1 00:00:00,000 --> 00:00:03,003 (鳴海・茜)ハァ ハァ…。・ 2 00:00:00,000 --> 00:00:04,004 んっ… ハァ…。 3 00:00:00,000 --> 00:00:05,000 (茜)フフ。 眼鏡。 (鳴海)ああ… すみません。 4 00:00:00,000 --> 00:00:03,003 (茜)あっ…。 5 00:00:00,000 --> 00:00:08,008 ハァ ハァ…。 6 00:00:00,000 --> 00:00:03,003 (茜)昨日 鐘井先生と…。・ 7 00:00:00,000 --> 00:00:03,000 しちゃった。 8 00:00:00,000 --> 00:00:06,023 (花火)《私には できなかったこと 当たり前に できる人》 9 00:00:00,000 --> 00:00:02,920 《奪っていく 何もかも》 10 00:00:00,000 --> 00:00:03,003 《大して 欲しくもないくせに》 11 00:00:00,000 --> 00:00:04,004 《ねえ 人の気持ち もてあそぶのって・ 12 00:00:00,000 --> 00:00:02,000 どんな気分?》 13 00:00:00,000 --> 00:00:10,000 ・~ 14 00:02:49,362 --> 00:02:52,365 《人の気持ちを もてあそぶ…》 15 00:02:52,365 --> 00:02:55,368 《案外 それは とても…》 16 00:02:55,368 --> 00:02:58,371 《気持ちのいいものだったり するのかな》 17 00:02:58,371 --> 00:03:01,371 (茜)《それは もう》 18 00:03:03,376 --> 00:03:06,379 《なら いっそ そうだ》 19 00:03:06,379 --> 00:03:12,385 《あなたに夢中な人たち みんな 私のものにしたい》 20 00:03:12,385 --> 00:03:15,388 《そしたら…》 21 00:03:15,388 --> 00:03:20,393 それで 誰が傷ついても? 22 00:03:20,393 --> 00:03:29,402 (花火)うん。 私 今… 分かってる 自分のことしか考えてないって。 23 00:03:29,402 --> 00:03:32,405 でも 何でだろう。 止まらないの。 24 00:03:32,405 --> 00:03:35,408 あいつに向いてる気持ちが 欲しいの! 25 00:03:35,408 --> 00:03:39,412 勝ちたいの! あいつに! 26 00:03:39,412 --> 00:03:41,414 そうしないと きっと…。 27 00:03:41,414 --> 00:03:46,352 私 このままじゃ 空っぽになっちゃうの…。 28 00:03:46,352 --> 00:03:50,356 気持ちは 奪ったり 奪われたりするものじゃないよ。 29 00:03:50,356 --> 00:03:52,358 うるさい…。 30 00:03:52,358 --> 00:03:54,360 ましてや そんなことで 満たされるなんて・ 31 00:03:54,360 --> 00:03:56,362 絶対に あり得ないよ。 32 00:03:56,362 --> 00:03:59,362 うるさい! 黙ってよ! 33 00:04:01,367 --> 00:04:04,370 《惨めなのは 私》 34 00:04:04,370 --> 00:04:07,370 ガキ。 35 00:04:09,375 --> 00:04:12,375 《独り善がりなのは 私》 36 00:04:19,385 --> 00:04:23,389 麦。 やっぱり 私たち付き合おうよ。 37 00:04:23,389 --> 00:04:26,392 ねっ? 38 00:04:26,392 --> 00:04:31,392 私たち 気も合うしさ。 きっと うまくいくよ。 39 00:04:34,400 --> 00:04:38,400 きっと 麦も 私のこと好きになるよ。 40 00:04:40,406 --> 00:04:43,409 (麦)あれ? 一緒に帰んないの? 41 00:04:43,409 --> 00:04:45,409 うん ちょっと。 42 00:04:50,350 --> 00:04:54,354 (早苗)あっ 花火。・ 43 00:04:54,354 --> 00:04:56,356 用って? 44 00:04:56,356 --> 00:05:02,362 《私 浅はかで 自分勝手だって 分かってるけど…》 45 00:05:02,362 --> 00:05:05,365 えっちゃん。 私…。 46 00:05:05,365 --> 00:05:09,369 麦と ちゃんと 付き合うことにしたから。 47 00:05:09,369 --> 00:05:12,372 《でも どうしても あなただけ…》 48 00:05:12,372 --> 00:05:17,377 《えっちゃんのことだけは これ以上 利用できない》 49 00:05:17,377 --> 00:05:22,382 《大事な たった一人の友達だから》 50 00:05:22,382 --> 00:05:26,382 (早苗)えっと… だから 何? 51 00:05:28,388 --> 00:05:31,391 (早苗)利用くらいしてよ。・ 52 00:05:31,391 --> 00:05:37,397 やだ。 そんな顔しないで。 いまさら。・ 53 00:05:37,397 --> 00:05:42,402 自覚してたでしょ? 実感 湧いてきた?・ 54 00:05:42,402 --> 00:05:45,402 これが私の 覚悟だよ。 55 00:05:52,345 --> 00:05:58,351 もう 放課後 2人きりで 会ったりしない… から。 56 00:05:58,351 --> 00:06:02,351 フッ。 そう? 分かった。 57 00:06:09,362 --> 00:06:13,366 《そう 私 取り返しの つかないことをしたんだ…》 58 00:06:13,366 --> 00:06:16,369 《怖くて 振り返れない》 59 00:06:16,369 --> 00:06:19,372 《あなたが どんな顔してるか 見れない》 60 00:06:19,372 --> 00:06:23,376 《私 きっと見なきゃいけない… はず… なのに》 61 00:06:23,376 --> 00:06:26,379 《それが 私の せめてもの…》 62 00:06:26,379 --> 00:06:31,379 《だけど なのに… ああ どうして…》 63 00:06:34,387 --> 00:06:37,390 あげない。 64 00:06:37,390 --> 00:06:41,390 手放して… あげない。 65 00:06:48,334 --> 00:06:51,337 《ああ 何か 頭 痛いな》 66 00:06:51,337 --> 00:06:55,341 《昨日 あんまり 寝らんなかったから…》 67 00:06:55,341 --> 00:06:58,344 あっ 安楽岡さんも 図書室 行く? 68 00:06:58,344 --> 00:07:02,348 えっ… ああ うん。 私も 本 読みたくてさ。 69 00:07:02,348 --> 00:07:04,350 うるさいよね 教室。 一緒 行こ。 70 00:07:04,350 --> 00:07:08,350 フフ。 そうだね~。 やっぱ 先生 いないと…。 71 00:07:12,358 --> 00:07:16,362 ・(戸の開く音) 72 00:07:16,362 --> 00:07:19,365 (生徒)あっ 絵鳩さんも来たんだ。 73 00:07:19,365 --> 00:07:24,370 うん。 一緒していい? (生徒)どうぞ どうぞ。 74 00:07:24,370 --> 00:07:27,370 《ど… どうして》 75 00:07:30,376 --> 00:07:32,378 《あっ そうか》 76 00:07:32,378 --> 00:07:35,378 《普通にしようと してくれてるんだよね…》 77 00:07:38,384 --> 00:07:43,389 なっ…。 学校でならいいんだよね? 78 00:07:43,389 --> 00:07:48,328 (司書)こら。 ここは 私語禁止。 (早苗)あっ ごめんなさーい。 79 00:07:48,328 --> 00:08:03,328 ・~ 80 00:08:06,346 --> 00:08:09,349 《甘えて つけ込んで 踏みにじって…》 81 00:08:09,349 --> 00:08:14,354 《揚げ句 自分勝手な願いを あなたに押し付けた》 82 00:08:14,354 --> 00:08:18,354 《この報いは 当然だ》 83 00:08:25,365 --> 00:08:29,369 (早苗)熱があるなら 先に言ってくれれば よかったのに。 84 00:08:29,369 --> 00:08:32,372 言う隙 与えてくれなかった。 85 00:08:32,372 --> 00:08:35,375 ごめんて。 86 00:08:35,375 --> 00:08:38,378 あっ んっ…。 87 00:08:38,378 --> 00:08:43,383 だ… 駄目。 駄目だよ こんなの やめなきゃ。 88 00:08:43,383 --> 00:08:46,319 何も気にすることないんだよ。 89 00:08:46,319 --> 00:08:50,323 花火と私のことは 他の誰も知らないんだから。 90 00:08:50,323 --> 00:08:55,328 ねえ 花火。 何で また あらためて 粟屋と? 91 00:08:55,328 --> 00:08:58,331 本当に好きな人の気でも 引きたいの? 92 00:08:58,331 --> 00:09:02,335 《好きな… 人がいるの》 93 00:09:02,335 --> 00:09:04,337 えっ それは…。 94 00:09:04,337 --> 00:09:07,340 花火は そのままで こんなに魅力的なのに・ 95 00:09:07,340 --> 00:09:10,343 そこまでして 手に入れたい相手って…。 96 00:09:10,343 --> 00:09:14,347 嫉妬しちゃうな。 そんなこと… ない。 97 00:09:14,347 --> 00:09:17,350 《本当だよ》 98 00:09:17,350 --> 00:09:22,355 《花火の魅力は そういう危ういところなの》 99 00:09:22,355 --> 00:09:25,358 男を落とすのなんて 簡単だよ。 100 00:09:25,358 --> 00:09:31,364 《だからね つい 見たくなるの 黒く染まった あなたも…》 101 00:09:31,364 --> 00:09:36,364 《そして これから どれだけ あなたが汚れ 傷ついても…》 102 00:09:41,374 --> 00:09:46,312 あのね 心を開いたふりをするの。 103 00:09:46,312 --> 00:09:50,316 開かなくてもいい。 本当の心は。 104 00:09:50,316 --> 00:09:54,320 ずっと閉ざしてないと 壊れちゃうよ。 105 00:09:54,320 --> 00:09:59,325 本当の気持ち 知ってほしくなったら? 106 00:09:59,325 --> 00:10:03,329 自分のことは 死ぬまで 自分だけが知っていたら・ 107 00:10:03,329 --> 00:10:07,333 それでいいじゃない。 108 00:10:07,333 --> 00:10:10,336 《瞬間 なぜだろう》 109 00:10:10,336 --> 00:10:14,340 《あいつも そう言いそうだと思った》 110 00:10:14,340 --> 00:10:17,343 《ということは どういうことだろう…》 111 00:10:17,343 --> 00:10:22,348 《えっちゃんの言葉は どこか さみしそうに聞こえた》 112 00:10:22,348 --> 00:10:25,351 《それは じゃあ つまり・ 113 00:10:25,351 --> 00:10:29,355 誰も彼もが さみしいってこと じゃないのか?》 114 00:10:29,355 --> 00:10:31,355 《あいつでさえ…》 115 00:10:35,361 --> 00:10:37,363 ・(花火の母)花火? 花火!・ 116 00:10:37,363 --> 00:10:40,366 起きてるでしょ? 買い物 行ってきて。 117 00:10:40,366 --> 00:10:43,366 ん…。 118 00:10:46,305 --> 00:10:50,309 買い忘れないかな。 うん。 119 00:10:50,309 --> 00:10:53,312 あっ ごめんなさ…。 120 00:10:53,312 --> 00:10:59,318 (タクヤ)ん? あっ。 茜の生徒じゃん。 121 00:10:59,318 --> 00:11:03,322 ああ ファミレスの…。 122 00:11:03,322 --> 00:11:08,327 おいおい 忘れてただろ? 生意気~。 123 00:11:08,327 --> 00:11:11,330 《触るな。 近寄るな》 124 00:11:11,330 --> 00:11:15,334 《あっ そっか。 こいつも 茜の…》 (タクヤ)うん? 125 00:11:15,334 --> 00:11:19,338 (早苗) 《心を開いたふりをするの》 126 00:11:19,338 --> 00:11:24,343 もちろん 覚えてますよ。 家 近いんですね。 127 00:11:24,343 --> 00:11:28,343 (早苗) 《男を落とすのなんて 簡単だよ》 128 00:11:38,569 --> 00:11:41,572 (タクヤ)《花火… ちゃんさ 連絡先 教えてよ》・ 129 00:11:41,572 --> 00:11:44,575 《あっ でも 前 ファミレスで 彼氏といたっけ?》 130 00:11:44,575 --> 00:11:49,580 《やだ 違いますよ》 《おっ そうなの?》 131 00:11:49,580 --> 00:11:53,584 《ねえ じゃあさ 今度 遊ぼうよ。 ねっ?》 132 00:11:53,584 --> 00:11:55,586 《こんなんでいいの?》 133 00:11:55,586 --> 00:11:57,588 《こんなんで ホントに満たされるの?》 134 00:11:57,588 --> 00:12:00,588 [外:802C4C49E53C07BCFDB665BF935CACAC](バイブレーターの音) 135 00:12:03,594 --> 00:12:05,596 ・(タクヤ)あっ! 136 00:12:05,596 --> 00:12:09,600 制服だ。 学校帰りですから。 137 00:12:09,600 --> 00:12:11,600 《JK売りですから》 138 00:12:21,612 --> 00:12:23,614 (タクヤ) 花火ちゃんって カワイイよね。 139 00:12:23,614 --> 00:12:25,616 言われるでしょ? よく。 140 00:12:25,616 --> 00:12:28,619 《げっ この空気はヤバい。 キスとかしようとしてる》 141 00:12:28,619 --> 00:12:32,640 ぜ… 全然 言われないですよ。 142 00:12:32,640 --> 00:12:37,562 あ… あの…。 《そ… そうだ》 143 00:12:37,562 --> 00:12:40,565 えっと 気になってたんですけど・ 144 00:12:40,565 --> 00:12:44,569 み… 皆川先生と どういう関係なんですか? 145 00:12:44,569 --> 00:12:47,572 えっ 茜? 146 00:12:47,572 --> 00:12:51,576 あいつは だって 他にもいるからさ。 147 00:12:51,576 --> 00:12:54,579 俺のものにはならないよ。 148 00:12:54,579 --> 00:12:57,579 だから 花火ちゃん 俺と付き合ってよ。 149 00:13:00,585 --> 00:13:05,590 《茜にとっての こいつは 数あるうちの一人で・ 150 00:13:05,590 --> 00:13:08,593 こいつは それでもいいから つながっていたいのに・ 151 00:13:08,593 --> 00:13:12,597 逆に こいつは 私のことを・ 152 00:13:12,597 --> 00:13:15,600 数あるうちの一人にしようと している》 153 00:13:15,600 --> 00:13:21,606 《こんなんじゃ 駄目。 まったく 全然 惨めなままだ》 154 00:13:21,606 --> 00:13:24,609 《私は あいつに勝ちたいのに》 155 00:13:24,609 --> 00:13:27,612 うん? ねえ? 156 00:13:27,612 --> 00:13:30,615 わ… 私…。 157 00:13:30,615 --> 00:13:32,583 処女なの。 158 00:13:32,583 --> 00:13:37,583 それでも 好きになってくれますか? 159 00:13:39,457 --> 00:13:43,461 むしろ 俺じゃ駄目? 160 00:13:43,461 --> 00:13:47,465 《そうなの。 その目じゃなきゃ嫌なの》 161 00:13:47,465 --> 00:13:49,467 《欲しがってよ》 162 00:13:49,467 --> 00:13:52,470 《あいつに向ける隙なんて ないくらい・ 163 00:13:52,470 --> 00:13:57,475 今ここにいる私に浴びせて》 164 00:13:57,475 --> 00:14:02,480 《好きな人とするキスを 私は知らない》 165 00:14:02,480 --> 00:14:06,484 《それは この世のほとんどを 知らないのと同じかも》 166 00:14:06,484 --> 00:14:11,489 《なんて… だって いつもね 触れ合うたびに・ 167 00:14:11,489 --> 00:14:15,493 「ああ 私 こんなに 空っぽだったんだ」って・ 168 00:14:15,493 --> 00:14:18,496 思い知るの》 169 00:14:18,496 --> 00:14:23,501 《本当の気持ちは 鍵をかけて 一番 深い所に隠して・ 170 00:14:23,501 --> 00:14:29,507 誰にも… 誰にも知られないように》 171 00:14:29,507 --> 00:14:32,510 (タクヤ)ホテル 行く? 172 00:14:32,510 --> 00:14:36,547 何でですか? あれ? 違った? 173 00:14:36,547 --> 00:14:40,551 行きたいかと思った。 俺 優しくするし。 174 00:14:40,551 --> 00:14:44,555 そういう問題じゃ…。 じゃ どういう問題? 175 00:14:44,555 --> 00:14:49,560 んー… えー… 気持ちの問題というか。 176 00:14:49,560 --> 00:14:51,562 体が気持ちよければ・ 177 00:14:51,562 --> 00:14:55,566 気持ちなんて 簡単に ついてくるでしょ。 178 00:14:55,566 --> 00:14:58,569 《そうかもしれない》 179 00:14:58,569 --> 00:15:02,573 《お兄ちゃんを思う気持ちで 麦と触れ合うのは・ 180 00:15:02,573 --> 00:15:05,576 すごく気持ちよかった》 181 00:15:05,576 --> 00:15:09,580 《けど それだって 途中からは・ 182 00:15:09,580 --> 00:15:13,584 麦自身を求めていた部分も きっとあった》 183 00:15:13,584 --> 00:15:16,587 《弱気だな…》 184 00:15:16,587 --> 00:15:21,592 何か 難しいこと 考えてる? あっ えっ 嫌だ…。 185 00:15:21,592 --> 00:15:25,596 嫌です…。 何が? 186 00:15:25,596 --> 00:15:30,601 気持ちいいことって バカになってく感じがするから・ 187 00:15:30,601 --> 00:15:34,538 怖いの! 何が駄目なの? 188 00:15:34,538 --> 00:15:36,540 あなたみたいに チャラチャラした人には・ 189 00:15:36,540 --> 00:15:42,546 分からない感覚だと思います! うわ ひど~。 帰ろうかな。 190 00:15:42,546 --> 00:15:45,549 《ヤバい。 流されそうになっちゃった》 191 00:15:45,549 --> 00:15:47,551 《流されて どうすんのよ》 192 00:15:47,551 --> 00:15:50,554 (茜)《何 もったいぶってるの?》 193 00:15:50,554 --> 00:15:54,558 《処女じゃない自分に 自信がないの?》 194 00:15:54,558 --> 00:15:59,563 《それじゃ あなたの価値って それだけなんだね》 195 00:15:59,563 --> 00:16:02,566 うん? どした どした? 196 00:16:02,566 --> 00:16:08,572 や… やっぱり まだ 怖い… から。 197 00:16:08,572 --> 00:16:14,578 ああ だよな。 ごめん ごめん。 ゆっくりでいいから。 198 00:16:14,578 --> 00:16:18,582 《危ない! あおられて 乗っかるとこだった!》 199 00:16:18,582 --> 00:16:23,587 これから慣れてこ? 少しずつ。 200 00:16:23,587 --> 00:16:25,589 はい。 201 00:16:25,589 --> 00:16:27,591 《演技なら いくらでも くれてやる》 202 00:16:27,591 --> 00:16:33,531 《それで 虚像の私に 夢中になればいい》 203 00:16:33,531 --> 00:16:36,534 また連絡する。 204 00:16:36,534 --> 00:16:40,538 《ハァ… めっちゃ疲れた》 205 00:16:40,538 --> 00:16:44,542 《分かったことがある》 206 00:16:44,542 --> 00:16:46,544 《私と違って あいつは・ 207 00:16:46,544 --> 00:16:49,547 初めから 自分の価値が 高い位置にあって・ 208 00:16:49,547 --> 00:16:54,552 自尊心が満たされてる。 削れることもないんだ》 209 00:16:54,552 --> 00:16:57,555 《比べて 私は 他人の評価を通じて・ 210 00:16:57,555 --> 00:17:00,558 自分の自尊心を 取り戻そうとしてる》 211 00:17:00,558 --> 00:17:03,561 《この差は大きい》 212 00:17:03,561 --> 00:17:09,567 《自分の存在価値を 他人に依存するなんて…》 213 00:17:09,567 --> 00:17:11,569 《でも そんなバカみたいな・ 214 00:17:11,569 --> 00:17:16,574 まるで その人に否定されただけで 世界が終わるような…》 215 00:17:16,574 --> 00:17:22,580 《そんな気持ちにさせるのが 恋だから》 216 00:17:22,580 --> 00:17:27,585 《お父さんは 花が生まれたから いなくなったんだって》 217 00:17:27,585 --> 00:17:29,587 (鳴海)《誰が言ったの? そんなこと》 218 00:17:29,587 --> 00:17:32,606 《親戚の人たち》 219 00:17:32,606 --> 00:17:37,528 《お父さんは どこかで 新しい家族をつくっちゃった》 220 00:17:37,528 --> 00:17:41,528 《花のことは いらなかったんだね…》 221 00:17:47,538 --> 00:17:50,541 《花ちゃんは 何にも悪くない》 222 00:17:50,541 --> 00:17:54,545 《どんなに好きだった相手でも 少しずつ 何かが壊れていって・ 223 00:17:54,545 --> 00:17:57,548 一緒にいられなくなることも あるから》 224 00:17:57,548 --> 00:18:01,552 《どんなに好きでも… 花と お兄ちゃんも?》 225 00:18:01,552 --> 00:18:04,555 《花ちゃんと お兄ちゃんは 絶対 大丈夫》 226 00:18:04,555 --> 00:18:07,558 《絶対?》 《うん》 227 00:18:07,558 --> 00:18:09,560 《だって…》・ 228 00:18:09,560 --> 00:18:12,563 《恋愛になることはないから》 229 00:18:12,563 --> 00:18:21,572 (秒針の音) 230 00:18:21,572 --> 00:18:25,572 《好きな人とするキスを 私は知らない》 231 00:18:28,579 --> 00:18:30,581 (チャイム) (教師)はーい それじゃ・ 232 00:18:30,581 --> 00:18:33,517 終業式を始めるから 体育館へ移動。 233 00:18:33,517 --> 00:18:36,517 (生徒たち)はーい。 234 00:18:46,530 --> 00:18:48,532 な… 何すか? 235 00:18:48,532 --> 00:18:53,537 花火 モテるからさ 油断しちゃ駄目だよ? 236 00:18:53,537 --> 00:18:57,541 《油断?》 237 00:18:57,541 --> 00:19:03,547 《しただろ? 花火も》 《したよ》 238 00:19:03,547 --> 00:19:06,550 《いや さすがに わざわざ 付き合おうってなったんだし…》 239 00:19:06,550 --> 00:19:08,552 《誰だか知らねえけど・ 240 00:19:08,552 --> 00:19:12,556 もう切れてなきゃ おかしいよな?》 241 00:19:12,556 --> 00:19:15,559 《俺 二股かけられてます!?》 242 00:19:15,559 --> 00:19:20,564 ああ もう さすがに 消えちゃったよね…。 243 00:19:20,564 --> 00:19:22,564 また つけなきゃ。 244 00:19:30,574 --> 00:19:33,510 うち 寄ってく? ううん…。 245 00:19:33,510 --> 00:19:36,510 あした 早いから やめとく。 246 00:19:39,516 --> 00:19:43,520 《キスは普通。 隠すのが うまくなったのかな》 247 00:19:43,520 --> 00:19:46,523 《いや~ いいね いいね》 248 00:19:46,523 --> 00:19:52,529 《正直 言って うずくよ 俺のクズ女レーダーが》 249 00:19:52,529 --> 00:19:55,532 ・(のり子)麦。 250 00:19:55,532 --> 00:19:58,535 久しぶりじゃん 最可。 251 00:19:58,535 --> 00:20:02,539 (のり子)あんな女 絶対 麦が本命じゃないわよ。 252 00:20:02,539 --> 00:20:09,546 《ああ… お前は いつだって 真っすぐで そそられない》 253 00:20:09,546 --> 00:20:13,550 そうかもな。 む… 麦が・ 254 00:20:13,550 --> 00:20:15,552 あいつのこと 「それでもいいくらい好き」なら・ 255 00:20:15,552 --> 00:20:18,555 それなら諦めた!・ 256 00:20:18,555 --> 00:20:21,558 でも 違うんだもん! 257 00:20:21,558 --> 00:20:24,561 じゃあ 何で 私じゃ駄目なの!? 258 00:20:24,561 --> 00:20:29,561 別にいいよ。 お前でも。 あした デートする? 259 00:20:31,568 --> 00:20:34,505 ああ もう 泣くなよ。 260 00:20:34,505 --> 00:20:38,509 《俺は お前の理想の王子さま じゃないんだよ》 261 00:20:38,509 --> 00:20:44,515 《って言ったら さらに泣くかな。 さすがに かわいそうか》 262 00:20:44,515 --> 00:20:48,519 《何だかんだ 最可には甘いんだよな 俺》 263 00:20:48,519 --> 00:20:51,522 (のり子)デートするわ。 えっ。 264 00:20:51,522 --> 00:20:55,526 麦が そんなふうに 誘ってくれたのは 初めてなの。・ 265 00:20:55,526 --> 00:21:01,526 私の好きは 「それでもいいくらい好き」よ。 266 00:21:03,534 --> 00:21:06,534 [外:802C4C49E53C07BCFDB665BF935CACAC](バイブレーターの音) 267 00:21:09,540 --> 00:21:15,540 《布団に入って 目を閉じて 羊を幾つか数えれば…》 268 00:21:17,548 --> 00:21:22,548 《目覚めたときには ほら 夏休みが始まる》 269 00:21:25,556 --> 00:21:35,556 ・~