬氏さま かんざし 挿したままですよ。 159 00:10:26,059 --> 00:10:29,062 あぁ いけねぇ すっかり忘れてた。 160 00:10:29,062 --> 00:10:31,030 髪に隠れていたので➡ 161 00:10:31,030 --> 00:10:34,567 本当のご身分に気付く者は いないかと。 162 00:10:34,567 --> 00:10:37,070 頼むわ 保管…。 163 00:10:37,070 --> 00:10:40,640 また そんな雑に扱って。 164 00:10:40,640 --> 00:10:44,043 特別な方しか 身に着けられないものですから➡ 165 00:10:44,043 --> 00:10:46,546 大切にしてください。 166 00:10:46,546 --> 00:10:50,083 分かってるよ。 分かってません。 167 00:10:50,083 --> 00:10:53,553 ハァ… それでは失礼します。 168 00:10:56,055 --> 00:11:00,059 ハァ… やるか。 169 00:11:03,129 --> 00:11:06,165 (小蘭) じゃあさ かんざし もらったりした? 170 00:11:06,165 --> 00:11:09,068 一応…。 うわ~! 171 00:11:09,068 --> 00:11:12,539 そっか… じゃあ➡ 172 00:11:12,539 --> 00:11:15,041 後宮から出られるんだね。 173 00:11:15,041 --> 00:11:16,543 はぁ? 174 00:11:16,543 --> 00:11:19,045 ん? 今 何て言った? 175 00:11:19,045 --> 00:11:22,081 「後宮から出られる」? 176 00:11:22,081 --> 00:11:24,117 その話 詳しく! 177 00:11:24,117 --> 00:11:26,119 あい…。 178 00:11:28,555 --> 00:11:32,058 (小蘭) 後宮って 外の男性とは会えないけど➡ 179 00:11:32,058 --> 00:11:34,060 特別な許可があれば➡ 180 00:11:34,060 --> 00:11:37,063 男性が女官を 連れ出すことができるの。 181 00:11:37,063 --> 00:11:41,534 ふむふむ… それが園遊会で 配っている かんざしってわけか。 182 00:11:41,534 --> 00:11:45,104 その通り! 逆にかんざしを使えば➡ 183 00:11:45,104 --> 00:11:48,641 後宮から出してって 頼むこともできるんだって。 184 00:11:48,641 --> 00:11:52,545 なるほど… ありがとう 小蘭 試してみる。 185 00:11:52,545 --> 00:11:55,582 エヘヘ… どういたしまして。 186 00:11:55,582 --> 00:11:58,551 猫猫 サンザシ ごちそうさま! 187 00:11:58,551 --> 00:12:00,420 おいしかった! 188 00:12:04,524 --> 00:12:07,527 《もらったかんざしは 全部で4つ》 189 00:12:07,527 --> 00:12:10,597 《男性からのかんざしは2つ》 190 00:12:10,597 --> 00:12:16,102 いや 大事なものを失ったあっちは 男性とは言わないか? 191 00:12:16,102 --> 00:12:18,538 ⦅薬屋⦆ 192 00:12:18,538 --> 00:12:20,006 よし。 193 00:12:21,541 --> 00:12:23,543 (太鼓の音) (武官たち) ハッ ハッハッ! 194 00:12:23,543 --> 00:12:25,044 ハッ! 195 00:12:25,044 --> 00:12:31,117 李白さま 後宮の女官が こちらを。 (李白) ん? 分かった。 196 00:12:31,117 --> 00:12:36,022 《参ったな… 義理のかんざしを 本気にされたか》 197 00:12:36,022 --> 00:12:39,025 《しかし 美人の誘いだったら もったいないし…》 198 00:12:41,060 --> 00:12:44,530 翡翠宮の侍女には 1人しか渡してない。 199 00:12:44,530 --> 00:12:47,033 ということは➡ 200 00:12:47,033 --> 00:12:50,036 あれか~。 201 00:12:50,036 --> 00:12:53,539 さて どう断るかな~。 202 00:12:55,074 --> 00:12:58,077 (扉が開く音) 失礼します。 203 00:13:00,146 --> 00:13:02,048 お待たせしました。 204 00:13:02,048 --> 00:13:05,551 ん? 誰だ? お前。 よく言われます。 205 00:13:05,551 --> 00:13:09,522 お前 化粧で化けるって 言われないか? 206 00:13:09,522 --> 00:13:12,525 それも よく言われます。 207 00:13:12,525 --> 00:13:16,029 しかし また 俺を呼び出すなんて。 208 00:13:16,029 --> 00:13:19,065 実家に戻りたいと思いまして。 209 00:13:19,065 --> 00:13:23,536 実家? これが どういう意味か分かってるのか? 210 00:13:23,536 --> 00:13:28,041 身元を保証していただければ 一時帰宅は可能と聞きました。 211 00:13:28,041 --> 00:13:30,043 あきれたヤツだ…。 212 00:13:30,043 --> 00:13:34,547 侍女の身分で 武官の俺に 身元保証だけをしろと? 213 00:13:34,547 --> 00:13:36,049 はい。 214 00:13:36,049 --> 00:13:40,620 ハァ… そのために わざわざ俺を呼び出したと? 215 00:13:40,620 --> 00:13:42,121 はい。 216 00:13:42,121 --> 00:13:45,625 豪胆というか命知らずというか…。 217 00:13:47,060 --> 00:13:50,563 つまり何だ? 俺は嬢ちゃんの里帰りに➡ 218 00:13:50,563 --> 00:13:53,066 うまく利用されろってことか? 219 00:13:53,066 --> 00:13:57,570 いいえ こちらも それなりに お礼ができないかと考えています。 220 00:13:57,570 --> 00:13:59,572 あぁ? 221 00:14:02,041 --> 00:14:05,578 緑青館で花見は いかがかと? 222 00:14:05,578 --> 00:14:07,113 ハッ…! 223 00:14:07,113 --> 00:14:10,049 ろ… 緑青館⁉ 冗談だろ⁉ 224 00:14:10,049 --> 00:14:13,019 一晩で一年分の 給金が吹っ飛ぶ 高級妓楼だぞ⁉ 225 00:14:13,019 --> 00:14:18,024 心配ならば この紹介状を見せれば分かります。 226 00:14:18,024 --> 00:14:21,527 白鈴 女華 梅梅。 227 00:14:21,527 --> 00:14:23,529 ますます信じられん…。 228 00:14:23,529 --> 00:14:27,100 高級官僚でも なかなか 手を出せない三姫じゃないか~! 229 00:14:27,100 --> 00:14:30,169 信じられないなら仕方ないですね。 230 00:14:30,169 --> 00:14:31,037 えっ! 231 00:14:31,037 --> 00:14:34,040 申し訳ありません お手間をかけました。 232 00:14:34,040 --> 00:14:36,542 ちょ ちょ…。 非常に残念ですが➡ 233 00:14:36,542 --> 00:14:40,513 他を当たりますので この話は なかったことに…。 234 00:14:41,547 --> 00:14:44,550 《この女 他にも当てがあるのか⁉》 235 00:14:44,550 --> 00:14:48,087 《しかも 紅水晶と銀製のかんざし⁉》 236 00:14:48,087 --> 00:14:52,525 《明らかに俺より高官だろ この嬢ちゃん何者なんだ⁉》 237 00:14:52,525 --> 00:14:55,528 《だとすれば この話もあながち…》 238 00:14:55,528 --> 00:14:57,563 《いやいや 怪し過ぎる!》 239 00:14:57,563 --> 00:15:00,032 《でも もし本当なら➡ 240 00:15:00,032 --> 00:15:04,036 あの三姫に出会える機会なんて 今後 二度と…》 241 00:15:04,036 --> 00:15:07,573 《俺はどうすれば… クッ!》 242 00:15:07,573 --> 00:15:10,610 ハッ! どう… なさいますか? 243 00:15:10,610 --> 00:15:12,111 《う…》 244 00:15:13,146 --> 00:15:14,614 《うぅ…》 245 00:15:15,548 --> 00:15:17,517 《うぅ~!》 246 00:15:17,517 --> 00:15:20,553 俺の負けだ。 247 00:15:20,553 --> 00:15:25,057 (桜花) おめでとう 猫猫! まさか私たちより先に猫猫が…。 248 00:15:25,057 --> 00:15:29,028 (愛藍) 本当によかった。 (貴園) いい人に出会えたのね。 249 00:15:29,028 --> 00:15:31,063 ん? ありがとうございます。 250 00:15:31,063 --> 00:15:33,099 (桜花) どうしてそんなに軽いの⁉ 251 00:15:33,099 --> 00:15:36,135 大丈夫ですよ お土産は買ってきます。 252 00:15:36,135 --> 00:15:39,539 彼とは どういう経緯で? 成り行きで…? 253 00:15:39,539 --> 00:15:44,043 あの様子じゃ かんざしの意味 絶対分かってませんよ。 254 00:15:44,043 --> 00:15:46,045 そうね 絶対。 255 00:15:46,045 --> 00:15:49,048 全く かわいそうなのは あの子だわ。 256 00:15:49,048 --> 00:15:51,551 ふぇ… ブェックショイ! 257 00:15:51,551 --> 00:15:53,519 (玉葉妃) 本当に面白い。 258 00:15:53,519 --> 00:15:56,589 フフフ… あの子 どんな顔するのかしら? 259 00:15:56,589 --> 00:16:01,027 これは また一悶着 ありそうですね。 260 00:16:01,027 --> 00:16:04,530 <仕事を片付けて ようやく暇になった壬氏が➡ 261 00:16:04,530 --> 00:16:09,535 やって来たのは 猫猫が出発した翌日のこと> 262 00:16:09,535 --> 00:16:14,040 猫猫なら あるお方と一緒に 行ってしまったわ…。 263 00:16:14,040 --> 00:16:16,042 あ… あぁ…。 264 00:16:16,042 --> 00:16:20,112 フフっ アッハハ…。 265 00:16:20,112 --> 00:16:22,515 3日間の里帰りへ。 266 00:16:22,515 --> 00:16:27,553 《故郷である花街は それほど遠い場所ではない》 267 00:16:27,553 --> 00:16:32,525 《後宮から塀と堀を越えて 歩けるほどの距離にある》 268 00:16:32,525 --> 00:16:34,527 ♪~ フンフンフン 269 00:16:34,527 --> 00:16:37,530 《馬車を出すなんて贅沢だなぁ》 270 00:16:37,530 --> 00:16:40,099 《まぁ 緑青館の三姫といえば➡ 271 00:16:40,099 --> 00:16:44,537 民からも憧憬を集める 雲の上のアイドルだからな》 272 00:16:44,537 --> 00:16:48,074 《一目会えることですら 名誉になる存在だ》 273 00:16:48,074 --> 00:16:51,577 (李白) おっ 見えてきたぞ。 274 00:16:51,577 --> 00:16:53,546 花街だ。 275 00:16:56,549 --> 00:17:01,087 《そんな存在に憧れ 遊郭の門をたたく娘もいるが➡ 276 00:17:01,087 --> 00:17:03,623 簡単になれるものではない》 277 00:17:03,623 --> 00:17:08,594 《禿と呼ばれる妓女見習いですら 売れる保証はない世界だ》 278 00:17:11,063 --> 00:17:14,066 ここが緑青館か…。 はい。 279 00:17:14,066 --> 00:17:17,036 何だか風格があるな。 280 00:17:17,036 --> 00:17:20,540 中級から最上級まで 妓女を取りそろえている➡ 281 00:17:20,540 --> 00:17:23,075 老舗の妓楼ですから。 282 00:17:23,075 --> 00:17:27,580 おっ 久しぶり ばあさん! みんな元気に…。 283 00:17:27,580 --> 00:17:32,118 うぉ~! グハっ…! 284 00:17:32,118 --> 00:17:33,653 わっ! 285 00:17:33,653 --> 00:17:36,555 (やり手婆) 何が久しぶりだい このばか娘。 286 00:17:36,555 --> 00:17:39,525 大丈夫か? 何なんだよ? このばあさん。 287 00:17:39,525 --> 00:17:43,529 緑青館の店主 やり手婆です…。 288 00:17:43,529 --> 00:17:48,034 懐かしいな… 昔は よくこれで 毒を吐き出したもんだ…。 289 00:17:48,034 --> 00:17:51,037 ふ~ん これが上客かい? 290 00:17:51,037 --> 00:17:54,607 顔立ちも男前だし いい体格してるじゃないか。 291 00:17:54,607 --> 00:17:57,510 話によると出世株らしいね。 292 00:17:57,510 --> 00:18:01,547 ばあちゃん… それ 本人の目の前で言うのは どうよ。 293 00:18:01,547 --> 00:18:05,051 おい 白鈴 呼んできな 今日は茶挽きのはずだ。 294 00:18:05,051 --> 00:18:06,519 (禿) はい。 295 00:18:06,519 --> 00:18:08,054 白鈴…。 296 00:18:08,054 --> 00:18:11,057 李白さま 腕の筋肉に自信はありますか? 297 00:18:11,057 --> 00:18:14,093 体は鍛えているつもりだぞ んっ。 298 00:18:14,093 --> 00:18:16,529 《これは ひょっとしたら…》 299 00:18:16,529 --> 00:18:20,533 (禿) こちらへどうぞ。 はっ… 緊張してきた…。 300 00:18:20,533 --> 00:18:24,036 うまくやってくださいね~。 おお。 301 00:18:24,036 --> 00:18:25,538 フフ~ン。 302 00:18:25,538 --> 00:18:28,507 猫猫 全く お前は➡ 303 00:18:28,507 --> 00:18:32,078 十月も連絡よこさず消えやがって。 304 00:18:32,078 --> 00:18:35,648 仕方ないだろ? 送った木簡 読んでないの? 305 00:18:35,648 --> 00:18:38,551 読んだから いちげんお断りのところを➡ 306 00:18:38,551 --> 00:18:42,021 こんだけ面倒見てやってんだろ。 分かってるって。 307 00:18:42,021 --> 00:18:48,027 今まで後宮で働いた給金の半分 特別に先払いにしてもらった。 308 00:18:48,027 --> 00:18:51,530 相手は白鈴だ こんだけじゃ足りないね。 309 00:18:51,530 --> 00:18:54,066 お茶くらいなら まけてくんない? 310 00:18:54,066 --> 00:18:58,638 ばか! あの腕っ節で 白鈴が何もしないわけないだろ? 311 00:18:58,638 --> 00:19:01,540 やっぱり… でも それ不可抗力…。 312 00:19:01,540 --> 00:19:05,544 んなわけあるかい! ちゃんと勘定に入れとくからね。 313 00:19:05,544 --> 00:19:09,548 いや 払えないって…。 なら上客 どんどん よこしな。 314 00:19:09,548 --> 00:19:14,086 さっきみたいな若くて 長く適度に 搾り取れそうなのをさ。 315 00:19:14,086 --> 00:19:17,089 《宦官でも客になるのか?》 316 00:19:17,089 --> 00:19:22,128 《あれはダメだ 妓女たちが 本気になり店がつぶれる》 317 00:19:22,128 --> 00:19:26,065 《でも高順や やぶ医者は 気が引けるし…》 318 00:19:26,065 --> 00:19:31,037 猫猫 じじいは家にいるはずだ さっさと行ってやんな。 319 00:19:34,573 --> 00:19:39,578 《通りを1つ抜けただけで 花街は途端に景色を変える》 320 00:19:39,578 --> 00:19:44,583 《立ち並ぶあばら家に 物乞いと梅毒の夜鷹》 321 00:19:46,085 --> 00:19:48,554 変わらないなぁ。 322 00:20:02,101 --> 00:20:04,670 ただいま おやじ。 323 00:20:04,670 --> 00:20:08,641 (羅門) おう おかえり 遅かったねぇ。 324 00:20:10,543 --> 00:20:13,079 《やっと帰ってこられた》 325 00:20:13,079 --> 00:20:19,051 実はあの日 ソバカスの染料 採りに行ったらさ そこで…。 326 00:20:19,051 --> 00:20:30,129 ♬~ 327 00:20:30,129 --> 00:20:34,066 まだ年季があるから あさってには後宮に戻るよ。 328 00:20:34,066 --> 00:20:38,037 そうか。 眠いけど 風呂入りたいな。 329 00:20:38,037 --> 00:20:41,540 明日 緑青館で もらい湯するといい。 330 00:20:41,540 --> 00:20:45,578 んっ… うん そうする…。 331 00:20:45,578 --> 00:21:03,062 ♬~ 332 00:21:03,062 --> 00:21:08,567 後宮とは 因果だねぇ…。 333 00:21:10,035 --> 00:21:30,055 ♬~ 334 00:21:30,055 --> 00:21:50,075 ♬~ 335 00:21:50,075 --> 00:22:10,029 ♬~ 336 00:22:10,029 --> 00:22:30,149 ♬~ 337 00:22:30,149 --> 00:22:39,124 ♬~