1 00:00:01,068 --> 00:00:21,088 ♬~ 2 00:00:21,088 --> 00:00:41,074 ♬~ 3 00:00:41,074 --> 00:01:01,128 ♬~ 4 00:01:01,128 --> 00:01:21,081 ♬~ 5 00:01:21,081 --> 00:01:28,555 ♬~ 6 00:01:39,566 --> 00:01:43,070 (鶏の鳴き声) 7 00:01:43,070 --> 00:01:52,612 ♬~ 8 00:01:52,612 --> 00:01:55,649 (猫猫) 帰ってきたんだ…。 9 00:01:55,649 --> 00:01:59,152 ん~! あぁ…。 10 00:02:00,554 --> 00:02:03,557 ベタつく…。 11 00:02:03,557 --> 00:02:05,559 おやじは➡ 12 00:02:05,559 --> 00:02:08,061 畑か。 13 00:02:14,568 --> 00:02:20,140 《もう年も年だし 畑仕事は やめてもらいたいが》 14 00:02:20,140 --> 00:02:25,545 自分で育てた薬草で薬作るのが 好きなんだよなぁ おやじ。 15 00:02:25,545 --> 00:02:27,547 (戸をたたく音) んっ? 16 00:02:27,547 --> 00:02:30,050 (たたく音) 17 00:02:30,050 --> 00:02:32,586 壊れる。 ハッ! 18 00:02:32,586 --> 00:02:37,057 ん? 見ない顔だな よその禿か おやじなら…。 19 00:02:37,057 --> 00:02:39,059 来て! ちょ…! 20 00:02:41,595 --> 00:02:46,166 ハァハァハァハァ…! 21 00:02:46,166 --> 00:02:50,070 小姐! 薬屋 連れてきた! 早く! 22 00:02:50,070 --> 00:02:51,571 《このにおい》 23 00:02:54,074 --> 00:02:56,076 あぁ あっ…。 24 00:02:56,076 --> 00:03:00,080 薬屋さん! 取りあえず吐かせたけど…。 25 00:03:00,080 --> 00:03:01,548 ハッ! 26 00:03:02,549 --> 00:03:04,051 まだだ! 27 00:03:05,085 --> 00:03:09,122 男が息してない 女の呼吸も浅い。 あぁ…。 28 00:03:09,122 --> 00:03:11,558 喉に嘔吐物が 残ってないか確認する。 29 00:03:11,558 --> 00:03:15,062 そっちを頼む。 え… ええ。 30 00:03:15,062 --> 00:03:18,532 《脈もない 喉には詰まってない》 31 00:03:23,070 --> 00:03:25,072 グッ… グッ…。 32 00:03:25,072 --> 00:03:27,074 《唾液だけか》 33 00:03:29,643 --> 00:03:32,079 フッ フッ フッ…。 34 00:03:32,079 --> 00:03:36,550 フッ フッ フッ…。 フッ フッ フッ…。 35 00:03:36,550 --> 00:03:38,051 (せき込み) 36 00:03:38,051 --> 00:03:40,087 ハァ… 水を持ってきて! 37 00:03:40,087 --> 00:03:43,056 水は飲ませるな! 炭だ 炭を用意しろ! 38 00:03:43,056 --> 00:03:45,058 は… はい! 39 00:03:50,664 --> 00:03:52,165 (うがい) 40 00:03:52,165 --> 00:03:54,067 (水を吐き出す音) ハァ…。 41 00:03:54,067 --> 00:04:00,574 朝から 一体何なんだよ~ あ~ 風呂入りたい。 42 00:04:00,574 --> 00:04:04,578 (妓女) ありがとう 薬屋さん 2人とも落ち着いたわ。 43 00:04:04,578 --> 00:04:08,081 あっ そのままにしてくれ。 吐いたものも? 44 00:04:08,081 --> 00:04:12,619 毒が残ってるかもしれない。 毒? 45 00:04:12,619 --> 00:04:15,622 お茶の準備するわね。 46 00:04:19,559 --> 00:04:21,561 ハァ…。 47 00:04:21,561 --> 00:04:25,065 《倒れていたのは妓女とその客》 48 00:04:25,065 --> 00:04:29,536 《部屋には酒とタバコの臭いが 充満していた》 49 00:04:29,536 --> 00:04:32,539 《酒瓶が2つ》 50 00:04:32,539 --> 00:04:35,609 《割れたガラスの器》 51 00:04:35,609 --> 00:04:38,645 《これは… 麦稈か?》 52 00:04:38,645 --> 00:04:42,048 《キセルにタバコの葉》 53 00:04:42,048 --> 00:04:45,585 面倒くさいことをやらかすもんだ。 54 00:04:45,585 --> 00:04:48,088 これ 炭…。 55 00:04:48,088 --> 00:04:51,558 あぁ あと木簡と書くものも。 えっ? 56 00:04:53,059 --> 00:04:57,597 南の外壁のそばの畑に うちのおやじがいるはずだから➡ 57 00:04:57,597 --> 00:05:01,067 後で連れてきてくれ。 分かった…。 58 00:05:08,542 --> 00:05:11,044 (扉が開く音) 59 00:05:11,044 --> 00:05:13,046 遅かったな おやじ。 60 00:05:13,046 --> 00:05:16,550 (羅門) この子が足を気遣ってくれたんだ。 61 00:05:16,550 --> 00:05:19,019 炭は つぶしておいた。 62 00:05:19,019 --> 00:05:23,056 ああ すぐに薬草に混ぜて 飲ませよう。 63 00:05:23,056 --> 00:05:28,128 (妓女) 飲める? ん… あの人は? 64 00:05:28,128 --> 00:05:31,531 無事よ 薬も飲んだし。 65 00:05:31,531 --> 00:05:34,568 (羅門) 処置の仕方は まあまあかな。 66 00:05:34,568 --> 00:05:36,536 まあまあかい。 67 00:05:37,537 --> 00:05:40,540 《おやじは一の情報から➡ 68 00:05:40,540 --> 00:05:44,044 二も三も 知ることができる人間だ》 69 00:05:44,044 --> 00:05:47,581 これは何の毒だと思った? 70 00:05:47,581 --> 00:05:49,082 《来た!》 71 00:05:55,021 --> 00:06:00,026 《おやじは たまに こうやって 勉強させようとする》 72 00:06:00,026 --> 00:06:02,529 タバコの葉は猛毒だ。 73 00:06:02,529 --> 00:06:05,532 心中で使うなら これだと思う。 74 00:06:05,532 --> 00:06:08,068 水は飲ませなかったようだね? 75 00:06:08,068 --> 00:06:10,036 飲んだら逆効果だろ? 76 00:06:10,036 --> 00:06:14,107 そうだね 胃液が毒の吸収を 抑えることもあるから➡ 77 00:06:14,107 --> 00:06:16,543 その場合は逆効果だろう。 78 00:06:16,543 --> 00:06:21,548 でも もし これが最初から 水に溶かしたものであったなら? 79 00:06:23,049 --> 00:06:25,552 《嘔吐物に葉が混じってない》 80 00:06:25,552 --> 00:06:28,555 《見逃した まだ寝ぼけてんのかな?》 81 00:06:28,555 --> 00:06:33,093 《水に溶かしたものであれば 薄めた方がいい場合もある》 82 00:06:33,093 --> 00:06:35,095 《よし 覚えた》 83 00:06:37,530 --> 00:06:39,532 すまないねぇ。 84 00:06:39,532 --> 00:06:44,037 《客用の茶菓子を振る舞うとは なかなか気前が良い》 85 00:06:46,539 --> 00:06:51,544 《なるほど 器に紅が 移らないように使うのか》 86 00:06:53,046 --> 00:06:57,617 ホントに助かったよ これは心ばかりだが。 87 00:06:57,617 --> 00:07:00,153 いや そんなに もらえ…。 (小声で) おやじ。 88 00:07:00,153 --> 00:07:03,556 今月 やり手婆に家賃払えるのか? では…。 89 00:07:03,556 --> 00:07:06,559 《全く このおやじは…》 90 00:07:06,559 --> 00:07:08,028 フゥ…。 91 00:07:10,030 --> 00:07:14,534 《今回のは花街では 珍しくもない心中だろう》 92 00:07:14,534 --> 00:07:18,538 《身請けできない男と 年季の明けない女がそろえば➡ 93 00:07:18,538 --> 00:07:21,074 そんなことばかり思い付くのだ》 94 00:07:21,074 --> 00:07:25,545 《しかし あの男 身なりは随分 上等だった》 95 00:07:25,545 --> 00:07:29,549 《顔立ちも甘く 金にも女にも困りそうにない》 96 00:07:29,549 --> 00:07:33,053 《偏見で考えると 怒られそうだが…》 97 00:07:35,055 --> 00:07:40,026 《妓女との未来を憂いて 毒を飲むようには見えなかった》 98 00:07:44,064 --> 00:07:46,599 ちょっと様子を見てくる。 99 00:07:46,599 --> 00:07:50,537 男の方が容体が重かったな。 100 00:07:50,537 --> 00:07:52,539 ん? 101 00:07:57,577 --> 00:07:59,045 何やってる⁉ 102 00:08:00,547 --> 00:08:02,048 ん~! 103 00:08:03,550 --> 00:08:07,020 邪魔しないで! こんなヤツ 死んだ方がいいんだ! 104 00:08:12,092 --> 00:08:13,593 んっ! 105 00:08:15,128 --> 00:08:17,130 うっ…。 106 00:08:19,032 --> 00:08:23,536 (泣き声) 107 00:08:23,536 --> 00:08:26,539 あっ あんたたち 何してるの? (泣き声) 108 00:08:26,539 --> 00:08:29,542 ハァ…。 (泣き声) 109 00:08:29,542 --> 00:08:33,913 薬屋さん ちょっと お話いいかしら? 110 00:08:36,082 --> 00:08:39,152 (泣き声) 111 00:08:39,152 --> 00:08:42,555 彼は元々 問題の多い客だったの。 112 00:08:42,555 --> 00:08:46,559 妓女に甘い言葉をかけて 身請けをほのめかしては➡ 113 00:08:46,559 --> 00:08:49,029 飽きたら捨てるを繰り返す。 114 00:08:49,029 --> 00:08:53,533 恨みばかり買って 逆上した女に 刺されそうになったり➡ 115 00:08:53,533 --> 00:08:56,536 毒を盛られたこともあったわ。 116 00:08:56,536 --> 00:09:00,106 けど 豪商の父親に甘やかされて➡ 117 00:09:00,106 --> 00:09:03,543 事あるごとに金で解決してた。 118 00:09:03,543 --> 00:09:09,048 最近では親に頼んで 娼館まで 護衛をつけて来ていたわ。 119 00:09:09,048 --> 00:09:12,552 この子の姉も あの男に捨てられたの。 120 00:09:12,552 --> 00:09:16,556 これからは一緒に暮らせるって 喜んでいたのに➡ 121 00:09:16,556 --> 00:09:20,527 身請けの当日に 急に白紙にされて…。 122 00:09:24,030 --> 00:09:27,033 だから 許せなかったんだと思う。 123 00:09:27,033 --> 00:09:31,037 今回 一緒に毒を飲んだ子にも 懐いていたから。 124 00:09:31,037 --> 00:09:33,039 だから目をつむれと? 125 00:09:33,039 --> 00:09:36,042 そんな客なら 出入り禁止にすればいいものを。 126 00:09:36,042 --> 00:09:39,546 入れ込んだのは あの子の方なの。 127 00:09:39,546 --> 00:09:45,652 それで心中騒ぎとなれば 娼館としては頭が痛い話ですね。 128 00:09:45,652 --> 00:09:47,554 《やけに手厚かったのは➡ 129 00:09:47,554 --> 00:09:52,058 豪商の息子を 自分の店で 死なせずに済んだからか》 130 00:09:52,058 --> 00:09:53,526 《そして…》 131 00:09:55,061 --> 00:09:59,566 《それが逆に 理不尽に感じられたのだろう》 132 00:09:59,566 --> 00:10:01,568 (泣き声) 133 00:10:01,568 --> 00:10:03,536 ハァ… 分かりました。 134 00:10:06,139 --> 00:10:09,042 《今日は たまたま 私が家に帰っていたが➡ 135 00:10:09,042 --> 00:10:11,544 いつも買い物をしている子なら➡ 136 00:10:11,544 --> 00:10:16,049 おやじのいない時間くらい 知っていたかもしれない》 137 00:10:16,049 --> 00:10:19,052 《普通なら医者を呼ぶ状況で➡ 138 00:10:19,052 --> 00:10:22,021 わざわざ不在の薬屋を 呼びに来たとすれば➡ 139 00:10:22,021 --> 00:10:26,025 あの禿 小さい割に恐ろしい》 140 00:10:27,627 --> 00:10:29,028 ハァ…。 141 00:10:29,028 --> 00:10:32,532 (羅門) せっかく帰ってきたというのに なんだったねぇ。 142 00:10:32,532 --> 00:10:36,035 おやじ さっきの見せて。 ん? 143 00:10:36,035 --> 00:10:38,538 うん ちゃんと入ってる。 144 00:10:38,538 --> 00:10:41,541 《案の定 口止め料まで》 145 00:10:41,541 --> 00:10:44,043 《でも 何だか引っかかる》 146 00:10:44,043 --> 00:10:48,114 《話からして男は かなり したたかだ》 147 00:10:48,114 --> 00:10:53,052 《そんな男が惚れた腫れたで 心中など起こすものだろうか?》 148 00:10:53,052 --> 00:10:55,522 ならば無理心中か? 149 00:10:55,522 --> 00:11:00,059 いや 毒を盛られたことのある男が そう簡単に…。 150 00:11:00,059 --> 00:11:04,030 猫猫 臆測で物を言っちゃいけないよ。 151 00:11:04,030 --> 00:11:08,535 あ… おやじは もう真相に気付いているんだろ? 152 00:11:11,571 --> 00:11:17,644 《思い出そう 現場に何があったか 見逃したものはないか》 153 00:11:17,644 --> 00:11:21,614 ⦅タバコの葉は猛毒だ 心中で使うなら これだと思う⦆ 154 00:11:21,614 --> 00:11:25,118 (羅門)⦅もし これが最初から水に 溶かしたものであったなら?⦆ 155 00:11:25,118 --> 00:11:27,620 (妓女)⦅入れ込んだのは あの子の方なの⦆ 156 00:11:27,620 --> 00:11:29,622 (禿)⦅こんなヤツ 死んだ方がいいんだ!⦆ 157 00:11:29,622 --> 00:11:33,693 (妓女)⦅今回 一緒に毒を 飲んだ子にも懐いていたから⦆ 158 00:11:33,693 --> 00:11:37,630 ⦅なるほど 器に紅が 移らないように使うのか⦆ 159 00:11:37,630 --> 00:11:39,065 (妓女)⦅あぁ あっ…⦆ 160 00:11:39,065 --> 00:11:40,533 《ん?》 161 00:11:43,036 --> 00:11:48,041 《これは心中じゃ ない 殺人だ》 162 00:11:54,047 --> 00:12:00,920 水に溶かしたもの 麦稈 種類の違う2色の酒。 163 00:12:02,522 --> 00:12:04,557 (頭に手を置く音) ん…。 164 00:12:04,557 --> 00:12:07,627 もう終わったことだよ。 165 00:12:07,627 --> 00:12:10,096 分かってる。 166 00:12:13,032 --> 00:12:15,535 《心中じゃなく 殺人》 167 00:12:15,535 --> 00:12:19,038 《しかも 殺そうとしたのは妓女の方だ》 168 00:12:19,038 --> 00:12:23,543 《犯行に使われたのは タバコを漬けた毒の酒》 169 00:12:23,543 --> 00:12:27,547 《しかし 護衛をつけるほど 用心深くなっている男に➡ 170 00:12:27,547 --> 00:12:30,583 どうやって 毒酒を飲ませたのか?》 171 00:12:30,583 --> 00:12:34,654 《簡単だ 毒見をしてみせればいい》 172 00:12:34,654 --> 00:12:38,024 《妓女が無事なら 男は酒を口にする》 173 00:12:38,024 --> 00:12:43,029 《しかし 実際に毒の酒を飲めば 女も無事では済まない》 174 00:12:43,029 --> 00:12:45,565 《そこで道具を使った》 175 00:12:45,565 --> 00:12:48,568 《酒は2種類 器は1つ》 176 00:12:48,568 --> 00:12:53,539 《酒は中身が違えば 濃さや重さが違う》 177 00:12:53,539 --> 00:12:58,111 《重い酒の上に 軽い酒をゆっくり注げば➡ 178 00:12:58,111 --> 00:13:00,680 層ができて見た目が良い》 179 00:13:00,680 --> 00:13:04,083 《客を喜ばせる 小ネタとして使えば…》 180 00:13:04,083 --> 00:13:06,552 《怪しまれることなく妓女は➡ 181 00:13:06,552 --> 00:13:09,656 下の層だけを 麦稈で飲んでみせた》 182 00:13:09,656 --> 00:13:13,159 (男)⦅フフフ…⦆ 183 00:13:15,128 --> 00:13:16,629 ⦅倒れた音⦆ 184 00:13:24,103 --> 00:13:27,040 《妓女も上澄みの酒を飲んだ》 185 00:13:27,040 --> 00:13:30,043 《死なないように少しの量を》 186 00:13:30,043 --> 00:13:33,146 《自分も死んでしまえば 元も子もない》 187 00:13:33,146 --> 00:13:35,114 ⦅割れた音⦆ 188 00:13:37,550 --> 00:13:42,055 《男が死に 自分が生き残る計算を 考えた上で➡ 189 00:13:42,055 --> 00:13:44,590 朝方に事を起こしたのだろう》 190 00:13:44,590 --> 00:13:49,028 《そして都合よく それを発見する人間がいた》 191 00:13:49,028 --> 00:13:54,067 《はかなげだが それでいて したたかだ》 192 00:13:54,067 --> 00:14:00,540 (鼻歌) 193 00:14:00,540 --> 00:14:19,058 ♬~(鼻歌) 194 00:14:19,058 --> 00:14:23,029 小姐 何やってるの? 寝てなきゃダメ! 195 00:14:23,029 --> 00:14:26,032 《禿の行動は どこか おかしかった》 196 00:14:26,032 --> 00:14:28,568 《男を手遅れにするために➡ 197 00:14:28,568 --> 00:14:31,537 わざわざ 医者ではなく薬屋を訪ね➡ 198 00:14:31,537 --> 00:14:34,040 おやじを呼ぶのにも 時間をかけた》 199 00:14:34,040 --> 00:14:38,077 《そこに小姐への心配は なかったのだろうか?》 200 00:14:38,077 --> 00:14:40,113 《実の姉と同じように➡ 201 00:14:40,113 --> 00:14:44,050 また親しい者が死ぬとは 考えなかったのだろうか?》 202 00:14:44,050 --> 00:14:48,054 《まるで死なないと分かって 行動しているようだった》 203 00:14:48,054 --> 00:14:51,057 《…なんて考え過ぎだろうか》 204 00:14:51,057 --> 00:14:54,560 《そして 禿に やたら同情的な妓女》 205 00:14:54,560 --> 00:14:57,563 《金払いのいい やり手婆》 206 00:14:57,563 --> 00:15:01,601 《怪しいと思ったら いくらでも 怪しいと思えてしまう》 207 00:15:01,601 --> 00:15:04,103 《もしや みんな…》 208 00:15:08,074 --> 00:15:11,577 臆測で物を言っちゃいけないか…。 209 00:15:13,546 --> 00:15:19,051 《ずっと帰りたかった花街も 本質は後宮と変わらない》 210 00:15:19,051 --> 00:15:22,555 《花園であり 鳥籠だ》 211 00:15:22,555 --> 00:15:27,660 《みんな 閉じこもった空気に 毒されていく》 212 00:15:27,660 --> 00:15:34,133 《妓女も周りの毒を食らうことで 甘い毒へと変わっていく》 213 00:15:37,537 --> 00:15:40,573 《あの妓女が どうなるのかは分からない》 214 00:15:40,573 --> 00:15:44,544 《どら息子が 毒を飲まされたと 訴えるかもしれないし➡ 215 00:15:44,544 --> 00:15:50,049 逆に娼館側が 商品を台無しに されたと脅すかもしれない》 216 00:15:50,049 --> 00:15:53,553 ハァ… どちらでもいい。 217 00:15:53,553 --> 00:15:56,088 そんなことを いちいち考えていては➡ 218 00:15:56,088 --> 00:15:58,124 この街で生きていけない。 219 00:15:58,124 --> 00:15:59,659 (物音) ん? 220 00:15:59,659 --> 00:16:02,061 (梅梅) 猫猫。 221 00:16:02,061 --> 00:16:05,064 梅梅小姐。 222 00:16:05,064 --> 00:16:06,566 (梅梅) フフっ。 223 00:16:06,566 --> 00:16:08,568 もう後宮に戻るの? 224 00:16:08,568 --> 00:16:13,573 年季が まだ1年残ってるし 仕事を放棄したら迷惑がかかる。 225 00:16:13,573 --> 00:16:17,610 そう… せっかく帰ってこられたのに。 226 00:16:17,610 --> 00:16:22,114 猫猫が急に行方不明になって みんな 心配してたのよ。 227 00:16:22,114 --> 00:16:26,619 白鈴も女華も おばばも。 え? そんなこと 一言も…。 228 00:16:28,087 --> 00:16:32,058 いつも通りだったでしょう? あんたが帰ってきたからよ。 229 00:16:32,058 --> 00:16:35,061 そっか…。 230 00:16:35,061 --> 00:16:36,596 ん~! おぉ…。 231 00:16:36,596 --> 00:16:39,599 やだ~ 寂しくなっちゃった? よしよし! 232 00:16:39,599 --> 00:16:42,068 ちょ… 梅梅小姐。 ハハっ。 233 00:16:45,638 --> 00:16:50,176 猫猫 離れには行ったの? 234 00:16:50,176 --> 00:16:53,179 ん… 後で行く。 235 00:17:03,523 --> 00:17:07,560 気を付けるんだよ。 おやじも。 236 00:17:07,560 --> 00:17:10,062 いってきます。 237 00:17:10,062 --> 00:17:15,568 《3日間の里帰りは あっという間に終わった》 238 00:17:15,568 --> 00:17:18,070 (李白) フフ… ハハ…。 239 00:17:18,070 --> 00:17:21,107 (白鈴) もう帰っちゃうなんて残念だわ。 240 00:17:21,107 --> 00:17:23,676 ねぇ? 李白さま。 241 00:17:23,676 --> 00:17:26,045 (李白) いや~ 実に残念だ~。 242 00:17:26,045 --> 00:17:28,547 《いい夢 見れたみたいだな~》 243 00:17:28,547 --> 00:17:33,052 《一度 天上の甘露を知れば 地上には戻れない》 244 00:17:33,052 --> 00:17:37,123 《きっと生かさず殺さず 搾り取られることだろう》 245 00:17:37,123 --> 00:17:41,561 《とはいえ 前払いで足りなかった 銀を補うのは私だ》 246 00:17:41,561 --> 00:17:43,129 ヒッ! 247 00:17:43,129 --> 00:17:45,665 (やり手婆) 帰ってくる時は連絡しな。 248 00:17:45,665 --> 00:17:49,635 《おかげで 次の身売り先が決定である》 249 00:17:52,071 --> 00:17:54,573 (壬氏) ん~…。 250 00:17:54,573 --> 00:17:58,077 《なぜだろう? やたら こっちをにらんでいる》 251 00:17:58,077 --> 00:18:00,079 《早めに退散しよう》 252 00:18:00,079 --> 00:18:03,082 では着替えてまいりますので。 (桜花) 後で…。 253 00:18:03,082 --> 00:18:05,584 (愛藍) いろいろ…。 (貴園) 聞かせてね。 254 00:18:08,087 --> 00:18:09,622 うっ! 255 00:18:09,622 --> 00:18:14,093 応接室で待っているぞ。 うぅ…! 256 00:18:14,093 --> 00:18:15,561 フンっ。 257 00:18:18,064 --> 00:18:20,066 (女性たち) うわ~! 258 00:18:20,066 --> 00:18:23,069 (高順) フゥ…。 ん? 259 00:18:25,071 --> 00:18:28,107 失礼いたします。 260 00:18:28,107 --> 00:18:30,142 ん? 261 00:18:30,142 --> 00:18:34,547 《何だか態度が悪い気がする…》 262 00:18:34,547 --> 00:18:36,582 《気のせいだろうか》 263 00:18:36,582 --> 00:18:38,584 《気のせいにしたい》 264 00:18:38,584 --> 00:18:40,553 《気のせいにしよう》 265 00:18:40,553 --> 00:18:44,056 《…にしても なぜ2人きりなんだ?》 266 00:18:44,056 --> 00:18:48,594 里帰り 行ってきたようだな。 はい。 267 00:18:48,594 --> 00:18:53,666 どうだった? みんな元気そうで何よりでした。 268 00:18:53,666 --> 00:18:57,570 そうか…。 はい。 269 00:18:57,570 --> 00:19:01,073 李白っていうのは どういう男なんだ? 270 00:19:01,073 --> 00:19:04,076 ん? 身元引受人です。 271 00:19:04,076 --> 00:19:07,580 《なぜに名前を知っている?》 272 00:19:07,580 --> 00:19:11,550 意味が分かって言っているのか? その意味が。 273 00:19:11,550 --> 00:19:15,121 ええ 身元の しっかりした高官でなければ➡ 274 00:19:15,121 --> 00:19:17,123 引受人には なれないと。 275 00:19:17,123 --> 00:19:20,059 あぁ~。 276 00:19:20,059 --> 00:19:22,061 ん? 277 00:19:22,061 --> 00:19:24,563 かんざしをもらったのか? 278 00:19:24,563 --> 00:19:28,067 何本も配っていましたので 義理で頂きました。 279 00:19:28,067 --> 00:19:32,538 つまり 義理で もらったものに 俺は負けたんだな? 280 00:19:32,538 --> 00:19:34,073 ん? 281 00:19:34,073 --> 00:19:39,645 俺もあげたはずなんだが 全く話は来なかったな。 282 00:19:39,645 --> 00:19:43,049 《「俺」? 何だ? 要するに➡ 283 00:19:43,049 --> 00:19:47,053 自分に話が来なかったのが 気に食わないのか》 284 00:19:47,053 --> 00:19:50,056 《不思議なものだ 面倒事には➡ 285 00:19:50,056 --> 00:19:53,025 関わらない方が 楽に決まっているのに》 286 00:19:53,025 --> 00:19:57,563 《暇人だから 厄介事でも 構ってもらいたいのか?》 287 00:19:57,563 --> 00:20:00,099 申し訳ありません。 288 00:20:00,099 --> 00:20:02,635 壬氏さまに ご満足いただける対価など➡ 289 00:20:02,635 --> 00:20:04,537 思い付かなかったもので。 290 00:20:04,537 --> 00:20:06,539 ん? 291 00:20:06,539 --> 00:20:09,041 対価って何だ? 292 00:20:09,041 --> 00:20:12,545 お前 それを 李白ってヤツに払ったのか? 293 00:20:12,545 --> 00:20:16,048 ええ 一夜の夢に喜んでおりました。 294 00:20:16,048 --> 00:20:19,051 なっ! 一夜…。 295 00:20:19,051 --> 00:20:22,621 フンっ 大変 ご満足いただけたようで➡ 296 00:20:22,621 --> 00:20:25,591 こちらとしても 頑張ったかいがありました。 297 00:20:27,026 --> 00:20:29,061 (割れた音) 298 00:20:29,061 --> 00:20:34,033 何してるんですか? 染みになる前に これで。 299 00:20:34,033 --> 00:20:38,537 失礼しますよ すぐ洗濯に出した方がいいかと。 300 00:20:41,040 --> 00:20:46,112 茶碗も すぐ片付けますから 触らないでくださいよ。 301 00:20:46,112 --> 00:20:47,646 ハァ…。 302 00:20:47,646 --> 00:20:50,616 失礼します ス~…。 303 00:20:52,551 --> 00:20:56,055 (玉葉妃) フッ アッハハ…! (紅娘) ん~…。 304 00:20:56,055 --> 00:20:57,523 ん? 305 00:20:57,523 --> 00:20:59,024 アデっ! 306 00:20:59,024 --> 00:21:03,062 アッハハハ…! 307 00:21:03,062 --> 00:21:06,031 フフフ… フフフ…! 308 00:21:10,136 --> 00:21:30,055 ♬~ 309 00:21:30,055 --> 00:21:50,042 ♬~ 310 00:21:50,042 --> 00:22:10,129 ♬~ 311 00:22:10,129 --> 00:22:30,049 ♬~ 312 00:22:30,049 --> 00:22:39,058 ♬~