1 00:00:06,269 --> 00:00:11,269 (茜)<結局 自分のことが 好き過ぎるのかもしれません> 2 00:00:15,278 --> 00:00:19,282 (茜)<主張するものって 嫌い> 3 00:00:19,282 --> 00:00:23,282 (茜)<個性なんて 他人は求めてないもの> 4 00:00:26,289 --> 00:00:29,292 (茜) <求められなきゃ 意味がない> 5 00:00:29,292 --> 00:00:32,295 (茜)<理由なんてない> 6 00:00:32,295 --> 00:00:37,300 (茜)<求められるのって 気持ちいいじゃない> 7 00:00:37,300 --> 00:00:42,305 ・皆川さん… 皆川さん。 8 00:00:42,305 --> 00:00:46,309 (斎藤)《皆川さん。 落とし物》 9 00:00:46,309 --> 00:00:48,311 (茜)<昔から そう> 10 00:00:48,311 --> 00:00:53,311 (茜)<彼は 当時 私の友達が 片思いしてる相手だった> 11 00:00:55,318 --> 00:00:59,322 (茜)<お似合いだなと思った> 12 00:00:59,322 --> 00:01:01,257 (茜)<でも 何だろう> 13 00:01:01,257 --> 00:01:05,261 (茜)<同時に その予定調和感が…> 14 00:01:05,261 --> 00:01:07,263 (斎藤)《あっ…》 15 00:01:07,263 --> 00:01:10,266 (茜)<すごく許せなかった> 16 00:01:10,266 --> 00:01:16,272 (茜)《あっ ごめん。 ボーッとしちゃった》 17 00:01:16,272 --> 00:01:21,277 (茜)<別に 斎藤君には 何の興味もなかったんだけど・ 18 00:01:21,277 --> 00:01:26,282 斎藤君に向けられた好意に 興味があったのかもしれない> 19 00:01:26,282 --> 00:01:29,285 (茜)<つい 試してみたく なっちゃう…> 20 00:01:29,285 --> 00:01:31,285 (茜)<ごめんね> 21 00:01:35,291 --> 00:01:37,293 (みよ)《うっ…》 22 00:01:37,293 --> 00:01:43,299 (みよ)《あっ… ごめんね。 さっき 逃げたりして》・ 23 00:01:43,299 --> 00:01:49,305 《びっくりしちゃっただけ。 2人 すごく お似合いだもん》 24 00:01:49,305 --> 00:01:53,309 《私 全然… 大丈夫だから》 25 00:01:53,309 --> 00:01:57,313 《これからも 仲良くしてね》 26 00:01:57,313 --> 00:02:01,251 (茜)<そのとき 私の中に生まれた感情は・ 27 00:02:01,251 --> 00:02:07,257 罪悪感じゃなかった。 薄っぺらい優越感でもなかった> 28 00:02:07,257 --> 00:02:10,260 (茜)<こんなふうに 搾取される側には・ 29 00:02:10,260 --> 00:02:14,260 死んでも回りたくない ってこと> 30 00:02:20,270 --> 00:02:22,272 (茜)《思えば あの日から 搾取する快感に・ 31 00:02:22,272 --> 00:02:25,275 目覚めちゃったのね》・ 32 00:02:25,275 --> 00:02:31,281 《いいじゃない ちょっとくらい。 うらやましいのよ》・ 33 00:02:31,281 --> 00:02:34,284 《自分以外の誰かを 好きになるなんて・ 34 00:02:34,284 --> 00:02:36,286 私には あり得ないから》 35 00:02:36,286 --> 00:02:42,292 (タクヤ)茜。 あーかーね 起きてんの? 36 00:02:42,292 --> 00:02:46,296 (茜)ねえ 寺内君。 前 付き合ってた彼女は? 37 00:02:46,296 --> 00:02:49,299 (タクヤ)えっ? とっくに別れたってば。 38 00:02:49,299 --> 00:02:53,303 ふーん。 (タクヤ)何だよ。 嫉妬? 39 00:02:53,303 --> 00:02:56,306 (茜)《今 誰も この人を・ 40 00:02:56,306 --> 00:03:01,244 魅力ある人だと 証明する人がいない》 41 00:03:01,244 --> 00:03:05,248 ねえ ねえ。 起きてんなら いいじゃん。 42 00:03:05,248 --> 00:03:11,248 (茜)えー。 あしたも早いんだってば…。 43 00:03:16,259 --> 00:03:21,259 (茜)《何か… 冷めちゃった》 44 00:03:26,269 --> 00:03:29,272 (茜)《誰かが 「いい」って 言ってなきゃ・ 45 00:03:29,272 --> 00:03:31,272 良さが分からないよね》 46 00:03:33,276 --> 00:03:37,280 (茜)《あっ また見てる》・ 47 00:03:37,280 --> 00:03:42,285 《そんなに好きなのね。 鐘井先生のこと》 48 00:03:42,285 --> 00:03:46,285 (鳴海)あ… あの 皆川先生。 49 00:03:48,291 --> 00:03:51,294 (鳴海)放課後 お時間ありますか? 50 00:03:51,294 --> 00:03:55,298 あの ちょっとだけ… で いいんで・ 51 00:03:55,298 --> 00:03:59,298 お茶… しながら ちょっと お話が。 52 00:04:01,237 --> 00:04:03,239 (茜)《来た》 53 00:04:03,239 --> 00:04:06,242 (茜)えっと… すみません。・ 54 00:04:06,242 --> 00:04:09,245 ちょっと残って 済ませなきゃ いけない仕事があって。 55 00:04:09,245 --> 00:04:12,248 あっ じゃあ 日を改めて…。 (茜)よかったら・ 56 00:04:12,248 --> 00:04:17,253 放課後 音楽室でしたら お話 聞きますよ。 57 00:04:17,253 --> 00:04:20,253 (茜)《駄目よ 今日じゃなきゃ》 58 00:04:22,258 --> 00:04:24,260 ・(花火)先生。 59 00:04:24,260 --> 00:04:26,260 《だって…》 60 00:04:31,267 --> 00:04:35,271 《あなたから 来てくれたんだから》 61 00:04:35,271 --> 00:04:39,271 《安楽岡 花火さん》 62 00:04:42,278 --> 00:04:52,278 ・~ 63 00:06:14,222 --> 00:06:16,224 昨日 一緒にいた人…。 64 00:06:16,224 --> 00:06:19,224 (花火)先生の彼氏? 65 00:06:22,230 --> 00:06:27,230 え~ やだぁ。 友達です。 66 00:06:29,237 --> 00:06:33,241 《だったら よかったのにねぇ 安楽岡さん》 67 00:06:33,241 --> 00:06:36,241 《だって…》 68 00:06:39,247 --> 00:06:42,247 ・(男子生徒たち)おお! すごい うまいな。 69 00:06:46,254 --> 00:06:48,256 (茜)《安楽岡 花火さん》・ 70 00:06:48,256 --> 00:06:53,256 《あなたは無自覚なだけで こっち側の人間だわ》 71 00:07:02,270 --> 00:07:04,272 (茜)《無自覚?》・ 72 00:07:04,272 --> 00:07:09,272 《ううん。 気付かないようにしてるだけよ》 73 00:07:12,297 --> 00:07:14,215 (茜)《そんな あなたが・ 74 00:07:14,215 --> 00:07:19,220 あんなに無防備でいたら 気になっちゃうじゃない》・ 75 00:07:19,220 --> 00:07:22,223 《あなたの大好きな…》 76 00:07:22,223 --> 00:07:28,229 ・(茜)鐘井先生。 ・(鳴海)あっ み… 皆川先生。 77 00:07:28,229 --> 00:07:33,234 (茜)あら。 こんにちは 安楽岡さん。 78 00:07:33,234 --> 00:07:35,236 《本当に あなたが いけないのよ》 79 00:07:35,236 --> 00:07:38,239 ど… どうなさいましたか? 80 00:07:38,239 --> 00:07:41,242 (茜)《だって 私 別に…》 81 00:07:41,242 --> 00:07:43,244 あっ そうだ。 82 00:07:43,244 --> 00:07:51,252 《鐘井先生のことなんて 全然 タイプじゃないもの》・ 83 00:07:51,252 --> 00:07:54,255 《あっ 残念》・ 84 00:07:54,255 --> 00:07:58,255 《あなたの傷つく顔が 見たかったのに》 85 00:08:04,265 --> 00:08:08,269 (茜)《だから もっと…》・ 86 00:08:08,269 --> 00:08:13,207 《もっと もっと… もーっと 見せて》 87 00:08:13,207 --> 00:08:15,209 うん? どうかした? 88 00:08:15,209 --> 00:08:21,215 ・(チャイム) (茜)あっ 授業 始まっちゃう。 89 00:08:21,215 --> 00:08:27,221 安楽岡さん。 続きは放課後 音楽室でね。 90 00:08:27,221 --> 00:08:30,224 (茜)《ああ 楽しみ!》・ 91 00:08:30,224 --> 00:08:35,224 《早く 見たいな。 搾取される あなたの…》 92 00:08:37,231 --> 00:08:40,231 (茜)《顔》 93 00:08:48,242 --> 00:08:51,245 (鳴海)《自分のことは 好きとか 嫌いとか・ 94 00:08:51,245 --> 00:08:54,248 そういう強い感情自体なくて》・ 95 00:08:54,248 --> 00:08:57,251 《強いて言うなら 普通》・ 96 00:08:57,251 --> 00:09:01,251 《つまんないと思う。 俺みたいな人間って》 97 00:09:03,257 --> 00:09:06,260 (鳴海)《生きていれば 教師になれたことを・ 98 00:09:06,260 --> 00:09:09,263 一番に喜んでくれたであろう 母は・ 99 00:09:09,263 --> 00:09:12,283 もう ずいぶん前に 亡くなっていた》 100 00:09:12,283 --> 00:09:18,283 《年々 薄れる面影の中で 長い髪だけ やけに覚えている》 101 00:09:20,208 --> 00:09:24,208 (鳴海)《そう ちょうど… あんなふうな》 102 00:09:34,222 --> 00:09:37,222 (鳴海) 《春の日に 一目ぼれなんて…》 103 00:09:41,229 --> 00:09:47,235 (鳴海) 《俺って 本当 単純なのかな》 104 00:09:47,235 --> 00:09:51,239 (茜)あっ 桜。 (鳴海)ん? 105 00:09:51,239 --> 00:09:54,242 けさも お会いしましたよね。 (鳴海)えっ!? 106 00:09:54,242 --> 00:09:58,246 あっ 気付いて いらっしゃらなかったんですね。・ 107 00:09:58,246 --> 00:10:02,250 さっき 式でも お見掛けして。 108 00:10:02,250 --> 00:10:05,253 今日から 新任同士 よろしくお願いします。 109 00:10:05,253 --> 00:10:08,256 (鳴海) 《あまりにも出来過ぎてる…》・ 110 00:10:08,256 --> 00:10:10,258 《出来過ぎてるから…》 111 00:10:10,258 --> 00:10:13,194 (鳴海)あの… お名前は? 112 00:10:13,194 --> 00:10:16,194 (茜)皆川 茜です。 113 00:10:24,205 --> 00:10:29,205 あっ 鐘井先生。 遅くなって すみません。 114 00:10:32,213 --> 00:10:36,213 (茜)よいしょ。 暑いですね。 115 00:10:39,220 --> 00:10:43,220 (茜)お話って 何ですか? 116 00:10:45,226 --> 00:10:51,232 (鳴海)《ああ… もう 全部 一切合切 吐いて 楽に…》・ 117 00:10:51,232 --> 00:10:54,235 《言えなくて終わるより ずっといい!》・ 118 00:10:54,235 --> 00:10:59,240 《出ろ! 勇気!》 119 00:10:59,240 --> 00:11:01,240 (鳴海)好きです! 120 00:11:17,351 --> 00:11:19,353 ハァ ハァ…。 121 00:11:19,353 --> 00:11:22,356 ハァ ハァ…。 122 00:11:22,356 --> 00:11:28,356 ハァ ハァ…。 123 00:11:31,365 --> 00:11:33,367 《涙 出ない…》 124 00:11:33,367 --> 00:11:38,372 《そうだよ 当たり前だ。 泣く資格ないもん》 125 00:11:38,372 --> 00:11:40,372 《だって 私は…》 126 00:11:43,377 --> 00:11:47,381 《お兄ちゃんは すごいな。 頑張ったんだ》 127 00:11:47,381 --> 00:11:52,386 《あー… 付き合うのかな。 やだな》 128 00:11:52,386 --> 00:11:55,389 《これから毎日 目にすることになる》 129 00:11:55,389 --> 00:11:58,392 《ていうか 分かってたのに…》 130 00:11:58,392 --> 00:12:03,397 《分かってたけど いまさらだけど 聞きたくなかった》 131 00:12:03,397 --> 00:12:07,401 《どうせ 待ってたって 知ることになるのに》 132 00:12:07,401 --> 00:12:10,404 《じゃあ 何で言わなかったの?》 133 00:12:10,404 --> 00:12:13,407 《ずっと一緒にいたのに》 134 00:12:13,407 --> 00:12:20,347 《ずっと一緒にいたから 嫌だった… 怖かった》 135 00:12:20,347 --> 00:12:25,352 《私の… お兄ちゃんじゃなくなるのが》 136 00:12:25,352 --> 00:12:28,355 バカじゃん。・ 137 00:12:28,355 --> 00:12:30,355 そんなんだから 取られちゃうんだよ。 138 00:12:38,365 --> 00:12:41,368 《麦も知ったら きっと苦しいよね》 139 00:12:41,368 --> 00:12:44,368 《でも いつか知るんだし…》 140 00:12:47,374 --> 00:12:53,380 《違う。 私が今 麦を頼りたいだけだ》 141 00:12:53,380 --> 00:12:56,383 《自分に都合がいいからって・ 142 00:12:56,383 --> 00:13:00,383 今 麦を傷つけていい理由には ならない》 143 00:13:02,389 --> 00:13:07,394 《私は 今まで どれだけ甘えてきたんだろう》 144 00:13:07,394 --> 00:13:10,394 ・(早苗)今日は 粟屋んち 行かないんだ。 145 00:13:14,401 --> 00:13:18,401 え… えっちゃん。 146 00:13:21,342 --> 00:13:23,344 つ… つけてきたの? 147 00:13:23,344 --> 00:13:28,349 (早苗)えっ。 あ… うっ…。・ 148 00:13:28,349 --> 00:13:32,353 うん。 つ… つけたよ。 149 00:13:32,353 --> 00:13:34,355 悪い? 150 00:13:34,355 --> 00:13:37,358 《どうして…》 151 00:13:37,358 --> 00:13:40,361 《どうして そんなに…》 152 00:13:40,361 --> 00:13:44,361 《私なんかのこと 好きなの…》 153 00:13:50,371 --> 00:13:55,376 あのね…。 分かんないよ。 許して。 154 00:13:55,376 --> 00:14:01,382 これが どれだけの意味を持つか 分からないの 私には。 155 00:14:01,382 --> 00:14:06,387 分かってあげられないんだよ…。 156 00:14:06,387 --> 00:14:11,387 (早苗)それでもいい。 いいから。 157 00:14:13,394 --> 00:14:16,330 (早苗)いいよ。 158 00:14:16,330 --> 00:14:19,333 《いいわけないことくらい 分かった》 159 00:14:19,333 --> 00:14:22,333 《分かってたけど…》 160 00:14:25,339 --> 00:14:28,339 《やめなかった》 161 00:14:30,344 --> 00:14:33,347 《なぜ…》 162 00:14:33,347 --> 00:14:37,351 (早苗)私のこと かわいそうだと思った? 163 00:14:37,351 --> 00:14:39,351 えっ? 164 00:14:43,357 --> 00:14:46,360 (早苗)嘘。 わがまま言わない。 165 00:14:46,360 --> 00:14:52,366 《えっちゃん それじゃ 顔 見えないよ…》 166 00:14:52,366 --> 00:14:57,366 《それじゃ… 真っ暗だよ》 167 00:15:02,376 --> 00:15:06,380 (早苗)《雨…》 168 00:15:06,380 --> 00:15:10,384 《つい さっきまで そんな気配なかったのに》 169 00:15:10,384 --> 00:15:16,323 《そう。 さっきまで 何もなかったのに…》 170 00:15:16,323 --> 00:15:20,327 ドキドキしてる? してるよ…。 171 00:15:20,327 --> 00:15:23,330 するよ そりゃあ…。 172 00:15:23,330 --> 00:15:27,334 どうして? 私が女だから? 173 00:15:27,334 --> 00:15:29,336 違うよ…。 174 00:15:29,336 --> 00:15:33,336 えっちゃんは… 友達だから。 175 00:15:42,349 --> 00:15:46,353 友達と こういうことするんだ。 176 00:15:46,353 --> 00:15:49,356 粟屋ともしてるんだもんね。 177 00:15:49,356 --> 00:15:53,360 ねっ? 178 00:15:53,360 --> 00:15:57,364 《ああ… 花火 泣きそう》 179 00:15:57,364 --> 00:16:00,367 《泣かしちゃう》 180 00:16:00,367 --> 00:16:04,371 嫌なら 嫌って言いなよ。 ねえ。 181 00:16:04,371 --> 00:16:08,375 言わない。 何で? 182 00:16:08,375 --> 00:16:11,378 えっちゃんのこと…。 183 00:16:11,378 --> 00:16:15,399 好きだから。 184 00:16:15,399 --> 00:16:19,320 《知ってる。 友達として好きなんだよね》 185 00:16:19,320 --> 00:16:24,325 《私が 花火にとって特別なの 分かるよ》 186 00:16:24,325 --> 00:16:29,330 《だから 手放したくないから 拒否できない… なんて》 187 00:16:29,330 --> 00:16:31,332 《つけ込んじゃうよ》 188 00:16:31,332 --> 00:16:35,336 《そんな残酷なことを 私にした代わりに》 189 00:16:35,336 --> 00:16:38,339 《気持ちなんて 手に入らなくて 当たり前なら…》 190 00:16:38,339 --> 00:16:43,344 《あなたのぬくもりだけでも 私は手に入れたい》 191 00:16:43,344 --> 00:16:46,347 ちゃんと 代わりにしてね。 192 00:16:46,347 --> 00:16:49,347 《いいでしょ?》 193 00:16:52,353 --> 00:16:55,356 《好きです》 194 00:16:55,356 --> 00:16:59,360 《言えたら どんな顔するかな》 195 00:16:59,360 --> 00:17:02,363 《ずっと ずっと 好きだったの》 196 00:17:02,363 --> 00:17:04,365 (鳴海)《ありがとう》 197 00:17:04,365 --> 00:17:06,367 《ああ 始まった》 198 00:17:06,367 --> 00:17:08,369 《実は…》 199 00:17:08,369 --> 00:17:11,372 《また できもしない妄想》 200 00:17:11,372 --> 00:17:14,375 《ありもしない未来》 201 00:17:14,375 --> 00:17:18,312 《お兄ちゃ… お兄ちゃん》 202 00:17:18,312 --> 00:17:21,315 《お兄ちゃん… お兄ちゃん》 203 00:17:21,315 --> 00:17:26,320 《唇 柔らかい。 甘い匂いがする》 204 00:17:26,320 --> 00:17:30,324 《ああ 駄目だよ だって…》 205 00:17:30,324 --> 00:17:33,327 《どうしたって 私の知ってる女の子だもん》 206 00:17:33,327 --> 00:17:37,331 花火…。 207 00:17:37,331 --> 00:17:39,333 《えっちゃん…》 208 00:17:39,333 --> 00:17:43,337 花火 どうしたいか ちゃんと言って。 自分で。 209 00:17:43,337 --> 00:17:48,342 えっ… い… 嫌だ…。 あっ。 210 00:17:48,342 --> 00:17:52,346 じゃないと これ やめる? あっ…。 211 00:17:52,346 --> 00:17:56,346 嫌なら やめていい? 212 00:17:58,352 --> 00:18:01,355 気持ちいいのに弱いんだね。 213 00:18:01,355 --> 00:18:06,360 違… 違う。 えっちゃんが触ると 何か…。 214 00:18:06,360 --> 00:18:12,366 気持ちいい… から。 それで…。 215 00:18:12,366 --> 00:18:17,304 うん。 それはね…。 216 00:18:17,304 --> 00:18:21,308 私が 花火のこと 好きだから… だよ。 217 00:18:21,308 --> 00:18:25,312 好きな人に触れてるから それが伝わるの。 218 00:18:25,312 --> 00:18:28,315 だから 気持ちいいの。 219 00:18:28,315 --> 00:18:31,315 好きって そういうものだから。 220 00:18:33,320 --> 00:18:37,324 (早苗) 《私で いっぱいになってよ》 221 00:18:37,324 --> 00:18:44,331 《ああ… 人から与えられる熱が 有限だということ》 222 00:18:44,331 --> 00:18:47,331 《知らなかったわけじゃ ないのに》 223 00:18:52,339 --> 00:18:59,346 《そして 私は まんまと えっちゃんで満たされて…》 224 00:18:59,346 --> 00:19:07,354 《もっと ずっと冷たい場所で 一人になる》 225 00:19:07,354 --> 00:19:14,361 ・あーあ もう えっちゃんとは 友達に戻れないね。 226 00:19:14,361 --> 00:19:17,297 自分のせいだね。 227 00:19:17,297 --> 00:19:19,299 気付いてるよね? 228 00:19:19,299 --> 00:19:23,303 あんたは 今日 初めて 他人の好意を利用したんだよ。 229 00:19:23,303 --> 00:19:28,308 お兄ちゃんを取った あの女と 変わらないクズだね! 230 00:19:28,308 --> 00:19:32,312 おめでとう! アハハハハ! 231 00:19:32,312 --> 00:19:36,316 《そんなこと 分かってる》 232 00:19:36,316 --> 00:19:41,321 《今の私じゃ あの女には かなわない》 233 00:19:41,321 --> 00:19:45,325 《あいつは 私の気持ちなんて とっくに気付いてた》 234 00:19:45,325 --> 00:19:49,329 《分かった上で 踏みにじろうとしている》 235 00:19:49,329 --> 00:19:51,331 《感じる》 236 00:19:51,331 --> 00:19:57,331 《痛いくらい 浴びせられる 女としての優越感》 237 00:20:00,340 --> 00:20:04,340 《今の私じゃ 絶対 かなわないなら…》 238 00:20:08,348 --> 00:20:12,348 《変わってみせる。 どんなふうにでも》 239 00:20:15,372 --> 00:20:26,300 (チャイム) 240 00:20:26,300 --> 00:20:32,306 (茜)なぁに? どっちのこと 怒ってるの?・ 241 00:20:32,306 --> 00:20:36,310 粟屋君? 鐘井先生? 242 00:20:36,310 --> 00:20:40,310 やっぱり 麦の気持ちにも 気付いてたんですね。 243 00:20:42,316 --> 00:20:46,320 (茜)よく分からないけど…。・ 244 00:20:46,320 --> 00:20:49,323 憧れの人と 付き合えそうにないから・ 245 00:20:49,323 --> 00:20:52,326 手近な同級生で 済ませてるのかな? 246 00:20:52,326 --> 00:20:54,328 《こいつ…》 247 00:20:54,328 --> 00:20:58,332 まあ その2人とも 好きなのは 私なんだけど。 248 00:20:58,332 --> 00:21:03,337 す… 好きでもない男に好かれて そんなに楽しいですか!? 249 00:21:03,337 --> 00:21:05,339 (茜)えっ?・ 250 00:21:05,339 --> 00:21:08,342 何で?・ 251 00:21:08,342 --> 00:21:12,342 男の子から向けられる好意ほど…。 252 00:21:16,350 --> 00:21:20,354 (茜)気持ちいいものなんて…。 253 00:21:20,354 --> 00:21:22,354 ないのに! 254 00:21:25,359 --> 00:21:35,359 ・~