1 00:00:01,968 --> 00:00:06,701 <大型連休 初日 魂子さんの家に 遊びに来ました> 2 00:00:06,734 --> 00:00:11,067 りんね 桜ちゃん いらっしゃ?い 入って入って? 3 00:00:15,467 --> 00:00:17,434 これは… 4 00:00:17,467 --> 00:00:19,834 魂子さま ドロボーにでも 入られたんですか 5 00:00:19,868 --> 00:00:22,834 ちょっと 50年ぶりに 大そうじをね 6 00:00:22,868 --> 00:00:26,801 りんね せめて自分の荷物だけでも なんとかしてくれない? 7 00:00:26,834 --> 00:00:29,100 欲しい物は 持って帰って いいから 8 00:00:29,133 --> 00:00:31,968 本当か おばあちゃん! 9 00:00:32,000 --> 00:00:37,434 -お・ば・あ・ちゃんと 呼ばないで? -いででででで 痛い痛い痛い…! 10 00:00:37,467 --> 00:00:48,467 届けMelody この空の果てまで 11 00:00:59,033 --> 00:01:04,167 踏み出した足 引き返せない 12 00:01:04,200 --> 00:01:09,434 舞う砂が 視界さえぎる 13 00:01:09,467 --> 00:01:14,434 怯えてるのかい? 逃げ出したいのかい? 14 00:01:14,467 --> 00:01:20,100 巡る弱さを 吹き飛ばして 15 00:01:20,133 --> 00:01:25,367 手を伸ばして つかみ取るのは 16 00:01:25,400 --> 00:01:29,701 キミと再会するGoalだ 17 00:01:29,734 --> 00:01:34,467 届けMelody いまボクらの 18 00:01:34,501 --> 00:01:40,334 境界線のトビラは 開くかな? 19 00:01:40,367 --> 00:01:48,467 輝いた未来で 笑い合えると信じて 20 00:01:48,501 --> 00:01:51,067 あの場所が目印だね 21 00:01:51,100 --> 00:01:56,868 どこまでも ずっと歩いてゆくのさ 22 00:02:10,167 --> 00:02:13,501 六道くんて おじいさんが亡くなるまで 23 00:02:13,534 --> 00:02:16,400 おじいさんと 魂子さんと 暮らしてたんだよね 24 00:02:16,467 --> 00:02:17,801 ああ 25 00:02:17,834 --> 00:02:21,100 <六道りんねの祖父は 普通の人間だったので 26 00:02:21,133 --> 00:02:25,901 死神・魂子は 人間界で暮らしていたのだ> 27 00:02:25,934 --> 00:02:33,300 おじいちゃん おばあちゃんとの 思い出の品や 家具の数々… 28 00:02:33,334 --> 00:02:35,434 いくらで売れるかな 29 00:02:35,467 --> 00:02:38,968 -売るんだ -最近 いろいろ苦しいんですよ 30 00:02:46,834 --> 00:02:49,100 りんね様 布団がありますよ 31 00:02:49,133 --> 00:02:53,033 布団 ありがたい 持ち帰って使おう 32 00:02:53,067 --> 00:02:59,200 引っ張り出しますよ! 33 00:02:59,234 --> 00:03:00,534 大丈夫? 34 00:03:00,767 --> 00:03:07,367 あららっ ま?しょ?がないわね 散らかして? 35 00:03:07,400 --> 00:03:09,601 どの口が それを言う? 36 00:03:09,634 --> 00:03:15,300 あら? ま?っ懐かしい りんねのアルバムだわ! 37 00:03:15,334 --> 00:03:19,167 え? 六道くんの 38 00:03:22,067 --> 00:03:24,567 うわ? フツーだ? 39 00:03:24,601 --> 00:03:28,334 普通に 人間の小学校に 通ってたからな 40 00:03:28,367 --> 00:03:34,868 -遠足で 地獄見学…? -死神小学校にも通っていたからな 41 00:03:34,901 --> 00:03:38,167 -二重生活 -塾みたいなもんだ 42 00:03:38,200 --> 00:03:42,701 そうか? 両方の学校に 通ってたんだ… 43 00:03:42,734 --> 00:03:47,601 え? 知らなかったんだ? 桜ちゃん 44 00:03:47,634 --> 00:03:50,667 なんか 色々意外で 楽しいですね? 45 00:03:50,701 --> 00:03:54,701 真宮 桜はいいとして おばあちゃん 46 00:03:54,734 --> 00:03:58,200 大そうじから 逃げてるだけだろう 47 00:03:58,234 --> 00:04:01,100 いででででで… 48 00:04:01,133 --> 00:04:06,167 そんなイジワル言うと 桜ちゃんに あんたの黒い過去を バラスわよ?? 49 00:04:06,200 --> 00:04:09,734 -え… -りんね様の 黒い過去? 50 00:04:09,767 --> 00:04:15,300 ほら! 中学時代のアルバム! 51 00:04:15,334 --> 00:04:21,400 不良… これ… 六道くんの おとうさんじゃないですか? 52 00:04:21,434 --> 00:04:25,467 ええ てっきり りんねとばかり思ってたわ 53 00:04:25,501 --> 00:04:29,834 -マジでか -りんねは こっち 54 00:04:32,367 --> 00:04:37,133 -あらやだ マジメ -よかった フツーで 55 00:04:40,901 --> 00:04:45,067 -おやじ! -鯖人! 何しに来たの?? 56 00:04:45,100 --> 00:04:49,434 おかあさまが大そうじをしている って聞いて お手伝いに 57 00:04:51,701 --> 00:04:55,567 気のせい…? なんか 片付いてる… 58 00:04:59,133 --> 00:05:01,100 じゃ 59 00:05:01,133 --> 00:05:06,801 あんたのようなゴクツブシに… 渡す物は ひとつもないわ?っ! 60 00:05:06,834 --> 00:05:11,267 -これまた 失礼しました?! -危ないところだったわ 61 00:05:11,300 --> 00:05:15,367 しかし… 少し持っていって もらった方が 良かったのでは? 62 00:05:15,400 --> 00:05:19,701 それにこの家具 よく見ると 結構 傷んでますよ 63 00:05:19,734 --> 00:05:23,801 -管理が 杜撰だったのかも… -これでは売れんか 64 00:05:23,834 --> 00:05:26,567 だからって 捨てるのもねぇ 65 00:05:26,601 --> 00:05:30,367 もしかすると 片付けられない人の 典型さんか? 66 00:05:30,400 --> 00:05:33,100 だって おじいちゃんや りんねと暮らした 67 00:05:33,133 --> 00:05:35,934 楽しい思い出の つまった 家具なのよ 68 00:05:35,968 --> 00:05:40,300 -キズの一つ一つが 愛しいわ -魂子さん… 69 00:05:40,334 --> 00:05:43,300 じゃ? もう 元に戻すしかないだろう 70 00:05:43,334 --> 00:05:46,701 そうね ちゃんと整理しながら やりましょう 71 00:05:46,734 --> 00:05:49,100 ごちゃごちゃ 詰めこむんじゃなくて 72 00:05:49,133 --> 00:05:53,300 ああ 大きな家具から順番に 奥に詰めていこう 73 00:05:55,334 --> 00:06:00,267 -キャルーン! これ りんねが貼ってたシール -そうだっけ 74 00:06:00,300 --> 00:06:03,801 これは おじいちゃんと一緒に 買いに行った タンス 75 00:06:03,834 --> 00:06:09,467 -魂子さん なんでもよく覚えてますね -そりゃ? 忘れられないわよ 76 00:06:09,501 --> 00:06:11,968 よいしょ よいしょ 77 00:06:22,901 --> 00:06:27,734 -すっご?い! -疲れたけど なんか達成感 78 00:06:27,767 --> 00:06:30,868 -やりましたね? -ひと休み するか 79 00:06:30,901 --> 00:06:35,968 じゃあ おとっときの ドラヤの羊羹を 出すわね 80 00:06:35,968 --> 00:06:38,501 ?なんの音? 81 00:06:38,534 --> 00:06:41,033 なんの音でも いいが… 82 00:06:41,067 --> 00:06:46,000 たった今 きれいに片付けた部屋の 一番奥の押し入れから 83 00:06:46,033 --> 00:06:49,934 音が聞こえてくる事実が たまらなく イヤだ! 84 00:06:49,968 --> 00:06:56,300 た?ま?こ?奥様? 85 00:06:56,334 --> 00:07:00,734 -え…? -お?く?さ?ま? 86 00:07:00,767 --> 00:07:04,834 -黒星…? どうして… -くろぼし… って? 87 00:07:04,868 --> 00:07:07,167 おばあちゃんの契約黒猫だ 88 00:07:07,200 --> 00:07:11,267 長いこと 姿を見ないから 退職したのかと思っていたが… 89 00:07:11,300 --> 00:07:15,934 -どうしたの こんな所で -ですから… 90 00:07:15,968 --> 00:07:18,767 また あの世で 暮らす事になったから 91 00:07:18,801 --> 00:07:22,000 黒星 これとこれは 押し入れに しまっといて 92 00:07:22,033 --> 00:07:25,667 かしこまりました 93 00:07:27,334 --> 00:07:29,767 このお荷物 どちらに置きましょう? 94 00:07:29,801 --> 00:07:33,634 後で片付けるから この部屋に どんどん つっこんで? 95 00:07:33,667 --> 00:07:35,901 承知しやした? 96 00:07:35,934 --> 00:07:40,367 -で 押し入れに入ったまま… -荷物ごと 閉じこめられたと 97 00:07:40,400 --> 00:07:45,934 -あら?ごめんね 忘れてた -そこは 覚えておかないと 98 00:07:45,968 --> 00:07:47,234 ですよね 99 00:07:47,400 --> 00:07:51,934 でも よかったじゃない 久しぶりに 黒星に会えて 100 00:07:59,501 --> 00:08:04,234 -休憩にしましょうか -あ そうですね 101 00:08:04,267 --> 00:08:07,701 <全員 戦意喪失しました 102 00:08:07,734 --> 00:08:10,701 魂子さんのお屋敷は 広大なので…> 103 00:08:10,734 --> 00:08:16,734 片付かない部屋が 五つや六つや 七つあっても 全然暮らせるし? 104 00:08:16,767 --> 00:08:20,934 そういう考えでいるから 片付かないのでは? 105 00:08:20,968 --> 00:08:23,968 も? 大そうじは また今度にしよう 106 00:08:24,000 --> 00:08:27,601 あと百年くらい かかるんじゃないか 107 00:08:27,634 --> 00:08:30,000 まるで お変わりない 108 00:08:39,434 --> 00:08:41,968 じゃあね? ミホちゃん リカちゃん 109 00:08:42,000 --> 00:08:46,367 -バイバイ 桜ちゃん -また明日? 110 00:08:46,400 --> 00:08:51,868 <その人は 直接 私を訪ねてきました> 111 00:08:54,968 --> 00:08:57,467 やあ 真宮 桜ちゃん 112 00:08:57,501 --> 00:09:00,667 六道くんの おとうさん どうしたんです? 113 00:09:00,701 --> 00:09:03,167 道端で 土下座なんかして… 114 00:09:03,200 --> 00:09:06,834 お金 貸して? 115 00:09:09,000 --> 00:09:12,601 待ちたまえ まあ 待ちたまえ 116 00:09:12,634 --> 00:09:17,734 はあ 六道くんの誕生日プレゼントを 買うお金 117 00:09:17,767 --> 00:09:20,701 うん びっくりさせよーと 思ってね 118 00:09:20,734 --> 00:09:24,834 -誕生日 いつですか? -うん? いつだっけ 119 00:09:24,868 --> 00:09:29,567 とにかく この件は りんねには 秘密にして 120 00:09:29,601 --> 00:09:33,133 -おい -はああっ 121 00:09:33,167 --> 00:09:34,400 六道くん 122 00:09:34,934 --> 00:09:37,834 毎度毎度 おやじが すまん 真宮 桜 123 00:09:37,868 --> 00:09:41,501 -逃げた -ちっ 124 00:09:41,534 --> 00:09:47,467 おとうさん どうしたの? 傷だらけだったけど 125 00:09:47,501 --> 00:09:49,734 はっ! 126 00:09:49,767 --> 00:09:54,667 六道りんね! おやじは どこだ! 隠すと ためにならんぞ! 127 00:09:54,701 --> 00:09:58,000 -記死神(しるしがみ) 架印(かいん)… -誰が隠すか! 128 00:09:58,033 --> 00:10:02,567 いつものように ぼくの母に たかりに来たんだろうが… 129 00:10:02,601 --> 00:10:05,200 奥様も 架印さまも お留守ですよ 130 00:10:05,234 --> 00:10:11,434 そっかー せっかく来たのになー 131 00:10:11,467 --> 00:10:16,868 -じゃ よろしく言っといて -はいっ! 132 00:10:16,901 --> 00:10:18,868 あ… 133 00:10:18,901 --> 00:10:19,968 ま? 134 00:10:20,067 --> 00:10:24,934 その場で トドメを刺してくれれば よかったものを 135 00:10:29,267 --> 00:10:32,100 -鳳(あげは)くん 大変だ! -ん? 136 00:10:32,133 --> 00:10:34,968 うん? まだなにも 言ってないよ? 137 00:10:34,968 --> 00:10:37,434 いや とりあえず で なに? 138 00:10:37,467 --> 00:10:40,000 実は かくかく しかじか 139 00:10:40,033 --> 00:10:43,100 ええ りんねが入院 140 00:10:43,133 --> 00:10:45,133 かわいそうな りんね 141 00:10:45,167 --> 00:10:48,167 手術しなけりゃ いけないかも しれない 142 00:10:48,200 --> 00:10:51,501 ああっ でも お金がっ… 143 00:10:51,534 --> 00:10:54,934 へえ… 144 00:10:54,968 --> 00:10:58,033 で 結局また逃げちゃったのね? 145 00:10:58,067 --> 00:11:01,667 ああ その前に5 6発 殴っといたがな 146 00:11:01,701 --> 00:11:05,767 -でも なんで私たちにお金… -ですね 147 00:11:05,801 --> 00:11:08,634 りんね様に隠れて コソコソと 148 00:11:08,667 --> 00:11:13,334 息子の知り合いにまで 金を借りに 来るよーになったら 終わりだな 149 00:11:13,367 --> 00:11:17,567 おやじのやつ… 150 00:11:17,601 --> 00:11:20,334 最初に おれに 相談してくれていれば 151 00:11:20,367 --> 00:11:24,968 今みたいに 災厄をまき散らし 過ちを繰り返す前に 152 00:11:24,968 --> 00:11:30,701 あの美しい輪廻の輪に送って 新しい命を 与えてやれたのに… 153 00:11:30,734 --> 00:11:36,167 <ポエミーな事を言っているが 翻訳 すると “ブッ殺す”的な事である> 154 00:11:38,334 --> 00:11:41,734 社長は なにかを買い戻そうと してらっしゃるんです 155 00:11:41,767 --> 00:11:45,667 おねえちゃん おねえちゃん なにか知ってるのね 156 00:11:45,701 --> 00:11:52,033 あなた どなた 私は鯖人様の ただの美人秘書ですわ 157 00:11:52,067 --> 00:11:55,801 -投げ銭 -痛い 158 00:11:55,834 --> 00:11:59,067 今日の午前中の事… 159 00:12:00,734 --> 00:12:04,067 いつものように 借金取り達が やってきて… 160 00:12:04,100 --> 00:12:08,400 社長室の備品や金目のもの あらいざらい 持ち去りました 161 00:12:08,434 --> 00:12:11,434 もちろん いつものよーに 社長は逃げていて 162 00:12:11,467 --> 00:12:13,501 立ち会いは しませんでした 163 00:12:13,534 --> 00:12:16,434 -これだけかよ -しけてんな 164 00:12:16,467 --> 00:12:18,801 でも 戻ってきた社長は 165 00:12:18,834 --> 00:12:21,667 -ん? あれは どうした? -あれって? 166 00:12:21,701 --> 00:12:24,167 ほら 机の上にあった… 167 00:12:24,200 --> 00:12:27,667 それが なんなのか ハッキリ おっしゃらなかったけど 168 00:12:27,701 --> 00:12:30,167 よほど大切な物だったのか 169 00:12:30,200 --> 00:12:33,033 買い戻さないと お金 貸して 170 00:12:33,067 --> 00:12:37,234 その前に お給料 半年分 いただかないと… 171 00:12:37,267 --> 00:12:43,567 え? 待って 買い戻すって… お金を払うつもりなの 172 00:12:43,601 --> 00:12:47,868 あのおとうさんが お金を 払ってまで 買い戻したい物って 173 00:12:47,901 --> 00:12:50,200 いったい なんだろう 174 00:12:50,234 --> 00:12:56,667 そんな事より 金策に失敗した おやじが 次にやる事といったら 175 00:12:56,701 --> 00:12:59,200 想像がつく 176 00:12:59,234 --> 00:13:02,300 <ここは あの世の リサイクルショップである> 177 00:13:02,334 --> 00:13:07,167 借金の差し押さえ品は 明日の 開店と同時に 放出される 178 00:13:07,200 --> 00:13:10,334 それまでは 店内の保管庫に あるはずだ 179 00:13:10,367 --> 00:13:14,167 あっ 本当にいた 180 00:13:14,200 --> 00:13:17,334 -おい -ぎくり 181 00:13:17,367 --> 00:13:20,200 一応 聞こう なにをやっているんだ? 182 00:13:20,234 --> 00:13:24,834 ふっ りんね 世の中にはな 183 00:13:24,868 --> 00:13:28,400 金には かえられない 大切な物があるんだ! 184 00:13:28,434 --> 00:13:31,501 それが 他人にとっては 価値のない物でも… 185 00:13:31,534 --> 00:13:34,567 他に言う事は? 186 00:13:34,601 --> 00:13:38,701 -あらっ でも社長 おかしいわ -いつも おかしいでしょ 187 00:13:38,734 --> 00:13:42,200 いいえ いつもの社長なら 捜し物は ともかく 188 00:13:42,234 --> 00:13:46,567 この倉庫の中の 豪華な家具や 家電に 目がくらむはず 189 00:13:46,601 --> 00:13:49,901 そうか それには 目もくれないなんて… 190 00:13:49,934 --> 00:13:52,200 確かに おかしいですよ 191 00:13:52,234 --> 00:13:59,267 堕魔死神カンパニー 差し押さえ品… 192 00:13:59,300 --> 00:14:04,634 ガラクタばっかりじゃない 193 00:14:04,667 --> 00:14:07,868 あったあああっ! 194 00:14:07,901 --> 00:14:13,033 差し押さえ品ですので お金を お支払いください 195 00:14:15,567 --> 00:14:17,534 あっ 196 00:14:17,567 --> 00:14:20,601 これが… お金を 払ってでも取り返したい 197 00:14:20,634 --> 00:14:24,634 お金に かえられない大切な物… 198 00:14:24,667 --> 00:14:29,467 あの 私… お金 貸しましょうか? 199 00:14:29,501 --> 00:14:31,467 なっ… 真宮 桜 200 00:14:31,501 --> 00:14:34,567 -くれるのかい -貸すって言ってんでしょ! 201 00:14:34,601 --> 00:14:38,567 -ダメだ 真宮 桜! -だって これ… 202 00:14:38,601 --> 00:14:44,267 六道くんが小さい頃の写真… だよね 203 00:14:45,934 --> 00:14:50,667 一枚しか… なかったから… 204 00:14:54,200 --> 00:14:56,734 なんで おれに隠してた 205 00:14:56,767 --> 00:15:00,033 照れてたのよ きっと 206 00:15:00,067 --> 00:15:03,501 <私は おとうさんに 千円 貸しました 207 00:15:03,534 --> 00:15:09,968 でもきっと お金は返ってこない そんな予感がしていました> 208 00:15:11,968 --> 00:15:14,434 かっ 返してくれたーっ! 209 00:15:14,467 --> 00:15:16,434 -なにっ -奇跡です! 210 00:15:16,467 --> 00:15:19,100 ふっふふふ… 211 00:15:19,133 --> 00:15:22,501 写真立ての裏に お金 隠してたんですか 212 00:15:22,534 --> 00:15:26,601 5万円 213 00:15:34,434 --> 00:15:36,734 <大型連休の後半 214 00:15:36,767 --> 00:15:39,968 クラスメートの 野呂井カナさんが 困っているので 215 00:15:40,000 --> 00:15:42,901 キャンプ場に やって来ました> 216 00:15:42,934 --> 00:15:49,100 -カナちゃ?ん 来たよ? -桜ちゃ?ん 217 00:15:50,868 --> 00:15:55,033 り りんね様 ここは 金持ちの村ですか? 218 00:15:55,067 --> 00:16:00,100 ろ 六文 豪邸の数々に 圧倒されるな 平常心だ 219 00:16:00,133 --> 00:16:03,300 あのな キャンプ場のコテージだぞ 220 00:16:05,400 --> 00:16:10,534 何があったの? カナちゃん? 221 00:16:10,567 --> 00:16:14,501 この貸しコテージに 着いた日の事よ 222 00:16:14,534 --> 00:16:17,701 <おかしな封筒が 投げこんであったの 223 00:16:17,734 --> 00:16:21,868 中に ヘンなお札みたいな物が 何枚か入っていて 224 00:16:21,901 --> 00:16:23,868 それを見た 弟が…> 225 00:16:23,901 --> 00:16:27,267 かっこい?っ 悪魔召喚の 呪符だって 226 00:16:27,300 --> 00:16:29,434 悪魔召喚 227 00:16:29,467 --> 00:16:32,601 気持ち悪いわね? 捨てなさい そんな物 228 00:16:32,634 --> 00:16:35,868 -え? -悪魔なんて いるわけないでしょ 229 00:16:35,901 --> 00:16:41,234 -いるかもしれないじゃんか? -絶対いないわよ! バカっ! 230 00:16:41,267 --> 00:16:44,167 <封筒は取りあげて 捨てたはずなのに 231 00:16:44,200 --> 00:16:48,300 その日から弟は 毎晩 こっそりコテージを抜け出して…> 232 00:16:48,334 --> 00:16:52,701 -どこに? -それが… 233 00:16:52,734 --> 00:16:57,000 <心配して 後を追おうとするんだけど 234 00:16:57,033 --> 00:17:00,734 いつも かき消すように いなくなっちゃって> 235 00:17:00,767 --> 00:17:02,834 困ったね 236 00:17:02,868 --> 00:17:07,033 ふふふふ… ねえちゃん 今晩が最後だ 237 00:17:07,067 --> 00:17:12,000 毎晩 呪符を燃やして 悪魔召喚の儀式を行ってきた 238 00:17:12,033 --> 00:17:13,968 タイシ! 239 00:17:14,033 --> 00:17:18,634 そして今夜… この最後の 呪符を燃やした時 悪魔が… 240 00:17:18,667 --> 00:17:22,834 -悪魔なんて いるわけないでしょ? -いるよ? 絶対 241 00:17:22,868 --> 00:17:26,300 -かせっ -こっ これは… 242 00:17:26,334 --> 00:17:28,300 本物 243 00:17:28,334 --> 00:17:32,601 きみ… 悪魔を召喚したら どうなるか 知っているのか? 244 00:17:32,734 --> 00:17:33,667 え…? 245 00:17:33,701 --> 00:17:37,000 出会った瞬間 悪魔に引き裂かれるか… 246 00:17:37,033 --> 00:17:38,968 あるいは うまく契約を交わして 247 00:17:39,033 --> 00:17:41,000 願いを かなえてもらったとしても 248 00:17:41,033 --> 00:17:46,100 最終的に 魂を奪われ 地獄に連れ去られるんだぞ 249 00:17:46,133 --> 00:17:51,367 -そ… そんな… -ど どうしよう ねえちゃん 250 00:17:51,400 --> 00:17:55,033 やあ カナちゃん 今夜 バーベキューやらないかい? 251 00:17:55,067 --> 00:17:58,534 隣のコテージの 魔狭人くん 252 00:18:09,000 --> 00:18:13,200 -おまえの仕業か? -な なんの事かな? 253 00:18:13,234 --> 00:18:16,534 <悪魔 魔狭人は 六道りんねを怨んでいる 254 00:18:16,567 --> 00:18:19,834 心の狭い悪魔なのだ> 255 00:18:19,868 --> 00:18:24,567 ステキな人がお隣で 楽しい休日に なるはずだったのに… 256 00:18:24,601 --> 00:18:30,434 思ってるほど 深刻な事態には ならないと思うよ 257 00:18:30,467 --> 00:18:32,901 言いがかりは やめてくれ りんねくん 258 00:18:32,934 --> 00:18:36,234 僕は バカンスを楽しみに来ただけだ 259 00:18:36,267 --> 00:18:41,334 そうか 証拠もなしに疑って 悪かったな 魔狭人 260 00:18:41,367 --> 00:18:42,267 ん 261 00:18:42,300 --> 00:18:46,834 おい六道 何を言ってる そいつが犯人に決まってるだろう 262 00:18:46,868 --> 00:18:50,834 なあ?に どうせ今夜になれば わかる事だ 263 00:18:50,868 --> 00:18:56,634 え… それじゃ 六道くん 264 00:18:56,667 --> 00:19:00,868 悪魔召喚の儀式 今夜 やりとげるように 265 00:19:00,901 --> 00:19:03,934 だって そんな事したら 悪魔が… 266 00:19:03,968 --> 00:19:07,934 とりあえず呼び出して おれたちで フルボッコにするから 267 00:19:07,968 --> 00:19:10,434 あ それもそうだな 268 00:19:10,467 --> 00:19:13,567 貧乏な りんねくんは あくせく働くといい 269 00:19:13,601 --> 00:19:19,200 僕は引き続き 優雅に休暇を楽しむから 270 00:19:20,868 --> 00:19:25,834 さてと… 帰るか 271 00:19:25,868 --> 00:19:29,467 夜まで暇だし 遊びに来てやったぞ? 272 00:19:29,501 --> 00:19:35,200 くっ この疫病神 行く先々で 僕の邪魔をする 273 00:19:35,234 --> 00:19:38,634 <この辺一帯のコテージに 呪符を投げこんで 274 00:19:38,667 --> 00:19:43,734 引っかかったバカ者に 召喚の儀式を行わせ 275 00:19:43,767 --> 00:19:48,334 満願の今夜 あのガキの魂を 地獄に連れ去る> 276 00:19:48,367 --> 00:19:50,334 あははははは! 277 00:19:50,367 --> 00:19:54,868 <バカンスとバイトを兼ねた 完璧な計画だったのに> 278 00:19:54,901 --> 00:19:59,801 どうする ついにガキが今夜 最後の呪符を燃やして 279 00:19:59,834 --> 00:20:02,234 儀式を やりとげてしまったら… 280 00:20:02,267 --> 00:20:08,133 僕は 否応なく召喚されて フ フルボッコ… 281 00:20:08,167 --> 00:20:10,834 -おい -ぎゃああああ! 282 00:20:10,868 --> 00:20:12,901 野菜 持ってきました 283 00:20:12,934 --> 00:20:15,968 せっかくなので バーベキューでもしよう 284 00:20:16,000 --> 00:20:18,734 悪いけど そんな気分じゃ… 285 00:20:18,767 --> 00:20:20,934 待てよ… 286 00:20:23,267 --> 00:20:28,300 -うわ? ステキだ? -もうかってんだな? お前んとこ 287 00:20:28,334 --> 00:20:31,200 ま? ゆっくりしていくと いいさ 288 00:20:31,234 --> 00:20:34,734 ああ ぼく このまま死んでも いいです 289 00:20:34,767 --> 00:20:39,701 -おいおい仕事中だぞ 六文 -死ねば いいのに 290 00:20:39,734 --> 00:20:41,701 なにか言ったか? 291 00:20:41,734 --> 00:20:43,701 いえ なにも 292 00:20:43,734 --> 00:20:46,367 だけど タイシくん 召喚の儀式って 293 00:20:46,400 --> 00:20:48,601 どこで どんな風に やってたの? 294 00:20:48,634 --> 00:20:53,801 それが… いつも気がつくと 真っ暗な場所に立っていて 295 00:20:53,834 --> 00:20:57,067 その先に ボウッと出る 丸い模様が… 296 00:20:57,100 --> 00:21:02,834 -丸い模様…? -魔法陣か…? 297 00:21:02,868 --> 00:21:08,400 それは… こんな模様じゃなかったかい 298 00:21:11,200 --> 00:21:13,501 肉が もったいないだろーが! 299 00:21:13,534 --> 00:21:18,934 見て 六道くん! このテーブルの模様… 魔法陣! 300 00:21:18,968 --> 00:21:21,634 僕が見たのは これだ! 301 00:21:21,667 --> 00:21:25,267 そして… いつの間にか 呪符を持っていて… 302 00:21:25,300 --> 00:21:27,968 あっ! 303 00:21:31,133 --> 00:21:34,834 -ふ… -羽根 304 00:21:34,868 --> 00:21:40,133 -魔狭人 おまえ… -儀式を始めよう 305 00:21:47,167 --> 00:21:49,434 これは 地獄の穴さ… 306 00:21:49,467 --> 00:21:52,834 まもなく現れる 数千騎の悪魔の軍団が 307 00:21:52,868 --> 00:22:02,234 きみたちを 引き裂くだろう! はーッ ははははは… 308 00:22:11,434 --> 00:22:13,434 え… 309 00:22:15,100 --> 00:22:19,200 -ね? 悪魔は?? -まだ見たいの? 310 00:22:19,234 --> 00:22:22,100 だから あの人が悪魔だよ 311 00:22:22,133 --> 00:22:25,834 引き裂くだろう それから なんだって? 312 00:22:25,868 --> 00:22:28,968 なんでも ありません 313 00:22:30,634 --> 00:22:39,300 愛は どこにだって 美しく宿るよ 314 00:22:39,334 --> 00:22:48,033 時には探そう 忘れるのが人だから 315 00:22:48,067 --> 00:22:56,734 君は どこでいつ 誰想って祈るの 316 00:22:56,767 --> 00:23:06,634 知らなくてもいい このまま話していたいよ 317 00:23:06,667 --> 00:23:17,634 なぜ本気で伝えたいと 願うことほど届かないのさ 318 00:23:17,667 --> 00:23:25,467 声無き声に勇気を 口に出せる勇気を 319 00:23:25,501 --> 00:23:35,033 ただ思ってるだけじゃ 何も無いことと同じさ ほら 320 00:23:35,067 --> 00:23:50,167 気取る言葉 並べないで 大袈裟なくらいの言葉にしよう