1 00:01:42,167 --> 00:01:47,167 (茜)<結局 自分のことが 好き過ぎるのかもしれません> 2 00:01:51,176 --> 00:01:55,180 (茜)<主張するものって 嫌い> 3 00:01:55,180 --> 00:01:59,180 (茜)<個性なんて 他人は求めてないもの> 4 00:02:02,187 --> 00:02:05,190 (茜) <求められなきゃ 意味がない> 5 00:02:05,190 --> 00:02:08,193 (茜)<理由なんてない> 6 00:02:08,193 --> 00:02:13,198 (茜)<求められるのって 気持ちいいじゃない> 7 00:02:13,198 --> 00:02:18,203 ・皆川さん… 皆川さん。 8 00:02:18,203 --> 00:02:22,207 (斎藤)《皆川さん。 落とし物》 9 00:02:22,207 --> 00:02:24,209 (茜)<昔から そう> 10 00:02:24,209 --> 00:02:29,209 (茜)<彼は 当時 私の友達が 片思いしてる相手だった> 11 00:02:31,216 --> 00:02:35,220 (茜)<お似合いだなと思った> 12 00:02:35,220 --> 00:02:37,155 (茜)<でも 何だろう> 13 00:02:37,155 --> 00:02:41,159 (茜)<同時に その予定調和感が…> 14 00:02:41,159 --> 00:02:43,161 (斎藤)《あっ…》 15 00:02:43,161 --> 00:02:46,164 (茜)<すごく許せなかった> 16 00:02:46,164 --> 00:02:52,170 (茜)《あっ ごめん。 ボーッとしちゃった》 17 00:02:52,170 --> 00:02:57,175 (茜)<別に 斎藤君には 何の興味もなかったんだけど・ 18 00:02:57,175 --> 00:03:02,180 斎藤君に向けられた好意に 興味があったのかもしれない> 19 00:03:02,180 --> 00:03:05,183 (茜)<つい 試してみたく なっちゃう…> 20 00:03:05,183 --> 00:03:07,183 (茜)<ごめんね> 21 00:03:11,189 --> 00:03:13,191 (みよ)《うっ…》 22 00:03:13,191 --> 00:03:19,197 (みよ)《あっ… ごめんね。 さっき 逃げたりして》・ 23 00:03:19,197 --> 00:03:25,203 《びっくりしちゃっただけ。 2人 すごく お似合いだもん》 24 00:03:25,203 --> 00:03:29,207 《私 全然… 大丈夫だから》 25 00:03:29,207 --> 00:03:33,211 《これからも 仲良くしてね》 26 00:03:33,211 --> 00:03:37,149 (茜)<そのとき 私の中に生まれた感情は・ 27 00:03:37,149 --> 00:03:43,155 罪悪感じゃなかった。 薄っぺらい優越感でもなかった> 28 00:03:43,155 --> 00:03:46,158 (茜)<こんなふうに 搾取される側には・ 29 00:03:46,158 --> 00:03:50,158 死んでも回りたくない ってこと> 30 00:03:56,168 --> 00:03:58,170 (茜)《思えば あの日から 搾取する快感に・ 31 00:03:58,170 --> 00:04:01,173 目覚めちゃったのね》・ 32 00:04:01,173 --> 00:04:07,179 《いいじゃない ちょっとくらい。 うらやましいのよ》・ 33 00:04:07,179 --> 00:04:10,182 《自分以外の誰かを 好きになるなんて・ 34 00:04:10,182 --> 00:04:12,184 私には あり得ないから》 35 00:04:12,184 --> 00:04:18,190 (タクヤ)茜。 あーかーね 起きてんの? 36 00:04:18,190 --> 00:04:22,194 (茜)ねえ 寺内君。 前 付き合ってた彼女は? 37 00:04:22,194 --> 00:04:25,197 (タクヤ)えっ? とっくに別れたってば。 38 00:04:25,197 --> 00:04:29,201 ふーん。 (タクヤ)何だよ。 嫉妬? 39 00:04:29,201 --> 00:04:32,204 (茜)《今 誰も この人を・ 40 00:04:32,204 --> 00:04:37,142 魅力ある人だと 証明する人がいない》 41 00:04:37,142 --> 00:04:41,146 ねえ ねえ。 起きてんなら いいじゃん。 42 00:04:41,146 --> 00:04:47,146 (茜)えー。 あしたも早いんだってば…。 43 00:04:52,157 --> 00:04:57,157 (茜)《何か… 冷めちゃった》 44 00:05:02,167 --> 00:05:05,170 (茜)《誰かが 「いい」って 言ってなきゃ・ 45 00:05:05,170 --> 00:05:07,170 良さが分からないよね》 46 00:05:09,174 --> 00:05:13,178 (茜)《あっ また見てる》・ 47 00:05:13,178 --> 00:05:18,183 《そんなに好きなのね。 鐘井先生のこと》 48 00:05:18,183 --> 00:05:22,183 (鳴海)あ… あの 皆川先生。 49 00:05:24,189 --> 00:05:27,192 (鳴海)放課後 お時間ありますか? 50 00:05:27,192 --> 00:05:31,196 あの ちょっとだけ… で いいんで・ 51 00:05:31,196 --> 00:05:35,196 お茶… しながら ちょっと お話が。 52 00:05:37,135 --> 00:05:39,137 (茜)《来た》 53 00:05:39,137 --> 00:05:42,140 (茜)えっと… すみません。・ 54 00:05:42,140 --> 00:05:45,143 ちょっと残って 済ませなきゃ いけない仕事があって。 55 00:05:45,143 --> 00:05:48,146 あっ じゃあ 日を改めて…。 (茜)よかったら・ 56 00:05:48,146 --> 00:05:53,151 放課後 音楽室でしたら お話 聞きますよ。 57 00:05:53,151 --> 00:05:56,151 (茜)《駄目よ 今日じゃなきゃ》 58 00:05:58,156 --> 00:06:00,158 ・(花火)先生。 59 00:06:00,158 --> 00:06:02,158 《だって…》 60 00:06:07,165 --> 00:06:11,169 《あなたから 来てくれたんだから》 61 00:06:11,169 --> 00:06:15,169 《安楽岡 花火さん》 62 00:06:18,176 --> 00:06:28,176 ・~ 63 00:10:10,275 --> 00:10:12,277 昨日 一緒にいた人…。 64 00:10:12,277 --> 00:10:15,277 (花火)先生の彼氏? 65 00:10:18,283 --> 00:10:23,283 え~ やだぁ。 友達です。 66 00:10:25,290 --> 00:10:29,294 《だったら よかったのにねぇ 安楽岡さん》 67 00:10:29,294 --> 00:10:32,294 《だって…》 68 00:10:35,300 --> 00:10:38,300 ・(男子生徒たち)おお! すごい うまいな。 69 00:10:42,307 --> 00:10:44,309 (茜)《安楽岡 花火さん》・ 70 00:10:44,309 --> 00:10:49,309 《あなたは無自覚なだけで こっち側の人間だわ》 71 00:10:58,323 --> 00:11:00,325 (茜)《無自覚?》・ 72 00:11:00,325 --> 00:11:05,325 《ううん。 気付かないようにしてるだけよ》 73 00:11:08,350 --> 00:11:10,268 (茜)《そんな あなたが・ 74 00:11:10,268 --> 00:11:15,273 あんなに無防備でいたら 気になっちゃうじゃない》・ 75 00:11:15,273 --> 00:11:18,276 《あなたの大好きな…》 76 00:11:18,276 --> 00:11:24,282 ・(茜)鐘井先生。 ・(鳴海)あっ み… 皆川先生。 77 00:11:24,282 --> 00:11:29,287 (茜)あら。 こんにちは 安楽岡さん。 78 00:11:29,287 --> 00:11:31,289 《本当に あなたが いけないのよ》 79 00:11:31,289 --> 00:11:34,292 ど… どうなさいましたか? 80 00:11:34,292 --> 00:11:37,295 (茜)《だって 私 別に…》 81 00:11:37,295 --> 00:11:39,297 あっ そうだ。 82 00:11:39,297 --> 00:11:47,305 《鐘井先生のことなんて 全然 タイプじゃないもの》・ 83 00:11:47,305 --> 00:11:50,308 《あっ 残念》・ 84 00:11:50,308 --> 00:11:54,308 《あなたの傷つく顔が 見たかったのに》 85 00:12:00,318 --> 00:12:04,322 (茜)《だから もっと…》・ 86 00:12:04,322 --> 00:12:09,260 《もっと もっと… もーっと 見せて》 87 00:12:09,260 --> 00:12:11,262 うん? どうかした? 88 00:12:11,262 --> 00:12:17,268 ・(チャイム) (茜)あっ 授業 始まっちゃう。 89 00:12:17,268 --> 00:12:23,274 安楽岡さん。 続きは放課後 音楽室でね。 90 00:12:23,274 --> 00:12:26,277 (茜)《ああ 楽しみ!》・ 91 00:12:26,277 --> 00:12:31,277 《早く 見たいな。 搾取される あなたの…》 92 00:12:33,284 --> 00:12:36,284 (茜)《顔》 93 00:12:44,295 --> 00:12:47,298 (鳴海)《自分のことは 好きとか 嫌いとか・ 94 00:12:47,298 --> 00:12:50,301 そういう強い感情自体なくて》・ 95 00:12:50,301 --> 00:12:53,304 《強いて言うなら 普通》・ 96 00:12:53,304 --> 00:12:57,304 《つまんないと思う。 俺みたいな人間って》 97 00:12:59,310 --> 00:13:02,313 (鳴海)《生きていれば 教師になれたことを・ 98 00:13:02,313 --> 00:13:05,316 一番に喜んでくれたであろう 母は・ 99 00:13:05,316 --> 00:13:08,336 もう ずいぶん前に 亡くなっていた》 100 00:13:08,336 --> 00:13:14,336 《年々 薄れる面影の中で 長い髪だけ やけに覚えている》 101 00:13:16,261 --> 00:13:20,261 (鳴海)《そう ちょうど… あんなふうな》 102 00:13:30,275 --> 00:13:33,275 (鳴海) 《春の日に 一目ぼれなんて…》 103 00:13:37,282 --> 00:13:43,288 (鳴海) 《俺って 本当 単純なのかな》 104 00:13:43,288 --> 00:13:47,292 (茜)あっ 桜。 (鳴海)ん? 105 00:13:47,292 --> 00:13:50,295 けさも お会いしましたよね。 (鳴海)えっ!? 106 00:13:50,295 --> 00:13:54,299 あっ 気付いて いらっしゃらなかったんですね。・ 107 00:13:54,299 --> 00:13:58,303 さっき 式でも お見掛けして。 108 00:13:58,303 --> 00:14:01,306 今日から 新任同士 よろしくお願いします。 109 00:14:01,306 --> 00:14:04,309 (鳴海) 《あまりにも出来過ぎてる…》・ 110 00:14:04,309 --> 00:14:06,311 《出来過ぎてるから…》 111 00:14:06,311 --> 00:14:09,247 (鳴海)あの… お名前は? 112 00:14:09,247 --> 00:14:12,247 (茜)皆川 茜です。 113 00:14:20,258 --> 00:14:25,258 あっ 鐘井先生。 遅くなって すみません。 114 00:14:28,266 --> 00:14:32,266 (茜)よいしょ。 暑いですね。 115 00:14:35,273 --> 00:14:39,273 (茜)お話って 何ですか? 116 00:14:41,279 --> 00:14:47,285 (鳴海)《ああ… もう 全部 一切合切 吐いて 楽に…》・ 117 00:14:47,285 --> 00:14:50,288 《言えなくて終わるより ずっといい!》・ 118 00:14:50,288 --> 00:14:55,293 《出ろ! 勇気!》 119 00:14:55,293 --> 00:14:57,293 (鳴海)好きです! 120 00:17:28,112 --> 00:17:30,114 ハァ ハァ…。 121 00:17:30,114 --> 00:17:33,117 ハァ ハァ…。 122 00:17:33,117 --> 00:17:39,117 ハァ ハァ…。 123 00:17:42,126 --> 00:17:44,128 《涙 出ない…》 124 00:17:44,128 --> 00:17:49,133 《そうだよ 当たり前だ。 泣く資格ないもん》 125 00:17:49,133 --> 00:17:51,133 《だって 私は…》 126 00:17:54,138 --> 00:17:58,142 《お兄ちゃんは すごいな。 頑張ったんだ》 127 00:17:58,142 --> 00:18:03,147 《あー… 付き合うのかな。 やだな》 128 00:18:03,147 --> 00:18:06,150 《これから毎日 目にすることになる》 129 00:18:06,150 --> 00:18:09,153 《ていうか 分かってたのに…》 130 00:18:09,153 --> 00:18:14,158 《分かってたけど いまさらだけど 聞きたくなかった》 131 00:18:14,158 --> 00:18:18,162 《どうせ 待ってたって 知ることになるのに》 132 00:18:18,162 --> 00:18:21,165 《じゃあ 何で言わなかったの?》 133 00:18:21,165 --> 00:18:24,168 《ずっと一緒にいたのに》 134 00:18:24,168 --> 00:18:31,108 《ずっと一緒にいたから 嫌だった… 怖かった》 135 00:18:31,108 --> 00:18:36,113 《私の… お兄ちゃんじゃなくなるのが》 136 00:18:36,113 --> 00:18:39,116 バカじゃん。・ 137 00:18:39,116 --> 00:18:41,116 そんなんだから 取られちゃうんだよ。 138 00:18:49,126 --> 00:18:52,129 《麦も知ったら きっと苦しいよね》 139 00:18:52,129 --> 00:18:55,129 《でも いつか知るんだし…》 140 00:18:58,135 --> 00:19:04,141 《違う。 私が今 麦を頼りたいだけだ》 141 00:19:04,141 --> 00:19:07,144 《自分に都合がいいからって・ 142 00:19:07,144 --> 00:19:11,144 今 麦を傷つけていい理由には ならない》 143 00:19:13,150 --> 00:19:18,155 《私は 今まで どれだけ甘えてきたんだろう》 144 00:19:18,155 --> 00:19:21,155 ・(早苗)今日は 粟屋んち 行かないんだ。 145 00:19:25,162 --> 00:19:29,162 え… えっちゃん。 146 00:19:32,103 --> 00:19:34,105 つ… つけてきたの? 147 00:19:34,105 --> 00:19:39,110 (早苗)えっ。 あ… うっ…。・ 148 00:19:39,110 --> 00:19:43,114 うん。 つ… つけたよ。 149 00:19:43,114 --> 00:19:45,116 悪い? 150 00:19:45,116 --> 00:19:48,119 《どうして…》 151 00:19:48,119 --> 00:19:51,122 《どうして そんなに…》 152 00:19:51,122 --> 00:19:55,122 《私なんかのこと 好きなの…》 153 00:20:01,132 --> 00:20:06,137 あのね…。 分かんないよ。 許して。 154 00:20:06,137 --> 00:20:12,143 これが どれだけの意味を持つか 分からないの 私には。 155 00:20:12,143 --> 00:20:17,148 分かってあげられないんだよ…。 156 00:20:17,148 --> 00:20:22,148 (早苗)それでもいい。 いいから。 157 00:20:24,155 --> 00:20:27,091 (早苗)いいよ。 158 00:20:27,091 --> 00:20:30,094 《いいわけないことくらい 分かった》 159 00:20:30,094 --> 00:20:33,094 《分かってたけど…》 160 00:20:36,100 --> 00:20:39,100 《やめなかった》 161 00:20:41,105 --> 00:20:44,108 《なぜ…》 162 00:20:44,108 --> 00:20:48,112 (早苗)私のこと かわいそうだと思った? 163 00:20:48,112 --> 00:20:50,112 えっ? 164 00:20:54,118 --> 00:20:57,121 (早苗)嘘。 わがまま言わない。 165 00:20:57,121 --> 00:21:03,127 《えっちゃん それじゃ 顔 見えないよ…》 166 00:21:03,127 --> 00:21:08,127 《それじゃ… 真っ暗だよ》 167 00:21:13,137 --> 00:21:17,141 (早苗)《雨…》 168 00:21:17,141 --> 00:21:21,145 《つい さっきまで そんな気配なかったのに》 169 00:21:21,145 --> 00:21:27,084 《そう。 さっきまで 何もなかったのに…》 170 00:21:27,084 --> 00:21:31,088 ドキドキしてる? してるよ…。 171 00:21:31,088 --> 00:21:34,091 するよ そりゃあ…。 172 00:21:34,091 --> 00:21:38,095 どうして? 私が女だから? 173 00:21:38,095 --> 00:21:40,097 違うよ…。 174 00:21:40,097 --> 00:21:44,097 えっちゃんは… 友達だから。 175 00:21:53,110 --> 00:21:57,114 友達と こういうことするんだ。 176 00:21:57,114 --> 00:22:00,117 粟屋ともしてるんだもんね。 177 00:22:00,117 --> 00:22:04,121 ねっ? 178 00:22:04,121 --> 00:22:08,125 《ああ… 花火 泣きそう》 179 00:22:08,125 --> 00:22:11,128 《泣かしちゃう》 180 00:22:11,128 --> 00:22:15,132 嫌なら 嫌って言いなよ。 ねえ。 181 00:22:15,132 --> 00:22:19,136 言わない。 何で? 182 00:22:19,136 --> 00:22:22,139 えっちゃんのこと…。 183 00:22:22,139 --> 00:22:26,160 好きだから。 184 00:22:26,160 --> 00:22:30,081 《知ってる。 友達として好きなんだよね》 185 00:22:30,081 --> 00:22:35,086 《私が 花火にとって特別なの 分かるよ》 186 00:22:35,086 --> 00:22:40,091 《だから 手放したくないから 拒否できない… なんて》 187 00:22:40,091 --> 00:22:42,093 《つけ込んじゃうよ》 188 00:22:42,093 --> 00:22:46,097 《そんな残酷なことを 私にした代わりに》 189 00:22:46,097 --> 00:22:49,100 《気持ちなんて 手に入らなくて 当たり前なら…》 190 00:22:49,100 --> 00:22:54,105 《あなたのぬくもりだけでも 私は手に入れたい》 191 00:22:54,105 --> 00:22:57,108 ちゃんと 代わりにしてね。 192 00:22:57,108 --> 00:23:00,108 《いいでしょ?》 193 00:23:03,114 --> 00:23:06,117 《好きです》 194 00:23:06,117 --> 00:23:10,121 《言えたら どんな顔するかな》 195 00:23:10,121 --> 00:23:13,124 《ずっと ずっと 好きだったの》 196 00:23:13,124 --> 00:23:15,126 (鳴海)《ありがとう》 197 00:23:15,126 --> 00:23:17,128 《ああ 始まった》 198 00:23:17,128 --> 00:23:19,130 《実は…》 199 00:23:19,130 --> 00:23:22,133 《また できもしない妄想》 200 00:23:22,133 --> 00:23:25,136 《ありもしない未来》 201 00:23:25,136 --> 00:23:29,073 《お兄ちゃ… お兄ちゃん》 202 00:23:29,073 --> 00:23:32,076 《お兄ちゃん… お兄ちゃん》 203 00:23:32,076 --> 00:23:37,081 《唇 柔らかい。 甘い匂いがする》 204 00:23:37,081 --> 00:23:41,085 《ああ 駄目だよ だって…》 205 00:23:41,085 --> 00:23:44,088 《どうしたって 私の知ってる女の子だもん》 206 00:23:44,088 --> 00:23:48,092 花火…。 207 00:23:48,092 --> 00:23:50,094 《えっちゃん…》 208 00:23:50,094 --> 00:23:54,098 花火 どうしたいか ちゃんと言って。 自分で。 209 00:23:54,098 --> 00:23:59,103 えっ… い… 嫌だ…。 あっ。 210 00:23:59,103 --> 00:24:03,107 じゃないと これ やめる? あっ…。 211 00:24:03,107 --> 00:24:07,107 嫌なら やめていい? 212 00:24:09,113 --> 00:24:12,116 気持ちいいのに弱いんだね。 213 00:24:12,116 --> 00:24:17,121 違… 違う。 えっちゃんが触ると 何か…。 214 00:24:17,121 --> 00:24:23,127 気持ちいい… から。 それで…。 215 00:24:23,127 --> 00:24:28,065 うん。 それはね…。 216 00:24:28,065 --> 00:24:32,069 私が 花火のこと 好きだから… だよ。 217 00:24:32,069 --> 00:24:36,073 好きな人に触れてるから それが伝わるの。 218 00:24:36,073 --> 00:24:39,076 だから 気持ちいいの。 219 00:24:39,076 --> 00:24:42,076 好きって そういうものだから。 220 00:24:44,081 --> 00:24:48,085 (早苗) 《私で いっぱいになってよ》 221 00:24:48,085 --> 00:24:55,092 《ああ… 人から与えられる熱が 有限だということ》 222 00:24:55,092 --> 00:24:58,092 《知らなかったわけじゃ ないのに》 223 00:25:03,100 --> 00:25:10,107 《そして 私は まんまと えっちゃんで満たされて…》 224 00:25:10,107 --> 00:25:18,115 《もっと ずっと冷たい場所で 一人になる》 225 00:25:18,115 --> 00:25:25,122 ・あーあ もう えっちゃんとは 友達に戻れないね。 226 00:25:25,122 --> 00:25:28,058 自分のせいだね。 227 00:25:28,058 --> 00:25:30,060 気付いてるよね? 228 00:25:30,060 --> 00:25:34,064 あんたは 今日 初めて 他人の好意を利用したんだよ。 229 00:25:34,064 --> 00:25:39,069 お兄ちゃんを取った あの女と 変わらないクズだね! 230 00:25:39,069 --> 00:25:43,073 おめでとう! アハハハハ! 231 00:25:43,073 --> 00:25:47,077 《そんなこと 分かってる》 232 00:25:47,077 --> 00:25:52,082 《今の私じゃ あの女には かなわない》 233 00:25:52,082 --> 00:25:56,086 《あいつは 私の気持ちなんて とっくに気付いてた》 234 00:25:56,086 --> 00:26:00,090 《分かった上で 踏みにじろうとしている》 235 00:26:00,090 --> 00:26:02,092 《感じる》 236 00:26:02,092 --> 00:26:08,092 《痛いくらい 浴びせられる 女としての優越感》 237 00:26:11,101 --> 00:26:15,101 《今の私じゃ 絶対 かなわないなら…》 238 00:26:19,109 --> 00:26:23,109 《変わってみせる。 どんなふうにでも》 239 00:26:26,133 --> 00:26:37,061 (チャイム) 240 00:26:37,061 --> 00:26:43,067 (茜)なぁに? どっちのこと 怒ってるの?・ 241 00:26:43,067 --> 00:26:47,071 粟屋君? 鐘井先生? 242 00:26:47,071 --> 00:26:51,071 やっぱり 麦の気持ちにも 気付いてたんですね。 243 00:26:53,077 --> 00:26:57,081 (茜)よく分からないけど…。・ 244 00:26:57,081 --> 00:27:00,084 憧れの人と 付き合えそうにないから・ 245 00:27:00,084 --> 00:27:03,087 手近な同級生で 済ませてるのかな? 246 00:27:03,087 --> 00:27:05,089 《こいつ…》 247 00:27:05,089 --> 00:27:09,093 まあ その2人とも 好きなのは 私なんだけど。 248 00:27:09,093 --> 00:27:14,098 す… 好きでもない男に好かれて そんなに楽しいですか!? 249 00:27:14,098 --> 00:27:16,100 (茜)えっ?・ 250 00:27:16,100 --> 00:27:19,103 何で?・ 251 00:27:19,103 --> 00:27:23,103 男の子から向けられる好意ほど…。 252 00:27:27,111 --> 00:27:31,115 (茜)気持ちいいものなんて…。 253 00:27:31,115 --> 00:27:33,115 ないのに! 254 00:27:36,120 --> 00:27:46,120 ・~