1 00:00:01,068 --> 00:00:21,121 ♬~ 2 00:00:21,121 --> 00:00:41,074 ♬~ 3 00:00:41,074 --> 00:01:01,161 ♬~ 4 00:01:01,161 --> 00:01:21,081 ♬~ 5 00:01:21,081 --> 00:01:28,555 ♬~ 6 00:01:36,063 --> 00:01:39,066 ♬~ 7 00:01:39,066 --> 00:01:47,040 ♬~ 8 00:01:49,042 --> 00:01:51,044 (風明) 玉葉妃からの文? 9 00:01:51,044 --> 00:01:54,081 (猫猫) ええ 直接お届けするようにと。 10 00:01:54,081 --> 00:01:57,584 (風明) 阿多さまは 茶会に出ているのだけど。 11 00:02:01,054 --> 00:02:04,624 風明さまに お話ししたいことがあります。 12 00:02:04,624 --> 00:02:07,094 分かったわ。 13 00:02:10,564 --> 00:02:16,036 (包丁で切る音) 14 00:02:16,036 --> 00:02:20,107 《荷物が整理されている… ということは やっぱり》 15 00:02:20,107 --> 00:02:21,608 どうぞ。 16 00:02:21,608 --> 00:02:23,610 (円卓に置く音) 17 00:02:27,080 --> 00:02:32,552 それで 今日は一体どうしたの? 大掃除は もう十分よ。 18 00:02:32,552 --> 00:02:35,022 いつ 引っ越されるのですか? 19 00:02:37,557 --> 00:02:39,559 察しがいいのね。 20 00:02:39,559 --> 00:02:42,596 大掃除は表向きの理由ですね。 21 00:02:42,596 --> 00:02:47,534 新年の挨拶とともに 新しい上級妃を迎えるために➡ 22 00:02:47,534 --> 00:02:52,039 阿多妃は この宮を去らねばならない。 23 00:02:52,039 --> 00:02:56,009 阿多妃は もう 子を産めないのですね。 24 00:02:57,544 --> 00:03:00,547 出産時に何があったのですか? 25 00:03:00,547 --> 00:03:04,051 あなたには 関係のない話じゃなくて? 26 00:03:04,051 --> 00:03:07,054 関係ない話ではないです。 27 00:03:08,622 --> 00:03:12,559 出産の場にいたのは 私の義父なので。 28 00:03:12,559 --> 00:03:14,561 (立ち上がる音) 29 00:03:14,561 --> 00:03:18,565 不幸なのは その頃 東宮妃だった阿多妃の出産が➡ 30 00:03:18,565 --> 00:03:23,537 時の皇后の出産と 時期が重なったことでしょうか。 31 00:03:25,105 --> 00:03:27,674 (阿多妃)⦅うぅ~ ハァ ハァ…⦆ 32 00:03:27,674 --> 00:03:32,245 ⦅うっ うぅ… ハァ… うっ⦆ 33 00:03:32,245 --> 00:03:34,214 ⦅医官は まだ戻ってこれないの⁉⦆ 34 00:03:34,214 --> 00:03:36,650 ⦅まだ皇后さまの所に⦆ ⦅阿多さま…⦆ 35 00:03:36,650 --> 00:03:40,587 (風明)⦅阿多さま 大丈夫です 風明が おそばにおります⦆ 36 00:03:40,587 --> 00:03:42,656 皇后と天秤にかけた結果➡ 37 00:03:42,656 --> 00:03:46,126 阿多妃の出産は後回しにされた。 38 00:03:46,126 --> 00:03:52,132 ⦅産声⦆ 39 00:03:52,132 --> 00:03:54,034 ⦅阿多さま⦆ 40 00:03:54,034 --> 00:03:59,072 その時ですね? 阿多妃が子宮を失ったのは。 41 00:03:59,072 --> 00:04:02,642 その後 阿多妃の元に生まれた子は➡ 42 00:04:02,642 --> 00:04:05,545 幼くして亡くなってしまった。 43 00:04:05,545 --> 00:04:10,050 風明さまは責任を 感じているのではないですか? 44 00:04:10,050 --> 00:04:14,054 当時 出産後の体調が芳しくない 阿多妃に代わって➡ 45 00:04:14,054 --> 00:04:17,524 赤子のお世話をしていたのは あなたのはずです。 46 00:04:19,559 --> 00:04:22,596 何もかも知ってるのね。 47 00:04:22,596 --> 00:04:27,067 阿多さまを助けることも できなかった やぶの娘なのに。 48 00:04:28,635 --> 00:04:30,537 そうですね。 49 00:04:32,539 --> 00:04:34,541 赤子の死因は➡ 50 00:04:34,541 --> 00:04:39,045 この間の毒おしろい事件と 同じだと思われていますが➡ 51 00:04:39,045 --> 00:04:42,549 それは違いますよね? 52 00:04:42,549 --> 00:04:45,051 あなたの言う そのやぶ医者は➡ 53 00:04:45,051 --> 00:04:47,554 おしろいを使うのを 禁じてたはずです。 54 00:04:47,554 --> 00:04:52,592 聡明なあなたが それによって 赤子を死なせることはない。 55 00:04:52,592 --> 00:04:55,028 本当の死因は➡ 56 00:04:55,028 --> 00:04:57,063 これです。 57 00:04:57,063 --> 00:05:00,534 花の中には毒のあるものも多い。 58 00:05:00,534 --> 00:05:03,537 トリカブトや レンゲツツジのように。 59 00:05:03,537 --> 00:05:06,039 その蜜にも毒性がある。 60 00:05:06,039 --> 00:05:08,041 知っているわ。 61 00:05:08,041 --> 00:05:12,078 でも あなたは… 知らなかった。 62 00:05:12,078 --> 00:05:15,148 毒を含まない ただの蜂蜜が➡ 63 00:05:15,148 --> 00:05:19,052 滋養にいいと与えていた薬が➡ 64 00:05:19,052 --> 00:05:22,022 赤子にとって毒になること。 65 00:05:25,625 --> 00:05:28,061 (阿多妃)⦅いつもすまない 風明⦆ 66 00:05:28,061 --> 00:05:31,097 ⦅いいえ 阿多さまは お体を休めて➡ 67 00:05:31,097 --> 00:05:34,167 早く お元気になってくださいませ⦆ 68 00:05:34,167 --> 00:05:36,169 ⦅ハハハ…⦆ 69 00:05:36,169 --> 00:05:38,104 (風明)⦅フッフフ…⦆ 70 00:05:38,104 --> 00:05:41,575 そして 阿多妃の子は息絶える。 71 00:05:43,043 --> 00:05:45,579 死因は謎として。 72 00:05:45,579 --> 00:05:48,582 当時 医官だった私の義父 羅門は➡ 73 00:05:48,582 --> 00:05:52,085 出産時の処置も含め 度重なる失態により➡ 74 00:05:52,085 --> 00:05:55,055 後宮を追放されました。 75 00:05:55,055 --> 00:05:57,591 それから あなたは偶然にも➡ 76 00:05:57,591 --> 00:06:02,162 阿多妃の子の死因を 知ることとなる。 77 00:06:02,162 --> 00:06:08,602 ある人物が 蜂蜜は赤子にとっては 毒になると教えたんですね? 78 00:06:08,602 --> 00:06:11,571 阿多妃だけには 知られたくなかった。 79 00:06:11,571 --> 00:06:16,076 自分が唯一の子を殺した原因だと。 80 00:06:16,076 --> 00:06:19,546 だから消そうと考えた。 81 00:06:19,546 --> 00:06:23,617 その人物こそが➡ 82 00:06:23,617 --> 00:06:26,653 里樹妃です。 83 00:06:26,653 --> 00:06:28,555 先帝の時代➡ 84 00:06:28,555 --> 00:06:33,093 里樹妃は年上の嫁である 阿多妃に懐いていた。 85 00:06:33,093 --> 00:06:36,062 阿多妃も里樹妃のことを かわいがっていた。 86 00:06:36,062 --> 00:06:39,566 親元から離れた幼い娘と➡ 87 00:06:39,566 --> 00:06:43,103 もう 子供を持つことのできない女性。 88 00:06:43,103 --> 00:06:47,140 一種の共依存が 生まれていたのかもしれない。 89 00:06:47,140 --> 00:06:49,576 そのうちに あなたは里樹妃から➡ 90 00:06:49,576 --> 00:06:54,047 赤子の頃に蜂蜜を食べて 死にかけたと知らされる。 91 00:06:54,047 --> 00:06:57,050 阿多妃に それを聞かせないために➡ 92 00:06:57,050 --> 00:07:01,087 里樹妃を柘榴宮から 追い返すようになった。 93 00:07:01,087 --> 00:07:04,057 やがて先帝が崩御して➡ 94 00:07:04,057 --> 00:07:09,062 里樹妃は追い返された理由も 分からぬまま出家してしまう。 95 00:07:11,164 --> 00:07:13,566 風明さまは安堵されたでしょうね。 96 00:07:13,566 --> 00:07:17,570 しかし 二度と会うことはないと 思われた里樹妃は➡ 97 00:07:17,570 --> 00:07:21,074 再び後宮に現れる。 98 00:07:21,074 --> 00:07:26,579 同じ上級妃として 阿多妃を追いやる立場として。 99 00:07:26,579 --> 00:07:30,617 ずうずうしくも その小娘は 母親を求めるように➡ 100 00:07:30,617 --> 00:07:34,154 何度も阿多妃に 会いに来ようとする。 101 00:07:34,154 --> 00:07:37,590 子を産めない 阿多妃の立場を守るため➡ 102 00:07:37,590 --> 00:07:41,061 そして 蜂蜜の件を隠すために➡ 103 00:07:41,061 --> 00:07:45,065 あなたは 里樹妃のスープに毒を入れた。 104 00:07:48,535 --> 00:07:50,570 欲しいものは何? 105 00:07:50,570 --> 00:07:53,073 そんなものは ありません。 106 00:07:55,108 --> 00:07:57,077 何でもいいのよ。 107 00:08:03,550 --> 00:08:08,054 そんなの意味がないことを ご自分で分かっているでしょう? 108 00:08:20,066 --> 00:08:21,534 ハァ…。 109 00:08:26,639 --> 00:08:30,577 ねぇ あなたは一番大切な人の➡ 110 00:08:30,577 --> 00:08:34,080 一番大切なものって分かる? 111 00:08:35,548 --> 00:08:38,585 阿多さまに 初めてお会いした時から➡ 112 00:08:38,585 --> 00:08:42,555 この方以外に仕えるべき人は いないと感じていたわ。 113 00:08:42,555 --> 00:08:46,126 女でありながら しっかりした意思を持ち➡ 114 00:08:46,126 --> 00:08:48,661 東宮と同じ目線で話せる。 115 00:08:48,661 --> 00:08:52,065 阿多さまを心から尊敬していた。 116 00:08:52,065 --> 00:08:54,067 親の言う事を聞き➡ 117 00:08:54,067 --> 00:08:57,070 言われるがままに 侍女になった私と比べて➡ 118 00:08:57,070 --> 00:09:00,573 どれほど衝撃を受けたことか。 119 00:09:00,573 --> 00:09:03,576 なのに 私は…➡ 120 00:09:03,576 --> 00:09:06,579 阿多さまの一番大切なものを➡ 121 00:09:06,579 --> 00:09:10,150 この手で奪ってしまったのよ! 122 00:09:10,150 --> 00:09:14,554 阿多さまが玉のように 大切にしてきた赤子を! 123 00:09:14,554 --> 00:09:16,523 この手で…。 124 00:09:16,523 --> 00:09:21,661 あの時 阿多さまは 私たちに こう言ったの。 125 00:09:21,661 --> 00:09:24,164 (阿多妃) ⦅皆が気に病む必要はない⦆ 126 00:09:24,164 --> 00:09:27,634 ⦅子供は七つになるまで 分からないものだ⦆ 127 00:09:27,634 --> 00:09:31,171 ⦅少しの病気で コロリと死んでしまう⦆ 128 00:09:31,171 --> 00:09:35,708 ⦅子は天の命に従ったのだ⦆ 129 00:09:35,708 --> 00:09:39,712 ⦅阿多妃の泣き声⦆ 130 00:09:40,547 --> 00:09:44,083 阿多さまが 毎夜 泣き明かしていることを➡ 131 00:09:44,083 --> 00:09:47,053 私は知っていたのに…。 132 00:09:47,053 --> 00:09:55,061 (泣き声) 133 00:09:55,061 --> 00:10:00,667 《この16年間 どのような思いで 仕えていたのだろう》 134 00:10:00,667 --> 00:10:06,573 《伴侶を持つこともなく ひたすら阿多妃のために》 135 00:10:06,573 --> 00:10:09,075 《分からない 私には》 136 00:10:09,075 --> 00:10:13,580 《そこまで他人を 大切に思える心がない》 137 00:10:13,580 --> 00:10:19,085 《私の話を聞けば 壬氏さまは 風明を必ず捕まえる》 138 00:10:19,085 --> 00:10:22,589 《何があろうと 極刑は逃れられない》 139 00:10:22,589 --> 00:10:26,626 《賢い彼女には 全てが分かっているはずだ》 140 00:10:26,626 --> 00:10:29,062 (泣き声) 141 00:10:29,062 --> 00:10:31,431 私に提案があります。 142 00:10:34,534 --> 00:10:40,106 私にできるのは2つあった動機を 1つにすることだけです。 143 00:10:40,106 --> 00:10:42,575 結果は変わりません。 144 00:10:42,575 --> 00:10:46,579 それでもよろしければ 受け入れてください。 145 00:10:58,091 --> 00:11:00,093 疲れた…。 146 00:11:00,093 --> 00:11:05,565 湯あみ… はできないし せめて着替えるか。 147 00:11:07,567 --> 00:11:11,070 もしものために 油紙を重ねて固定していたが➡ 148 00:11:11,070 --> 00:11:13,072 必要なくて よかった。 149 00:11:13,072 --> 00:11:15,575 切られたら痛いからな。 150 00:11:18,144 --> 00:11:20,179 (壬氏) ハァ… というわけで➡ 151 00:11:20,179 --> 00:11:23,550 風明が自首してきたのだが 何か知らないか? 152 00:11:23,550 --> 00:11:25,552 何のことでしょう? 153 00:11:25,552 --> 00:11:28,588 高順に書き物を 集めさせていたようだが。 154 00:11:28,588 --> 00:11:33,593 ええ 何か分かるかと思いましたが 無駄になってしまいました。 155 00:11:33,593 --> 00:11:39,098 ハァ… 風明の動機は お前の言った通り 阿多妃のため。 156 00:11:39,098 --> 00:11:42,669 四夫人の座にとどまれるように するためだったそうだ。 157 00:11:42,669 --> 00:11:44,537 そうですか。 158 00:11:44,537 --> 00:11:48,575 しかし 阿多妃は上級妃を 降りることが決定している。 159 00:11:48,575 --> 00:11:53,046 後宮を出た後 南の離宮に住まうことになった。 160 00:11:53,046 --> 00:11:56,049 今回の件が原因でしょうか? 161 00:11:56,049 --> 00:11:58,585 いや 元々 決まっていた。 162 00:11:58,585 --> 00:12:01,087 皇帝の判断だそうだ。 163 00:12:01,087 --> 00:12:03,656 そうですか。 164 00:12:03,656 --> 00:12:05,658 この花…。 165 00:12:05,658 --> 00:12:08,661 さっき紅娘が飾っていたぞ。 166 00:12:10,096 --> 00:12:12,599 ええ 狂い咲きですね。 167 00:12:12,599 --> 00:12:14,567 (吸う音) 168 00:12:16,569 --> 00:12:18,571 ん? 169 00:12:18,571 --> 00:12:20,073 (花を取る音) 170 00:12:20,073 --> 00:12:21,541 (吸う音) 171 00:12:21,541 --> 00:12:24,110 んっ 甘いな。 毒ですけどね。 172 00:12:24,110 --> 00:12:26,145 ブッ! (高順) あぁ…! 173 00:12:26,145 --> 00:12:29,115 (せき込み) 死ぬことはないので大丈夫ですよ。 174 00:12:31,084 --> 00:12:35,555 《あの時の風明への提案》 175 00:12:35,555 --> 00:12:39,592 《里樹妃の毒殺 赤子の死の原因》 176 00:12:39,592 --> 00:12:43,062 《2つの動機を1つにすれば 赤子の死の原因を➡ 177 00:12:43,062 --> 00:12:46,599 阿多妃に知られないように することはできる》 178 00:12:46,599 --> 00:12:49,669 《自身の死は免れなくても➡ 179 00:12:49,669 --> 00:12:55,074 それが何の権力もない 小娘にできる最大限だった》 180 00:12:55,074 --> 00:13:06,085 ♬~ 181 00:13:08,521 --> 00:13:12,025 《眠れない…》 182 00:13:12,025 --> 00:13:14,494 《散歩でもするか》 183 00:13:23,036 --> 00:13:24,537 フゥ…。 184 00:13:24,537 --> 00:13:26,005 んっ…。 185 00:13:35,515 --> 00:13:38,017 《風明の処刑は終わった》 186 00:13:38,017 --> 00:13:41,521 《明日には 阿多妃が後宮を去るという》 187 00:13:41,521 --> 00:13:45,024 (足音) (阿多妃) おや 先客かい? 188 00:13:47,026 --> 00:13:51,030 この間 手伝いに来ていた侍女だな。 189 00:13:51,030 --> 00:13:54,100 すぐに帰りますので。 いや。 190 00:13:54,100 --> 00:13:57,036 一杯 付き合わないか? え? 191 00:13:57,036 --> 00:13:59,038 ふぉ~ 酒! 192 00:13:59,038 --> 00:14:01,908 フッ。 ありがとうございます。 193 00:14:04,010 --> 00:14:07,513 イヒヒ… ん? 194 00:14:10,516 --> 00:14:13,553 フッ 男のようであろう? 195 00:14:13,553 --> 00:14:16,089 そのように 振る舞っているように見えます。 196 00:14:16,089 --> 00:14:20,526 ハッハハ… 正直者だな。 197 00:14:20,526 --> 00:14:24,530 息子が この手から いなくなってから ずっと➡ 198 00:14:24,530 --> 00:14:29,035 私は妃ではなく 皇帝の友人だったんだ。 199 00:14:29,035 --> 00:14:34,006 いや 友人に戻ったのかな。 200 00:14:34,006 --> 00:14:39,078 まさか妃になるなんて 思わなかった。 201 00:14:39,078 --> 00:14:43,015 お情けで 飾りの妃をやっていただけ。 202 00:14:43,015 --> 00:14:47,019 早く誰かに受け渡したかった。 203 00:14:47,019 --> 00:14:50,523 どうして すがりついていたのだろう。 204 00:14:50,523 --> 00:14:53,526 《きっと ここにいたのが 誰であっても➡ 205 00:14:53,526 --> 00:14:56,529 同じ話をしたのだろうな》 206 00:15:01,567 --> 00:15:05,104 水の中は寒かっただろうな。 207 00:15:05,104 --> 00:15:08,074 苦しかっただろうな。 208 00:15:12,044 --> 00:15:14,046 そうですね。 209 00:15:14,046 --> 00:15:17,016 ばかだよな。 210 00:15:17,016 --> 00:15:20,520 そうかもしれません。 211 00:15:20,520 --> 00:15:23,489 みんな ばかだ。 212 00:15:30,096 --> 00:15:32,098 そうかもしれません。 213 00:15:32,098 --> 00:15:41,007 ♬~ 214 00:15:41,007 --> 00:15:44,010 《何となく分かった》 215 00:15:44,010 --> 00:15:48,548 《やはり あの下女は 自殺だったのだ》 216 00:15:48,548 --> 00:15:51,517 《阿多妃は それに気付いていた》 217 00:15:51,517 --> 00:15:56,022 《風明は自殺に 加担していたのかもしれない》 218 00:15:56,022 --> 00:15:58,558 《阿多妃に 嫌疑がかからぬようにと➡ 219 00:15:58,558 --> 00:16:02,128 冷たい水の中に沈んだ下女》 220 00:16:02,128 --> 00:16:08,534 《知られたくない秘密を守り 自ら絞首台に上がった風明》 221 00:16:08,534 --> 00:16:11,037 《阿多妃の意思にかかわらず➡ 222 00:16:11,037 --> 00:16:15,007 彼女のために 命を懸ける者たちがいる》 223 00:16:15,007 --> 00:16:19,011 (風の音) 私も そろそろ降りよう。 224 00:16:22,048 --> 00:16:24,016 何をしている? え? 225 00:16:24,016 --> 00:16:26,552 うわっ! (落ちた音) 226 00:16:26,552 --> 00:16:30,122 あ… 痛てて 誰だよ いきなり。 227 00:16:30,122 --> 00:16:32,525 悪かったな。 ん? 228 00:16:32,525 --> 00:16:35,528 うわっ! 壬氏さま なぜここに? 229 00:16:35,528 --> 00:16:38,030 それは俺の方が聞きたい。 230 00:16:38,030 --> 00:16:42,001 すみません 今 どきます。 231 00:16:42,001 --> 00:16:45,037 離していただけますか? 232 00:16:45,037 --> 00:16:48,040 離してください。 233 00:16:48,040 --> 00:16:50,076 寒いから やだ。 234 00:16:50,076 --> 00:16:52,511 上着もなしでは 風邪をひきますから。 235 00:16:52,511 --> 00:16:54,514 部屋に戻ってください。 236 00:16:54,514 --> 00:16:59,018 お酒を飲んでいるのですか? 付き合いだ 仕方ない。 237 00:16:59,018 --> 00:17:01,520 《付き合いねぇ》 238 00:17:01,520 --> 00:17:06,025 家主は俺を酒に誘って 飲ませるだけ飲ませた挙げ句➡ 239 00:17:06,025 --> 00:17:08,527 どこかへ出かけてしまった。 240 00:17:08,527 --> 00:17:11,063 戻ってきたと思ったら➡ 241 00:17:11,063 --> 00:17:14,534 すっきりしたから帰れと 追い出された。 242 00:17:14,534 --> 00:17:18,037 《このお方を そんなふうに扱える人間が➡ 243 00:17:18,037 --> 00:17:20,506 この後宮にもいるのだな》 244 00:17:20,506 --> 00:17:23,543 《でも それとこれとは関係ない》 245 00:17:23,543 --> 00:17:27,013 《ベタベタひっつく酔っぱらいに 付き合っていられない》 246 00:17:27,013 --> 00:17:29,549 《いや… よく考えると➡ 247 00:17:29,549 --> 00:17:33,119 元は私が落ちてきて 受け止めてもらったんだから➡ 248 00:17:33,119 --> 00:17:36,055 礼も言わず さっさと離せというのは➡ 249 00:17:36,055 --> 00:17:38,057 失礼かもしれない》 250 00:17:38,057 --> 00:17:40,059 壬氏さま…。 251 00:17:40,059 --> 00:17:41,527 あっ…。 252 00:17:49,535 --> 00:17:52,038 もう少しだけだ。 253 00:17:52,038 --> 00:17:57,143 少しだけ 温めてくれ。 254 00:17:57,143 --> 00:17:58,644 ハァ…。 255 00:18:00,046 --> 00:18:01,414 フゥ…。 256 00:18:12,058 --> 00:18:15,561 《2人とも二日酔いの心配は なさそうだなぁ》 257 00:18:15,561 --> 00:18:20,633 《阿多妃は後宮を出るため 淑妃の証しである冠を返す》 258 00:18:20,633 --> 00:18:23,536 《あの冠は しばらくの後➡ 259 00:18:23,536 --> 00:18:27,039 入内してくる娘に 渡されることが決まっている》 260 00:18:33,045 --> 00:18:35,047 《あぁ そうか…》 261 00:18:35,047 --> 00:18:37,550 《誰かに似ていると思ったが➡ 262 00:18:37,550 --> 00:18:41,087 壬氏さまのことだったようだ》 263 00:18:41,087 --> 00:18:45,524 《あの2人 服装を 入れ替えた方がよっぽど…》 264 00:18:45,524 --> 00:18:47,627 入れ替える…。 265 00:18:47,627 --> 00:18:51,030 ⦅息子が この手から いなくなってから ずっと…⦆ 266 00:18:51,030 --> 00:18:53,032 《「いなくなってから」?》 267 00:18:53,032 --> 00:18:55,534 《「死んでから」ではなく?》 268 00:18:55,534 --> 00:18:59,071 《まるで まだ生きているようにも 捉えられる言い方だ》 269 00:18:59,071 --> 00:19:03,642 《同時に生まれた 阿多妃の子供と 当時の皇后の子供》 270 00:19:03,642 --> 00:19:07,513 《2人が もし 取り換えられていたとしたら?》 271 00:19:07,513 --> 00:19:12,118 《出産の際に阿多妃は 身に染みて分かっただろう》 272 00:19:12,118 --> 00:19:14,720 (羅門) ⦅何をする⁉ まだ阿多さまが…⦆ 273 00:19:14,720 --> 00:19:18,024 ⦅皇后さまが優先だ⦆ (風明)⦅そんな…⦆ 274 00:19:18,024 --> 00:19:20,059 《しょせんは乳母の娘➡ 275 00:19:20,059 --> 00:19:23,129 乳姉弟である妃に過ぎない 自分の元より➡ 276 00:19:23,129 --> 00:19:26,032 当時の皇后の元に生まれた 赤子の方が➡ 277 00:19:26,032 --> 00:19:29,535 庇護を受けるということを》 278 00:19:29,535 --> 00:19:34,040 《何が正しいのか判断など できなかったかもしれない》 279 00:19:34,040 --> 00:19:38,544 《だが その結果 己の息子が 助かったのであれば➡ 280 00:19:38,544 --> 00:19:42,081 それは 阿多妃の本望だっただろう》 281 00:19:42,081 --> 00:19:46,018 《後日 赤子が取り換えられたのが ばれたとする》 282 00:19:46,018 --> 00:19:49,055 《もし それが 赤子が死んだ後であれば➡ 283 00:19:49,055 --> 00:19:51,023 気付かなかった おやじが➡ 284 00:19:51,023 --> 00:19:56,028 肉刑まで受けたことにも 納得がいく》 285 00:19:56,028 --> 00:20:01,567 《もし そうなら皇帝の弟が 今 微妙な立場にあることも➡ 286 00:20:01,567 --> 00:20:05,137 潔いはずの阿多妃が 後宮を去らず➡ 287 00:20:05,137 --> 00:20:08,541 とどまり続けた理由も 分かるが…》 288 00:20:08,541 --> 00:20:10,543 フゥ~。 289 00:20:10,543 --> 00:20:14,046 《実にくだらない ばかばかしいくらいの妄想だ》 290 00:20:14,046 --> 00:20:17,049 (里樹妃) お待ちください! (河南) 里樹さま! 291 00:20:17,049 --> 00:20:19,518 ハァ ハァ…。 292 00:20:19,518 --> 00:20:23,055 《相変わらずですな》 293 00:20:23,055 --> 00:20:28,127 《孤独な妃に信頼のできる 侍女がいるということ》 294 00:20:28,127 --> 00:20:32,031 《それは どれほどの救いに なるだろうか》 295 00:20:32,031 --> 00:20:33,566 (里樹妃) あぁ…! 296 00:20:33,566 --> 00:20:35,534 里樹さま! 297 00:20:42,541 --> 00:20:47,613 《その時 青年のような凜々しい妃の顔が➡ 298 00:20:47,613 --> 00:20:50,116 母親の顔に見えた》 299 00:20:57,523 --> 00:21:00,559 風明の一族と関係者の名簿です。 300 00:21:00,559 --> 00:21:02,061 ハァ…。 301 00:21:02,061 --> 00:21:05,564 さらわれて売り飛ばされたと 聞いていたが…。 302 00:21:10,035 --> 00:21:30,055 ♬~ 303 00:21:30,055 --> 00:21:50,109 ♬~ 304 00:21:50,109 --> 00:22:10,062 ♬~ 305 00:22:10,062 --> 00:22:30,015 ♬~ 306 00:22:30,015 --> 00:22:39,024 ♬~