1 00:01:42,141 --> 00:01:45,144 (鳴海・茜)ハァ ハァ…。・ 2 00:01:45,144 --> 00:01:49,148 んっ… ハァ…。 3 00:01:49,148 --> 00:01:54,148 (茜)フフ。 眼鏡。 (鳴海)ああ… すみません。 4 00:02:07,166 --> 00:02:10,169 (茜)あっ…。 5 00:02:10,169 --> 00:02:18,177 ハァ ハァ…。 6 00:02:18,177 --> 00:02:21,180 (茜)昨日 鐘井先生と…。・ 7 00:02:21,180 --> 00:02:24,180 しちゃった。 8 00:02:28,187 --> 00:02:34,210 (花火)《私には できなかったこと 当たり前に できる人》 9 00:02:34,210 --> 00:02:37,130 《奪っていく 何もかも》 10 00:02:37,130 --> 00:02:40,133 《大して 欲しくもないくせに》 11 00:02:40,133 --> 00:02:44,137 《ねえ 人の気持ち もてあそぶのって・ 12 00:02:44,137 --> 00:02:46,137 どんな気分?》 13 00:02:49,142 --> 00:02:59,142 ・~ 14 00:06:43,142 --> 00:06:46,145 《人の気持ちを もてあそぶ…》 15 00:06:46,145 --> 00:06:49,148 《案外 それは とても…》 16 00:06:49,148 --> 00:06:52,151 《気持ちのいいものだったり するのかな》 17 00:06:52,151 --> 00:06:55,151 (茜)《それは もう》 18 00:06:57,156 --> 00:07:00,159 《なら いっそ そうだ》 19 00:07:00,159 --> 00:07:06,165 《あなたに夢中な人たち みんな 私のものにしたい》 20 00:07:06,165 --> 00:07:09,168 《そしたら…》 21 00:07:09,168 --> 00:07:14,173 それで 誰が傷ついても? 22 00:07:14,173 --> 00:07:23,182 (花火)うん。 私 今… 分かってる 自分のことしか考えてないって。 23 00:07:23,182 --> 00:07:26,185 でも 何でだろう。 止まらないの。 24 00:07:26,185 --> 00:07:29,188 あいつに向いてる気持ちが 欲しいの! 25 00:07:29,188 --> 00:07:33,192 勝ちたいの! あいつに! 26 00:07:33,192 --> 00:07:35,194 そうしないと きっと…。 27 00:07:35,194 --> 00:07:40,132 私 このままじゃ 空っぽになっちゃうの…。 28 00:07:40,132 --> 00:07:44,136 気持ちは 奪ったり 奪われたりするものじゃないよ。 29 00:07:44,136 --> 00:07:46,138 うるさい…。 30 00:07:46,138 --> 00:07:48,140 ましてや そんなことで 満たされるなんて・ 31 00:07:48,140 --> 00:07:50,142 絶対に あり得ないよ。 32 00:07:50,142 --> 00:07:53,142 うるさい! 黙ってよ! 33 00:07:55,147 --> 00:07:58,150 《惨めなのは 私》 34 00:07:58,150 --> 00:08:01,150 ガキ。 35 00:08:03,155 --> 00:08:06,155 《独り善がりなのは 私》 36 00:08:13,165 --> 00:08:17,169 麦。 やっぱり 私たち付き合おうよ。 37 00:08:17,169 --> 00:08:20,172 ねっ? 38 00:08:20,172 --> 00:08:25,172 私たち 気も合うしさ。 きっと うまくいくよ。 39 00:08:28,180 --> 00:08:32,180 きっと 麦も 私のこと好きになるよ。 40 00:08:34,186 --> 00:08:37,189 (麦)あれ? 一緒に帰んないの? 41 00:08:37,189 --> 00:08:39,189 うん ちょっと。 42 00:08:44,130 --> 00:08:48,134 (早苗)あっ 花火。・ 43 00:08:48,134 --> 00:08:50,136 用って? 44 00:08:50,136 --> 00:08:56,142 《私 浅はかで 自分勝手だって 分かってるけど…》 45 00:08:56,142 --> 00:08:59,145 えっちゃん。 私…。 46 00:08:59,145 --> 00:09:03,149 麦と ちゃんと 付き合うことにしたから。 47 00:09:03,149 --> 00:09:06,152 《でも どうしても あなただけ…》 48 00:09:06,152 --> 00:09:11,157 《えっちゃんのことだけは これ以上 利用できない》 49 00:09:11,157 --> 00:09:16,162 《大事な たった一人の友達だから》 50 00:09:16,162 --> 00:09:20,162 (早苗)えっと… だから 何? 51 00:09:22,168 --> 00:09:25,171 (早苗)利用くらいしてよ。・ 52 00:09:25,171 --> 00:09:31,177 やだ。 そんな顔しないで。 いまさら。・ 53 00:09:31,177 --> 00:09:36,182 自覚してたでしょ? 実感 湧いてきた?・ 54 00:09:36,182 --> 00:09:39,182 これが私の 覚悟だよ。 55 00:09:46,125 --> 00:09:52,131 もう 放課後 2人きりで 会ったりしない… から。 56 00:09:52,131 --> 00:09:56,131 フッ。 そう? 分かった。 57 00:10:03,142 --> 00:10:07,146 《そう 私 取り返しの つかないことをしたんだ…》 58 00:10:07,146 --> 00:10:10,149 《怖くて 振り返れない》 59 00:10:10,149 --> 00:10:13,152 《あなたが どんな顔してるか 見れない》 60 00:10:13,152 --> 00:10:17,156 《私 きっと見なきゃいけない… はず… なのに》 61 00:10:17,156 --> 00:10:20,159 《それが 私の せめてもの…》 62 00:10:20,159 --> 00:10:25,159 《だけど なのに… ああ どうして…》 63 00:10:28,167 --> 00:10:31,170 あげない。 64 00:10:31,170 --> 00:10:35,170 手放して… あげない。 65 00:10:42,114 --> 00:10:45,117 《ああ 何か 頭 痛いな》 66 00:10:45,117 --> 00:10:49,121 《昨日 あんまり 寝らんなかったから…》 67 00:10:49,121 --> 00:10:52,124 あっ 安楽岡さんも 図書室 行く? 68 00:10:52,124 --> 00:10:56,128 えっ… ああ うん。 私も 本 読みたくてさ。 69 00:10:56,128 --> 00:10:58,130 うるさいよね 教室。 一緒 行こ。 70 00:10:58,130 --> 00:11:02,130 フフ。 そうだね~。 やっぱ 先生 いないと…。 71 00:11:06,138 --> 00:11:10,142 ・(戸の開く音) 72 00:11:10,142 --> 00:11:13,145 (生徒)あっ 絵鳩さんも来たんだ。 73 00:11:13,145 --> 00:11:18,150 うん。 一緒していい? (生徒)どうぞ どうぞ。 74 00:11:18,150 --> 00:11:21,150 《ど… どうして》 75 00:11:24,156 --> 00:11:26,158 《あっ そうか》 76 00:11:26,158 --> 00:11:29,158 《普通にしようと してくれてるんだよね…》 77 00:11:32,164 --> 00:11:37,169 なっ…。 学校でならいいんだよね? 78 00:11:37,169 --> 00:11:42,108 (司書)こら。 ここは 私語禁止。 (早苗)あっ ごめんなさーい。 79 00:11:42,108 --> 00:11:57,108 ・~ 80 00:12:00,126 --> 00:12:03,129 《甘えて つけ込んで 踏みにじって…》 81 00:12:03,129 --> 00:12:08,134 《揚げ句 自分勝手な願いを あなたに押し付けた》 82 00:12:08,134 --> 00:12:12,134 《この報いは 当然だ》 83 00:12:19,145 --> 00:12:23,149 (早苗)熱があるなら 先に言ってくれれば よかったのに。 84 00:12:23,149 --> 00:12:26,152 言う隙 与えてくれなかった。 85 00:12:26,152 --> 00:12:29,155 ごめんて。 86 00:12:29,155 --> 00:12:32,158 あっ んっ…。 87 00:12:32,158 --> 00:12:37,163 だ… 駄目。 駄目だよ こんなの やめなきゃ。 88 00:12:37,163 --> 00:12:40,099 何も気にすることないんだよ。 89 00:12:40,099 --> 00:12:44,103 花火と私のことは 他の誰も知らないんだから。 90 00:12:44,103 --> 00:12:49,108 ねえ 花火。 何で また あらためて 粟屋と? 91 00:12:49,108 --> 00:12:52,111 本当に好きな人の気でも 引きたいの? 92 00:12:52,111 --> 00:12:56,115 《好きな… 人がいるの》 93 00:12:56,115 --> 00:12:58,117 えっ それは…。 94 00:12:58,117 --> 00:13:01,120 花火は そのままで こんなに魅力的なのに・ 95 00:13:01,120 --> 00:13:04,123 そこまでして 手に入れたい相手って…。 96 00:13:04,123 --> 00:13:08,127 嫉妬しちゃうな。 そんなこと… ない。 97 00:13:08,127 --> 00:13:11,130 《本当だよ》 98 00:13:11,130 --> 00:13:16,135 《花火の魅力は そういう危ういところなの》 99 00:13:16,135 --> 00:13:19,138 男を落とすのなんて 簡単だよ。 100 00:13:19,138 --> 00:13:25,144 《だからね つい 見たくなるの 黒く染まった あなたも…》 101 00:13:25,144 --> 00:13:30,144 《そして これから どれだけ あなたが汚れ 傷ついても…》 102 00:13:35,154 --> 00:13:40,092 あのね 心を開いたふりをするの。 103 00:13:40,092 --> 00:13:44,096 開かなくてもいい。 本当の心は。 104 00:13:44,096 --> 00:13:48,100 ずっと閉ざしてないと 壊れちゃうよ。 105 00:13:48,100 --> 00:13:53,105 本当の気持ち 知ってほしくなったら? 106 00:13:53,105 --> 00:13:57,109 自分のことは 死ぬまで 自分だけが知っていたら・ 107 00:13:57,109 --> 00:14:01,113 それでいいじゃない。 108 00:14:01,113 --> 00:14:04,116 《瞬間 なぜだろう》 109 00:14:04,116 --> 00:14:08,120 《あいつも そう言いそうだと思った》 110 00:14:08,120 --> 00:14:11,123 《ということは どういうことだろう…》 111 00:14:11,123 --> 00:14:16,128 《えっちゃんの言葉は どこか さみしそうに聞こえた》 112 00:14:16,128 --> 00:14:19,131 《それは じゃあ つまり・ 113 00:14:19,131 --> 00:14:23,135 誰も彼もが さみしいってこと じゃないのか?》 114 00:14:23,135 --> 00:14:25,135 《あいつでさえ…》 115 00:14:29,141 --> 00:14:31,143 ・(花火の母)花火? 花火!・ 116 00:14:31,143 --> 00:14:34,146 起きてるでしょ? 買い物 行ってきて。 117 00:14:34,146 --> 00:14:37,146 ん…。 118 00:14:40,085 --> 00:14:44,089 買い忘れないかな。 うん。 119 00:14:44,089 --> 00:14:47,092 あっ ごめんなさ…。 120 00:14:47,092 --> 00:14:53,098 (タクヤ)ん? あっ。 茜の生徒じゃん。 121 00:14:53,098 --> 00:14:57,102 ああ ファミレスの…。 122 00:14:57,102 --> 00:15:02,107 おいおい 忘れてただろ? 生意気~。 123 00:15:02,107 --> 00:15:05,110 《触るな。 近寄るな》 124 00:15:05,110 --> 00:15:09,114 《あっ そっか。 こいつも 茜の…》 (タクヤ)うん? 125 00:15:09,114 --> 00:15:13,118 (早苗) 《心を開いたふりをするの》 126 00:15:13,118 --> 00:15:18,123 もちろん 覚えてますよ。 家 近いんですね。 127 00:15:18,123 --> 00:15:22,123 (早苗) 《男を落とすのなんて 簡単だよ》 128 00:17:47,272 --> 00:17:50,275 (タクヤ)《花火… ちゃんさ 連絡先 教えてよ》・ 129 00:17:50,275 --> 00:17:53,278 《あっ でも 前 ファミレスで 彼氏といたっけ?》 130 00:17:53,278 --> 00:17:58,283 《やだ 違いますよ》 《おっ そうなの?》 131 00:17:58,283 --> 00:18:02,287 《ねえ じゃあさ 今度 遊ぼうよ。 ねっ?》 132 00:18:02,287 --> 00:18:04,289 《こんなんでいいの?》 133 00:18:04,289 --> 00:18:06,291 《こんなんで ホントに満たされるの?》 134 00:18:06,291 --> 00:18:09,291 [外:802C4C49E53C07BCFDB665BF935CACAC](バイブレーターの音) 135 00:18:12,297 --> 00:18:14,299 ・(タクヤ)あっ! 136 00:18:14,299 --> 00:18:18,303 制服だ。 学校帰りですから。 137 00:18:18,303 --> 00:18:20,303 《JK売りですから》 138 00:18:30,315 --> 00:18:32,317 (タクヤ) 花火ちゃんって カワイイよね。 139 00:18:32,317 --> 00:18:34,319 言われるでしょ? よく。 140 00:18:34,319 --> 00:18:37,322 《げっ この空気はヤバい。 キスとかしようとしてる》 141 00:18:37,322 --> 00:18:41,343 ぜ… 全然 言われないですよ。 142 00:18:41,343 --> 00:18:46,265 あ… あの…。 《そ… そうだ》 143 00:18:46,265 --> 00:18:49,268 えっと 気になってたんですけど・ 144 00:18:49,268 --> 00:18:53,272 み… 皆川先生と どういう関係なんですか? 145 00:18:53,272 --> 00:18:56,275 えっ 茜? 146 00:18:56,275 --> 00:19:00,279 あいつは だって 他にもいるからさ。 147 00:19:00,279 --> 00:19:03,282 俺のものにはならないよ。 148 00:19:03,282 --> 00:19:06,282 だから 花火ちゃん 俺と付き合ってよ。 149 00:19:09,288 --> 00:19:14,293 《茜にとっての こいつは 数あるうちの一人で・ 150 00:19:14,293 --> 00:19:17,296 こいつは それでもいいから つながっていたいのに・ 151 00:19:17,296 --> 00:19:21,300 逆に こいつは 私のことを・ 152 00:19:21,300 --> 00:19:24,303 数あるうちの一人にしようと している》 153 00:19:24,303 --> 00:19:30,309 《こんなんじゃ 駄目。 まったく 全然 惨めなままだ》 154 00:19:30,309 --> 00:19:33,312 《私は あいつに勝ちたいのに》 155 00:19:33,312 --> 00:19:36,315 うん? ねえ? 156 00:19:36,315 --> 00:19:39,318 わ… 私…。 157 00:19:39,318 --> 00:19:41,286 処女なの。 158 00:19:41,286 --> 00:19:46,286 それでも 好きになってくれますか? 159 00:19:48,160 --> 00:19:52,164 むしろ 俺じゃ駄目? 160 00:19:52,164 --> 00:19:56,168 《そうなの。 その目じゃなきゃ嫌なの》 161 00:19:56,168 --> 00:19:58,170 《欲しがってよ》 162 00:19:58,170 --> 00:20:01,173 《あいつに向ける隙なんて ないくらい・ 163 00:20:01,173 --> 00:20:06,178 今ここにいる私に浴びせて》 164 00:20:06,178 --> 00:20:11,183 《好きな人とするキスを 私は知らない》 165 00:20:11,183 --> 00:20:15,187 《それは この世のほとんどを 知らないのと同じかも》 166 00:20:15,187 --> 00:20:20,192 《なんて… だって いつもね 触れ合うたびに・ 167 00:20:20,192 --> 00:20:24,196 「ああ 私 こんなに 空っぽだったんだ」って・ 168 00:20:24,196 --> 00:20:27,199 思い知るの》 169 00:20:27,199 --> 00:20:32,204 《本当の気持ちは 鍵をかけて 一番 深い所に隠して・ 170 00:20:32,204 --> 00:20:38,210 誰にも… 誰にも知られないように》 171 00:20:38,210 --> 00:20:41,213 (タクヤ)ホテル 行く? 172 00:20:41,213 --> 00:20:45,250 何でですか? あれ? 違った? 173 00:20:45,250 --> 00:20:49,254 行きたいかと思った。 俺 優しくするし。 174 00:20:49,254 --> 00:20:53,258 そういう問題じゃ…。 じゃ どういう問題? 175 00:20:53,258 --> 00:20:58,263 んー… えー… 気持ちの問題というか。 176 00:20:58,263 --> 00:21:00,265 体が気持ちよければ・ 177 00:21:00,265 --> 00:21:04,269 気持ちなんて 簡単に ついてくるでしょ。 178 00:21:04,269 --> 00:21:07,272 《そうかもしれない》 179 00:21:07,272 --> 00:21:11,276 《お兄ちゃんを思う気持ちで 麦と触れ合うのは・ 180 00:21:11,276 --> 00:21:14,279 すごく気持ちよかった》 181 00:21:14,279 --> 00:21:18,283 《けど それだって 途中からは・ 182 00:21:18,283 --> 00:21:22,287 麦自身を求めていた部分も きっとあった》 183 00:21:22,287 --> 00:21:25,290 《弱気だな…》 184 00:21:25,290 --> 00:21:30,295 何か 難しいこと 考えてる? あっ えっ 嫌だ…。 185 00:21:30,295 --> 00:21:34,299 嫌です…。 何が? 186 00:21:34,299 --> 00:21:39,304 気持ちいいことって バカになってく感じがするから・ 187 00:21:39,304 --> 00:21:43,241 怖いの! 何が駄目なの? 188 00:21:43,241 --> 00:21:45,243 あなたみたいに チャラチャラした人には・ 189 00:21:45,243 --> 00:21:51,249 分からない感覚だと思います! うわ ひど~。 帰ろうかな。 190 00:21:51,249 --> 00:21:54,252 《ヤバい。 流されそうになっちゃった》 191 00:21:54,252 --> 00:21:56,254 《流されて どうすんのよ》 192 00:21:56,254 --> 00:21:59,257 (茜)《何 もったいぶってるの?》 193 00:21:59,257 --> 00:22:03,261 《処女じゃない自分に 自信がないの?》 194 00:22:03,261 --> 00:22:08,266 《それじゃ あなたの価値って それだけなんだね》 195 00:22:08,266 --> 00:22:11,269 うん? どした どした? 196 00:22:11,269 --> 00:22:17,275 や… やっぱり まだ 怖い… から。 197 00:22:17,275 --> 00:22:23,281 ああ だよな。 ごめん ごめん。 ゆっくりでいいから。 198 00:22:23,281 --> 00:22:27,285 《危ない! あおられて 乗っかるとこだった!》 199 00:22:27,285 --> 00:22:32,290 これから慣れてこ? 少しずつ。 200 00:22:32,290 --> 00:22:34,292 はい。 201 00:22:34,292 --> 00:22:36,294 《演技なら いくらでも くれてやる》 202 00:22:36,294 --> 00:22:42,234 《それで 虚像の私に 夢中になればいい》 203 00:22:42,234 --> 00:22:45,237 また連絡する。 204 00:22:45,237 --> 00:22:49,241 《ハァ… めっちゃ疲れた》 205 00:22:49,241 --> 00:22:53,245 《分かったことがある》 206 00:22:53,245 --> 00:22:55,247 《私と違って あいつは・ 207 00:22:55,247 --> 00:22:58,250 初めから 自分の価値が 高い位置にあって・ 208 00:22:58,250 --> 00:23:03,255 自尊心が満たされてる。 削れることもないんだ》 209 00:23:03,255 --> 00:23:06,258 《比べて 私は 他人の評価を通じて・ 210 00:23:06,258 --> 00:23:09,261 自分の自尊心を 取り戻そうとしてる》 211 00:23:09,261 --> 00:23:12,264 《この差は大きい》 212 00:23:12,264 --> 00:23:18,270 《自分の存在価値を 他人に依存するなんて…》 213 00:23:18,270 --> 00:23:20,272 《でも そんなバカみたいな・ 214 00:23:20,272 --> 00:23:25,277 まるで その人に否定されただけで 世界が終わるような…》 215 00:23:25,277 --> 00:23:31,283 《そんな気持ちにさせるのが 恋だから》 216 00:23:31,283 --> 00:23:36,288 《お父さんは 花が生まれたから いなくなったんだって》 217 00:23:36,288 --> 00:23:38,290 (鳴海)《誰が言ったの? そんなこと》 218 00:23:38,290 --> 00:23:41,309 《親戚の人たち》 219 00:23:41,309 --> 00:23:46,231 《お父さんは どこかで 新しい家族をつくっちゃった》 220 00:23:46,231 --> 00:23:50,231 《花のことは いらなかったんだね…》 221 00:23:56,241 --> 00:23:59,244 《花ちゃんは 何にも悪くない》 222 00:23:59,244 --> 00:24:03,248 《どんなに好きだった相手でも 少しずつ 何かが壊れていって・ 223 00:24:03,248 --> 00:24:06,251 一緒にいられなくなることも あるから》 224 00:24:06,251 --> 00:24:10,255 《どんなに好きでも… 花と お兄ちゃんも?》 225 00:24:10,255 --> 00:24:13,258 《花ちゃんと お兄ちゃんは 絶対 大丈夫》 226 00:24:13,258 --> 00:24:16,261 《絶対?》 《うん》 227 00:24:16,261 --> 00:24:18,263 《だって…》・ 228 00:24:18,263 --> 00:24:21,266 《恋愛になることはないから》 229 00:24:21,266 --> 00:24:30,275 (秒針の音) 230 00:24:30,275 --> 00:24:34,275 《好きな人とするキスを 私は知らない》 231 00:24:37,282 --> 00:24:39,284 (チャイム) (教師)はーい それじゃ・ 232 00:24:39,284 --> 00:24:42,220 終業式を始めるから 体育館へ移動。 233 00:24:42,220 --> 00:24:45,220 (生徒たち)はーい。 234 00:24:55,233 --> 00:24:57,235 な… 何すか? 235 00:24:57,235 --> 00:25:02,240 花火 モテるからさ 油断しちゃ駄目だよ? 236 00:25:02,240 --> 00:25:06,244 《油断?》 237 00:25:06,244 --> 00:25:12,250 《しただろ? 花火も》 《したよ》 238 00:25:12,250 --> 00:25:15,253 《いや さすがに わざわざ 付き合おうってなったんだし…》 239 00:25:15,253 --> 00:25:17,255 《誰だか知らねえけど・ 240 00:25:17,255 --> 00:25:21,259 もう切れてなきゃ おかしいよな?》 241 00:25:21,259 --> 00:25:24,262 《俺 二股かけられてます!?》 242 00:25:24,262 --> 00:25:29,267 ああ もう さすがに 消えちゃったよね…。 243 00:25:29,267 --> 00:25:31,267 また つけなきゃ。 244 00:25:39,277 --> 00:25:42,213 うち 寄ってく? ううん…。 245 00:25:42,213 --> 00:25:45,213 あした 早いから やめとく。 246 00:25:48,219 --> 00:25:52,223 《キスは普通。 隠すのが うまくなったのかな》 247 00:25:52,223 --> 00:25:55,226 《いや~ いいね いいね》 248 00:25:55,226 --> 00:26:01,232 《正直 言って うずくよ 俺のクズ女レーダーが》 249 00:26:01,232 --> 00:26:04,235 ・(のり子)麦。 250 00:26:04,235 --> 00:26:07,238 久しぶりじゃん 最可。 251 00:26:07,238 --> 00:26:11,242 (のり子)あんな女 絶対 麦が本命じゃないわよ。 252 00:26:11,242 --> 00:26:18,249 《ああ… お前は いつだって 真っすぐで そそられない》 253 00:26:18,249 --> 00:26:22,253 そうかもな。 む… 麦が・ 254 00:26:22,253 --> 00:26:24,255 あいつのこと 「それでもいいくらい好き」なら・ 255 00:26:24,255 --> 00:26:27,258 それなら諦めた!・ 256 00:26:27,258 --> 00:26:30,261 でも 違うんだもん! 257 00:26:30,261 --> 00:26:33,264 じゃあ 何で 私じゃ駄目なの!? 258 00:26:33,264 --> 00:26:38,264 別にいいよ。 お前でも。 あした デートする? 259 00:26:40,271 --> 00:26:43,208 ああ もう 泣くなよ。 260 00:26:43,208 --> 00:26:47,212 《俺は お前の理想の王子さま じゃないんだよ》 261 00:26:47,212 --> 00:26:53,218 《って言ったら さらに泣くかな。 さすがに かわいそうか》 262 00:26:53,218 --> 00:26:57,222 《何だかんだ 最可には甘いんだよな 俺》 263 00:26:57,222 --> 00:27:00,225 (のり子)デートするわ。 えっ。 264 00:27:00,225 --> 00:27:04,229 麦が そんなふうに 誘ってくれたのは 初めてなの。・ 265 00:27:04,229 --> 00:27:10,229 私の好きは 「それでもいいくらい好き」よ。 266 00:27:12,237 --> 00:27:15,237 [外:802C4C49E53C07BCFDB665BF935CACAC](バイブレーターの音) 267 00:27:18,243 --> 00:27:24,243 《布団に入って 目を閉じて 羊を幾つか数えれば…》 268 00:27:26,251 --> 00:27:31,251 《目覚めたときには ほら 夏休みが始まる》 269 00:27:34,259 --> 00:27:44,259 ・~