1 00:00:01,960 --> 00:00:04,212 (ナレーション) 英雄とは何だろうか? 2 00:00:04,295 --> 00:00:07,007 その答えは誰にも分からない 3 00:00:07,340 --> 00:00:11,970 力を持った者なら 気が遠くなるほど目にしてきた 4 00:00:12,053 --> 00:00:15,682 だが 皆 英雄にはなりえなかった 5 00:00:16,307 --> 00:00:17,434 (メノウ・鏡(かがみ))ンッ… 6 00:00:17,517 --> 00:00:20,979 (ダークドラゴン) よくぞ 全ての試練を乗り越え— 7 00:00:21,062 --> 00:00:23,940 我がもとに たどりついた 8 00:00:24,607 --> 00:00:26,317 ♪~ 9 00:01:50,860 --> 00:01:52,862 ~♪ 10 00:01:58,535 --> 00:02:03,248 (ダークドラゴン)進む先は1つ だが 先は見えない 11 00:02:03,331 --> 00:02:08,503 よくぞ 勇気を振り絞り あの穴へ飛び込んだ 12 00:02:08,586 --> 00:02:11,840 おぬしこそ 真に強き者 13 00:02:11,923 --> 00:02:13,299 (鏡)えっ いや… 14 00:02:13,383 --> 00:02:16,678 俺たち ナイフ使って 下りてきただけなんだけど 15 00:02:16,761 --> 00:02:20,723 (ダークドラゴン)なんだと? なぜナイフが ここに? 16 00:02:20,807 --> 00:02:23,017 そのような前例は… 17 00:02:23,101 --> 00:02:25,353 (鏡)あんた モンスターだよな 18 00:02:25,436 --> 00:02:26,771 (ダークドラゴン)いかにも 19 00:02:26,855 --> 00:02:31,860 我は この世界の特異点のひとつ ダークドラゴン 20 00:02:31,943 --> 00:02:33,027 (メノウ)ついに… 21 00:02:33,111 --> 00:02:34,571 特異点だと? 22 00:02:34,654 --> 00:02:38,908 {\an8}(ダークドラゴン)そう この世界の全てを知る者 23 00:02:38,992 --> 00:02:42,996 {\an8}そして この世界の 機能を保ち続ける者 24 00:02:43,079 --> 00:02:45,331 {\an8}(鏡)神 …なのか? 25 00:02:45,415 --> 00:02:49,127 {\an8}(ダークドラゴン)否… 我と神とは異なる存在だ 26 00:02:49,210 --> 00:02:51,462 (鏡)異なる存在? 27 00:02:51,546 --> 00:02:53,715 やっぱり 神はいるんじゃねえか 28 00:02:53,798 --> 00:02:56,843 (ダークドラゴン) 我に恐怖を感じないのか? 29 00:02:56,926 --> 00:03:00,638 (鏡)話もできるんだ 怖がる必要はないだろう? 30 00:03:00,722 --> 00:03:02,849 戦わなくても済みそうだしな 31 00:03:02,932 --> 00:03:05,685 (ダークドラゴン) 戦うつもりだったのか 32 00:03:05,768 --> 00:03:09,230 言っておくが 我は魔王よりも強いぞ 33 00:03:09,314 --> 00:03:12,734 魔王さまより強いだと? バカを言うな! 34 00:03:12,817 --> 00:03:14,777 (ダークドラゴン)“魔王さま”? 35 00:03:14,861 --> 00:03:18,948 魔族が どうして ここに? ありえるのか? 36 00:03:19,032 --> 00:03:20,742 前例はないが… 37 00:03:20,825 --> 00:03:23,453 (メノウ)貴様からは 魔力を一切 感じない 38 00:03:23,536 --> 00:03:25,997 それで 魔王さまよりも強いなどと… 39 00:03:26,080 --> 00:03:27,749 (ダークドラゴン)当然だ 40 00:03:27,832 --> 00:03:32,629 おぬしたちは常に 我が放つ魔力に包まれている 41 00:03:32,712 --> 00:03:33,880 (2人)ハッ… 42 00:03:33,963 --> 00:03:35,798 {\an8}(ダークドラゴン) 自覚できるのは— 43 00:03:35,882 --> 00:03:39,594 {\an8}それを押しのけるほどの 魔力を持つ者のみ 44 00:03:39,677 --> 00:03:40,637 アア… 45 00:03:41,137 --> 00:03:43,223 (メノウ)だから 魔王さまやエステラーには— 46 00:03:43,306 --> 00:03:45,683 この者の存在を知覚できたのか 47 00:03:46,100 --> 00:03:49,229 なあ この世界の機能って何だよ? 48 00:03:49,312 --> 00:03:51,022 (ダークドラゴン) おぬしたちのような— 49 00:03:51,105 --> 00:03:55,068 真に強き者を 定期的に生みだすことだ 50 00:03:55,151 --> 00:03:57,070 定期的? 51 00:03:57,153 --> 00:04:01,324 (ダークドラゴン)ここは 到達者の力を知るための場所… 52 00:04:01,407 --> 00:04:05,578 本来 武器やアイテムは 持ち込めないのだが… 53 00:04:05,662 --> 00:04:08,957 まあ よい 合格としよう 54 00:04:09,040 --> 00:04:10,083 (メノウ)合格? 55 00:04:10,166 --> 00:04:12,710 (ダークドラゴン) よくぞ 魔王を倒し— 56 00:04:12,794 --> 00:04:16,005 この最後の地への道を切り開いた 57 00:04:16,089 --> 00:04:17,465 誇るがよい 58 00:04:17,548 --> 00:04:19,425 “魔王を倒した”? 59 00:04:19,509 --> 00:04:21,344 何を言っている? 60 00:04:22,470 --> 00:04:24,013 もしかして ここって— 61 00:04:24,097 --> 00:04:26,975 1万ゴールドのアイテムを買っても 来られたのか? 62 00:04:27,058 --> 00:04:31,437 (ダークドラゴン)いかにも あれも強さを証明する手段 63 00:04:31,521 --> 00:04:33,940 力ではなく知恵 64 00:04:34,023 --> 00:04:38,903 加えて カリスマ性がなければ たどりつけないことの証明 65 00:04:38,987 --> 00:04:42,073 おぬしたちは それを手に入れたのか 66 00:04:42,156 --> 00:04:44,200 (鏡)いや そうじゃないけど… 67 00:04:44,742 --> 00:04:46,494 (鏡)ここは 魔王を倒すか— 68 00:04:46,577 --> 00:04:49,747 1万ゴールドを集めれば 到達できる場所… 69 00:04:49,831 --> 00:04:50,665 ハッ… 70 00:04:50,748 --> 00:04:53,584 我々は 魔王さまを殺し… 71 00:04:53,668 --> 00:04:54,919 ンンッ… 72 00:04:55,003 --> 00:04:56,045 ごまかすぞ 73 00:04:56,129 --> 00:04:59,340 (鏡)ああ 俺が この手で魔王を殺した 74 00:04:59,424 --> 00:05:01,718 とどめの一撃は腹パンだ 75 00:05:01,801 --> 00:05:03,469 (ダークドラゴン)腹… パン? 76 00:05:03,553 --> 00:05:06,305 魔王も予想してなかったんだろうな 77 00:05:06,389 --> 00:05:09,183 すさまじい断末魔の叫びだったよ 78 00:05:09,267 --> 00:05:13,062 (魔王)ギャ~ッ! 鏡さん マジ イケメン! 79 00:05:13,146 --> 00:05:14,314 グエッ! 80 00:05:14,397 --> 00:05:16,858 (ダークドラゴン)前代未聞だ 81 00:05:16,941 --> 00:05:21,487 というより そこの魔族は 何ゆえ 人間の味方をした? 82 00:05:21,571 --> 00:05:22,989 (鏡)洗脳したんだよ 83 00:05:23,072 --> 00:05:25,408 (ダークドラゴン) 魔族を洗脳だと? 84 00:05:25,491 --> 00:05:29,454 (鏡)28時間くらい監禁して ひたすらビンタと勧誘と— 85 00:05:29,537 --> 00:05:34,125 スキルによる なんか それっぽい力で身も心も… 86 00:05:34,208 --> 00:05:36,252 でも 不完全だったみたいで— 87 00:05:36,336 --> 00:05:41,257 魔王を慕いながらも攻撃を仕掛ける ヤバいヤツになっちゃったんだ 88 00:05:41,341 --> 00:05:45,011 あのときは さすがの俺も 胸が熱くなったぜ 89 00:05:45,094 --> 00:05:45,970 (メノウ)グッ… 90 00:05:46,054 --> 00:05:50,683 (ダークドラゴン)ともかく 魔王を倒したのは確かなのだろう 91 00:05:50,767 --> 00:05:54,854 あれの魔力を感じなくなって もう3か月たつ 92 00:05:54,937 --> 00:05:56,355 3か月? 93 00:05:56,898 --> 00:06:00,193 (鏡)サルマリアで エステラーに 連れていかれたころか… 94 00:06:00,276 --> 00:06:03,696 こいつにも感知できない所に 隠したんだな 95 00:06:03,780 --> 00:06:05,948 それで勘違いしてるのか 96 00:06:06,032 --> 00:06:08,284 (ダークドラゴン)真に強き者よ 97 00:06:08,367 --> 00:06:11,788 おぬしの願いを 1つだけ かなえてやろう 98 00:06:11,871 --> 00:06:15,917 この世界で できることであれば 何でもかまわぬ 99 00:06:16,000 --> 00:06:18,628 ただし 人間のみだが 100 00:06:18,711 --> 00:06:21,047 その願いをかなえたうえで— 101 00:06:21,130 --> 00:06:25,426 次の選択肢から どちらかを選ばなければならない 102 00:06:25,510 --> 00:06:26,511 選ぶ? 103 00:06:26,594 --> 00:06:27,887 (ダークドラゴン)1つ 104 00:06:27,970 --> 00:06:31,808 この世界を捨てて 次のステージへと赴くこと 105 00:06:31,891 --> 00:06:34,268 何だよ? 次のステージって 106 00:06:34,352 --> 00:06:36,437 (ダークドラゴン) それは 選択した者のみ— 107 00:06:36,521 --> 00:06:38,773 知る権利が与えられる 108 00:06:38,856 --> 00:06:43,569 だが より厳しい戦いへの道を 歩むことになるだろう 109 00:06:43,653 --> 00:06:48,616 (鏡)そこにあるのか? この世界の仕組みにつながる何かが 110 00:06:48,699 --> 00:06:49,742 2つ目は? 111 00:06:49,826 --> 00:06:51,828 (ダークドラゴン) 力は残したまま— 112 00:06:51,911 --> 00:06:57,250 魔王討伐に関する記憶と 付随する事実の全てを抹消して— 113 00:06:57,333 --> 00:06:59,127 地上に戻る 114 00:06:59,210 --> 00:07:02,380 これは ここまでの道のりで傷つき 115 00:07:02,463 --> 00:07:07,468 もはや 戦いを望まぬ者のために 用意された選択肢だ 116 00:07:07,552 --> 00:07:09,720 戦ってきた記憶はないのに— 117 00:07:09,804 --> 00:07:12,265 メチャクチャ強い状態で 戻されるのか? 118 00:07:12,348 --> 00:07:14,016 (ダークドラゴン)そのとおりだ 119 00:07:14,100 --> 00:07:19,647 おぬしを知る者たちも おぬしが戦ったという記憶を失う 120 00:07:19,730 --> 00:07:22,733 そんなことをして 何の意味がある? 121 00:07:22,817 --> 00:07:25,069 (ダークドラゴン) 心を癒やした おぬしが— 122 00:07:25,153 --> 00:07:28,573 再び この場所へ戻るよう 願っている 123 00:07:28,656 --> 00:07:31,951 言ったであろう 我は強き者を— 124 00:07:32,034 --> 00:07:35,204 定期的に生みだすために 存在すると 125 00:07:35,288 --> 00:07:37,915 えっ? 待てよ そんな… 126 00:07:37,999 --> 00:07:39,083 鏡どの? 127 00:07:39,167 --> 00:07:41,085 (鏡)ありえないだろう… 128 00:07:41,169 --> 00:07:43,337 さすがに ありえちゃダメだ 129 00:07:43,421 --> 00:07:46,007 ていうか 記憶がないんだから— 130 00:07:46,090 --> 00:07:48,968 必ずしも ここに戻ってくるとは 限らないじゃん 131 00:07:49,051 --> 00:07:52,430 (ダークドラゴン) それはそれで 致し方なきこと 132 00:07:52,513 --> 00:07:56,350 戦う意志のない者を 強引に送り出すよりも— 133 00:07:56,434 --> 00:07:59,145 いつか また強き精神を携え— 134 00:07:59,228 --> 00:08:03,649 ここに戻る可能性を残すほうが よほど有意義だ 135 00:08:03,733 --> 00:08:06,277 もしも戻らなかったら どうする? 136 00:08:06,360 --> 00:08:08,905 (ダークドラゴン) 強き者は ほかにもいる 137 00:08:08,988 --> 00:08:12,909 いや でも 強さを証明する方法がないだろう 138 00:08:12,992 --> 00:08:15,745 全員が1万ゴールドを 集めるってのか? 139 00:08:15,828 --> 00:08:17,997 魔王は 俺が倒してるんだぞ 140 00:08:18,080 --> 00:08:21,751 (鏡)この世界には もう 存在しないじゃないか! 141 00:08:22,293 --> 00:08:23,127 ハッ… 142 00:08:23,211 --> 00:08:24,712 (ダークドラゴン)だからこそ— 143 00:08:24,795 --> 00:08:29,759 おぬしの戦いに関する記憶と事実を 全て消し去るのだ 144 00:08:29,842 --> 00:08:32,970 魔王は これより復活する 145 00:08:33,054 --> 00:08:36,891 いや リセットされると 言ったほうが正しいか 146 00:08:36,974 --> 00:08:38,059 はぁ? 147 00:08:38,142 --> 00:08:43,523 そうか… これまで 人間は 一度も魔王を倒したことがない 148 00:08:43,606 --> 00:08:48,569 それは つまり 倒したという事実が 残されていないだけだったんだな 149 00:08:48,653 --> 00:08:49,529 ハッ… 150 00:08:49,612 --> 00:08:51,239 (ダークドラゴン)そのとおり 151 00:08:51,322 --> 00:08:52,782 (ダークドラゴン) 魔王は これまでも— 152 00:08:52,865 --> 00:08:55,660 幾度となく殺され続けてきた 153 00:08:55,743 --> 00:08:59,956 (メノウ)しかし それでは 私が お慕いしていた魔王さまは… 154 00:09:00,039 --> 00:09:02,750 (ダークドラゴン) 前の魔王が殺されたのち 155 00:09:02,833 --> 00:09:05,127 新たに生みだされた者だ 156 00:09:05,211 --> 00:09:06,254 (メノウ)アア… 157 00:09:06,337 --> 00:09:09,298 そして 倒されたという記憶も消される 158 00:09:09,382 --> 00:09:10,883 だから リセットか 159 00:09:10,967 --> 00:09:15,721 (ダークドラゴン)そうだ 最後にリセットが行われてから30年 160 00:09:15,805 --> 00:09:17,223 30年? 161 00:09:17,306 --> 00:09:20,184 (ダークドラゴン) 今回の魔王は強すぎた 162 00:09:20,268 --> 00:09:25,314 魔王を強制的に排除できないのは この仕組みの欠点だな 163 00:09:25,398 --> 00:09:26,524 待て! 164 00:09:26,607 --> 00:09:29,860 だったら 魔王さまの娘である アリスさまは どうなる!? 165 00:09:29,944 --> 00:09:32,405 (ダークドラゴン) あらゆる記憶を消したうえで— 166 00:09:32,488 --> 00:09:35,533 ただの魔族として再配置される 167 00:09:35,616 --> 00:09:37,451 無論 おぬしもな 168 00:09:37,535 --> 00:09:38,411 (メノウ)アア… 169 00:09:38,494 --> 00:09:41,664 それは全て 神が作った仕組みなのか? 170 00:09:41,747 --> 00:09:45,084 (ダークドラゴン)そうだ 何もかも 強き人間を— 171 00:09:45,167 --> 00:09:48,671 次のステージへ送り出すために 存在する 172 00:09:48,754 --> 00:09:51,465 どうして強い人間が必要なんだ? 173 00:09:51,549 --> 00:09:52,967 (ダークドラゴン) それを知りたくば— 174 00:09:53,050 --> 00:09:55,553 次のステージへ行くことだ 175 00:09:55,636 --> 00:09:57,888 我の口からは語れぬ 176 00:09:58,431 --> 00:10:00,182 (鏡)だいぶ分かってきた… 177 00:10:00,266 --> 00:10:03,185 モンスターを倒すと お金が手に入る 178 00:10:03,686 --> 00:10:07,189 自分よりも強いモンスターを倒すと 強くなる 179 00:10:07,273 --> 00:10:11,444 この世界では あらかじめ 道筋が用意されていて— 180 00:10:11,527 --> 00:10:15,573 それに従って生きるのが いちばん効率がいい 181 00:10:16,365 --> 00:10:18,117 全ては 魔王を倒し— 182 00:10:18,200 --> 00:10:22,997 次のステージに行ける強い人間を 作るための装置だったのかよ 183 00:10:23,080 --> 00:10:26,584 前の魔王が倒されてから30年… 184 00:10:26,667 --> 00:10:29,962 エステラーは焦り しびれを切らせたんだ 185 00:10:30,046 --> 00:10:34,508 だから 俺たちを殺さず もっと強くさせようとして… 186 00:10:34,592 --> 00:10:38,638 (ダークドラゴン) 真に強き者よ 願いを告げよ 187 00:10:38,721 --> 00:10:40,514 そして 選ぶのだ 188 00:10:40,598 --> 00:10:46,145 次のステージへ進むか いま一度 引き返し 安息を得るか 189 00:10:46,228 --> 00:10:47,647 (鏡)選ばねえよ 190 00:10:47,730 --> 00:10:48,689 (ダークドラゴン)うん? 191 00:10:48,773 --> 00:10:51,317 (鏡)魔族は絶対に消させない 192 00:10:51,400 --> 00:10:54,695 俺の中にある メノウや魔王のおっさん 193 00:10:54,779 --> 00:10:57,156 そして アリスとの記憶も! 194 00:10:57,239 --> 00:10:58,699 鏡どの… 195 00:10:58,783 --> 00:11:00,201 (ダークドラゴン)なぜだ? 196 00:11:00,284 --> 00:11:04,955 魔族など リセットの度に 生まれ直してきた存在ではないか 197 00:11:05,039 --> 00:11:09,043 あのさ 魔族も 俺たちと同じように笑うんだぜ 198 00:11:09,126 --> 00:11:10,294 (ダークドラゴン)うん? 199 00:11:10,378 --> 00:11:13,047 (鏡)人間と一緒に 徹夜で働いたり— 200 00:11:13,130 --> 00:11:16,175 人間よりも ずっと素直で 気遣いもできて— 201 00:11:16,258 --> 00:11:18,052 優しいヤツだっている 202 00:11:18,135 --> 00:11:20,388 俺を鍛えようとしたり… 203 00:11:21,639 --> 00:11:23,474 (ダークドラゴン)何が言いたい? 204 00:11:23,557 --> 00:11:25,476 そんな仕組み… 205 00:11:25,768 --> 00:11:27,478 俺が ぶっ壊す 206 00:11:27,561 --> 00:11:30,189 (ダークドラゴン) 壊す? どうやって? 207 00:11:30,272 --> 00:11:33,484 (鏡)お前を倒せば リセットされなくなるんだろう? 208 00:11:33,567 --> 00:11:35,569 (ダークドラゴン)バカなことを… 209 00:11:35,653 --> 00:11:39,281 我は 神より この世界を任されし者 210 00:11:40,157 --> 00:11:41,450 (殴る音) 211 00:11:41,534 --> 00:11:42,451 (ダークドラゴン)うん? 212 00:11:43,702 --> 00:11:45,579 (ダークドラゴン)すばらしい 213 00:11:45,663 --> 00:11:48,082 その速さ その力… 214 00:11:48,165 --> 00:11:50,793 過去に ここへ たどりついた者たちより— 215 00:11:50,876 --> 00:11:53,045 はるかに優れている 216 00:11:53,129 --> 00:11:54,547 ゆえに惜しい 217 00:11:54,630 --> 00:11:55,464 (鏡)うん? 218 00:11:55,548 --> 00:11:57,383 (ダークドラゴン) おぬしには 是が非でも— 219 00:11:57,466 --> 00:12:00,010 次のステージへ行ってもらいたい 220 00:12:00,094 --> 00:12:03,347 そう思うなら 強制的に連れていけよ 221 00:12:03,431 --> 00:12:06,225 いや マジで そうされたら困るけど 222 00:12:06,308 --> 00:12:09,895 (ダークドラゴン) 我は 神によって作られた存在 223 00:12:09,979 --> 00:12:13,274 神が決めたルールには 決して背かぬ 224 00:12:13,357 --> 00:12:16,026 だったら あんたをぶっ飛ばして… 225 00:12:16,110 --> 00:12:18,612 神が決めたルールをぶち壊す 226 00:12:18,696 --> 00:12:20,906 (ダークドラゴン)愚かな… 227 00:12:20,990 --> 00:12:22,533 不可能だ 228 00:12:22,616 --> 00:12:24,326 -(鏡)アア… -(メノウ)鏡どの! 229 00:12:24,410 --> 00:12:26,662 離れてろ 絶対に手を出すな! 230 00:12:30,958 --> 00:12:32,209 (爆発音) 231 00:12:32,293 --> 00:12:34,503 (メノウ)クッ… そんな… 232 00:12:34,587 --> 00:12:37,173 どれほどの魔力があれば こんな芸当が… 233 00:12:37,256 --> 00:12:40,342 (ダークドラゴン) これは 我が力の片鱗(へんりん) 234 00:12:40,426 --> 00:12:45,222 我は 世界中を覆い尽くすほどの 魔力を保有している 235 00:12:45,306 --> 00:12:48,517 無尽蔵と言っても過言ではない 236 00:12:49,602 --> 00:12:51,770 (メノウ) ダークドラゴンはレベル500 237 00:12:51,854 --> 00:12:55,065 鏡どのであれば 倒せるかもと考えていたが 238 00:12:55,149 --> 00:12:57,151 これは あまりにも… 239 00:12:59,862 --> 00:13:01,030 鏡どの! 240 00:13:01,113 --> 00:13:02,782 (ダークドラゴン)生きていたか 241 00:13:02,865 --> 00:13:06,952 やはり おぬしは 期待したとおりの存在だ 242 00:13:08,037 --> 00:13:09,455 (メノウ)気を失ってる? 243 00:13:09,538 --> 00:13:11,582 (ダークドラゴン) これほどまでに傷つき— 244 00:13:11,665 --> 00:13:13,876 死の寸前まで追いやられ— 245 00:13:13,959 --> 00:13:18,547 気を失っても なお 闘争心を失わないとは… 246 00:13:18,631 --> 00:13:20,090 見事だ 247 00:13:21,217 --> 00:13:22,593 (蹴る音) (ダークドラゴン)グウッ… 248 00:13:22,676 --> 00:13:24,803 誰が気を失ったって? 249 00:13:26,096 --> 00:13:28,557 諦めの悪さ 根性… 250 00:13:28,641 --> 00:13:31,560 それと タフさが俺の売りでね 251 00:13:31,644 --> 00:13:36,315 (ダークドラゴン)なぜ動ける? まだ余力を残しているのか 252 00:13:36,899 --> 00:13:38,776 結構 防いでたんだぜ 253 00:13:38,859 --> 00:13:41,904 (鏡)片手で熱線に触れて 爆発させて— 254 00:13:41,987 --> 00:13:45,407 もう片方の手で振り抜き 爆風をそらす 255 00:13:45,491 --> 00:13:48,953 (鏡)…て 正直 直撃しまくったけどな 256 00:13:49,036 --> 00:13:49,912 (メノウ)ウウ… 257 00:13:49,995 --> 00:13:51,330 (ダークドラゴン)ンン… 258 00:13:51,413 --> 00:13:55,334 さあ 続きだ! 今度は もっとうまく防いでやる 259 00:13:55,417 --> 00:13:57,545 (ダークドラゴン) なぜ まだ戦おうとする? 260 00:13:57,628 --> 00:13:58,462 あっ… 261 00:13:58,546 --> 00:14:02,883 (ダークドラゴン)次が 今以上の 攻撃となるのは分かっておろう 262 00:14:02,967 --> 00:14:04,718 なのに なぜ… 263 00:14:04,802 --> 00:14:07,471 おぬしは怖くないのか? 264 00:14:07,555 --> 00:14:10,558 そういう仕組みだからって 諦めたくない 265 00:14:10,641 --> 00:14:13,644 何もせず 大切な友人を殺されて 266 00:14:13,727 --> 00:14:19,275 一生 後悔し続ける未来を 想像するほうが 俺は怖い 267 00:14:19,358 --> 00:14:23,487 (ダークドラゴン)誠 面白き者よ 268 00:14:23,571 --> 00:14:26,365 ならば 試させてもらおう! 269 00:14:26,448 --> 00:14:27,533 よせ! 270 00:14:27,616 --> 00:14:30,870 鏡どのを死なせてしまったら そちらも困るのだろう! 271 00:14:30,953 --> 00:14:31,996 (ダークドラゴン)そのときは— 272 00:14:32,079 --> 00:14:35,416 その程度の人間であったと いうだけのこと! 273 00:14:37,668 --> 00:14:41,589 (爆発音) 274 00:14:41,672 --> 00:14:44,300 クッ… 鏡どの! 275 00:14:44,383 --> 00:14:45,968 -(鏡)呼んだ? -(メノウ)えっ!? 276 00:14:46,051 --> 00:14:46,969 (ダークドラゴン)ハッ!? 277 00:14:47,469 --> 00:14:48,304 ヒヒッ… 278 00:14:48,804 --> 00:14:52,433 (ダークドラゴン)全方位からの 攻撃をどうやって抜け出した? 279 00:14:52,516 --> 00:14:55,936 この魔法には欠点がある そうだろう? 280 00:14:56,020 --> 00:14:56,895 (ダークドラゴン)うん? 281 00:14:56,979 --> 00:14:59,815 (鏡)俺が 煙に紛れて 移動している間も— 282 00:14:59,899 --> 00:15:02,610 あんたは同じ場所を攻撃し続けた 283 00:15:02,693 --> 00:15:06,697 それって 相手の正確な位置を つかめてないってことだ 284 00:15:06,780 --> 00:15:07,865 (ダークドラゴン)否! 285 00:15:07,948 --> 00:15:11,160 本来ならば 攻撃対象から放たれる魔力で— 286 00:15:11,243 --> 00:15:13,037 位置を把握できる 287 00:15:13,120 --> 00:15:14,872 だが おぬしからは… 288 00:15:14,955 --> 00:15:19,376 あ~ 悪いな 俺は 魔力が ほとんどないんで 289 00:15:19,460 --> 00:15:22,087 そっちは 全然 成長しなかったからさ 290 00:15:22,171 --> 00:15:27,176 とはいえ 1つでも当たっていれば ただでは済まなかったはずだ 291 00:15:27,259 --> 00:15:30,346 {\an8}それがさ さっき やられたとき 292 00:15:30,429 --> 00:15:32,681 {\an8}おかしな変化に 気づいたんだ 293 00:15:32,765 --> 00:15:33,432 {\an8}(ダークドラゴン) うん? 294 00:15:33,515 --> 00:15:36,435 (鏡)爆風をしのごうと思ったら… 295 00:15:37,770 --> 00:15:39,938 -(メノウ)ハッ… -(ダークドラゴン)何だ それは 296 00:15:40,022 --> 00:15:43,233 今のと同じの もう1発 撃ってみな 297 00:15:43,317 --> 00:15:44,735 (ダークドラゴン)ンッ! 298 00:15:48,614 --> 00:15:49,740 (爆発音) 299 00:15:49,823 --> 00:15:51,408 跳ね返した!? 300 00:15:51,492 --> 00:15:56,163 (鏡)ああ 俺のパンチの威力分 速度をプラスしてな 301 00:15:56,246 --> 00:15:58,415 (ダークドラゴン) 我との戦いで成長し— 302 00:15:58,499 --> 00:16:02,336 レベルを上げたというのか この土壇場で 303 00:16:02,419 --> 00:16:06,799 なんという奇跡 なんという剛運の持ち主よ! 304 00:16:06,882 --> 00:16:08,842 レベルなんて上がってないぞ 305 00:16:08,926 --> 00:16:13,639 (ダークドラゴン)その力は 人間にのみ許された可能性の結晶 306 00:16:13,722 --> 00:16:15,724 スキルに間違いない 307 00:16:15,808 --> 00:16:19,228 でなければ 突然 手に入るわけが… 308 00:16:19,311 --> 00:16:22,022 {\an8}(ダークドラゴン) レベル999!? 309 00:16:22,106 --> 00:16:23,982 {\an8}いや それより… 310 00:16:24,066 --> 00:16:26,860 村人だとー!? 311 00:16:26,944 --> 00:16:28,112 ありえぬ… 312 00:16:28,195 --> 00:16:31,115 村人は 才能を持たずして 生まれた存在 313 00:16:31,198 --> 00:16:32,366 それが!? 314 00:16:32,449 --> 00:16:36,954 だとしても 強すぎる 村人は 所詮 村人 315 00:16:37,037 --> 00:16:40,874 いや それより もはやレベルは上がらぬはず 316 00:16:40,958 --> 00:16:43,836 スキルを突然 覚えるなど 不可能! 317 00:16:43,919 --> 00:16:49,174 正論だけど 俺は限界を超えて 強くなれるスキルを持ってるんだ 318 00:16:49,258 --> 00:16:50,676 {\an8}(鏡)今の戦いで— 319 00:16:50,759 --> 00:16:52,761 {\an8}ちょうど これを 獲得できるくらいまでは 320 00:16:52,845 --> 00:16:54,596 {\an8}成長したんじゃ ねえの? 321 00:16:54,680 --> 00:16:56,181 (ダークドラゴン)ンン… 322 00:16:56,682 --> 00:16:59,476 おぬしのような者は見たことがない 323 00:16:59,560 --> 00:17:02,563 死なせるには あまりにも惜しい 324 00:17:02,646 --> 00:17:05,816 我は初めて希望を見いだした 325 00:17:05,899 --> 00:17:06,984 希望? 326 00:17:07,067 --> 00:17:08,444 (ダークドラゴン)おぬしには— 327 00:17:08,527 --> 00:17:11,905 是が非でも 次のステージへ行ってもらう 328 00:17:11,989 --> 00:17:14,158 (鏡)…で リセットするんだろう? 329 00:17:14,241 --> 00:17:17,369 (ダークドラゴン) 当然だ それが我の務め 330 00:17:17,453 --> 00:17:18,954 なら… 331 00:17:19,705 --> 00:17:21,749 戦うしかないな 332 00:17:21,832 --> 00:17:25,169 (ダークドラゴン) なぜ そうまでして魔族を守る? 333 00:17:25,252 --> 00:17:29,131 そこにいる者も 洗脳して 利用したのだろう? 334 00:17:29,214 --> 00:17:30,466 (エステラーの声)それはウソだ 335 00:17:30,549 --> 00:17:31,383 (メノウ・鏡)ハッ… 336 00:17:32,134 --> 00:17:34,636 (エステラー) むしろ ウソだらけと言うべきか 337 00:17:38,932 --> 00:17:40,476 (鏡)エステラー… 338 00:17:42,102 --> 00:17:43,228 (メノウ)エステラー… 339 00:17:43,312 --> 00:17:44,646 なぜ ここに? 340 00:17:44,730 --> 00:17:48,358 あまりにも面白すぎるショーが 始まっていたのでな 341 00:17:48,442 --> 00:17:50,986 一部始終 見させてもらった 342 00:17:51,069 --> 00:17:52,112 フフフフッ… 343 00:17:52,696 --> 00:17:55,657 ここまで取り乱すこいつを見るのも 初めてだ 344 00:17:55,741 --> 00:17:58,160 (ダークドラゴン) 我を愚弄するのか? 345 00:17:58,243 --> 00:18:00,704 いやいや そんなつもりはない 346 00:18:00,788 --> 00:18:01,997 (鏡)おい 347 00:18:02,080 --> 00:18:03,832 魔王は無事なのか? 348 00:18:03,916 --> 00:18:06,502 (エステラー)安心しろ ちゃんと保護している 349 00:18:06,585 --> 00:18:07,586 うん? 350 00:18:07,669 --> 00:18:11,006 それより 神をぶっ飛ばす件は どうなった? 351 00:18:11,089 --> 00:18:12,382 次のステージこそ— 352 00:18:12,466 --> 00:18:15,469 神に近づく手段だと 気づいてはいるんだろう? 353 00:18:15,552 --> 00:18:19,306 そのために大事なもん失ってたら 意味ないだろう 354 00:18:19,389 --> 00:18:20,933 くだらないこと聞くなよ 355 00:18:21,016 --> 00:18:24,853 ほう… 魔族が リセットの度に 作られる存在だと— 356 00:18:24,937 --> 00:18:26,522 知ったというのにか? 357 00:18:26,605 --> 00:18:28,106 どうでもいいよ 358 00:18:28,190 --> 00:18:32,236 今 この世界で 自分の意思で 存在している あいつらが— 359 00:18:32,319 --> 00:18:33,779 俺には大事なんだ 360 00:18:33,862 --> 00:18:34,696 (メノウ)アア… 361 00:18:34,780 --> 00:18:38,909 この仕組みを知っても なお 魔族の身を案ずるとは… 362 00:18:38,992 --> 00:18:40,869 やはり 面白い男だ 363 00:18:40,953 --> 00:18:43,247 感動したぞ 鏡どの! 364 00:18:43,330 --> 00:18:46,458 このメノウ 魔王さまに仕える身ではあるが 365 00:18:46,542 --> 00:18:50,295 貴殿に何かあれば 命を賭して守ると約束しよう 366 00:18:50,379 --> 00:18:53,507 じゃ これからも カジノの運営 よろしく 367 00:18:53,590 --> 00:18:56,134 それのどこに命を賭す要素が… 368 00:18:56,218 --> 00:18:57,553 (ダークドラゴン)エステラー 369 00:18:57,636 --> 00:19:01,390 この者の言葉がウソだらけとは どういう意味だ? 370 00:19:01,473 --> 00:19:04,893 それに 魔王を保護しているだと? 371 00:19:05,727 --> 00:19:08,605 この男は 魔王さまを倒してなどいない 372 00:19:08,689 --> 00:19:12,734 (ダークドラゴン)ハッ!? だが 魔王の気配は感じられぬぞ 373 00:19:12,818 --> 00:19:14,278 (エステラー)当然だ 374 00:19:14,361 --> 00:19:17,155 我が空間の ゆがみの中に いるのだから 375 00:19:17,239 --> 00:19:18,073 (ダークドラゴン)アア… 376 00:19:18,156 --> 00:19:22,161 ここへ到達する者が あまりに長い間 現れない 377 00:19:22,244 --> 00:19:25,497 ゆえに 3か月ほど前 メシアを動かした 378 00:19:25,581 --> 00:19:26,999 (ダークドラゴン)メシアを!? 379 00:19:27,082 --> 00:19:29,459 (エステラー) だが この男に倒された 380 00:19:29,543 --> 00:19:30,961 (ダークドラゴン)なんだと!? 381 00:19:31,044 --> 00:19:33,422 (エステラー) この男は変わっていてな 382 00:19:33,505 --> 00:19:37,217 魔王さまを倒そうとしないどころか 救おうとした 383 00:19:37,301 --> 00:19:40,512 それゆえ 新たにルールを設けた 384 00:19:40,596 --> 00:19:44,349 到達者としてのポテンシャルは 十分 持ち合わせていたのでな 385 00:19:44,433 --> 00:19:47,227 えっ? じゃ 俺を ここに来させるために— 386 00:19:47,311 --> 00:19:48,770 ウソをついたってこと? 387 00:19:48,854 --> 00:19:50,272 ウソではない 388 00:19:50,355 --> 00:19:54,484 1年が過ぎれば 予定どおり 魔王さまを使うつもりだった 389 00:19:55,027 --> 00:19:57,446 ていうか お前は何なの? 390 00:19:57,529 --> 00:19:59,573 (エステラー) ダークドラゴンと同じ— 391 00:19:59,656 --> 00:20:02,451 この世界の機能を保つべき存在 392 00:20:02,534 --> 00:20:05,704 リセットの度に誕生する 魔王さまに仕え— 393 00:20:05,787 --> 00:20:08,749 魔族として その調和を保つ立場だ 394 00:20:08,832 --> 00:20:11,043 まあ 今回が いい例だ 395 00:20:11,126 --> 00:20:13,670 いつまでたっても 新たな動きがないとき 396 00:20:13,754 --> 00:20:16,548 私みたいな者がいないと 困るだろう? 397 00:20:16,632 --> 00:20:19,426 (ダークドラゴン) 魔王を倒していないとすれば— 398 00:20:19,509 --> 00:20:22,054 1万ゴールドを集めたのか 399 00:20:22,137 --> 00:20:24,431 (エステラー) 残念ながら それも違う 400 00:20:24,514 --> 00:20:25,974 (ダークドラゴン)では 一体… 401 00:20:26,058 --> 00:20:29,770 {\an8}地上から穴を掘って 自力で たどりついた 402 00:20:30,312 --> 00:20:34,232 (ダークドラゴン)えっ? す… すまぬ もう一度 言ってくれ 403 00:20:34,316 --> 00:20:36,568 さすがの私も驚いたよ 404 00:20:37,069 --> 00:20:39,613 (エステラー)大地の再生が 追いつかぬほどの速度で— 405 00:20:39,696 --> 00:20:40,739 掘り進むとはな 406 00:20:40,822 --> 00:20:42,157 (ダークドラゴン)バカな!? 407 00:20:42,240 --> 00:20:46,036 レベル500を超える勇者でも 突破できるわけが… 408 00:20:46,119 --> 00:20:48,580 (エステラー) その男は 一時的にだが 409 00:20:48,664 --> 00:20:51,625 レベル999の勇者と同等… 410 00:20:51,708 --> 00:20:54,586 もしくは それ以上の力を 発揮できるのだ 411 00:20:54,670 --> 00:20:58,590 (ダークドラゴン) レベル999の勇者!? 412 00:20:58,674 --> 00:20:59,800 この者は— 413 00:20:59,883 --> 00:21:02,219 次のステージへ行くための 2つの条件を— 414 00:21:02,302 --> 00:21:05,263 どちらも 満たしていないというのか! 415 00:21:05,347 --> 00:21:09,768 (エステラー)お前も見たであろう この男の規格外の強さを 416 00:21:09,851 --> 00:21:12,270 これまでにない希望を 417 00:21:12,354 --> 00:21:17,109 このような人間こそ 我らが 真に求めている存在ではないか? 418 00:21:17,192 --> 00:21:18,277 (ダークドラゴン)ンン… 419 00:21:18,360 --> 00:21:20,404 (鏡)あの… ちょっといい? 420 00:21:20,487 --> 00:21:21,905 どっちにしろ 俺— 421 00:21:21,989 --> 00:21:25,284 今 次とかに行く気ないから 地上に帰してくんない? 422 00:21:25,367 --> 00:21:27,369 (エステラー) 魔王さまは生きている 423 00:21:27,452 --> 00:21:30,372 お前が拒んでいるリセットは 行われない 424 00:21:30,455 --> 00:21:33,333 目指すべき場所である 次のステージへ行くのに— 425 00:21:33,417 --> 00:21:35,085 何の支障がある? 426 00:21:35,168 --> 00:21:39,006 (鏡)俺が そこへ行けば いずれ 誰かが魔王を倒す 427 00:21:39,089 --> 00:21:40,549 それじゃ意味がない 428 00:21:40,632 --> 00:21:42,300 俺が つぶしたいのは— 429 00:21:42,384 --> 00:21:45,178 リセットされる この世界の仕組みそのものだ 430 00:21:45,262 --> 00:21:46,680 {\an8}なるほど 431 00:21:46,763 --> 00:21:49,016 {\an8}だが この世界に とどまるかぎり— 432 00:21:49,099 --> 00:21:51,935 {\an8}その目的は 永久に達成できないぞ 433 00:21:52,019 --> 00:21:53,937 {\an8}(鏡)いや 次のステージには行く 434 00:21:54,021 --> 00:21:54,855 {\an8}(エステラー)うん? 435 00:21:54,938 --> 00:21:56,940 {\an8}でも それは今じゃない 436 00:21:57,024 --> 00:21:58,358 {\an8}ここで どう あがいても— 437 00:21:58,442 --> 00:22:00,444 {\an8}リセットの仕組みが 変わらないなら— 438 00:22:00,527 --> 00:22:02,320 {\an8}別の手段を取るだけだ 439 00:22:02,404 --> 00:22:04,698 だからこそ 地上に戻って— 440 00:22:04,781 --> 00:22:06,575 やっておきたいことが できた 441 00:22:06,658 --> 00:22:08,493 何をするつもりだ? 442 00:22:08,577 --> 00:22:12,873 それは 見てのお楽しみ どうせ また監視するんだろう? 443 00:22:12,956 --> 00:22:17,210 終わったら 1万ゴールドためて もう一度 ここに来るよ 444 00:22:17,294 --> 00:22:20,672 あっ でも その前に 魔王を返してくれ 445 00:22:20,756 --> 00:22:21,590 うん? 446 00:22:21,673 --> 00:22:23,425 俺がやりたいことのために— 447 00:22:23,508 --> 00:22:26,136 どうしても おっさんの力が 必要なんだよ 448 00:22:26,219 --> 00:22:29,389 (エステラー)魔王さまは 1万ゴールドを集めたときに返す 449 00:22:29,473 --> 00:22:31,183 そういう取り決めであろう 450 00:22:31,266 --> 00:22:35,145 そんな約束なしでも 俺は必ず集めきる 451 00:22:35,228 --> 00:22:38,899 できなかったら 戦争でも 何でも仕掛ければいいさ 452 00:22:38,982 --> 00:22:42,235 しかし 魔王さまの力は絶大だ 453 00:22:42,319 --> 00:22:44,988 手元に置いて 常々 弱らせておかねば… 454 00:22:45,072 --> 00:22:46,865 間に合わなかったときは— 455 00:22:46,948 --> 00:22:50,035 俺が全力で弱らせて 言うこと聞かせるからさ 456 00:22:50,118 --> 00:22:50,952 頼む! 457 00:22:51,036 --> 00:22:52,037 (エステラー)あっ… 458 00:22:52,120 --> 00:22:52,954 (ダークドラゴン)プッ… 459 00:22:53,038 --> 00:22:54,956 フハハハハッ! 460 00:22:55,040 --> 00:22:55,957 うん? 461 00:22:56,041 --> 00:22:57,459 (ダークドラゴン)ハハハハッ… 462 00:22:57,542 --> 00:22:59,628 よいではないか エステラー 463 00:22:59,711 --> 00:23:05,092 今 その者に魔王を渡したほうが 面白い未来が訪れそうだ 464 00:23:05,884 --> 00:23:07,260 確かにな 465 00:23:12,349 --> 00:23:13,517 (メノウ)魔王さま! 466 00:23:14,226 --> 00:23:15,268 ンンッ… 467 00:23:15,852 --> 00:23:17,979 ありがとう 信じてくれて 468 00:23:18,063 --> 00:23:21,483 信じたのではない 期待しただけだ 469 00:23:21,566 --> 00:23:25,529 私たちの予想を超える何かを しでかしてくれるとな 470 00:23:25,612 --> 00:23:26,446 (鏡)ンッ… 471 00:23:26,530 --> 00:23:28,865 (エステラー) 見届けさせてもらうぞ 472 00:23:28,949 --> 00:23:31,243 お前が この世界で やり残した— 473 00:23:31,326 --> 00:23:34,830 魔王さまを必要とする何かとやらを 474 00:23:42,003 --> 00:23:43,046 (鏡)あっ… 475 00:23:43,630 --> 00:23:45,298 (ダークドラゴンの声) 待っているぞ 476 00:23:45,382 --> 00:23:49,594 {\an8}英雄となる可能性を 持ちし者よ